説明

NK1タキキニン受容体アンタゴニストとしてのスピロ(ピペリジン−4,2’−ピロリジン)−1−(3,5−トリフルオロメチルフェニル)メチルカルボキサミド

式(I)


(式中、
Rは水素またはC1−4アルキルを表し;
は水素、C1−4アルキル、C(O)OH、C(O)NHまたは(C1−4アルキレン)R10を表し;
およびRは独立して水素、C1−4アルキルを表すか、またはRはRと一緒になって、かつそれらが結合する炭素原子と一緒になってC3−8シクロアルキル基を形成し;
はC1−4アルキル、C1−4アルコキシまたはハロゲンを表し;
およびRは独立して水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C(O)NH、C(O)OH、または(C1−4アルキレン)R10を表し;
およびRは独立して水素またはハロゲンを表し;
は水素、(C1−4アルキレン)R10、C(O)NH、C(O)OHを表すか、または
はRと一緒になって、酸素、硫黄、または窒素から選択されるさらなるヘテロ原子を任意に含む6員複素環を形成し;
10は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C(O)NH、C(O)NH(C1−4アルキル)、C(O)N(C1−4アルキル)、またはC(O)OHを表し;
nは0、1、または2を表す)
で表される化合物、またはその薬学上許容される塩、その調製プロセス、それを含む組成物、およびNK1の拮抗作用が有益である疾病および状態の処置におけるその使用。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

[式中、
Rは、水素またはC1−4アルキルを表し;
は、水素、C1−4アルキル、C(O)OH、C(O)NHまたは(C1−4アルキレン)R10を表し;
およびRは、独立して、水素、C1−4アルキルを表すか、またはRはRと一緒になって、かつそれらが結合する炭素原子と一緒になってC3−8シクロアルキル基を形成し;
は、C1−4アルキル、C1−4アルコキシまたはハロゲンを表し;
およびRは、独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C(O)NH、C(O)OH、または(C1−4アルキレン)R10を表し;
およびRは、独立して、水素またはハロゲンを表し;
は、水素、(C1−4アルキレン)R10、C(O)NH、C(O)OHを表すか、または
はRと一緒になって、酸素、硫黄、または窒素から選択されるさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい6員複素環を形成し;
10は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C(O)NH、C(O)NH(C1−4アルキル)、C(O)N(C1−4アルキル)、またはC(O)OHを表し;
nは0、1、または2を表す]
で表される化合物、またはそれらの薬学上許容される塩。
【請求項2】
式(IA)
【化2】

[式中、
Rは、水素またはC1−4アルキルを表し;
は、水素、C1−4アルキル、C(O)OH、C(O)NHまたは(C1−4アルキレン)R10を表し;
およびRは、独立して、水素、C1−4アルキルを表すか、またはRはRと一緒になって、かつそれらが結合する炭素原子と一緒になってC3−8シクロアルキル基を形成し;
は、C1−4アルキル、C1−4アルコキシまたはハロゲンを表し;
およびRは、独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C(O)NH、C(O)OH、または(C1−4アルキレン)R10を表し;
およびRは、独立して、水素またはハロゲンを表し;
は、水素、(C1−4アルキレン)R10、C(O)NH、C(O)OHを表すか、または
は、Rと一緒になって、酸素、硫黄、または窒素から選択されるさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい6員複素環を形成し;
10は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C(O)NH、C(O)NH(C1−4アルキル)、C(O)N(C1−4アルキル)、またはC(O)OHを表し;
nは0、1、または2を表す]
で表される、請求項1に記載の化合物、またはそれらの薬学上許容される塩。
【請求項3】
が、独立して、メチルまたはフッ素を表し、かつnが2を表す、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
Rが、水素を表す、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
が水素またはメチルを表す、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
およびRが、独立して、水素またはメチルを表す、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
が、水素、C(O)NH、CHOHを表すか、またはRが、Rと一緒になってモルホリン環を形成する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
式(Ia)
【化3】

で表される、請求項1に記載の化合物、またはそれらの薬学上許容される塩。
【請求項9】
式(Ib)
【化4】

で表される、請求項2に記載の化合物、またはそれらの薬学上許容される塩。
【請求項10】
(2R,5S,7R)−N−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−7−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−メチル−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,8−ジカルボキサミド
【化5】

である、式(I)で表される化合物、またはそれらの薬学上許容される塩。
【請求項11】
(2R,5S,7R)−N−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−7−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−メチル−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,8−ジカルボキサミドである、式(I)で表される化合物。
【請求項12】
(2R,5S,7R)−N−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−7−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−N−メチル−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,8−ジカルボキサミド塩酸塩である、式(I)で表される化合物。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれか一項に記載の式(I)で表される化合物と、薬学上許容される担体または賦形剤とを含んでなる、医薬組成物。
【請求項14】
治療法における使用のための、請求項1〜12のいずれか一項に記載の式(I)で表される化合物、またはそれらの薬学上許容される塩。
【請求項15】
NK1の拮抗作用が有益である状態の処置における使用のための、請求項1〜12のいずれか一項に記載の式(I)で表される化合物、またはそれらの薬学上許容される塩。
【請求項16】
うつ病、不安症、睡眠障害、または催吐の処置に使用するための、請求項1〜12のいずれか一項に記載の式(I)で表される化合物、またはそれらの薬学上許容される塩。
【請求項17】
NK1の拮抗作用が有益である状態を処置するための薬剤の製造における、請求項1〜12のいずれか一項に記載の式(I)で表される化合物、またはそれらの薬学上許容される塩の使用。
【請求項18】
治療的に有効な量の、請求項1〜12のいずれか一項に記載の式(I)で表される化合物またはその薬学上許容される塩を患者へ投与することを含んでなる、タキキニンにより仲介される状態の処置または予防の方法。

【公表番号】特表2011−518861(P2011−518861A)
【公表日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−506703(P2011−506703)
【出願日】平成21年4月29日(2009.4.29)
【国際出願番号】PCT/EP2009/055190
【国際公開番号】WO2009/133135
【国際公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【出願人】(510289308)グラクソ、ウェルカム、マニュファクチャリング、プロプライエタリー、リミテッド (4)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO WELLCOME MANUFACTURING PTE LTD
【Fターム(参考)】