説明

電解研磨方法

【課題】金属材料の分析用試料を調製するのに適した電解研磨方法を提供する。
【解決手段】研磨対象物Pの表面を電解研磨するにあたり、電解槽13に一対の電極14,15を設けるとともに、電解槽内に電解液を入れ、回転子25の回転によって電解液を攪拌し、一対の電極の一方を籠状電極15とし、この籠状電極に研磨対象物を搭載し、籠状電極を電解液中で上下動させながら、一対の電極間に通電して電解研磨を行う。電解槽の周囲を冷却水によって冷却するのがよい。また、一対の電極に対する通電の方向を所定の時間間隔で切り換えるのがよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は電解研磨方法に関し、特に金属材料の分析用試料を調製するのに適した方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、製鋼工程において成分分析を行う場合、レンガ製の試料採取器を用いて溶鋼を汲み取り、凝固した鋼を切断して試料を作製し、試料表面をグラインダーやベルターなどで研磨して分析に供することが行われている。鋼製品については製品の任意の部位から試料を切り取り、溶鋼の試料の場合と同様にグラインダーやベルターなどで表面を研磨して分析に供することが行われている。これら表面研磨された試料は機器分析のための試料であり、一般にブロック試料と呼ばれている。他方、ドリルで鋼などに穴を穿って切粉を採取し、化学分析の試料として用いることも行われている。分析試料は大別してこの二種類である。
【0003】
ところで、鉄鋼材料や特殊金属材料(以下、単に「金属材料」という)に含まれる成分のなかでも、特に炭素、硫黄、酸素、窒素、水素などは金属材料の物性に大きく影響することから、これらの成分を分析することが行われる。
【0004】
例えば、金属材料中の酸素分析を行う場合、分析用の試料を調製する必要がある。そこで、分析対象の金属材料から小型切断機で試料を切り取り、試料表面をヤスリで研磨し、ベルターなどで表面研磨した後、アルコールやアセトンなどの中で試料の超音波洗浄を行って脱水・脱脂し、分析に供するようにしている。酸素分析の場合、試料の大気酸化を防止する必要があるので、ブロック試料として加工して分析に用いるのが一般的である。これを一般的に乾式法という。
【0005】
酸素分析用の試料を調製する場合、前述のように、ヤスリやベルダーなどを用いて表面研磨すると、試料に摩擦熱が加わり、大気中の酸素に起因して表面酸化してしまい、試料に含まれる酸素量を正確に定量することが難しい。特に、酸素量が微量域(10ppmレベル)にあるときには大気酸化の影響で正しい測定値が得られない。
【0006】
他方、試料調製中に可能な限り大気酸化をさせない方法として、電解研磨法がある。電解研磨法は試料を予め任意の試料重量に調整し、これを電解液中に浸漬し、陽極と陰極の両電極の間に電圧を印加して電解するという方法である。
【0007】
試料表面を電解研磨する場合、電解研磨中は試料が常に電解液の中にあるので、大気との接触がなく、試料の酸化が起こりにくい。
【0008】
【特許文献1】特開平05−214600号公報
【特許文献2】特開平09−324300号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、電解研磨によって分析用の試料を研磨する場合、次のような問題があった。
1.陽極及び陰極には白金電極を用いるが、試料のうち、白金電極と接触している部分は試料表面の溶解むらを生じ、均一で平滑な表面とはならない。
2.電解中に槽内の電解液が不均一となってしまう。
3.電解中における電極への通電によって電解液の温度が上昇して試料の温度も上昇し、試料を電解液から取り出したときに大気酸化が起こるおそれがある。
4.電解中には電流の流れは陽極から陰極への一方向となるが、電解液中の不純物質が試料の表面に析出してくるおそれがある。
5.試料に炭素が含まれている場合、試料が焼鈍された状態であると、試料中の炭素がセメンタイト(Fe3C)の形態で存在し、電解研磨によっても溶解しない。
【0010】
本発明はかかる問題点に鑑み、分析用試料の調製に適した電解研磨方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
そこで、本発明に係る電解研磨方法は、研磨対象物の表面を電解研磨するにあたり、電解槽に一対の電極を設けるとともに、電解槽内に電解液を入れ、回転子の回転によって電解液を攪拌し、上記一対の電極の一方を籠状電極とし、この籠状電極に研磨対象物を搭載し、籠状電極を電解液中で上下動させながら、上記一対の電極間に通電して電解研磨を行うようにしたことを特徴とする。
【0012】
本発明の第1の特徴は一方の電極を籠状とし、籠状電極に研磨対象物(以下、「研磨対象物」を単に「試料」ともいう)を搭載して籠状電極を上下動させるようにした点にある。これにより、試料のあらゆる部分が籠状電極と接触するので、溶解むらを生じることはなく、均一で平滑な表面に研磨できる。
【0013】
本発明の第2の特徴は電解槽内に回転子を投入し、回転子を回転させることによって電解液を攪拌するようにした点にある。これにより、電解中に槽内の電解液が不均一となることはなく、電解研磨を安定に行うことができる。
【0014】
電解中には試料の温度も上昇するため、電解液の温度が上昇して試料を電解液から取り出したときに大気酸化が起こるおそれがある。そこで、電解槽の周囲を冷却水で冷却し、電解液が冷却水温度以上の温度にならないようにするのがよい。
【0015】
電解中には電流の流れを一方向にすると、電解液中の不純物質が試料の表面に析出してくるおそれがある。そこで、一対の電極に対する通電の方向を所定の時間間隔で切り換えるようにするのがよい。
【0016】
炭素を含む試料が焼鈍された状態にあると、試料中の炭素がセメンタイト(Fe3C)の形態で存在し、電解研磨によっても溶解しない。そこで、炭素を含有する試料を溶体化処理し、炭素を固溶した試料に対して電解研磨を行うようにするのがよい。炭素は溶体化処理をしても溶解されないが、単一元素として存在しているので、極性の切り換え方式によって電解中に炭素が脱落させることができ、超音波洗浄中にも脱落する。
【0017】
試料はそのまま電解研磨してもよいが、平滑な表面を得る上で、表面をヤスリ又はベルターによって機械研磨したものを用いるのがよい。
【0018】
電解研磨の終了後は直ちに、試料を電解液から取り出し、水洗し、アルコール又はアセトンなどの有機溶媒を用いて超音波洗浄し、脱水・脱脂を行うと、表面酸化を少なくできる。なお、いずれの工程も数秒程度の時間を与えればよく、長い時間超音波洗浄を行うと、超音波によって洗浄液が加熱され、表面酸化の原因となるおそれがある。洗浄工程中は試料表面は乾燥させてはならず、洗浄液で濡れた状態とする。試料表面が洗浄液で濡れていると、試料を大気中に取り出しても洗浄液が気化して試料表面を覆い、しかも気化するときに試料から気化熱を奪い試料を冷却することになるので、大気酸化は抑制される。
【0019】
即ち、分析用試料を調製するにあたっては電解研磨された後の試料を水洗した後、有機溶媒中で超音波洗浄して脱水・脱脂するのがよい。試料の乾燥は冷風乾燥がよいが、有機溶媒にアセトンを使用したときにはアセトンの沸点が53°Cと低いので、そのまま分析を行うくらいが大気酸化防止対策としてよい。
【0020】
また、本発明に係る電解研磨装置は、研磨対象物の表面を電解研磨するのに適した電解研磨装置において、電解液が入れられる電解槽と、該電解槽の槽底に投入され、その回転によって電解液を攪拌する回転子と、上記電解槽の槽底外側に設けられ、回転軸に上記回転子を磁着する磁石が取付けられた駆動モータと、上記電解槽中の電解液に浸漬され、一方の電極が研磨対象物を搭載し得る籠状をなす一対の電極と、上記籠状電極を上下動させる上下動機構と、上記一対の電極間に電流を通電する通電回路と、を備えたことを特徴とする。
【0021】
本発明の電解研磨装置では電解槽の周囲に冷却水を入れた冷却水槽又は冷却水を流通させる冷却水通路を設けるのがよい。また、通電回路は、一対の電極に対する通電の方向を一定の時間間隔で切り換えるように構成するのがよい。
【0022】
また、電解研磨装置には、洗浄冷却水が入れられる洗浄冷却水槽と、該洗浄冷却水槽内に浸漬され、有機溶媒が入れられる洗浄槽と、上記洗浄冷却水槽内の洗浄冷却水を介して上記洗浄槽内の研磨対象物に超音波を与えて超音波洗浄する超音波発生器と、を更に備えるのがよい。
【0023】
さらに、電解槽の上方を開閉可能な閉空間に構成するカバーと、カバー内の電解液の蒸気を吸着する吸着器と、を備えるのがよい。吸着器にはガラスウールにアルカリ性剤をしみ込ませた脱臭剤と活性炭を内蔵するのがよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図5は本発明に係る電解研磨装置の好ましい実施形態を示す。図において、電解研磨装置のハウジング10は側面大略L字状をなし、ハウジング10の上面前半部には左半部に平面四角形状の冷却水槽11が設けられ、右半部に平面四角形状の超音波洗浄冷却水槽12が設けられている。
【0025】
冷却水槽11内には電解槽13が設けられ、電解槽13内には電解液が入れられ、又電解槽13内には一対の白金電極14、15が浸漬され、一方の白金電極15は編み籠状に形成され、試料Pが搭載され、他方の白金電極14は電解槽13又はハウジング10に適切な治具によって支持されている。
【0026】
編み籠状の白金電極(以下、籠型電極という)15は吊り部材16によって吊り下げられ、吊り部材16の上端はアーム17の先端に取付けられ、アーム17の基部はロッド18に取付けられ、ロッド18はブッシュ19によって取付けブラケット20にスライド自在に支持され、取付けブラケット20はハウジング10に取付けられている。
【0027】
ロッド18の下端は楕円形状のカム21の外周カム面に摺接され、カム21はギアードモータ22の回転軸22Aに固定されており、こうしてカム21の回転によって支柱18が上下され籠型電極15を上下動させる上下動機構23が構成されている。
【0028】
また、冷却水槽11内には冷却水が入れられ、これによって電解槽13内の電解液の温度上昇が抑制されるようになっている。
【0029】
さらに、電解槽13の槽底には磁着可能な材料で作製された回転子25が投入され、又冷却水槽11の槽底外側には磁石26が設けられ、磁石26は駆動モータ27の回転軸に固定されており、磁石26の回転によって回転子25が回転されて電解槽13内の電解液を攪拌するようになっている。
【0030】
白金電極14及び籠型電極15には通電線が接続され、通電線には極性の切換え器28、ON・OFFスイッチ30及び電源29が接続されており、白金電極14及び籠型電極15の間には電流が流されるとともに、設定された時間間隔で通電の方向が切り換えられるようになっている。
【0031】
洗浄冷却水槽12内には洗浄冷却水が入れられるとともに、第1、第2の洗浄槽31、32が浸漬され、第1の洗浄槽31及び第2の洗浄槽32には有機溶媒が入れられ、洗浄冷却水槽12の下側には超音波発生器33が設けられている。
【0032】
また、ハウジング10の上面後半部は段部が立ち上がり形成され、段部上面は傾斜され、傾斜面にはON・OFFスイッチ30、パイロットランプ35、極性切換えタイマー36、直流電圧計37、直流電流計38、出力調整器39及び超音波洗浄器のスイッチ40がレイアウトされている。
【0033】
さらに、ハウジング10の側部には脱臭器41が設けられ、脱臭器41内には脱臭剤及び活性炭が内蔵されるとともに、吸引ファン及び駆動モータ(図示せず)が設けられ、脱臭器41の吸引口42は電解槽13の上方に設けられるとともに、電解槽13及び冷却水槽11の上方は透明なカバー43がこれらを覆うように設けられる一方、脱臭処理された排気は排気口44から排気されるようになっている。
【0034】
分析用の試料Pを調製する場合、試料Pを切断し、ヤスリ及びベルターなどで表面を研磨した後、必要に応じて溶体化処理を行い、炭素を固溶させる。こうして準備が済むと、試料Pを籠型電極15内に搭載し、スイッチ30をONにする。すると、白金電極14と籠型電極15との間に電流が流れ、試料Pが電解研磨される。
【0035】
タイマー36が設定された時間になると、極性切換え器28によって極性が切り換えられ、白金電極14と籠型電極15との間に流れる電流の方向が切り換えられる。
【0036】
このとき、電圧計37及び電流計38を監視し、通電電流が適切な値となるように、出力調整器37で調整する。電解研磨中における電圧は1.5V以下、電流は1A以下とし、あまり激しい電解反応が起こらないようにする。
【0037】
また、籠型電極15は上下動機構23によって上下動され、又回転子25はモータ27と磁石26とによって回転され、電解槽13内の電解液を攪拌する。
【0038】
電解研磨が済むと、試料Pを第1の洗浄槽31に投入した後引き上げて第2の洗浄槽32に投入し、脱水及び脱脂を行う。このとき、超音波発生器33を作動させ、脱水及び脱脂時に超音波を与えて超音波洗浄を行わせる。
【0039】
こうして洗浄が済むと、例えばドライヤーから冷風を吹き付けて有機溶媒を除去し、分析を行う。
【0040】
例えば、本例の装置を用い、次のような条件の下に試料を調製した。
供試料;高純度鉄(約1g)
電解液;濃塩酸
電解電流値;0、2A
電解時間;約5秒毎に極性を切り換えながら電解研磨を3回繰り返し、合計30秒間電解研磨を行った。
洗浄;水、エチルアルコール、アセトンを使用し、各数秒間行う。
【0041】
1.試料の表面観察
試料をヤスリ研磨しているので、電解研磨前には表面に凹凸状が観察されたが、電解研磨後は表面が平滑となり、マクロ組織が観察された。
【0042】
2.XSPによる表面酸素測定
図6はXSPによる表面酸素量を試料深さ方向に定量した結果を示す。このように、極表面層の酸素量は41〜47%と高く、これを積分して試料重量比で換算すると、約2ppmに相当する。これは試料を最終段階で冷風乾燥して大気に晒した結果であると考えられる。従って、できる限り大気に触れないような対策が重要となると考えられる。
【0043】
3.酸素分析結果の1例
図7はヤスリ研磨法と電解研磨法による酸素の比較分析結果を示す。電解研磨法ではアセトンによる洗浄の最終段階で、ドライヤーによる冷風乾燥Aを行って酸素分析した結果(A法)と、乾燥せずに酸素分析を行った結果(B法)を示す。なお、酸素分析は不活性ガス雰囲気高温溶融抽出−赤外線吸収測定法を用いた。このように、酸素分析を行う最終段階まで、大気酸化には厳重な注意を要することが確認された。この点で本例の電解研磨方法は分析試料の調製に最適であった。
【0044】
なお、本例では図4に示す上下動機構23を採用したが、他の方式を採用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明に係る電解研磨装置の好ましい実施形態の全体構成を示す概略斜視図である。
【図2】上記実施形態を示す正面図である。
【図3】上記実施形態を示す平面図である。
【図4】上記実施形態における上下動機23の1例を示す斜視図である。
【図5】上記実施形態における電気系の構成を示す図である。
【図6】本例の作用を説明するための図である。
【図7】本例の作用を説明するための図である。
【符号の説明】
【0046】
10 ハウジング
11 冷却水槽
12 超音波洗浄冷却水槽
13 電解槽
14 白金電極
15 籠型電極
23 上下動機構
25 回転子
26 磁石
27 駆動モータ
31 第1の洗浄槽
32 第2の洗浄槽
33 超音波発生器
41 脱臭器
43 カバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
研磨対象物の表面を電解研磨するにあたり、
電解槽に一対の電極を設けるとともに、電解槽内に電解液を入れ、回転子の回転によって電解液を攪拌し,
上記一対の電極の一方を籠状電極とし、この籠状電極に研磨対象物を搭載し、籠状電極を電解液中で上下動させながら、上記一対の電極間に通電して電解研磨を行うようにしたことを特徴とする電解研磨方法。
【請求項2】
電解槽の周囲を冷却水によって冷却するようにした請求項1記載の電解研磨方法。
【請求項3】
一対の電極に対する通電の方向を所定の時間間隔で切り換えるようにした請求項1記載の電解研磨方法。
【請求項4】
炭素を含有する研磨対象物を溶体化処理し、炭素を固溶した研磨対象物に対して電解研磨を行うようにした請求項1記載の電解研磨方法。
【請求項5】
表面がヤスリ又はベルターによって機械研磨された研磨対象物を電解研磨するようにした請求項1記載の電解研磨方法。
【請求項6】
請求項1記載の方法よって電解研磨された後の研磨対象物を有機溶媒中で超音波洗浄して脱水・脱脂するようにしたことを特徴とする分析用試料の調製方法。
【請求項7】
研磨対象物の表面を電解研磨するのに適した電解研磨装置において、
電解液が入れられる電解槽と、
該電解槽の槽底に投入され、その回転によって電解液を攪拌する回転子と、
上記電解槽の槽底外側に設けられ、回転軸に上記回転子を磁着する磁石が取付けられた駆動モータと、
上記電解槽中の電解液に浸漬され、一方の電極が研磨対象物を搭載し得る籠状をなす一対の電極と、
上記籠状電極を上下動させる上下動機構と、
上記一対の電極間に電流を通電する通電回路と、
を備えたことを特徴とする電解研磨装置。
【請求項8】
上記電解槽の周囲を冷却する冷却水槽又は上記電解槽の周囲に冷却水を流通させる冷却水通路が設けられている請求項7記載の電解研磨装置。
【請求項9】
上記通電回路は、上記一対の電極に対する通電の方向を一定の時間間隔で切り換えるようになっている請求項7記載の電解研磨装置。
【請求項10】
洗浄冷却水が入れられる洗浄冷却水槽と、該洗浄冷却水槽内に浸漬され、有機溶媒が入れられる洗浄槽と、上記洗浄冷却水槽内の洗浄冷却水を介して上記洗浄槽内の研磨対象物に超音波を与えて超音波洗浄する超音波発生器と、を更に備えた請求項7記載の電解研磨装置。
【請求項11】
上記電解槽の上方を開閉可能な閉空間に構成するカバーと、該カバー内の電解液の蒸気を吸着する吸着器と、を備えた請求項7記載の電解研磨装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2008−184639(P2008−184639A)
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−17835(P2007−17835)
【出願日】平成19年1月29日(2007.1.29)
【出願人】(507031664)
【Fターム(参考)】