説明

株式会社栗本鐵工所により出願された特許

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【課題】低コストで球状黒鉛鋳鉄管の継手部の靱性を確保しながら強度の向上を図る。
【解決手段】球状黒鉛鋳鉄管を鋳造する際に、予め、遠心鋳造装置の円筒状金型4の内面のうちで管の受口側の継手部を形成する部分に、Fe−Si系接種剤6を散布しておき、管の継手部のSi含有量を、3.00重量%以下で直管状の中間部(直部)のSi含有量よりも多くする。これにより、継手部の基地組織のフェライトに対するSiの固溶強化作用で継手部の強度を高めることができ、かつ、継手部の基地組織中に微細な球状黒鉛を多数晶出させて継手部の靱性を確保することができる。しかも、管全体を対象としてSnやCuを多く添加する場合に比べて成分コストを大幅に低減できる。 (もっと読む)


【課題】耐摩耗材の母材に埋め込まれた部分に亀裂が生じにくいようにする。
【解決手段】母材3に対して、その母材3の金属よりも耐摩耗性能が高い耐摩耗材2を結合させた耐摩耗性複合材の製造方法において、耐摩耗材2は、相対的に靱性が高い母材埋込部2aと相対的に靱性が低い鋳型埋込部2bとを有し、鋳型埋込部2bを鋳型1に埋め込み母材埋込部2aを鋳型1の内面から突出させ、その鋳型1内に母材3の溶湯を供給してその母材3を凝固させ、鋳型1から離脱させることにより、母材埋込部2aが母材3に埋め込まれ鋳型埋込部2bが母材3の表面から突出した状態に耐摩耗材2と母材3とを鋳ぐるみで結合させる耐摩耗性複合材の製造方法とした。 (もっと読む)


【課題】低コストで設置できる水路の減圧構造とそれを用いた水力発電用バイパスライン設置方法を提供する。
【解決手段】既設の水力発電所のフランシス水車を挟む導水路と放水路の一部を新設の水力発電所のバイパス水路とし、その水車の渦巻状のケーシング1を残して水車を取り除き、バイパス水路に残されたケーシング1の中央部に、水路の下流側の水圧を上流側の水圧よりも低い圧力に調整する減圧要素として、円筒状に形成され、上流側からケーシング1に流入した水を通す孔2aが複数あけられた多孔部材2を設けて水路の減圧構造を形成する。このようにすれば、使用済みの水車のケーシング1を利用して、低コストで水路の減圧構造および水力発電用バイパスラインを設置することができる。 (もっと読む)


【課題】二軸連続式の混練機について、メカニカルシールを用いることなく、ハウジング内の気密性を簡易な手段で確保する。
【解決手段】混練機1のシャフト3を含むハウジング2内の機構と、ハウジング2外に配置されたキャリア5との間に磁気カップリング機構を形成する。磁気カップリング機構は、シャフト3に設けられたギア部3cと、ハウジング2内で両シャフト3の軸端の外周に回転可能に支持されたリングギア4と、ハウジング2外でリングギア4と同心上に回転可能に支持されたキャリア5とからなる。キャリア5が駆動すると、マグネット部4b、5bの磁気作用でリングギア4が回転し、ギア部3c、4aのかみ合いでシャフト3が回転する。ハウジング内を密封できるため、気密性を確保できる。 (もっと読む)


【課題】吸着塔からの有機化合物の脱着にあたり、その脱着開始直後に生じる有機化合物の含有量のピークを減少させ、平準化させる。
【解決手段】脱着用水蒸気の供給を行う供給口を複数段設け、1つ前の供給口を開放した後、それを閉鎖する前に次の供給口を開放し、一定時間に亘って2つ以上の供給口による供給を継続させる。 (もっと読む)


【課題】組立の容易性を確保しつつ、外管内の所定位置に内管を保持できるようにする。
【解決手段】外管1の内部に可撓性の内管2を配置し、外管1と内管2の間に形成される通気路3と、内管2の内部の通気路4との間で熱交換を行なう熱交換ダクトDにおいて、前記内管2を外管1内の所定位置に保持するスペーサ5を、内管2を包囲する線材6に取り付けて内管2の外周に沿って配置し、スペーサ5の形状を、球状等、外管1の軸方向に曲がった曲面を有するものとし、その曲面部分でスペーサ5が外管1の内面に当接するようにする。組み立てに際し、外管1に内管2を挿入する際、スペーサ5が外管1内面の凹凸に引っ掛かることなく乗り越えるので、スムーズに挿入することができる。 (もっと読む)


【課題】可撓性を有する多数本の内管の端部を外管内の所定位置に容易に配置できるようにする。
【解決手段】外管3の内部に可撓性を有する内管4を配設し、外管3と内管4の間に第1通気路5を形成し、内管4の内部を第2通気路6として、多層管1を構成し、多層管1の端部に継手2を取り付けた継手付き多層管において、前記継手2の一端の接続口2aに外管3の端部を接続すると共に、内管4を挿通し、エンドキャップ7に、内管4の端部をその開口部7cに対応させて所定の配置で取り付け、継手2の他端の接続口2bにエンドキャップ7を嵌め込んで、内管4の端部を支持し、分岐した接続口2cでは第1通気路5が開口し、他端の接続口2bでは第2通気路6がエンドキャップ7の開口部7cで開口するようにする。 (もっと読む)


【課題】外面にZn−Al系擬合金の防食層を有する鋳鉄製または鋼製の外面溶射管の耐食性を一層向上させる。
【解決手段】管外面に金属溶射によって形成される防食層を、亜鉛層またはアルミニウムを含有する亜鉛合金層とケイ素を含有するアルミニウム合金層とを混成した擬合金層とすることにより、腐食性環境中で防食層表面に強固で剥離しにくい腐食生成物が発生するようにして、従来のZn−Al系擬合金の防食層を有するものよりも管の耐食性を向上させ、耐食寿命を延長できるようにしたのである。 (もっと読む)


【課題】鍛造プレス用潤滑剤スプレー装置を小型化し、設置スペースが小さくてすむようにする。
【解決手段】スプレーノズル9を支持するアーム10を鍛造プレスPのフレーム3の支柱3aの一つに取り付け、このアーム10にサーボモータ11により水平面内で回転駆動される3つの関節を設けて、スプレーノズル9を二次元の軌道で鍛造プレスPの上下金型2a、2b間へ進退可能に支持することにより、スプレーノズルを直線的に進退可能に支持した従来のものに比べて、装置全体を小型化し、その設置スペースを小さくできるようにしたのである。 (もっと読む)


【課題】管体同士の隙間を容易に充填して、連結部分を防食すること。
【解決手段】受け側管体1の受け口4を挿し側管体2の挿し口11に挿し込んで両管体1,2を連結し、両者の間の隙間に介在する封止部材6を、この封止部材6に当接する押輪7にボルト9をねじ込むことによって水密を確保する。この連結状態で、受け口4と押輪7で構成される空間に、充填材15としてエポキシ樹脂を含有する樹脂含有材を充填し、ボルト9の頭部9aと、この頭部9aと受け口4の内壁との間に介在する延長部材10を充填材15で埋めた状態とする。さらに、既連結管体1、2と隣り合う管体をさらに連結し、その連結後に、挿し口11と押輪7で構成される空間にも、樹脂含有材を充填する。この充填により、ボルト9のねじ先側も充填材15で埋まった状態となり、ボルト9等を防食することができる。また、作業中に充填材15が落下する問題も解決できる。 (もっと読む)


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