HCVプロテアーゼインヒビターとCYP3A4インヒビターとの組み合わせ、および関連する処置方法
HCVに感染したヒト被験体の処置において同時に、または、連続して投与するための、(a)CYP3A4インヒビターと(b)C型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビターとを、別々に、または、一緒に含む組み合わせに基づいた、医薬、薬学的組成物、薬学的キットおよび方法が開示される。本明細書中に提供される化合物、組成物および方法によって処置され得るような細胞増殖疾患状態としては、癌、過形成、心臓肥大、自己免疫疾患、真菌障害、関節炎、移植片拒絶、炎症性腸疾患、免疫障害、炎症、医療手順(外科手術、血管形成術が挙げられるが、これらに限定されない)後に誘導される細胞増殖などが挙げられるが、これらに限定されない。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)および(b):
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)以下の式I〜式XXVIの化合物である少なくとも1種のC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビター:
i.
【化1】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式Iにおいて、
Yは、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノの部分からなる群より選択され、ただし、Yは、X11またはX12で必要に応じて置換され得;
X11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、ただし、X11は、X12で必要に応じてさらに置換され得;
X12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、ただし、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、X12から独立して選択される部分で必要に応じてさらに置換され得;
R1は、COR5であり、ここでR5は、COR7であり、ここでR7は、NHR9であり、ここでR9は、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、
【化2】
からなる群より選択され、ここでR1’、R2’、R3’、R4’、R5’、R11、R12、R13、およびR’、は、独立して、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルからなる群より選択され;
Zは、O、N、CHまたはCRから選択され;
Wは、存在しても存在しなくてもよく、そしてWが存在する場合、Wは、C=O、C=S、C(=N−CN)、またはSO2から選択され;
Qは、存在しても存在しなくてもよく、そしてQが存在する場合、Qは、CH、N、P、(CH2)p、(CHR)p、(CRR’)p、O、NR、S、またはSO2であり;そしてQが存在しない場合、Mは存在しても存在しなくてもよく;QおよびMが存在しない場合、AはLに直接結合し;
Aは、O、CH2、(CHR)p、(CHR−CHR’)p、(CRR’)p、NR、S、SO2または結合であり;
Eは、CH、N、CR、またはA、LもしくはGへの二重結合であり;
Gは、存在しても存在しなくてもよく、そしてGが存在する場合、Gは、(CH2)p、(CHR)p、または(CRR’)pであり;そしてGが存在しない場合、Jが存在し、そしてEは、式IにおいてGが結合している炭素原子に直接結合し;
Jは、存在しても存在しなくてもよく、そしてJが存在する場合、Jは、(CH2)p、(CHR)p、または(CRR’)p、SO2、NH、NRまたはOであり;そしてJが存在しない場合、Gが存在し、そしてEは、式IにおいてJが結合しているNに直接結合し;
Lは、存在しても存在しなくてもよく、そしてLが存在する場合、Lは、CH、CR、O、SまたはNRであり;そしてLが存在しない場合、Mは存在しても存在しなくてもよく;そしてMが存在してLが存在しない場合、Mは、独立してEに直接結合し、そしてJは、独立してEに直接結合し;
Mは、存在しても存在しなくてもよく、そしてMが存在する場合、Mは、O、NR、S、SO2、(CH2)p、(CHR)p(CHR−CHR’)p、または(CRR’)pであり;
pは、0〜6の数であり;そして
R、R’、R2、R3およびR4は、独立して、H;C1〜C10アルキル;C2〜C10アルケニル;C3〜C8シクロアルキル;C3〜C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、ウレア、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン;(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキルであって、該シクロアルキルが、3個〜8個の炭素原子、および0〜6個の酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはリン原子から作製され、そして該アルキルが、1個〜6個の炭素原子のものである、(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル;アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールからなる群より選択され;
該アルキル部分、ヘテロアルキル部分、アルケニル部分、ヘテロアルケニル部分、アリール部分、ヘテロアリール部分、シクロアルキル部分およびヘテロシクロアルキル部分は、必要に応じて化学的に適切に置換され得、用語「置換される」とは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環式、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、ウレア、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニルウレア、ヒドラジド、およびヒドロキサメートからなる群より選択される1つ以上の部分での必要に応じての化学的に適切な置換をいい;
さらに、該単位N−C−G−E−L−J−Nは、五員または六員の環式環構造を表し、ただし、該単位N−C−G−E−L−J−Nが五員環式環構造を表す場合、または式IにおけるN、C、G、E、L、J、N、A、Q、およびMを含む二環式環構造が五員環式環構造を表す場合、該五員環式環構造は、該環式環の一部としてカルボニル基を有さない、式Iの化合物;
ii.
【化3】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式IIにおいて、
Zは、NHであり;
Xは、アルキルスルホニル部分、ヘテロシクリルスルホニル部分、ヘテロシクリルアルキルスルホニル部分、アリールスルホニル部分、ヘテロアリールスルホニル部分、アルキルカルボニル部分、ヘテロシクリルカルボニル部分、ヘテロシクリルアルキルカルボニル部分、アリールカルボニル部分、ヘテロアリールカルボニル部分、アルコキシカルボニル部分、ヘテロシクリルオキシカルボニル部分、アリールオキシカルボニル部分、ヘテロアリールオキシカルボニル部分、アルキルアミノカルボニル部分、ヘテロシクリルアミノカルボニル部分、アリールアミノカルボニル部分、またはヘテロアリールアミノカルボニル部分であり、ただし、Xは、R12またはR13で必要に応じてさらに置換され得;
X1は、H;C1〜C4直鎖アルキル;C1〜C4分枝鎖アルキル;またはCH2−アリール(置換または非置換)であり;
R12は、アルキル部分、アルケニル部分、アルキニル部分、シクロアルキル部分シクロアルキル−アルキル部分、ヘテロシクリル部分、ヘテロシクリルアルキル部分、アリール部分、アルキルアリール部分、アリールアルキル部分、ヘテロアリール部分、アルキルヘテロアリール部分、またはヘテロアリールアルキル部分であり、ただし、R12は、R13で必要に応じてさらに置換され得;
R13は、ヒドロキシ部分、アルコキシ部分、アリールオキシ部分、チオ部分、アルキルチオ部分、アリールチオ部分、アミノ部分、アルキルアミノ部分、アリールアミノ部分、アルキルスルホニル部分、アリールスルホニル部分、アルキルスルホンアミド部分、アリールスルホンアミド部分、カルボキシ部分、カルボアルコキシ部分、カルボキサミド部分、アルコキシカルボニルアミノ部分、アルコキシカルボニルオキシ部分、アルキルウレイド部分、アリールウレイド部分、ハロゲン部分、シアノ部分、またはニトロ部分であり、ただし、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、R13から独立して選択される部分で必要に応じてさらに置換され得;
P1a、P1b、P2、P3、P4、P5、およびP6は、独立して、H;C1〜C10の直鎖または分枝鎖のアルキル;C2〜C10の直鎖または分枝鎖のアルケニル;C3〜C8のシクロアルキル、C3〜C8の複素環式;(シクロアルキル)アルキルまたは(ヘテロシクリル)アルキルであって、該シクロアルキルが、3個〜8個の炭素原子、および0〜6個の酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはリン原子から作製され、そして該アルキルが、1個〜6個の炭素原子のものである、(シクロアルキル)アルキルまたは(ヘテロシクリル)アルキル;アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、またはヘテロアリールアルキルであり、該アルキルは、1個〜6個の炭素原子のものであり;
該アルキル部分、アルケニル部分、シクロアルキル部分、ヘテロシクリル部分;(シクロアルキル)アルキル部分および(ヘテロシクリル)アルキル部分は、R13で必要に応じて置換され得、そしてさらに、該P1aおよびP1bは、必要に応じて、互いに結合してスピロ環式環またはスピロ複素環式環を形成し得、該スピロ環式環またはスピロ複素環式環は、0〜6個の酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはリン原子を含み、そしてR13で必要に応じてさらに置換され得;そして
P1’は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−アルキル、アリール、アリール−アルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリール−アルキルであり;ただし、該P1’は、R13で必要に応じてさらに置換され得る、式IIの化合物;
iii.
【化4】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式IIIにおいて、
Gは、カルボニルであり;
JおよびYは、同じであっても異なっていてもよく、そして独立して、H、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノの部分からなる群より選択され、ただし、Yは、X11またはX12で必要に応じてさらに置換され得;
X11は、アルキル部分、アルケニル部分、アルキニル部分、シクロアルキル部分、シクロアルキル−アルキル部分、ヘテロシクリル部分、ヘテロシクリルアルキル部分、アリール部分、アルキルアリール部分、アリールアルキル部分、ヘテロアリール部分、アルキルヘテロアリール部分、またはヘテロアリールアルキル部分からなる群より選択され、ただし、X11は、X12で必要に応じてさらに置換され得;
X12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、ただし、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、X12から独立して選択される部分で必要に応じてさらに置換され得;
R1は、COR5またはB(OR)2であり、ここでR5は、H、OH、OR8、NR9R10、CF3、C2F5、C3F7、CF2R6、R6およびCOR7からなる群より選択され、ここでR7は、H、OH、OR8、CHR9R10、およびNR9R10からなる群より選択され、ここでR6、R8、R9およびR10は、同じであっても異なっていてもよく、そして独立して、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、
【化5】
からなる群より選択され、ここでR1’、R2’、R3’、R4’、R5’、R11、R12、R13、およびR’は、同じであっても異なっていてもよく、そして独立して、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルからなる群より選択され;
Zは、O、N、またはCHから選択され;
Wは、存在しても存在しなくてもよく、Wが存在する場合、Wは、C=O、C=S、またはSO2から選択され;そして
R、R’、R2、R3およびR4は、独立して、H;C1〜C10アルキル;C2〜C10アルケニル;C3〜C8シクロアルキル;C3〜C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、ウレア、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ;酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはリン原子(該酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはリン原子の合計は、0〜6である);(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキルであって、該シクロアルキルが、3個〜8個の炭素原子および0〜6個の酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはリン原子から作製され、そして該アルキルが、1個〜6個の炭素原子のものである、(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル;アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールからなる群より選択され;
該アルキル部分、ヘテロアルキル部分、アルケニル部分、ヘテロアルケニル部分、アリール部分、ヘテロアリール部分、シクロアルキル部分およびヘテロシクロアルキル部分は、必要に応じて置換され得、該用語「置換される」とは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環式、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、ウレア、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニルウレア、ヒドラジド、およびヒドロキサメートからなる群より選択される1つ以上の部分での必要に応じた化学的に適切な置換をいう、式IIIの化合物;
iv.
【化6】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式IVにおいて、
Yは、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノの部分からなる群より選択され、ただし、Yは、X11またはX12で必要に応じて置換され得;
X11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、ただし、X11は、X12で必要に応じてさらに置換され得;
X12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシル、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、ただし、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、X12から独立して選択される部分で必要に応じてさらに置換され得;
R1は、以下の構造:
【化7】
から選択され、ここでkは、0〜5の数であり、同じであっても異なっていてもよく、R11は、任意の置換基を表し、該置換基の各々は、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルアミノ、ヒドロキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、およびニトロからなる群より選択され、ただし、R11は、R11がHではない場合、X11またはX12で必要に応じて置換され得;
Zは、O、N、CHまたはCRから選択され;
Wは、存在しても存在しなくてもよく、そしてWが存在する場合、Wは、C=O、C=S、C(=N−CN)、またはS(O2)から選択され;
Qは、存在しても存在しなくてもよく、そしてQが存在する場合、Qは、CH、N、P、(CH2)p、(CHR)p、(CRR’)p、O、N(R)、S、またはS(O2)であり;そしてQが存在しない場合、Mは、存在しても存在しなくてもよく、そしてQおよびMが存在しない場合、Aは、Lに直接結合し;
Aは、O、CH2、(CHR)p、(CHR−CHR’)p、(CRR’)p、N(R)、S、S(O2)または結合であり;
Eは、CH、N、CR、またはA、LもしくはGへの二重結合であり;
Gは、存在しても存在しなくてもよく、そしてGが存在する場合、Gは、(CH2)p、(CHR)p、または(CRR’)pであり;そしてGが存在しない場合、Jが存在し、そしてEは、式IVにおいてGが結合している炭素原子に直接結合し;
Jは、存在しても存在しなくてもよく、そしてJが存在する場合、Jは、(CH2)p、(CHR)p、または(CRR’)p、S(O2)、NH、N(R)またはOであり;そしてJが存在しない場合、Gが存在し、そしてEは、式IVにおいてJが結合しているNに直接結合し;
Lは、存在しても存在しなくてもよく、そしてLが存在する場合、Lは、CH、C(R)、O、SまたはN(R)であり;そしてLが存在しない場合、Mは、存在しても存在しなくてもよく、そしてMが存在してLが存在しない場合、Mは、独立してEに直接結合し、そしてJは、独立してEに直接結合し;
Mは、存在しても存在しなくてもよく、そしてMが存在する場合、Mは、O、N(R)、S、S(O2)、(CH2)p、(CHR)p(CHR−CHR’)p、または(CRR’)pであり;
pは、0〜6の数であり;そして
R、R’、R2、R3およびR4は、同じであっても異なっていてもよく、各々が独立して、H;C1〜C10アルキル;C2〜C10アルケニル;C3〜C8シクロアルキル;C3〜C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、ウレア、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキルであって、該シクロアルキルは、3個〜8個の炭素原子、および0〜6個の酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはリン原子から作製され、そして該アルキルは、1個〜6個の炭素原子のものである、(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル;アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールからなる群より選択され;
ここで該アルキル部分、ヘテロアルキル部分、アルケニル部分、ヘテロアルケニル部分、アリール部分、ヘテロアリール部分、シクロアルキル部分およびヘテロシクロアルキル部分は、必要に応じて置換され得、該用語「置換される」とは、同じであっても異なっていてもよい1つ以上の部分での置換をいい、各部分は、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環式、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、ウレア、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニルウレア、ヒドラジド、およびヒドロキサメートからなる群より選択され;
さらに、該単位N−C−G−E−L−J−Nは、五員環式環構造または六員環式環構造を表し、ただし、該単位N−C−G−E−L−J−Nが五員環式環構造を表す場合、または式IVにおけるN、C、G、E、L、J、N、A、Q、およびMを含む二環式環構造が五員環式環構造を表す場合、該五員環式環構造は、該五員環式環の一部としてのカルボニル基を有さない、式IVの化合物;
v.
【化8】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式Vにおいて、
(1)R1は、−C(O)R5または−B(OR)2であり;
(2)R5は、H、−OH、−OR8、−NR9R10、−C(O)OR8、−C(O)NR9R10、−CF3、−C2F5、C3F7、−CF2R6、−R6、−C(O)R7、またはNR7SO2R8であり;
(3)R7は、H、−OH、−OR8、または−CHR9R10であり;
(4)R6、R8、R9およびR10は、独立して、H;アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、R14、
【化9】
からなる群より選択され;
ここでR1’、R2’、R3’、R4’、R5’、R11、R12およびR13は、同じであっても異なっていてもよく、各々が独立して、H、ハロゲン、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルケニル、アルキニル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルからなる群より選択されるか;
またはR12およびR13は、該組み合わせがシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであるように一緒に結合し;
R14は、存在するかまたは存在せず、そして存在する場合、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アリル、アルキル−ヘテロアリール、アルコキシ、アリール−アルキル、アルケニル、アルキニル、およびヘテロアラルキルからなる群より選択され;
(5)RおよびR’は、存在するかまたは存在せず、そして存在する場合、同じであっても異なっていてもよく、各々が独立して、H、OH、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アミノ、アミド、アリールチオアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアミノカルボキシ、アルキルアミノカルボキシ、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、(アリール)アルキル、ヘテロアリールアルキル、エステル、カルボン酸、カルバメート、ウレア、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキル、アリール、ヘテロアリール、(アルキル)アリール、アルキルヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリールおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキルからなる群より選択され、該シクロアルキルは、3個〜8個の炭素原子、および0〜6個の酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはリン原子から作製され、そして該アルキルは、1個〜6個の炭素原子のものであり;
(6)L’は、H、OH、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルであり;
(7)M’は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルまたはアミノ酸側鎖であるか;
またはL’およびM’は、一緒に結合して、環構造を形成し、この場合、構造式Vの
【化10】
により表される部分は、構造式2:
【化11】
により表され、式2において、
Eは、存在するかまたは存在せず、そして存在する場合、C、CH、NまたはC(R)であり;
Jは、存在するかまたは存在せず、そしてJが存在する場合、Jは、(CH2)p、(CHR−CHR’)p、(CHR)p、(CRR’)p、S(O2)、N(H)、N(R)またはOであり;Jが存在せずGが存在する場合、Lは、2位と記される窒素原子に直接結合し;
pは、0〜6の数であり;
Lは、存在するかまたは存在せず、そしてLが存在する場合、Lは、C(H)またはC(R)であり;Lが存在しない場合、Mは存在するかまたは存在せず;Mが存在してLが存在しない場合、Mは、独立してEに直接結合し、そしてJは、独立してEに直接結合し;
Gは、存在するかまたは存在せず、そしてGが存在する場合、Gは、(CH2)p、(CHR)p、(CHR−CHR’)pまたは(CRR’)pであり;Gが存在しない場合、Jは存在し、そしてEは、1位と記される炭素原子に直接結合し;
Qは、存在するかまたは存在せず、そしてQが存在する場合、Qは、NR、PR、(CR=CR)、(CH2)p、(CHR)p、(CRR’)p、(CHR−CHR’)p、O、NR、S、SO、またはSO2であり;Qが存在しない場合、Mは、(i)Aに直接結合するか、または(ii)L上の独立した置換基であって、該独立した置換基は、−OR、−CH(R)(R’)、S(O)0〜2Rもしくは−NRR’から選択されるか、または(iii)存在しないかのいずれかであり;QとMとの両方が存在しない場合、Aは、Lに直接結合するか、またはAは、E上の独立した置換基であって、該独立した置換基は、−OR、−CH(R)(R’)、S(O)0〜2Rもしくは−NRR’から選択されるか、またはAは存在しないかのいずれかであり;
Aは、存在するかまたは存在せず、そして存在する場合、Aは、O、O(R)、(CH2)p、(CHR)p、(CHR−CHR’)p、(CRR’)p、N(R)、NRR’、S、S(O2)、−OR、CH(R)(R’)もしくはNRR’であるか;またはAは、Mと結合して、脂環式架橋、脂肪族架橋、もしくはヘテロ脂肪族架橋を形成し;
Mは、存在するかまたは存在せず、そしてMが存在する場合、Mは、ハロゲン、O、OR、N(R)、S、S(O2)、(CH2)p、(CHR)p(CHR−CHR’)p、または(CRR’)pであるか;あるいはMは、Aと結合して、脂環式架橋、脂肪族架橋、もしくはヘテロ脂肪族架橋を形成し;
(8)Z’は、構造式3:
【化12】
によって表され、式3において、
Yは、H、アリール、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、ヘテロアルキル−ヘテロアリール、ヘテロアルキル−ヘテロシクロアルキル、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノからなる群より選択され、そしてYは、非置換であるか、または1個もしくは2個の置換基で必要に応じて置換され、該置換基は、同じであるかまたは異なり、そして独立して、X11またはX12から選択され;
X11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、そしてX11は、非置換であるか、または1つ以上のX12部分で必要に応じて置換され、該X12部分は、同じであるかまたは異なり、そして独立して選択され;
X12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、スルホニルウレア、シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−スルホンアミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、そして該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、非置換であるか、または独立して、1つ以上の部分で必要に応じて置換されており、該部分は、同じであるかまたは異なり、そして独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルから選択され;
Zは、O、N、C(H)またはC(R)であり;
R31は、H、ヒドロキシル、アリール、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、ヘテロアルキル−ヘテロアリール、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノまたはヘテロシクロアルキルアミノであり、そしてR31は、非置換であるか、または1個もしくは2個の置換基で必要に応じて置換され、該置換基は、同じであるかまたは異なり、そして独立して、X13またはX14から選択され;
X13は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、そしてX13は、非置換であるかまたは1つ以上のX14部分で必要に応じて置換され、該X14部分は、同じであるかまたは異なり、そして独立して選択され;
X14は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリールスルホンアミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、そして該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、非置換であるか、または独立して、1つ以上の部分で必要に応じて置換され、該部分は、同じであるかまたは異なり、そして独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルから選択され、
Wは、存在しても存在しなくてもよく、そしてWが存在する場合、Wは、C(=O)、C(=S)、C(=N−CN)、またはS(O2)であり;
(9)Xは、構造式4:
【化13】
により表され、式4において、
aは、2、3、4、5、6、7、8または9であり;
b、c、d、eおよびfは、0、1、2、3、4または5であり;
Aは、C、N、SまたはOであり;
R29およびR29’は、独立して、存在するかまたは存在せず、存在する場合、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアミノ、シクロアルキルアミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)2、カルボキシル、C(O)O−アルキル、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルケニル、ヘテロアラルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアラルケニル、ヒドロキシアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ニトロ、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、Y1Y2N−アルキル−、Y1Y2NC(O)−およびY1Y2NSO2−からなる群より独立して選択される1個または2個の置換基であり、ここでY1およびY2は、同じであっても異なっていてもよく、そして独立して、水素、アルキル、アリール、およびアラルキルからなる群より選択されるか;あるいは
R29およびR29’は、該組み合わせが0〜6個の炭素の脂肪族鎖またはヘテロ脂肪族鎖であるように一緒に結合し;
R30は、存在するかまたは存在せず、そして存在する場合、H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、およびシクロアルキルからなる群より独立して選択される1個または2個の置換基であり;
(10)Dは、構造式5:
【化14】
により表され、式5において、
R32、R33およびR34は、存在するかまたは存在せず、そして存在する場合、独立して、1個または2個の置換基であり、該置換基は、独立して、H、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアミノ、スピロアルキル、シクロアルキルアミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−NH(アルキル)2、カルボキシル、−C(O)O−アルキル、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルケニル、ヘテロアラルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアラルケニル、ヒドロキシアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ニトロ、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、Y1Y2N−アルキル−、Y1Y2NC(O)−およびY1Y2NSO2−からなる群より選択され、ここでY1およびY2は、同じであっても異なっていてもよく、そして独立して、水素、アルキル、アリール、およびアラルキルからなる群より選択されるか;あるいは
R32およびR34は、一緒に結合して、該組合せがシクロアルキル基の一部を形成し;
gは、1、2、3、4、5、6、7、8または9であり;
h、i、j、k、lおよびmは、0、1、2、3、4または5であり;そして
Aは、C、N、SまたはOであり;
(11)ただし、構造式2:
【化15】
であり、W’がCHまたはNである場合、以下の条件排除(i)および(ii)の両方が適用される:
条件排除(i):Z’は、−NH−R36ではなく、ここでR36は、H、C6または10アリール、ヘテロアリール、−C(O)−R37、−C(O)−OR37または−C(O)−NHR37であり、ここでR37は、C1〜6アルキルまたはC3〜6シクロアルキルである;および
条件排除(ii):R1は、−C(O)OHでも、−C(O)OHの薬学的に受容可能な塩でも、−C(O)OHのエステルでも、−C(O)NHR38でもなく、ここでR38は、C1〜8アルキル、C3〜6シクロアルキル、C6〜10アリールまたはC7〜16アラルキルからなる群より選択される、式vの化合物;
vi.
【化16】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式VIにおいて、
Capは、H、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、アリールアルキルオキシまたはヘテロシクリルアミノであり、該アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、アリールアルキルオキシまたはヘテロシクリルアミノの各々は、非置換であっても、独立して1つまたは2つの置換基で必要に応じて置換されていてもよく、該置換基は、同じであっても異なっていてもよく、そして独立して、X1およびX2から選択され;
P’は、−NHRであり;
X1は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アリールヘテロアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアミノ、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、そしてX1は、非置換であっても、独立して1つ以上のX2部分で必要に応じて置換されていてもよく、該X2部分は、同じであっても異なっていてもよく、そして独立して選択され;
X2は、ヒドロキシ、アルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、ケト、エステルまたはニトロであり、ここで該アルキル、アルコキシ、およびアリールの各々は、非置換であっても、独立して1つ以上の部分で必要に応じて置換されていてもよく、該部分は、同じであっても異なっていてもよく、そして独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アリールヘテロアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアミノ、アルキルヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルから選択され;
Wは、存在しても存在しなくてもよく、そしてWが存在する場合、Wは、C(=O)、C(=S)、C(=NH)、C(=N−OH)、C(=N−CN)、S(O)またはS(O2)であり;
Qは、存在しても存在しなくてもよく、そしてQが存在する場合、Qは、N(R)、P(R)、CR=CR’、(CH2)p、(CHR)p、(CRR’)p、(CHR−CHR’)p、O、S、S(O)またはS(O2)であり;Qが存在しない場合、Mは、(i)Aに直接結合するか、または(ii)MがL上の独立した置換基であり、そしてAがEの独立した置換基であるかのいずれかであり、該独立した置換基は、−OR、−CH(R’)、S(O)0〜2Rまたは−NRR’から選択され;QとMとの両方が存在しない場合、Aは、Lに直接結合するか、またはAは、E上の独立した置換基であるかのいずれかであり、該独立した置換基は、−OR、−CH(R)(R’)、S(O)0〜2Rまたは−NRR’から選択され;
Aは、存在するかまたは存在せず、そして存在する場合、Aは、−O−、−O(R)CH2−、−(CHR)p−、−(CHR−CHR’)p−、(CRR’)p、N(R)、NRR’、S、またはS(O2)であり、そしてQが存在しない場合、Aは、−OR、−CH(R)(R’)または−NRR’であり;そしてAが存在しない場合、QとEとが結合により接続されるか、またはQがM上の独立した置換基であるかのいずれかであり;
Eは、存在するかまたは存在せず、そして存在する場合、Eは、CH、N、C(R)であり;
Gは、存在しても存在しなくてもよく、そしてGが存在する場合、Gは、(CH2)p、(CHR)p、または(CRR’)pであり;Gが存在しない場合、Jが存在し、そしてEは、1位と記される炭素原子に直接結合し;
Jは、存在しても存在しなくてもよく、そしてJが存在する場合、Jは、(CH2)p、(CHR−CHR’)p、(CHR)p、(CRR’)p、S(O2)、N(H)、N(R)またはOであり;Jが存在せずGが存在する場合Lは、2位と記される窒素原子に直接結合し;
Lは、存在しても存在しなくてもよく、そしてLが存在する場合、Lは、CH、N、またはCRであり;Lが存在しない場合、Mが存在するかまたは存在せず;Mが存在してLが存在しない場合、Mは、独立して、Eに直接結合し、そしてJは、独立して、Eに直接結合し;
Mは、存在しても存在しなくてもよく、そしてMが存在する場合、Mは、O、N(R)、S、S(O2)、(CH2)p、(CHR)p、(CHR−CHR’)p、または(CRR’)pであり;
pは、0〜6の数であり;
R、R’およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々が独立して、H、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ヘテロシクリル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アリールチオアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアミノカルボキシ、アルキルアミノカルボキシ、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アリール−アルキル、ヘテロアリールアルキル、エステル、カルボン酸、カルバメート、ウレア、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキル−アリール、アルキルヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリールおよび(ヘテロシクリル)アルキルからなる群より選択され;
(CRR’)におけるRおよびR’は、該組合せがシクロアルキル部分またはヘテロシクリル部分を形成するように一緒に結合され得;そして
R1は、カルボニルである、式VIの化合物;
vii
【化17】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式VIIにおいて、
Mは、O、N(H)、またはCH2であり;
nは、0〜4であり;
R1は、−OR6、−NR6R7または
【化18】
であり;ここでR6およびR7は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノおよびアルキルアミノからなる群より選択され;
R4およびR5は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択されるか;またはR4およびR5は一緒になって、部分
【化19】
により表されるように環状の5員〜7員の環の一部を形成し、ここでkは0〜2であり;
Xは、
【化20】
からなる群より選択され、ここでpは、1〜2であり、qは、1〜3であり、そしてP2は、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノまたはシクロアルキルアミノであり;そして
R3は、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
【化21】
からなる群より選択され、ここでYは、O、SまたはNHであり、そしてZは、CHまたはNであり、そしてR8部分は、同じであっても異なっていてもよく、各R8は、独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオ、およびアルキルオキシからなる群より選択される、式VIIの化合物;
viii.
【化22】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式VIIIにおいて、
Mは、O、N(H)、またはCH2であり;
R1は、−C(O)NHR6であり、ここでR6は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノまたはアルキルアミノであり;
P1は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロアルキルからなる群より選択され;
P3は、アルキル、シクロアルキル、アリール、およびアリールと縮合したシクロアルキルからなる群より選択され;
R4およびR5は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択されるか;またはR4およびR5は一緒になって、
【化23】
により表されるように環状の5員〜7員の環の一部を形成し、ここでkは0〜2であり;
Xは、
【化24】
からなる群より選択され、ここでpは、1〜2であり、qは、1〜3であり、そしてP2は、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノまたはシクロアルキルアミノであり;そして
R3は、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
【化25】
からなる群より選択され、ここでYは、O、SまたはNHであり、そしてZは、CHまたはNであり、そしてR8部分は、同じであっても異なっていてもよく、各R8は、独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシからなる群より選択される、式VIIIの化合物;
ix.
【化26】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式IXにおいて、
Mは、O、N(H)、またはCH2であり;
nは、0〜4であり;
R1は、−OR6、−NR6R7または
【化27】
であり、ここでR6およびR7は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノおよびアルキルアミノからなる群より選択され;
R4およびR5は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択されるか;またはR4およびR5は一緒になって、部分
【化28】
により表されるように環状の5員〜7員の環の一部を形成し、ここでkは0〜2であり;
Xは、
【化29】
からなる群より選択され、ここでpは、1〜2であり、qは、1〜3であり、そしてP2は、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノまたはシクロアルキルアミノであり;そして
R3は、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
【化30】
からなる群より選択され、ここでYは、O、SまたはNHであり、そしてZは、CHまたはNであり、そしてR8部分は、同じであっても異なっていてもよく、各R8は、独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシからなる群より選択される、式IXの化合物;
x.
【化31】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式Xにおいて、
R1は、NHR9であり、ここでR9は、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
AおよびMは、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2R、およびハロからなる群より選択されるか;またはAおよびMは、式Xにおいて上に示される部分
【化32】
が、3員、4員、6員、7員または8員のシクロアルキル、4員〜8員のヘテロシクリル、6員〜10員のアリール、または5員〜10員のヘテロアリール形成するように互いに結合し;
Eは、C(H)またはC=であり;
Lは、C(H)、C=、CH2C=、またはC=CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群より選択されるか;またはNRR’におけるRおよびR’は、NRR’が4員〜8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合し;そして
Yは、以下の部分:
【化33】
から選択され、ここでGは、NHまたはOであり;そしてR15、R16、R17およびR18は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択されるか、またはR15およびR16は、互いに結合して、4員〜8員のシクロアルキル構造、ヘテロアリール構造またはヘテロシクリル構造を形成し、そして同様に、独立して、R17およびR18は、互いに結合して、3員〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であっても、独立して1つ以上の部分で必要に応じて置換されていてもよく、該部分は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群より選択される、式Xの化合物;
xi.
【化34】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XIにおいて、
R1は、NHR9であり、ここでR9は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
AおよびMは、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、R、NR9R10、SR、SO2R、およびハロから選択されるか;またはAおよびMは、式XIにおいて上に示される部分
【化35】
が、3員、4員、6員、7員、もしくは8員のシクロアルキル、4員〜8員のヘテロシクリル、6員〜10員のアリール、または5員〜10員のヘテロアリールのいずれかを形成するように、互いに結合し(換言すれば、A−E−L−Mが一緒になり);
Eは、C(H)またはC=であり;
Lは、C(H)、C=、CH2C=、またはC=CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群より選択されるか;またはNRR’におけるRおよびR’は、NR9R10が4員〜8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合し;
Yは、以下の部分:
【化36】
から選択され、ここでY30およびY31は、
【化37】
から選択され、ここでuは、0〜6の数であり;
Xは、O、NR15、NC(O)R16、S、S(O)およびSO2から選択され;
Gは、NHまたはOであり;そして
R15、R16、R17、R18、R19、T1、T2、T3およびT4は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択されるか、またはR17およびR18は、互いに結合して、3員〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
ここで該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であっても、必要に応じて1つ以上の部分で独立して置換されていてもよく、該部分は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群より選択される、式XIの化合物;
xii.
【化38】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XIIにおいて、
R1は、NHR9であり、ここでR9は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
AおよびMは、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2R、およびハロから選択されるか;またはAおよびMは、上記式XIIに示される部分
【化39】
が、3員、4員、6員、7員または8員のシクロアルキル、4員〜8員のヘテロシクリル、6員〜10員のアリール、または5員〜10員のヘテロアリールのいずれかを形成するように互いに結合し;
Eは、C(H)またはC=であり;
Lは、C(H)、C=、CH2C=、またはC=CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群より選択されるか;またはNRR’におけるRおよびR’は、NRR’が4員〜8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合し;そして
Yは、以下の部分:
【化40】
から選択され、ここでGは、NHまたはOであり;そしてR15、R16、R17、R18、およびR19は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択されるか、または(i)R15およびR16が互いに結合して4員〜8員の環式構造を形成するか、またはR15およびR19が互いに結合して4員〜8員の環式構造を形成するかのいずれかであり、そして(ii)同様に、独立して、R17およびR18が互いに結合して3員〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
ここで該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であっても、必要に応じて1つ以上の部分で独立して置換されてもよく、該部分は、スルホナム、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ケト、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群より選択される、式XIIの化合物;
xiii.
【化41】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XIIIにおいて、
R1は、NHR9であり、ここでR9は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
AおよびMは、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2R、およびハロからなる群より選択されるか;またはAおよびMは、式XIIIにおいて上に示される部分
【化42】
が、3員、4員、6員、7員、または8員のシクロアルキル、4員〜8員のヘテロシクリル、6員〜10員のアリール、または5員〜10員のヘテロアリールのいずれかを形成するように、互いに結合し(換言すれば、A−E−L−Mが一緒になり);
Eは、C(H)またはC=であり;
Lは、C(H)、C=、CH2C=、またはC=CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群より選択されるか;またはNRR’におけるRおよびR’は、NRR’が4員〜8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合し;そして
Yは、以下の部分:
【化43】
から選択され、ここでGは、NHまたはOであり、そしてR15、R16、R17、R18、R19、およびR20は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、C1〜C10アルキル、C1〜C10ヘテロアルキル、C2〜C20アルケニル、C2〜C10ヘテロアルケニル、C2〜C10アルキニル、C2〜C10ヘテロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールからなる群より選択されるか、あるいは(i)R15およびR16が互いに結合して4員〜8員のシクロアルキルもしくはヘテロシクリルを形成し得るか、またはR15およびR19が互いに結合して5員〜8員のシクロアルキルもしくはヘテロシクリルを形成するか、またはR15およびR20が互いに結合して5員〜8員のシクロアルキルもしくはヘテロシクリルを形成するかのいずれかであり、そして(ii)同様に、独立して、R17およびR18が互いに結合して3員〜8員のシクロアルキルもしくはヘテロシクリルを形成し、
ここで該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であっても、必要に応じて1つ以上の部分で独立して置換されてもよく、該部分は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群より選択される、式XIIIの化合物;
xiv.
【化44】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XIVにおいて、
R1は、NHR9であり、ここでR9は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
AおよびMは、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2R、およびハロから選択されるか;
またはAおよびMは、式XIVにおいて上で示される部分:
【化45】
が3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員〜8員のヘテロシクリル、6員〜10員のアリール、または5員〜10員のヘテロアリールのいずれかを形成するように、互いに結合し;
Eは、C(H)またはC=であり;
Lは、C(H)、C=、CH2C=、またはC=CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択されるか、またはNRR’におけるRおよびR’は、NRR’が4員〜8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合し;そして
Yは、以下の部分:
【化46】
から選択され、ここでGは、NHまたはOであり;そしてR15、R16、R17およびR18は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるか、または(i)R15およびR16は、互いに結合して、4員〜8員の環式構造を形成し、そして(ii)同様に、独立して、R17およびR18は、互いに結合して、3員〜8員のシクロアルキルもしくはヘテロシクリルを形成し;
ここで該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であっても、必要に応じて1つ以上の部分で独立して置換されてもよく、該部分は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ケト、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群より選択される、式XIVの化合物;
xv.
【化47】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XVにおいて、
R1は、NHR9であり、R9は、H、アルキル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
EおよびJは、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、R、OR、NHR、NRR7、SR、ハロ、およびS(O2)Rからなる群より選択されるか、またはEおよびJは、互いに直接結合して、3員〜8員のシクロアルキル部分、もしくは3員〜8員のヘテロシクリル部分を形成し得;
Zは、N(H)、N=、またはOであり、ただし、ZがOである場合、Gは、存在するかまたは存在せず、そしてGが存在してZがOである場合、GはC(O=)であり;
Gは、存在しても存在しなくてもよく、そしてGが存在する場合、Gは、C(=O)またはS(O2)であり、そしてGが存在しない場合、Zは、Yに直接結合し;
Yは、
【化48】
【化49】
からなる群より選択され;
R、R7、R2、R3、R4およびR5は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群より選択されここで該ヘテロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルの各々は、独立して、1個〜6個の酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはリン原子を有し;
ここで該アルキル部分、ヘテロアルキル部分、アルケニル部分、アルキニル部分、アリール部分、ヘテロアリール部分、シクロアルキル部分およびヘテロシクリル部分の各々は、非置換であっても、必要に応じて1つ以上の部分で独立して置換されていてもよく、該部分は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ハロ、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、ウレア、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニルウレア、ヒドラジド、およびヒドロキサメートからなる群より選択される、式XVの化合物;
xvi.
【化50】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XVIにおいて、
R1は、NHR9であり、ここでR9は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
R2およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択され;
Yは、以下の部分:
【化51】
から選択され、ここでGは、NHまたはOであり;そしてR15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24およびR25は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択されるか、または(i)R17およびR18が独立して、互いに結合して、3員〜8員のシクロアルキルもしくはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、独立して、R15およびR19が互いに結合して、4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、独立してR15およびR16が互いに結合して、4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;(iv)同様に、独立して、R15およびR20が互いに結合して、4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;(v)同様に、独立してR22およびR23が互いに結合して、3員〜8員のシクロアルキルもしくは4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;そして(vi)同様に、独立して、R24およびR25が互いに結合して、3員〜8員のシクロアルキルもしくは4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であっても、必要に応じて1つ以上の部分で独立して置換されてもよく、該部分は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群より選択される、式XVIの化合物;
xvii.
【化52】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XVIIにおいて、
R1は、NHR9であり、ここでR9は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
AおよびMは、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2R、およびハロからなる群より選択されるか;またはAおよびMは、式XVIIにおいて上に示される部分:
【化53】
が、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員〜8員のヘテロシクリル、6員〜10員のアリール、または5員〜10員のヘテロアリールのいずれかを形成するように互いに結合し;
Eは、C(H)またはC=であり;
Lは、C(H)、C=、CH2C=またはC=CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群より選択されるか;またはNRR’におけるRおよびR’は、NRR’が4員〜8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合し;
Yは、以下の部分:
【化54】
から選択され、ここでY30は、
【化55】
から選択され、ここでuは、0〜1の数であり;
Xは、O、NR15、NC(O)R16、S、S(O)およびSO2から選択され;
Gは、NHまたはOであり;そして
R15、R16、R17、R18、R19、T1、T2、およびT3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択されるか、あるいはR17およびR18は、互いに結合して、3員〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
ここで、各アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であっても、必要に応じて1つ以上の部分で独立して置換されていてもよく、該部分は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群より選択される、式XVIIの化合物;
xviii.
【化56】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XVIIIにおいて、
R8は、アルキル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、およびヘテロシクリルアルキルからなる群より選択され;
R9は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;
AおよびMは、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、R、OR、N(H)R、N(RR’)、SR、S(O2)R、およびハロから選択されるか;またはAおよびMは、式XVIIIにおいて上で示される部分:
【化57】
が、3員、4員、5員、6員、7員、もしくは8員のシクロアルキル、4員〜8員のヘテロシクリル、6員〜10員のアリール、または5員〜10員のヘテロアリールのいずれかを形成するように互いに結合し(換言すれば、A−E−L−Mが一緒になり);
Eは、C(H)またはC(R)であり;
Lは、C(H)、C(R)、CH2C(R)、またはC(R)CH2であり;
RおよびR’は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群より選択されるか;またはN(RR’)におけるRおよびR’は、N(RR’)が4員〜8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合し;
R2およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、スピロ結合したシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択され;
Yは、以下の部分:
【化58】
から選択され、ここでGは、NHまたはOであり;そしてR15、R16、R17、R18、R19およびR20は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択されるか、あるいは(i)R17およびR18は、独立して、互いに結合して3員〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、独立して、R15およびR19は、互いに結合して、4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、独立して、R15およびR16は、互いに結合して、4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;そして(iv)同様に、独立して、R15およびR20は、互いに結合して、4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、スピロ結合したシクロアルキル、およびヘテロシクリルの各々は、非置換であっても、必要に応じて1つ以上の部分で独立して置換されてもよく、該部分は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群より選択される、式XVIIIの化合物;
xix.
【化59】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XIXにおいて、
Zは、ヘテロシクリル部分、N(H)(アルキル)、−N(アルキル)2、−N(H)(シクロアルキル)、−N(シクロアルキル)2、−N(H)(アリール)、−N(アリール)2、−N(H)(ヘテロシクリル)、−N(ヘテロシクリル)2、−N(H)(ヘテロアリール)、および−N(ヘテロアリール)2からなる群より選択され;
R1は、NHR9であり、ここでR9は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
R2およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択され;
Yは、以下の部分:
【化60】
から選択され、ここでGは、NHまたはOであり;そしてR15、R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択されるか、あるいは(i)R17およびR18が独立して、互いに結合して、3員〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、独立して、R15およびR19が互いに結合して、4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、独立して、R15およびR16が互いに結合して、4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;そして(iv)同様に、独立して、R15およびR20が互いに結合して、4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であっても、必要に応じて1つ以上の部分で独立して置換されてもよく、該部分は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群より選択される、式XIXの化合物;
xx.
【化61】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XXにおいて、
aは、0または1であり:bは、0または1であり;Yは、HまたはC1〜6アルキルであり;
Bは、H、式R7−C(O)−のアシル誘導体、または式R7−SO2のスルホニルであり、ここでR7は、
(i)必要に応じてカルボキシル、C1〜6アルカノイルオキシもしくはC1〜6アルコキシで置換されたC1〜10アルキル;
(ii)必要に応じてカルボキシル、(C1〜6アルコキシ)カルボニルもしくはフェニルメトキシカルボニルで置換されたC3〜7シクロアルキル;
(iii)必要に応じてC1〜6アルキル、ヒドロキシ、もしくは必要に応じてC1〜6アルキルで置換されたアミノで置換されたC6アリールもしくはC10アリールまたはC7〜16アラルキル;または
(iv)必要に応じてC1〜6アルキル、ヒドロキシ、必要に応じてC1〜6アルキルで置換されたアミノ、もしくは必要に応じてC1〜6アルキルで置換されたアミドで置換されたHet
であり;
R6は、存在する場合、カルボキシルで置換されたC1〜6アルキルであり;
R5は、存在する場合、必要に応じてカルボキシルで置換されたC1〜6アルキルであり;
R4は、C1〜10アルキル、C3〜7シクロアルキルまたはC4〜10(アルキルシクロアルキル)であり;
R3は、C1〜10アルキル、C3〜7シクロアルキルまたはC4〜10(アルキルシクロアルキル)であり;
R2は、CH2−R20、NH−R20、O−R20、またはS−R20であり、ここでR20は、飽和もしくは不飽和のC3〜7シクロアルキルもしくはC4〜10(アルキルシクロアルキル)であり、必要に応じてR21で一置換、二置換、もしくは三置換されているか、あるいはR20は、C6アリールもしくはC10アリールまたはC7〜16アラルキルであり、必要に応じてR21で一置換、二置換、もしくは三置換されているか;
あるいはR20は、Hetまたは(低級アルキル)−Hetであり、必要に応じて、R21で一置換、二置換、もしくは三置換されており、ここで各R21は、独立して、C1〜6アルキル;C1〜6アルコキシ;C1〜6アルキルで必要に応じて一置換もしくは二置換されているアミノ;スルホニル;NO2;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;必要に応じてC1〜6アルキル、C6アリール、C10アリール、C7〜16アラルキル、Hetもしくは(低級アルキル)−Hetで一置換されているアミド;カルボキシル;カルボキシ(低級アルキル);必要に応じてアリール、アラルキルまたはHetがR22で置換されているC6アリールもしくはC10アリール、C7〜16アラルキルまたはHetであり;
ここでR22は、C1〜6アルキル;C1〜6アルコキシ;C1〜6アルキルで必要に応じて一置換もしくは二置換されているアミノ;スルホニル;NO2;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;カルボキシル;アミドまたは(低級アルキル)アミドであり;
R1は、必要に応じてハロゲンで置換されているC1〜6アルキルまたはC2〜6アルケニルであり;そして
Wは、ヒドロキシまたはN置換アミノであり;
式XXの化合物の上記構造において、用語P6、P5、P4、P3、P2およびP1は、当業者に通常公知であるような代表的なアミノ酸部分を表す、式XXの化合物;
xxi.
【化62】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XXIにおいて、
Bは、H、C6アリールもしくはC10アリール、C7〜16アラルキル;Hetまたは(低級アルキル)−Hetであり、これらの全ては、必要に応じて、C1〜6アルキル;C1〜6アルコキシ;C1〜6アルカノイル;ヒドロキシ;ヒドロキシアルキル;ハロ;ハロアルキル;ニトロ;シアノ;シアノアルキル;C1〜6アルキルで必要に応じて置換されたアミノ;アミド;または(低級アルキル)アミドで置換されているか;
またはBは、式R4−C(O)−のアシル誘導体;式R4−O−C(O)−のカルボキシル;式R4−N(R5)−C(O)−のアミド;式R4−N(R5)−C(S)−のチオアミド;またはR4−SO2のスルホニルであり、ここでR4は、
(i)カルボキシル、C1〜6アルカノイル、ヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、必要に応じてC1〜6アルキルで一置換もしくは二置換されたアミノ、アミド、または(低級アルキル)アミドで必要に応じて置換されたC1〜10アルキル;
(ii)C3〜7シクロアルキル、C3〜7シクロアルコキシ、またはC4〜10アルキルシクロアルキルであって、全て、必要に応じて、ヒドロキシ、カルボキシル、(C1〜6アルコキシ)カルボニル、必要に応じてC1〜6アルキルで一置換もしくは二置換されたアミノ、アミド、または(低級アルキル)アミドで置換されている;
(iii)必要に応じてC1〜6アルキルで一置換もしくは二置換されたアミノ;アミド;または(低級アルキル)アミド;
(iv)C6アリール、C10アリールまたはC7〜16アラルキルであって、全て、必要に応じて、C1〜6アルキル、ヒドロキシ、アミド、(低級アルキル)アミド、または必要に応じてC1〜6アルキルで一置換もしくは二置換されたアミノで置換されている;あるいは
(v)Hetまたは(低級アルキル)−Hetであって、両方が必要に応じて、C1〜6アルキル、ヒドロキシ、アミド、(低級アルキル)アミド、または必要に応じてC1〜6アルキルで一置換もしくは二置換されたアミノで置換されている;
であり、ただし、R4がアミドまたはチオアミドである場合、R4は、(ii)シクロアルコキシではなく;
Yは、HまたはC1〜6アルキルであり;
R3は、C1〜8アルキル、C3〜7シクロアルキル、またはC4〜10アルキルシクロアルキルであり、全て、必要に応じて、ヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、C1〜6チオアルキル、アミド、(低級アルキル)アミド、C6アリール、C10アリール、またはC7〜16アラルキルで置換されており;
R2は、CH2−R20、NH−R20、O−R20、またはS−R20であり、ここでR20は、飽和または不飽和のC3〜7シクロアルキルまたはC4〜10(アルキルシクロアルキル)であり、これらの全ては、必要に応じて、R21で一置換、二置換もしくは三置換されているか、またはR20は、C6アリール、C10アリール、またはC7〜14アラルキルであり、全て、必要に応じて、R21で一置換、二置換もしくは三置換されているか;あるいは
R20は、Hetまたは(低級アルキル)−Hetであり、両方が必要に応じて、R21で一置換、二置換もしくは三置換されており;
ここで各R21は、独立して、C1〜6アルキル;C1〜6アルコキシ;低級チオアルキル;スルホニル;NO2;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;必要に応じてC1〜6アルキル、C6アリール、C10アリール、C7〜14アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで一置換もしくは二置換されたアミノ;必要に応じてC1〜6アルキル、C6アリール、C10アリール、C7〜14アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで一置換もしくは二置換されたアミド;カルボキシル;カルボキシ(低級アルキル);C6アリールもしくはC10アリール、C7〜14アラルキルまたはHetであり、該アリール、アラルキルまたはHetは、R22で必要に応じて置換されており;
ここでR22は、C1〜6アルキル;C3〜7シクロアルキル;C1〜6アルコキシ;必要に応じてC1〜6アルキルで一置換もしくは二置換されたアミノ;スルホニル;(低級アルキル)スルホニル;NO2;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;カルボキシル;アミド;(低級アルキル)アミド;またはC1〜6アルキルで必要に応じて置換されたHetであり;
R1は、H;C1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキル、C2〜6アルケニル、またはC2〜6アルキニルであり、全て、必要に応じてハロゲンで置換されている、式XXIの化合物;
xxii.
【化63】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XXIIにおいて、
Wは、CHまたはNであり;
R21は、H、ハロ、C1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6シクロアルコキシ、ヒドロキシ、またはN(R23)2であり、ここで各R23は、独立して、H、C1〜6アルキルまたはC3〜6シクロアルキルであり;
R22は、H、ハロ、C1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6チオアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C2〜7アルコキシアルキル、C3〜6シクロアルキル、C6または10アリールまたはHetであり、Hetは、5員、6員、または7員の、飽和または不飽和の、窒素、酸素および硫黄から選択される1個〜4個のヘテロ原子を含む複素環であり;
該シクロアルキル、アリールまたはHetは、R24で置換されており、ここでR24は、H、ハロ、C1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6シクロアルコキシ、NO2、N(R25)2、NH−C(O)−R25またはNH−C(O)−NH−R25であり、ここで各R25は、独立して、H、C1〜6アルキルまたはC3〜6シクロアルキルであるか;または
R24は、NH−C(O)−OR26であり、ここでR26は、C1〜6アルキルまたはC3〜6シクロアルキルであり;
R3は、ヒドロキシ、NH2、または式−NH−R31の基であり、ここでR31は、C6または10アリール、ヘテロアリール、−C(O)−R32、−C(O)−NHR32または−C(O)−OR32であり、ここでR32は、C1〜6アルキルまたはC3〜6シクロアルキルであり;
Dは、5原子〜10原子の飽和または不飽和のアルキレン鎖であり、該アルキレン鎖は、必要に応じて、O、S、またはN−R41から独立して選択される1個〜3個のヘテロ原子を含み、ここでR41は、H、C1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキルまたは−C(O)−R42であり、ここでR42は、C1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキルまたはC6もしくは10アリールであり;R4は、該鎖Dの任意の炭素原子におけるHまたは1個〜3個の置換基であり、該置換基は、独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ、アミノ、オキソ、チオおよびC1〜6チオアルキルからなる群より選択され、そして
Aは、式−C(O)−NH−R5のアミドであり、ここでR5は、C1〜8アルキル、C3〜6シクロアルキル、C6または10アリールおよびC7〜16アラルキルからなる群より選択されるか;または
Aはカルボン酸である、式XXIIの化合物;
xxiii.
【化64】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XXIIIにおいて、
R0は、結合またはジフルオロメチレンであり;
R1は、水素であり;
R2およびR9は、各々独立して、必要に応じて置換された脂肪族基、必要に応じて置換された環式基または必要に応じて置換された芳香族基であり;
R3、R5およびR7は、各々独立して、
必要に応じて置換された1,1−シクロアルキレンもしくは1,2−シクロアルキレンであるか;または
必要に応じて置換された1,1−ヘテロシクリレンもしくは1,2−ヘテロシクリレンであるか;または
メチレンもしくはエチレンであって、必要に応じて置換された脂肪族基、必要に応じて置換された環式基もしくは必要に応じて置換された芳香族基からなる群より選択される1つの置換基で置換されており、さらに脂肪族基の置換基で必要に応じて置換されている、メチレンもしくはエチレンであるか;あるいは
R4、R6、R8およびR10は、各々独立して、水素または必要に応じて置換された脂肪族基であり;
【化65】
は、置換された単環式アザヘテロシクリルもしくは必要に応じて置換された多環式アザヘテロシクリルであるか、あるいは必要に応じて置換された多環式アザヘテロシクレニルであり、ここで該多環式アザヘテロシクレニルの不飽和部分は、該環の、R9−L−(N(R8)−R7−C(O)−)nN(R6)−R5−C(O)−N部分を有する位置から離れており、そして該不飽和部分に、−C(O)−N(R4)−R3−C(O)C(O)NR2R1部分が結合しており;
Lは、−C(O)−、−OC(O)−、−NR10C(O)−、−S(O)2−、またはNR10S(O)2−であり;そして
nは、0または1であり、
ただし、
【化66】
である場合、Lは、−OC(O)−であり、そしてR9は、必要に応じて置換された脂肪族であるか;またはR3、R5およびR7のうちの少なくとも1つは、エチレンであって、該エチレンは、必要に応じて置換された脂肪族基、必要に応じて置換された環式基もしくは必要に応じて置換された芳香族基からなる群より選択される1個の置換基で置換されており、そしてさらに、脂肪族基の置換基で必要に応じて置換されているか;またはR4は、必要に応じて置換された脂肪族である、式XXIIIの化合物;
xxiv.
【化67】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XXIVにおいて、
Wは、
【化68】
であり;
mは、0または1であり;
R2は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アラルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルケニル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールであり、ここでR2の任意の炭素原子は、必要に応じて、Jで置換されており;
Jは、アルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルアルキル、ケト、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、アラルカノイルアミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキシアミドアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ホルミル、アシル、スルホニル、またはスルホンアミドであり、そして必要に応じて、1個〜3個のJ1基で置換されており;
J1は、アルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ケト、ヒドロキシ、アミノ、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミドアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ホルミル、スルホニル、またはスルホンアミドであり;
Lは、アルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、ここで任意の水素は、必要に応じてハロゲンで置換されており、そして任意の末端炭素原子に結合している任意の水素原子またはハロゲン原子は、必要に応じて、スルフヒドリルまたはヒドロキシで置換されており;
A1は、結合であり;
R4は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、そして必要に応じて、1個〜3個のJ基で置換されており;
R5およびR6は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アラルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、そして必要に応じて、1個〜3個のJ基で置換されており;
Xは、結合、−C(H)(R7)−、−O−、−S−、または−N(R8)−であり;
R7は、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、そして必要に応じて、1個〜3個のJ基で置換されており;
R8は、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、アラルカノイル、ヘテロシクラノイル、ヘテロアラルカノイル、−C(O)R14、−SO2R14、またはカルボキサミドであり、そして必要に応じて、1個〜3個のJ基で置換されているか;あるいはR8およびZは、これらが結合する原子と一緒になって、1個〜3個のJ基で必要に応じて置換されている窒素含有単環式環系または二環式環系を形成し;
R14は、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり;
Yは、結合、−CH2−、−C(O)−、−C(O)C(O)−、−S(O)−、−S(O)2−、または−S(O)(NR7)−であり、ここでR7は、上で定義されたとおりであり;
Zは、アルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、−OR2、または−N(R2)2であり、ここで任意の炭素原子は、必要に応じてJで置換されており、ここでR2は、上で定義されたとおりであり;
A2は、結合または
【化69】
であり;
R9は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、そして必要に応じて、1個〜3個のJ基で置換されており;
Mは、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、必要に応じて、1個〜3個のJ基で置換されており、ここで任意のアルキル炭素原子は、ヘテロ原子で置き換えられ得;
Vは、結合、−CH2−、−C(H)(R11)−、−O−、−S−、または−N(R11)−であり;
R11は、水素またはC1〜3アルキルであり;
Kは、結合、−O−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)2−、または−S(O)(NR11)−であり、ここでR11は、上で定義されたとおりであり;
Tは、−R12、−アルキル−R12、−アルケニル−R12、−アルキニル−R12、−OR12、−N(R12)2、−C(O)R12、−C(=NOアルキル)R12、または
【化70】
であり;
R12は、水素、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキリデニル、またはヘテロシクロアルキリデニルであり、そして必要に応じて、1個〜3個のJ基で置換されているか、あるいは第一のR12および第二のR12は、これらが結合する窒素原子と一緒になって、必要に応じて1個〜3個のJ基で置換されている単環式環系または二環式環系を形成し;
R10は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、そして必要に応じて、1個〜3個のJ基で置換されており;
R15は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、そして必要に応じて、1個〜3個のJ基で置換されており;そして
R16は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルである、式XXIVの化合物;ならびに
xxv.
【化71】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XXVにおいて、
Eは、CHOまたはB(OH)2を表し;
R1は、低級アルキル、ハロ−低級アルキル、シアノ−低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキル、ヘテロアリール低級アルキル、低級アルケニルまたは低級アルキニルを表し;
R2は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、カルボキシ低級アルキル、アリール−低級アルキル、アミノカルボニル−低級アルキルまたは低級シクロアルキル−低級アルキルを表し;そして
R3は、水素または低級アルキルを表すか;あるいは
R2およびR3は、一緒になって、ヒドロキシで必要に応じて置換されたジメチレンまたはトリメチレンを表し;
R4は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、低級シクロアルキル−低級アルキル、カルボキシ−低級アルキル、アリール低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、シアノ−低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキルチオ−低級アルキル、低級アルケニル、アリールまたは低級シクロアルキルを表し;
R5は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキル、アリール−低級アルキルチオ−低級アルキル、シアノ−低級アルキルチオ−低級アルキルまたは低級シクロアルキルを表し;
R6は、水素または低級アルキルを表し;
R7は、低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、カルボキシ低級アルキル、アリール−低級アルキル、低級シクロアルキル−低級アルキルまたは低級シクロアルキルを表し;
R8は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、カルボキシ低級アルキルまたはアリール−低級アルキルを表し;そして
R9は、低級アルキルカルボニル、カルボキシ−低級アルキルカルボニル、アリールカルボニル、低級アルキルスルホニル、アリールスルホニル、低級アルコキシカルボニルまたはアリール−低級アルコキシカルボニルを表す、式XXVの化合物;
xxvi.
【化72】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XXVIにおいて、
Bは、式R11−C(O)−のアシル誘導体であり、ここでR11は、カルボキシルで必要に応じて置換されたC1〜10アルキルであるか、またはR11は、C1〜6アルキルで必要に応じて置換されたC6アリール、C10アリールまたはC7〜16アラルキルであり;
aは、0または1であり;
R6は、存在する場合、カルボキシ(低級)アルキルであり;
bは、0または1であり;
R5は、存在する場合、C1〜6アルキル、またはカルボキシ(低級)アルキルであり;
Yは、HまたはC1〜6アルキルであり;
R4は、C1〜10アルキル;C3〜10シクロアルキルであり;
R3は、C1〜10アルキル;C3〜10シクロアルキルであり;
Wは、式
【化73】
の基であり、ここでR2は、カルボキシルで必要に応じて置換されたC1〜10アルキルもしくはC3〜10シクロアルキル;C6アリール、C10アリール、またはC7〜16アラルキルであるか;あるいは
Wは、式
【化74】
の基であり、ここでXは、CHまたはNであり;そして
R2’は、Xと結合して5員環または6員環を形成するC3〜4アルキレンであり、該環は、OH、SH、NH2、カルボキシル、R12、OR12、SR12、NHR12またはNR12R12’で必要に応じて置換されており、ここでR12およびR12’は、独立して、
環状C3〜16アルキル、非環状C1〜16アルキル、環状C3〜16アルケニルまたは非環状C2〜16アルケニルであって、該アルキルまたはアルケニルは、必要に応じて、NH2、OH、SH、ハロ、もしくはカルボキシルで置換されており、該アルキルまたはアルケニルは、必要に応じて、O、S、およびNからなる群より独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含むか;または
R12およびR12’は、独立して、必要に応じてC1〜6アルキル、NH2、OH、SH、ハロ、カルボキシルもしくはカルボキシ(低級)アルキルで置換された、C6アリール、C10アリールまたはC7〜16アラルキルであり;該アリールまたはアラルキルは、O、S、およびNからなる群より独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を必要に応じて含み;
該環状アルキル、環状アルケニル、アリールまたはアラルキルは、第二の5員環、6員環、または7員環と必要に応じて縮合して、環式系または複素環を形成し、該第二の環は、必要に応じて、NH2、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキル、C6アリール、C10アリール、または複素環で置換されており;該第二の環は、O、S、およびNからなる群より独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を必要に応じて含み;
Qは、式
【化75】
の基であり、ここでZは、CHであり;
Xは、OまたはSであり;
R1は、H、C1〜6アルキルまたはC1〜6アルケニルであり、該C1〜6アルキルおよびC1〜6アルケニルの両方は、必要に応じて、チオまたはハロで置換されており;そして
R13は、CO−NH−R14であり、ここでR14は、水素、環状C3〜10アルキル、非環状C1〜10アルキル、環状C3〜10アルケニルまたは非環状C2〜10アルケニルであり、該アルキルまたはアルケニルは、NH2、OH、SH、ハロ、またはカルボキシルで必要に応じて置換されており;該アルキルまたはアルケニルは、O、S、およびNからなる群より独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を必要に応じて含むか;あるいは
R14は、必要に応じてC1〜6アルキル、NH2、OH、SH、ハロ、カルボキシルもしくはカルボキシ(低級アルキル)で置換されているか、またはさらなるC3〜7シクロアルキル、C6アリール、C10アリール、または複素環で置換されている、C6アリール、C10アリール、またはC7〜16アラルキルであって、該アリールまたはアラルキルは、O、S、およびNからなる群より独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を必要に応じて含み;
該環状アルキル、環状アルケニル、アリールまたはアラルキルは、必要に応じて、第二の5員環、6員環または7員環と縮合して、環状系または複素環を形成し、該第二の環は、NH2、OH、SH、ハロ、カルボキシルもしくはカルボキシ(低級)アルキルで必要に応じて置換されているか、またはさらなるC3〜7シクロアルキル、C6アリール、C10アリール、もしくは複素環で置換されており;該第二の環は、O、S、およびNからなる群より独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を必要に応じて含み;
ただし、ZがCHである場合、R13は、α−アミノ酸でもそのエステルでもなく;
Qは、式
【化75A】
のホスホネート基であり、ここでR15およびR16は、独立して、C6〜20アリールオキシであり;そしてR1は、上で定義されたとおりである、式XXVIの化合物
である、C型肝炎ウイルスプロテアーゼインヒビター、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステル、
を別々にかまたは一緒に含む医薬であって、
ただし、少なくとも1つのCYP3A4インヒビターがリトナビルである場合、少なくとも1種のHCVプロテアーゼインヒビターは、式Iaではなく、
該(a)および(b)は、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とする被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減する際に、同時にかまたは連続的に投与されるためのものである、医薬。
【請求項2】
少なくとも1種の他の治療剤をさらに含有する、請求項1に記載の医薬。
【請求項3】
少なくとも1種の他の薬剤が、インターフェロンである、請求項2に記載の医薬。
【請求項4】
前記インターフェロンがPEG化インターフェロンである、請求項3に記載の医薬。
【請求項5】
前記インターフェロンが、インターフェロンα、PEG−インターフェロンα結合体、インターフェロンα融合ポリペプチド、コンセンサスインターフェロン、またはこれらの2つ以上の混合物である、請求項3に記載の医薬。
【請求項6】
前記インターフェロンが、RoferonTM、PegasysTM、IntronTM、PEG−IntronTM、Berofor AlphaTM、およびInfergenTM、またはこれらの2つ以上の混合物である、請求項3に記載の医薬。
【請求項7】
リバビリンをさらに含有する、請求項3に記載の医薬。
【請求項8】
少なくとも1種の他の治療剤が、リバビリンである、請求項2に記載の医薬。
【請求項9】
少なくとも1種の他の治療剤が、インターフェロン、リバビリン、レボビリン、VP 50406、ISIS 14803、ヘプタザイム、VX 497、サイモシン、マキサミン(Maxamine)、ミコフェノール酸モフェチル、またはインターロイキン−10(IL−10)アンタゴニストもしくはIL−10レセプターアンタゴニストである、請求項2に記載の医薬。
【請求項10】
少なくとも1種の他の治療剤が、IL−10に特異的な抗体である、請求項2に記載の医薬。
【請求項11】
前記IL−10に特異的な抗体が、ヒト化12G8である、請求項10に記載の医薬。
【請求項12】
少なくとも1種の他の治療剤が、Toll様レセプター−7(TLR−7)アゴニストである、請求項2に記載の医薬。
【請求項13】
少なくとも1種のCYP3A4インヒビターが、リトナビル、ケトコナゾール、クラリスロマイシン、BAS 100、図1に開示される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、請求項1に記載の医薬。
【請求項14】
少なくとも1種のCYP3A4インヒビターが、以下に示される構造:
【化76】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルを有する、請求項1に記載の医薬。
【請求項15】
少なくとも1種のCYP3A4インヒビターが、図1に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、請求項1に記載の医薬。
【請求項16】
少なくとも1種のCYP3A4インヒビターが、BAS 100またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、請求項1に記載の医薬。
【請求項17】
少なくとも1種のHCVプロテアーゼインヒビターが、1日あたり約100mg〜約3600mgの範囲の量で投与される、請求項1に記載の医薬。
【請求項18】
少なくとも1種のHCVプロテアーゼインヒビターが、
【化77】
【化78】
【化79】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、請求項1に記載の医薬。
【請求項19】
少なくとも1種のアルド−ケトレダクターゼ(AKR)インヒビターをさらに含有する、請求項1に記載の医薬。
【請求項20】
少なくとも1種のAKRインヒビターが、1日あたり約1000mg〜約1500mgの投薬量範囲で投与される、請求項19に記載の医薬。
【請求項21】
少なくとも1種のHCVプロテアーゼインヒビターが、
【化80】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、請求項19または20に記載の医薬。
【請求項22】
少なくとも1種の透過性糖タンパク質(Pgp)インヒビターをさらに含有する、請求項1に記載の医薬。
【請求項23】
少なくとも1種のPgpインヒビターが、リトナビルまたはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであり、1日あたり約400mgの投薬量で投与される、請求項22に記載の医薬。
【請求項24】
治療有効量の請求項1に記載の医薬および薬学的に受容可能なキャリアを含有する薬学的組成物。
【請求項25】
薬学的キットであって、請求項1において定義される(a)、および請求項1に定義される(b)を、別々の単位投薬形態で備え、該形態は、(a)および(b)を有効量で投与するために適切であり、該薬学的キットは、(a)および(b)を投与するための指示書を備える、薬学的キット。
【請求項26】
(a)および(b):
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)以下の式Iaの化合物
【化81】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、少なくとも1種のC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビター、
を別々にかまたは一緒に含む医薬であって、
ただし、少なくとも1種のCYP3A4インヒビターがリトナビルである場合、少なくとも1種のHCVプロテアーゼインヒビターは、式Iaではなく、
該(a)および(b)は、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とする被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減するために、同時にかまたは連続的に投与されるためのものである、医薬。
【請求項27】
少なくとも1種のHCVプロテアーゼインヒビターが、
【化82】
【化83】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、請求項26に記載の医薬。
【請求項28】
少なくとも1種の他の治療剤をさらに含有する、請求項27に記載の医薬。
【請求項29】
少なくとも1種の治療剤が、インターフェロンである、請求項28に記載の医薬。
【請求項30】
リバビリンをさらに含有する、請求項29に記載の医薬。
【請求項31】
少なくとも1種の他の治療剤が、リバビリンである、請求項28に記載の医薬。
【請求項32】
(a)および(b):
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)以下の式XIVaの化合物
【化84】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、少なくとも1種のC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビター、
を別々にかまたは一緒に含む医薬であって、
該(a)および(b)は、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とする被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減するために、同時にかまたは連続的に投与されるためのものである、医薬。
【請求項33】
少なくとも1種の他の治療剤をさらに含有する、請求項32に記載の医薬。
【請求項34】
少なくとも1種の治療剤が、インターフェロンである、請求項33に記載の医薬。
【請求項35】
リバビリンをさらに含有する、請求項34に記載の医薬。
【請求項36】
少なくとも1種の他の治療剤が、リバビリンである、請求項33に記載の医薬。
【請求項37】
(a)および(b):
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)以下の式XXVIIの化合物
【化85】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、少なくとも1種のC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビター、
を別々にかまたは一緒に含む医薬であって、
該(a)および(b)は、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とする被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減するために、同時にかまたは連続的に投与されるためのものである、医薬。
【請求項38】
少なくとも1種の他の治療剤をさらに含有する、請求項37に記載の医薬。
【請求項39】
少なくとも1種の治療剤が、インターフェロンである、請求項38に記載の医薬。
【請求項40】
リバビリンをさらに含有する、請求項39に記載の医薬。
【請求項41】
少なくとも1種の他の治療剤が、リバビリンである、請求項38に記載の医薬。
【請求項42】
HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とするヒト被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減するための医薬の製造のための、
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)請求項1に記載の少なくとも1種のC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビター
の使用。
【請求項43】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがない、請求項42に記載の使用。
【請求項44】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがある、請求項42に記載の使用。
【請求項45】
前記ヒト被験体が、HIVに同時に感染している、請求項42に記載の使用。
【請求項46】
HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とするヒト被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減するための医薬の製造のための、
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)請求項26に記載の少なくとも1種のC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビター
の使用。
【請求項47】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがない、請求項46に記載の使用。
【請求項48】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがある、請求項46に記載の使用。
【請求項49】
前記ヒト被験体が、HIVに同時に感染している、請求項46に記載の使用。
【請求項50】
HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とするヒト被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減するための医薬の製造のための、
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)請求項32に記載の少なくとも1種のC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビター
の使用。
【請求項51】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがない、請求項50に記載の使用。
【請求項52】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがある、請求項50に記載の使用。
【請求項53】
前記ヒト被験体が、HIVに同時に感染している、請求項50に記載の使用。
【請求項54】
HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とするヒト被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減するための医薬の製造のための、
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)請求項37に記載の少なくとも1種のC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビター
の使用。
【請求項55】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがない、請求項54に記載の使用。
【請求項56】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがある、請求項54に記載の使用。
【請求項57】
前記ヒト被験体が、HIVに同時に感染している、請求項54に記載の使用。
【請求項58】
(a)および(b):
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)HCVプロテアーゼインヒビター、HCVポリメラーゼインヒビター、HCV NS3ヘリカーゼインヒビター、HCV侵入のインヒビター、HCV p7のインヒビター、およびこれらの2つ以上の組み合わせからなる群より選択される、少なくとも1種の抗C型肝炎ウイルス(抗HCV)剤、
を別々にかまたは一緒に含む医薬であって、
該(a)および(b)は、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とする被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減するために、同時にかまたは連続的に投与されるためのものである、医薬。
【請求項59】
少なくとも1種の他の治療剤をさらに含有する、請求項58に記載の医薬。
【請求項60】
少なくとも1種の治療剤が、インターフェロンである、請求項59に記載の医薬。
【請求項61】
前記インターフェロンがPEG化インターフェロンである、請求項60に記載の医薬。
【請求項62】
前記インターフェロンが、インターフェロンα、PEG−インターフェロンα結合体、インターフェロンα融合ポリペプチド、コンセンサスインターフェロン、またはこれらの2つ以上の混合物である、請求項60に記載の医薬。
【請求項63】
前記インターフェロンが、RoferonTM、PegasysTM、IntronTM、PEG−IntronTM、Berofor AlphaTM、およびInfergenTM、またはこれらの2つ以上の混合物である、請求項60に記載の医薬。
【請求項64】
リバビリンをさらに含有する、請求項60に記載の医薬。
【請求項65】
少なくとも1種の他の治療剤が、リバビリンである、請求項59に記載の医薬。
【請求項66】
少なくとも1種の他の治療剤が、インターフェロン、リバビリン、レボビリン、VP 50406、ISIS 14803、ヘプタザイム、VX 497、サイモシン、マキサミン、ミコフェノール酸モフェチル、またはインターロイキン−10(IL−10)アンタゴニストもしくはIL−10レセプターアンタゴニストである、請求項59に記載の医薬。
【請求項67】
少なくとも1種の他の治療剤が、IL−10に特異的な抗体である、請求項59に記載の医薬。
【請求項68】
前記IL−10に特異的な抗体が、ヒト化12G8である、請求項67に記載の医薬。
【請求項69】
少なくとも1種のCYP3A4インヒビターが、リトナビル、ケトコナゾール、クラリスロマイシン、BAS 100、図1に開示される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、請求項58に記載の医薬。
【請求項70】
少なくとも1種の他の治療剤が、HIVを阻害する化合物である、請求項58に記載の医薬。
【請求項71】
前記HIVを阻害する化合物が、CCR5アンタゴニスト、HIVインテグラーゼ、またはHIVプロテアーゼインヒビターである、請求項70に記載の医薬。
【請求項72】
少なくとも1種の他の治療剤が、Toll様レセプター−7(TLR−7)アゴニストである、請求項59に記載の医薬。
【請求項73】
治療有効量の請求項58に記載の医薬、および薬学的に受容可能なキャリアを含有する、薬学的組成物。
【請求項74】
薬学的キットであって、請求項58において定義される(a)、および請求項58に定義される(b)を、別々の単位投薬形態で備え、該形態は、(a)および(b)を有効量で投与するために適切であり、該薬学的キットは、(a)および(b)を投与するための指示書を備える、薬学的キット。
【請求項75】
HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とするヒト被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減するための医薬の製造のための、
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)請求項58に記載の少なくとも1種のC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビター
の使用。
【請求項76】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがない、請求項75に記載の使用。
【請求項77】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがある、請求項75に記載の使用。
【請求項78】
前記ヒト被験体が、HIVに同時に感染している、請求項75に記載の使用。
【請求項1】
(a)および(b):
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)以下の式I〜式XXVIの化合物である少なくとも1種のC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビター:
i.
【化1】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式Iにおいて、
Yは、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノの部分からなる群より選択され、ただし、Yは、X11またはX12で必要に応じて置換され得;
X11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、ただし、X11は、X12で必要に応じてさらに置換され得;
X12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、ただし、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、X12から独立して選択される部分で必要に応じてさらに置換され得;
R1は、COR5であり、ここでR5は、COR7であり、ここでR7は、NHR9であり、ここでR9は、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、
【化2】
からなる群より選択され、ここでR1’、R2’、R3’、R4’、R5’、R11、R12、R13、およびR’、は、独立して、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルからなる群より選択され;
Zは、O、N、CHまたはCRから選択され;
Wは、存在しても存在しなくてもよく、そしてWが存在する場合、Wは、C=O、C=S、C(=N−CN)、またはSO2から選択され;
Qは、存在しても存在しなくてもよく、そしてQが存在する場合、Qは、CH、N、P、(CH2)p、(CHR)p、(CRR’)p、O、NR、S、またはSO2であり;そしてQが存在しない場合、Mは存在しても存在しなくてもよく;QおよびMが存在しない場合、AはLに直接結合し;
Aは、O、CH2、(CHR)p、(CHR−CHR’)p、(CRR’)p、NR、S、SO2または結合であり;
Eは、CH、N、CR、またはA、LもしくはGへの二重結合であり;
Gは、存在しても存在しなくてもよく、そしてGが存在する場合、Gは、(CH2)p、(CHR)p、または(CRR’)pであり;そしてGが存在しない場合、Jが存在し、そしてEは、式IにおいてGが結合している炭素原子に直接結合し;
Jは、存在しても存在しなくてもよく、そしてJが存在する場合、Jは、(CH2)p、(CHR)p、または(CRR’)p、SO2、NH、NRまたはOであり;そしてJが存在しない場合、Gが存在し、そしてEは、式IにおいてJが結合しているNに直接結合し;
Lは、存在しても存在しなくてもよく、そしてLが存在する場合、Lは、CH、CR、O、SまたはNRであり;そしてLが存在しない場合、Mは存在しても存在しなくてもよく;そしてMが存在してLが存在しない場合、Mは、独立してEに直接結合し、そしてJは、独立してEに直接結合し;
Mは、存在しても存在しなくてもよく、そしてMが存在する場合、Mは、O、NR、S、SO2、(CH2)p、(CHR)p(CHR−CHR’)p、または(CRR’)pであり;
pは、0〜6の数であり;そして
R、R’、R2、R3およびR4は、独立して、H;C1〜C10アルキル;C2〜C10アルケニル;C3〜C8シクロアルキル;C3〜C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、ウレア、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン;(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキルであって、該シクロアルキルが、3個〜8個の炭素原子、および0〜6個の酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはリン原子から作製され、そして該アルキルが、1個〜6個の炭素原子のものである、(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル;アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールからなる群より選択され;
該アルキル部分、ヘテロアルキル部分、アルケニル部分、ヘテロアルケニル部分、アリール部分、ヘテロアリール部分、シクロアルキル部分およびヘテロシクロアルキル部分は、必要に応じて化学的に適切に置換され得、用語「置換される」とは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環式、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、ウレア、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニルウレア、ヒドラジド、およびヒドロキサメートからなる群より選択される1つ以上の部分での必要に応じての化学的に適切な置換をいい;
さらに、該単位N−C−G−E−L−J−Nは、五員または六員の環式環構造を表し、ただし、該単位N−C−G−E−L−J−Nが五員環式環構造を表す場合、または式IにおけるN、C、G、E、L、J、N、A、Q、およびMを含む二環式環構造が五員環式環構造を表す場合、該五員環式環構造は、該環式環の一部としてカルボニル基を有さない、式Iの化合物;
ii.
【化3】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式IIにおいて、
Zは、NHであり;
Xは、アルキルスルホニル部分、ヘテロシクリルスルホニル部分、ヘテロシクリルアルキルスルホニル部分、アリールスルホニル部分、ヘテロアリールスルホニル部分、アルキルカルボニル部分、ヘテロシクリルカルボニル部分、ヘテロシクリルアルキルカルボニル部分、アリールカルボニル部分、ヘテロアリールカルボニル部分、アルコキシカルボニル部分、ヘテロシクリルオキシカルボニル部分、アリールオキシカルボニル部分、ヘテロアリールオキシカルボニル部分、アルキルアミノカルボニル部分、ヘテロシクリルアミノカルボニル部分、アリールアミノカルボニル部分、またはヘテロアリールアミノカルボニル部分であり、ただし、Xは、R12またはR13で必要に応じてさらに置換され得;
X1は、H;C1〜C4直鎖アルキル;C1〜C4分枝鎖アルキル;またはCH2−アリール(置換または非置換)であり;
R12は、アルキル部分、アルケニル部分、アルキニル部分、シクロアルキル部分シクロアルキル−アルキル部分、ヘテロシクリル部分、ヘテロシクリルアルキル部分、アリール部分、アルキルアリール部分、アリールアルキル部分、ヘテロアリール部分、アルキルヘテロアリール部分、またはヘテロアリールアルキル部分であり、ただし、R12は、R13で必要に応じてさらに置換され得;
R13は、ヒドロキシ部分、アルコキシ部分、アリールオキシ部分、チオ部分、アルキルチオ部分、アリールチオ部分、アミノ部分、アルキルアミノ部分、アリールアミノ部分、アルキルスルホニル部分、アリールスルホニル部分、アルキルスルホンアミド部分、アリールスルホンアミド部分、カルボキシ部分、カルボアルコキシ部分、カルボキサミド部分、アルコキシカルボニルアミノ部分、アルコキシカルボニルオキシ部分、アルキルウレイド部分、アリールウレイド部分、ハロゲン部分、シアノ部分、またはニトロ部分であり、ただし、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、R13から独立して選択される部分で必要に応じてさらに置換され得;
P1a、P1b、P2、P3、P4、P5、およびP6は、独立して、H;C1〜C10の直鎖または分枝鎖のアルキル;C2〜C10の直鎖または分枝鎖のアルケニル;C3〜C8のシクロアルキル、C3〜C8の複素環式;(シクロアルキル)アルキルまたは(ヘテロシクリル)アルキルであって、該シクロアルキルが、3個〜8個の炭素原子、および0〜6個の酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはリン原子から作製され、そして該アルキルが、1個〜6個の炭素原子のものである、(シクロアルキル)アルキルまたは(ヘテロシクリル)アルキル;アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、またはヘテロアリールアルキルであり、該アルキルは、1個〜6個の炭素原子のものであり;
該アルキル部分、アルケニル部分、シクロアルキル部分、ヘテロシクリル部分;(シクロアルキル)アルキル部分および(ヘテロシクリル)アルキル部分は、R13で必要に応じて置換され得、そしてさらに、該P1aおよびP1bは、必要に応じて、互いに結合してスピロ環式環またはスピロ複素環式環を形成し得、該スピロ環式環またはスピロ複素環式環は、0〜6個の酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはリン原子を含み、そしてR13で必要に応じてさらに置換され得;そして
P1’は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−アルキル、アリール、アリール−アルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリール−アルキルであり;ただし、該P1’は、R13で必要に応じてさらに置換され得る、式IIの化合物;
iii.
【化4】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式IIIにおいて、
Gは、カルボニルであり;
JおよびYは、同じであっても異なっていてもよく、そして独立して、H、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノの部分からなる群より選択され、ただし、Yは、X11またはX12で必要に応じてさらに置換され得;
X11は、アルキル部分、アルケニル部分、アルキニル部分、シクロアルキル部分、シクロアルキル−アルキル部分、ヘテロシクリル部分、ヘテロシクリルアルキル部分、アリール部分、アルキルアリール部分、アリールアルキル部分、ヘテロアリール部分、アルキルヘテロアリール部分、またはヘテロアリールアルキル部分からなる群より選択され、ただし、X11は、X12で必要に応じてさらに置換され得;
X12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、ただし、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、X12から独立して選択される部分で必要に応じてさらに置換され得;
R1は、COR5またはB(OR)2であり、ここでR5は、H、OH、OR8、NR9R10、CF3、C2F5、C3F7、CF2R6、R6およびCOR7からなる群より選択され、ここでR7は、H、OH、OR8、CHR9R10、およびNR9R10からなる群より選択され、ここでR6、R8、R9およびR10は、同じであっても異なっていてもよく、そして独立して、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、
【化5】
からなる群より選択され、ここでR1’、R2’、R3’、R4’、R5’、R11、R12、R13、およびR’は、同じであっても異なっていてもよく、そして独立して、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルからなる群より選択され;
Zは、O、N、またはCHから選択され;
Wは、存在しても存在しなくてもよく、Wが存在する場合、Wは、C=O、C=S、またはSO2から選択され;そして
R、R’、R2、R3およびR4は、独立して、H;C1〜C10アルキル;C2〜C10アルケニル;C3〜C8シクロアルキル;C3〜C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、ウレア、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ;酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはリン原子(該酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはリン原子の合計は、0〜6である);(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキルであって、該シクロアルキルが、3個〜8個の炭素原子および0〜6個の酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはリン原子から作製され、そして該アルキルが、1個〜6個の炭素原子のものである、(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル;アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールからなる群より選択され;
該アルキル部分、ヘテロアルキル部分、アルケニル部分、ヘテロアルケニル部分、アリール部分、ヘテロアリール部分、シクロアルキル部分およびヘテロシクロアルキル部分は、必要に応じて置換され得、該用語「置換される」とは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環式、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、ウレア、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニルウレア、ヒドラジド、およびヒドロキサメートからなる群より選択される1つ以上の部分での必要に応じた化学的に適切な置換をいう、式IIIの化合物;
iv.
【化6】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式IVにおいて、
Yは、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノの部分からなる群より選択され、ただし、Yは、X11またはX12で必要に応じて置換され得;
X11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、ただし、X11は、X12で必要に応じてさらに置換され得;
X12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシル、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、ただし、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、X12から独立して選択される部分で必要に応じてさらに置換され得;
R1は、以下の構造:
【化7】
から選択され、ここでkは、0〜5の数であり、同じであっても異なっていてもよく、R11は、任意の置換基を表し、該置換基の各々は、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルアミノ、ヒドロキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、およびニトロからなる群より選択され、ただし、R11は、R11がHではない場合、X11またはX12で必要に応じて置換され得;
Zは、O、N、CHまたはCRから選択され;
Wは、存在しても存在しなくてもよく、そしてWが存在する場合、Wは、C=O、C=S、C(=N−CN)、またはS(O2)から選択され;
Qは、存在しても存在しなくてもよく、そしてQが存在する場合、Qは、CH、N、P、(CH2)p、(CHR)p、(CRR’)p、O、N(R)、S、またはS(O2)であり;そしてQが存在しない場合、Mは、存在しても存在しなくてもよく、そしてQおよびMが存在しない場合、Aは、Lに直接結合し;
Aは、O、CH2、(CHR)p、(CHR−CHR’)p、(CRR’)p、N(R)、S、S(O2)または結合であり;
Eは、CH、N、CR、またはA、LもしくはGへの二重結合であり;
Gは、存在しても存在しなくてもよく、そしてGが存在する場合、Gは、(CH2)p、(CHR)p、または(CRR’)pであり;そしてGが存在しない場合、Jが存在し、そしてEは、式IVにおいてGが結合している炭素原子に直接結合し;
Jは、存在しても存在しなくてもよく、そしてJが存在する場合、Jは、(CH2)p、(CHR)p、または(CRR’)p、S(O2)、NH、N(R)またはOであり;そしてJが存在しない場合、Gが存在し、そしてEは、式IVにおいてJが結合しているNに直接結合し;
Lは、存在しても存在しなくてもよく、そしてLが存在する場合、Lは、CH、C(R)、O、SまたはN(R)であり;そしてLが存在しない場合、Mは、存在しても存在しなくてもよく、そしてMが存在してLが存在しない場合、Mは、独立してEに直接結合し、そしてJは、独立してEに直接結合し;
Mは、存在しても存在しなくてもよく、そしてMが存在する場合、Mは、O、N(R)、S、S(O2)、(CH2)p、(CHR)p(CHR−CHR’)p、または(CRR’)pであり;
pは、0〜6の数であり;そして
R、R’、R2、R3およびR4は、同じであっても異なっていてもよく、各々が独立して、H;C1〜C10アルキル;C2〜C10アルケニル;C3〜C8シクロアルキル;C3〜C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、ウレア、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキルであって、該シクロアルキルは、3個〜8個の炭素原子、および0〜6個の酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはリン原子から作製され、そして該アルキルは、1個〜6個の炭素原子のものである、(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル;アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールからなる群より選択され;
ここで該アルキル部分、ヘテロアルキル部分、アルケニル部分、ヘテロアルケニル部分、アリール部分、ヘテロアリール部分、シクロアルキル部分およびヘテロシクロアルキル部分は、必要に応じて置換され得、該用語「置換される」とは、同じであっても異なっていてもよい1つ以上の部分での置換をいい、各部分は、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環式、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、ウレア、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニルウレア、ヒドラジド、およびヒドロキサメートからなる群より選択され;
さらに、該単位N−C−G−E−L−J−Nは、五員環式環構造または六員環式環構造を表し、ただし、該単位N−C−G−E−L−J−Nが五員環式環構造を表す場合、または式IVにおけるN、C、G、E、L、J、N、A、Q、およびMを含む二環式環構造が五員環式環構造を表す場合、該五員環式環構造は、該五員環式環の一部としてのカルボニル基を有さない、式IVの化合物;
v.
【化8】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式Vにおいて、
(1)R1は、−C(O)R5または−B(OR)2であり;
(2)R5は、H、−OH、−OR8、−NR9R10、−C(O)OR8、−C(O)NR9R10、−CF3、−C2F5、C3F7、−CF2R6、−R6、−C(O)R7、またはNR7SO2R8であり;
(3)R7は、H、−OH、−OR8、または−CHR9R10であり;
(4)R6、R8、R9およびR10は、独立して、H;アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、R14、
【化9】
からなる群より選択され;
ここでR1’、R2’、R3’、R4’、R5’、R11、R12およびR13は、同じであっても異なっていてもよく、各々が独立して、H、ハロゲン、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルケニル、アルキニル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルからなる群より選択されるか;
またはR12およびR13は、該組み合わせがシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであるように一緒に結合し;
R14は、存在するかまたは存在せず、そして存在する場合、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アリル、アルキル−ヘテロアリール、アルコキシ、アリール−アルキル、アルケニル、アルキニル、およびヘテロアラルキルからなる群より選択され;
(5)RおよびR’は、存在するかまたは存在せず、そして存在する場合、同じであっても異なっていてもよく、各々が独立して、H、OH、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アミノ、アミド、アリールチオアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアミノカルボキシ、アルキルアミノカルボキシ、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、(アリール)アルキル、ヘテロアリールアルキル、エステル、カルボン酸、カルバメート、ウレア、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキル、アリール、ヘテロアリール、(アルキル)アリール、アルキルヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリールおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキルからなる群より選択され、該シクロアルキルは、3個〜8個の炭素原子、および0〜6個の酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはリン原子から作製され、そして該アルキルは、1個〜6個の炭素原子のものであり;
(6)L’は、H、OH、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルであり;
(7)M’は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルまたはアミノ酸側鎖であるか;
またはL’およびM’は、一緒に結合して、環構造を形成し、この場合、構造式Vの
【化10】
により表される部分は、構造式2:
【化11】
により表され、式2において、
Eは、存在するかまたは存在せず、そして存在する場合、C、CH、NまたはC(R)であり;
Jは、存在するかまたは存在せず、そしてJが存在する場合、Jは、(CH2)p、(CHR−CHR’)p、(CHR)p、(CRR’)p、S(O2)、N(H)、N(R)またはOであり;Jが存在せずGが存在する場合、Lは、2位と記される窒素原子に直接結合し;
pは、0〜6の数であり;
Lは、存在するかまたは存在せず、そしてLが存在する場合、Lは、C(H)またはC(R)であり;Lが存在しない場合、Mは存在するかまたは存在せず;Mが存在してLが存在しない場合、Mは、独立してEに直接結合し、そしてJは、独立してEに直接結合し;
Gは、存在するかまたは存在せず、そしてGが存在する場合、Gは、(CH2)p、(CHR)p、(CHR−CHR’)pまたは(CRR’)pであり;Gが存在しない場合、Jは存在し、そしてEは、1位と記される炭素原子に直接結合し;
Qは、存在するかまたは存在せず、そしてQが存在する場合、Qは、NR、PR、(CR=CR)、(CH2)p、(CHR)p、(CRR’)p、(CHR−CHR’)p、O、NR、S、SO、またはSO2であり;Qが存在しない場合、Mは、(i)Aに直接結合するか、または(ii)L上の独立した置換基であって、該独立した置換基は、−OR、−CH(R)(R’)、S(O)0〜2Rもしくは−NRR’から選択されるか、または(iii)存在しないかのいずれかであり;QとMとの両方が存在しない場合、Aは、Lに直接結合するか、またはAは、E上の独立した置換基であって、該独立した置換基は、−OR、−CH(R)(R’)、S(O)0〜2Rもしくは−NRR’から選択されるか、またはAは存在しないかのいずれかであり;
Aは、存在するかまたは存在せず、そして存在する場合、Aは、O、O(R)、(CH2)p、(CHR)p、(CHR−CHR’)p、(CRR’)p、N(R)、NRR’、S、S(O2)、−OR、CH(R)(R’)もしくはNRR’であるか;またはAは、Mと結合して、脂環式架橋、脂肪族架橋、もしくはヘテロ脂肪族架橋を形成し;
Mは、存在するかまたは存在せず、そしてMが存在する場合、Mは、ハロゲン、O、OR、N(R)、S、S(O2)、(CH2)p、(CHR)p(CHR−CHR’)p、または(CRR’)pであるか;あるいはMは、Aと結合して、脂環式架橋、脂肪族架橋、もしくはヘテロ脂肪族架橋を形成し;
(8)Z’は、構造式3:
【化12】
によって表され、式3において、
Yは、H、アリール、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、ヘテロアルキル−ヘテロアリール、ヘテロアルキル−ヘテロシクロアルキル、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノからなる群より選択され、そしてYは、非置換であるか、または1個もしくは2個の置換基で必要に応じて置換され、該置換基は、同じであるかまたは異なり、そして独立して、X11またはX12から選択され;
X11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、そしてX11は、非置換であるか、または1つ以上のX12部分で必要に応じて置換され、該X12部分は、同じであるかまたは異なり、そして独立して選択され;
X12は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、スルホニルウレア、シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−スルホンアミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、そして該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、非置換であるか、または独立して、1つ以上の部分で必要に応じて置換されており、該部分は、同じであるかまたは異なり、そして独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルから選択され;
Zは、O、N、C(H)またはC(R)であり;
R31は、H、ヒドロキシル、アリール、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、ヘテロアルキル−ヘテロアリール、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノまたはヘテロシクロアルキルアミノであり、そしてR31は、非置換であるか、または1個もしくは2個の置換基で必要に応じて置換され、該置換基は、同じであるかまたは異なり、そして独立して、X13またはX14から選択され;
X13は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、そしてX13は、非置換であるかまたは1つ以上のX14部分で必要に応じて置換され、該X14部分は、同じであるかまたは異なり、そして独立して選択され;
X14は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリールスルホンアミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、そして該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、非置換であるか、または独立して、1つ以上の部分で必要に応じて置換され、該部分は、同じであるかまたは異なり、そして独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルから選択され、
Wは、存在しても存在しなくてもよく、そしてWが存在する場合、Wは、C(=O)、C(=S)、C(=N−CN)、またはS(O2)であり;
(9)Xは、構造式4:
【化13】
により表され、式4において、
aは、2、3、4、5、6、7、8または9であり;
b、c、d、eおよびfは、0、1、2、3、4または5であり;
Aは、C、N、SまたはOであり;
R29およびR29’は、独立して、存在するかまたは存在せず、存在する場合、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアミノ、シクロアルキルアミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)2、カルボキシル、C(O)O−アルキル、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルケニル、ヘテロアラルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアラルケニル、ヒドロキシアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ニトロ、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、Y1Y2N−アルキル−、Y1Y2NC(O)−およびY1Y2NSO2−からなる群より独立して選択される1個または2個の置換基であり、ここでY1およびY2は、同じであっても異なっていてもよく、そして独立して、水素、アルキル、アリール、およびアラルキルからなる群より選択されるか;あるいは
R29およびR29’は、該組み合わせが0〜6個の炭素の脂肪族鎖またはヘテロ脂肪族鎖であるように一緒に結合し;
R30は、存在するかまたは存在せず、そして存在する場合、H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、およびシクロアルキルからなる群より独立して選択される1個または2個の置換基であり;
(10)Dは、構造式5:
【化14】
により表され、式5において、
R32、R33およびR34は、存在するかまたは存在せず、そして存在する場合、独立して、1個または2個の置換基であり、該置換基は、独立して、H、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアミノ、スピロアルキル、シクロアルキルアミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−NH(アルキル)2、カルボキシル、−C(O)O−アルキル、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルケニル、ヘテロアラルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアラルケニル、ヒドロキシアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ニトロ、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、Y1Y2N−アルキル−、Y1Y2NC(O)−およびY1Y2NSO2−からなる群より選択され、ここでY1およびY2は、同じであっても異なっていてもよく、そして独立して、水素、アルキル、アリール、およびアラルキルからなる群より選択されるか;あるいは
R32およびR34は、一緒に結合して、該組合せがシクロアルキル基の一部を形成し;
gは、1、2、3、4、5、6、7、8または9であり;
h、i、j、k、lおよびmは、0、1、2、3、4または5であり;そして
Aは、C、N、SまたはOであり;
(11)ただし、構造式2:
【化15】
であり、W’がCHまたはNである場合、以下の条件排除(i)および(ii)の両方が適用される:
条件排除(i):Z’は、−NH−R36ではなく、ここでR36は、H、C6または10アリール、ヘテロアリール、−C(O)−R37、−C(O)−OR37または−C(O)−NHR37であり、ここでR37は、C1〜6アルキルまたはC3〜6シクロアルキルである;および
条件排除(ii):R1は、−C(O)OHでも、−C(O)OHの薬学的に受容可能な塩でも、−C(O)OHのエステルでも、−C(O)NHR38でもなく、ここでR38は、C1〜8アルキル、C3〜6シクロアルキル、C6〜10アリールまたはC7〜16アラルキルからなる群より選択される、式vの化合物;
vi.
【化16】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式VIにおいて、
Capは、H、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、アリールアルキルオキシまたはヘテロシクリルアミノであり、該アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、アリールアルキルオキシまたはヘテロシクリルアミノの各々は、非置換であっても、独立して1つまたは2つの置換基で必要に応じて置換されていてもよく、該置換基は、同じであっても異なっていてもよく、そして独立して、X1およびX2から選択され;
P’は、−NHRであり;
X1は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アリールヘテロアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアミノ、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、そしてX1は、非置換であっても、独立して1つ以上のX2部分で必要に応じて置換されていてもよく、該X2部分は、同じであっても異なっていてもよく、そして独立して選択され;
X2は、ヒドロキシ、アルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、ケト、エステルまたはニトロであり、ここで該アルキル、アルコキシ、およびアリールの各々は、非置換であっても、独立して1つ以上の部分で必要に応じて置換されていてもよく、該部分は、同じであっても異なっていてもよく、そして独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アリールヘテロアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアミノ、アルキルヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルから選択され;
Wは、存在しても存在しなくてもよく、そしてWが存在する場合、Wは、C(=O)、C(=S)、C(=NH)、C(=N−OH)、C(=N−CN)、S(O)またはS(O2)であり;
Qは、存在しても存在しなくてもよく、そしてQが存在する場合、Qは、N(R)、P(R)、CR=CR’、(CH2)p、(CHR)p、(CRR’)p、(CHR−CHR’)p、O、S、S(O)またはS(O2)であり;Qが存在しない場合、Mは、(i)Aに直接結合するか、または(ii)MがL上の独立した置換基であり、そしてAがEの独立した置換基であるかのいずれかであり、該独立した置換基は、−OR、−CH(R’)、S(O)0〜2Rまたは−NRR’から選択され;QとMとの両方が存在しない場合、Aは、Lに直接結合するか、またはAは、E上の独立した置換基であるかのいずれかであり、該独立した置換基は、−OR、−CH(R)(R’)、S(O)0〜2Rまたは−NRR’から選択され;
Aは、存在するかまたは存在せず、そして存在する場合、Aは、−O−、−O(R)CH2−、−(CHR)p−、−(CHR−CHR’)p−、(CRR’)p、N(R)、NRR’、S、またはS(O2)であり、そしてQが存在しない場合、Aは、−OR、−CH(R)(R’)または−NRR’であり;そしてAが存在しない場合、QとEとが結合により接続されるか、またはQがM上の独立した置換基であるかのいずれかであり;
Eは、存在するかまたは存在せず、そして存在する場合、Eは、CH、N、C(R)であり;
Gは、存在しても存在しなくてもよく、そしてGが存在する場合、Gは、(CH2)p、(CHR)p、または(CRR’)pであり;Gが存在しない場合、Jが存在し、そしてEは、1位と記される炭素原子に直接結合し;
Jは、存在しても存在しなくてもよく、そしてJが存在する場合、Jは、(CH2)p、(CHR−CHR’)p、(CHR)p、(CRR’)p、S(O2)、N(H)、N(R)またはOであり;Jが存在せずGが存在する場合Lは、2位と記される窒素原子に直接結合し;
Lは、存在しても存在しなくてもよく、そしてLが存在する場合、Lは、CH、N、またはCRであり;Lが存在しない場合、Mが存在するかまたは存在せず;Mが存在してLが存在しない場合、Mは、独立して、Eに直接結合し、そしてJは、独立して、Eに直接結合し;
Mは、存在しても存在しなくてもよく、そしてMが存在する場合、Mは、O、N(R)、S、S(O2)、(CH2)p、(CHR)p、(CHR−CHR’)p、または(CRR’)pであり;
pは、0〜6の数であり;
R、R’およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々が独立して、H、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ヘテロシクリル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アリールチオアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアミノカルボキシ、アルキルアミノカルボキシ、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アリール−アルキル、ヘテロアリールアルキル、エステル、カルボン酸、カルバメート、ウレア、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキル−アリール、アルキルヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリールおよび(ヘテロシクリル)アルキルからなる群より選択され;
(CRR’)におけるRおよびR’は、該組合せがシクロアルキル部分またはヘテロシクリル部分を形成するように一緒に結合され得;そして
R1は、カルボニルである、式VIの化合物;
vii
【化17】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式VIIにおいて、
Mは、O、N(H)、またはCH2であり;
nは、0〜4であり;
R1は、−OR6、−NR6R7または
【化18】
であり;ここでR6およびR7は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノおよびアルキルアミノからなる群より選択され;
R4およびR5は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択されるか;またはR4およびR5は一緒になって、部分
【化19】
により表されるように環状の5員〜7員の環の一部を形成し、ここでkは0〜2であり;
Xは、
【化20】
からなる群より選択され、ここでpは、1〜2であり、qは、1〜3であり、そしてP2は、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノまたはシクロアルキルアミノであり;そして
R3は、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
【化21】
からなる群より選択され、ここでYは、O、SまたはNHであり、そしてZは、CHまたはNであり、そしてR8部分は、同じであっても異なっていてもよく、各R8は、独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオ、およびアルキルオキシからなる群より選択される、式VIIの化合物;
viii.
【化22】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式VIIIにおいて、
Mは、O、N(H)、またはCH2であり;
R1は、−C(O)NHR6であり、ここでR6は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノまたはアルキルアミノであり;
P1は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロアルキルからなる群より選択され;
P3は、アルキル、シクロアルキル、アリール、およびアリールと縮合したシクロアルキルからなる群より選択され;
R4およびR5は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択されるか;またはR4およびR5は一緒になって、
【化23】
により表されるように環状の5員〜7員の環の一部を形成し、ここでkは0〜2であり;
Xは、
【化24】
からなる群より選択され、ここでpは、1〜2であり、qは、1〜3であり、そしてP2は、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノまたはシクロアルキルアミノであり;そして
R3は、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
【化25】
からなる群より選択され、ここでYは、O、SまたはNHであり、そしてZは、CHまたはNであり、そしてR8部分は、同じであっても異なっていてもよく、各R8は、独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシからなる群より選択される、式VIIIの化合物;
ix.
【化26】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式IXにおいて、
Mは、O、N(H)、またはCH2であり;
nは、0〜4であり;
R1は、−OR6、−NR6R7または
【化27】
であり、ここでR6およびR7は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノおよびアルキルアミノからなる群より選択され;
R4およびR5は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択されるか;またはR4およびR5は一緒になって、部分
【化28】
により表されるように環状の5員〜7員の環の一部を形成し、ここでkは0〜2であり;
Xは、
【化29】
からなる群より選択され、ここでpは、1〜2であり、qは、1〜3であり、そしてP2は、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノまたはシクロアルキルアミノであり;そして
R3は、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
【化30】
からなる群より選択され、ここでYは、O、SまたはNHであり、そしてZは、CHまたはNであり、そしてR8部分は、同じであっても異なっていてもよく、各R8は、独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシからなる群より選択される、式IXの化合物;
x.
【化31】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式Xにおいて、
R1は、NHR9であり、ここでR9は、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
AおよびMは、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2R、およびハロからなる群より選択されるか;またはAおよびMは、式Xにおいて上に示される部分
【化32】
が、3員、4員、6員、7員または8員のシクロアルキル、4員〜8員のヘテロシクリル、6員〜10員のアリール、または5員〜10員のヘテロアリール形成するように互いに結合し;
Eは、C(H)またはC=であり;
Lは、C(H)、C=、CH2C=、またはC=CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群より選択されるか;またはNRR’におけるRおよびR’は、NRR’が4員〜8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合し;そして
Yは、以下の部分:
【化33】
から選択され、ここでGは、NHまたはOであり;そしてR15、R16、R17およびR18は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択されるか、またはR15およびR16は、互いに結合して、4員〜8員のシクロアルキル構造、ヘテロアリール構造またはヘテロシクリル構造を形成し、そして同様に、独立して、R17およびR18は、互いに結合して、3員〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であっても、独立して1つ以上の部分で必要に応じて置換されていてもよく、該部分は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群より選択される、式Xの化合物;
xi.
【化34】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XIにおいて、
R1は、NHR9であり、ここでR9は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
AおよびMは、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、R、NR9R10、SR、SO2R、およびハロから選択されるか;またはAおよびMは、式XIにおいて上に示される部分
【化35】
が、3員、4員、6員、7員、もしくは8員のシクロアルキル、4員〜8員のヘテロシクリル、6員〜10員のアリール、または5員〜10員のヘテロアリールのいずれかを形成するように、互いに結合し(換言すれば、A−E−L−Mが一緒になり);
Eは、C(H)またはC=であり;
Lは、C(H)、C=、CH2C=、またはC=CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群より選択されるか;またはNRR’におけるRおよびR’は、NR9R10が4員〜8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合し;
Yは、以下の部分:
【化36】
から選択され、ここでY30およびY31は、
【化37】
から選択され、ここでuは、0〜6の数であり;
Xは、O、NR15、NC(O)R16、S、S(O)およびSO2から選択され;
Gは、NHまたはOであり;そして
R15、R16、R17、R18、R19、T1、T2、T3およびT4は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択されるか、またはR17およびR18は、互いに結合して、3員〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
ここで該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であっても、必要に応じて1つ以上の部分で独立して置換されていてもよく、該部分は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群より選択される、式XIの化合物;
xii.
【化38】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XIIにおいて、
R1は、NHR9であり、ここでR9は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
AおよびMは、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2R、およびハロから選択されるか;またはAおよびMは、上記式XIIに示される部分
【化39】
が、3員、4員、6員、7員または8員のシクロアルキル、4員〜8員のヘテロシクリル、6員〜10員のアリール、または5員〜10員のヘテロアリールのいずれかを形成するように互いに結合し;
Eは、C(H)またはC=であり;
Lは、C(H)、C=、CH2C=、またはC=CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群より選択されるか;またはNRR’におけるRおよびR’は、NRR’が4員〜8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合し;そして
Yは、以下の部分:
【化40】
から選択され、ここでGは、NHまたはOであり;そしてR15、R16、R17、R18、およびR19は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択されるか、または(i)R15およびR16が互いに結合して4員〜8員の環式構造を形成するか、またはR15およびR19が互いに結合して4員〜8員の環式構造を形成するかのいずれかであり、そして(ii)同様に、独立して、R17およびR18が互いに結合して3員〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
ここで該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であっても、必要に応じて1つ以上の部分で独立して置換されてもよく、該部分は、スルホナム、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ケト、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群より選択される、式XIIの化合物;
xiii.
【化41】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XIIIにおいて、
R1は、NHR9であり、ここでR9は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
AおよびMは、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2R、およびハロからなる群より選択されるか;またはAおよびMは、式XIIIにおいて上に示される部分
【化42】
が、3員、4員、6員、7員、または8員のシクロアルキル、4員〜8員のヘテロシクリル、6員〜10員のアリール、または5員〜10員のヘテロアリールのいずれかを形成するように、互いに結合し(換言すれば、A−E−L−Mが一緒になり);
Eは、C(H)またはC=であり;
Lは、C(H)、C=、CH2C=、またはC=CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群より選択されるか;またはNRR’におけるRおよびR’は、NRR’が4員〜8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合し;そして
Yは、以下の部分:
【化43】
から選択され、ここでGは、NHまたはOであり、そしてR15、R16、R17、R18、R19、およびR20は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、C1〜C10アルキル、C1〜C10ヘテロアルキル、C2〜C20アルケニル、C2〜C10ヘテロアルケニル、C2〜C10アルキニル、C2〜C10ヘテロアルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールからなる群より選択されるか、あるいは(i)R15およびR16が互いに結合して4員〜8員のシクロアルキルもしくはヘテロシクリルを形成し得るか、またはR15およびR19が互いに結合して5員〜8員のシクロアルキルもしくはヘテロシクリルを形成するか、またはR15およびR20が互いに結合して5員〜8員のシクロアルキルもしくはヘテロシクリルを形成するかのいずれかであり、そして(ii)同様に、独立して、R17およびR18が互いに結合して3員〜8員のシクロアルキルもしくはヘテロシクリルを形成し、
ここで該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であっても、必要に応じて1つ以上の部分で独立して置換されてもよく、該部分は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群より選択される、式XIIIの化合物;
xiv.
【化44】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XIVにおいて、
R1は、NHR9であり、ここでR9は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
AおよびMは、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2R、およびハロから選択されるか;
またはAおよびMは、式XIVにおいて上で示される部分:
【化45】
が3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員〜8員のヘテロシクリル、6員〜10員のアリール、または5員〜10員のヘテロアリールのいずれかを形成するように、互いに結合し;
Eは、C(H)またはC=であり;
Lは、C(H)、C=、CH2C=、またはC=CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択されるか、またはNRR’におけるRおよびR’は、NRR’が4員〜8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合し;そして
Yは、以下の部分:
【化46】
から選択され、ここでGは、NHまたはOであり;そしてR15、R16、R17およびR18は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるか、または(i)R15およびR16は、互いに結合して、4員〜8員の環式構造を形成し、そして(ii)同様に、独立して、R17およびR18は、互いに結合して、3員〜8員のシクロアルキルもしくはヘテロシクリルを形成し;
ここで該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であっても、必要に応じて1つ以上の部分で独立して置換されてもよく、該部分は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ケト、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群より選択される、式XIVの化合物;
xv.
【化47】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XVにおいて、
R1は、NHR9であり、R9は、H、アルキル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
EおよびJは、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、R、OR、NHR、NRR7、SR、ハロ、およびS(O2)Rからなる群より選択されるか、またはEおよびJは、互いに直接結合して、3員〜8員のシクロアルキル部分、もしくは3員〜8員のヘテロシクリル部分を形成し得;
Zは、N(H)、N=、またはOであり、ただし、ZがOである場合、Gは、存在するかまたは存在せず、そしてGが存在してZがOである場合、GはC(O=)であり;
Gは、存在しても存在しなくてもよく、そしてGが存在する場合、Gは、C(=O)またはS(O2)であり、そしてGが存在しない場合、Zは、Yに直接結合し;
Yは、
【化48】
【化49】
からなる群より選択され;
R、R7、R2、R3、R4およびR5は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群より選択されここで該ヘテロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルの各々は、独立して、1個〜6個の酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはリン原子を有し;
ここで該アルキル部分、ヘテロアルキル部分、アルケニル部分、アルキニル部分、アリール部分、ヘテロアリール部分、シクロアルキル部分およびヘテロシクリル部分の各々は、非置換であっても、必要に応じて1つ以上の部分で独立して置換されていてもよく、該部分は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ハロ、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、ウレア、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニルウレア、ヒドラジド、およびヒドロキサメートからなる群より選択される、式XVの化合物;
xvi.
【化50】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XVIにおいて、
R1は、NHR9であり、ここでR9は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
R2およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択され;
Yは、以下の部分:
【化51】
から選択され、ここでGは、NHまたはOであり;そしてR15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24およびR25は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択されるか、または(i)R17およびR18が独立して、互いに結合して、3員〜8員のシクロアルキルもしくはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、独立して、R15およびR19が互いに結合して、4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、独立してR15およびR16が互いに結合して、4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;(iv)同様に、独立して、R15およびR20が互いに結合して、4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;(v)同様に、独立してR22およびR23が互いに結合して、3員〜8員のシクロアルキルもしくは4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;そして(vi)同様に、独立して、R24およびR25が互いに結合して、3員〜8員のシクロアルキルもしくは4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であっても、必要に応じて1つ以上の部分で独立して置換されてもよく、該部分は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群より選択される、式XVIの化合物;
xvii.
【化52】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XVIIにおいて、
R1は、NHR9であり、ここでR9は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
AおよびMは、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2R、およびハロからなる群より選択されるか;またはAおよびMは、式XVIIにおいて上に示される部分:
【化53】
が、3員、4員、6員、7員もしくは8員のシクロアルキル、4員〜8員のヘテロシクリル、6員〜10員のアリール、または5員〜10員のヘテロアリールのいずれかを形成するように互いに結合し;
Eは、C(H)またはC=であり;
Lは、C(H)、C=、CH2C=またはC=CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群より選択されるか;またはNRR’におけるRおよびR’は、NRR’が4員〜8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合し;
Yは、以下の部分:
【化54】
から選択され、ここでY30は、
【化55】
から選択され、ここでuは、0〜1の数であり;
Xは、O、NR15、NC(O)R16、S、S(O)およびSO2から選択され;
Gは、NHまたはOであり;そして
R15、R16、R17、R18、R19、T1、T2、およびT3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択されるか、あるいはR17およびR18は、互いに結合して、3員〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
ここで、各アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であっても、必要に応じて1つ以上の部分で独立して置換されていてもよく、該部分は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群より選択される、式XVIIの化合物;
xviii.
【化56】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XVIIIにおいて、
R8は、アルキル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、およびヘテロシクリルアルキルからなる群より選択され;
R9は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;
AおよびMは、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、R、OR、N(H)R、N(RR’)、SR、S(O2)R、およびハロから選択されるか;またはAおよびMは、式XVIIIにおいて上で示される部分:
【化57】
が、3員、4員、5員、6員、7員、もしくは8員のシクロアルキル、4員〜8員のヘテロシクリル、6員〜10員のアリール、または5員〜10員のヘテロアリールのいずれかを形成するように互いに結合し(換言すれば、A−E−L−Mが一緒になり);
Eは、C(H)またはC(R)であり;
Lは、C(H)、C(R)、CH2C(R)、またはC(R)CH2であり;
RおよびR’は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−からなる群より選択されるか;またはN(RR’)におけるRおよびR’は、N(RR’)が4員〜8員のヘテロシクリルを形成するように互いに結合し;
R2およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、スピロ結合したシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択され;
Yは、以下の部分:
【化58】
から選択され、ここでGは、NHまたはOであり;そしてR15、R16、R17、R18、R19およびR20は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択されるか、あるいは(i)R17およびR18は、独立して、互いに結合して3員〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、独立して、R15およびR19は、互いに結合して、4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、独立して、R15およびR16は、互いに結合して、4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;そして(iv)同様に、独立して、R15およびR20は、互いに結合して、4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、スピロ結合したシクロアルキル、およびヘテロシクリルの各々は、非置換であっても、必要に応じて1つ以上の部分で独立して置換されてもよく、該部分は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群より選択される、式XVIIIの化合物;
xix.
【化59】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XIXにおいて、
Zは、ヘテロシクリル部分、N(H)(アルキル)、−N(アルキル)2、−N(H)(シクロアルキル)、−N(シクロアルキル)2、−N(H)(アリール)、−N(アリール)2、−N(H)(ヘテロシクリル)、−N(ヘテロシクリル)2、−N(H)(ヘテロアリール)、および−N(ヘテロアリール)2からなる群より選択され;
R1は、NHR9であり、ここでR9は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、またはヘテロアリールアルキルであり;
R2およびR3は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択され;
Yは、以下の部分:
【化60】
から選択され、ここでGは、NHまたはOであり;そしてR15、R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、同じであっても異なっていてもよく、各々独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択されるか、あるいは(i)R17およびR18が独立して、互いに結合して、3員〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、独立して、R15およびR19が互いに結合して、4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、独立して、R15およびR16が互いに結合して、4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;そして(iv)同様に、独立して、R15およびR20が互いに結合して、4員〜8員のヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は、非置換であっても、必要に応じて1つ以上の部分で独立して置換されてもよく、該部分は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロからなる群より選択される、式XIXの化合物;
xx.
【化61】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XXにおいて、
aは、0または1であり:bは、0または1であり;Yは、HまたはC1〜6アルキルであり;
Bは、H、式R7−C(O)−のアシル誘導体、または式R7−SO2のスルホニルであり、ここでR7は、
(i)必要に応じてカルボキシル、C1〜6アルカノイルオキシもしくはC1〜6アルコキシで置換されたC1〜10アルキル;
(ii)必要に応じてカルボキシル、(C1〜6アルコキシ)カルボニルもしくはフェニルメトキシカルボニルで置換されたC3〜7シクロアルキル;
(iii)必要に応じてC1〜6アルキル、ヒドロキシ、もしくは必要に応じてC1〜6アルキルで置換されたアミノで置換されたC6アリールもしくはC10アリールまたはC7〜16アラルキル;または
(iv)必要に応じてC1〜6アルキル、ヒドロキシ、必要に応じてC1〜6アルキルで置換されたアミノ、もしくは必要に応じてC1〜6アルキルで置換されたアミドで置換されたHet
であり;
R6は、存在する場合、カルボキシルで置換されたC1〜6アルキルであり;
R5は、存在する場合、必要に応じてカルボキシルで置換されたC1〜6アルキルであり;
R4は、C1〜10アルキル、C3〜7シクロアルキルまたはC4〜10(アルキルシクロアルキル)であり;
R3は、C1〜10アルキル、C3〜7シクロアルキルまたはC4〜10(アルキルシクロアルキル)であり;
R2は、CH2−R20、NH−R20、O−R20、またはS−R20であり、ここでR20は、飽和もしくは不飽和のC3〜7シクロアルキルもしくはC4〜10(アルキルシクロアルキル)であり、必要に応じてR21で一置換、二置換、もしくは三置換されているか、あるいはR20は、C6アリールもしくはC10アリールまたはC7〜16アラルキルであり、必要に応じてR21で一置換、二置換、もしくは三置換されているか;
あるいはR20は、Hetまたは(低級アルキル)−Hetであり、必要に応じて、R21で一置換、二置換、もしくは三置換されており、ここで各R21は、独立して、C1〜6アルキル;C1〜6アルコキシ;C1〜6アルキルで必要に応じて一置換もしくは二置換されているアミノ;スルホニル;NO2;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;必要に応じてC1〜6アルキル、C6アリール、C10アリール、C7〜16アラルキル、Hetもしくは(低級アルキル)−Hetで一置換されているアミド;カルボキシル;カルボキシ(低級アルキル);必要に応じてアリール、アラルキルまたはHetがR22で置換されているC6アリールもしくはC10アリール、C7〜16アラルキルまたはHetであり;
ここでR22は、C1〜6アルキル;C1〜6アルコキシ;C1〜6アルキルで必要に応じて一置換もしくは二置換されているアミノ;スルホニル;NO2;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;カルボキシル;アミドまたは(低級アルキル)アミドであり;
R1は、必要に応じてハロゲンで置換されているC1〜6アルキルまたはC2〜6アルケニルであり;そして
Wは、ヒドロキシまたはN置換アミノであり;
式XXの化合物の上記構造において、用語P6、P5、P4、P3、P2およびP1は、当業者に通常公知であるような代表的なアミノ酸部分を表す、式XXの化合物;
xxi.
【化62】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XXIにおいて、
Bは、H、C6アリールもしくはC10アリール、C7〜16アラルキル;Hetまたは(低級アルキル)−Hetであり、これらの全ては、必要に応じて、C1〜6アルキル;C1〜6アルコキシ;C1〜6アルカノイル;ヒドロキシ;ヒドロキシアルキル;ハロ;ハロアルキル;ニトロ;シアノ;シアノアルキル;C1〜6アルキルで必要に応じて置換されたアミノ;アミド;または(低級アルキル)アミドで置換されているか;
またはBは、式R4−C(O)−のアシル誘導体;式R4−O−C(O)−のカルボキシル;式R4−N(R5)−C(O)−のアミド;式R4−N(R5)−C(S)−のチオアミド;またはR4−SO2のスルホニルであり、ここでR4は、
(i)カルボキシル、C1〜6アルカノイル、ヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、必要に応じてC1〜6アルキルで一置換もしくは二置換されたアミノ、アミド、または(低級アルキル)アミドで必要に応じて置換されたC1〜10アルキル;
(ii)C3〜7シクロアルキル、C3〜7シクロアルコキシ、またはC4〜10アルキルシクロアルキルであって、全て、必要に応じて、ヒドロキシ、カルボキシル、(C1〜6アルコキシ)カルボニル、必要に応じてC1〜6アルキルで一置換もしくは二置換されたアミノ、アミド、または(低級アルキル)アミドで置換されている;
(iii)必要に応じてC1〜6アルキルで一置換もしくは二置換されたアミノ;アミド;または(低級アルキル)アミド;
(iv)C6アリール、C10アリールまたはC7〜16アラルキルであって、全て、必要に応じて、C1〜6アルキル、ヒドロキシ、アミド、(低級アルキル)アミド、または必要に応じてC1〜6アルキルで一置換もしくは二置換されたアミノで置換されている;あるいは
(v)Hetまたは(低級アルキル)−Hetであって、両方が必要に応じて、C1〜6アルキル、ヒドロキシ、アミド、(低級アルキル)アミド、または必要に応じてC1〜6アルキルで一置換もしくは二置換されたアミノで置換されている;
であり、ただし、R4がアミドまたはチオアミドである場合、R4は、(ii)シクロアルコキシではなく;
Yは、HまたはC1〜6アルキルであり;
R3は、C1〜8アルキル、C3〜7シクロアルキル、またはC4〜10アルキルシクロアルキルであり、全て、必要に応じて、ヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、C1〜6チオアルキル、アミド、(低級アルキル)アミド、C6アリール、C10アリール、またはC7〜16アラルキルで置換されており;
R2は、CH2−R20、NH−R20、O−R20、またはS−R20であり、ここでR20は、飽和または不飽和のC3〜7シクロアルキルまたはC4〜10(アルキルシクロアルキル)であり、これらの全ては、必要に応じて、R21で一置換、二置換もしくは三置換されているか、またはR20は、C6アリール、C10アリール、またはC7〜14アラルキルであり、全て、必要に応じて、R21で一置換、二置換もしくは三置換されているか;あるいは
R20は、Hetまたは(低級アルキル)−Hetであり、両方が必要に応じて、R21で一置換、二置換もしくは三置換されており;
ここで各R21は、独立して、C1〜6アルキル;C1〜6アルコキシ;低級チオアルキル;スルホニル;NO2;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;必要に応じてC1〜6アルキル、C6アリール、C10アリール、C7〜14アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで一置換もしくは二置換されたアミノ;必要に応じてC1〜6アルキル、C6アリール、C10アリール、C7〜14アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで一置換もしくは二置換されたアミド;カルボキシル;カルボキシ(低級アルキル);C6アリールもしくはC10アリール、C7〜14アラルキルまたはHetであり、該アリール、アラルキルまたはHetは、R22で必要に応じて置換されており;
ここでR22は、C1〜6アルキル;C3〜7シクロアルキル;C1〜6アルコキシ;必要に応じてC1〜6アルキルで一置換もしくは二置換されたアミノ;スルホニル;(低級アルキル)スルホニル;NO2;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;カルボキシル;アミド;(低級アルキル)アミド;またはC1〜6アルキルで必要に応じて置換されたHetであり;
R1は、H;C1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキル、C2〜6アルケニル、またはC2〜6アルキニルであり、全て、必要に応じてハロゲンで置換されている、式XXIの化合物;
xxii.
【化63】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XXIIにおいて、
Wは、CHまたはNであり;
R21は、H、ハロ、C1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6シクロアルコキシ、ヒドロキシ、またはN(R23)2であり、ここで各R23は、独立して、H、C1〜6アルキルまたはC3〜6シクロアルキルであり;
R22は、H、ハロ、C1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6チオアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C2〜7アルコキシアルキル、C3〜6シクロアルキル、C6または10アリールまたはHetであり、Hetは、5員、6員、または7員の、飽和または不飽和の、窒素、酸素および硫黄から選択される1個〜4個のヘテロ原子を含む複素環であり;
該シクロアルキル、アリールまたはHetは、R24で置換されており、ここでR24は、H、ハロ、C1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6シクロアルコキシ、NO2、N(R25)2、NH−C(O)−R25またはNH−C(O)−NH−R25であり、ここで各R25は、独立して、H、C1〜6アルキルまたはC3〜6シクロアルキルであるか;または
R24は、NH−C(O)−OR26であり、ここでR26は、C1〜6アルキルまたはC3〜6シクロアルキルであり;
R3は、ヒドロキシ、NH2、または式−NH−R31の基であり、ここでR31は、C6または10アリール、ヘテロアリール、−C(O)−R32、−C(O)−NHR32または−C(O)−OR32であり、ここでR32は、C1〜6アルキルまたはC3〜6シクロアルキルであり;
Dは、5原子〜10原子の飽和または不飽和のアルキレン鎖であり、該アルキレン鎖は、必要に応じて、O、S、またはN−R41から独立して選択される1個〜3個のヘテロ原子を含み、ここでR41は、H、C1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキルまたは−C(O)−R42であり、ここでR42は、C1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキルまたはC6もしくは10アリールであり;R4は、該鎖Dの任意の炭素原子におけるHまたは1個〜3個の置換基であり、該置換基は、独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ、アミノ、オキソ、チオおよびC1〜6チオアルキルからなる群より選択され、そして
Aは、式−C(O)−NH−R5のアミドであり、ここでR5は、C1〜8アルキル、C3〜6シクロアルキル、C6または10アリールおよびC7〜16アラルキルからなる群より選択されるか;または
Aはカルボン酸である、式XXIIの化合物;
xxiii.
【化64】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XXIIIにおいて、
R0は、結合またはジフルオロメチレンであり;
R1は、水素であり;
R2およびR9は、各々独立して、必要に応じて置換された脂肪族基、必要に応じて置換された環式基または必要に応じて置換された芳香族基であり;
R3、R5およびR7は、各々独立して、
必要に応じて置換された1,1−シクロアルキレンもしくは1,2−シクロアルキレンであるか;または
必要に応じて置換された1,1−ヘテロシクリレンもしくは1,2−ヘテロシクリレンであるか;または
メチレンもしくはエチレンであって、必要に応じて置換された脂肪族基、必要に応じて置換された環式基もしくは必要に応じて置換された芳香族基からなる群より選択される1つの置換基で置換されており、さらに脂肪族基の置換基で必要に応じて置換されている、メチレンもしくはエチレンであるか;あるいは
R4、R6、R8およびR10は、各々独立して、水素または必要に応じて置換された脂肪族基であり;
【化65】
は、置換された単環式アザヘテロシクリルもしくは必要に応じて置換された多環式アザヘテロシクリルであるか、あるいは必要に応じて置換された多環式アザヘテロシクレニルであり、ここで該多環式アザヘテロシクレニルの不飽和部分は、該環の、R9−L−(N(R8)−R7−C(O)−)nN(R6)−R5−C(O)−N部分を有する位置から離れており、そして該不飽和部分に、−C(O)−N(R4)−R3−C(O)C(O)NR2R1部分が結合しており;
Lは、−C(O)−、−OC(O)−、−NR10C(O)−、−S(O)2−、またはNR10S(O)2−であり;そして
nは、0または1であり、
ただし、
【化66】
である場合、Lは、−OC(O)−であり、そしてR9は、必要に応じて置換された脂肪族であるか;またはR3、R5およびR7のうちの少なくとも1つは、エチレンであって、該エチレンは、必要に応じて置換された脂肪族基、必要に応じて置換された環式基もしくは必要に応じて置換された芳香族基からなる群より選択される1個の置換基で置換されており、そしてさらに、脂肪族基の置換基で必要に応じて置換されているか;またはR4は、必要に応じて置換された脂肪族である、式XXIIIの化合物;
xxiv.
【化67】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XXIVにおいて、
Wは、
【化68】
であり;
mは、0または1であり;
R2は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アラルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルケニル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールであり、ここでR2の任意の炭素原子は、必要に応じて、Jで置換されており;
Jは、アルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルアルキル、ケト、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、アラルカノイルアミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキシアミドアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ホルミル、アシル、スルホニル、またはスルホンアミドであり、そして必要に応じて、1個〜3個のJ1基で置換されており;
J1は、アルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ケト、ヒドロキシ、アミノ、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミドアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ホルミル、スルホニル、またはスルホンアミドであり;
Lは、アルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、ここで任意の水素は、必要に応じてハロゲンで置換されており、そして任意の末端炭素原子に結合している任意の水素原子またはハロゲン原子は、必要に応じて、スルフヒドリルまたはヒドロキシで置換されており;
A1は、結合であり;
R4は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、そして必要に応じて、1個〜3個のJ基で置換されており;
R5およびR6は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アラルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、そして必要に応じて、1個〜3個のJ基で置換されており;
Xは、結合、−C(H)(R7)−、−O−、−S−、または−N(R8)−であり;
R7は、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、そして必要に応じて、1個〜3個のJ基で置換されており;
R8は、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、アラルカノイル、ヘテロシクラノイル、ヘテロアラルカノイル、−C(O)R14、−SO2R14、またはカルボキサミドであり、そして必要に応じて、1個〜3個のJ基で置換されているか;あるいはR8およびZは、これらが結合する原子と一緒になって、1個〜3個のJ基で必要に応じて置換されている窒素含有単環式環系または二環式環系を形成し;
R14は、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり;
Yは、結合、−CH2−、−C(O)−、−C(O)C(O)−、−S(O)−、−S(O)2−、または−S(O)(NR7)−であり、ここでR7は、上で定義されたとおりであり;
Zは、アルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、−OR2、または−N(R2)2であり、ここで任意の炭素原子は、必要に応じてJで置換されており、ここでR2は、上で定義されたとおりであり;
A2は、結合または
【化69】
であり;
R9は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、そして必要に応じて、1個〜3個のJ基で置換されており;
Mは、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、必要に応じて、1個〜3個のJ基で置換されており、ここで任意のアルキル炭素原子は、ヘテロ原子で置き換えられ得;
Vは、結合、−CH2−、−C(H)(R11)−、−O−、−S−、または−N(R11)−であり;
R11は、水素またはC1〜3アルキルであり;
Kは、結合、−O−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)2−、または−S(O)(NR11)−であり、ここでR11は、上で定義されたとおりであり;
Tは、−R12、−アルキル−R12、−アルケニル−R12、−アルキニル−R12、−OR12、−N(R12)2、−C(O)R12、−C(=NOアルキル)R12、または
【化70】
であり;
R12は、水素、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキリデニル、またはヘテロシクロアルキリデニルであり、そして必要に応じて、1個〜3個のJ基で置換されているか、あるいは第一のR12および第二のR12は、これらが結合する窒素原子と一緒になって、必要に応じて1個〜3個のJ基で置換されている単環式環系または二環式環系を形成し;
R10は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、そして必要に応じて、1個〜3個のJ基で置換されており;
R15は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、そして必要に応じて、1個〜3個のJ基で置換されており;そして
R16は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルである、式XXIVの化合物;ならびに
xxv.
【化71】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XXVにおいて、
Eは、CHOまたはB(OH)2を表し;
R1は、低級アルキル、ハロ−低級アルキル、シアノ−低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキル、ヘテロアリール低級アルキル、低級アルケニルまたは低級アルキニルを表し;
R2は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、カルボキシ低級アルキル、アリール−低級アルキル、アミノカルボニル−低級アルキルまたは低級シクロアルキル−低級アルキルを表し;そして
R3は、水素または低級アルキルを表すか;あるいは
R2およびR3は、一緒になって、ヒドロキシで必要に応じて置換されたジメチレンまたはトリメチレンを表し;
R4は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、低級シクロアルキル−低級アルキル、カルボキシ−低級アルキル、アリール低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、シアノ−低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキルチオ−低級アルキル、低級アルケニル、アリールまたは低級シクロアルキルを表し;
R5は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキル、アリール−低級アルキルチオ−低級アルキル、シアノ−低級アルキルチオ−低級アルキルまたは低級シクロアルキルを表し;
R6は、水素または低級アルキルを表し;
R7は、低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、カルボキシ低級アルキル、アリール−低級アルキル、低級シクロアルキル−低級アルキルまたは低級シクロアルキルを表し;
R8は、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、カルボキシ低級アルキルまたはアリール−低級アルキルを表し;そして
R9は、低級アルキルカルボニル、カルボキシ−低級アルキルカルボニル、アリールカルボニル、低級アルキルスルホニル、アリールスルホニル、低級アルコキシカルボニルまたはアリール−低級アルコキシカルボニルを表す、式XXVの化合物;
xxvi.
【化72】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであって、式XXVIにおいて、
Bは、式R11−C(O)−のアシル誘導体であり、ここでR11は、カルボキシルで必要に応じて置換されたC1〜10アルキルであるか、またはR11は、C1〜6アルキルで必要に応じて置換されたC6アリール、C10アリールまたはC7〜16アラルキルであり;
aは、0または1であり;
R6は、存在する場合、カルボキシ(低級)アルキルであり;
bは、0または1であり;
R5は、存在する場合、C1〜6アルキル、またはカルボキシ(低級)アルキルであり;
Yは、HまたはC1〜6アルキルであり;
R4は、C1〜10アルキル;C3〜10シクロアルキルであり;
R3は、C1〜10アルキル;C3〜10シクロアルキルであり;
Wは、式
【化73】
の基であり、ここでR2は、カルボキシルで必要に応じて置換されたC1〜10アルキルもしくはC3〜10シクロアルキル;C6アリール、C10アリール、またはC7〜16アラルキルであるか;あるいは
Wは、式
【化74】
の基であり、ここでXは、CHまたはNであり;そして
R2’は、Xと結合して5員環または6員環を形成するC3〜4アルキレンであり、該環は、OH、SH、NH2、カルボキシル、R12、OR12、SR12、NHR12またはNR12R12’で必要に応じて置換されており、ここでR12およびR12’は、独立して、
環状C3〜16アルキル、非環状C1〜16アルキル、環状C3〜16アルケニルまたは非環状C2〜16アルケニルであって、該アルキルまたはアルケニルは、必要に応じて、NH2、OH、SH、ハロ、もしくはカルボキシルで置換されており、該アルキルまたはアルケニルは、必要に応じて、O、S、およびNからなる群より独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含むか;または
R12およびR12’は、独立して、必要に応じてC1〜6アルキル、NH2、OH、SH、ハロ、カルボキシルもしくはカルボキシ(低級)アルキルで置換された、C6アリール、C10アリールまたはC7〜16アラルキルであり;該アリールまたはアラルキルは、O、S、およびNからなる群より独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を必要に応じて含み;
該環状アルキル、環状アルケニル、アリールまたはアラルキルは、第二の5員環、6員環、または7員環と必要に応じて縮合して、環式系または複素環を形成し、該第二の環は、必要に応じて、NH2、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキル、C6アリール、C10アリール、または複素環で置換されており;該第二の環は、O、S、およびNからなる群より独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を必要に応じて含み;
Qは、式
【化75】
の基であり、ここでZは、CHであり;
Xは、OまたはSであり;
R1は、H、C1〜6アルキルまたはC1〜6アルケニルであり、該C1〜6アルキルおよびC1〜6アルケニルの両方は、必要に応じて、チオまたはハロで置換されており;そして
R13は、CO−NH−R14であり、ここでR14は、水素、環状C3〜10アルキル、非環状C1〜10アルキル、環状C3〜10アルケニルまたは非環状C2〜10アルケニルであり、該アルキルまたはアルケニルは、NH2、OH、SH、ハロ、またはカルボキシルで必要に応じて置換されており;該アルキルまたはアルケニルは、O、S、およびNからなる群より独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を必要に応じて含むか;あるいは
R14は、必要に応じてC1〜6アルキル、NH2、OH、SH、ハロ、カルボキシルもしくはカルボキシ(低級アルキル)で置換されているか、またはさらなるC3〜7シクロアルキル、C6アリール、C10アリール、または複素環で置換されている、C6アリール、C10アリール、またはC7〜16アラルキルであって、該アリールまたはアラルキルは、O、S、およびNからなる群より独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を必要に応じて含み;
該環状アルキル、環状アルケニル、アリールまたはアラルキルは、必要に応じて、第二の5員環、6員環または7員環と縮合して、環状系または複素環を形成し、該第二の環は、NH2、OH、SH、ハロ、カルボキシルもしくはカルボキシ(低級)アルキルで必要に応じて置換されているか、またはさらなるC3〜7シクロアルキル、C6アリール、C10アリール、もしくは複素環で置換されており;該第二の環は、O、S、およびNからなる群より独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を必要に応じて含み;
ただし、ZがCHである場合、R13は、α−アミノ酸でもそのエステルでもなく;
Qは、式
【化75A】
のホスホネート基であり、ここでR15およびR16は、独立して、C6〜20アリールオキシであり;そしてR1は、上で定義されたとおりである、式XXVIの化合物
である、C型肝炎ウイルスプロテアーゼインヒビター、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステル、
を別々にかまたは一緒に含む医薬であって、
ただし、少なくとも1つのCYP3A4インヒビターがリトナビルである場合、少なくとも1種のHCVプロテアーゼインヒビターは、式Iaではなく、
該(a)および(b)は、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とする被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減する際に、同時にかまたは連続的に投与されるためのものである、医薬。
【請求項2】
少なくとも1種の他の治療剤をさらに含有する、請求項1に記載の医薬。
【請求項3】
少なくとも1種の他の薬剤が、インターフェロンである、請求項2に記載の医薬。
【請求項4】
前記インターフェロンがPEG化インターフェロンである、請求項3に記載の医薬。
【請求項5】
前記インターフェロンが、インターフェロンα、PEG−インターフェロンα結合体、インターフェロンα融合ポリペプチド、コンセンサスインターフェロン、またはこれらの2つ以上の混合物である、請求項3に記載の医薬。
【請求項6】
前記インターフェロンが、RoferonTM、PegasysTM、IntronTM、PEG−IntronTM、Berofor AlphaTM、およびInfergenTM、またはこれらの2つ以上の混合物である、請求項3に記載の医薬。
【請求項7】
リバビリンをさらに含有する、請求項3に記載の医薬。
【請求項8】
少なくとも1種の他の治療剤が、リバビリンである、請求項2に記載の医薬。
【請求項9】
少なくとも1種の他の治療剤が、インターフェロン、リバビリン、レボビリン、VP 50406、ISIS 14803、ヘプタザイム、VX 497、サイモシン、マキサミン(Maxamine)、ミコフェノール酸モフェチル、またはインターロイキン−10(IL−10)アンタゴニストもしくはIL−10レセプターアンタゴニストである、請求項2に記載の医薬。
【請求項10】
少なくとも1種の他の治療剤が、IL−10に特異的な抗体である、請求項2に記載の医薬。
【請求項11】
前記IL−10に特異的な抗体が、ヒト化12G8である、請求項10に記載の医薬。
【請求項12】
少なくとも1種の他の治療剤が、Toll様レセプター−7(TLR−7)アゴニストである、請求項2に記載の医薬。
【請求項13】
少なくとも1種のCYP3A4インヒビターが、リトナビル、ケトコナゾール、クラリスロマイシン、BAS 100、図1に開示される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、請求項1に記載の医薬。
【請求項14】
少なくとも1種のCYP3A4インヒビターが、以下に示される構造:
【化76】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルを有する、請求項1に記載の医薬。
【請求項15】
少なくとも1種のCYP3A4インヒビターが、図1に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、請求項1に記載の医薬。
【請求項16】
少なくとも1種のCYP3A4インヒビターが、BAS 100またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、請求項1に記載の医薬。
【請求項17】
少なくとも1種のHCVプロテアーゼインヒビターが、1日あたり約100mg〜約3600mgの範囲の量で投与される、請求項1に記載の医薬。
【請求項18】
少なくとも1種のHCVプロテアーゼインヒビターが、
【化77】
【化78】
【化79】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、請求項1に記載の医薬。
【請求項19】
少なくとも1種のアルド−ケトレダクターゼ(AKR)インヒビターをさらに含有する、請求項1に記載の医薬。
【請求項20】
少なくとも1種のAKRインヒビターが、1日あたり約1000mg〜約1500mgの投薬量範囲で投与される、請求項19に記載の医薬。
【請求項21】
少なくとも1種のHCVプロテアーゼインヒビターが、
【化80】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、請求項19または20に記載の医薬。
【請求項22】
少なくとも1種の透過性糖タンパク質(Pgp)インヒビターをさらに含有する、請求項1に記載の医薬。
【請求項23】
少なくとも1種のPgpインヒビターが、リトナビルまたはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルであり、1日あたり約400mgの投薬量で投与される、請求項22に記載の医薬。
【請求項24】
治療有効量の請求項1に記載の医薬および薬学的に受容可能なキャリアを含有する薬学的組成物。
【請求項25】
薬学的キットであって、請求項1において定義される(a)、および請求項1に定義される(b)を、別々の単位投薬形態で備え、該形態は、(a)および(b)を有効量で投与するために適切であり、該薬学的キットは、(a)および(b)を投与するための指示書を備える、薬学的キット。
【請求項26】
(a)および(b):
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)以下の式Iaの化合物
【化81】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、少なくとも1種のC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビター、
を別々にかまたは一緒に含む医薬であって、
ただし、少なくとも1種のCYP3A4インヒビターがリトナビルである場合、少なくとも1種のHCVプロテアーゼインヒビターは、式Iaではなく、
該(a)および(b)は、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とする被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減するために、同時にかまたは連続的に投与されるためのものである、医薬。
【請求項27】
少なくとも1種のHCVプロテアーゼインヒビターが、
【化82】
【化83】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、請求項26に記載の医薬。
【請求項28】
少なくとも1種の他の治療剤をさらに含有する、請求項27に記載の医薬。
【請求項29】
少なくとも1種の治療剤が、インターフェロンである、請求項28に記載の医薬。
【請求項30】
リバビリンをさらに含有する、請求項29に記載の医薬。
【請求項31】
少なくとも1種の他の治療剤が、リバビリンである、請求項28に記載の医薬。
【請求項32】
(a)および(b):
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)以下の式XIVaの化合物
【化84】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、少なくとも1種のC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビター、
を別々にかまたは一緒に含む医薬であって、
該(a)および(b)は、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とする被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減するために、同時にかまたは連続的に投与されるためのものである、医薬。
【請求項33】
少なくとも1種の他の治療剤をさらに含有する、請求項32に記載の医薬。
【請求項34】
少なくとも1種の治療剤が、インターフェロンである、請求項33に記載の医薬。
【請求項35】
リバビリンをさらに含有する、請求項34に記載の医薬。
【請求項36】
少なくとも1種の他の治療剤が、リバビリンである、請求項33に記載の医薬。
【請求項37】
(a)および(b):
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)以下の式XXVIIの化合物
【化85】
またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、少なくとも1種のC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビター、
を別々にかまたは一緒に含む医薬であって、
該(a)および(b)は、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とする被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減するために、同時にかまたは連続的に投与されるためのものである、医薬。
【請求項38】
少なくとも1種の他の治療剤をさらに含有する、請求項37に記載の医薬。
【請求項39】
少なくとも1種の治療剤が、インターフェロンである、請求項38に記載の医薬。
【請求項40】
リバビリンをさらに含有する、請求項39に記載の医薬。
【請求項41】
少なくとも1種の他の治療剤が、リバビリンである、請求項38に記載の医薬。
【請求項42】
HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とするヒト被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減するための医薬の製造のための、
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)請求項1に記載の少なくとも1種のC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビター
の使用。
【請求項43】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがない、請求項42に記載の使用。
【請求項44】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがある、請求項42に記載の使用。
【請求項45】
前記ヒト被験体が、HIVに同時に感染している、請求項42に記載の使用。
【請求項46】
HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とするヒト被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減するための医薬の製造のための、
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)請求項26に記載の少なくとも1種のC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビター
の使用。
【請求項47】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがない、請求項46に記載の使用。
【請求項48】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがある、請求項46に記載の使用。
【請求項49】
前記ヒト被験体が、HIVに同時に感染している、請求項46に記載の使用。
【請求項50】
HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とするヒト被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減するための医薬の製造のための、
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)請求項32に記載の少なくとも1種のC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビター
の使用。
【請求項51】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがない、請求項50に記載の使用。
【請求項52】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがある、請求項50に記載の使用。
【請求項53】
前記ヒト被験体が、HIVに同時に感染している、請求項50に記載の使用。
【請求項54】
HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とするヒト被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減するための医薬の製造のための、
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)請求項37に記載の少なくとも1種のC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビター
の使用。
【請求項55】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがない、請求項54に記載の使用。
【請求項56】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがある、請求項54に記載の使用。
【請求項57】
前記ヒト被験体が、HIVに同時に感染している、請求項54に記載の使用。
【請求項58】
(a)および(b):
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)HCVプロテアーゼインヒビター、HCVポリメラーゼインヒビター、HCV NS3ヘリカーゼインヒビター、HCV侵入のインヒビター、HCV p7のインヒビター、およびこれらの2つ以上の組み合わせからなる群より選択される、少なくとも1種の抗C型肝炎ウイルス(抗HCV)剤、
を別々にかまたは一緒に含む医薬であって、
該(a)および(b)は、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とする被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減するために、同時にかまたは連続的に投与されるためのものである、医薬。
【請求項59】
少なくとも1種の他の治療剤をさらに含有する、請求項58に記載の医薬。
【請求項60】
少なくとも1種の治療剤が、インターフェロンである、請求項59に記載の医薬。
【請求項61】
前記インターフェロンがPEG化インターフェロンである、請求項60に記載の医薬。
【請求項62】
前記インターフェロンが、インターフェロンα、PEG−インターフェロンα結合体、インターフェロンα融合ポリペプチド、コンセンサスインターフェロン、またはこれらの2つ以上の混合物である、請求項60に記載の医薬。
【請求項63】
前記インターフェロンが、RoferonTM、PegasysTM、IntronTM、PEG−IntronTM、Berofor AlphaTM、およびInfergenTM、またはこれらの2つ以上の混合物である、請求項60に記載の医薬。
【請求項64】
リバビリンをさらに含有する、請求項60に記載の医薬。
【請求項65】
少なくとも1種の他の治療剤が、リバビリンである、請求項59に記載の医薬。
【請求項66】
少なくとも1種の他の治療剤が、インターフェロン、リバビリン、レボビリン、VP 50406、ISIS 14803、ヘプタザイム、VX 497、サイモシン、マキサミン、ミコフェノール酸モフェチル、またはインターロイキン−10(IL−10)アンタゴニストもしくはIL−10レセプターアンタゴニストである、請求項59に記載の医薬。
【請求項67】
少なくとも1種の他の治療剤が、IL−10に特異的な抗体である、請求項59に記載の医薬。
【請求項68】
前記IL−10に特異的な抗体が、ヒト化12G8である、請求項67に記載の医薬。
【請求項69】
少なくとも1種のCYP3A4インヒビターが、リトナビル、ケトコナゾール、クラリスロマイシン、BAS 100、図1に開示される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物もしくはエステルである、請求項58に記載の医薬。
【請求項70】
少なくとも1種の他の治療剤が、HIVを阻害する化合物である、請求項58に記載の医薬。
【請求項71】
前記HIVを阻害する化合物が、CCR5アンタゴニスト、HIVインテグラーゼ、またはHIVプロテアーゼインヒビターである、請求項70に記載の医薬。
【請求項72】
少なくとも1種の他の治療剤が、Toll様レセプター−7(TLR−7)アゴニストである、請求項59に記載の医薬。
【請求項73】
治療有効量の請求項58に記載の医薬、および薬学的に受容可能なキャリアを含有する、薬学的組成物。
【請求項74】
薬学的キットであって、請求項58において定義される(a)、および請求項58に定義される(b)を、別々の単位投薬形態で備え、該形態は、(a)および(b)を有効量で投与するために適切であり、該薬学的キットは、(a)および(b)を投与するための指示書を備える、薬学的キット。
【請求項75】
HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状の処置または軽減を必要とするヒト被験体において、HCVまたはHCVに関連する障害の1つ以上の症状を処置または軽減するための医薬の製造のための、
(a)少なくとも1種のシトクロムP450アイソエンザイム3A4(CYP3A4)インヒビター;および
(b)請求項58に記載の少なくとも1種のC型肝炎ウイルス(HCV)プロテアーゼインヒビター
の使用。
【請求項76】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがない、請求項75に記載の使用。
【請求項77】
前記ヒト被験体が処置を受けたことがある、請求項75に記載の使用。
【請求項78】
前記ヒト被験体が、HIVに同時に感染している、請求項75に記載の使用。
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【公表番号】特表2009−530382(P2009−530382A)
【公表日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−501493(P2009−501493)
【出願日】平成19年3月19日(2007.3.19)
【国際出願番号】PCT/US2007/006817
【国際公開番号】WO2007/111866
【国際公開日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年3月19日(2007.3.19)
【国際出願番号】PCT/US2007/006817
【国際公開番号】WO2007/111866
【国際公開日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】
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