説明

音声サービス提供システム及び提供方法

【課題】電話番号と様々なアプリケーションを関連付けしたサービスを多数のユーザー間に広め、通話サービスの多様化を図る
【解決手段】通信サーバー10は、電話端末2〜4との間で音声通信を行うために、それぞれ電話番号が割り当てられた仮想的な通信用端子UA1〜UAnと、接続要求を受信する接続要求受信部221と、電話番号と音声サービスを提供するためのアプリケーションとを関連づけて記憶するアプリケーション蓄積部130と、接続要求に応じて電話端末との間で音声通話セッションを確立させるセッション処理部222と、音声通話セッションの確立に応じて、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部160と、アプリケーションと関連づけられた電話番号を、アプリケーション蓄積部130から読み出し、電話端末によって発呼可能に、通信ネットワークを通じて提示するWebページを配信するWeb配信部110とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信ネットワーク上に配置された通信サーバーによって、該通信ネットワークに接続可能な電話端末に対して音声サービスを提供する音声サービス提供システム及び提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、IP (インターネット・プロトコル)ネットワークに接続された端末装置間での通話を可能とするIP電話サービスが提供されている。このようなIP電話サービス用の端末装置としては、例えば専用のIP電話機やIP電話対応モデムに接続された電話機の他に、IP電話アプリケーションを導入した情報処理装置もある。
【0003】
ところで、IP電話においては、例えば、特許文献1に開示されているように、電話番号に音声記録アプリケーションを関連付け、電話呼出によって自動的に音声記録アプリケーションを起動する技術がある(特許文献1)。この特許文献1に開示された技術では、アプリケーションやデータファイル、データベース等を、システム内にユーザーが登録し、これらに電話番号を関連づけることで、電話番号に対応した音声記録サービスを提供することができる。
【特許文献1】特許公報2552080号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1に開示された技術では、個人的に使用する電話番号にアプリケーションを起動する機能を関連づけるものであるため、その適用範囲が限定的であった。特に、この特許文献1に開示された技術では、ユーザーが登録したアプリケーションやデータベースを電話番号に関連づけるものであることから、ユーザーが登録したアプリケーションの範囲に留められ、サービスの選択肢が狭められるという問題があった。また、近年では、SNS(Social Networking Site)など、通信媒体を通じてコミュニティを形成し、ユーザー間における交流の場として展開させるサービスが発達してきており、電話番号による通話サービスもこのようなコミュニティ提供サービスへの応用が期待されている。
【0005】
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、電話番号と様々なアプリケーションを関連付けした幅広いサービスを多数のユーザー間に広め、通話サービスの多様化を図ることのできる音声サービス提供システム及び提供方法を提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、通信ネットワーク上に配置された通信サーバーによって、通信ネットワークに接続可能な電話端末に対して音声サービスを提供するシステムであって、通信サーバーは、電話端末との間で音声通信を行うために、それぞれ電話番号が割り当てられた仮想的な通信用端子と、通信用端子に対する接続要求を、電話端末から受信する接続要求受信部と、通信用端子に割り当てられた電話番号と、音声サービスを提供するためのアプリケーションとを関連づけて記憶するアプリケーション蓄積部と、接続要求に応じて、該当する通信端子と電話端末との間で音声通話セッションを確立させるセッション処理部と、音声通話セッションの確立に応じて、音声通話セッションに係る電話番号に関連づけられたアプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、アプリケーションと関連づけられた電話番号を、アプリケーション蓄積部から読み出し、電話端末によって発呼可能に、通信ネットワークを通じて提示するWebページを配信するWeb配信部とを備える。
【0007】
また、他の発明は、通信ネットワーク上に配置された通信サーバーによって、通信ネットワークに接続可能な電話端末に対して音声サービスを提供する方法であって、通信サーバーにおいて、予め、電話端末との間で音声通信を行うための仮想的な通信用端子に割り当てられた電話番号と、音声サービスを提供するためのアプリケーションとを関連づけてアプリケーション蓄積部に記憶しておき、
(1)アプリケーションと関連づけられた電話番号を、アプリケーション蓄積部から読み出し、電話端末によって発呼可能に、通信ネットワークを通じて提示するWebページを配信するWeb配信ステップと、
(2)通信サーバーにおいて、通信用端子に対する接続要求を、電話端末から受信する接続要求受信ステップと、
(3)通信サーバーにおいて、接続要求に応じ、該当する通信端子と電話端末との間で音声通話セッションを確立させるセッション処理ステップと、
(4)音声通話セッションの確立に応じて、音声通話セッションに係る電話番号に関連づけられたアプリケーションを実行するアプリケーション実行ステップと、
を備える。
【0008】
これらの発明によれば、Webページ掲載される電話番号と、音声サービスを提供するためのアプリケーションの自動実行処理とを関連づけているため、Webページによる視覚的な情報伝達と、音声通話セッションによる音声通話とを通じてユーザー間にコミュニティを形成することができ、ユーザー間における音声を通じた交流の場としてのサービスを展開することができる。
【0009】
上記発明において、Web配信に先行させて、通信ネットワークを通じて取得されるユーザー操作に基づいて、アプリケーションの選択処理、及びアプリケーションの動作設定を行うとともに、アプリケーション設定として選択され、動作が設定されたアプリケーションに対して電話番号を発行し、アプリケーション蓄積部は、アプリケーション設定部で選択されたアプリケーションと、電話番号発行部が発行した電話番号とを関連づけて蓄積することが好ましい。この場合には、音声を媒体とした情報の配信を希望するユーザーが、自分のWebページに実装させたいアプリケーションを選択し、カスタマイズすることができ、種々の通話サービスを容易に利用することができる。
【0010】
上記発明において、Web配信ステップに先行させて、通信サーバーにおいて、通信ネットワークを通じて、ユーザー操作の入力を受け付けるユーザーインターフェースを提示し、ユーザーインターフェースを通じてアプリケーション選択及び動作設定をすることが好ましい。この場合には、ユーザーインターフェースによって、例えば、対話形式で操作を進めさせることによって、容易に上述した種々のサービスを自己のWebサイトに実装させることができる。
【0011】
上記発明において、アプリケーション実行ステップにおいて実行中のアプリケーションと、実行中のアプリケーションとの間で確立されている音声通話セッションを識別するセッション識別子とをWebページ上に提示することが好ましい。この場合には、チャットルームの参加者など、現在実行中のサービス状況をリアルタイムに提示することができる。
【0012】
上記発明において、接続要求の受信に際し、電話端末は、Webページを表示するとともに、Webページ上に記載された音声サービスの電話番号を選択する操作により、電話番号に対して発呼処理を行うことが好ましい。この場合には、Webブラウザ機能と通話機能とを備えた電話端末を利用して、Webサイト上に掲載された電話番号に容易に発呼を行うことができ、サービスの利用を簡便なものとして、サービスの普及を有利に進めることができる。
【0013】
上記発明において、セッション処理に際しては、通信端子と、複数の電話端末との間に同時に音声通話セッションを確立させ、前記アプリケーションは、同時に接続された複数の電話端末同士における音声通話を処理することが好ましい。この場合には、複数のユーザーが1つの電話番号に電話をかけて、例えば、電話会議室や音声チャットのようなサービスを利用することができる。
【0014】
上記発明において、前記アプリケーションは、音声通話セッションの確立に応じて、設定された音声コンテンツを再生することが好ましい。この場合には、ユーザー自身が作成した音楽などの音声コンテンツを、電話による視聴を通じて、配布することができ、コンテンツ利用の促進を図ることができる。なお、この音声コンテンツの配信・再生に先行して、音声通話により電話での通話を介しての音声録音機能をWebサイトに実装させておき、音声通話を介して音声や音響を録音し、これを音声コンテンツとして配信・再生させることもできる。
【発明の効果】
【0015】
以上述べたように、この発明によれば、電話番号と様々なアプリケーションを関連付けした幅広いサービスを多数のユーザー間に広め、通話サービスの多様化を図ることができる。その際、ユーザーインターフェースを提供することにより、ユーザーの操作の省力化も図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
(音声サービス提供システム)
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明を適用した音声サービス提供システムを含むネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【0017】
ここで、本実施形態では、サイト管理者Aが、通信サーバー10が提供する音声サービスを利用した自己のWebサイトを公開し、このWebサイトへ他のユーザーBがアクセスし、アプリケーションによる種々の音声サービスを受ける場合を例示する。
【0018】
サイト管理者Aは、通信サーバー10上に自己のWebサイトを開設し、そのWebサイトの管理やメンテナンスを自己の情報処理端末1を使用して行う。このWebサイトは、例えばHTML等の言語で記述され、相互にリンクで遷移可能なファイルデータで構成されている。
【0019】
ユーザーBは、IP網5やPSTN6を通じて、Webページの閲覧や、通話・音声サービスを受けることができ、例えば、IP網5を通じたデータ通信機能、及びWebブラウザ機能を有するパーソナルコンピュータや、一般公衆回線・移動体通信網接続機能を有する電話機等の通信機器を使用することができる。なお、ここでは、ユーザーB2が、データ通信機能と通話機能の双方の機能を併せ持つ携帯電話3を用いるものとする。特に、本実施形態において携帯電話3は、移動体通信の通話機能に加え、IP網5を介してWebページにアクセスするブラウザ機能を備え、このブラウザ機能では、接続要求の受信に際し、ブラウザ機能によりWebページを表示するとともに、Webページ上に記載された電話番号を選択する操作により、電話番号に対して発呼処理を行うクリッカブル機能を有している。
【0020】
そして、同図に示すように、音声サービス提供システムは、通信ネットワーク(IP網5及びPSTN(Public Switched Telephone Networks:公衆交換電話網)6)に接続可能に配置された通信サーバー10と、ユーザーAやB(B1〜B3)が使用する電話端末2〜4及び情報処理端末1とから概略構成される。
【0021】
IP網5は、通信プロトコルTCP/IPを用いて種々の通信回線(電話回線やISDN回線、ADSL回線、光回線などの公衆回線、専用回線、無線通信網)を相互に接続して構築される分散型の通信ネットワークであり、このIP網5には、10BASE−Tや100BASE−TX等によるイントラネット(企業内ネットワーク)や家庭内ネットワークなどのLANなども含まれる。一方、PSTN6は、一般の加入電話回線の通信ネットワークであり、電話機から線交換方式で相手の電話機に接続し、音声通話を行う。
【0022】
通信サーバー10は、データベース機能及び通信機能を備えたコンテンツサーバーであり、WWW(World Wide Web)等のドキュメントシステムにおいて、HTML(HyperText Markup Language)ファイルや画像ファイル、音楽ファイルなどの情報送信を行うサーバーコンピュータ或いはその機能を持ったソフトウェアであり、HTML文書や画像などの情報を蓄積しておき、Webブラウザなどのクライアントソフトウェアの要求に応じて、インターネットなどのIP網を通じて、これらの情報を送信する。
【0023】
図2は、通信サーバー10の内部構成を示すブロック図である。なお、説明中で用いられる「モジュール」とは、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能を持ったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成され、所定の動作を達成するための機能単位を示す。
【0024】
同図に示すように、通信サーバー10は、Web配信部110と、電話番号データベースと、アプリケーション蓄積部130と、電話番号発行部140と、アプリケーション設定部150と、アプリケーション実行部160と、通話制御部220と、仮想通信端子群230とを備えている。
【0025】
Web配信部110は、Webフロント処理を行う機能部であり、WWW(World Wide Web)等のドキュメントシステムにおいて、HTML(HyperText Markup Language)ファイルや画像ファイル、音楽ファイルなどの情報送信を行うサーバーコンピュータ或いはその機能を持ったソフトウェアを採用することができ、HTML文書や画像などの情報を蓄積しておき、Webブラウザなどのクライアントソフトウェアの要求に応じて、IP網5を通じて、これらの情報を送信する。特に、本実施形態においてWeb配信部110は、アプリケーションと関連づけられた電話番号を、アプリケーション蓄積部130から読み出し、図11に示すように、電話端末2〜4によって発呼可能に、通信ネットワークを通じて提示するWebページを配信する。
【0026】
また、Web配信部110は、アプリケーション実行部160において実行中のアプリケーションと、実行中のアプリケーションとの間で確立されている音声通話セッションを識別するセッション識別子とをWebページ上に提示する機能を有している。これにより、例えば、音声チャットなどのサービスにおいて、現在実行中のチャットルームなどをリアルタイムに提示することができる。なお、ここでのセッション識別子とは、単にこのセッションに割り当てられた電話番号とすることができる他、例えば、電話会議室の会議室名や、議題、発起人名などとすることができる。
【0027】
電話番号データベース120は、IP電話に割り当て可能な電話番号を蓄積するデータベース装置であり、未使用の電話番号もプールされ、電話番号発行部140からの要求に応じて、未使用の電話番号を抽出して、未使用電話番号リストを提供する。電話番号発行部140は、未使用電話番号の中から新規に割り当てられた電話番号を使用済みとして登録する処理を行うモジュールである。この新規の電話番号の選択は、本実施形態では、ユーザーに対してリストを提示し、ユーザーによる選択操作によって決定する。なお、本実施形態では、未使用電話番号の中からユーザーが好きな番号を選べるようにしたが、本発明はこれに限定されず、電話番号発行部140が自動的に発行するようにしてもよい。この自動的な電話番号発行の方法としては、未使用電話番号から降順又は昇順に順次発行するか、或いは、未使用電話番号の中からランダムに発行するようにしてもよい。
【0028】
また、この電話番号発行部140から発行される電話番号の発行形式としては、ユーザー単位、又はWebサイト単位に対して発行し、その発行を受けたユーザーが、各自のWebサイト上で恒久的に自由に利用可能としてもよく、又は、期限限定のサービス(例えば、期間限定チャットルームなど)に合わせて電話番号もそのサービス期間中のみ使用可能とするなど、電話番号を一時的に貸し出すような形式としてもよい。このように電話番号の発行形式にバリエーションを持たせることで、サービスの範囲を広げ、電話番号を利用する様々な機会をユーザーに提供することで、幅広いサービスの利用を、多数のユーザーに対して促進することができる。
【0029】
アプリケーション蓄積部130は、各データやファイルを関連づけて格納するリレーショナルデータベース装置であり、通信用端子に割り当てられた電話番号と、音声サービスを提供するためのアプリケーションとを関連づけて記憶する。具体的に、アプリケーション蓄積部130は、各アプリケーションに対する実行命令であるコマンドプログラムを蓄積したコマンドライブラリD11と、各種アプリケーションのプログラムファイルD12と、ユーザー毎の設定に応じて個別に生成されたユーザーコマンドデータD13と、ユーザーがアップロードしたユーザーコンテンツデータD14などが蓄積される。アプリケーション蓄積部130において、これらの各データは、アプリケーションを特定する識別情報(ファイル名、格納パス)、アプリケーションに関連づけられた電話番号、通信先として指定できるユーザーのリストなどのメタ情報や付加情報も記憶する。なお、ユーザーコマンドデータD13に関するリレーションとしては、図9に示すように、ユーザーコマンドデータD13には、個別のサービス(アプリケーション)の電話番号と、そのアプリケーションの実行モード等のパラメーターがメタ情報として関連づけられており、そのアプリケーションファイルD12及びユーザーコンテンツデータD14の格納先(パス、ファイル名)に基づいてリレーションが設定されている。
【0030】
アプリケーション実行部160は、音声通話セッションの確立に応じて取得される接続要求に従って、音声通話セッションに係る電話番号に関連づけられたアプリケーションを実行するモジュールである。具体的には、図5に示すように、アプリケーション蓄積部130に格納されたアプリケーションの実行ファイルを指定して起動させ、アプリケーション機能による音声・音響処理によって、通話制御部220を通じ、音声サービスを提供する。このアプリケーションの実行には、ユーザー毎に生成されたユーザーコマンドを読み出して実行する。このユーザーコマンドには、アプリケーションの実行の際に指定されるオプションパラメーターや、読み込まれるコンテンツデータなどが記述される。
【0031】
本実施形態においてアプリケーション実行部160は、接続要求受信部221が受け付けたユーザーBからの接続要求に応じて、セッション処理部222に対して、アプリケーションとの通話接続処理を依頼する。具体的には、ユーザーBからの接続要求に含まれる情報から、アプリケーションの仮想端子の電話番号とを特定して、通話接続処理を行い、アプリケーションの音声処理機能により入出力される音声信号が、通話セッションを通じて送受信される。
【0032】
通話制御部220は、音声通話に関する処理及び制御を行うモジュールであり、ユーザーBの電話機とアプリケーションとの間での音声通話を実現させる。具体的にこの通話制御部220は、接続要求受信部221と、セッション処理部222とを有している。
【0033】
接続要求受信部221は、本実施形態では、特に、ユーザーBからアプリケーションへの接続要求であって、アプリケーションの電話番号を特定するための情報が含まれる接続要求を、ユーザーB1〜B3の端末装置2〜4などからIP網5やPSTN6を経由して受信する。
【0034】
かかる接続要求は、例えば、Web配信部110が携帯電話3に表示させるWebページ上から発信することができる。本実施形態では、アプリケーションに割り当てられた電話番号がアプリケーション蓄積部130に記憶されており、ユーザーBは、アプリケーションの電話番号を入力することにより、アプリケーションへの接続要求を行うことができる。また、この接続要求には、必要に応じて、アプリケーションの起動条件を設定するオプションのパラメーターを含めることができる。
【0035】
セッション処理部222は、いずれかの仮想通信端子群230に対するユーザーBの電話機からの発呼に対して、仮想通信端子群230と、ユーザーBの電話機との間に通話先音声通話セッションを確立させる処理を行う。また、セッション処理部222は、アプリケーションの機能に応じて、いずれかの仮想通信端子群230からユーザーBの電話機に発呼して、仮想通信端子群230とユーザーの電話機との間に通話セッションを確立させる処理を行う。さらに、セッション処理部222は、別個に確立された複数の音声通話セッション同士をブリッジすることにより、複数のユーザーの電話機と、アプリケーションとの間の音声通話を実現する処理を行う機能も有している。
【0036】
仮想通信端子群230は、UA1、UA2、UA3…UAnの複数の端子から構成され、それぞれの端子には電話番号が割り当てられている。本実施形態では、UA1、UA2、UA3…UAnにそれぞれ電話番号1、電話番号2、電話番号3…電話番号nが割り当てられているものとする。本実施形態においてユーザーB1〜B3の携帯電話2〜4とアプリケーションは、それぞれ、いずれかの仮想通信端子群230で通話セッションが確立される。
【0037】
アプリケーション設定部150は、ユーザー操作に基づいて、アプリケーションの選択処理、及びアプリケーションの動作設定を行うモジュールであり、本実施形態では、インターフェース提供部151を備え、ユーザーは、このインターフェース提供部151を通じて、対話形式によりアプリケーションの設定を行うことができる。
【0038】
インターフェース部210は、サイト管理者Aに対するインターフェース処理を行い、通話元の電話機の電話番号と通話先の電話機の電話番号とを受信して、通話制御部220に通知する処理を行う。
【0039】
図3は、アプリケーション設定部150と、インターフェース提供部151の内部構成をより詳細に示すブロック図である。
【0040】
アプリケーション設定部150は、パラメーター設定部152と、コマンド生成部153と、アプリケーション選択部154と、ユーザーデータアップロード部155とを備えている。また、インターフェース提供部151は、操作信号取得部151aと、電話番号選択部151bと、実行条件設定部151cと、サービス選択部151dとを有している。
【0041】
操作信号取得部151aは、Web配信部110が配信するWebページ上におけるユーザー操作に基づく操作信号を取得し、解析するモジュールであり、解析結果に基づいて、各部に実行命令を送出する。
【0042】
電話番号選択部151bは、新規に電話番号を発行する際に、図7(a)に示すような、未使用の電話番号リストをWebページW1上に提示し、ユーザーによる選択操作によって選択された希望電話番号を電話番号発行部140に送出するモジュールである。
【0043】
サービス選択部151dは、ユーザーが希望する音声サービスを対話形式で選択させるモジュールであり、具体的には、図7(b)に示すような、利用可能なサービスの一覧をWebページW2上に表示させ、ユーザーの選択操作によって決定されたサービスに対応したアプリケーションをアプリケーション選択部154に選択させる。アプリケーション選択部154は、サービス選択部151dによって選択されたサービスに対応したアプリケーションの実行ファイル(ファイル名やパス)、及びそのサービスに対応した実行モードを記述した実行コマンドをコマンド生成部153に受け渡す。
【0044】
実行条件設定部151cは、アプリケーションの実行ファイルを読み出して実行する際に、実行モードを指定するパラメーターを、ユーザー操作に基づいて設定するモジュールである。具体的には、図8に示すように、対話形式でユーザーに対して所定の条件を選択させ、その選択操作に応じたパラメーターを設定する。パラメーター設定部152は、実行条件設定部151cで設定された実行条件に従った、アプリケーションの実行時における実行モードを切り換えるためのパラメーターを設定し、コマンド生成部153に受け渡す。
【0045】
ユーザーデータアップロード部155は、例えば、希望する音声サービスが、ユーザーコンテンツの再生を必要とする場合に、図8に示すように、WebページW3を通じて、そのユーザーコンテンツを転送させて、アプリケーション蓄積部130に格納するファイル転送モジュールである。このユーザーデータアップロード部155によるアップロードに際して、ユーザーコンテンツの格納先であるパスやファイル名を、再生時のパラメーターとしてコマンド生成部153に通知する。
【0046】
コマンド生成部153は、アプリケーション選択部154によって選択されたアプリケーションに関する基本的なコマンドをコマンドライブラリD11から読み出し、この基本的なコマンドに対して、パラメーター設定部152やユーザーデータアップロード部155が設定したパラメーターを付加して、ユーザー固有の実行コマンドであるユーザーコマンドを生成するモジュールである。
【0047】
なお、本実施形態では、携帯電話からの操作のみで、上記ユーザー操作を行うことができる。上記インターフェース提供部151は、このモバイル対応のモジュールとして、図4に示すような、音声ガイダンス部151e及び録音部151f等のモジュールが追加されている。
【0048】
音声ガイダンス部151eは、ユーザー操作を促すためのヒントとなる音声案内を、対話形式で送出するモジュールである。ここでのユーザー操作とは、携帯電話等のプッシュダイアルによるトーン信号などが含まれる。録音部151fは、携帯電話の通話音声信号を録音し、音声ファイルに変換し、録音日時などからファイル名を付与し、そのファイルを、ユーザーデータアップロード部155を通じて、アプリケーション蓄積部130に保存する機能である。これにより、パーソナルコンピュータから音声ファイルを転送できないような環境のユーザーであっても、携帯電話のマイクから音声を録音するだけで、例えば、音声ブログなどの更新を行うことができる。
【0049】
(音声サービス提供方法)
以上の構成を有する音声サービス提供システムを動作させることによって、本発明の音声サービス提供方法を実施することができる。図6は、本実施形態に係る音声サービス提供システムのサービス設定時における動作を示すフローチャート図である。
【0050】
このサービスの設定は、Webサイトの管理者であるユーザーAのみが行うことができる。先ず、管理者Aは、Web配信部へアクセスする(S101)。このとき、管理者としてのIDとパスワードを要求して、ユーザー認証を行う。
【0051】
そして、管理者Aが新規にサービスを登録すべく、新規の電話番号の取得と、アプリケーションの選択を行うものとする。先ず、新規電話番号の取得にあたっては、先ず、電話番号発行部140が、電話番号データベース120から未使用電話番号のリストを検索して取得し(S102)、図7(a)に示すような、WebページW1にそのリストを表示する(S103)。ユーザーは、このリストの中から所望する電話番号を選択する(S104)。このユーザーの選択操作に基づいて、電話番号が発行され(S105)、発行された電話番号は、コマンド生成部153においてアプリケーション起動時におけるコマンドの一部に含まれる。なお、本実施形態では、電話番号の発行に際し、未使用電話番号のリストを提示して、ユーザーに選択を促すようにしたが、上述したように、電話番号発行部140が自動的に発行するようにしてもよい。
【0052】
一方、この電話番号の発行と平行(前後)して、ユーザーは、新規に利用するサービスを選択する(S107)。このサービスの選択は、図7(b)に示すような、WebページW2において行うことができる。このサービスの選択に応じて、アプリケーション選択部154は、サービスに対応するアプリケーションに関する基本コマンドの取得を、コマンド生成部153に依頼し、コマンド生成部153は、サービスに対応したアプリケーションの基本コマンドをコマンドライブラリから検索する(S109)。
【0053】
次いで、サービスの細かな実行条件を設定する。この実行条件の設定は、図8に示すような、WebページW3上で対話形式により行われる。この実行条件の設定に基づいて、パラメーター設定部152が実行ファイルの実行モードを指定するパラメーターを設定する(S111)。このとき、サービスの種類に応じては、ユーザーコンテンツのアップロードが必要なときは(S112における“Y”)、WebページW3を通じてコンテンツデータのアップロードを行う(S113)。ここでアップロードされたコンテンツデータの格納先に関する情報(ファイル名やパス等)は、コマンド生成部153にアップロード情報として通知され、コマンド生成部153においてコマンドに付加されるパラメーターの一部とされる(S114、S115)。
【0054】
これらの各設定が終了すると、コマンド生成部153において、アプリケーションに関する基本的なコマンドに対して、パラメーター設定部152やユーザーデータアップロード部155が設定したパラメーターを付加して、ユーザー固有の実行コマンドであるユーザーコマンドデータD13を生成する(S116)。この生成されたユーザーコマンドデータD13は、アプリケーション蓄積部130に登録される(S117)。具体的には、図9に示すように、ユーザーコマンドデータD13には、個別のサービス(アプリケーション)の電話番号と、そのアプリケーションの実行モード等のパラメーターがメタ情報として関連づけられ、そのアプリケーションファイルD12及びユーザーコンテンツデータD14の格納先(パス、ファイル名)に基づいてリレーションが設定される。
【0055】
そして、この登録された新サービスについては、Web配信部110によって、アプリケーションと関連づけられた電話番号が、アプリケーション蓄積部130から読み出され、図11に示すようなWebページW4において、電話端末2〜4によって発呼可能に、通信ネットワークを通じて掲載される(S118)。
【0056】
このようにしてアプリケーション蓄積部130に登録され、WebページW4に掲載された音声サービスは、所定の電話番号を通じて、各ユーザーが自己の電話装置から利用することができる。図10は、サービスを利用する際の手順を示すフローチャート図である。
【0057】
先ず、ユーザーが利用を希望するサービスの電話番号によって発呼処理をする。このダイヤルは、電話装置のダイヤル装置に対する手入力でもよく、また、Webページ上に記載された電話番号を選択する操作により、電話番号に対して発呼処理を行うクリッカブル機能を利用してもよい。この発呼処理により接続要求が発信され、通信サーバー10の接続要求受信部221により受信される(S202)。
【0058】
なお、本実施形態では、この接続要求の受信に際し、ユーザー認証を行う(S203)。この認証処理としては、例えば、ナンバーディスプレイなどの番号通知により行うようにしてもよいし、プッシュダイヤルのトーン信号などによってパスワードを入力するようにしてもよい。また、非通知発信である場合には着信拒否をするなど、種々の認証レベルを用いることができる。
【0059】
そして、このユーザーによる発呼に応答した通信端子によって、着呼があった電話番号を取得し(S204)、その取得された電話番号に基づいて、アプリケーション蓄積部130内のユーザーコマンドデータD13を検索する(S205)。次いで、検索されたユーザーコマンドを実行し(S206)、所定の実行モードで該当するアプリケーションを起動する(S207)。
【0060】
起動されたアプリケーションに対して通話が開始され、通話セッションが確立され、音声サービスが開始される(S208)。そして、サービスの内容に応じては、ユーザーコンテンツを再生する必要があり(S209における“Y”)、その場合には、ユーザーコマンドに記述されたパス及びファイル名に基づいて、ユーザーコンテンツを呼び出し、再生を開始する(S211)。
【0061】
この通話セッションの確立に応じて、Web配信部110は、アプリケーション実行部160において実行中のアプリケーションと、実行中のアプリケーションとの間で確立されている音声通話セッションを識別するセッション識別子とをWebページ上に提示すべく、Webページを更新する(S210)。これにより、例えば、音声チャットなどのサービスにおいて、現在実行中のチャットルームなどをリアルタイムに提示することができる。
【0062】
(作用・効果)
以上説明した本実施形態によれば、Webページ掲載される電話番号と、音声サービスを提供するためのアプリケーションの自動実行処理とを関連づけて掲載するため、Webページによる視覚的な情報伝達と、音声通話セッションによる音声通話とを通じてユーザー間にコミュニティを形成することができ、ユーザー間における音声を通じた交流の場としてのサービスを展開することができる。
【0063】
また、対話形式のインターフェースを用いて、音声サービスの提供を希望するユーザーが、自分のWebページに実装させたいアプリケーションを選択し、カスタマイズすることができ、種々の通話サービスを容易に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】実施形態に係る音声サービス提供システムを含むネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態に係る通信サーバーの内部構成を示すブロック図である。
【図3】実施形態に係るアプリケーション設定部と、インターフェース提供部の内部構成をより詳細に示すブロック図である。
【図4】実施形態に係るインターフェース提供部の内部構成をより詳細に示すブロック図である。
【図5】実施形態に係る通話制御部の動作をより詳細に示すブロック図である。
【図6】実施形態に係る音声サービス提供システムのサービス設定時における動作を示すフローチャート図である。
【図7】実施形態に係るWebページの構成例を示す説明図である。
【図8】実施形態に係るWebページの構成例を示す説明図である。
【図9】実施形態に係るアプリケーション蓄積部内のデータ構造を示す説明図である。
【図10】実施形態に係る音声サービス提供システムの音声サービス提供時における動作を示すフローチャート図である。
【図11】実施形態に係るWebページの構成例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0065】
A…サイト管理者
B1〜B3…ユーザー
D11…コマンドライブラリ
D12…アプリケーションファイル
D12…プログラムファイル
D13…ユーザーコマンドデータ
D14…ユーザーコンテンツデータ
W1〜4…Webページ
1…情報処理端末
2〜4…電話端末
3…携帯電話
5…IP網
6…PSTN
10…通信サーバー
110…Web配信部
120…電話番号データベース
130…アプリケーション蓄積部
140…電話番号発行部
150…アプリケーション設定部
151…インターフェース提供部
151a…操作信号取得部
151b…電話番号選択部
151c…実行条件設定部
151d…サービス選択部
151e…音声ガイダンス部
151f…録音部
152…パラメーター設定部
153…コマンド生成部
154…アプリケーション選択部
155…ユーザーデータアップロード部
160…アプリケーション実行部
210…インターフェース部
220…通話制御部
221…接続要求受信部
222…セッション処理部
230…仮想通信端子群

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワーク上に配置された通信サーバーによって、該通信ネットワークに接続可能な電話端末に対して音声サービスを提供するシステムであって、
前記通信サーバーは、
前記電話端末との間で音声通信を行うために、それぞれ電話番号が割り当てられた仮想的な通信用端子と、
前記通信用端子に対する接続要求を、前記電話端末から受信する接続要求受信部と、
前記通信用端子に割り当てられた電話番号と、前記音声サービスを提供するためのアプリケーションとを関連づけて記憶するアプリケーション蓄積部と、
前記接続要求に応じて、該当する通信端子と前記電話端末との間で音声通話セッションを確立させるセッション処理部と、
前記音声通話セッションの確立に応じて、該音声通話セッションに係る電話番号に関連づけられたアプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、
前記アプリケーションと関連づけられた電話番号を、前記アプリケーション蓄積部から読み出し、前記前記電話端末によって発呼可能に、前記通信ネットワークを通じて提示するWebページを配信するWeb配信部と
を備えることを特徴とする音声サービス提供システム。
【請求項2】
前記通信ネットワークを通じて取得されるユーザー操作に基づいて、前記アプリケーションの選択処理、及び該アプリケーションの動作設定を行うアプリケーション設定部と、
前記アプリケーション設定部において選択され、動作が設定されたアプリケーションに対して電話番号を発行する電話番号発行部と
をさらに備え、
前記アプリケーション蓄積部は、前記アプリケーション設定部で選択されたアプリケーションと、前記電話番号発行部が発行した電話番号とを関連づけて蓄積する
ことを特徴とする請求項1に記載の音声サービス提供システム。
【請求項3】
前記通信サーバーは、前記通信ネットワークを通じて、前記ユーザー操作の入力を受け付けるユーザーインターフェースを提示し、該ユーザーインターフェースを通じて前記アプリケーション選択及び動作設定をするインターフェース提供部を備えることを特徴とする請求項1に記載の音声サービス提供システム。
【請求項4】
前記Web配信部は、前記アプリケーション実行部において実行中のアプリケーションと、該実行中のアプリケーションとの間で確立されている音声通話セッションを識別するセッション識別子とを前記Webページ上に提示する
ことを特徴とする請求項1に記載の音声サービス提供システム。
【請求項5】
前記電話端末は、前記Webページを表示するとともに、該Webページ上に記載された電話番号を選択する操作により、該電話番号に対して発呼処理を行う発呼機能を備えることを特徴とする請求項4に記載の音声サービス提供システム。
【請求項6】
前記セッション処理部は、前記通信端子と、複数の電話端末との間に同時に前記音声通話セッションを確立させる機能を有し、
前記アプリケーションは、同時に接続された複数の電話端末同士の音声通話を処理する機能を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の音声サービス提供システム。
【請求項7】
前記アプリケーションは、前記音声通話セッションの確立に応じて、設定された音声コンテンツを再生する機能を有することを特徴とする請求項1に記載の音声サービス提供システム。
【請求項8】
通信ネットワーク上に配置された通信サーバーによって、該通信ネットワークに接続可能な電話端末に対して音声サービスを提供する方法であって、
前記通信サーバーにおいて、予め、前記電話端末との間で音声通信を行うための仮想的な前記通信用端子に割り当てられた電話番号と、前記音声サービスを提供するためのアプリケーションとを関連づけてアプリケーション蓄積部に記憶しておき、
前記アプリケーションと関連づけられた電話番号を、前記アプリケーション蓄積部から読み出し、前記前記電話端末によって発呼可能に、前記通信ネットワークを通じて提示するWebページを配信するWeb配信ステップと
前記通信サーバーにおいて、前記通信用端子に対する接続要求を、前記電話端末から受信する接続要求受信ステップと、
前記通信サーバーにおいて、前記接続要求に応じ、該当する通信端子と前記電話端末との間で音声通話セッションを確立させるセッション処理ステップと、
前記音声通話セッションの確立に応じて、該音声通話セッションに係る電話番号に関連づけられたアプリケーションを実行するアプリケーション実行ステップと、
を備えることを特徴とする音声サービスの提供方法。
【請求項9】
前記Web配信ステップに先行させて、
前記通信ネットワークを通じて取得されるユーザー操作に基づいて、前記アプリケーションの選択処理、及び該アプリケーションの動作設定を行うアプリケーション設定ステップと、
前記アプリケーション設定部において選択され、動作が設定されたアプリケーションに対して電話番号を発行する電話番号発行ステップと
をさらに備え、
前記アプリケーション蓄積部は、前記アプリケーション設定部で選択されたアプリケーションと、前記電話番号発行部が発行した電話番号とを関連づけて蓄積する
ことを特徴とする請求項8に記載の音声サービスの提供方法。
【請求項10】
前記Web配信ステップに先行させて、前記通信サーバーにおいて、前記通信ネットワークを通じて、前記ユーザー操作の入力を受け付けるユーザーインターフェースを提示し、該ユーザーインターフェースを通じて前記アプリケーション選択及び動作設定をするインターフェース提供ステップをさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の音声サービスの提供方法。
【請求項11】
前記アプリケーション実行ステップにおいて実行中のアプリケーションと、該実行中のアプリケーションとの間で確立されている音声通話セッションを識別するセッション識別子とを前記Webページ上に提示するWeb反映ステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項8に記載の音声サービスの提供方法。
【請求項12】
前記接続要求受信ステップにおいて、前記電話端末は、前記Webページを表示するとともに、該Webページ上に記載された音声サービスの電話番号を選択する操作により、該電話番号に対して発呼処理を行うことを特徴とする請求項11に記載の音声サービスの提供方法。
【請求項13】
前記セッション処理ステップでは、前記通信端子と、複数の電話端末との間に同時に前記音声通話セッションを確立させ、
前記アプリケーション実行ステップでは、同時に接続された複数の電話端末同士の音声通話を処理する
ことを特徴とする請求項8に記載の音声サービスの提供方法。
【請求項14】
前記アプリケーション実行ステップでは、前記音声通話セッションの確立に応じて、設定された音声コンテンツを再生することを特徴とする請求項8に記載の音声サービスの提供方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−141597(P2010−141597A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−316010(P2008−316010)
【出願日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【出願人】(501275178)ソフトバンクBB株式会社 (112)
【Fターム(参考)】