非天然コードアミノ酸を用いた生合成ポリペプチド
修飾された生合成ポリペプチド分子、これらを製造する方法及びこれらの使用が提供される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
LT−P−T’
(式中(LT)は、局在化ペプチド(L)、タグ又はリンカー(T)、任意の順序の局在化ペプチド(L)及びタグ又はリンカー(T)、メチオニン及び不存在からなる群から選択され;
Pは、BSP配列を含み;並びに、
T’は、タグ若しくはリンカーを含み、又は不存在であり、
L、T、P又はT’は、1又は複数の非天然コードアミノ酸を含む。)
を含むポリペプチド。
【請求項2】
式:
F−(LT)−P−T−F’
(式中、Fはポリペプチド配列を含み、又は不存在であり;
(LT)は、局在化ペプチド(L)、タグ又はリンカー(T)、任意の順序の局在化ペプチド(L)及びタグ又はリンカー(T)、メチオニン及び不存在からなる群から選択され;
Pは、最大100個のアミノ酸を有する所望のポリペプチド配列を含み、且つF又はF’とは異なり;
T’は、タグ若しくはリンカーを含み、又は不存在であり、
F’は、ポリペプチド配列を含み、又は不存在であり、
F、L、T、P、T’又はF’は、1又は複数の非天然コードアミノ酸を含む。)
を含むポリペプチド。
【請求項3】
Pが1又は複数の非天然コードアミノ酸を含むBSPをさらに含む、請求項2に記載ポリペプチド。
【請求項4】
ポリペプチドコード配列に作用可能に連結されたプロモーター配列を含み、前記ポリペプチドコード配列が式(WX)−Zを有し、(WX)が、局在化ペプチドをコードするヌクレオチド配列(W)、タグ又はリンカーをコードするヌクレオチド配列(X)、任意の順序の局在化ペプチドをコードするヌクレオチド配列(W)及びタグ又はリンカーをコードするヌクレオチド配列(X)、及び不存在からなる群から選択され;
Zは所望のBSPをコードするヌクレオチド配列を含み、W、X又はZをコードするヌクレオチド配列はセレクターコドンを含む、核酸分子。
【請求項5】
Zに作用可能に連結されたY’をさらに含み、Y’がタグをコードするヌクレオチド配列を含み、前記タグをコードする前記ヌクレオチド配列が必要に応じてセレクターコドンを含む、請求項4に記載の核酸分子。
【請求項6】
請求項4又は5に記載の核酸分子を含む発現ベクター。
【請求項7】
請求項6に記載の発現ベクターを含む宿主細胞。
【請求項8】
a)式:
(LT)−P−T’
(式中(LT)は、局在化ペプチド(L)、タグ又はリンカー(T)、任意の順序の局在化ペプチド(L)及びタグ又はリンカー(T)、メチオニンおよび不存在からなる群から選択され;
Pは、BSP配列を含み;
T’は、タグ若しくはリンカーを含み、又は不存在であり、
L、T、P又はT’は、選択された条件下で1又は複数のペプチド結合を切断するように決定された官能基を有する1又は複数の非天然コードアミノ酸を含む。)
を含むポリペプチドを、組換え宿主細胞中で生産すること;
b)1又は複数のペプチド結合を少なくとも部分的に切断するのに十分な時間にわたって、選択された条件下で、前記ポリペプチドを反応すること、
c)Pを含むペプチドを、反応産物から回収すること、
を含む方法。
【請求項9】
1又は複数の非天然コードアミノ酸を含む、BSP。
【請求項10】
BSPが1又は複数の翻訳後修飾を含む、請求項9に記載のBSP。
【請求項11】
ポリペプチドがリンカー、ポリマー又は生物活性分子に連結されている、請求項9に記載のBSP。
【請求項12】
非天然コードアミノ酸が、配列番号2(GLP−1)から得られる7位に(すなわち、N末端に)存在する最初のアミノ酸の前の残基、7H、8A、9E、V16、17S、18S、19Y、20L、21E、22G、23Q、24A、25A、26K、27E、28F、29I、30A、31W、32L、33V、34K、35G、36R、37G、38位での(すなわち、カルボキシ末端の)付加及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される位置において置換されている、請求項9に記載のBSP。
【請求項13】
非天然コードアミノ酸が、配列番号22又は24(T−20)から得られる残基W631、D632、I635、N636、N637、Y638、T639、S640、L641、L645、N651及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される位置において置換されている、請求項9に記載のBSP。
【請求項14】
ストリンジェントな条件下で、配列番号1、2、3、21、22、23又は24をコードするポリヌクレオチド配列にハイブリダイズするポリヌクレオチドを含み、前記ポリヌクレオチドが少なくとも1つのセレクターコドンを含む単離された核酸。
【請求項15】
非天然コードアミノ酸を含む単離されたBSPを、前記非天然コードアミノ酸と反応する部分を含むリンカー、ポリマー又は生物活性分子と接触させることを含む、請求項11に記載のBSPを製造する方法。
【請求項16】
請求項9に記載のBSPと薬学的に許容される担体とを含む組成物。
【請求項17】
請求項16に記載の組成物の治療的有効量を患者に投与することを含む、BSPによって調節される疾患を有する患者を治療する方法。
【請求項18】
請求項14に記載の核酸を含む細胞。
【請求項19】
セレクターコドン、オルソゴナルRNAシンテターゼ及びオルソゴナルtRNAを含むBSPをコードする一又は複数のポリヌクレオチドを含む細胞を、非天然コードアミノ酸を含むBSPの発現を可能とする条件下で培養することと;及び前記BSPを精製することとを含む、非天然コードアミノ酸を含むBSPを作製する方法。
【請求項20】
BSP中の天然に存在する一又は複数の何れかのアミノ酸を一又は複数の非天然コードアミノ酸に置き換えることを含む、BSPの血清半減期又は循環時間を調節する方法。
【請求項21】
セレクターコドンを含み、且つ少なくとも一つの非天然コードアミノ酸を含むポリペプチドによってコードされるBSP。
【請求項22】
請求項21に記載のBSPと薬学的に許容される担体とを含む組成物。
【請求項23】
BSPの単一のアミノ酸に、共有結合によって連結された水溶性ポリマーを含むBSP。
【請求項24】
少なくとも一つのリンカー、ポリマー、又は生物活性分子を含み、前記リンカー、ポリマー、又は生物活性分子が、リボソームによってポリペプチド中に取り込まれた非天然コードアミノ酸の官能基を通じてポリペプチドに結合されている、BSP。
【請求項25】
一又は複数の非天然コードアミノ酸に結合された、リンカー、ポリマー又は生物活性分子を含み、前記非天然コードアミノ酸が、予め選択されたポリペプチドの部位中にリボソームによって取り込まれる、BSP。
【請求項26】
ポリペプチドが配列番号1、2、3、21、22、23、24及びこれらの断片からなる群から選択されるBSP。
【請求項1】
式:
LT−P−T’
(式中(LT)は、局在化ペプチド(L)、タグ又はリンカー(T)、任意の順序の局在化ペプチド(L)及びタグ又はリンカー(T)、メチオニン及び不存在からなる群から選択され;
Pは、BSP配列を含み;並びに、
T’は、タグ若しくはリンカーを含み、又は不存在であり、
L、T、P又はT’は、1又は複数の非天然コードアミノ酸を含む。)
を含むポリペプチド。
【請求項2】
式:
F−(LT)−P−T−F’
(式中、Fはポリペプチド配列を含み、又は不存在であり;
(LT)は、局在化ペプチド(L)、タグ又はリンカー(T)、任意の順序の局在化ペプチド(L)及びタグ又はリンカー(T)、メチオニン及び不存在からなる群から選択され;
Pは、最大100個のアミノ酸を有する所望のポリペプチド配列を含み、且つF又はF’とは異なり;
T’は、タグ若しくはリンカーを含み、又は不存在であり、
F’は、ポリペプチド配列を含み、又は不存在であり、
F、L、T、P、T’又はF’は、1又は複数の非天然コードアミノ酸を含む。)
を含むポリペプチド。
【請求項3】
Pが1又は複数の非天然コードアミノ酸を含むBSPをさらに含む、請求項2に記載ポリペプチド。
【請求項4】
ポリペプチドコード配列に作用可能に連結されたプロモーター配列を含み、前記ポリペプチドコード配列が式(WX)−Zを有し、(WX)が、局在化ペプチドをコードするヌクレオチド配列(W)、タグ又はリンカーをコードするヌクレオチド配列(X)、任意の順序の局在化ペプチドをコードするヌクレオチド配列(W)及びタグ又はリンカーをコードするヌクレオチド配列(X)、及び不存在からなる群から選択され;
Zは所望のBSPをコードするヌクレオチド配列を含み、W、X又はZをコードするヌクレオチド配列はセレクターコドンを含む、核酸分子。
【請求項5】
Zに作用可能に連結されたY’をさらに含み、Y’がタグをコードするヌクレオチド配列を含み、前記タグをコードする前記ヌクレオチド配列が必要に応じてセレクターコドンを含む、請求項4に記載の核酸分子。
【請求項6】
請求項4又は5に記載の核酸分子を含む発現ベクター。
【請求項7】
請求項6に記載の発現ベクターを含む宿主細胞。
【請求項8】
a)式:
(LT)−P−T’
(式中(LT)は、局在化ペプチド(L)、タグ又はリンカー(T)、任意の順序の局在化ペプチド(L)及びタグ又はリンカー(T)、メチオニンおよび不存在からなる群から選択され;
Pは、BSP配列を含み;
T’は、タグ若しくはリンカーを含み、又は不存在であり、
L、T、P又はT’は、選択された条件下で1又は複数のペプチド結合を切断するように決定された官能基を有する1又は複数の非天然コードアミノ酸を含む。)
を含むポリペプチドを、組換え宿主細胞中で生産すること;
b)1又は複数のペプチド結合を少なくとも部分的に切断するのに十分な時間にわたって、選択された条件下で、前記ポリペプチドを反応すること、
c)Pを含むペプチドを、反応産物から回収すること、
を含む方法。
【請求項9】
1又は複数の非天然コードアミノ酸を含む、BSP。
【請求項10】
BSPが1又は複数の翻訳後修飾を含む、請求項9に記載のBSP。
【請求項11】
ポリペプチドがリンカー、ポリマー又は生物活性分子に連結されている、請求項9に記載のBSP。
【請求項12】
非天然コードアミノ酸が、配列番号2(GLP−1)から得られる7位に(すなわち、N末端に)存在する最初のアミノ酸の前の残基、7H、8A、9E、V16、17S、18S、19Y、20L、21E、22G、23Q、24A、25A、26K、27E、28F、29I、30A、31W、32L、33V、34K、35G、36R、37G、38位での(すなわち、カルボキシ末端の)付加及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される位置において置換されている、請求項9に記載のBSP。
【請求項13】
非天然コードアミノ酸が、配列番号22又は24(T−20)から得られる残基W631、D632、I635、N636、N637、Y638、T639、S640、L641、L645、N651及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される位置において置換されている、請求項9に記載のBSP。
【請求項14】
ストリンジェントな条件下で、配列番号1、2、3、21、22、23又は24をコードするポリヌクレオチド配列にハイブリダイズするポリヌクレオチドを含み、前記ポリヌクレオチドが少なくとも1つのセレクターコドンを含む単離された核酸。
【請求項15】
非天然コードアミノ酸を含む単離されたBSPを、前記非天然コードアミノ酸と反応する部分を含むリンカー、ポリマー又は生物活性分子と接触させることを含む、請求項11に記載のBSPを製造する方法。
【請求項16】
請求項9に記載のBSPと薬学的に許容される担体とを含む組成物。
【請求項17】
請求項16に記載の組成物の治療的有効量を患者に投与することを含む、BSPによって調節される疾患を有する患者を治療する方法。
【請求項18】
請求項14に記載の核酸を含む細胞。
【請求項19】
セレクターコドン、オルソゴナルRNAシンテターゼ及びオルソゴナルtRNAを含むBSPをコードする一又は複数のポリヌクレオチドを含む細胞を、非天然コードアミノ酸を含むBSPの発現を可能とする条件下で培養することと;及び前記BSPを精製することとを含む、非天然コードアミノ酸を含むBSPを作製する方法。
【請求項20】
BSP中の天然に存在する一又は複数の何れかのアミノ酸を一又は複数の非天然コードアミノ酸に置き換えることを含む、BSPの血清半減期又は循環時間を調節する方法。
【請求項21】
セレクターコドンを含み、且つ少なくとも一つの非天然コードアミノ酸を含むポリペプチドによってコードされるBSP。
【請求項22】
請求項21に記載のBSPと薬学的に許容される担体とを含む組成物。
【請求項23】
BSPの単一のアミノ酸に、共有結合によって連結された水溶性ポリマーを含むBSP。
【請求項24】
少なくとも一つのリンカー、ポリマー、又は生物活性分子を含み、前記リンカー、ポリマー、又は生物活性分子が、リボソームによってポリペプチド中に取り込まれた非天然コードアミノ酸の官能基を通じてポリペプチドに結合されている、BSP。
【請求項25】
一又は複数の非天然コードアミノ酸に結合された、リンカー、ポリマー又は生物活性分子を含み、前記非天然コードアミノ酸が、予め選択されたポリペプチドの部位中にリボソームによって取り込まれる、BSP。
【請求項26】
ポリペプチドが配列番号1、2、3、21、22、23、24及びこれらの断片からなる群から選択されるBSP。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図12】
【公表番号】特表2008−507280(P2008−507280A)
【公表日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−522732(P2007−522732)
【出願日】平成17年7月21日(2005.7.21)
【国際出願番号】PCT/US2005/025834
【国際公開番号】WO2006/091231
【国際公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TEFLON
【出願人】(506117057)アンブレツクス・インコーポレイテツド (14)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年7月21日(2005.7.21)
【国際出願番号】PCT/US2005/025834
【国際公開番号】WO2006/091231
【国際公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TEFLON
【出願人】(506117057)アンブレツクス・インコーポレイテツド (14)
【Fターム(参考)】
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