N−7置換プリン及びピラゾロピリミジン化合物、組成物及び使用方法
本発明は式I:
の化合物に関し、ここで、R1、R2、R3、A1、A2、A3、A4、Y1及びY2及びDはここに記載された意味を有している。本発明はそのような化合物を含有する薬学的組成物及びその治療的用途にも関する。
の化合物に関し、ここで、R1、R2、R3、A1、A2、A3、A4、Y1及びY2及びDはここに記載された意味を有している。本発明はそのような化合物を含有する薬学的組成物及びその治療的用途にも関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
[上式中、Y1及びY2はそれぞれ独立してN又はC(R1)であるが、Y1及びY2は両方ともNであることはなく又は両方ともC(R1)であることはなく、ここで、R1は水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ヘテロアルキル、6員から10員のアリール、5員から9員のヘテロアリール、3員から12員のヘテロシクロアルキル、3員から12員のシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、R1はハロゲン、F、Cl、Br、I、-NRaRb、-SRa、-ORa、-C(O)ORa、-C(O)NRaRb、-C(O)Ra、-NRaC(O)Rb、-OC(O)Rc、-NRaC(O)NRaRb、-OC(O)NRaRb、-NRaS(O)2NRaRb、-S(O)2Ra、-S(O)2NRaRb、-Rc、-NO2、-N3、=O、-CN、Rc1、-X1-NRaRb、-X1-SRa、-X1-ORa、-X1-C(O)ORa、-X1-C(O)NRaRb、-X1-C(O)Ra、-X1-NRaC(O)Rb、-X1-OC(O)Ra、-X1-NRaC(O)NRaRb、-X1-OC(O)NRaRb、-X1-NRaS(O)2NRaRb、-X1-S(O)2Ra、-X1-S(O)2NRaRb、-X1-NO2、-X1-N3、-X1-CN、及びX1-Rc1からなる群から選択される0から5のRR1置換基で置換され;ここで、Ra及びRbは水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6ヘテロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、C2−7ヘテロシクロアルキル、フェニル及び-(CH2)1−4-フェニルからそれぞれ独立して選択され、場合によってはRa及びRbは、同じ窒素原子に結合されたときに組み合わされて、N、O及びSから選択される1から2のヘテロ原子を含む3員から6員の複素環を形成し;RcはC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、C2−7ヘテロシクロアルキル、フェニル及び-(CH2)1−4-フェニルから選択され;X1はC1−4アルキレン、C2−4アルケニレン及びC2−4アルキニレンからなる群から選択され;及びRc1はフェニル、2-ピリジル、3-ピリジル、4-ピリジル、2-イミダゾリル、2-インドリル、1-ナフチル、2-ナフチル、2-チエニル、3-チエニル、2-ピロリル、2-フラニル及び3-フラニルからなる群から選択され、ここで、Rc1は、F、Cl、Br、I、-NRaRb、-SRa、-ORa、-S(O)2Ra、-S(O)2NRaRb、-NO2、-N3、=O、-CN、ピリジル、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル及びC1−6ヘテロアルキルから選択される0から3の置換基で置換され;
R2は、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ヘテロアルキル、-L-C6−10アリール、-L-C1−9ヘテロアリール、-L-C3−12シクロアルキル及び-L-C2−12ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここでLはC1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン及びC1−6ヘテロアルキレンから選択され、ここで、R2は、ハロゲン、F、Cl、Br、I、-NRdRe、-SRd、-ORd、-C(O)ORd、-C(O)NRdRe、-C(O)Rd、-NRdC(O)Re、-OC(O)Rf、-NRdC(O)NRdRe、-OC(O)NRdRe、-NRdS(O)2NRdRe、-S(O)2Rd、-S(O)2NRdRe、-Rf、-NO2、-N3、=O、-CN、-X2-NRdRe、-X2-SRd、-X2-ORd、-X2-C(O)ORd、-X2-C(O)NRdRe、-X2-C(O)Rd、-X2-NRdC(O)Re、-X2-OC(O)Rd、-X2-NRdC(O)NRdRe、-X2-OC(O)NRdRe、-X2-NRdS(O)2NRdRe、-X2-S(O)2Rd、-X2-S(O)2NRdRe、-X2-NO2、-X2-N3及び-X2-CNからなる群から選択される0から5のRR2置換基で置換され;ここで、Rd及びReは水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6ヘテロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、C2−7ヘテロシクロアルキル、フェニル及び-(CH2)1−4-フェニルからそれぞれ独立して選択され、場合によってはRd及びReは、同じ窒素原子に結合されたときに組み合わされて、N、O及びSから選択される1から2のヘテロ原子を含む3員から6員の複素環を形成し;RfはC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、C2−7ヘテロシクロアルキル、フェニル及び-(CH2)1−4-フェニルから選択され;X2はC1−4アルキレン、C2−4アルケニレン及びC2−4アルキニレンからなる群から選択され;
R3は、5員から12員の単環又は架橋ヘテロシクロアルキル環であり、ここで、R3基は、-C(O)ORg,-C(O)NRgRh、-NRgRh、-ORg、-SRg、-S(O)2Ri、-S(O)Ri、-Ri、ハロゲン、F、Cl、Br、I、-NO2、-CN及び-N3からなる群から選択される0から3のRR3置換基で置換され、ここで、Rg及びRhは水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6ヘテロアルキル、C2−6アルケニル及びC3−6シクロアルキルからそれぞれ独立して選択され、ここで、場合によってはRg及びRhは、それぞれが結合する窒素原子と共に組み合わされて、N、O及びSから選択される1から2のヘテロ原子を含む3員から6員の複素環を形成し、RiはC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C3−6シクロアルキルから選択され;R3が単環式ヘテロシクロアルキル環である場合、R3の同じ原子に結合した任意の二つのRR3基は場合によっては組み合わされて、3員から7員の炭素環又は環頂点としてN、O及びSから選択される1から2の原子を含む3員から7員の複素環を形成し;
A1、A2、A3及びA4は、N、C(RA)又はC(H)からそれぞれ独立して選択され、ここで、A1、A2、A3及びA4の少なくとも3つはそれぞれ独立してC(H)又はC(RA)であり、ここで、各発生時にRAはF、Cl、Br、I、-NO2、-CN、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニルからなる群から独立して選択され、又は隣接原子に結合した任意の二つのRA基は場合によっては組み合わされて、環頂点としてN、O及びSから選択される1から2のヘテロ原子を含むC2−6複素環、C3−7シクロアルキル環、環頂点としてN、O及びSから選択される1から2のヘテロ原子を含むC1−5ヘテロアリール環、又はフェニル環を形成し;そして
Dは、-NR4C(O)NR5R6、-NR5R6、-C(O)NR5R6、-OC(O)OR5、-OC(O)NR5R6、-NR4C(=N-CN)NR5R6、-NR4C(=N-OR5)NR5R6、-NR4C(=N-NR5)NR5R6、-NR4C(O)R5、-NR4C(O)OR5、-NR4S(O)2NR5R6及び-NR4S(O)2R5からなる群から選択されるメンバーであり、ここで、R4は水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル及びC2−6アルケニルからなる群から選択され;R5及びR6は水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、C2−10ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール及びC1−9ヘテロアリールからなる群からそれぞれ独立して選択され、R5及びR6は、同じ窒素原子に結合する場合、場合によっては組み合わされて、環頂点としてN、O及びSから選択される1から3のヘテロ原子を含み、0−3のRD置換基で置換された5員から7員の複素環又は5員から9員のヘテロアリール環を形成し;ここで、R4、R5及びR6は0から3のRD置換基で更に置換され、RDはハロゲン、F、Cl、Br、I、-NO2、-CN、-NRjRk、-ORj、-SRj、-C(O)ORj、-C(O)NRjRk、-NRjC(O)Rk、-NRjC(O)ORm、-X3-NRjRk、-X3-ORj、-X3-SRj、-X3-C(O)ORj、-X3-C(O)NRjRk、-X3-NRjC(O)Rk、-X3-NRjC(O)ORk、-X3-CN、-X3-NO2、-S(O)Rm、-S(O)2Rm、=O、及び-Rmからなる群から独立して選択され;ここで、Rj及びRkは水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ヘテロアルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、C1−9ヘテロアリールから選択され;Rmは各発生時に、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール及びC1−9ヘテロアリールから独立して選択され;X3はC1−4アルキレン、C2−4アルケニレン及びC2−4アルキニレンからなる群から選択され;ここで、DとDが結合している原子に隣接した原子に結合したRA置換基は場合によっては組み合わされて、0から4のRD置換基で置換され、更に置換されていてもよい5員から6員の複素環又はヘテロアリール環を形成する]の化合物。
【請求項2】
上記化合物は式I−A:
のものである請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
上記化合物は式I−B:
のものである請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
R3が、モルホリン-4-イル、3,4-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル、3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル、1,4-オキサゼパン-4-イル、2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル、3-オキサ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル、ピペリジン-1-イル及び8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イルからなる群から選択され、ここで、R3基は、-C(O)ORg,-C(O)NRgRh、-NRgRh、-ORg、-SRg、-S(O)2Ri、-S(O)Ri、-Ri、ハロゲン、F、Cl、Br、I、-NO2、-CN及び-N3からなる群から選択される0から3のRR3置換基で置換され、ここで、Rg及びRhは、水素、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6ヘテロアルキル、C2-6アルケニル及びC3-6シクロアルキルからそれぞれ独立して選択され、場合によってはRg及びRhは、それぞれが結合する窒素原子と共に組み合わされて、N、O及びSから選択される1から2のヘテロ原子を含む3員から6員の複素環を形成し、RiはC1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキルから選択され;R3が単環式ヘテロシクロアルキル環であるならば、R3の同じ原子に結合した任意の二つのRR3基は、場合によっては組み合わされて、3員から7員の炭素環又は環頂点としてN、O及びSから選択される1から2の原子を含む3員から7員の複素環を形成する、請求項1から3の何れか一項に記載の化合物。
【請求項5】
R3が、NRgRh、-ORg、及びRiから選択される0から2のRR3置換基で置換され、R3が単環式ヘテロシクロアルキル環であるとき、R3の同じ原子に結合した任意の二つのRR3基は場合によっては組み合わされて、3員から7員の炭素環又は環頂点としてN、O及びSから選択される1から2の原子を含む3員から7員の複素環を形成する、請求項1から4の何れか一項に記載の化合物。
【請求項6】
R3が、モルホリン-4-イル、3(R)-メチル-モルホリン-4-イル、3(S)-メチル-モルホリン-4-イル、3(R)-エチル-モルホリン-4-イル、3(S)-エチル-モルホリン-4-イル、3(R)-イソプロピル-モルホリン-4-イル、3(S)-イソプロピル-モルホリン-4-イル、3,3-ジメチル-モルホリン-4-イル、3,4-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル、3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル、1,4-オキサゼパン-4-イル、ピペリジン-1-イル、2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル、3-オキサ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル、4-メトキシ-ピペリジン-1-イル及び8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イルからなる群から選択される、請求項1から5の何れか一項に記載の化合物。
【請求項7】
Dが、-NR4C(O)NR5R6、-NR5R6、-C(O)NR5R6、-NR4C(=N-CN)NR5R6、-NR4C(O)R5、-NR4C(O)OR5、-NR4S(O)2NR5R6及び-NR4S(O)2R5からなる群から選択される、請求項1から6の何れか一項に記載の化合物。
【請求項8】
Dが、-NR4C(O)NR5R6又は-NR5R6であり、ここで、R4は水素であり、R5及びR6は、それぞれ独立して、水素、C1-6アルキル、C1-6ヘテロアルキル、C1-6ハロアルキル、C3-7シクロアルキル、C2-7ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、及びC1-9ヘテロアリールからなる群から選択される置換されていてもよい基であり、R5及びR6は、同じ窒素原子に結合したとき、場合によっては組み合わされて、環頂点としてN、O及びSから選択される1から3の原子を含む5員から7員の複素環又は5員から9員のヘテロアリール環を形成し、0から3のRD置換基で置換される、請求項1から7の何れか一項に記載の化合物。
【請求項9】
Dが-NR5R6であり、ここで、R5は水素又はC1-3アルキルであり、R6は置換されていてもよいC6-10アリール、C1-9ヘテロアリール又はC3-7ヘテロシクロアルキルである、請求項1から8の何れか一項に記載の化合物。
【請求項10】
Dが、-NR5R6であり、ここで、R5は水素又はC1-3アルキルであり、R6は
からなる群から選択される置換されていてもよいC3-7ヘテロシクロアルキルであり、ここで、C3-7ヘテロシクロアルキル環中の一又は複数の窒素又は炭素環頂点に結合した水素原子は、場合によってはF、Cl、Br、I、-NRjRk、-ORj及びRsからなる群から選択されるRD置換基で置換される、請求項1から9の何れか一項に記載の化合物。
【請求項11】
Dが、
からなる群から選択される、請求項1から10の何れか一項に記載の化合物。
【請求項12】
Dが、-NR5R6であり、ここで、R5及びR6は組み合わされて、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル及びトリアゾリルからなる群から選択される置換されていてもよい5員のヘテロアリール環を形成する、請求項1から8の何れか一項に記載の化合物。
【請求項13】
Dが-NR4C(O)NR5R6であり、ここで、R4は水素であり;R5及びR6はそれぞれ独立して、水素、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6ヘテロアルキル、C3-7シクロアルキル、C3-7ヘテロシクロアルキル、5員から6員のヘテロアリール、及び置換されていてもよいフェニルからなる群から選択される置換されていてもよい基である、請求項1から8の何れか一項に記載の化合物。
【請求項14】
R5及びR6の一つが水素である請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
R4及びR5がそれぞれ水素であり、R6はC1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される置換されていてもよい基である、請求項13又は14に記載の化合物。
【請求項16】
R6が
からなる群から選択される、請求項13から15の何れか一項に記載の化合物。
【請求項17】
R6がエチルである、請求項13から16の何れか一項に記載の化合物。
【請求項18】
R4が水素であり、R5が水素又はC1-3アルキルであり、R6が、置換されていてもよいイソキサゾール-3-イル、イソキサゾール-4-イル、イソキサゾール-5-イル、オキサゾール-2-イル、オキサゾール-4-イル、オキサゾール-5-イル、ピラゾール-3-イル、ピラゾール-4-イル、ピラゾール-5-イル、1,2,3-オキサジアゾール-4-イル、1,2,3-オキサジアゾール-5-イル、1,3,4-オキサジアゾール-2-イル、1,3,4-オキサジアゾール-5-イル、2-ピリジル、3-ピリジル、4-ピリジル、5-ピリジル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、2-オキセパニル、3-オキセパニル、2-テトラヒドロフラニル、3-テトラヒドロフラニル及びフェニルからなる群から選択される置換されていてもよい基である、請求項13に記載の化合物。
【請求項19】
R6が、F、Cl、Br、I、-CN、-NRjRk及び-ORjから選択される0から3の置換基で独立して置換される請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
R6が
からなる群から選択される請求項18又は19に記載の化合物。
【請求項21】
R6が、
からなる群から選択される請求項18に記載の化合物。
【請求項22】
R1が、水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ヘテロアルキル、フェニル、5員から6員のヘテロアリール、3員から7員のヘテロシクロアルキル、3員から7員のシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、R1は、ハロゲン、F、Cl、Br、I、-NRaRb、-SRa、-ORa、-C(O)ORa、-C(O)NRaRb、-C(O)Ra、-NRaC(O)Rb、-OC(O)Rc、-NRaC(O)NRaRb、-OC(O)NRaRb、-NRaS(O)2NRaRb、-S(O)2Ra、-S(O)2NRaRb、-Rc、-NO2、-N3、=O、-CN、Rc1、-X1-NRaRb、-X1-SRa、-X1-ORa、-X1-C(O)ORa、-X1-C(O)NRaRb、-X1-C(O)Ra、-X1-NRaC(O)Rb、-X1-OC(O)Ra、-X1-NRaC(O)NRaRb、-X1-OC(O)NRaRb、-X1-NRaS(O)2NRaRb、-X1-S(O)2Ra、-X1-S(O)2NRaRb、-X1-NO2、-X1-N3、-X1-CN、及びX1-Rc1からなる群から選択される0から5のRR1置換基で置換され;ここで、Ra及びRbは水素、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6ヘテロアルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C3-7シクロアルキル、C2-7ヘテロシクロアルキル、フェニル及び-(CH2)1-4-フェニルからそれぞれ独立して選択され、場合によってはRa及びRbは、同じ窒素原子に結合したとき、組み合わされて、N、O及びSから選択される1から2のヘテロ原子を含む3員から6員の複素環を形成し;Rcは、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C3-7シクロアルキル、C2-7ヘテロシクロアルキル、フェニル及び-(CH2)1-4-フェニルから選択され;X1はC1-4アルキレン、C2-4アルケニレン及びC2-4アルキニレンからなる群から選択され、Rc1はフェニル、2-ピリジル、3-ピリジル、4-ピリジル、2-イミダゾリル、2-インドリル、1-ナフチル、2-ナフチル、2-チエニル、3-チエニル、2-ピロリル、2-フラニル及び3-フラニルからなる群から選択され、ここで、Rc1は、F、Cl、Br、I、-NRaRb、-SRa、-ORa、-S(O)2Ra、-S(O)2NRaRb、-NO2、-N3、=O、-CN、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル及びC1-6ヘテロアルキルから選択される0から3の置換基で置換される。R2は水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル及びC1-6ヘテロアルキルからなる群から選択され、ここで、R2は、ハロゲン、F、Cl、Br、I、-NRdRe、-SRd、-ORd、-C(O)ORd、-C(O)NRdRe、-C(O)Rd、-NRdC(O)Re、-OC(O)Rf、-NRdC(O)NRdRe、-OC(O)NRdRe、-NRdS(O)2NRdRe、-S(O)2Rd、-S(O)2NRdRe、-Rf、-NO2、-N3、=O及び-CNからなる群から選択される0から3のRR2置換基で置換され;ここで、Rd及びReは、水素、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6ヘテロアルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C3-7シクロアルキル、C2-7ヘテロシクロアルキル、フェニル及び-(CH2)1-4-フェニルからそれぞれ独立して選択され、場合によっては、Rd及びReは、同じ窒素原子に結合したとき、組み合わされて、N、O及びSから選択される1から2のヘテロ原子を含む3員から6員の複素環を形成し;RfはC1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C3-7シクロアルキル、C2-7ヘテロシクロアルキル、フェニル及び-(CH2)1-4-フェニルから選択される、請求項1から21の何れか一項に記載の化合物。
【請求項23】
R1が、水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ヘテロアルキルからなる群から選択され、ここで、R1は、ハロゲン、F、Cl、Br、I、-NRaRb、-SRa、-ORa、-C(O)ORa、-C(O)NRaRb、-C(O)Ra、-NRaC(O)Rb、-OC(O)Rc、-NRaC(O)NRaRb、-OC(O)NRaRb、-NRaS(O)2NRaRb、-S(O)2Ra、-S(O)2NRaRb、-Rc、-NO2、-N3、=O-CN及びX1-Rc1からなる群から選択される0から5のRR1置換基で置換され;R2は、水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ヘテロアルキルからなる群から選択され、0から3のRR2置換基で置換される、請求項1から22の何れか一項に記載の化合物。
【請求項24】
R1が、水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、2-ヒドロキシプロパ-2-イル、ブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、イソブチル、ペンチル、ジメチルアミノメチル及びヘキシルからなる群から選択される、請求項1から23の何れか一項に記載の化合物。
【請求項25】
R1が、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、アゼチジン-1-イル、アゼチジン-2-イル、アゼチジン-3-イル、ピロリジン-1-イル、ピロリジン-2-イル、ピロリジン-3-イル、ピペリジン-1-イル、ピペリジイン-2-イル、ピペリジン-3-イル、ピペリジン-4-イル、オキセタン-2-イル、オキセタン-3-イル、テトラヒドロフラン-2-イル、テトラヒドロフラン-3-イル、テトラヒドロピラン-2-イル、テトラヒドロピラン-3-イル及びテトラヒドロピラン-4-イル、オキセパン-2-イル、オキセパン-3-イル、オキセパン-4-イル、フェニル、ピロール-2-イル、ピロール-3-イル、ピラゾール-3-イル、ピラゾール-4-イル、ピラゾール-5-イル、フラン-2-イル、フラン-3-イル、チエン-2-イル、チエン-3-イル、チアゾール-2-イル、チアゾール-3-イル、チアゾール-4-イル、イミアゾール-1-イル、イミダゾール-4-イル、ピリド-2-イル、ピリド-3-イル、ピリド-4イル、ピリミジン-1-イル、ピリミジン-2-イル、ピリミジン-3-イル、ピラジン-2-イル、ピリダジン-2-イル、ピリダジン-3-イル及びトリアジン-2-イルからなる群から選択され、ここで、R1は0から3のRR1置換基で置換され;R2は水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ヘテロアルキルからなる群から選択され、0から3のRR2置換基で置換される、請求項1から22の何れか一項に記載の化合物。
【請求項26】
R1が
からなる群から選択される、請求項1から25の何れか一項に記載の化合物。
【請求項27】
R1が、
からなる群から選択される、請求項1から25の何れか一項に記載の化合物。
【請求項28】
R2が、水素、
からなる群から選択される、請求項1から27の何れか一項に記載の化合物。
【請求項29】
R2が、水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピルメチル、及びメトキシエチルからなる群から選択される、請求項1から28の何れか一項に記載の化合物。
【請求項30】
化合物が、1-エチル-3-(4-(7-メチル-6-モルホリノ-7H-プリン-2-イル)フェニル)ウレア;(S)-1-エチル-3-(4-(7-メチル-6-(3-メチルモルホリノ)-7H-プリン-2-イル)フェニル)ウレア;(R)-1-エチル-3-(4-(7-メチル-6-(3-メチルモルホリノ)-7H-プリン-2-イル)フェニル)ウレア;(S)-1-エチル-3-(4-(6-(3-エチルモルホリノ)-7-メチル-7H-プリン-2-イル)フェニル)ウレア;1-エチル-3-(4-(7-メチル-6-(1,4-オキサゼパン-4-イル)-7H-プリン-2-イル)フェニル)ウレア;(S)-1-エチル-3-(4-(7-エチル-6-(3-メチルモルホリノ)-7H-プリン-2-イル)フェニル)ウレア;(S)-1-(4-(8-ブチル-7-メチル-6-(3-メチルモルホリノ)-7H-プリン-2-イル)フェニル)-3-エチルウレア;(S)-1-エチル-3-(4-(8-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-7-メチル-6-(3-メチルモルホリノ)-7H-プリン-2-イル)フェニル)ウレア;1-(4-(7-((1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル)-1-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-5-イル)フェニル)-3-エチルウレア;(S)-1-エチル-3-(4-(1-メチル-7-(3-メチルモルホリノ)-1H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-5-イル)フェニル)ウレア;(S)-1-エチル-3-(4-(7-(3-エチルモルホリノ)-1-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-5-イル)フェニル)ウレア;(S)-1-エチル-3-(4-(7-(3-エチルモルホリノ)-1,3-ジメチル-1H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-5-イル)フェニル)ウレア;(S)-1-(4-(1-メチル-7-(3-メチルモルホリノ)-1H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-5-イル)フェニル)-3-(オキセタン-3-イル)ウレア;及び(S)-1-(4-(1-メチル-7-(3-メチルモルホリノ)-1H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-5-イル)フェニル)-3-(2-(メチルスルホニル)エチル)ウレアからなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
請求項1から30の何れか一項に記載の化合物と薬学的に許容可能な希釈剤、担体又は賦形剤を含有する薬学的組成物。
【請求項32】
哺乳動物における乳癌、NSCLC、小細胞癌、肝臓癌、リンパ系疾患、肉腫、結腸直腸癌、直腸癌及び白血病からなる群から選択される癌の治療方法において、請求項1から30の何れか一項に記載の化合物の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項33】
請求項1から30の何れか一項に記載の化合物が他の化学療法剤と組合せて投与される請求項32に記載の方法。
【請求項34】
上記哺乳動物がヒトである請求項32に記載の方法。
【請求項35】
癌の治療のための医薬の製造における請求項1から30の何れか一項に記載の化合物の使用。
【請求項36】
癌の治療に使用される請求項1から30の何れか一項に記載の化合物。
【請求項37】
明細書に記載された発明。
【請求項1】
式I:
[上式中、Y1及びY2はそれぞれ独立してN又はC(R1)であるが、Y1及びY2は両方ともNであることはなく又は両方ともC(R1)であることはなく、ここで、R1は水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ヘテロアルキル、6員から10員のアリール、5員から9員のヘテロアリール、3員から12員のヘテロシクロアルキル、3員から12員のシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、R1はハロゲン、F、Cl、Br、I、-NRaRb、-SRa、-ORa、-C(O)ORa、-C(O)NRaRb、-C(O)Ra、-NRaC(O)Rb、-OC(O)Rc、-NRaC(O)NRaRb、-OC(O)NRaRb、-NRaS(O)2NRaRb、-S(O)2Ra、-S(O)2NRaRb、-Rc、-NO2、-N3、=O、-CN、Rc1、-X1-NRaRb、-X1-SRa、-X1-ORa、-X1-C(O)ORa、-X1-C(O)NRaRb、-X1-C(O)Ra、-X1-NRaC(O)Rb、-X1-OC(O)Ra、-X1-NRaC(O)NRaRb、-X1-OC(O)NRaRb、-X1-NRaS(O)2NRaRb、-X1-S(O)2Ra、-X1-S(O)2NRaRb、-X1-NO2、-X1-N3、-X1-CN、及びX1-Rc1からなる群から選択される0から5のRR1置換基で置換され;ここで、Ra及びRbは水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6ヘテロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、C2−7ヘテロシクロアルキル、フェニル及び-(CH2)1−4-フェニルからそれぞれ独立して選択され、場合によってはRa及びRbは、同じ窒素原子に結合されたときに組み合わされて、N、O及びSから選択される1から2のヘテロ原子を含む3員から6員の複素環を形成し;RcはC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、C2−7ヘテロシクロアルキル、フェニル及び-(CH2)1−4-フェニルから選択され;X1はC1−4アルキレン、C2−4アルケニレン及びC2−4アルキニレンからなる群から選択され;及びRc1はフェニル、2-ピリジル、3-ピリジル、4-ピリジル、2-イミダゾリル、2-インドリル、1-ナフチル、2-ナフチル、2-チエニル、3-チエニル、2-ピロリル、2-フラニル及び3-フラニルからなる群から選択され、ここで、Rc1は、F、Cl、Br、I、-NRaRb、-SRa、-ORa、-S(O)2Ra、-S(O)2NRaRb、-NO2、-N3、=O、-CN、ピリジル、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル及びC1−6ヘテロアルキルから選択される0から3の置換基で置換され;
R2は、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ヘテロアルキル、-L-C6−10アリール、-L-C1−9ヘテロアリール、-L-C3−12シクロアルキル及び-L-C2−12ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ここでLはC1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン及びC1−6ヘテロアルキレンから選択され、ここで、R2は、ハロゲン、F、Cl、Br、I、-NRdRe、-SRd、-ORd、-C(O)ORd、-C(O)NRdRe、-C(O)Rd、-NRdC(O)Re、-OC(O)Rf、-NRdC(O)NRdRe、-OC(O)NRdRe、-NRdS(O)2NRdRe、-S(O)2Rd、-S(O)2NRdRe、-Rf、-NO2、-N3、=O、-CN、-X2-NRdRe、-X2-SRd、-X2-ORd、-X2-C(O)ORd、-X2-C(O)NRdRe、-X2-C(O)Rd、-X2-NRdC(O)Re、-X2-OC(O)Rd、-X2-NRdC(O)NRdRe、-X2-OC(O)NRdRe、-X2-NRdS(O)2NRdRe、-X2-S(O)2Rd、-X2-S(O)2NRdRe、-X2-NO2、-X2-N3及び-X2-CNからなる群から選択される0から5のRR2置換基で置換され;ここで、Rd及びReは水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6ヘテロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、C2−7ヘテロシクロアルキル、フェニル及び-(CH2)1−4-フェニルからそれぞれ独立して選択され、場合によってはRd及びReは、同じ窒素原子に結合されたときに組み合わされて、N、O及びSから選択される1から2のヘテロ原子を含む3員から6員の複素環を形成し;RfはC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、C2−7ヘテロシクロアルキル、フェニル及び-(CH2)1−4-フェニルから選択され;X2はC1−4アルキレン、C2−4アルケニレン及びC2−4アルキニレンからなる群から選択され;
R3は、5員から12員の単環又は架橋ヘテロシクロアルキル環であり、ここで、R3基は、-C(O)ORg,-C(O)NRgRh、-NRgRh、-ORg、-SRg、-S(O)2Ri、-S(O)Ri、-Ri、ハロゲン、F、Cl、Br、I、-NO2、-CN及び-N3からなる群から選択される0から3のRR3置換基で置換され、ここで、Rg及びRhは水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6ヘテロアルキル、C2−6アルケニル及びC3−6シクロアルキルからそれぞれ独立して選択され、ここで、場合によってはRg及びRhは、それぞれが結合する窒素原子と共に組み合わされて、N、O及びSから選択される1から2のヘテロ原子を含む3員から6員の複素環を形成し、RiはC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C3−6シクロアルキルから選択され;R3が単環式ヘテロシクロアルキル環である場合、R3の同じ原子に結合した任意の二つのRR3基は場合によっては組み合わされて、3員から7員の炭素環又は環頂点としてN、O及びSから選択される1から2の原子を含む3員から7員の複素環を形成し;
A1、A2、A3及びA4は、N、C(RA)又はC(H)からそれぞれ独立して選択され、ここで、A1、A2、A3及びA4の少なくとも3つはそれぞれ独立してC(H)又はC(RA)であり、ここで、各発生時にRAはF、Cl、Br、I、-NO2、-CN、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニルからなる群から独立して選択され、又は隣接原子に結合した任意の二つのRA基は場合によっては組み合わされて、環頂点としてN、O及びSから選択される1から2のヘテロ原子を含むC2−6複素環、C3−7シクロアルキル環、環頂点としてN、O及びSから選択される1から2のヘテロ原子を含むC1−5ヘテロアリール環、又はフェニル環を形成し;そして
Dは、-NR4C(O)NR5R6、-NR5R6、-C(O)NR5R6、-OC(O)OR5、-OC(O)NR5R6、-NR4C(=N-CN)NR5R6、-NR4C(=N-OR5)NR5R6、-NR4C(=N-NR5)NR5R6、-NR4C(O)R5、-NR4C(O)OR5、-NR4S(O)2NR5R6及び-NR4S(O)2R5からなる群から選択されるメンバーであり、ここで、R4は水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル及びC2−6アルケニルからなる群から選択され;R5及びR6は水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、C2−10ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール及びC1−9ヘテロアリールからなる群からそれぞれ独立して選択され、R5及びR6は、同じ窒素原子に結合する場合、場合によっては組み合わされて、環頂点としてN、O及びSから選択される1から3のヘテロ原子を含み、0−3のRD置換基で置換された5員から7員の複素環又は5員から9員のヘテロアリール環を形成し;ここで、R4、R5及びR6は0から3のRD置換基で更に置換され、RDはハロゲン、F、Cl、Br、I、-NO2、-CN、-NRjRk、-ORj、-SRj、-C(O)ORj、-C(O)NRjRk、-NRjC(O)Rk、-NRjC(O)ORm、-X3-NRjRk、-X3-ORj、-X3-SRj、-X3-C(O)ORj、-X3-C(O)NRjRk、-X3-NRjC(O)Rk、-X3-NRjC(O)ORk、-X3-CN、-X3-NO2、-S(O)Rm、-S(O)2Rm、=O、及び-Rmからなる群から独立して選択され;ここで、Rj及びRkは水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ヘテロアルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、C1−9ヘテロアリールから選択され;Rmは各発生時に、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール及びC1−9ヘテロアリールから独立して選択され;X3はC1−4アルキレン、C2−4アルケニレン及びC2−4アルキニレンからなる群から選択され;ここで、DとDが結合している原子に隣接した原子に結合したRA置換基は場合によっては組み合わされて、0から4のRD置換基で置換され、更に置換されていてもよい5員から6員の複素環又はヘテロアリール環を形成する]の化合物。
【請求項2】
上記化合物は式I−A:
のものである請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
上記化合物は式I−B:
のものである請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
R3が、モルホリン-4-イル、3,4-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル、3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル、1,4-オキサゼパン-4-イル、2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル、3-オキサ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル、ピペリジン-1-イル及び8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イルからなる群から選択され、ここで、R3基は、-C(O)ORg,-C(O)NRgRh、-NRgRh、-ORg、-SRg、-S(O)2Ri、-S(O)Ri、-Ri、ハロゲン、F、Cl、Br、I、-NO2、-CN及び-N3からなる群から選択される0から3のRR3置換基で置換され、ここで、Rg及びRhは、水素、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6ヘテロアルキル、C2-6アルケニル及びC3-6シクロアルキルからそれぞれ独立して選択され、場合によってはRg及びRhは、それぞれが結合する窒素原子と共に組み合わされて、N、O及びSから選択される1から2のヘテロ原子を含む3員から6員の複素環を形成し、RiはC1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキルから選択され;R3が単環式ヘテロシクロアルキル環であるならば、R3の同じ原子に結合した任意の二つのRR3基は、場合によっては組み合わされて、3員から7員の炭素環又は環頂点としてN、O及びSから選択される1から2の原子を含む3員から7員の複素環を形成する、請求項1から3の何れか一項に記載の化合物。
【請求項5】
R3が、NRgRh、-ORg、及びRiから選択される0から2のRR3置換基で置換され、R3が単環式ヘテロシクロアルキル環であるとき、R3の同じ原子に結合した任意の二つのRR3基は場合によっては組み合わされて、3員から7員の炭素環又は環頂点としてN、O及びSから選択される1から2の原子を含む3員から7員の複素環を形成する、請求項1から4の何れか一項に記載の化合物。
【請求項6】
R3が、モルホリン-4-イル、3(R)-メチル-モルホリン-4-イル、3(S)-メチル-モルホリン-4-イル、3(R)-エチル-モルホリン-4-イル、3(S)-エチル-モルホリン-4-イル、3(R)-イソプロピル-モルホリン-4-イル、3(S)-イソプロピル-モルホリン-4-イル、3,3-ジメチル-モルホリン-4-イル、3,4-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル、3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル、1,4-オキサゼパン-4-イル、ピペリジン-1-イル、2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル、3-オキサ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル、4-メトキシ-ピペリジン-1-イル及び8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イルからなる群から選択される、請求項1から5の何れか一項に記載の化合物。
【請求項7】
Dが、-NR4C(O)NR5R6、-NR5R6、-C(O)NR5R6、-NR4C(=N-CN)NR5R6、-NR4C(O)R5、-NR4C(O)OR5、-NR4S(O)2NR5R6及び-NR4S(O)2R5からなる群から選択される、請求項1から6の何れか一項に記載の化合物。
【請求項8】
Dが、-NR4C(O)NR5R6又は-NR5R6であり、ここで、R4は水素であり、R5及びR6は、それぞれ独立して、水素、C1-6アルキル、C1-6ヘテロアルキル、C1-6ハロアルキル、C3-7シクロアルキル、C2-7ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、及びC1-9ヘテロアリールからなる群から選択される置換されていてもよい基であり、R5及びR6は、同じ窒素原子に結合したとき、場合によっては組み合わされて、環頂点としてN、O及びSから選択される1から3の原子を含む5員から7員の複素環又は5員から9員のヘテロアリール環を形成し、0から3のRD置換基で置換される、請求項1から7の何れか一項に記載の化合物。
【請求項9】
Dが-NR5R6であり、ここで、R5は水素又はC1-3アルキルであり、R6は置換されていてもよいC6-10アリール、C1-9ヘテロアリール又はC3-7ヘテロシクロアルキルである、請求項1から8の何れか一項に記載の化合物。
【請求項10】
Dが、-NR5R6であり、ここで、R5は水素又はC1-3アルキルであり、R6は
からなる群から選択される置換されていてもよいC3-7ヘテロシクロアルキルであり、ここで、C3-7ヘテロシクロアルキル環中の一又は複数の窒素又は炭素環頂点に結合した水素原子は、場合によってはF、Cl、Br、I、-NRjRk、-ORj及びRsからなる群から選択されるRD置換基で置換される、請求項1から9の何れか一項に記載の化合物。
【請求項11】
Dが、
からなる群から選択される、請求項1から10の何れか一項に記載の化合物。
【請求項12】
Dが、-NR5R6であり、ここで、R5及びR6は組み合わされて、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル及びトリアゾリルからなる群から選択される置換されていてもよい5員のヘテロアリール環を形成する、請求項1から8の何れか一項に記載の化合物。
【請求項13】
Dが-NR4C(O)NR5R6であり、ここで、R4は水素であり;R5及びR6はそれぞれ独立して、水素、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6ヘテロアルキル、C3-7シクロアルキル、C3-7ヘテロシクロアルキル、5員から6員のヘテロアリール、及び置換されていてもよいフェニルからなる群から選択される置換されていてもよい基である、請求項1から8の何れか一項に記載の化合物。
【請求項14】
R5及びR6の一つが水素である請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
R4及びR5がそれぞれ水素であり、R6はC1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される置換されていてもよい基である、請求項13又は14に記載の化合物。
【請求項16】
R6が
からなる群から選択される、請求項13から15の何れか一項に記載の化合物。
【請求項17】
R6がエチルである、請求項13から16の何れか一項に記載の化合物。
【請求項18】
R4が水素であり、R5が水素又はC1-3アルキルであり、R6が、置換されていてもよいイソキサゾール-3-イル、イソキサゾール-4-イル、イソキサゾール-5-イル、オキサゾール-2-イル、オキサゾール-4-イル、オキサゾール-5-イル、ピラゾール-3-イル、ピラゾール-4-イル、ピラゾール-5-イル、1,2,3-オキサジアゾール-4-イル、1,2,3-オキサジアゾール-5-イル、1,3,4-オキサジアゾール-2-イル、1,3,4-オキサジアゾール-5-イル、2-ピリジル、3-ピリジル、4-ピリジル、5-ピリジル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、2-オキセパニル、3-オキセパニル、2-テトラヒドロフラニル、3-テトラヒドロフラニル及びフェニルからなる群から選択される置換されていてもよい基である、請求項13に記載の化合物。
【請求項19】
R6が、F、Cl、Br、I、-CN、-NRjRk及び-ORjから選択される0から3の置換基で独立して置換される請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
R6が
からなる群から選択される請求項18又は19に記載の化合物。
【請求項21】
R6が、
からなる群から選択される請求項18に記載の化合物。
【請求項22】
R1が、水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ヘテロアルキル、フェニル、5員から6員のヘテロアリール、3員から7員のヘテロシクロアルキル、3員から7員のシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、R1は、ハロゲン、F、Cl、Br、I、-NRaRb、-SRa、-ORa、-C(O)ORa、-C(O)NRaRb、-C(O)Ra、-NRaC(O)Rb、-OC(O)Rc、-NRaC(O)NRaRb、-OC(O)NRaRb、-NRaS(O)2NRaRb、-S(O)2Ra、-S(O)2NRaRb、-Rc、-NO2、-N3、=O、-CN、Rc1、-X1-NRaRb、-X1-SRa、-X1-ORa、-X1-C(O)ORa、-X1-C(O)NRaRb、-X1-C(O)Ra、-X1-NRaC(O)Rb、-X1-OC(O)Ra、-X1-NRaC(O)NRaRb、-X1-OC(O)NRaRb、-X1-NRaS(O)2NRaRb、-X1-S(O)2Ra、-X1-S(O)2NRaRb、-X1-NO2、-X1-N3、-X1-CN、及びX1-Rc1からなる群から選択される0から5のRR1置換基で置換され;ここで、Ra及びRbは水素、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6ヘテロアルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C3-7シクロアルキル、C2-7ヘテロシクロアルキル、フェニル及び-(CH2)1-4-フェニルからそれぞれ独立して選択され、場合によってはRa及びRbは、同じ窒素原子に結合したとき、組み合わされて、N、O及びSから選択される1から2のヘテロ原子を含む3員から6員の複素環を形成し;Rcは、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C3-7シクロアルキル、C2-7ヘテロシクロアルキル、フェニル及び-(CH2)1-4-フェニルから選択され;X1はC1-4アルキレン、C2-4アルケニレン及びC2-4アルキニレンからなる群から選択され、Rc1はフェニル、2-ピリジル、3-ピリジル、4-ピリジル、2-イミダゾリル、2-インドリル、1-ナフチル、2-ナフチル、2-チエニル、3-チエニル、2-ピロリル、2-フラニル及び3-フラニルからなる群から選択され、ここで、Rc1は、F、Cl、Br、I、-NRaRb、-SRa、-ORa、-S(O)2Ra、-S(O)2NRaRb、-NO2、-N3、=O、-CN、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル及びC1-6ヘテロアルキルから選択される0から3の置換基で置換される。R2は水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル及びC1-6ヘテロアルキルからなる群から選択され、ここで、R2は、ハロゲン、F、Cl、Br、I、-NRdRe、-SRd、-ORd、-C(O)ORd、-C(O)NRdRe、-C(O)Rd、-NRdC(O)Re、-OC(O)Rf、-NRdC(O)NRdRe、-OC(O)NRdRe、-NRdS(O)2NRdRe、-S(O)2Rd、-S(O)2NRdRe、-Rf、-NO2、-N3、=O及び-CNからなる群から選択される0から3のRR2置換基で置換され;ここで、Rd及びReは、水素、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6ヘテロアルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C3-7シクロアルキル、C2-7ヘテロシクロアルキル、フェニル及び-(CH2)1-4-フェニルからそれぞれ独立して選択され、場合によっては、Rd及びReは、同じ窒素原子に結合したとき、組み合わされて、N、O及びSから選択される1から2のヘテロ原子を含む3員から6員の複素環を形成し;RfはC1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C3-7シクロアルキル、C2-7ヘテロシクロアルキル、フェニル及び-(CH2)1-4-フェニルから選択される、請求項1から21の何れか一項に記載の化合物。
【請求項23】
R1が、水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ヘテロアルキルからなる群から選択され、ここで、R1は、ハロゲン、F、Cl、Br、I、-NRaRb、-SRa、-ORa、-C(O)ORa、-C(O)NRaRb、-C(O)Ra、-NRaC(O)Rb、-OC(O)Rc、-NRaC(O)NRaRb、-OC(O)NRaRb、-NRaS(O)2NRaRb、-S(O)2Ra、-S(O)2NRaRb、-Rc、-NO2、-N3、=O-CN及びX1-Rc1からなる群から選択される0から5のRR1置換基で置換され;R2は、水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ヘテロアルキルからなる群から選択され、0から3のRR2置換基で置換される、請求項1から22の何れか一項に記載の化合物。
【請求項24】
R1が、水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、2-ヒドロキシプロパ-2-イル、ブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、イソブチル、ペンチル、ジメチルアミノメチル及びヘキシルからなる群から選択される、請求項1から23の何れか一項に記載の化合物。
【請求項25】
R1が、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、アゼチジン-1-イル、アゼチジン-2-イル、アゼチジン-3-イル、ピロリジン-1-イル、ピロリジン-2-イル、ピロリジン-3-イル、ピペリジン-1-イル、ピペリジイン-2-イル、ピペリジン-3-イル、ピペリジン-4-イル、オキセタン-2-イル、オキセタン-3-イル、テトラヒドロフラン-2-イル、テトラヒドロフラン-3-イル、テトラヒドロピラン-2-イル、テトラヒドロピラン-3-イル及びテトラヒドロピラン-4-イル、オキセパン-2-イル、オキセパン-3-イル、オキセパン-4-イル、フェニル、ピロール-2-イル、ピロール-3-イル、ピラゾール-3-イル、ピラゾール-4-イル、ピラゾール-5-イル、フラン-2-イル、フラン-3-イル、チエン-2-イル、チエン-3-イル、チアゾール-2-イル、チアゾール-3-イル、チアゾール-4-イル、イミアゾール-1-イル、イミダゾール-4-イル、ピリド-2-イル、ピリド-3-イル、ピリド-4イル、ピリミジン-1-イル、ピリミジン-2-イル、ピリミジン-3-イル、ピラジン-2-イル、ピリダジン-2-イル、ピリダジン-3-イル及びトリアジン-2-イルからなる群から選択され、ここで、R1は0から3のRR1置換基で置換され;R2は水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ヘテロアルキルからなる群から選択され、0から3のRR2置換基で置換される、請求項1から22の何れか一項に記載の化合物。
【請求項26】
R1が
からなる群から選択される、請求項1から25の何れか一項に記載の化合物。
【請求項27】
R1が、
からなる群から選択される、請求項1から25の何れか一項に記載の化合物。
【請求項28】
R2が、水素、
からなる群から選択される、請求項1から27の何れか一項に記載の化合物。
【請求項29】
R2が、水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピルメチル、及びメトキシエチルからなる群から選択される、請求項1から28の何れか一項に記載の化合物。
【請求項30】
化合物が、1-エチル-3-(4-(7-メチル-6-モルホリノ-7H-プリン-2-イル)フェニル)ウレア;(S)-1-エチル-3-(4-(7-メチル-6-(3-メチルモルホリノ)-7H-プリン-2-イル)フェニル)ウレア;(R)-1-エチル-3-(4-(7-メチル-6-(3-メチルモルホリノ)-7H-プリン-2-イル)フェニル)ウレア;(S)-1-エチル-3-(4-(6-(3-エチルモルホリノ)-7-メチル-7H-プリン-2-イル)フェニル)ウレア;1-エチル-3-(4-(7-メチル-6-(1,4-オキサゼパン-4-イル)-7H-プリン-2-イル)フェニル)ウレア;(S)-1-エチル-3-(4-(7-エチル-6-(3-メチルモルホリノ)-7H-プリン-2-イル)フェニル)ウレア;(S)-1-(4-(8-ブチル-7-メチル-6-(3-メチルモルホリノ)-7H-プリン-2-イル)フェニル)-3-エチルウレア;(S)-1-エチル-3-(4-(8-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-7-メチル-6-(3-メチルモルホリノ)-7H-プリン-2-イル)フェニル)ウレア;1-(4-(7-((1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル)-1-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-5-イル)フェニル)-3-エチルウレア;(S)-1-エチル-3-(4-(1-メチル-7-(3-メチルモルホリノ)-1H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-5-イル)フェニル)ウレア;(S)-1-エチル-3-(4-(7-(3-エチルモルホリノ)-1-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-5-イル)フェニル)ウレア;(S)-1-エチル-3-(4-(7-(3-エチルモルホリノ)-1,3-ジメチル-1H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-5-イル)フェニル)ウレア;(S)-1-(4-(1-メチル-7-(3-メチルモルホリノ)-1H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-5-イル)フェニル)-3-(オキセタン-3-イル)ウレア;及び(S)-1-(4-(1-メチル-7-(3-メチルモルホリノ)-1H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-5-イル)フェニル)-3-(2-(メチルスルホニル)エチル)ウレアからなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
請求項1から30の何れか一項に記載の化合物と薬学的に許容可能な希釈剤、担体又は賦形剤を含有する薬学的組成物。
【請求項32】
哺乳動物における乳癌、NSCLC、小細胞癌、肝臓癌、リンパ系疾患、肉腫、結腸直腸癌、直腸癌及び白血病からなる群から選択される癌の治療方法において、請求項1から30の何れか一項に記載の化合物の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項33】
請求項1から30の何れか一項に記載の化合物が他の化学療法剤と組合せて投与される請求項32に記載の方法。
【請求項34】
上記哺乳動物がヒトである請求項32に記載の方法。
【請求項35】
癌の治療のための医薬の製造における請求項1から30の何れか一項に記載の化合物の使用。
【請求項36】
癌の治療に使用される請求項1から30の何れか一項に記載の化合物。
【請求項37】
明細書に記載された発明。
【公表番号】特表2013−510818(P2013−510818A)
【公表日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−538314(P2012−538314)
【出願日】平成22年11月10日(2010.11.10)
【国際出願番号】PCT/EP2010/067159
【国際公開番号】WO2011/058025
【国際公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【出願人】(306021192)エフ・ホフマン−ラ・ロシュ・アクチェンゲゼルシャフト (58)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年11月10日(2010.11.10)
【国際出願番号】PCT/EP2010/067159
【国際公開番号】WO2011/058025
【国際公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【出願人】(306021192)エフ・ホフマン−ラ・ロシュ・アクチェンゲゼルシャフト (58)
【Fターム(参考)】
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