説明

駆動切換え機構及びこれを有する画像形成装置

【課題】振動及び騒音を抑制する駆動切換え装置及びこれを有する画像形成装置を提供する。
【解決手段】駆動切換え機構60は、第1の揺動アイドラギア78と、第2の揺動アイドラギア80と、第1の揺動アイドラギア78と第2の揺動アイドラギア80とを移動可能に支持する揺動支持部材84と、この揺動支持部材84を移動させて第1の揺動アイドラギア78と第2の揺動アイドラギア80との出力方向を切換える切換え手段94とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動切換え機構及びこれを有する画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
プリンタ、複写機またはファクシミリなどの両面ユニットを備えた画像形成装置において、駆動を切換えるための切換え手段が設けられたものが知られている。例えば、シートの反転搬送時において、ソレノイドの励磁によって、カム部材を回転させることにより揺動させて、第2伝達ギアと第2出力ギアとを噛み合わせ、駆動ローラを逆方向に回転させるものが公知である(例えば特許文献1)。また、両面オプション内のロッドが装置本体内のリンク部材を押し、ギアの連結を切り離し、両面オプション内のギアと装置本体内のギアとを連結させるものが公知である(例えば特許文献2)。
【0003】
【特許文献1】特開2002−104706
【特許文献2】特開2005−202090
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、いずれの従来技術においても、両面ユニットを使用する際に他のギアとの連結が解除された空転ギアが存在する。この空転ギアは、負荷がかかっていないため、振動や騒音の発生源となっていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の目的とするところは、振動及び騒音を抑制する駆動切換え装置及びこれを有する画像形成装置を提供することにある。
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の第1の特徴とするところは、第1のギアと、第2のギアと、前記第1のギアと前記第2のギアとを移動可能に支持する支持部材と、この支持部材を移動させて前記第1のギアと前記第2のギアとの出力方向を切換える切換え手段と、を有する駆動切換え機構にある。したがって、駆動切換え機構における入力と出力のギアそれぞれが駆動の伝達に利用され、少なくとも入力と出力のギアに関して無駄な空転が生じないので、振動及び騒音が抑制される。
【0007】
好適には、前記第1のギアと前記第2のギアとに噛合う揺動ギアをさらに有し、この揺動ギアは、前記支持部材に回動自在に支持されている。
【0008】
好適には、前記支持部材に固定されたピニオンギアをさらに有し、前記切換え手段は、前記ピニオンギアに噛合うラックを有する。したがって、ラックの移動量に対して第1のギア及び第2のギアを大きく移動させることができ、様々なギア列のレイアウトが容易となる。
【0009】
好適には、前記ピニオンギアは前記揺動ギアと同軸である。したがって、支持部材は、揺動ギアの支持軸を支点として回動する。
【0010】
本発明の第2の特徴とするところは、画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体に設けられ、シート上に画像を形成する像形成手段と、前記像形成手段によって一方の面に画像が形成されたシートの一部分を前記画像形成装置本体外に排出した後に、このシートを逆方向に搬送する排出ロールと、前記画像形成装置本体に着脱自在に設けられ、前記排出ロールによって搬送されたシートを反転させながら前記像形成手段へと再搬送する両面ユニットと、前記画像形成装置本体に設けられ、前記排出ロールを駆動する駆動手段と、前記駆動手段と前記排出ロールとを連結する駆動切換え機構とを有し、前記駆動切換え機構は、第1のギアと、第2のギアと、前記第1のギアと前記第2のギアとを移動可能に支持する支持部材と、この支持部材を移動させて前記第1のギアと前記第2のギアとの出力方向を切換える切換え手段とを有する画像形成装置にある。したがって、駆動切換え機構における入力と出力のギアそれぞれが駆動伝達に利用され、少なくとも入力と出力のギアに関して無駄な空転が生じないので、振動及び騒音が抑制される。
【0011】
好適には、前記ラックは前記両面ユニットに設けられている。したがって、両面ユニットを画像形成装置本体に装着することにより、駆動切換え機構における出力方向の切換えが行なわれる。
【0012】
好適には、前記両面ユニットは前記排出ロールを駆動する駆動手段をさらに有する。したがって、画像形成装置本体の構造が簡素化される。
【0013】
好適には、前記両面ユニットには前記駆動手段と連結し、駆動方向を切換え可能な駆動方向切換え手段が設けられている。したがって、画像形成装置本体内に排出ロールを逆転させる専用モータが不要となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12内に像形成手段14が搭載され、この画像形成装置本体12の上部に排出部16が設けられていると共に、この画像形成装置本体12の下部に後述する給紙装置18が設けられている。また、この画像形成装置本体12の後面(図1に左側面)には、両面ユニット22が着脱自在に装着されている。この両面ユニット22は、後述する反転路50が設けられた両面ユニット本体24を有する。
【0015】
像形成手段14は、たとえば電子写真方式のもので、感光体からなる像坦持体26と、この像坦持体26を一様帯電するたとえば帯電ロールからなる帯電装置28と、この帯電装置28により帯電された像坦持体26に、光により潜像を書き込む光書込み装置30と、この光書込み装置30により形成された像担持体26の潜像を現像剤により可視化する現像装置32と、この現像装置32による現像剤をシートに転写する例えば転写ロールからなる転写装置34と、像坦持体26に残存する現像剤をシートに転写する例えばブレードからなるクリーニング装置36と、転写装置34により転写されたシート上の現像剤像をシートに定着させる例えば加圧ロールと加熱ロールからなる定着装置38とから構成されている。光書込み装置30は、例えば走査型のレーザ露光装置からなり、給紙装置18の給紙カセット20と平行で画像形成装置本体12の前面(図1の右側面)近傍に配置され、現像装置32内を横切って像坦持体26を露光する。また、現像装置32は、像坦持体26と対向する現像ロール42を有する。
【0016】
プロセスカートリッジ40は、像坦持体26、帯電装置28、現像装置32及びクリーニング装置36を一体化したものである。このプロセスカートリッジ40は、排出部16の直近下方に配置され、画像形成装置本体12に着脱自在に設けられている。
【0017】
また、画像形成装置本体12には、例えばレジストロール44が転写装置34の上流側(図1の下方側)に配置されている。給紙装置18から搬送路45に搬送されたシートは、このレジストロール44により一時停止され、所定のタイミングで像形成手段14に送られて像が形成され、排出ロール46により排出部16へ排出される。
【0018】
ただし、両面印刷の場合は、反転路50に戻される。即ち、排出ロール46の手前は2股に分かれ、その分かれた部分に切換爪(図示省略)が設けられていると共に、分かれた部分からレジストロール44まで戻る反転路50が形成されている。この反転路50には搬送ロール52a〜52cが設けられており、両面印刷の場合には、切換爪(図示省略)が反転路50を開く側に切り換えられ、シートの一部が画像形成装置本体12外に排出された時点で排出ロール46が逆回転し、シートが反転しながら排出部16と逆方向の反転路50に導かれ、レジストロール44、転写装置34と像坦持体26との間及び定着装置38に再搬送され、排出部16へ排出されるものである。
【0019】
給紙装置18は、給紙カセット20、ピックアップロール54、フィードロール56及びリタードロール58を有している。ピックアップロール54は、給紙カセット20に設けられた最上位のシートに当接し、該シートをピックアップする。フィードロール56及びリタードロール58は、互いに接触するようピックアップロール54の下流方向側に配置されており、ピックアップロール54よりピックアップされた最上位のシートのみを給紙するよう協働してシートを捌くようになっている。
【0020】
次に図2乃至4に基づいて駆動切換え機構60の一例を説明する。
図2に示すように、画像形成装置本体12には駆動手段としての正転モータ62が配設されており、この正転モータ62には正転モータギア64が設けられている。この正転モータ62は、一方向(図2の矢印A方向)にのみ駆動するモータである。さらに画像形成装置本体12には、第1のアイドラギア66、第1の連結ギア68、第2の連結ギア70、フィードギア72、搬送ギア74、揺動ギア列76及び排出ギア86が配設されている。
【0021】
第1のアイドラギア66は、揺動ギア列76の駆動側に設けられ、揺動ギア列76が所定の位置にあるときに該揺動ギア列76の一部と連結するように配設されている。また、第1の連結ギア68は、第2の連結ギア70とフィードロール56の同軸上に設けられたフィードギア72とに連結するように配設されており、第2の連結ギア70は、搬送ロール52cの同軸上に設けられた搬送ギア74に連結するように配設されている。したがって、正転モータ62は、正転モータギア64、第1のアイドラギア66、第1の連結ギア68及びフィードギア72を介してフィードロール56を正転(図2の矢印B方向に回転)させ、正転モータギア64、第1のアイドラギア66、第1の連結ギア68、第2の連結ギア70及び搬送ギア74を介して搬送ロール52cを正転(図2の矢印C方向に回転)させるようになっている。
【0022】
排出ギア86は、排出ロール46の同軸上に設けられている。この排出ギア86は、揺動ギア列76の負荷側に設けられ、揺動ギア列76が所定の位置にあるときに該揺動ギア列76の一部と連結するように配設されている。
【0023】
また、両面ユニット本体24には、駆動手段としての正逆転モータ88、正逆転モータギア90及び第2のアイドラギア92が設けられている。正逆転モータ88は、二方向に駆動するモータであり、正逆転(図2の矢印D及び矢印E方向に回転)が可能となっている。第2のアイドラギア92は、正逆転モータギア90に連結するように配設されている。この第2のアイドラギア92は、揺動ギア列76の駆動側に設けられ、後述するように両面ユニット22を画像形成装置本体12に装着した際に、該揺動ギア列76の一部と連結するようになっている。
【0024】
なお、両面ユニット本体24に一方向にのみ駆動する正転モータを設け、該正転モータと連結する駆動方向を切換え可能な駆動方向切換え手段を設けるようにしてもよく、画像形成装置本体12に装着した際に正転モータ62と連結するギア列を設け、両面ユニット本体24内に該ギア列と連結する駆動方向を切換え可能な駆動方向切換え手段を設けるようにしてもよい。
【0025】
両面ユニット本体24の側面(図2の右側面)には、該両面ユニット本体24より水平方向に突出した細長い棒状のラック96が設けられている。
【0026】
図3にも示すように、駆動切換え機構60は、揺動ギア列76、揺動支持部材84及び切換え手段94を有する。揺動ギア列76は、第1のギアとしての第1の揺動アイドラギア78、第2のギアとしての第2の揺動アイドラギア80及び揺動ギアとしての揺動支点ギア82からなる。
【0027】
揺動支持部材84は、頂点部が丸みを帯びた略三角形状に形成されており、1つの頂点部近傍にはピニオンギア84aが設けられている。このピニオンギア84aは、一部に切り欠きが施されたD字状に形成され、揺動支持部材84と一体に設けられている。揺動支持部材84には支持軸78a及び支持軸80aが設けられており、それぞれ支持軸78aには第1の揺動アイドラギア78が、支持軸80aには第2の揺動アイドラギア80が回転自在に支持されている。
【0028】
揺動支点ギア82は、第1の揺動アイドラギア78と第2の揺動アイドラギア80と噛合うように配置されており、揺動支持部材84に設けられた支持軸82aに回転自在に支持されている。この支持軸82aは、ピニオンギア84aの回転中心位置に設けられ、該ピニオンギア84aと揺動支点ギア84とを同軸で支持しており、一方の端部が画像形成装置本体12に回動自在に設けられている。
したがって、揺動支持部材84は、第1の揺動アイドラギア78と第2の揺動アイドラギア80とを移動可能に支持している。
【0029】
切換え手段94は、上述したピニオンギア84aと該ピニオンギア84aに噛合うラック96とを有する。このピニオンギア84aとラック96とが噛合うことにより、ラック96の直進運動がピニオンギア84aの円運動に変換され、揺動支持部材84が回動するようになっている。
【0030】
図2に示すように、画像形成装置本体12に対して両面ユニット22が取り外された状態にあるときは、正転モータギア64、第1のアイドラギア66、第1の揺動アイドラギア78、揺動支点ギア82、第2の揺動アイドラギア80及び排出ギア86が連結している。したがって、排出ロール46は、正転モータ62の駆動により正転(図2の矢印F方向に回転)するようになっている。
【0031】
図4に示すように、画像形成装置本体12へ両面ユニット22の装着を開始すると、ラック96とピニオンギア84aとが噛合い、揺動支持部84が支持軸82aを支点として回動(図4の矢印H方向に移動)する。このとき、第1の揺動アイドラギア78と第1のアイドラギア66との連結が解除され、また第2の揺動アイドラギア80と排出ギア86との連結が解除される。両面ユニット22の装着が完了すると、ラック96の水平移動に伴ってピニオンギア84aが所定量回動することで、第1の揺動アイドラギア78と排出ギア86とが連結し、また第2に揺動アイドラギア80と第2のアイドラギア92とが連結する。これにより、正逆転モータ90、第2のアイドラギア92、第2の揺動アイドラギア80、揺動支点ギア82、第1の揺動アイドラギア78及び排出ギア86が連結する。したがって、排出ロール46は、正逆転モータ88の駆動により正逆転(図2の矢印F方向及びG方向に回転)するようになる。
【0032】
このように、画像形成装置本体12に対して両面ユニット22を着脱することにより、排出ロール46の駆動の切換えを行なうことができる。具体的には、両面ユニット22のラック96とピニオンギア84aとの噛合いにより揺動支持部84が回動することで、第1の揺動アイドラギア78及び第2の揺動アイドラギア80が移動し、駆動切換え機構60における出力方向が切換えられる。これにより、駆動切換え機構60における入力と出力のギアそれぞれが駆動の伝達に利用され、少なくとも入力と出力のギアに関して無駄な空転を生じさせず、振動及び騒音を抑制することができる。
【0033】
また、切換え手段としてラック96とピニオンギア84aとを用いることにより、両面ユニット22の移動量に対して第1の揺動アイドラギア78及び第2の揺動アイドラギア80を大きく移動させることができ、ギア列の様々なレイアウトが容易となる。さらに、ラック96とピニオンギア84aとのギア比を変更することにより、両面ユニット本体24の移動量と揺動支持部材84の回動量とを容易に調整することができる。
【0034】
また、画像形成装置本体12に対して両面ユニット22を装着したときには、排出ロール46を両面ユニット本体24内の正逆転モータ88で正逆転することができるので、画像形成装置本体12内に切換え手段を有するものと比較すると、画像形装置本体12内の構造を簡素化することができる。また、両面ユニット22を用いない場合には、画像形成装置本体12内に排出ロール46を逆転させる専用モータを備えるものと比較すると、騒音および消費電力を抑えることができる。
【0035】
次に第2の実施形態について図5に基づいて説明する。
本実施形態における両面ユニット本体24には、駆動手段としての正逆転(図5の矢印D及び矢印E方向に回転)が可能な正逆転モータ88、正逆転モータギア90及び第2のアイドラギア92、第2の連結ギア70及び搬送ギア74が設けられている。第2の連結ギア70は、搬送ロール52cの同軸上に設けられた搬送ギア74に連結するように配設されている。この第2の連結ギア70は、両面ユニット22を画像形成装置本体12に装着した際に、第1の連結ギア68と連結するようになっている。
【0036】
このように、両面ユニット本体24に第2の連結ギア70及び搬送ギア74を設けることにより、両面ユニット22を装着しない場合において、搬送ロール52cの無駄な回転を防止することができる。また、両面ユニット22を装着しない場合には、画像形成装置本体12をより小型化することができる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
以上述べたように、本発明は、振動及び騒音を抑制する必要がある駆動切換え装置とこれを有する画像形成装置に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る両面ユニットを画像形成装置本体から取り外した状態における切換え装置の周辺構造を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る切換え装置の概要示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る両面ユニットを画像形成装置本体に装着した状態における切換え装置の周辺構造を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る両面ユニットを画像形成装置本体から取り外した状態における切換え装置の周辺構造を示す断面図である。
【符号の説明】
【0039】
10 画像形成装置
12 画像形成装置本体
14 像形成手段
22 両面ユニット
46 排出ロール
60 駆動切換え機構
62 正転モータ
78 第1の揺動アイドラギア
80 第2の揺動アイドラギア
82 揺動支点ギア
84 揺動支持部材
84a ピニオンギア
88 正逆転モータ
94 切換え手段
96 ラック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のギアと、第2のギアと、前記第1のギアと前記第2のギアとを移動可能に支持する支持部材と、この支持部材を移動させて前記第1のギアと前記第2のギアとの出力方向を切換える切換え手段と、を有することを特徴とする駆動切換え機構。
【請求項2】
前記第1のギアと前記第2のギアとに噛合う揺動ギアをさらに有し、この揺動ギアは、前記支持部材に回動自在に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動切換え機構。
【請求項3】
前記支持部材に固定されたピニオンギアをさらに有し、前記切換え手段は、前記ピニオンギアに噛合うラックを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動切換え機構。
【請求項4】
前記ピニオンギアは前記揺動ギアと同軸であることを特徴とする請求項3に記載の駆動切換え機構。
【請求項5】
画像形成装置本体と、
前記画像形成装置本体に設けられ、シート上に画像を形成する像形成手段と、
前記像形成手段によって一方の面に画像が形成されたシートの一部分を前記画像形成装置本体外に排出した後に、このシートを逆方向に搬送する排出ロールと、
前記画像形成装置本体に着脱自在に設けられ、前記排出ロールによって搬送されたシートを反転させながら前記像形成手段へと再搬送する両面ユニットと、
前記画像形成装置本体に設けられ、前記排出ロールを駆動する駆動手段と、
前記駆動手段と前記排出ロールとを連結する駆動切換え機構と、を有し、
前記駆動切換え機構は、第1のギアと、第2のギアと、前記第1のギアと前記第2のギアとを移動可能に支持する支持部材と、この支持部材を移動させて前記第1のギアと前記第2のギアとの出力方向を切換える切換え手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
前記第1のギアと前記第2のギアとに噛合う揺動ギアをさらに有し、この揺動ギアは、前記支持部材に回動自在に支持されていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記支持部材に固定されたピニオンギアをさらに有し、前記切換え手段は、前記ピニオンギアに噛合うラックを有することを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記ピニオンギアは前記揺動ギアと同軸であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記ラックは前記両面ユニットに設けられていることを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記両面ユニットは前記排出ロールを駆動する駆動手段をさらに有することを特徴とする請求項5乃至9いずれか記載の画像形成装置。
【請求項11】
前記両面ユニットには前記駆動手段と連結し、駆動方向を切換え可能な駆動方向切換え手段が設けられていることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2008−45668(P2008−45668A)
【公開日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−222183(P2006−222183)
【出願日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】