説明

Notchシグナル伝達経路のアクチベーターを用いる自己免疫疾患の治療

免疫応答調節のために、同時に、同時期に、別々に、又は順次に使用する複合調製物として、i)ノッチシグナル伝達経路のモジュレーター、及びii)自己抗原若しくはバイスタンダー抗原、又は自己抗原若しくはバイスタンダー抗原をコードするポリヌクレオチドを含む産物を開示する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
i)Notchシグナル伝達経路のモジュレーターと、ii)自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基、或いは自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基をコードするポリヌクレオチドを、免疫応答を調節するために同時に、同時期に、別々に、又は順次に使用する併用製剤として含む製品。
【請求項2】
末梢T細胞活性化を調節する請求項1記載の製品。
【請求項3】
自己抗原又はバイスタンダー抗原に対する免疫応答を減弱させることに用いる請求項1記載の製品。
【請求項4】
自己抗原又はバイスタンダー抗原に対する免疫寛容を促進させることに用いる請求項1記載の製品。
【請求項5】
自己免疫疾患の治療に用いる請求項1記載の製品。
【請求項6】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が神経系の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の製品。
【請求項7】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、多発性硬化症の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項6記載の製品。
【請求項8】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、重症筋無力症の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項6記載の製品。
【請求項9】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、皮膚の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の製品。
【請求項10】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、天疱瘡の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項9記載の製品。
【請求項11】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、内分泌腺の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の製品。
【請求項12】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、副腎の抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項11記載の製品。
【請求項13】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、甲状腺の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項11記載の製品。
【請求項14】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、グッドパスチャーの自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の製品。
【請求項15】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、腎臓の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の製品。
【請求項16】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、ウェゲナーの自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の製品。
【請求項17】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、自己免疫性貧血の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の製品。
【請求項18】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、自己免疫性血小板減少症の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の製品。
【請求項19】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、自己免疫性胃炎の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の製品。
【請求項20】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、自己免疫性肝炎の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の製品。
【請求項21】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、自己免疫性血管炎の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の製品。
【請求項22】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、眼の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の製品。
【請求項23】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、心臓の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の製品。
【請求項24】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、強皮症又は筋炎の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の製品。
【請求項25】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、自己免疫性関節炎の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の製品。
【請求項26】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、全身性エリテマトーデス(SLE)の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の製品。
【請求項27】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、腸の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の製品。
【請求項28】
自己抗原又はバイスタンダー抗原が、シェーグレン症候群の自己抗原又はバイスタンダー抗原であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の製品。
【請求項29】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターが、Notchリガンド又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体、或いはNotchリガンド又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体をコードするポリヌクレオチドを含むことを特徴とする請求項1〜28いずれか記載の製品。
【請求項30】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターが、Delta若しくはSerrate/Jaggedタンパク質又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体、或いはDelta若しくはSerrate/Jaggedタンパク質又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体をコードするポリヌクレオチドを含むことを特徴とする請求項1〜28いずれか記載の製品。
【請求項31】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターが、Notchリガンド細胞外ドメインのセグメント及び免疫グロブリンのFセグメントを含む融合タンパク質、或いは該融合タンパク質をコードするポリヌクレオチドを含むことを特徴とする請求項30記載の製品。
【請求項32】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターが、DSL様ドメイン若しくはEGF様ドメインを含むタンパク質若しくはポリペプチド、又は該タンパク質若しくはポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を含むことを特徴とする請求項1〜28いずれか記載の製品。
【請求項33】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターが、NotchリガンドDSLドメイン及び少なくとも2〜8個のEGF様ドメインを含むかコードすることを特徴とする請求項32記載の製品。
【請求項34】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターが、Notch細胞内ドメイン(NotchIC)又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体、或いはNotch細胞内ドメイン又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体をコードするポリヌクレオチド配列を含むことを特徴とする請求項1〜28いずれか記載の製品。
【請求項35】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターが、Notchシグナル伝達抑制因子のドミナントネガティブバージョン、又はNotchシグナル伝達抑制因子のドミナントネガティブバージョンをコードするポリヌクレオチドを含むことを特徴とする請求項1〜28いずれか記載の製品。
【請求項36】
医薬組成物の形態である請求項1〜35いずれか記載の製品。
【請求項37】
自己免疫疾患の治療に、同時に、同時期に、別々に、又は順次に使用するための、i)Notchシグナル伝達経路のモジュレーターと、ii)自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基、或いは自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基をコードするポリヌクレオチドとの組合せ。
【請求項38】
i)Notchシグナル伝達経路のモジュレーター、ii)自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基、或いは自己抗原又はバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基をコードするポリヌクレオチド
並びに、iii)薬学上許容される担体
を含む医薬組成物。
【請求項39】
i)有効量のNotchシグナル伝達経路のモジュレーターと、ii)有効量の自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基、或いは有効量の自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基をコードするポリヌクレオチドを順不同で、同時に、同時期に、別々に、又は順次に、投与することを含む哺乳動物における自己免疫疾患を治療する方法。
【請求項40】
i)有効量のNotchシグナル伝達経路のモジュレーターと、ii)有効量の自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基、或いは有効量の自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基をコードするポリヌクレオチドを順不同で、同時に、同時期に、別々に、又は順次に、投与することを含む哺乳動物における自己抗原又はバイスタンダー抗原に対する免疫応答を減弱させる方法。
【請求項41】
i)有効量のNotchシグナル伝達経路のモジュレーターと、ii)有効量の自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基、或いは有効量の自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基をコードするポリヌクレオチドを順不同で、同時に、同時期に、別々に、又は順次に、投与することを含む哺乳動物における自己抗原又はバイスタンダー抗原に対する免疫寛容を促進させる方法。
【請求項42】
自己抗原若しくはバイスタンダー抗原に対する寛容を促進し得るリンパ球若しくは抗原提示細胞(APC)を作製する方法であって、順不同に、(i)Notchシグナル伝達経路のモジュレーターと、(ii)自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基、或いは自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基をコードするポリヌクレオチドの存在下において、ヒト若しくは動物の患者から得たリンパ球若しくはAPCをインキュベートすることを含む方法。
【請求項43】
ヒト若しくは動物の患者から得たリンパ球若しくはAPCを、APCの共存下で、順不同に、(i)Notchシグナル伝達経路のモジュレーターと、(ii)自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基、或いは自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基をコードするポリヌクレオチドの存在下においてインキュベートすることを含む請求項42記載の方法。
【請求項44】
T細胞において自己抗原若しくはバイスタンダー抗原に対する寛容を促進し得るAPCを作製する方法であって、APCを、順不同に(i)Notchシグナル伝達経路のモジュレーターと、(ii)自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基、或いは自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基をコードするポリヌクレオチドと接触させることを含む請求項42記載の方法。
【請求項45】
自己抗原若しくはバイスタンダー抗原に対する寛容を促進し得るT細胞を作製する方法であって、抗原提示細胞(APC)を、順不同に(i)自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基、或いは自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基をコードするポリヌクレオチド、(ii)Notchシグナル伝達経路のモジュレーターと、(iii)ヒト若しくは動物の患者から得たT細胞の共存下で、同時に、又は順次に、インキュベートすることを含む方法。
【請求項46】
自己抗原若しくはバイスタンダー抗原に対する寛容を促進し得るリンパ球若しくはAPCを作製する方法であって、ヒト若しくは動物の患者から得たリンパ球若しくはAPCを、請求項42〜45いずれか記載の方法によって作製したリンパ球若しくはAPCの共存下でインキュベートすることを含む方法。
【請求項47】
リンパ球若しくはAPCをエックスビボでインキュベートすることを特徴とする請求項42〜46いずれか記載の方法。
【請求項48】
請求項42〜47いずれか記載の方法によって作製したAPC若しくはリンパ球を患者に投与することを含む、自己抗原又はバイスタンダー抗原に対する寛容を促進する方法。
【請求項49】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターが、Notchリガンド又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体、或いはNotchリガンド又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体をコードするポリヌクレオチドを含むことを特徴とする42〜48いずれか記載の方法。
【請求項50】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターが、Delta若しくはSerrate/Jaggedタンパク質又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体、或いはDelta若しくはSerrate/Jaggedタンパク質又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体をコードするポリヌクレオチドを含むことを特徴とする請求項49記載の方法。
【請求項51】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターが、Notchリガンド細胞外ドメインのセグメント及び免疫グロブリンのFセグメントを含む融合タンパク質、或いは該融合タンパク質をコードするポリヌクレオチドであることを特徴とする請求項42〜50いずれか記載の方法。
【請求項52】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターが、少なくとも1個のNotchリガンドDSLドメイン及び少なくとも1個のEGF様ドメインを有するタンパク質若しくはポリペプチド、又は該タンパク質若しくはポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を含むことを特徴とする請求項42〜50いずれか記載の方法。
【請求項53】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターが、Notch細胞内ドメイン(NotchIC)又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体、或いはNotch細胞内ドメイン又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体をコードするポリヌクレオチド配列を含むことを特徴とする請求項42〜48いずれか記載の方法。
【請求項54】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターが、Notchシグナル伝達抑制因子のドミナントネガティブバージョン、又はNotchシグナル伝達抑制因子のドミナントネガティブバージョンをコードするポリヌクレオチドを含むことを特徴とする請求項42〜48いずれか記載の方法。
【請求項55】
自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基と、或いは自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基をコードするポリヌクレオチドと、同時に、同時期に、別々に、又は順次に組み合わせることによる、自己免疫疾患の治療に使用するNotchシグナル伝達経路のモジュレーター。
【請求項56】
i)Notchシグナル伝達経路のモジュレーターと、ii)自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基、或いは自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基をコードするポリヌクレオチドとの組合せの自己免疫疾患治療薬の製造における使用。
【請求項57】
自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基、或いは自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基をコードするポリヌクレオチドと同時に、同時期に、別々に、又は順次に組み合わせることによる、自己免疫疾患治療薬の製造におけるNotchシグナル伝達経路のモジュレーターの使用。
【請求項58】
第1及び第2配列を有するコンジュゲートにおいて、第1配列が、自己抗原若しくはバイスタンダー抗原、或いは自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基をコードするポリヌクレオチドを含み、第2配列が、Notchシグナル伝達を調節するポリペプチド又はポリヌクレオチドを含むことを特徴とするコンジュゲート。
【請求項59】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターをコードする第1ポリヌクレオチド配列、並びに自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基をコードする第2ポリヌクレオチド配列を含むベクターの形態であることを特徴とする請求項58記載のコンジュゲート。
【請求項60】
発現ベクターの形態であることを特徴とする請求項59記載のコンジュゲート。
【請求項61】
第1ポリヌクレオチド配列が、Notchリガンド又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体をコードすることを特徴とする請求項58〜60いずれか記載のコンジュゲート。
【請求項62】
第1ポリヌクレオチド配列が、Delta若しくはSerrate/Jaggedタンパク質又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体をコードすることを特徴とする請求項61記載のコンジュゲート。
【請求項63】
第1ポリヌクレオチド配列が、少なくとも1個のDSLドメイン及び少なくとも1個のEGF様ドメインを有するタンパク質若しくはポリペプチド、又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体をコードすることを特徴とする請求項58〜62いずれか記載のコンジュゲート。
【請求項64】
第1ポリヌクレオチド配列が、Notchリガンドの少なくとも1個のDSLドメイン及び少なくとも3〜8個のEGF様ドメインを含むタンパク質若しくはポリペプチドをコードすることを特徴とする請求項63記載のコンジュゲート。
【請求項65】
第1ポリヌクレオチド配列が、Notch細胞内ドメイン(NotchIC)又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体をコードすることを特徴とする請求項58〜60いずれか記載のコンジュゲート。
【請求項66】
第1ポリヌクレオチド配列が、Notchシグナル伝達抑制因子のドミナントネガティブバージョンをコードすることを特徴とする請求項58〜60いずれか記載のコンジュゲート。
【請求項67】
第1又は第2配列が、1若しくは2以上のプロモーターにオペラブルに結合していることを特徴とする請求項58〜66いずれか記載のコンジュゲート。
【請求項68】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターと、自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基、或いは自己抗原若しくはバイスタンダー抗原又はそれらの抗原決定基をコードするポリヌクレオチドを含む薬学用又は獣医学用キット。
【請求項69】
バイスタンダー抗原若しくはその抗原決定基(又は該抗原又はその抗原決定基をコードするポリヌクレオチド)を投与し、また、それと同時に、別々に、又は順次にNotchシグナル伝達のアクチベーターを投与することにより、標的疾患の抗原又はその抗原決定基に対する免疫応答を減弱させる方法。
【請求項70】
バイスタンダー抗原若しくはその抗原決定基(又は該抗原又はその抗原決定基をコードするポリヌクレオチド)を投与し、また、それと同時に、別々に、又は順次にNotchシグナル伝達のアクチベーターを投与することにより、標的疾患の自己抗原又はその抗原決定基に対する免疫応答を減弱させる方法。
【請求項71】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターが、Notchリガンド又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体、或いはNotchリガンド又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体をコードするポリヌクレオチドを有することを特徴とする請求項69又は70に記載の方法。
【請求項72】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターが、Delta若しくはSerrate/Jaggedタンパク質又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体、或いはDelta若しくはSerrate/Jaggedタンパク質又はそのフラグメント、誘導体、ホモログ、アナログ若しくは対立変異体をコードするポリヌクレオチドを含むことを特徴とする請求項71記載の方法。
【請求項73】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターが、Notchリガンド細胞外ドメインのセグメント及び免疫グロブリンのFセグメントを含む融合タンパク質、或いは該融合タンパク質をコードするポリヌクレオチドを含むことを特徴とする請求項72記載の方法。
【請求項74】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターが、Notchリガンドの少なくとも1個のDSLドメイン及び少なくとも1個のEGF様ドメインを含むタンパク質若しくはポリペプチド、又は該タンパク質若しくはポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を含むことを特徴とする請求項71〜73いずれか記載の方法。
【請求項75】
Notchシグナル伝達のモジュレーターが、
i)NotchリガンドのDSLドメイン、
ii)Notchリガンドの1〜5個のEGFドメイン、
iii)任意で、NotchリガンドのN末端ドメインの全部又は一部、及び
iv)任意で、1若しくは2以上の異種アミノ酸配列、
又はそれらをコードするポリヌクレオチド
を含むタンパク質若しくはポリペプチドを含むことを特徴とする請求項71〜74いずれか記載の方法。
【請求項76】
Notchシグナル伝達のモジュレーターが、
i)NotchリガンドのDSLドメイン、
ii)Notchリガンドの2〜4個のEGFドメイン、
iii)任意で、NotchリガンドのN末端ドメインの全部又は一部、及び
iv)任意で、1若しくは2以上の異種アミノ酸配列
又はそれらをコードするポリヌクレオチド
を含むタンパク質若しくはポリペプチドを含むことを特徴とする請求項71〜74いずれか記載の方法。
【請求項77】
Notchシグナル伝達のモジュレーターが
i)NotchリガンドDSLドメイン、
ii)Notchリガンドの2〜3個のEGFドメイン、
iii)任意で、NotchリガンドのN末端ドメインの全部又は一部、及び
iv)任意で、1若しくは2以上の異種アミノ酸配列
又はそれらをコードするポリヌクレオチドを含むタンパク質若しくはポリペプチドを含むことを特徴とする請求項71〜74いずれか記載の方法。
【請求項78】
Notchシグナル伝達経路のモジュレーターが、下記の配列:
MGSRCALALAVLSALLCQVWSSGVFELKLQEFVNKKGLLGNRNCCRGGAGPPPCACRTF
FRVCLKHYQASVSPEPPCTYGSAVTPVLGVDSFSLPDGGGADSAFSNPIRFPFGFTWPG
TFSLIIEALHTDSPDDLATENPERLISRLATQRHLTVGEEWSQDLHSSGRTDLKYSYRF
VCDEHYYGEGCSVFCRPRDDAFGHFTCGERGEKVCNPGWKGPYCTEPICLPGCDEQHGF
CDKPGECKCRVGWQGRYCDECIRYPGCLHGTCQQPWQCNCQEGWGGLFCNQDLNYCTHH
KPCKNGATCTNTGQGSYTCSCRPGYTGATCELGIDEC
の全体にわたり、少なくとも50%のアミノ酸配列相同性を有するタンパク質又はポリペプチドを含むことを特徴とする請求項71〜74いずれか記載の方法。
【請求項79】
標的疾患の抗原に対する免疫応答を減弱させるために、i)バイスタンダー抗原若しくはその抗原決定基(又は該抗原又はその抗原決定基をコードするポリヌクレオチド)、及びii)同時に、別々に、又は順次に投与するNotchシグナル伝達のアクチベーターを含む、標的疾患の抗原又はその抗原決定基に対する免疫応答を減弱させる製品。
【請求項80】
バイスタンダー抗原若しくはその抗原決定基(又は該抗原又はその抗原決定基をコードするポリヌクレオチド)と同時に、別々に、又は順次に組み合わせたNotchシグナル伝達のアクチベーターの、標的抗原に対する免疫応答を減弱させるための使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2006−517533(P2006−517533A)
【公表日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−500232(P2006−500232)
【出願日】平成16年1月23日(2004.1.23)
【国際出願番号】PCT/GB2004/000263
【国際公開番号】WO2004/064863
【国際公開日】平成16年8月5日(2004.8.5)
【出願人】(504031160)ロランティス リミテッド (3)
【Fターム(参考)】