説明

BACE阻害薬として有用なアミノベンジル置換環状スルホン誘導体

本発明は、遊離形または塩形の、式:


[式中:すべての可変基は本明細書の記載と同義である]
で示される新規なヘテロ環式化合物、その調製法、医薬としてのその使用およびそれらを含む医薬に関する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊離形または塩形の、式:
【化1】

[式中:
は水素;ハロゲン;または(C1−8)アルキルであり;
は水素;ハロゲン;(C1−8)アルキル;ハロゲン−(C1−8)アルキル;(C1−8)アルコキシまたはハロゲン−(C1−8)アルコキシであり;
は水素であり;そして
は水素;(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルキル;(C1−8)アルキルカルボニルオキシ−(C1−8)アルキル;アミノ−(C1−8)アルキル;N−(C1−8)アルキルアミノ−(C1−8)アルキル;N,N−ジ−[(C1−8)アルキル]アミノ部分における2つの同一または異なる(C1−8)アルキル部分を有するN,N−ジ−[(C1−8)アルキル]アミノ−(C1−8)アルキル;N−(C3−8)シクロアルキルアミノ−(C1−8)アルキル;ホルミル;(C1−8)アルキルカルボニル;(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルキルカルボニル;アミノ−(C1−8)アルキルカルボニル;N−(C1−8)アルキルアミノ−(C1−8)アルキルカルボニル;N,N−ジ−[(C1−8)アルキル]アミノ部分における2つの同一または異なる(C1−8)アルキル部分を有するN,N−ジ−[(C1−8)アルキル]アミノ−(C1−8)アルキルカルボニル(ここで、2つの(C1−8)アルキル部分は、一緒になって結合し、それらが結合する窒素原子と一緒になって、3〜7個の環員を有する環を形成しうる);N−(C3−8)シクロアルキルアミノ−(C1−8)アルキルカルボニル;または(C1−8)アルコキシカルボニルであるか
または
はハロゲン−(C1−8)アルキル;ヒドロキシ−(C1−8)アルキル;(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルキル;ホルミル;(C1−8)アルキルカルボニル;(C3−8)シクロアルキルカルボニル;(C3−8)シクロアルキル−(C1−8)アルキルカルボニル;ハロゲン−(C1−8)アルキルカルボニル;(C1−8)アルコキシカルボニル;ハロゲン−(C1−8)アルコキシカルボニル;またはアリール−(C1−8)アルキル基(ここで、アリール−(C1−8)アルキル基はハロゲン、(C1−8)アルキル、ハロゲン−(C1−8)アルキル、(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルキル、ハロゲン−(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルキル、(C3−8)シクロアルキル、(C1−8)アルコキシおよびハロゲン−(C1−8)アルコキシからなる群より独立して選択される1〜4個の置換基で環置換されていてもよい)であり;そして
は水素;(C1−8)アルキル;(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルキル;(C1−8)アルキルカルボニルオキシ−(C1−8)アルキル;ホルミル;(C1−8)アルキルカルボニル;または(C1−8)アルコキシカルボニルであるか;
のいずれかであり
は水素;ハロゲン;(C1−8)アルキル;ハロゲン−(C1−8)アルキル;ヒドロキシで置換されたハロゲン−(C1−8)アルキル;(C1−8)アルコキシで置換されたハロゲン−(C1−8)アルキル;アミノ−(C1−8)アルキル;N−(C1−8)アルキルアミノ−(C1−8)アルキル;N,N−ジ−[(C1−8)アルキル]アミノ部分における2つの同一または異なる(C1−8)アルキル部分を有するN,N−ジ−[(C1−8)アルキル]アミノ−(C1−8)アルキル;(C2−8)アルケニル;(C3−8)シクロアルキル−(C2−8)アルケニル;ハロゲン−(C2−8)アルケニル;(C1−8)アルコキシ;ハロゲン−(C1−8)アルコキシ;ヒドロキシで置換されたハロゲン−(C1−8)アルコキシ;(C1−8)アルコキシで置換されたハロゲン−(C1−8)アルコキシ;(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルコキシで置換されたハロゲン−(C1−8)アルコキシ;アミノで置換されたハロゲン−(C1−8)アルコキシ;N−(C1−8)アルキルアミノで置換されたハロゲン−(C1−8)アルコキシ;2つの同一または異なる(C1−8)アルキル部分を有するN,N−ジ−[(C1−8)アルキル]アミノで置換されたハロゲン−(C1−8)アルコキシ(ここで、2つの(C1−8)アルキル部分は、一緒になって結合し、それらが結合する窒素原子と一緒になって、3〜7個の環員を有する環を形成しうる);(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルキル;ハロゲン−(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルキル;(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルコキシ;ハロゲン−(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルコキシ;(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルキル;ハロゲン−(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルキル;ホルミル;(C1−8)アルキルカルボニル;(C3−8)シクロアルキルカルボニル;(C3−8)シクロアルキル−(C1−8)アルキルカルボニル;ハロゲン−(C1−8)アルキルカルボニル;アミノカルボニル;ハロゲンで置換されていてもよいN−(C1−8)アルキルアミノカルボニル;2つの同一または異なる(C1−8)アルキル部分を有するN,N−ジ−[(C1−8)アルキル]アミノカルボニル(ここで、2つの同一または異なる(C1−8)アルキル部分は、ハロゲンで同一にまたは異なって置換されうる);N−(C3−8)シクロアルキルアミノカルボニル;N−[(C3−8)シクロアルキル−(C1−8)アルキル]アミノカルボニル;(C1−8)アルコキシカルボニル;ハロゲン−(C1−8)アルコキシカルボニル;または(C3−8)シクロアルキル、(C3−8)シクロアルキル−(C1−8)アルキル、(C3−8)シクロアルキル−(C1−8)アルコキシ、(C3−8)シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、非芳香族ヘテロシクリルもしくは非芳香族ヘテロシクリルオキシ基(ここで、(C3−8)シクロアルキル、(C3−8)シクロアルキル−(C1−8)アルキル、(C3−8)シクロアルキル−(C1−8)アルコキシ、(C3−8)シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、非芳香族ヘテロシクリルまたは非芳香族ヘテロシクリルオキシ基は、ハロゲン、(C1−8)アルキル、ハロゲン−(C1−8)アルキル、(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルキル、ハロゲン−(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルキル、(C3−8)シクロアルキル、(C1−8)アルコキシおよびハロゲン−(C1−8)アルコキシからなる群より独立して選択される1〜4個の置換基で環置換されていてもよく、(C3−8)シクロアルキル、(C3−8)シクロアルキル−(C1−8)アルキル、(C3−8)シクロアルキル−(C1−8)アルコキシ、(C3−8)シクロアルコキシ、非芳香族ヘテロシクリルまたは非芳香族ヘテロシクリルオキシ基において、1または2個の−CH−環員は−C(=O)−環員で置換されていてもよい)であり;
は存在せず;そして
は存在しないか;
または
はオキソであり;そして
は存在しないか;
または
はオキシであり;そして
はオキソ;イミノ;(C1−8)アルキルイミノ;ベンジルイミノ;ホルミルイミノ;または(C1−8)アルキルカルボニルイミノであるか;
のいずれかであり
は、水素;(C1−8)アルキル;ハロゲン−(C1−8)アルキル;ヒドロキシ−(C1−8)アルキル;(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルキル;または(C3−8)シクロアルキル基(ここで、(C3−8)シクロアルキル基は、ハロゲンおよび(C1−8)アルキルからなる群より独立して選択される1〜4個の置換基で置換されていてもよい)であり;そして
は、水素;(C1−8)アルキル;ハロゲン−(C1−8)アルキル;ヒドロキシ−(C1−8)アルキル;(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルキル;または(C3−8)シクロアルキル基(ここで、(C3−8)シクロアルキル基は、ハロゲンおよび(C1−8)アルキルからなる群より独立して選択される1〜4個の置換基で置換されていてもよい)であるか;
または
およびRは、一緒になって結合し、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(C3−8)シクロアルキリデン部分(ここで、(C3−8)シクロアルキリデン部分において、その−CH−環員の1つは−O−で置換されうる)を形成するか;
のいずれかであり
10は、アリールまたはヘテロアリール基(ここで、アリールまたはヘテロアリール基は、(i)一価置換基、ハロゲン、ヒドロキシ、3つの同一のまたは2もしくは3つの異なる(C1−8)アルキル部分を有する−Si[(C1−8)アルキル]、(C1−8)アルキル、ハロゲン−(C1−8)アルキル、ヒドロキシ−(C1−8)アルキル、ハロゲンで置換されたヒドロキシ−(C1−8)アルキル、(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルキル、ハロゲン−(C1−8)アルコキシ−(C1−8)アルキル、シアノ−(C1−8)アルキル、(C1−8)アルコキシ、ハロゲン−(C1−8)アルコキシ、ヘテロアリール基(ここで、ヘテロアリール基は、ハロゲン、(C1−8)アルキルおよびハロゲン−(C1−8)アルキルからなる群より独立して選択される1〜4個の置換基で置換されていてもよい)および(C3−8)シクロアルキル基(ここで、(C3−8)シクロアルキル基において、その−CH−環員の1つは−O−で置換され得、その−CH−環員の1つが−O−で置換されていてもよい、(C3−8)シクロアルキル基は、ハロゲン、(C1−8)アルキルおよびハロゲン−(C1−8)アルキルからなる群より独立して選択される1〜4個の置換基で置換されていてもよい)、ならびに(ii)二価置換基、(C3−16)アルキレン、オキサ−(C2−16)アルキレンおよび(C1−8)アルキレンオキサ−(C1−8)アルキレン(ここで、任意のかかる所望の二価置換基はアリールまたはヘテロアリール基の2つの隣接した環炭素原子に結合している)からなる群より独立して選択される置換基で一置換、二置換、三置換または四置換されていてもよい)であり;および
11は水素であり;そして
12はヒドロキシであるか;
または
一緒に結合するR11およびR12はオキソであるか
のいずれかである
で示される化合物。
【請求項2】
遊離形または塩形の、
(3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((S)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−プロピル)−ベンジル]−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−4−オール,
(3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((S)−3,3,3−トリフルオロ−2−メトキシ−プロピル)−ベンジル]−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−4−オール,
(3S,4S,5R)−3−(4−アミノ−3−エチルアミノメチル−5−フルオロ−ベンジル)−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−4−オール,
1−{2−アミノ−5−[(3S,4S,5R)−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−3−イルメチル]−3−フルオロ−フェニル}−ピロリジン−2−オン,
1−{2−アミノ−5−[(3S,4S,5R)−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−3−イルメチル]−3−フルオロ−フェニル}−アゼチジン−2−オン,
N−{4−[(3S,4S,5R)−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ*6*−チオピラン−3−イルメチル]−2−フルオロ−フェニル}−2−ジメチルアミノ−アセトアミド,
(3R,4S,5S)−3−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−5−[4−(2−ジメチルアミノ−エチルアミノ)−3−フルオロ−ベンジル]−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−4−オール,
N−{4−[(3S,4S,5R)−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−3−イルメチル]−2−エチル−6−フルオロ−フェニル}−2−エチルアミノ−アセトアミド,
N−{4−[(3S,4S,5R)−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−3−イルメチル]−2−エチル−6−フルオロ−フェニル}−2−ジメチルアミノ−アセトアミド,
N−{4−[(3S,4S,5R)−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−3−イルメチル]−2−エチル−6−フルオロ−フェニル}−2−メトキシ−アセトアミド,
N−{4−[(3S,4S,5R)−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−3−イルメチル]−2−クロロ−6−フルオロ−フェニル}−2−ジメチルアミノ−アセトアミド,
(3R,4S,5S)−3−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−5−[3−クロロ−4−(2−シクロプロピルアミノ−エチルアミノ)−5−フルオロ−ベンジル]−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−4−オール,
2−アミノ−N−ブチル−5−[(3S,4S,5R)−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−3−イルメチル]−ベンズアミド,
(3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−(2−メトキシ−エトキシ)−ベンジル]−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−4−オール,
(3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−(オキセタン−3−イルオキシ)−ベンジル]−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−4−オール,
N−[4−[(3S,4S,5R)−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−3−イルメチル]−2−フルオロ−6−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−フェニル]−2−ジメチルアミノ−アセトアミド,
(3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−(2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−エトキシ)−ベンジル]−5−[(3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−イソベンゾフラン−5−イルメチル)−アミノ]−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−4−オール,
(3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−(2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−エトキシ)−ベンジル]−1,1−ジオキソ−5−(3−トリメチルシラニル−ベンジルアミノ)−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−4−オール,
(3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メトキシメチル−エトキシ)−ベンジル]−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−4−オール,
(3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((R)−2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシメチル−エトキシ)−ベンジル]−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−4−オール,
(3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−((R)−1−アミノメチル−2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−5−フルオロ−ベンジル]−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−4−オール,
(3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メトキシメチル−エトキシ)−ベンジル]−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−テトラヒドロ−チオピラン−4−オール,
(1R,3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メトキシメチル−エトキシ)−ベンジル]−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−1−オキソ−テトラヒドロ−チオピラン−4−オール(cis−スルホキシド),
(1S,3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メトキシメチル−エトキシ)−ベンジル]−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−1−オキソ−テトラヒドロ−チオピラン−4−オール(trans−スルホキシド),
(3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メトキシメチル−エトキシ)−ベンジル]−5−[3−(1−メチル−シクロプロピル)−ベンジルアミノ]−1−オキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−4−オール,
(1R,3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メトキシメチル−エトキシ)−ベンジル]−1−オキソ−5−[3−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エチル)−ベンジルアミノ]−テトラヒドロ−チオピラン−4−オール,
(1R,3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メトキシメチル−エトキシ)−ベンジル]−5−{[5−(2,2−ジメチル−プロピル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−アミノ}−1−オキソ−テトラヒドロ−チオピラン−4−オール,
(1R,3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メトキシメチル−エトキシ)−ベンジル]−5−{[1−(2,2−ジメチル−プロピル)−1H−ピラゾール−4−イルメチル]−アミノ}−1−オキソ−テトラヒドロ−チオピラン−4−オール,
(1R,3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メトキシメチル−エトキシ)−ベンジル]−5−(5−tert−ブチル−2−フルオロ−ベンジルアミノ)−1−オキソ−テトラヒドロ−チオピラン−4−オール,
(1R,3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メトキシメチル−エトキシ)−ベンジル]−5−(3−イソプロピル−5−メトキシ−ベンジルアミノ)−1−オキソ−テトラヒドロ−チオピラン−4−オール,
(1R,3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メトキシメチル−エトキシ)−ベンジル]−5−(3−tert−ブチル−5−メトキシ−ベンジルアミノ)−1−オキソ−テトラヒドロ−チオピラン−4−オール,
(1R,3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メトキシメチル−エトキシ)−ベンジル]−5−[(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−6−イルメチル)−アミノ]−1−オキソ−テトラヒドロ−チオピラン−4−オール,
(1R,3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メトキシメチル−エトキシ)−ベンジル]−5−[(R)−1−(3−tert−ブチル−フェニル)−エチルアミノ]−1−オキソ−テトラヒドロ−チオピラン−4−オール,
(1R,3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−ベンジル]−5−[(3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−イソベンゾフラン−5−イルメチル)−アミノ]−1−オキソ−ヘキサヒドロ−1ラムダ−チオピラン−4−オール,
(1R,3S,4S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メトキシメチル−エトキシ)−ベンジル]−1−オキソ−5−(3−トリフルオメトキシ−ベンジルアミノ)−テトラヒドロ−チオピラン−4−オール,
(1R,3S,5R)−3−[4−アミノ−3−フルオロ−5−((R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メトキシメチル−エトキシ)−ベンジル]−5−(3−tert−ブチル−ベンジルアミノ)−1−オキソ−テトラヒドロ−チオピラン−4−オンおよび
以下の5つの表に示される化合物:
【表1】

【表2】

【表3】

【表4】

【表5】

からなる化合物の群から選択される、式Iで示される請求項1記載の化合物。
【請求項3】
遊離形または塩形の、式Iで示される請求項1記載の化合物の調製法であって、
a)遊離形または塩形の、式Iで示される化合物(式中:Rは水素であり、Rは水素である)の調製について、Rをアミノに変換するために、遊離形または塩形の、式:
【化2】

[式中:Rはアジドまたはニトロであり、すべての他の可変基は式Iの記載と同義である]
で示される化合物を還元剤で処理するか、または
b)遊離形または塩形の、式Iで示される化合物(式中:Rは水素である)の調製について、部分−N=C(R)R10を部分−N(H)−C(H)(R)R10に変換するために、遊離形または塩形の、式:
【化3】

[式中:すべての可変基は式Iの記載と同義である]
で示される化合物を還元剤で処理し、
いずれの場合も、所望により次いで、得られた化合物を還元、酸化もしくは他に官能基化し、および/または、存在していてもよい任意の保護基(群)を開裂する工程、および
そのようにして得られうる遊離形または塩形の式Iで示される化合物を回収する工程
を含む、方法。
【請求項4】
医薬として用いる、遊離形または医薬上許容される塩形の、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
β−アミロイド産生および/または凝集に関する神経学または血管障害の処置に用いる、遊離形または医薬上許容される塩形の、請求項1記載の化合物。
【請求項6】
活性成分として、遊離形または医薬上許容される塩形の、請求項1記載の化合物および医薬担体または希釈剤を含む医薬組成物。
【請求項7】
β−アミロイド産生および/または凝集に関する神経学または血管障害の処置のための医薬としての、遊離形または医薬上許容される塩形における、請求項1記載の化合物の使用。
【請求項8】
β−アミロイド産生および/または凝集に関する神経学または血管障害の処置のための医薬の製造のための、遊離形または医薬上許容される塩形における、請求項1記載の化合物の使用。
【請求項9】
処置を必要とするβ−アミロイド産生および/または凝集に関する神経または血管傷害の処置方法であって、治療上有効な量の、遊離形または医薬上許容される塩形における、請求項1記載の化合物をかかる対象に投与することを含む、方法。
【請求項10】
同時または連続投与のための、治療上有効な量の、遊離形または医薬上許容される塩形における、請求項1記載の化合物および第2薬剤物質を含む組み合わせ剤。

【公表番号】特表2011−527311(P2011−527311A)
【公表日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−517152(P2011−517152)
【出願日】平成21年7月8日(2009.7.8)
【国際出願番号】PCT/EP2009/058661
【国際公開番号】WO2010/003976
【国際公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【出願人】(504389991)ノバルティス アーゲー (806)
【Fターム(参考)】