説明

RFIDタグおよびRFIDタグの製造方法

【課題】金属に装着可能なRFIDタグを簡単に製造できるようにすることによって、この種のタグを安価に供給できるようにする。
【解決手段】磁性粉末が混入された樹脂により成型した下ケース12の上面に、コイル13およびIC14を配備した後、この下ケース12に2次成型用の型を被せて、上ケース11を一体成型する。この上ケース11の成型時には、磁性粉末を含まない樹脂が用いられる。完成したタグ1は、下ケース12の下面を金属面に取り付け、上ケース11の上面をアンテナ装置に向けた状態にして使用される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、金属製の物体に装着して使用することが可能なRFIDタグおよびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電磁結合方式または電磁誘導方式のRFIDタグ(以下、単に「タグ」という。)は、一般に、コイルやICなどを含む回路が樹脂により封止された構成のものである。
このタグ内のコイルにアンテナ装置からの磁束が作用すると、コイルに生じた誘導起電力によりIC内の回路が作動し、アンテナ装置からのコマンドに応答することが可能になる。
【0003】
上記構成のタグは、認識対象の種々の物品に取り付けて使用されることが多いが、金属製の物品に使用するのは困難である。アンテナ装置からの磁束により金属面に渦電流が生じ、その渦電流により前記アンテナ装置からの磁束に反発する磁束が発生して、前記IC内の回路を作動させるのに必要な電力を誘起できない状態になるからである。
【0004】
この問題を解決するために、従来では、コイルの軸方向に沿って、フェライトなどによる磁性コアを配置する方法がとられている。またタグと金属との間に磁性体シートを配置する方法(特許文献1参照。)や、板状の磁性体にコイルを巻き付ける方法(特許文献2参照。)もある。
【0005】
【特許文献1】実開平6−5000号 公報
【特許文献2】特開2001−28510号 公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記のいずれの方法でも、部品点数が増加し、構成が複雑になるため、製造に手間がかかり、コストも上昇してしまう。
この発明は上記の問題点に着目してなされたもので、金属に装着可能なタグを簡単に製造できるようにすることによって、この種のタグを安価に供給できるようにすることを、目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明にかかるRFIDタグは、コイルを含む回路を樹脂により封止した成型体であって、前記コイルの軸方向において対向する二面のうちの一方を外部からの磁束を受ける磁束受付面として、他方を物体への取付面として、それぞれ機能させるもので、少なくとも前記取付面とコイルとの間の樹脂には、磁性粉末が混入されている一方、前記コイルと磁束受付面との間の樹脂には、磁性粉末が混入されていないことを特徴とする。
なお、磁性粉末はたとえばフェライト粉末であるが、これに限定されるものではない。
【0008】
上記において、前記回路には、少なくともコイルやICが含まれる。さらに、必要に応じて、コンデンサや抵抗などが含まれる場合もある。
上記構成のタグは、たとえば取付面を物体の表面に密着させ、磁束受付面をアンテナ装置に向けた状態で使用される。なお、取付面は必ずしも物体の表面に密着させる必要はなく、物体との間に若干の間隙が生じてもよい。
【0009】
前記アンテナ装置からの磁束は、磁束受付面を通過した後に、コイルの軸方向に沿って進む。この磁束によりコイルに生じた誘導起電力により、IC内の回路を作動させることができる。
【0010】
またこの発明では、取付面とコイルとの間の樹脂に磁性粉末を混入させることにより、この樹脂を磁性体としているので、コイルからの磁束をこの樹脂に集中させることができる。よって取付面が金属に装着された場合でも、コイルに対応する位置にある金属に作用する磁束を抑えることができるから、渦電流による磁気の損失を小さくして、ICチップの作動に必要な電力を誘導することが可能になり、アンテナ装置に対するタグの交信機能を保護することができる。
【0011】
上記構成のタグの好ましい一態様では、磁性粉末が混入された樹脂による成型体の上面に前記コイルを含む回路が配備され、さらにこの回路が配備された成型体の上面全体が前記磁性粉末が混入されていない樹脂により被覆される。なお、この態様にかかるタグは、後記する2つの製造方法を用いて製造することができる。
【0012】
この態様では、磁性粉末が混入された樹脂による成型体の下面が前記取付面として機能することになる。この場合、取付面全体が磁性体となるので、金属面に作用する磁束の量を大幅に抑えることができる。よって、タグの交信機能をより一層安定させることが可能になる。
また前記コイルを含む回路を2種類の樹脂で挟んだ簡易な構成となるので、製造も簡単になる。
【0013】
より好ましい態様では、磁性粉末が混入された成型体には所定高さの周壁部が形成されており、前記コイルを含む回路が前記周壁部の内側に配備される。この場合、コイルの側方を囲む樹脂にも磁性粉末が含まれることになるので、タグを金属内に埋め込んで使用することも可能になる(ただし、磁束受付面は露出させる必要がある)。
【0014】
さらにこの発明では、上記構成のタグを製造するための一方法として、磁性粉末が混入された樹脂による成型体を作成する第1ステップ;第1ステップで作成された成型体の上面に前記コイルを含む回路を配備する第2ステップ;前記成型体のうちの少なくとも前記回路の上方空間を、磁性粉末が混入されていない樹脂により封止する第3ステップ;の各ステップを実行する。
【0015】
第1ステップでは、たとえば、磁性粉末が混入された樹脂を用いて射出成型を行う。第2ステップでは、たとえば、作成された成型体の上面にコイルのパターンを印刷する処理(ただし銅線のコイルを配置してもよい。)やICを装着する処理などを実行する。
第3ステップでは、たとえば、コイルを含む回路が配備された成型体に2次成型用の型を被せ、その型内に磁性粉末を含まない樹脂を注入することにより、前記回路を封止する。なお、上記の型は成型体の上面全体を被覆するのが望ましいが、これに限らず、コイルを含む回路が形成されている範囲を被覆できるものであればよい。また、第3ステップの実行後に、2種類の樹脂の間に空間が生じる場合には、別途、その空間に樹脂を注入してもよい。
【0016】
また第1ステップにおいて、前記した周壁部を有する成型体が作成される場合には、第3ステップでは、型を用いずに、周壁部の内側の空間に樹脂を注入するようにしてもよい。
【0017】
上記第1の製造方法により製造されたタグを使用する場合には、第1ステップで作成された成型体の下面を取付面として機能させ、第3ステップで形成された封止樹脂の上面を磁束受付面として機能させる。
【0018】
つぎに、この発明にかかる第2のRFIDタグの製造方法では、磁性粉末が混入されていない樹脂による成型体を作成する第1ステップ;第1ステップで作成された成型体の上面にコイルおよびICチップを含む回路を配備する第2ステップ;前記成型体のうちの少なくとも前記回路の上方空間を、磁性粉末が混入されている樹脂により封止する第3ステップ;の各ステップを実行する。
【0019】
第1ステップや第3ステップでは、使用する樹脂が反対になるが、それぞれ第1の製造方法における第1ステップ、第3ステップと同様の処理を行うことができる。
【0020】
この第2の製造方法により製造されたタグの場合には、第1ステップで作成された成型体の下面を磁束受付面として機能させ、第3ステップで作成された封止樹脂の前記磁束受付面に対向する面を取付面として機能させる。
【0021】
第1、第2の製造方法では、第1ステップまたは第3ステップで磁性粉末が混入された樹脂を使用するほかは、従来のタグを製造するときと同様の手順を実行することができる。よって金属面からの渦電流による磁束を小さくするために、別途部品を組み込む必要がなくなり、製造工程の複雑化やコストが高められるという問題を解決することができる。
【発明の効果】
【0022】
この発明によれば、コイルを含む回路と取付面との間を封止する樹脂に磁性粉末を混入させることによって、部品点数を増加することなく、金属に装着可能なタグを簡単に製造することができるから、この種のタグを安価に供給することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
図1は、この発明の一実施例にかかるRFIDタグの構成を示す。
この実施例のタグ1は、上下一対のケース11,12(以下、個別に言及する場合には、「上ケース11」「下ケース12」という。)の間にコイル13およびIC14を配備し、各ケース11,12を溶着により一体化した構成のものである。
【0024】
各ケース11,12は、ABS樹脂やPPS樹脂などの成型用樹脂を用いて射出成型により製作される。またこの実施例では、金属製品に取り付けることができるように、下ケース12用の樹脂に、フェライト粉末などの磁性粉末を混入するようにしている。図中の小さな点は、この磁性粉末を表すものである(以下の実施例でも同様にして磁性粉末を表す。)。
【0025】
上記構成のタグ1を使用する場合には、下ケース12の下面を前記金属製品の表面2(以下、「金属面2」という。)に接着もしくはネジ止めし、上ケース11の上面が、図示しないアンテナ装置からの磁束を受けるようにする。この磁束はコイル13に到達した後に、その軸方向に沿って進むが、この磁束が金属面2に達すると、渦電流が生じ、さらにその渦電流により、前記アンテナ装置からの磁束の流れに反発する磁束が発生する。
【0026】
しかし、この実施例では、下ケース12が磁性粉末によって磁性体となっているので、コイル13からの磁束は下ケース12に集中するようになり、前記金属面2に作用する磁束を小さくすることができる。よって、金属面2に装着しても、渦電流を抑えることができるので、磁気の損失を小さくすることができ、前記IC14内の回路を起動させるのに必要な電力を誘起することができる。
【0027】
なお、磁性粉末は上ケース11には含まれていないので、アンテナ装置からの磁束がコイル13に到達するのが阻害されることもない。したがって、上記構成のタグ1を金属面2に取り付けた場合でも、アンテナ装置との交信処理を支障なく実行することが可能になる。
【0028】
上記構成のタグ1は、図2に示すように、3段階の工程により作成される。
まず、図2(1)に示すように、磁性粉末が混入された樹脂により前記下ケース12を成型する。つぎに、図2(2)に示すように、下ケース12の上面に、コイル13やIC14を設置する。なお、IC14の設置は、その下面を下ケース12に接着することにより行われる。またコイル13は、印刷により形成されるが、これに限らず、たとえば銅線のコイルを配備してもよい。
【0029】
図3は、前記コイル13およびIC14が配置された状態の下ケース12を上方から見た状態を示す。なお、この図3では、下ケース12を、前記図1,2よりも小さく表している。
この実施例の下ケース12は、正方形状の板状体121に所定高さの周壁部122および壁部124を一体に形成した構成のものである。周壁部122は板状体121の全周にわたって設けられる。また壁部124は、板状体121の中央部に前記IC14の大きさに対応する矩形状の領域123(図2(1)に示す。)が形成されるように設けられる。なお、周壁部122と壁部124との高さは等しく、またその高さは、コイル13やIC14の高さに応じたものになるように調整される。
【0030】
前記IC14は、前記壁部124により囲まれた領域123内に配備される。コイル13は、前記周壁部122と壁部124との間の板面に印刷される。なお、図中の15は、コイル13とIC14との接続線である。この接続線15も、前記コイル13とともに印刷により形成される。
【0031】
図2に戻って、コイル13,IC14等が配備されると、最後に、下ケース12に上方から2次成型用の型(図示せず。)を被せ、この型内に磁性粉末を含まない樹脂を注入する。これにより図2(3)に示すように、上ケース11が成型されると同時に、この上ケース11と下ケース12とが一体化され、前記タグ1が完成する。
【0032】
なお、図1や図2では、コイル13やIC14を周壁部122や壁部124と等しい高さにして表しているが、実際には、これらの壁部122,124よりも低くなる可能性がある。しかし、2次成型の際に、コイル13やIC14と壁部122,124との間の空間にも、上ケース11用の樹脂が充填されるから、コイル13やIC14を樹脂により完全に被覆して、保護を万全にすることができる。
【0033】
また、上記図1,2に示した上ケース11は板状であるが、これに代えて、図4に示すように、上ケース11に下向きの周壁部111を形成し、この周壁部111により生じる空間に、樹脂16を注入してもよい。
なお、この樹脂16は、たとえばエポキシ系樹脂であり、上ケース11用の樹脂と同様に、磁性粉末は含まれていない。
【0034】
つぎに、上記図1〜4に示したタグ1では、上下のケース11,12とも、型を用いて作成しているが、これに限らず、いずれか一方のケースのみを成型し、その成型されたケース内に樹脂を注入するようにしてもよい。この樹脂注入は、ディスペンサ等の機器(図示せず。)を用いて簡単に行うことができるから、このようにすれば、一方のケースを成型するための金型が不要になる。またタグ1を安価に構成でき、製造工程もより一層簡略化することができる。
【0035】
図5は、下ケース12の成型を樹脂注入に変更した構成のタグ1Aの製造方法を示す。
この実施例では、まず、図5(A)に示すように、磁性粉末を含まない樹脂を用いて、板状体171に周壁部172を一体に設けた構成のケース17を成型する。
なお、このケース17は前記上ケース11に相当するものであり、図4の実施例と同様に、周壁部172は下向きに設定されるが、この段階では周壁部172を上方に向けた状態で支持される。
【0036】
つぎに、図5(B)に示すように、前記板状体171の上面(周壁部172が形成されている方の面)にコイル13およびIC14を配備する。さらに図5(C)に示すように、前記周壁部172により囲まれた空間内に、樹脂18を注入する。なお、この樹脂18は、前記図4の樹脂16と同様の材質のものであるが、磁性粉末が混入されている。
【0037】
上記の3工程により製作されたタグ1Aは、使用の際には、図5(D)に示すように、樹脂18の部分を金属面2に対向させて装着される。なお、樹脂注入では、型を用いた場合のような平坦面を形成することは困難であるので、この実施例では、樹脂18が前記周壁部172より高くならないように注入量を調整し、装着の際には、下向きにされた周壁部172の先端面を金属面2に取り付けるようにしている。
【0038】
図6および図7に示すタグ1Bは、上ケース11を成型せずに、樹脂16を注入したものである。
この実施例では、磁性粉末が混入された樹脂によりケース19を成型している。このケース19も、板状体191に周壁部192を一体に設けた構成のものであるが、周壁部192は、図1,4の実施例の下ケース12の周壁部121よりも高く形成される。また板状体191の中央部には、円柱状の柱部193が形成され、この柱部193と周壁部192との間の板面にコイル13が形成される。なお、この実施例では、コイル13の上方にIC14が設置される。
【0039】
前記柱部193と周壁部192とは、同じ高さになるように設定されており、両者間の空間に、磁性粉末を含まない樹脂16(図4の実施例でケース11,12間に注入されたのと同じもの)が注入される。
【0040】
上記構成のタグ1Bでは、前記周壁部192がそのままタグ本体の周壁部となるので、コイル13の側方も保護することができ、金属に埋め込んで使用することも可能になる。ただし、アンテナ装置からの磁束を受ける前面は露出させる必要がある。
なお、このタグ1Bでは、磁性粉末を含む柱部193の上面がアンテナ装置側に露出しているが、コイル13の前方空間は磁性体を含まない樹脂16により完全に被覆されているので、アンテナ装置からの磁束をコイル13に到達させるのに、特段の支障が生じることもない。
【0041】
上記した各実施例にかかるタグ1,1A,1Bは、いずれも磁性粉末が混入された樹脂を使用するほかは、従来の通常のタグを作成するのと同様の方法により作成することができる。よって、部品点数が増加したり、製造工程が複雑になることがなく、コストも低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】この発明の一実施例にかかるRFIDタグの構成を示す断面図である。
【図2】図1のRFIDタグの製造方法を示す説明図である。
【図3】コイルおよびICが配備された状態の下ケースを示す平面図である。
【図4】上下のケース間に樹脂が注入されたRFIDタグを示す断面図である。
【図5】他の構成のRFIDタグの製造方法を示す説明図である。
【図6】他の構成のRFIDタグを示す断面図である。
【図7】図6のRFIDタグを上方から見た状態を示す平面図である。
【符号の説明】
【0043】
1,1A,1B RFIDタグ
2 金属面
11 上ケース
12 下ケース
13 コイル
16,18 (注入)樹脂
17,19 ケース
122,192 周壁部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コイルを含む回路を樹脂により封止した成型体であって、前記コイルの軸方向において対向する二面のうちの一方を外部からの磁束を受ける磁束受付面として、他方を物体への取付面として、それぞれ機能させるRFIDタグにおいて、
少なくとも前記取付面とコイルとの間の樹脂には、磁性粉末が混入されている一方、前記コイルと磁束受付面との間の樹脂には、磁性粉末が混入されていないことを特徴とするRFIDタグ。
【請求項2】
請求項1に記載されたRFIDタグであって、
前記磁性粉末が混入された樹脂による成型体の上面に前記コイルを含む回路が配備され、さらにこの回路が配備された前記成型体の上面全体が前記磁性粉末が混入されていない樹脂により被覆されているRFIDタグ。
【請求項3】
請求項2に記載されたRFIDタグであって、
前記磁性粉末が混入された樹脂による成型体には所定高さの周壁部が形成されており、前記コイルを含む回路は前記周壁部の内側に配備されるRFIDタグ。
【請求項4】
コイルを含む回路を樹脂により封止した成形体であって、前記コイルの軸方向において対向する二面のうちの一方を外部からの磁束を受ける磁束受付面として、他方を物体への取付面として、それぞれ機能させるRFIDタグを製造する方法であって、
磁性粉末が混入された樹脂による成型体を作成する第1ステップ;第1ステップで作成された成型体の上面に前記コイルを含む回路を配備する第2ステップ;前記成型体のうちの少なくとも前記回路の上方空間を、磁性粉末が混入されていない樹脂により封止する第3ステップ;の各ステップを実行することを特徴とするRFIDタグの製造方法。
【請求項5】
コイルを含む回路を樹脂により封止した成形体であって、前記コイルの軸方向において対向する二面のうちの一方を外部からの磁束を受ける磁束受付面として、他方を物体への取付面として、それぞれ機能させるRFIDタグを製造する方法であって、
磁性粉末が混入されていない樹脂による成型体を作成する第1ステップ;第1ステップで作成された成型体の上面にコイルおよびICチップを含む回路を配備する第2ステップ;前記成型体のうちの少なくとも前記回路の上方空間を、磁性粉末が混入されている樹脂により封止する第3ステップ;の各ステップを実行することを特徴とするRFIDタグの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−199823(P2007−199823A)
【公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−14913(P2006−14913)
【出願日】平成18年1月24日(2006.1.24)
【出願人】(000002945)オムロン株式会社 (3,542)
【Fターム(参考)】