説明

飲料提供装置

【課題】飲料水を貯留するタンクの断水を検知でき、飲料水が注出されずに飲料原料のみを供給してしまうのを防止できる飲料提供装置を提供する。
【解決手段】飲料原料供給手段22で飲料原料を供給する。タンクに飲料原料と調合する飲料水を貯留し、注出手段23でタンク内の飲料水を注出する。流量センサ18で注出する飲料水の流量を検出する。飲料提供動作時に、注出手段23の動作開始から飲料原料供給手段22の動作開始までの所定時間内に、流量センサ18で飲料水の流れを検出すれば、飲料原料供給手段22から飲料原料を供給させる。飲料提供動作時に、注出手段23の動作開始から飲料原料供給手段22の動作開始までの所定時間内に、流量センサ18で飲料水の流れを検出しなければ、飲料原料供給手段22からの飲料原料の供給を中止させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料原料と飲料水とを調合して飲料を提供する飲料提供装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば粉末の飲料原料を使用して飲料を提供する給茶機では、利用者が給茶機のセレクションボタンを押すことにより、ミキシングボールに所定量の湯または冷水を注出するとともに所定量の飲料原料を供給し、このミキシングボール内で回転する攪拌羽根で湯または冷水と飲料原料とを攪拌混合して飲料を調合し、調合した飲料をミキシングボールから流出させて注出場所に配置されたコップなどに提供している。
【0003】
また、給水設備が無い場所などに給茶機を設置する場合などには、給茶機を載置する置台内に飲料水を入れた給水用のタンクを配置し、このタンク内の飲料水を給茶機内に給水する給水方法が採用されている。この給水方法では、タンク内の飲料水をポンプによって湯供給装置や冷水供給装置を通じて注出場所に注出している。
【0004】
このような給水用のタンクを使用する給茶機では、タンク内の飲料水が無くなれば断水状態となる。タンクが断水状態のときに給茶機のセレクションボタンが押されると、飲料水は注出されず、飲料原料のみがミキシングボールに供給され、ミキシングボール内で飲料原料が山盛りになり固着してしまう。
【0005】
また、給水用のタンクの質量を検知する検知手段を設置し、タンクの質量からタンク内の飲料水が無くなったか否かを検知する構成がある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−231239号公報(第3−4頁、図1−5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のように、タンク内の飲料水が無くなったか否かを検知するために、タンクの質量を検知する検知手段を用いる場合には、部品点数が増加し、コストアップの要因となる問題がある。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、特別な構成を追加することなくタンクの断水を検知でき、飲料水が注出されずに飲料原料のみを供給してしまうのを確実に防止できる飲料提供装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の飲料提供装置は、飲料原料を供給する飲料原料供給手段と、前記飲料原料と調合する飲料水を貯留するタンクと、前記タンク内の飲料水を注出する注出手段と、前記注出手段によって注出する飲料水の流量を検出する流量センサと、飲料提供動作時に前記注出手段の動作開始から前記飲料原料供給手段の動作開始までの所定時間内に前記流量センサで飲料水の流れを検出すれば前記飲料原料供給手段から飲料原料を供給させ、検出しなければ前記飲料原料供給手段からの飲料原料の供給を中止させる制御部とを具備しているものである。
【0009】
請求項2記載の飲料提供装置は、飲料原料を供給する飲料原料供給手段と、前記飲料原料と調合する飲料水を貯留するタンクと、前記タンク内の飲料水を注出する注出手段と、前記注出手段によって注出する飲料水の流量を検出する流量センサと、飲料提供動作時に前記注出手段の動作開始から予め定められた最大動作時間内に前記流量センサで所定量の飲料水を検出すれば次回の飲料提供動作を許容し、検出しなければ前記タンクの断水と判断して後の飲料提供動作を中止させる制御部とを具備しているものである。
【0010】
請求項3記載の飲料提供装置は、飲料原料を供給する飲料原料供給手段と、前記飲料原料と調合する飲料水を貯留するタンクと、前記タンク内の飲料水を注出する注出手段と、前記注出手段によって注出する飲料水の流量を検出する流量センサと、飲料提供動作時に、前記注出手段の動作開始から前記飲料原料供給手段の動作開始までの所定時間内に前記流量センサで飲料水の流れを検出すれば前記飲料原料供給手段から飲料原料を供給させ、検出しなければ前記飲料原料供給手段からの飲料原料の供給を中止させ、かつ、前記注出手段の動作開始から予め定められた最大動作時間内に前記流量センサで所定量の飲料水を検出すれば次回の飲料提供動作を許容し、検出しなければ前記タンクの断水と判断して後の飲料提供動作を中止させる制御部とを具備しているものである。
【0011】
請求項4記載の飲料提供装置は、請求項1または3記載の飲料提供装置において、制御部は、注出手段の動作開始から飲料原料供給手段の動作開始までの所定時間が流量センサで飲料水の流れを検出可能とする時間に満たない場合に、その注出手段の動作開始から飲料原料供給手段の動作開始までの所定時間が流量センサで飲料水の流れを検出可能とする時間に満たすように補正するものである。
【発明の効果】
【0012】
請求項1記載の飲料提供装置によれば、飲料提供動作時に注出手段の動作開始から飲料原料供給手段の動作開始までの所定時間内に流量センサで飲料水の流れを検出すれば飲料原料供給手段から飲料原料を供給させ、検出しなければ飲料原料供給手段からの飲料原料の供給を中止させることができるため、特別な構成を追加することなくタンクの断水を検知でき、飲料水が注出されずに飲料原料のみを供給してしまうのを確実に防止できる。
【0013】
請求項2記載の飲料提供装置によれば、飲料提供動作時に注出手段の動作開始から予め定められた最大動作時間内に流量センサで所定量の飲料水を検出すれば次回の飲料提供動作を許容し、検出しなければタンクの断水と判断して後の飲料提供動作を中止させることができるため、特別な構成を追加することなくタンクの断水を検知でき、飲料水が注出されずに飲料原料のみを供給してしまうのを確実に防止でき、しかも、タンクの断水を早期に検知でき、飲料原料と調合する飲料水の不足を防止できる。
【0014】
請求項3記載の飲料提供装置によれば、飲料提供動作時に、注出手段の動作開始から飲料原料供給手段の動作開始までの所定時間内に流量センサで飲料水の流れを検出すれば飲料原料供給手段から飲料原料を供給させ、検出しなければ飲料原料供給手段からの飲料原料の供給を中止させ、かつ、注出手段の動作開始から予め定められた最大動作時間内に流量センサで所定量の飲料水を検出すれば次回の飲料提供動作を許容し、検出しなければタンクの断水と判断して後の飲料提供動作を中止させることができるため、特別な構成を追加することなくタンクの断水を検知でき、飲料水が注出されずに飲料原料のみを供給してしまうのを確実に防止でき、しかも、タンクの断水を早期に検知でき、飲料原料と調合する飲料水の不足を防止できる。
【0015】
請求項4記載の飲料提供装置によれば、請求項1または3記載の飲料提供装置の効果に加えて、注出手段の動作開始から飲料原料供給手段の動作開始までの所定時間が流量センサで飲料水の流れを検出可能とする時間に満たすように補正するので、流量センサを用いてタンクの断水を確実に検知できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0017】
図1ないし図4に第1の実施の形態を示す。
【0018】
図2において、10は飲料提供装置としての給茶機で、この給茶機10は、図示しないミキシングボールで粉末状の飲料原料と飲料水とを攪拌混合して飲料を提供するもので、飲料水の給水には水タンクであるタンク11が用いられる。
【0019】
給茶機10の給茶機本体10aの正面には、飲料種類を選択するセレクションスイッチなどを有する操作部12、および例えば液晶表示器などが用いられる表示部13などを備えたコントローラ14が設置されている。このコントローラ14より下側には飲料の注出位置である図示しない注出口が形成され、この注出口には飲料を入れるカップを配置可能としている。
【0020】
給茶機本体10a内には、給水用のタンク11が配置され、このタンク11に飲料水を注出するための例えばチューブなどで構成される注出管路16が接続されている。注出管路16には、タンク11内の飲料水を注出するポンプ17、注出管路16を流れる飲料水の流量を検出する流量センサ18、注出管路16を開閉する図示しない給水電磁弁などが配置されている。タンク11は、例えばバックインボックスなどの密閉式タンクなどが用いられる。
【0021】
給茶機本体10a内には、図示していないが、ミキシングボールに飲料原料を供給する飲料原料供給手段や、タンク11から注出する飲料水を用いてミキシングボールに湯を供給する湯供給装置や冷水を供給する冷水供給装置などが配置されている。
【0022】
図1において、21は制御部で、この制御部21は、操作部12や流量センサ18などから操作信号や検出信号などの信号を入力し、飲料原料を供給する飲料原料供給手段22、飲料水を注出する注出手段23、飲料原料と飲料水とを攪拌混合して飲料を調合する調合手段24などを制御する。
【0023】
飲料原料供給手段22は、図示していないが、飲料原料を収容する容器、容器内から飲料原料を吐出させるスクリューなどの吐出手段およびこの吐出手段を回転駆動する原料モータなどを備えている。
【0024】
注出手段23は、注出管路16に配置されたポンプ17および給水電磁弁などで構成され、ポンプ17の動作および給水電磁弁の開にて飲料水を注出し、ポンプ17の停止および給水電磁弁の閉にて飲料水の注出を停止する。
【0025】
調合手段24は、図示していないが、ミキシングボール、このミキシングボール内に回転可能に配置された攪拌羽根、この攪拌羽根を回転駆動するミキシングモータなどを備えている。
【0026】
そして、制御部21は、飲料提供動作時に、注出手段23、飲料原料供給手段22の順に動作開始させるものであって、その注出手段23の動作開始から飲料原料供給手段22の動作開始までの所定時間内に流量センサ18で飲料水の流れを検出すれば飲料原料供給手段22から飲料原料を供給させ、検出しなければ飲料原料供給手段22からの飲料原料の供給を中止させる機能を有している。なお、流量センサ18で検出する飲料水の流れとは、流れを全く検出しない場合、流れが予め定められた値以下の場合を含む。
【0027】
次に、図3のタイミングチャートを参照して、給茶機10による飲料提供動作について説明する。
【0028】
利用者が操作部12のセレクションボタンを操作すると、セレクションボタンに備えたボタンランプが点灯状態から点滅状態に変化するとともに、注出手段23が動作を開始する。注出手段23は、ポンプ17の動作および給水電磁弁の開にて、タンク11内の飲料水をミキシングボールに注出する。
【0029】
セレクションボタンを操作してから所定の時間T1の後、ミキシングモータが動作を開始し、ミキシングボール内の攪拌羽根を回転駆動する。さらにミキシングモータが動作開始してから所定の時間T2の後、飲料原料供給手段22の原料モータが動作を開始し、飲料原料をミキシングボールに供給する。
【0030】
ミキシングボールでは、攪拌羽根の回転により、飲料水と飲料原料とを攪拌混合し、飲料を調合する。
【0031】
そして、それぞれ所定時間動作後、注出手段23、原料モータ、ミキシングモータの順に動作を停止する。ミキシングボール内の攪拌羽根が回転停止することにより、ミキシングボールから飲料が流出し、注出口に予め配置されているカップに流出する。
【0032】
その後、ボタンランプが点滅状態から点灯状態に復帰し、これにより、1回の飲料注出動作を完了する。
【0033】
次に、図4のフローチャートを参照して、タンク11の断水確認について説明する。
【0034】
利用者が操作部12のセレクションボタンを操作したとき(ステップ1)、セレクションボタンを操作してからミキシングモータが動作開始するまでの時間T1とミキシングモータが動作開始してから原料モータが動作開始するまでの時間T2との合計の所定時間T、つまり、注出手段23の動作開始から飲料原料供給手段22の動作開始までの所定時間Tが、流量センサ18で飲料水の流れを検出可能とする検出可能時間である例えば0.7秒以下か判断する(ステップ2)。
【0035】
0.7秒以下であった場合には、時間T1に0.7秒−T2の値を代入し、所定時間Tが0.7秒以上になるように補正する(ステップ3)。
【0036】
所定時間Tの間に流量センサ18から飲料水の流れを検出するパルスが入力されたか確認する(ステップ4)。
【0037】
パルスが入力された場合には、飲料原料供給手段22を動作させ、飲料提供動作を実施し(ステップ5)、飲料提供動作を完了させる(ステップ6)。
【0038】
パルスが入力されなかった場合には、飲料原料供給手段22を動作させず、飲料提供動作を中止させる(ステップ7)。
【0039】
このように、飲料提供動作時に、注出手段23の動作開始から飲料原料供給手段22の動作開始までの所定時間T内に流量センサ18で飲料水の流れを検出すれば、飲料原料供給手段22から飲料原料を供給させ、一方、検出しなければ、飲料原料供給手段22からの飲料原料の供給を中止させることにより、タンク11の質量を計る質量センサなどの特別な構成を追加することなくタンク11の断水を検知できる。そのため、飲料水が注出されずに飲料原料のみをミキシングボールに供給してしまうのを確実に防止でき、ミキシングボール内で飲料原料が山盛りになり固着してしまうのを防止できる。
【0040】
しかも、注出手段23の動作開始から飲料原料供給手段22の動作開始までの所定時間Tが流量センサ18で飲料水の流れを検出可能とする時間に満たすように補正するので、流量センサ18を用いてタンク11の断水を確実に検知できる。
【0041】
次に、図5に第2の実施の形態を示す。
【0042】
制御部21は、飲料提供動作時に、注出手段23の動作開始から予め定められた最大動作時間Tm内に流量センサ18で設定量(所定量)の飲料水を検出すれば次回の飲料提供動作を許容し、検出しなければタンク11の断水と判断して後の飲料提供動作を中止させる機能を有している。
【0043】
そして、利用者が操作部12のセレクションボタンを操作したとき(ステップ11)、最大動作時間Tmを計算する(ステップ12)。最大動作時間Tmは、例えば、飲料水の設定量×0.08で、100×0.08=8秒とする。
【0044】
注出手段23の動作開始から予め定められた最大動作時間Tm内に流量センサ18で設定量の飲料水を検出、つまり流量センサ18から設定量に対する流量パルスが入力されるか(ステップ13)、流量センサ18で設定量の飲料水を検出する前に注出手段23の動作開始から予め定められた最大動作時間Tmが経過するのを確認する(ステップ14)。
【0045】
タンク11内の飲料水の残量が十分にあれば、注出手段23の動作開始から予め定められた最大動作時間Tm内に流量センサ18で設定量の飲料水を検出する。この場合には、注出手段23を停止させ、今回の飲料提供動作を完了させるとともに、次回の飲料提供動作を許容する(ステップ15)。
【0046】
タンク11内の飲料水の残量が少なくなっていると、注出手段23の動作開始から予め定められた最大動作時間Tm内に、流量センサ18で設定量の飲料水を検出しなくなる。この場合には、注出手段23を停止させ、今回の飲料提供動作を完了させるとともに、タンク11の断水と検知する。タンク11の断水検知により、次回の飲料提供動作を中止するか、断水検知が所定回数に達したから次回の飲料提供動作を中止する断水検知処理をする(ステップ16)。
【0047】
このように、飲料提供動作時に、注出手段23の動作開始から予め定められた最大動作時間Tm内に流量センサ18で設定量の飲料水を検出すれば次回の飲料提供動作を許容し、検出しなければタンク11の断水と判断して後の飲料提供動作を中止させることができ、タンク11の質量を計る質量センサなどの特別な構成を追加することなくタンクの断水を検知できる。そのため、飲料水が注出されずに飲料原料のみを供給してしまうのを確実に防止でき、ミキシングボール内で飲料原料が山盛りになり固着してしまうのを防止できる。
【0048】
しかも、飲料水の注出量が設定量に近いうちに、タンク11の断水を早期検知できるので、ミキシングボール内で飲料原料と調合する飲料水の不足が生じるのを防止し、ミキシングボール内の飲料原料を飲料水で確実に流出させて、ミキシングボール内に飲料原料が固着するのを防止できる。
【0049】
なお、この第2の実施の形態のように、飲料提供動作時に、注出手段23の動作開始から予め定められた最大動作時間Tm内に流量センサ18で設定量の飲料水を検出すれば次回の飲料提供動作を許容し、検出しなければタンク11の断水と判断して後の飲料提供動作を中止させる制御に加えて、第1の実施の形態のように、飲料提供動作時に、注出手段23の動作開始から飲料原料供給手段22の動作開始までの所定時間T内に流量センサ18で飲料水の流れを検出すれば飲料原料供給手段22から飲料原料を供給させ、検出しなければ飲料原料供給手段22からの飲料原料の供給を中止させるように制御してもよい。
【0050】
これにより、例えば、タンク11に飲料水が十分にあるが、注出管路16内に空気が入っている場合、流量センサ18で飲料水の流れを検出しないので、飲料原料のみをミキシングボールに供給してしまうのを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す飲料提供装置のブロック図である。
【図2】同上飲料提供装置の構成図である。
【図3】同上飲料提供装置における飲料提供動作のタイミングチャートである。
【図4】同上飲料提供装置におけるタンクの断水確認のフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す飲料提供装置におけるタンクの断水確認のフローチャートである。
【符号の説明】
【0052】
10 飲料提供装置としての給茶機
11 タンク
18 流量センサ
21 制御部
22 飲料原料供給手段
23 注出手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料原料を供給する飲料原料供給手段と、
前記飲料原料と調合する飲料水を貯留するタンクと、
前記タンク内の飲料水を注出する注出手段と、
前記注出手段によって注出する飲料水の流量を検出する流量センサと、
飲料提供動作時に前記注出手段の動作開始から前記飲料原料供給手段の動作開始までの所定時間内に前記流量センサで飲料水の流れを検出すれば前記飲料原料供給手段から飲料原料を供給させ、検出しなければ前記飲料原料供給手段からの飲料原料の供給を中止させる制御部と
を具備していることを特徴とする飲料提供装置。
【請求項2】
飲料原料を供給する飲料原料供給手段と、
前記飲料原料と調合する飲料水を貯留するタンクと、
前記タンク内の飲料水を注出する注出手段と、
前記注出手段によって注出する飲料水の流量を検出する流量センサと、
飲料提供動作時に前記注出手段の動作開始から予め定められた最大動作時間内に前記流量センサで所定量の飲料水を検出すれば次回の飲料提供動作を許容し、検出しなければ前記タンクの断水と判断して後の飲料提供動作を中止させる制御部と
を具備していることを特徴とする飲料提供装置。
【請求項3】
飲料原料を供給する飲料原料供給手段と、
前記飲料原料と調合する飲料水を貯留するタンクと、
前記タンク内の飲料水を注出する注出手段と、
前記注出手段によって注出する飲料水の流量を検出する流量センサと、
飲料提供動作時に、前記注出手段の動作開始から前記飲料原料供給手段の動作開始までの所定時間内に前記流量センサで飲料水の流れを検出すれば前記飲料原料供給手段から飲料原料を供給させ、検出しなければ前記飲料原料供給手段からの飲料原料の供給を中止させ、かつ、前記注出手段の動作開始から予め定められた最大動作時間内に前記流量センサで所定量の飲料水を検出すれば次回の飲料提供動作を許容し、検出しなければ前記タンクの断水と判断して後の飲料提供動作を中止させる制御部と
を具備していることを特徴とする飲料提供装置。
【請求項4】
制御部は、注出手段の動作開始から飲料原料供給手段の動作開始までの所定時間が流量センサで飲料水の流れを検出可能とする時間に満たない場合に、その注出手段の動作開始から飲料原料供給手段の動作開始までの所定時間が流量センサで飲料水の流れを検出可能とする時間に満たすように補正する
ことを特徴とする請求項1または3記載の飲料提供装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−130250(P2007−130250A)
【公開日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−326409(P2005−326409)
【出願日】平成17年11月10日(2005.11.10)
【出願人】(000221269)東芝機器株式会社 (125)
【Fターム(参考)】