説明

2−置換−5−(ピラゾロピリジン−4−イル)ピラゾロン誘導体及びそれらを有効成分とするホスホジエステラーゼ阻害剤

【課題】ホスホジエステラーゼ阻害作用を有する医薬品として有用な新規2−置換−5−(ピラゾロピリジン−4−イル)ピラゾロン誘導体を提供すること。
【解決手段】下記一般式(1)


で表される2−置換−5−(ピラゾロピリジン−4−イル)ピラゾロン誘導体、薬理学的に許容しうるその塩又はその水和物。(ただしAはピリダジン環またはピラゾール環を表わし、R、R等は、特定の置換基を表わす。)


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(1)
【化1】

[式中、Rは水素原子、ハロゲン原子、置換基を有しても良い炭素数1〜6のアルキル基、置換基を有しても良い炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアルキルスルファニル基、炭素数1〜6のアルキルスルフィニル基、炭素数1〜6のアルキルスルホニル基、炭素数1〜6のアルキルアミノ基又は炭素数1〜6のアルカノイル基を、
は水素原子、置換基を有しても良い炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数3〜8のシクロアルキル基を、
及びRは同一又は異なって炭素数1〜6のアルキル基を、
及びRは同一又は異なって水素原子、ハロゲン原子又は炭素数1〜6のアルコキシ基を、
Zは酸素原子又は硫黄原子を、
Aは一般式
【化2】

[式中、Rは水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を示し、
【化3】

は単結合又は二重結合を示す]で表される置換基又は一般式
【化4】

[式中、R及びRは同一又は異なって炭素数1〜6のアルキル基を示す]で表される置換基を、
nは1〜5の整数を示す。]
で表される2−置換−5−(ピラゾロピリジン−4−イル)ピラゾロン誘導体、薬理学的に許容しうるその塩又はその水和物。
【請求項2】
前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(1a)
【化5】

[式中、R、R、R、A及びnは前記定義に同じ]
で表される請求項1記載の2−置換−5−(ピラゾロピリジン−4−イル)ピラゾロン誘導体、薬理学的に許容しうるその塩又はその水和物。
【請求項3】
前記一般式(1)で示される化合物が、
5−(7−メトキシ−2−トリフルオロメチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−2−[3−[4−(4−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロオピリダジン−3−イル)フェノキシ]プロピル]−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−ピラゾール−3−オン、
5−(7−メトキシ−2−トリフルオロメチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−2−[4−[4−(4−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロオピリダジン−3−イル)フェノキシ]ブチル]−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−ピラゾール−3−オン、
5−(2−エチル−7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−2−[4−[4−(4−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロオピリダジン−3−イル)フェノキシ]ブチル]−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−ピラゾール−3−オン、
5−(2−エチル−7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−2−[3−[4−(4−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロオピリダジン−3−イル)フェノキシ]プロピル]−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−ピラゾール−3−オン、
5−(7−メトキシ−2−シクロプロピル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−2−[4−[4−(4−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロオピリダジン−3−イル)フェノキシ]ブチル]−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−ピラゾール−3−オン、
5−(2−エチル−7−メトキシ−2−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−2−[4−[2−メトキシ−4−(4−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロオピリダジン−3−イル)フェノキシ]ブチル]−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−ピラゾール−3−オン、
5−(2−エチル−7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−2−[4−[2,3−ジフルオロ−4−(6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロオピリダジン−3−イル)フェノキシ]ブチル]−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−ピラゾール−3−オン、
5−(2−エチル−7−メチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−2−[4−[2,3−ジフルオロ−4−(6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロオピリダジン−3−イル)フェノキシ]ブチル]−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−ピラゾール−3−オン、
5−(2−エチル−7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−2−[4−[2−フルオロ−4−(4,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル)フェノキシ]ブチル]−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−ピラゾール−3−オン又は
5−(2−エチル−7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)−2−[4−[2,3−ジフルオロ−4−(4,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル)フェノキシ]ブチル]−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−ピラゾール−3−オン
である請求項1記載の2−置換−5−(ピラゾロピリジン−4−イル)ピラゾロン誘導体、薬理学的に許容しうるその塩又はその水和物。
【請求項4】
請求項1〜3の何れか1項に記載の2−置換−5−(ピラゾロピリジン−4−イル)ピラゾロン誘導体、薬理学的に許容しうるその塩又はその水和物を有効成分とするホスホジエステラーゼ(PDE)阻害剤。
【請求項5】
請求項1〜3のいずれか1項に記載の2−置換−5−(ピラゾロピリジン−4−イル)ピラゾロン誘導体、薬理学的に許容しうるその塩又はその水和物を有効成分として含有する医薬。

【公開番号】特開2008−222580(P2008−222580A)
【公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−59698(P2007−59698)
【出願日】平成19年3月9日(2007.3.9)
【出願人】(000001395)杏林製薬株式会社 (120)
【Fターム(参考)】