説明

電話装置

【課題】 母親が一々操作を施さなくても電話装置の授業中における使用制限をかけられるようにする。
【解決手段】 登録されている時間割と現在時刻とから現在時刻が授業時間帯であると判定すると(S01ステップのY)、母親にしか通話またはメールの送受信ができない授業モードになり(S02ステップ)、授業中に通話操作又はメール操作があり(S08ステップのY、S12ステップのY)且つその相手先が母親であれば(S09ステップのY)通信を許可し(S10ステップ)、それ以外の相手先であれば通信を禁止する(S11ステップ)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話装置等の電話装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、多くの小学生が携帯電話装置を所有するようになっている。携帯電話装置は、子供が学校や塾から家に帰る時に親に容易に電話をかけられるという利点がある反面、子供が授業中にメールを行ったり、或いは親に内緒で有害サイトを見るといった問題も発生している。
【0003】
そこで、近年では、特定の相手先(例えば親)のみ通話やメールの送受信ができるように設定可能な携帯電話装置が製品化されている(例えば三洋電機製A5525SA等)。この携帯電話装置を活用するにあたり、親が予め携帯電話装置を、特定の相手先のみ通話やメールの送受信ができるようなモードに設定しておき、設定が完了した携帯電話装置を子供に渡すことにより、子供が授業中に友達等とメールをすることができないようにすることができる。
【0004】
また、子供が有害サイトを見ないようにするための技術が公開特許公報にて掲載されており、例えば特許文献1には、送受信するコンテンツ内容を一時的にメモリに記憶して、有害と思われるキーワードが含まれていれば、表示を禁止する携帯端末が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−293397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の市販されている携帯電話装置では、親が子供に携帯電話装置を渡す際に一々モードの設定を行わなければならず、操作が非常に面倒である。また、このモード設定を解除するにも親が設定を行わなければならない。このため、親は毎日モードの設定と解除を行わなければならない。
【0007】
また、引用文献1に記載の技術では、有害と思われるキーワードを複数格納しなければその効果を発揮することができず、有限であるメモリの記憶領域をキーワードで占有したり、コンテンツ内容を一旦保存する容量の大きなメモリを必要とする。その結果、コスト高を招くといった問題が生じる。
【0008】
そこで、本願発明では、簡単にコストをかけずに、更に親が一々面倒な設定操作を行わなくとも、子供が携帯電話装置を使用するのに制限をかけられる電話装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1記載の発明は、ユーザのスケジュールを登録するスケジュール登録手段と、現在時刻を計時する計時手段と、電話装置の機能の使用制限をかける制限手段と、を有し、前記計時手段が前記スケジュール登録手段に登録されているイベントの時刻を計時すると、前記制限手段が電話装置の機能の制限を自動的にかけることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の電話装置であり、前記機能の制限は、特定の相手先のみに通信を許可することであることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、時間割を登録する時間割登録手段と、現在時刻を計時する計時手段と、電話装置の機能の使用制限をかける制限手段と、を有し、前記計時手段が前記時間割登録手段により登録されている授業時間を計時すると、前記制限手段が電話装置の機能の制限を自動的にかけることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の電話装置であり、前記機能の制限は、特定の相手先のみに通話又はメール送受信を許可することであることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、少なくとも、特定の相手先のみに通話又はメールの送受信を行うことのみ許可する授業モード、所定時間毎に前記特定の相手先に現在位置の情報を送信する下校モードの2つのモードを有し、更に、 時間割を登録する時間割登録手段と、現在時刻を計時する計時手段と、前記授業モード又は下校モードにモードを切替えるモード切替手段と、を有し、前記時間割登録手段に登録されている時間割と、前記計時手段が計時する現在時刻との比較に基づいて、前記モード切替手段は、自動的に装置を前記授業モード又は下校モードに切替えることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、少なくとも、特定の相手先のみに通話又はメールの送受信を行うことのみ許可する授業モード、所定時間毎に前記特定の相手先に現在位置の情報を送信する下校モードの2つのモードを有し、更に、入力手段と、時間割を登録する時間割登録手段と、現在時刻を計時する計時手段と、前記授業モード又は下校モードにモードを切替えるモード切替手段と、を有し、前記入力手段により所定の設定操作が施された後に、前記時間割登録手段に登録されている時間割と、前記計時手段が計時する現在時刻との比較に基づいて、前記モード切替手段は、自動的に装置を前記授業モード又は下校モードに切替え、所定の設定操作が施されるまで前記切替が自動的に行われることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、登録したスケジュールの時刻に応じて電話装置に使用制限がかかるため、ユーザが一々使用制限をかけるための操作を施す必要がない。
請求項1記載の発明によれば、登録したスケジュールの時刻に応じて自動的に電話装置に使用制限がかかるため、ユーザが一々使用制限をかけるための操作を施す必要がない。
請求項3記載の発明によれば、登録した時間割に応じて自動的に電話装置に使用制限がかかるため、例えば親が携帯電話装置を子供に持たせる場合には、授業中は携帯電話装置を親と連絡を取るといった緊急時以外は使用できないようにすることが可能である。
請求項5記載の発明によれば、更に下校時刻になると自動的に所定時間毎に親に電話装置の現在位置情報を送信するため、親は子供が無事でいるか否かを確認することが可能である。
請求項6記載の発明によれば、例えば親が携帯電話装置を子供に持たせる場合には、親が一旦電話装置に特定の操作を施した後は、電話装置は登録されている時間割に基づいて自動的に授業中のモードとすることが可能である為、授業中は携帯電話装置を親と連絡を取るといった緊急時以外は使用できないようにすることが可能である。更に、下校時刻になると自動的に所定時間毎に親に電話装置の現在位置情報を送信するため、親は子供が無事でいるか否かを確認することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明を適用してなる実施例装置の正面図である。
【図2】本実施例装置のブロック図である。
【図3】ペア相手先を表示している画面である。
【図4】時間割を表示している画面である。
【図5】本実施例装置の動作を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
次に本実施例装置について説明する。本実施例装置として携帯電話装置を一例に実施しているが、本発明は、携帯電話装置だけでなく携帯可能な電話装置であれば同様に適用可能である。
【実施例】
【0013】
図1は本発明を適用してなる実施例装置である電話装置(例えば携帯電話装置)の正面
図である。図1において、本実施例装置は折畳式の携帯電話装置であり、表示部26、メールキー56、ペアキー57、通話キー51、切キー52、テンキー58等を有している。
図2は本実施例装置の機能ブロック図である。図2に示すように、携帯電話装置10は、アンテナ11と接続された通信部12を備えている。この通信部12は、後述のベースバンド部13からの信号をアンテナ11を介して基地局へ発信し、あるいはアンテナ11を介して基地局からの電波を受信する。
【0014】
また、通信部12は、ベースバンド部13と接続されている。ベースバンド部13は、CDMA処理回路14と、音声コーデック15と、を有している。ここで、CDMA処理回路14は、符号分割多元接続、スクランブル、誤り制御、タイミング検出を行う。また、音声コーデック15は、音声を圧縮(符号化)、伸張(復号化)したり、アナログとデジタルの変換を行ったり、内部の増幅回路(図示省略)により受話音量やマイクロホンの感度を変更する。
【0015】
また、ベースバンド部13には、切替回路16が接続されている。この切替回路16には、増幅回路17を介して第1スピーカ18が接続されている。この第1スピーカ18は、増幅回路17で増幅されたベースバンド部13の電気信号を音声に変換する。この第1スピーカ18は、ユーザの耳にあてて通話に使用される。
【0016】
また、切替回路16には、増幅回路19を介してマイクロホン20が接続されている。このマイクロホン20は、通話に使用され、音声を電気信号に変換する。マイクロホン20により出力された電気信号は、増幅回路19で増幅されてベースバンド部13に出力される。
【0017】
また、切替回路16には、増幅回路21を介して第2スピーカ22が接続されている。この第2スピーカ22は、増幅回路21で増幅されたベースバンド部13の電気信号を音声に変換する。この第2スピーカ22は、受話音を周囲の人にも聞かせるための拡声用のスピーカである。また、第2スピーカ22は、着信報知の鳴動も行う。
【0018】
この切替回路16は、ベースバンド部13との接続を、第1スピーカ18用の増幅回路17とマイクロホン20用の増幅回路19側にするか、あるいは拡声用の第2スピーカ22用の増幅回路21とマイクロホン20用の増幅回路19側にするかを切り替える。
【0019】
また、通信部12、ベースバンド部13、切替回路16には、制御回路(制御部)23がそれぞれ接続されている。この制御回路23の制御により上述した切替回路16による切り替えが行われる。また、制御回路23によりベースバンド部13の音声コーデック15が制御され、音声コーデック15により第1スピーカ18及び第2スピーカ22の音量やマイクロホン20の感度が変更される。制御回路23には、ROM24が接続されており、ROM24に格納されているシステムプログラムに基づき各部を制御する。
フラッシュメモリ25には、相手先の電話番号、氏名、Eメールアドレス等の相手先情報を対で複数件格納可能な電話帳メモリとしての機能、特定の相手先(例えば、親)の電話番号、氏名、Eメールアドレスをペア相手先として格納する機能(この機能はペア機能で使用される)、ユーザの時間割を登録する機能(この機能は時間割機能で使用される)、等を有している。
尚、このペア機能では、ユーザがペアキーを押下することにより、図3に示すような画面が表示される。この画面の右側には、ペア相手先であるユーザの母親に関する情報100が表示される。具体的には、母親の顔写真や電話番号「090XXXXXX」、Eメールアドレス「XXX@ezweb.ne.jp」が表示される。また、画面左側には、電話、Eメール、Cメール、GPS、登録・確認等の各種コマンド110が表示される。この状態でユーザが、通話キー51を押下すると、母親の電話番号へ発呼がなされ、メールキー56を押下すると、メール作成画面になる。また、画面上側には1〜5の数字が表示され、5件分の相手先をペア相手先として登録可能であり、ユーザが十字キーを操作することによりこの5件の相手先の内いずれかの相手先を選択可能である。
また、時間割機能では、図4に示すように、毎日の授業内容が登録可能であり、例えば月曜日から金曜日の1時間目から6時間目までの授業内容が登録可能である。また、各授業の開始時刻と終了時刻、休憩開始から休憩終了までの時間も登録可能である。
表示部26は例えばLCD(Liquid Crystal Display)等からなり、フラッシュメモリ25に格納されている各種データや、後述する入力部50から入力された電話番号や氏名等の各種入力データ等が表示される。
この入力部50は、通話を開始指示する為の通話キー51、通話の終了を指示する為の切キー52、項目を選択する為のカーソル移動等に用いられる十字キー53、選択されている項目を決定する為の決定キー54、前の項目に戻る為のクリアキー55、メール作成画面を表示する為のメールキー56、ペア相手先を表示する為のペアキー57、電話番号等を入力するためのテンキー58を有している。
GPS処理部61はアンテナ60と接続されており、衛星から経度緯度等の位置情報を受信し復調する。
【0020】
次に本実施例装置の動作について、図5のフロー図に基づき以下に説明する。まず、本実施例装置の動作の説明に入る前に、本実施例装置には4つのモードが存在することを説明する。1つめは、通常の携帯電話装置のように、何も使用制限が掛かっていないモード(通常モード)、2つめは、インターネットの閲覧と通話時間の制限を掛けられるモード(ジュニアモード(登録商標))、3つめは、ペア機能で設定した相手先(ペア相手先)との通話とメールしか実行できないモード、即ち、授業時間帯で実行されるモード(授業モード)、4つめは、下校時間になると学校から家に到着するまでにペア相手先に現在位置を所定時間毎に自動的に送信すると共に、授業モードから通話やメールの相手先の制限を解除したモードである下校モード、が存在する。
【0021】
即ち、本実施例装置では、授業時間帯になると、携帯電話装置が自動的に授業モードとなり、この時間帯ではペア相手先(例えばユーザのお母さん)との通話とメールしか実行することができない。次に、下校時間になると、携帯電話装置が自動的に下校モードとなり、この時間帯では、携帯電話装置はペア相手先に所定時間毎(例えば10分毎)に位置情報を送信する。また、下校モードでは、通話やメールの相手先の制限が解除されるため、ユーザは友達等と電話やメールをすることができる。
【0022】
尚、本実施例装置の動作に入る前に、例えばユーザのお母さんが、携帯電話装置がジュニアモード(登録商標)(インターネットの閲覧と通話時間の制限を掛けられるモード)となるように設定する。
【0023】
次に図5を用いて本実施例装置の動作について説明する。図2のS01ステップにおいて、制御回路23は、現在時刻がフラッシュメモリ25に格納されている授業時間帯であると判定するとS02ステップへ処理を進める。尚、制御回路23は、現在時刻を計時するタイマ(図示せず)を有しており、基地局から所定時間毎或いは基地局との通信時に受信した時刻情報に基づいてタイマを時刻補正している。このタイマが計時する時刻とフラッシュメモリ25に格納されている授業時刻、即ち、月曜日〜金曜日の授業時間帯とを比較し、現在授業時間であるか否かを判定している。
【0024】
S02ステップでは、制御回路23は使用制限モード、ここでは、ペア機能で設定した相手先(例えばお母さん)との通話とメールしか実行できないモード、即ち、授業モードを開始する。
【0025】
続くS03ステップでは、制御回路23は、入力部50からキー操作があると判定するとS08ステップへ処理を進め、そうでなければS04ステップへ処理を進める。
【0026】
S04ステップでは、制御回路23は、現在時刻が下校時刻であると判定すると、S05ステップへ処理を進め、そうでなければS03ステップへ処理を戻す。尚、制御回路23は、図示せぬタイマが計時する時刻とフラッシュメモリ25に格納されている授業時刻、即ち、月曜日〜金曜日の授業時間帯とを比較し、現在時刻が授業時間を経過したと判定すると下校時刻であると判定する。
【0027】
S05ステップでは、制御回路23は、ペア相手先に所定時間毎(例えば10分毎)に位置情報を送信する下校モードになる。このとき、制御回路23はGPS処理部61から所定時間毎に位置情報を受信して、ペア相手先に通信部12を介して位置情報を送信する。尚、この位置情報の送信は例えばペア相手先のメールアドレスに、位置情報を添付したメールを送信する方法等により行う。また、ユーザが家に到着するまでにこの位置情報の送信は継続され、ユーザが家に到着すると、位置情報の送信が停止する。
【0028】
S06ステップでは、制御回路23は、入力部50から解除操作があると判定すると、S07ステップにおいて下校モードを解除する。尚、下校モードが解除すると何も制限がかけられていない通常モードとなる。
【0029】
S08ステップでは、制御回路23は、前記S03ステップでの操作が通話操作であると判定するとS09ステップへ処理を進め、そうでなければS12ステップへ処理を進める。具体的には、ペアキー57が押下されて図3に示すようなペア相手先が表示されている状態で通話キー51が押下された、或いは通常の待ち受け状態でテンキー58から電話番号が入力されたと判定すると、S09ステップへ処理を進める。
【0030】
S09ステップで、制御回路23は、ペア相手先であればS10ステップで通信動作を行い、一方、そうでなければ通信を禁止すると共に通信できませんと表示部26にメッセージを表示する。
具体的には、S08ステップでペア相手先を表示した状態で通話キー51が操作された場合、或いはペア相手先の電話番号がテンキー58で入力された場合には、ペア相手先と判定し(S09ステップのY)、フラッシュメモリ25からペア相手先の電話番号を読取り、ベースバンド部13、通信部12を制御することにより読取った電話番号へ発呼をかける(S10ステップ)。一方、後述するS12ステップにおいて、ペア相手先を表示した状態でメールキー56が操作された場合、或いはペア相手先のメールアドレスが指定された場合には(S09ステップのY)、メール作成画面を表示し、ユーザのメール本文作成後に、フラッシュメモリ25からペア相手先のメールアドレスを読取り、ベースバンド部13、通信部12を制御することにより作成したメールアドレスへメール送信を行う(S10ステップ)。
【0031】
一方、S03ステップにおける入力がペア相手先以外の電話番号やメールアドレスであれば、通信を禁止すると共に通信できませんと表示部26にメッセージを表示する(S11ステップ)。
【0032】
S12ステップでは、制御回路23は、前記S03ステップでの操作がメール作成操作であると判定するとS09ステップへ処理を進め、そうでなければS13ステップへ処理を進める。具体的には、ペアキー57が押下されて図3に示すようなペア相手先が表示されている状態でメールキー56が押下された、或いは通常の待ち受け状態でメール本文の作成とメールアドレスの入力があれば、S09ステップへ処理を進める。
【0033】
S13ステップでは、制御回路23は、入力部50から解除操作があると判定すると、S14ステップにおいて授業モードを解除し、処理を終了する。尚、授業モードが解除すると何も制限がかけられていない通常モードとなる。
【0034】
このように、本実施例装置では、親が一旦ジュニアモード(登録商標)に設定すると、後は授業時間帯になれば自動的に授業モードになり、一方、下校時刻になれば下校モードになる。この為、ユーザの親が子供に携帯電話装置を渡す度に一々携帯電話装置の使用制限をかける操作を行う必要がなく、また、子供が家に帰ってから親が一々使用制限の解除操作を行う必要がない。
【0035】
尚、本実施例装置では、時間割に応じてモードが自動的に変わる構成としたが、スケジュール機能を搭載した携帯電話装置において、スケジュールに登録したイベント(例えば、誕生日パーティー、結婚式、合コン、デート等)の発生時間帯に応じてモードを変化する構成としても良い。この場合、例えば、合コンやデート等には特定の相手先(例えば、恋人等)との通信のみ受け付けるように自動的にモードを変更させることができる。
【符号の説明】
【0036】
10 電話装置
23 制御回路
24 ROM
25 フラッシュメモリ
51 通話キー
52 切キー
56 メールキー
57 ペアキー
61 GPS処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザのスケジュールを登録するスケジュール登録手段と、現在時刻を計時する計時手段と、電話装置の機能の使用制限をかける制限手段と、を有し、
前記計時手段が前記スケジュール登録手段に登録されているイベントの時刻を計時すると、前記制限手段が電話装置の機能の制限を自動的にかけることを特徴とする電話装置。
【請求項2】
請求項1に記載の電話装置であり、
前記機能の制限は、特定の相手先のみに通信を許可することであることを特徴とする電話装置。
【請求項3】
時間割を登録する時間割登録手段と、現在時刻を計時する計時手段と、電話装置の機能の使用制限をかける制限手段と、を有し、
前記計時手段が前記時間割登録手段により登録されている授業時間を計時すると、前記制限手段が電話装置の機能の制限を自動的にかけることを特徴とする電話装置。
【請求項4】
請求項3に記載の電話装置であり、前記機能の制限は、特定の相手先のみに通話又はメール送受信を許可することであることを特徴とする電話装置。
【請求項5】
少なくとも、特定の相手先のみに通話又はメールの送受信を行うことの
み許可する授業モード、所定時間毎に前記特定の相手先に現在位置の情報を送信する下校モードの2つのモードを有し、
更に、時間割を登録する時間割登録手段と、現在時刻を計時する計時手段と、前記授業モード又は下校モードにモードを切替えるモード切替手段と、を有し、
前記時間割登録手段に登録されている時間割と、前記計時手段が計時する現在時刻との比較に基づいて、前記モード切替手段は、自動的に装置を前記授業モード又は下校モードに切替えることを特徴とする電話装置。
【請求項6】
少なくとも、特定の相手先のみに通話又はメールの送受信を行うことの
み許可する授業モード、所定時間毎に前記特定の相手先に現在位置の情報を送信する下校モードの2つのモードを有し、
更に、入力手段と、時間割を登録する時間割登録手段と、現在時刻を計時する計時手段と、前記授業モード又は下校モードにモードを切替えるモード切替手段と、を有し、
前記入力手段により所定の設定操作が施された後に、前記時間割登録手段に登録されている時間割と、前記計時手段が計時する現在時刻との比較に基づいて、前記モード切替手段は、自動的に装置を前記授業モード又は下校モードに切替え、再度所定の設定操作が施されるまで前記切替が自動的に行われることを特徴とする電話装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−183414(P2010−183414A)
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−25994(P2009−25994)
【出願日】平成21年2月6日(2009.2.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.EZweb
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社 (1,582)
【Fターム(参考)】