説明

3つ以上の活性成分を投薬するためのディスペンサー

【課題】両者の活性成分を長期にわたり貯蔵でき、そして皮膚への適用直前に容易に混合できる滅菌的に許容可能な媒体中の2つの活性のアクネ治療化合物を同時に投薬する手段の提供。
【解決手段】活性成分の少なくとも1つがアクネを治療するのに有効な活性成分である複数の活性成分を含む第一の組成物を含有する第一の室、第一の組成物中の複数の活性成分の1つと非相溶性である少なくとも1つの活性成分を含む第二の組成物を含有する第二の室、それぞれ第一および第二の室の外へ第一および第二の組成物を移動するためのポンプ手段、および第一および第二の組成物を投薬するための1つ以上の出口からなる装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2つ以上の別々の物質を投薬するための組成物および装置に関する。さらに詳細には、本発明は、2つの組成物、すなわち2つ以上の活性成分を含む第一の組成物並びに第一の組成物中の活性成分の少なくとも1つと非相溶性である活性成分を含む第二の組成物を長期間貯蔵し次に投薬できる組成物および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
アクネは、ヒトの皮膚の普通に生ずる炎症性疾患であり、そして脂腺が最大であり、最も数が多くそして最も活性な皮膚の領域に集中する。そのさらに緩和なタイプでは、僅かな発疹のある刺激により明らかになる、いくらか表面上の疾患でありそして通常の皮膚の清潔が満足できる治療である。しかし、より炎症性のタイプのアクネでは、毛包脂腺の小胞またはその付近の細菌性の侵入が生じ、そして膿胞、感染した嚢胞そして極端な例では促通する炎症かつ感染した嚢が現れる。これらの病変は拡大するようになり、そして永久的な変形した傷跡を残す。
【0003】
アクネは、思春期に非常に普通でありそしてテンエージャーの少なくとも80%がかかる。顔面の隆起は、かれらが個人的な折り合いをつけることが難しいことを見いだし、その結果引きこもりおよび自己に対するあわれみが生ずるような心理的トラウマを多くの大人に生じさせることが知られている。患者は、常に明らかな顔面の吹き出物を気にするようになる。これらの理由から、医学的な製剤および処置が明確に有利でありそして心理療法の必要性がなくなる。
【0004】
アクネの激しさを低下させるために、種々の形の投薬が従来皮膚に局所的になされてきた。抗菌性の石けんが、硫黄およびレゾルシノールのような殺菌性剤とともに使用されてきた。他の局所的な組成物は、別々に過酸化ベンゾイル、ヘキサクロロフェン、エリスロマイシンまたはネオマイシン硫酸塩を含む。しかし、これらの従来の製剤の何れも完全に有効ではなかった。
【0005】
特許文献1に記載されているように、皮膚上の過酸化物特に過酸化ベンゾイルおよび抗生物質または抗菌剤例えばクリンダマイシン、ネオマイシン、ナトリウムサルファアセトアミド、硫黄、テトラサイクリンまたはエリスロマイシンの混合物が、それらが満足できる顕著な相乗作用を働くために、特に有利であることが分かった。過酸化物は、トリグリセリドを遊離の脂肪酸およびグリセロールに開裂するのに必要な細胞外のリパーゼ(酸化により)の不活性化に主として基づいており、皮膚中の遊離脂肪酸の形成を阻害する。抗生物質または抗菌剤の成分は、リパーゼの主な源である通常の嫌気性の細菌であるCorynebacterium acnes(すなわち、P.acnes)の数を低下させる。好ましい過酸化ベンゾイルの代わりに、過酸化物例えば安定化した過酸化水素および有機酸の過酸化物例えば過酸化ラウロイルも使用できる。
【0006】
特許文献1に開示されているように、エリスロマイシンおよび過酸化ベンゾイルは、予め処方された水性アルコールゲルとして組み合わせて皮膚に適用される。しかし、もし混合物が先ず製造され次に皮膚に適用されるならば、混合物が適用時に製造されるかまたは混合物が24時間以内に使用されるのが最適である。プレミックスの即時の使用は、2つの活性剤の化学的な非相溶性により必要とされる。この理由から、2つの剤が、別々のバイアル、瓶または他の容器に入れることが望ましい。例えば、特許文献1は、別々に瓶に入れられた5%過酸化ベンゾイルを含む液体組成物およびエタノールまたはアセトン中のエリスロマイシンの溶液を含むキットを開示している。
【0007】
しかし、2つの活性成分の別々に包装されたマルチプル投与物は、末端使用者に多数の不利益さをもたらす。例えば、各活性物のユニット塗布投与物は、それぞれの容器から次々と取りだされそして木綿スワブのようなアプリケーター(それは使用者の皮膚上に被覆される)上に吸収されなければならない。これは、皮膚の刺激および他の副作用に導かれる汚染または過剰投与または過少投与の機会を生ずる。その上、このようなマルチ投与システムは、包装、輸送および貯蔵のコストを必ず増大させることになる。
【0008】
これらの欠点を克服することを目指す投薬およびアプリケーターシステムは、特許文献2に開示されている。そこには、2部分からなるパッド包装が開示され、2つ以上の化学的または物理的に非相溶性の活性成分の単一のユニット投与を含み、保存しそして伝達することができるとされる。例えば、液状、半液状(クリーム)またはゲル化の水性または非水性の媒体と組み合わされた抗生物質は、第一のパッドにより吸収されそして保持され、そして抗生物質と物理的または化学的に非相溶性の第二の成分例えば過酸化物は、好ましくは適切な媒体と組み合わされて第二のパッドにより吸収されそして保持される。
【特許文献1】米国特許4497794
【特許文献2】米国特許5562642
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
両者の活性成分に長期の貯蔵寿命を可能にすることができ、そして皮膚への適用直前に容易に混合できる、滅菌的に許容可能な媒体中の2つの活性のアクネ治療化合物を同時に投薬する手段を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0010】
2つの別々な組成物すなわちアクネを治療するのに有効である第一の活性成分を含むものおよび第一の活性成分と非相溶性である第二の活性成分を含むものが共通のディスペンサー内に包装されそしてそれから投薬できることが、初めて見いだされた。さらに特に、2部分からなるディスペンサーは、2つの室を有しさらに1つ以上の出口を通って室から第一および第二の組成物を取り出すためのポンプ手段を有する。第一の室は、アクネを治療するのに有効な第一の活性成分を含む第一の組成物を含み、そして第二の室は、第一の活性成分と非相溶性である第二の活性成分を含む第二の組成物を含有する。好ましくは、第一および第二の活性成分の両者は、アクネに対して有効である。この方法で2つの活性成分を包装することによって、長期の貯蔵寿命および好都合な投薬および適用がもたらされる。
【0011】
ある態様では、第一の活性成分は抗生物質でありそして第二の活性成分は過酸化ベンゾイルである。他の態様では、第一の活性成分は抗生物質でありそして第二の活性成分はレチノイドである。また他の態様では、第一の活性成分は過酸化ベンゾイルでありそして第二の活性成分はレチノイドである。
【0012】
ある態様では、本発明は、それらの少なくとも1つがアクネを治療するのに有効な複数の活性成分を含む第一の組成物を含有する第一の室、並びに第一の組成物中の複数の活性成分の1つと非相溶性である少なくとも1つの活性成分を含む第二の組成物を含有する第二の室を含む装置に関する。装置は、また、それぞれ第一および第二の室の外へ第一および第二の組成物を移動するためのポンプ、並びに第一および第二の組成物を投薬するための1つ以上の出口を含む。ある態様では、第一の組成物は、抗生物質およびレチノイドの両者を含み、そして第二の組成物は過酸化ベンゾイルを含む。他の態様では、第一の室は、抗生物質および過酸化ベンゾイルを含みそして第二の組成物はレチノイドを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の2部分からなるディスペンサーは、第一の組成物を含む第一の室、第二の組成物を含む第二の室および第一および第二の組成物を同時に投薬するためのポンプ手段を含む。第一および第二の組成物は、ポンプ手段により室の外へポンプで送り出される適切なコンシステンシーを有する任意のクリーム、ローション、ゲル、エマルションまたは懸濁物である。第一および第二の組成物は、従って、0.3−30rpmでスピンドルナンバー3または4を使用して室温でBrookfield粘度計(モデルLVT)を用いて測定したとき、約1000センチポイズ(cps)より大きい粘度を有する。本明細書でいわれるすべての粘度が、この方法で測定されることを理解すべきである。ある態様では、第一および第二の組成物は、約1000センチポイズから約200万センチポイズの粘度を有する。他の態様では、第一および第二の組成物は、約10000cpsから約1000000cpsの粘度を有する。使用者に良好な感触をあたえる組成物を提供するには、第一および第二の組成物は、有利には、25%以下異なる粘度を有する。
【0014】
第一の組成物は、アクネを治療するのに有効な第一の活性成分を含む。第一の組成物は、実質的に無水かまたは水性である。ある態様では、第一の組成物は実質的に無水である。用語「実質的に無水」とは、組成物を処方するのに使用される種々の成分に含まれる水和の水以外、どんな遊離の水も組成物に添加されていないことを意味する。代表的には、組成物の水分量は、5重量%より少ない。好ましくは、組成物の水分量は、組成物の3重量%より少なく、そして最も好ましくは約1重量%より少ない。しかし、第一の活性成分が水に敏感でないならば、水性処方物も第一の組成物として許容でき、溶液、懸濁物および油中水のエマルションも含まれる。
【0015】
アクネを治療するのに有効であることが知られている活性成分の1つの群は、抗生物質である。好ましくは、抗生物質は、アクネを治療するのに有用であることが現在知られているものであり、例えば、エリスロマイシン、テトラサイクリン、クリンダマイシン、それらの誘導体または製薬上許容できる塩である。抗生物質は、有効なアクネ治療量で第一の組成物中に存在できる。抗生物質は、約0.001−約5重量%の量で第一の組成物中に存在でき、ある態様では約0.1−約1.0重量%である。
【0016】
ある態様では、第一の組成物は、極性の溶媒、増粘剤および抗生物質を含む。
【0017】
第一の組成物で有用な極性の溶媒は、ポリオールを含む。ポリオールは、1分子あたり少なくとも2つのヒドロキシル基を有する化合物、すなわちその分子構造の部分として複数のヒドロキシル基を有する化合物である。有用なポリオールのなかで、多価アルコールがある。プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコールおよびグリセリンが、第一の組成物に使用することのできる特に好ましい極性の溶媒である。
【0018】
第一の組成物中に使用される増粘剤は、アクリル酸ポリマーおよびポリアクリルアミドからなる群から選ばれる。増粘剤は、所望の範囲の粘度の組成物を得るのに十分な量で使用できる。
【0019】
有用なアクリル酸ポリマーは、(メタ)アクリル酸および少なくとも1つの脂肪鎖を含むモノマーのコポリマーを含み、これらのモノマーは、脂肪鎖を有する疎水性モノマー、脂肪鎖を有する疎水性部分と親水性部分と含む両親媒性モノマー、またはこれらの混合物から選ばれる。好適な物質は、例えば、C10−30アルキルアクリレートとアクリル酸、メタクリル酸またはそれらの短鎖(すなわちC1−4アルコール)エステルの1つの1つ以上のモノマーとのコポリマーを含み、この場合架橋剤は、しょ糖またはペンタエリスリトールのアリルエーテルである。これらのコポリマーは、通常、アクリレート/C10−30アルキルアクリレートの架橋ポリマーといわれ、そして米国、オハイオ州、クリーブランドのB.F.GoodrichからCARBOPOL(商標)の商標名の下で市販されている。本発明の組成物の製造に有用な他のポリマーは、米国、オハイオ州、クリーブランドのB.F.GoodrichからCARBOPOL(商標)934、940および941の商標名の下で市販されている分子量がしばしば400万から500万またはそれ以上の約0.75−約2.0%のポリアルキルしょ糖またはポリアルキルペンタエリスリトールにより架橋結合されたポリアクリル酸のポリマーである。95−60重量%のアクリル繰り返し構造単位、4−40重量%のアクリレート繰り返し構造単位および0.1−6重量%の架橋モノマーを含むアニオン性両親媒性ポリマー、または98−96重量%のアクリル繰り返し構造単位、1−4重量%のアクリレート繰り返し構造単位および0.1−0.6重量%の架橋モノマーを含むアニオン性両親媒性ポリマーも、本発明の組成物中の増粘剤として有用である。このようなポリマーは、例えば、商標名CARBOPOL(商標)1342およびCARBOPOL(商標)1382の下でB.F.Goodrichにより市販されている両親媒性を有するアクリル酸の疎水的に変性された架橋ポリマーを含む。また有用なのは、ULTREZ(商標)10(B.F.Goodrichから市販されている)であり、それは、約3−6炭素原子の長さを有するモノエチレン性不飽和カルボン酸モノマーまたはその無水物の大きな部分と、C8−30鎖のアクリレートまたはメタクリレートエステルモノマーの小さい部分からなる変性アクリルコポリマーの水中油エマルション(カルボン酸またはその無水物は約80−約99重量%でありそしてC8−30鎖のアクリレートまたはメタクリレートエステルモノマーは約1−約20重量%である)である。ポリマーは、米国特許5004598に記載されており、それは本明細書において参考として引用される。
【0020】
使用されるとき、これらのアクリル酸ポリマーは、約0.05−約20%のレベルで第一の組成物中に存在し、ある態様では約0.5−10%で存在しそして他の態様では約1−約10%で存在する。
【0021】
第一の組成物が無水の抗生物質組成物であるとき、第一の組成物は、別に増粘剤としてポリアクリルアミド特に非イオン性のポリアクリルアミドポリマーを含むことができる。有用な非イオン性のポリマーは、架橋したまたは架橋していないポリアクリルアミドおよび置換したポリアクリルアミドである。これらのポリマーは、1つまたは2つのアルキル基(好ましくはC1−5)により置換されたまたは置換されていないアクリルアミドおよびメタクリアミドを含む種々のモノマーから形成できる非イオン性のポリマーである。アミド窒素が置換されていないまたは1つまたは2つのC1−5アルキル基(好ましくはメチル、エチルまたはプロピル)により置換された好ましいアクリレートアミドおよびメタクリレートアミドは、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N、N−ジメチルメタクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−イソプロピルメタクリルアミドおよびN、N−ジメチルジメチルアクリルアミドである。これらのモノマーは、一般に米国特許4963348に記載されており、それはその全部を本明細書において参考として引用する。これらのコポリマーは、従来の中性の架橋剤例えばジアルケニル化合物を使用して所望により形成できる。カチオン性ポリマーのためのこれら架橋剤の使用は、米国特許4628078および4599379に開示されており、それらの両者は、本明細書において参考として引用される。これらの非イオン性のコポリマーは、約1000000より大きい好ましくは約1500000より大きいそして約30000000以内の範囲の分子量を有する。これらのポリアクリルアミドポリマーの中で最も好ましいのは、Seppic Corporation(ニュージャージー州フェアフィールド)から商標名SEPIGEL(商標)305の下市販されているCTFA名称ポリアクリルアミドおよびイソパラフィンおよびラウレス−7を与えられている非イオン性ポリマーである。本発明で有用な他のポリアクリルアミドポリマーは、アクリル酸および置換アクリル酸によるアクリルアミドおよび置換アクリルアミドのマルチブロックコポリマーを含む。これらのマルチブロックコポリマーの市販されている例は、Lipo Chemicals、Inc.(ニュージャージー州、パターソン)からのHypan SR150H,SS500V、SS500W、SSSA100Hを含む。
【0022】
使用されるとき、これらの非イオン性ポリアクリルアミドは、第一の組成物中で、約0.05−約20%のレベルで存在し、ある態様では約0.5−10%で存在しそして他の態様では約1−約10%で存在する。
【0023】
全く驚くべきことには、市販されているアクリル酸ポリマーおよびポリアクリルアミドに関する製品の文献の記載とは反対に、増粘剤は、実質的に無水の組成物として第一の組成物を処方するのに使用されるとき、水性の媒体中に分散または中和する必要がなく、所望の増粘性を達成する。
【0024】
過酸化ベンゾイルは、第一の組成物中に配合できる、有効な抗アクネ治療に知られている他の活性成分である。過酸化ベンゾイルが第一の活性成分であるとき、第一の組成物は、実質的に無水であるか、または水を含むかの何れかであり、そして任意の過酸化ベンゾイル含有クリーム、ローション、ゲルまたは懸濁物であることができる。本発明において使用して好適な過酸化ベンゾイル組成物の例は、その記述が本明細書で参考として引用される米国特許5632996に開示されている組成物を含むが、これらに限定されない。ある態様では、過酸化ベンゾイル組成物は実質的に無水である。これらの態様の中で、a)極性溶媒、b)アクリル酸ポリマー、ポリアクリルアミドおよびこれらの組み合わせ(前記したもの)からなる群から選ばれる増粘剤、c)過酸化ベンゾイル、d)安息香酸アルキルそして所望によりe)合成クレンザーを含む組成物である。好適な合成クレンザーは、ナトリウムココイルイセチオネート、アルファオレフィンスルホネートサルコシネートおよびアシルグルタメートを含むが、これらに限定されない。
【0025】
組成物中の過酸化ベンゾイルの量は、組成物の全重量に基づいて約0.1−約20重量%、好ましくは約1.0−約15重量%、最も好ましくは約1.5−約10重量%である。過酸化ベンゾイル含有組成物は、0.3−30rpmでスピンドルナンバー3または4を使用して室温でBrookfield粘度計(モデルLVT)を用いて測定したとき、約1000センチポイズ(cps)より大きい粘度、ある態様では5000cpsより大きい粘度を有する。他の態様では、過酸化ベンゾイル含有組成物は、約1000−約200万センチポイズを有する。また他の態様では、過酸化ベンゾイル含有組成物は、約10000−約1000000cpsの粘度を有する。
【0026】
別の態様では、第一の組成物はレチノイドを含む。好適なレチノイドは、例えば、レチノール、レチノン酸、パルミチン酸レチニル、プロピオン酸レチニルまたは酢酸レチニル並びに合成レチノイド類似物を含む。レチノイドは、第二の組成物中に、約0.001−約5重量%、ある態様では約0.1−約2.0重量%の量で存在できる。
【0027】
レチノイドが第一の活性成分であるとき、第一の組成物は、実質的に無水であるか、または水を含んでもよい。水性レチノイド組成物は、当業者に周知であり、そして例えばニュージャージー州、ニューブランスウイックのJohnson and Johnson、Inc、からRETIN−A(商標)の下で市販されている組成物を含む。好適なレチノイド組成物は、また、米国特許4690825および5955109に開示されており、それらの全記述は、本明細書に参考として引用される。ある態様では、レチノイド含有組成物は、実質的に無水でありそして極性溶媒、増粘剤およびレチノイドを含むことができる。第二の組成物にとり好適な極性溶媒および増粘剤は、上記の抗生物質および過酸化ベンゾイル組成物について記載されたのと同じである。レチノイド含有組成物は、0.3−30rpmでスピンドルナンバー3または4を使用して室温でBrookfield粘度計(モデルLVT)を用いて測定したとき、約1000センチポイズ(cps)より大きい粘度、ある態様では5000cpsより大きい粘度を有する。他の態様では、レチノイド含有組成物は、約1000−約200万センチポイズの範囲の粘度を有する。さらに他の態様では、レチノイド含有組成物は、約10000−約1000000cpsの範囲の粘度を有する。
【0028】
第二の組成物は、第一の活性成分とは非相溶性である第二の活性成分を含む。第二の活性成分は、アクネを治療するのに有効であるか、または使用者の皮膚への局所的な投与により或る他の有利な効果をもたらす(例えば、アルファ−ヒドロキシ酸または抗刺激剤)。第二の組成物は、実質的に無水であるかまたは水性である。
【0029】
第一および第二の組成物に用いる第一および第二の活性成分の組み合わせは、a)第一の組成物中の抗生物質および第二の組成物中の過酸化ベンゾイル、b)第一の組成物中の抗生物質および第二の組成物中のレチノイド、およびc)第一の組成物中の過酸化ベンゾイルおよび第二の組成物中のレチノイドを含むが、これらに限定されない。
【0030】
第一の組成物または第二の組成物の何れかが、1つより多い活性成分を含むことができることも理解すべきである。例えば、第一の組成物は、抗生物質および過酸化ベンゾイルの両者を含み(このような組成物は、例えば、フロリダ州、コーラル・ゲーブルズのStiefel Laboratories、Inc.から商標名DUAC(商標)の下で市販されている)、そして第二の組成物がレチノイドを含む。抗生物質および過酸化ベンゾイルの両者を含む有用な組成物は、また、米国特許5466446、5446028、5767098および6013637に開示されており、これらの全記述は本明細書において参考として引用される。他の例として、第一の組成物は、抗生物質およびレチノイドの両者を含み(このような組成物は、例えば、2005年8月5日に出願された米国特許出願11/198613に記載されており、その全記述は本明細書において参考として引用される)、そして第二の組成物は、過酸化ベンゾイルを含む。この記述を読む当業者は、第一および第二の組成物で有用な活性成分の他の組み合わせを容易に考えることができるだろう。
【0031】
第一および第二の組成物は、第一および第二の組成物が同時に投薬されるとき、好ましくは、化粧上優れた製品をもたらすために同様な粘度を有する。ある態様では、第一および第二の組成物間の粘度の相違は25%以下である。
【0032】
上記の成分に加えて、第一および第二の組成物の1つまたは両者は、また、種々の必須ではない成分、例えば、共溶媒、保存料、エモリエント、含湿剤、抗炎症剤、抗酸化剤、昆虫忌避剤または皮膚冷却化合物などを含むことができる。例えば、第一または第二の組成物の何れかは、1つ以上の共溶媒例えばエタノール、アセトンまたはプロピレンカーボネートを含むことができる。
【0033】
保存料は、また、第一または第二の組成物の何れかまたは両者で使用できる。本発明の組成物に関して使用するのに好適な保存料は、パラベン、ソルベート、ベンジルアルコール、ジアゾリジニル尿素およびイソチアゾリノンを含む。保存料は、全組成物の約0.001−約15重量%の量で存在できる。
【0034】
第一または第二の組成物の1つまたは両者は、また、皮膚冷却化合物例えばメントール、メチルグリセロール、不斉カーボネート、チオカボネートおよびウレタン、置換カルボキシアミド、尿素またはホスフィンオキシド(J.Cosmet.Chem.29巻、185ページ(1978)に記載されており、これは本明細書に参考として引用される)、乳酸メチルおよびメントングリセリンアセタールを、全組成物の約0.01−約30重量%、ある態様では約1.0−約15重量%含むアセタールを含むように処方できる。
【0035】
第一および第二の組成物は、複数の室を有するディスペンサーに保存されそれから投薬される。2つの別々に含まれた非相溶性の化合物を同時に投薬するのに適したポンプ手段を含む投薬システムは、周知である。それ自体、図1に概略的に画かれた投薬システム(イタリー、トラデーテのMaplastからのディスペンサー)は、小さい2室のシングルユースのポウチから、異なる製品のコンパートメントを使用する管、または非相溶性の化合物を分けるための押し出し可能な粘性の比較的不活性の物質を使用するコンパートメントの管に及ぶ多数の製品からの1つの例に過ぎない。
【0036】
図1に示されたディスペンサーは、投薬ヘッドCを押すことにより、AおよびBに別々に含まれた2つの化合物を同時に投薬できる。投薬ヘッドCを押すと、2つの小さいポンプを作動させて、ほぼ等しい体積で2つの化合物を次に投薬することになる。投薬ヘッドのデザインに応じて、化合物は、2つの別々の流れでまたはただ1つの流れで投薬される。もし所望ならば、例えば1:2の比で第一および第二の実質的に無水な組成物を伝達できる投薬ユニットも使用できる。図1に画かれたディスペンサーについて説明すると、これは、2つのポンプの1つが、投薬ヘッドCの1つの一押しだけで他のポンプの少なくとも2倍の体積を投薬することができることを意味する。2室のシングルユースポーチについて説明すると、これは、第一の実質的に無水の組成物を含む室が他の室の少なくとも半分の体積の製品を含むことを意味する。2つのコンパートメントの管について説明すると、これは、等しい圧力下で第一の実質的に無水の組成物を含むコンパートメントの放出オリフィスが他のコンパートメントの放出オリフィスの少なくとも2倍の製品の通過を可能にすることを意味する。押し出し可能な物質を用いてコンパートメント化された管で説明すると、これは、第一の実質的に無水の組成物が第二の実質的に無水の組成物の体積の少なくとも2倍で管の内側に存在することを意味する。
【0037】
他の好適なディスベンサーは、米国特許5356040および5823391に開示されており、これらの記述は、それらの全部を本明細書において参考として引用される。
【0038】
次の例は本発明の組成物及び方法を例証するものであり、本発明の範囲を制限するものではない。すべての量は断りのない限り全組成物の重量あたりの重量%で示す。
【0039】
実施例1−4:
次の調合物は本発明の装置に用いるに適する実質上無水の抗生物質の例である:

エリスロマイシン 2 2 −
プロピレングリニール 15.2 17.4 15.3
グリセリン99% 52.0 50.0 52.0
カルボポール980 0.8 0.6 0.7
乾燥Flo PC 25.00 25.00 25.00
乳化剤10 5.00 5.00 5.00
クリンダマイシン − − 2.0
* 乳化剤10(アルキルメチルシロキサンコポリオール及びラウリルPEG/PPG−18/18メチコン)

エリスロマイシン 2.0
プロピレングリニール 96.0
ULTREZ10 1.0
SEPIGEL305 1.0
【0040】
実施例5−7:
次の調合物は本発明の装置に用いるに適する抗生物質及び/又はトレチノイン乳化物の例である。

水 78.684 79.83 76.524
カルボポール980 0.50 0.50 0.50
ジナトリウムEDTA 0.50 0.50 0.50
グリセリン 2.00 5.00 2.00
水酸化ナトリウム 0.20 0.20 0.35
ソルビン酸 0.10 0.10 0.10
BHT 0.05 − 0.10
ステアレスS−20 1.40 1.40 1.40
ステアレスS−2 1.50 1.50 1.50
セチルステアリルアルコール 2.50 2.50 2.50
アーラセル165 2.00 2.00 2.00
乳化剤10 1.00 1.00 1.00
フルイラン(ラノリン油) 0.47 0.47 0.47
ミリスチン酸イソプロピル(IPM) 7.00 − 7.00
Tween20(ポリソルベート20) 1.00 1.00 1.00
無水アルコール 1.00 − 1.00
トレチノイン 0.056 − 0.056
クリンダマイシン − 2.00 2.00
* アーラセル165(ステアリン酸グリセリル及びPEG−100ステアレート)
【0041】
実施例8−13:
次に例示する過酸化ベンゾイル含有調合物は本発明の装置に用い例1−4の無水調合物又は例5−7の乳化物といっしょに分配されるに適するものである。
【0042】
乳化組成物

水 56.4 70.16
カルボポール980 − 0.50
グリセリン 5.0 3.00
SEPIGEL305 2.0 −
水酸化ナトリウム 1.60 0.20
乳酸 − 0.10
ステアレスS−20 2.0 1.40
ステアレスS−2 2.0 1.90
セチルステアリルアルコール 3.0 1.90
アーラセル165 − 1.90
乳化剤10 − 2.30
シリコーンクポイドイル 5.0 −
フルイラン(ラノリン油) − 0.47
ルシドール75%(過酸化ベンゾイル)16.00 6.67
12−15ベンゾエートエステル 7.00 8.00
Tween20(ポリソルベート20) − 1.00
ジナトリウムEDTA − 0.50
【0043】
過酸化ベンゾイルゲル
10 11
プロピレングリコール 88.5 18.00
カルボポール980 − 0.80
グリセリン − 42.04
ULTREZ10 1.5 −
乾燥Flo PC − 25.00
乳化剤10 − 5.00
ジナトリウムEDTA − 0.15
過酸化ベンゾイル 5.0 6.01
Fin Solv TN 5.0 3.00
【0044】
過酸化ベンゾイルゲルクレンザー
12
グリセリン 68.0
ULTREZ10 2.0
過酸化ベンゾイル 5.0
Fin Solv TN 5.0
ナトリウムココイルイセチオネート 20.0

13
ペトロタラタム 15.50
ナトリウムココイルイセチオネート 5.00
アルファオレフィンスルホネート 2.00
二酸化チタン 0.30
ルシドール75%(過酸化ベンゾイル)15.80
12−15アルキルベンゾエート 7.00
トリエタノールアミン 0.60
カルボポール1382 0.80
グリセリン 53.0
【0045】
実施例14−15:
乳化調合物(活性成分組合せ:クリンダマイシン/トレチノイン)
成分 14 15
脱イオン水 71.5626 75.6824
ジナトリウムEDTA 0.4 0.5
NaOH(10%) − 0.35
カルボポール980 0.20 0.65
ステアレスS−2 1.216 1.9
ステアレート(及び)PEG−100ステアレート 0.896 2.5
セチルステアリルアルコール 1.216 3.0
乳化剤10 0.800 2.3
Tween20 0.80 −
フルイラン − 0.36
グリセリン 13.79 1.9
ブチルヒドロキシルトルエン 0.040 0.05
ステアレス−21 − 1.40
ソルビン酸 0.08 0.10
クリンダマイシンホスフェート(100%) 1.00 1.255
トレチノイン酸 0.0504 0.526
エチルアルコール(無水) 0.80 1.0
アルキルベンゾエート 7.149 −
IPM − 7.0
【0046】
BPO/クリンダマイシン例
乳化組成物

水 54.4 68.16
カルボポール980 − 0.50
グリセリン 5.0 3.00
SEPIGEL305 2.0 −
水酸化ナトリウム 1.60 0.20
乳酸 − 0.10
ステアレスS−20 2.0 1.40
ステアレスS−2 2.0 1.90
セチルステアリルアルコール 3.0 1.90
アーラセル165 − 1.90
乳化剤10 − 2.30
シリコーンクポイドイル 5.0 −
フルイラン(ラノリン油) − 0.47
ルシドール75%(過酸化ベンゾイル) 16.0 6.67
12−15ベンゾエートエステル 7.00 8.00
Tween20(ポリソルベート20) − 1.00
ジナトリウムEDTA − 0.50
クリンダマイシンホスフェート(100%) 2.00 2.00
【0047】
ゲル組成物
10 11
プロピレングリコール 86.5 16.00
カルボポール980 − 0.80
グリセリン − 42.04
ULTREZ10 1.5 −
乾燥Flo PC − 25.00
乳化剤10 − 5.00
ジナトリウムEDTA − 0.15
過酸化ベンゾイル 5.0 6.01
Fin Solv TN 5.0 3.00
クリンダマイシンホスフェート(100%) 2.00 2.00
本発明の実施例の種々の変更が可能であり、これらは本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】図1は、本発明に従って第一および第二の組成物を投薬するのに好適な容器の概略図である。
【符号の説明】
【0049】
A 室
B 室
C 投薬ヘッド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
活性成分の少なくとも1つがアクネを治療するのに有効な活性成分である複数の活性成分を含む第一の組成物を含有する第一の室、
第一の組成物中の複数の活性成分の1つと非相溶性である少なくとも1つの活性成分を含む第二の組成物を含有する第二の室、
第一および第二の室の外へそれぞれ第一および第二の組成物を移動するためのポンプ手段、および
第一および第二の組成物を投薬するための1つ以上の出口
からなることを特徴とする装置。
【請求項2】
第一の組成物が、1つ以上の抗生物質および1つ以上のレチノイドを含む請求項1の装置。
【請求項3】
第一の組成物が、1つ以上の抗生物質および過酸化ベンゾイルを含む請求項1の装置。
【請求項4】
1つ以上の抗生物質が、エリスロマイシン、クリンダマイシン、テトラサイクリン、並びにエリスロマイシン、クリンダマイシンまたはテトラサイクリンの誘導体、並びにエリスロマイシン、クリンダマイシンまたはテトラサイクリンの製薬上許容できる塩からなる群から選ばれる請求項2の装置。
【請求項5】
1つ以上の抗生物質が、エリスロマイシン、クリンダマイシン、テトラサイクリン、並びにエリスロマイシン、クリンダマイシンまたはテトラサイクリンの誘導体、並びにエリスロマイシン、クリンダマイシンまたはテトラサイクリンの製薬上許容できる塩からなる群から選ばれる請求項3の装置。
【請求項6】
1つ以上のレチノイドが、レチノール、レチノン酸、パルミチン酸レチニル、プロピオン酸レチニル、酢酸レチニルおよび合成レチノイド類似物からなる群から選ばれる請求項2の装置。
【請求項7】
抗生物質およびレチノイドを含む第一の組成物を含有する第一の室、
過酸化ベンゾイルを含む第二の組成物を含有する第二の室、
第一および第二の室の外にそれぞれ第一および第二の組成物を移動するためのポンプ手段、および
第一および第二の組成物を投薬するための1つ以上の出口
からなることを特徴とする装置。
【請求項8】
抗生物質が、エリスロマイシン、クリンダマイシン、テトラサイクリン、並びにエリスロマイシン、クリンダマイシンまたはテトラサイクリンの誘導体、並びにエリスロマイシン、クリンダマイシンまたはテトラサイクリンの製薬上許容できる塩からなる群から選ばれる請求項7の装置。
【請求項9】
レチノイドが、レチノール、レチノン酸、パルミチン酸レチニル、プロピオン酸レチニル、酢酸レチニルおよび合成レチノイド類似物からなる群から選ばれる請求項7の装置。
【請求項10】
抗生物質および過酸化ベンゾイルを含む第一の組成物を含有する第一の室、
レチノイドを含む第二の組成物を含有する第二の室、
それぞれ第一および第二の室の外へ第一および第二の組成物を移動するためのポンプ手段、および
第一および第二の組成物を投薬するための1つ以上の出口
からなることを特徴とする装置。
【請求項11】
レチノイドが、レチノール、レチノン酸、パルミチン酸レチニル、プロピオン酸レチニル、酢酸レチニルおよび合成レチノイド類似物からなる群から選ばれる請求項10の装置。
【請求項12】
抗生物質が、エリスロマイシン、クリンダマイシン、テトラサイクリン、並びにエリスロマイシン、クリンダマイシンまたはテトラサイクリンの誘導体、並びにエリスロマイシン、クリンダマイシンまたはテトラサイクリンの製薬上許容できる塩からなる群から選ばれる請求項10の装置。
【請求項13】
第一および第二の室からそれぞれ第一の組成物および第二の組成物を同時にポンプで取りだし、
第一の組成物は抗生物質およびレチノイドを含み、第二の組成物は過酸化ベンゾイルを含み、そして
第一の組成物および第二の組成物をアクネにかかった人の皮膚と接触させる
ことからなることを特徴とするアクネを治療する方法。
【請求項14】
抗生物質が、エリスロマイシン、クリンダマイシン、テトラサイクリン、並びにエリスロマイシン、クリンダマイシンまたはテトラサイクリンの誘導体、並びにエリスロマイシン、クリンダマイシンまたはテトラサイクリンの製薬上許容できる塩からなる群から選ばれる請求項13の方法。
【請求項15】
レチノイドが、レチノール、レチノン酸、パルミチン酸レチニル、プロピオン酸レチニル、酢酸レチニルおよび合成レチノイド類似物からなる群から選ばれる請求項13の方法。
【請求項16】
第一および第二の室からそれぞれ第一の組成物および第二の組成物を同時にポンプで取りだし、
第一の組成物は抗生物質および過酸化ベンゾイルを含み、第二の組成物はレチノイドを含み、そして
第一の組成物および第二の組成物をアクネにかかった人の皮膚と接触させる
ことからなることを特徴とするアクネを治療する方法。
【請求項17】
抗生物質が、エリスロマイシン、クリンダマイシン、テトラサイクリン、並びにエリスロマイシン、クリンダマイシンまたはテトラサイクリンの誘導体、並びにエリスロマイシン、クリンダマイシンまたはテトラサイクリンの製薬上許容できる塩からなる群から選ばれる請求項16の方法。
【請求項18】
過酸化ベンゾイルが、第二の組成物の約0.1−約25重量%をしめる請求項16の方法。
【請求項19】
レチノイドが、レチノール、レチノン酸、パルミチン酸レチニル、プロピオン酸レチニル、酢酸レチニルおよび合成レチノイド類似物からなる群から選ばれる請求項16の方法。

【図1】
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【公開番号】特開2007−197445(P2007−197445A)
【公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−14789(P2007−14789)
【出願日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【出願人】(592207784)イマジナティブ リサーチ アソシエィツ インコーポレーテッド (2)
【Fターム(参考)】