説明

株式会社島津製作所により出願された特許

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【課題】気化体積が大きい溶媒を含む試料と高沸点成分を主成分とする試料の両者を再現性よく測定する。
【解決手段】気化体積が大きい溶媒を含む試料を分析する場合に、ハウジング1とヒータブロック22の間の上方に設けられた空隙が、ヒータの熱をインサート2上部に伝わり難くすることで、気化する試料の体積がインサート2内部の体積を超えることを防ぐことが可能になり、気化体積が大きい溶媒を含む試料を再現性よく分析できる。一方、高沸点成分を主成分とする試料を測定する場合、空隙に熱伝導スペーサ32を装着して分析を行うことで、空隙の部分のヒータブロック22とハウジング1間の熱伝導がよくなり、高沸点成分を主成分とする試料の高沸点成分の気化を促進することができ、高沸点成分を主成分とする試料を再現性よく分析することができる。 (もっと読む)


【課題】 分解管の内部で酸素化合物を一酸化炭素に変換するとともに、炭化水素を効率よく炭化することができるガスクロマトグラフ用検出器を提供する。
【解決手段】 試料がカラム5を介して導入される分解管31aと、分解管31aを加熱する分解炉31bとを有し、分解炉31bによって分解管31aを加熱することにより、分解管31aの内部で酸素化合物を一酸化炭素に変換するとともに、炭化水素を炭化する酸化反応部31と、一酸化炭素が導入される触媒管32aと、触媒管32aを加熱する触媒炉32bとを有し、触媒炉32bによって触媒管32aを加熱することにより、触媒管32aの内部で一酸化炭素をメタンに変換する還元反応部32と、メタンを検出する水素炎イオン化検出器33とを備えるガスクロマトグラフ用検出器30であって、分解管31aの内部には、担体に白金化合物を担持させた粒子34が充填されている。 (もっと読む)


【課題】血液凝固分析装置による測定の信頼性を向上する。
【解決手段】所定の試薬を添加した検体からの散乱光量値を所定の時間間隔で取得し、該散乱光量値の経時変化に基づいて凝固終了点を検出する(S33)。この凝固終了点における散乱光量の1/Nに達した時点を凝固点とし、試薬添加から該凝固点までの経過時間を凝固時間として算出する。該凝固点における散乱光量と前記凝固時間の組み合わせから該凝固時間が正常なものか否かを判定し(S37)、正常と判定された場合には測定を終了する(S39)。それ以外の場合には引き続き散乱光量を測定し、以降の各時点を凝固終了点と仮定して前記凝固時間の算出及び判定を逐次行い、凝固時間が正常と判定されるまで(S42でYesとなるまで)測定を継続する。また、散乱光量が急上昇した場合(S41でYes)は再び凝固終了点の探索(S33)を開始する。 (もっと読む)


【課題】放射線グリッドの影が放射線検出器に対して移動したとしても診断に好適な放射線透視画像を取得できる放射線撮影装置を提供する。
【解決手段】本発明のX線撮影装置によれば、エアー画像、ファントム画像δおよび被検体画像を基に補正画像を取得する構成となっている。この補正画像の取得において、吸収箔の影が写りこんでいない明画素B1,B2に係る明方程式と、吸収箔の影Sが写りこんでいる暗画素集団Kに係る暗方程式を連立させて解くことで直接放射線の成分を求める。これにより、被検体画像補正部は、連立方程式を確実に解くことができ、診断に好適な補正画像を取得することができる。 (もっと読む)


【課題】 処理速度を向上させながら適切な欠損補正を実行することが可能な放射線撮像装置を提供すること。
【解決手段】 被検体2を透過した放射線をフラットパネルディテクタ3で検出することにより放射線撮像を行う放射線撮像装置であって、キャリブレーションにより得たフラットパネルディテクタ3の欠損画素の位置情報と、欠損予備群画素の位置情報とを記憶するメモリ部42と、このメモリ部42に記憶した欠損予備群画素の位置情報に基づいてフラットパネルディテクタ3による撮影時に欠損予備群画素を検査することにより、欠損予備群画素で欠損が生じているか否かを判定する欠損判定部43と、欠損判定部43で欠損が生じていると判定された欠損予備群画素の欠損補正を行う欠損補正部44とを備える。 (もっと読む)


【課題】 X線照射装置において、制御機構等に不具合を生じた場合にも、安全機構の各部品や回路の自己診断動作が阻害されない、信頼性の高いX線照射装置を提供する。
【解決手段】X線管球15に電力を供給するX線管球電源16、X線の照射対象を格納する試料室11を有するX線照射機構1と、X線照射機構1の動作を制御する制御機構2と、試料室11蓋12の開閉を検知する蓋センサ34、蓋センサ34からの出力信号に基づき、X線管球電源16への通電を禁止又は許可とするインターロック機構37を有する安全機構3とを備える。安全機構3は、制御機構2からの通信を受けることなく、制御機構2から独立して安全機構3の状態を自己診断する診断機構38を更に有する。 (もっと読む)


【課題】回診用X線撮影装置において、坂道発進時または坂道降下時に回診用X線撮影装置と操作者との距離を適切に保ちながら走行する。
【解決手段】
回診用X線撮影装置が停止中または走行中において、回診用X線撮影装置の傾斜角度を検出し、傾斜引力算出部18はこの傾斜角度における回診用X線撮影装置に発生する重力の傾斜方向成分を算出する。つり合いトルク算出部23はこの重力の傾斜方向成分とつりあうトルクを算出する。回診用X線撮影装置が停止中であれば、操作者がブレーキレバーを握って、ブレーキが解除されると直ちに、つり合いトルクがモータ駆動トルクとして駆動モータに発生するので、ブレーキを解除しても停止状態を維持することができる。 (もっと読む)


【課題】所定質量範囲に亘る質量走査を繰り返すスキャン測定において、1回の走査の終了電圧から次の走査の開始電圧に電圧を戻す際にアンダーシュートなどが発生して電圧値が不安定になるため、適宜の待ち時間が必要である。この待ち時間をできるだけ短縮することにより、質量走査の繰り返し周期を短くして時間分解能を向上させる。
【解決手段】繰り返し質量走査における待ち時間は、従来、分析条件に依らず一定とされていた。これに対し、本発明に係る四重極型質量分析装置では、指定された質量範囲により走査終了質量と走査開始質量との質量差ΔMを計算し、この質量差に応じて異なるセトリングタイムを設定する。質量差ΔMが小さく電圧安定化時間が短くて済む場合には、相対的に小さなセトリングタイムが設定される。これにより、質量走査の繰り返し周期が短くなり、時間分解能が向上する。 (もっと読む)


【課題】試料水中の有機物を酸化分解して二酸化炭素に変換し、その試料水から二酸化炭素を移行させた測定水の導電率変化を測定することにより試料水中の有機物濃度を定量する方式のTOC計において、試料水のpHをリン酸などの酸を添加することなく一定値以下に調整することができるようにする。
【解決手段】陰イオンを含有する酸性のpH調整液が流れる流路と試料水が流れる流路とがイオン交換膜を介して接触し、両流路間に電圧を印加するための電極を備え、pH調整液が流れる流路側が陽極、試料水が流れる流路側が陰極となるように両流路間に電圧を印加することによりpH調整液から試料水へ陰イオンを移行させて試料水のpHを調整するpH調整部が設けられている。pH調整部を経た試料水がIC除去部、酸化分解部及び二酸化炭素抽出部へ順に導入されるように構成されている。 (もっと読む)


【課題】PET装置の時間分解能を上げなくても、同時計数のタイミング補正値の精度を上げることができる方法を提供する。
【解決手段】基準線源からPET装置の検出器リングの検出面に対し放射線を照射する(1)。PET検出器によって放射線を検出したとき、その検出時刻を、当該放射線を検出したPET検出器の識別情報とともに記録する(2)。記録情報に基づき、PET装置の視野内に位置する全てのPET検出器の対について、当該対をなすPET検出器の間に生じる検出時刻の差を算出し、PET検出器の対毎に検出時刻の差をカウントすることによってPET検出器の対毎のタイミングヒストグラムを取得する(3)。PET検出器の対毎に、タイミングヒストグラムのピーク位置を、その時間軸のスケールの単位よりも細かい単位で求めることにより、PET検出器の対毎のタイミング補正値を取得する(4)。 (もっと読む)


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