説明

高分子凝集剤

【課題】汚泥や廃水の処理において安定性に優れる粗大なフロックを形成し、かつ、凝集処理速度の速い高分子凝集剤を提供する。
【解決手段】一般式(1)で示される単量体(M1)等からなる構成単位を10モル%以上有する(共)重合体からなる高分子凝集剤。


[式中、R1は水素原子又はメチル基、R2は炭素数1〜10のアルキレン基、R3〜R5はそれぞれ独立に炭素数1〜15のアルキル基、Z-はCl-又は1/2SO42-を表す。]

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高分子凝集剤に関する。更に詳しくは、フロックの粗大化に優れる高分子凝集剤に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、下水及びし尿等の汚泥処理、一般産業廃水等の廃水処理、土木工事での泥水処理及び浚渫埋め立て時の泥水の沈降分離等に水溶性高分子が使用されてきた。例えば汚泥や廃水等の有機性汚泥の脱水に対しては、(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモウニウムクロライド重合物、アクリルアミド−アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド共重合物及びポリビニルアミジン等のカチオン性高分子凝集剤(例えば、特許文献1及び2参照)や、アクリルアミド−アクリル酸−(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド共重合物等の両性高分子凝集剤(例えば、特許文献3参照)が使用できることが開示されている。
【0003】
また、廃水処理、或いは建設や浚渫埋め立て等の土木分野での使用を目的として、水溶性高分子に更に水溶性モノマーをグラフト重合させ、凝集密度を高めることを特徴としたアニオン性高分子凝集剤も開示されている(例えば、特許文献4及び5参照)。
【0004】
近年、特に有機性汚泥の脱水に関して、発生する汚泥量の増加から脱水処理速度の向上ニーズが高まっていることや、汚泥性状の難脱水化に伴う脱水ケーキの焼却処分費用の増大及び脱水ケーキをそのまま埋め立て処分する際の埋立地の逼迫した状況等から、より強く、粗大なフロックを形成させ、脱水時の含水率を大幅に低減することができる高分子凝集剤が望まれている。
しかし、上記従来技術の内、カチオン性高分子凝集剤及び両性高分子凝集剤は、フロックの凝集密度が低いという問題があり、また凝集密度を高めたとされる上記アニオン性高分子凝集剤は、グラフト重合が緻密に制御されておらず不溶化しやすいという問題があり、いずれも上記ニーズを満たすには至っていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開昭63−274409号公報
【特許文献2】特開2000−107513号公報
【特許文献3】特開平3−189000
【特許文献4】特開平6−254305
【特許文献5】特開平6−254306
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、汚泥や廃水の処理において安定性に優れる粗大なフロックを形成し、かつ、凝集処理速度の速い高分子凝集剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記の目的を達成すべく検討を行った結果、本発明に到達した。即ち、本発明は一般式(1)で示される単量体(M1)及び/又は一般式(2)で示される単量体(M2)からなる構成単位を10モル%以上有する(共)重合体からなる高分子凝集剤である。
【0008】
【化1】

【0009】
[式中、R1は水素原子又はメチル基、R2は炭素数1〜10のアルキレン基、R3〜R5はそれぞれ独立に炭素数1〜15のアルキル基、Z-はCl-又は1/2SO42-を表す。]
【0010】
【化2】

【0011】
[式中、R6は水素原子又はメチル基、R7及びR8はそれぞれ独立に炭素数1〜10のアルキレン基、R9〜R13はそれぞれ独立に炭素数1〜15のアルキル基、Z-はCl-又は1/2SO42-を表す。]
【発明の効果】
【0012】
本発明の高分子凝集剤は、汚泥や廃水の処理において強固で粗大なフロックを形成するため、形成されたフロックは破壊及び再分散しにくく、凝集処理速度を著しく高めることできる。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の高分子凝集剤は、一般式(1)で示される単量体(M1)及び/又は一般式(2)で示される単量体(M2)からなる構成単位を10モル%以上有する(共)重合体からなることを特徴とする。
【0014】
【化3】

【0015】
一般式(1)におけるR1は水素原子又はメチル基、R2は炭素数1〜10のアルキレン基、R3〜R5はそれぞれ独立に炭素数1〜15のアルキル基、Z-はCl-又は1/2SO42-を表す。
【0016】
凝集性能(特にフロックの粗大化)の観点からR1、R3、R4及びR5はメチル基、R2はエチレン基、Z-はCl-であることが好ましい。
【0017】
【化4】

【0018】
一般式(2)における、R6は水素原子又はメチル基、R7及びR8はそれぞれ独立に炭素数1〜10のアルキレン基、R9〜R13はそれぞれ独立に炭素数1〜15のアルキル基、Z-はCl-又は1/2SO42-を表す。
【0019】
凝集性能(特にフロックの粗大化)の観点からR6及びR9〜R13はメチル基、R7及びR8はエチレン基、Z-はCl-であることが好ましい。
【0020】
単量体(M1)及び単量体(M2)は、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
【0021】
本発明の高分子凝集剤を構成する重合体は、単量体(M1)若しくは単量体(M2)の単独重合体又は単量体(M1)及び単量体(M2)の共重合体でもよいし、単量体(M1)及び/又は単量体(M2)とその他の単量体との共重合体であってもよい。
【0022】
その他の単量体としては、非イオン性単量体、アニオン性単量体及びカチオン性単量体が挙げられる。
【0023】
非イオン性単量体としては、20℃での水への溶解度が10以上の親水性単量体(アクリルアミド、アクリロニトリル及びビニルピロリドン等)、及び20℃での水への溶解度が10未満の疎水性単量体[炭素数4〜30の(シクロ)アルキル(メタ)アクリレート等、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート及びシクロオクチル(メタ)アクリレート]が挙げられる。
【0024】
アニオン性単量体としては、アクリル酸(塩)、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸(塩)及びイタコン酸(塩)等が挙げられ、アニオン性単量体が塩を形成する際のカチオンとしては、アルカリ金属カチオン及び低級アミニウムカチオン等が挙げられる。
【0025】
カチオン性単量体としては、(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド及びジメチルジアリルアンモニウムメチルサルフェート等が挙げられる。
【0026】
これらの内、凝集性能の観点から好ましいのは、アクリルアミド、アクリロニトリル、アクリル酸、(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド、更に好ましいのは、アクリルアミド及び(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライドである。
【0027】
その他の単量体は、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
【0028】
単量体(M1)及び/又は単量体(M2)とその他の単量体とを共重合する場合、全単量体に対する単量体(M1)及び/又は単量体(M2)の量は、凝集性能(特にフロックの粗大化)の観点から、通常10モル%以上、好ましくは50モル%以上である。
【0029】
本発明の高分子凝集剤の形態は特に限定されず、粉末状、フィルム状、水溶液状、w/oエマルション状又は懸濁液状等の任意の形態をとることができる。
【0030】
本発明の高分子凝集剤は、公知の方法、例えば水溶液重合、水と有機溶剤を用いた乳化重合、懸濁重合等により製造できる。
水溶液重合の場合、単量体濃度が10〜80重量%となるように単量体水溶液として系内を不活性ガスで置換した後、公知の重合触媒[例えば過硫酸アンモニウム及び過硫酸カリウム等の過硫酸塩;ベンゾイルパーオキシド等の有機過酸化物;2,2’−アゾビス−(アミジノプロパン)ハイドロクロライド及びアゾビスシアノバレリン酸等のアゾ系化合物;レドックス触媒等]を加え20〜100℃程度で数時間重合を行う。また、光増感剤を加えた後、紫外線等を照射してもよい。
【0031】
本発明の高分子凝集剤の使用量は、汚泥又は廃水の種類、懸濁している粒子の大きさ等により異なるが、汚泥等中の蒸発残留物重量(以下、TSと略記)に基づいて、通常0.01〜10%、凝集性能の観点から好ましい下限は0.1%、更に好ましくは0.5%、特に好ましくは1%、処理費用の観点から好ましい上限は5%、更に好ましくは3%、特に好ましくは2%である。
【0032】
本発明の高分子凝集剤は、必要により、他の凝集剤と併用してもよい。他の凝集剤としては、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド重合物、アクリルアミド−アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド共重合物、アクリルアミド−アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド共重合物及びビニルアミジン重合体等のカチオン性高分子凝集剤;アクリルアミド−アクリル酸ソーダ共重合物等のアニオン性高分子凝集剤;アクリルアミド−アクリル酸−アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド共重合物等の両性高分子凝集剤等が挙げられる。
【0033】
本発明の高分子凝集剤を汚泥又は廃水に添加して使用する際は、汚泥又は廃水によっては、硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウム、塩化第二鉄、硫酸第二鉄、ポリ硫酸鉄及び消石灰等の無機凝結剤及び/又はアニリン−ホルムアルデヒド重縮合物塩酸塩、ポリビニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライド及びジ(メタ)アリルジメチルアンモニウムクロライド等の有機凝結剤を併用してもよい。併用する場合は、高分子凝集剤に予め添加してもよいし、汚泥又は廃水に予め無機凝結剤及び/又は有機凝結剤を添加し、一次凝集させた後、高分子凝集剤を添加してもよい。
無機凝結剤及び/又は有機凝結剤を使用する際の添加量は、汚泥又は廃水の種類、懸濁している粒子の大きさ及び用いる凝結剤の種類等によって異なるが、汚泥又は廃水中のTSに基づいて、無機凝結剤は通常20重量%以下、凝集性能の観点から好ましくは0.5〜10重量%、更に好ましくは1〜8重量%、特に好ましくは3〜5重量%であり、有機凝結剤は通常1重量%以下、凝集性能の観点から好ましくは0.01〜0.5重量%、更に好ましくは0.025〜0.2重量%、特に好ましくは0.05〜0.15重量%である。
【0034】
上記の処理方法により形成されたフロック状の汚泥の脱水方法(固液分離法)としては、例えばろ過装置(膜又はカラムろ過装置等)、濃縮装置(重力、遠心、加圧浮上又は造粒濃縮装置等)及び脱水装置(遠心脱水装置、ベルトプレス、フィルタープレス、スクリュープレス及び真空脱水装置等)を用いる方法が挙げられる。これらの内、本発明の高分子凝集剤の優れた凝集性能発現の観点から好ましいのは、濃縮装置又は脱水装置を用いる方法、更に好ましいのは遠心、ベルトプレス、フィルタープレス又はスクリュープレス脱水装置を用いる方法である。
【実施例】
【0035】
以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、実施例中の部は重量部、%は重量%を示す。
【0036】
製造例1
反応容器に、1−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルピペラジン144部、ハイドロキノン1部、テトラヒドロフラン200部を仕込み、空気をバブリングしながら80℃に加熱し、メタクリル酸クロライド115部を1時間かけてゆっくりと滴下した。滴下終了後更に1時間反応させた。反応後、室温まで冷却し、水100部を加え、振盪後分液し、有機層から減圧下に溶媒を除去して、中間体202部を得た。
反応容器に得られた中間体200部と水200部を仕込み、撹拌下にメチルクロライド105部を40℃で吹き込み、上記一般式(1)においてR1及びR3〜R5がメチル基、R2がエチレン基、Z-がCl-である単量体の水溶液(M−1) 495部を得た。単量体水溶液(M−1)の単量体濃度は60%であった。
【0037】
製造例2
1−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルピペラジン144部を3,6−ジメチル−3,6−ジアザヘプタン−1−オール146部に代えた以外は製造例1と同様にして、上記一般式(2)においてR6及びR9〜R13がメチル基、R7及びR8がエチレン基、Z-がCl-である単量体の水溶液(M−2)を得た。単量体水溶液(M−2)の単量体濃度は60%であった。
【0038】
実施例1〜4及び比較例1
撹拌機を備えた反応容器に表1に記載の処方に基づいて単量体又は単量体水溶液を仕込み、更に単量体の濃度が34%となる量の水を加え、均一に撹拌した。撹拌下、単量体水溶液のpH(20℃)を硫酸で3.3に調整した。
次に系内を窒素で充分に置換した後40℃に昇温し、ラジカル重合用連鎖移動剤としてのトリエチレングリコールジチオールの2%メタノール溶液0.1部、重合開始剤としての2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩の10%水溶液1部及び過酸化水素の0.1%水溶液1部、酸化還元剤としてのアスコルビン酸の0.15%水溶液1部及び硫酸第一鉄の0.05%水溶液1部を加えて撹拌後、溶液温度40〜50℃で10時間重合を行い、更に70℃に昇温して1時間熟成し重合を完結した。その後、内容物を取り出し、直径約5mmのミンチ状に細断し、80℃の熱風で2時間乾燥後、粉砕して、体積平均粒子径1,000μmの粉末状の高分子凝集剤を得た。
【0039】
尚、表1におけるDAMQはN,N−ジメチルアミノエチルメタクリレートのメチルクロライド4級アンモニウム塩、MMAはメチルメタクリレートである。
【0040】
得られた高分子凝集剤及び下水処理場で採取した汚泥(pH6.3、TS1.5%、有機分84%)を用いて、以下の評価方法によりフロック粒径、フロック強度及び脱水ケーキ含水率を評価した。結果を表1に示す。
尚、汚泥中のTS及び有機分(強熱減量)は、下水試験方法(日本下水道協会、1984年度版)記載の分析方法に準じて行った。
【0041】
<フロック粒径>
500mLビーカーに汚泥200gを採取し、ジャーテスター(型式「JMD−6HS−A」:宮本理研工業株式会社製)の撹拌棒に板状の塩ビ製撹拌羽根(羽根幅5cm、高さ2cm、厚さ0.2cm)2枚を撹拌棒の軸の延長上から見て十字になるように、かつ撹拌羽根の間隔(中心部同士の間隔)が5cmとなるように撹拌棒に取り付けた撹拌装置を用いて、回転数120rpmで汚泥を撹拌しながら、予め水499gに固形分で1.0gの高分子凝集剤を完全に溶解させた0.2重量%高分子凝集剤水溶液13gを注射器等で一気に添加し、30秒間撹拌を継続した後、撹拌を止めて形成されたフロックの大きさ(回転数120rpmでのフロック粒径)を目視にて素早く観察する。続いて回転数300rpmで、更に30秒間撹拌した後、撹拌を止めて形成されたフロックの大きさ(回転数300rpmでのフロック粒径)を再度目視にて観察する。
【0042】
<フロック強度>
上記の回転数120rpm及び300rpmでのフロック粒径を比較し、フロック粒径の変化からフロック強度を下記の基準に従って評価する。
◎:非常に強固(粒径に変化なし)
○:強固(ごく一部細分化)
×:弱い(全体的に細分化)
【0043】
<脱水ケーキ含水率>
ナイロン製ろ布を敷いたヌッチェを300mLメスシリンダー上にセットし、上記フロック粒径評価後の汚泥を漏斗上に一気に投入して濾過する。得られた濾過板上の汚泥の一部をスパーテルで採取して、プレスフィルター脱水試験機を用いて脱水(プレス圧1kg/cm2、プレス時間60秒)し、脱水ケーキ約3gをシャーレ(直径70mm、深さ10mm)に精秤[この重量を(W1)とする]して、循風乾燥機中で105±5℃で8時間乾燥させた後、シャーレに残った乾燥ケーキの重量(W2)を測定して、次式から脱水ケーキ含水率を算出する。
脱水ケーキ含水率(%)={(W1)−(W2)}×100/(W1)
【0044】
【表1】

【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明の高分子凝集剤は、従来にない高いフロック強度及びフロックの粗大化を示すことから、汚泥又は廃水等の処理で生じた有機性汚泥又は無機性汚泥の脱水処理用高分子凝集剤として用いることができ、特に有機性汚泥の脱水処理用として好適である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(1)で示される単量体(M1)及び/又は一般式(2)で示される単量体(M2)からなる構成単位を10モル%以上有する(共)重合体からなる高分子凝集剤。
【化1】

[式中、R1は水素原子又はメチル基、R2は炭素数1〜10のアルキレン基、R3〜R5はそれぞれ独立に炭素数1〜15のアルキル基、Z-はCl-又は1/2SO42-を表す。]
【化2】

[式中、R6は水素原子又はメチル基、R7及びR8はそれぞれ独立に炭素数1〜10のアルキレン基、R9〜R13はそれぞれ独立に炭素数1〜15のアルキル基、Z-はCl-又は1/2SO42-を表す。]
【請求項2】
前記一般式(1)におけるR1及びR3〜R5がメチル基、R2がエチレン基、Z-がCl-であり、前記一般式(2)におけるR6及びR9〜R13がメチル基、R7及びR8がエチレン基、Z-がCl-である請求項1記載の高分子凝集剤。

【公開番号】特開2012−245435(P2012−245435A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−117010(P2011−117010)
【出願日】平成23年5月25日(2011.5.25)
【出願人】(000002288)三洋化成工業株式会社 (1,719)
【Fターム(参考)】