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Fターム[2G002BA01]の内容

原子炉の緊急防護のための構成 (640) | 異常状態 (172) | 冷却材喪失(LOCA) (89)

Fターム[2G002BA01]に分類される特許

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【課題】二重容器漏れ事故のような仮想事象の発生を仮定しても、原子炉冷却材の保持機能を維持し、原子炉冷却材の過度の温度上昇を安定に抑制する。
【解決手段】液体金属冷却原子炉1は、原子炉容器4と、原子炉容器4を密閉格納する格納容器6および格納ドーム7と、格納容器6を囲む収納空間を介して格納容器6を包囲する外周コンクリート構築物17と、外周コンクリート構築物17のコンクリート部の収納空間側に設けられたライナー16と、ライナー16と外周コンクリート構築物17の間に設けられた温度上昇緩和機構を備える。温度上昇緩和機構は、液体金属冷却原子炉1の出力運転時の原子炉冷却材の温度より低い融点をもつ蓄熱材を有する蓄熱部18と、原子炉容器4から格納容器6を通って漏えいした原子炉冷却材から熱を除去するための冷却部19と、を有する。 (もっと読む)


【課題】冷却材漏えい時に、原子炉格納容器外面に上部から散水する場合に、冷却用水を外部の動力源を用いずに補給する。
【解決手段】漏えい時冷却システムは、炉心および原子炉冷却材を内包する原子炉容器2と、原子炉容器2を格納する原子炉格納容器4と、原子炉容器2からの原子炉冷却材の漏えい時に原子炉格納容器4を外部から冷却する漏えい時冷却システムとを備える原子施設において、原子炉格納容器4の外部壁面を冷却するための冷却用水を原子炉格納容器4の上方まで移送する冷却用水供給ポンプ141と、漏えいした原子炉冷却材からの熱を利用して冷却用水供給ポンプ141へ動力を供給する冷却用水ポンプ動力供給部と、を有する。 (もっと読む)


【課題】低酸素濃度環境における水素処理性能を向上できる原子力プラントの水素処理設備を提供する。
【解決手段】原子力プラントの水素処理設備は、触媒式水素処理設備であり、板状の複数の触媒カートリッジ5をケーシング内に配置している。ケーシング内には、複数の触媒カートリッジ5で仕切られた複数のガス通路9が形成される。各触媒カートリッジ5は、酸素吸蔵・放出材7で作られた担体部材6の表面に、触媒金属(白金)8を担持して構成される。水素処理設備は窒素ガスが充填された原子炉格納容器内に配置される。冷却材喪失事故時に、原子炉圧力容器に接続された配管に生じたき裂から原子炉格納器内に放出された蒸気及び水素を含む窒素ガスがガス通路9に供給される。ガス通路9に流入した窒素ガスに含まれる水素は触媒金属8の作用により酸素吸蔵・放出材7から放出された酸素と反応して水を生成する。 (もっと読む)


【課題】
原子炉格納容器における冷却性能が向上することは勿論、全電源喪失時であっても、簡単な構成で電気を使用せずに原子炉格納容器の冷却を行うこと。
【解決手段】
上記課題を解決するために、本発明の原子炉システムは、炉心を内包する原子炉圧力容器と、該原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容器と、該原子炉格納容器内に前記原子炉圧力容器を取り囲むように設置されたドライウェルと、前記原子炉格納容器の下部に設置され、該原子炉格納容器内の圧力上昇を抑制するための圧力抑制プールを保有する圧力抑制室と、前記ドライウェルと前記圧力抑制プールを連結するベント管とを備えた原子炉システムにおいて、前記ドライウェル内に、前記原子炉格納容器外から取り入れた空気が流れて前記原子炉格納容器外に排出される空気流路が設置されていることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】水蒸気爆発が発生した場合であっても、炉心溶融物保持装置における炉心溶融物の冷却機能が喪失する可能性を低減し、従来よりも炉心溶融物の冷却継続性を高めた炉心溶融物保持装置を提供する。
【解決手段】炉心溶融物保持装置60Aは、ペデスタルで炉心溶融物を保持する耐熱材の下面に配置され耐熱材の熱を除熱する除熱板21と、冷却材の供給を受け、除熱板21を除熱する冷却流路27とを具備し、冷却流路27は、ペデスタルの横断面に現れる円を当該円の半径によって複数に分割される分割流路は、除熱板21を上面、ペデスタル床面上に配置される基礎部材31を底面、除熱板21を支持する垂直壁32を側面とする前記冷却材の流れ方向に垂直方向の断面が矩形となる流路であり、この流路の二つの垂直壁間、かつ、底面上に除熱板が変形した際に当該除熱板を支持する変形抑制部材35を設置した。 (もっと読む)


【課題】圧力抑制室の構造において、構造壁の厚さ低減やそれに伴う原子炉建屋の小型化を可能とする。また、配管破断時の初期蒸気流入時の圧力抑制プール水温の上昇を抑制する。
【解決手段】圧力抑制室内に設置する円筒状の構造壁に、少なくとも最上段にあるベント管出口と同一高さでベント管出口と正対する周方向位置の領域に開口部を設けることにより、ベント管での蒸気の凝縮振動で発生する圧力の構造壁での反射を低減し、設計強度の低減を可能とする。また、開口部を通過して構造壁内外の圧力抑制プール水の混合を促進し、配管破断時の初期の蒸気流入時の蒸気凝縮による蓄熱に有効となる圧力抑制プール水量を増大する。 (もっと読む)


【課題】原子炉格納容器の外面を冷却ができ、この冷却に用いた冷却水を再利用できる原子炉格納容器の冷却方法を提供する。
【解決手段】原子炉格納容器6が、原子炉圧力容器2を配置するドライウェル43を形成するドライウェル容器44、ドライウェル容器44に接続されてドライウェル43に連絡されている複数の排出管9、及び各排出管9が挿入されてドライウェル容器44の底部を取り囲み圧力抑制プール11を形成する環状の圧力抑制室8を有する。ドライウェル容器44を取り囲む、生体遮へい壁16とドライウェル容器44との間に形成される環状の隙間26内に冷却水を供給する。ドライウェル容器44を冷却しながら隙間26内を落下する冷却水が、圧力抑制室8が設置される環状の圧力抑制室設置室28に回収される。圧力抑制室設置室28に回収された冷却水を隙間26内に供給し、上記の冷却に再利用する。 (もっと読む)


【課題】原子炉圧力容器から流出した排気が十分に放射性物質を回収されないまま大気に放出されることを抑制することができる除染装置、除染方法、原子力プラント及びその改造方法を提供する。
【解決手段】原子炉格納容器10からの排気を排出する排気筒であってスクラビング用液31を貯留するスクラビング容器32と、原子炉格納容器10内のガスを逃がすベント管であってスクラビング容器32内のスクラビング用液31に原子炉格納容器10からの排気を供給する排気管路33とを備えたことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】原子炉及び原子炉格納容器の減圧・除熱能力を長期にわたって維持できる受動的な原子炉格納容器の冷却装置を提供する。
【解決手段】原子炉格納容器2を内包する建屋3と、前記建屋3の外部の地表面に設置された静的格納容器冷却装置11と、前記静的格納容器冷却装置11に隣接して設けられ内部に熱交換器12とドレン室13が配置された熱交換器室10と、前記静的格納容器冷却装置11内の下部に配置された前記熱交換器12の伝熱管18と、前記原子炉格納容器2の内部と前記熱交換器12とを接続する蒸気逃し管7と、前記静的格納容器冷却装置11の下部に逆止弁23を介して接続された海水導入配管22とを有する原子炉格納容器の冷却装置であって、前記伝熱管18は干潮時の干潮水位よりも下方に位置させる。 (もっと読む)


【課題】原子炉及び原子炉格納容器の減圧・除熱能力を長期にわたって維持できる受動的な原子炉格納容器の冷却装置を提供する。
【解決手段】原子炉格納容器2を内包する建屋3と、前記建屋3の外部に設置され静的格納容器冷却装置11と熱交換器12を収容する熱交換器室10と、前記熱交換器室10の下部に設けられ前記熱交換器12からのドレン水を貯留するドレン室13及びポンプ室14と、前記原子炉格納容器2の内部と前記熱交換器12とを接続する蒸気逃し管7と、を有する原子炉格納容器2の冷却装置であって、前記熱交換器室10は前記建屋3の外部の地表面に設置されるとともに、前記ドレン水は前記ポンプ室14内のポンプ15により圧力容器に供給される。 (もっと読む)


【課題】 長期的に原子炉格納容器内部の発生熱を原子炉格納容器外部へ輸送をすることができ、かつ原子炉建屋の耐震性能への影響が少ない原子炉格納容器の熱輸送装置を提供する。
【解決手段】 原子炉格納容器の熱輸送装置1は、原子炉格納容器22の内側において設けられ、この原子炉格納容器22内の発生熱31を受熱し、内部を流れる冷媒32に受熱した発生熱31を与える受熱部2と、前記原子炉格納容器の外側であって、タンク上面が原子炉圧力容器23の上頂よりも下方に位置するように設けられ、内部において冷却材33を収容し、冷却材33を所定温度以下に保つ冷却手段を有する冷却タンク3と、内部を流れる冷媒32の熱を冷却材33へ放熱する放熱部4と、受熱部2と放熱部4を連結して冷却ループ51を形成し、この冷却ループ51内において冷媒32を循環させるヒートパイプ5とを備える。 (もっと読む)


【課題】水素処理性能の低下をさらに抑制できる原子炉格納容器の水素処理設備を提供する。
【解決手段】水素処理設備1は、ケーシング2、複数の触媒カートリッジ3およびヨウ素吸着材カートリッジ4を有する。内部に触媒を充填した板状の複数の触媒カートリッジ3が、ケーシング2内に設置され、ケーシング2内に平行に並んで配置されている。触媒カートリッジ3の相互間には、ガス通路5が形成される。ヨウ素吸着材を内部に充填した板状の複数のヨウ素吸着材カートリッジ4が、ケーシング2内に設置され、ケーシング2内に平行に並んで配置されている。ヨウ素吸着材カートリッジ4は、触媒カートリッジ3の真下に配置され、ヨウ素吸着材カートリッジ4の横断面積および横断面形状は、触媒カートリッジ3のそれらと同じである。ヨウ素吸着材カートリッジ4の相互間には、ガス通路5が形成される。 (もっと読む)


【課題】原子炉圧力容器を格納する格納容器の冷却構造に関し、空気流路内の自然対流の流れ低下を効果的に抑制する。
【解決手段】原子炉圧力容器52を格納する格納容器10と、格納容器10の外側面から空間を隔てて設けられ取入口20を有する壁部11と、壁部11の上部に設けられ排気口26を有する屋根部12と、屋根部12の下面から格納容器10の外側面と壁部11の内側面との間を下方に向かって延設され取入口20から壁部11の内側面に沿って下方に向かうとともに格納容器10の外側面に沿って上方に折り返される空気流路22,23を区画形成する隔壁板13とを備え、格納容器10の外側面と対向する隔壁板13の表面には無数の凹凸部αを設けた。 (もっと読む)


【課題】原子炉格納容器の表面の製作精度に左右されることなく、原子炉格納容器の表面を均一に冷却することが可能となる原子炉格納容器の冷却設備を提供する。
【解決手段】原子炉格納容器2の上方に設けた散水ノズル12により冷却水を散水して冷却する原子炉格納容器の冷却設備であって、前記散水ノズル12は、前記原子炉格納容器2の中心軸に平行に回転可能な回転軸13と、該回転軸13から径方向外方に延出されると共に所定の方向に屈曲された複数のノズル部14とを備え、前記ノズル部14には冷却水の噴射力で前記回転軸13を回転させると共に冷却水を前記原子炉格納容器2の上面全体に噴射するための噴射方向を設定した複数の噴射孔15〜18が設けられている。 (もっと読む)


【課題】原子炉圧力容器を格納する格納容器の冷却構造に関し、冷却水を格納容器の外表面上に均一に分散させて、格納容器の冷却効率を向上する。
【解決手段】原子炉圧力容器51を格納する格納容器10と、格納容器10を取り囲むように格納容器10から空間を隔てて立設される原子炉建屋11,12と、格納容器10の外表面に冷却水を供給する冷却水供給手段13,14とを備え、格納容器10の外表面に、冷却水供給手段13,14から供給される冷却水を格納容器10の外面上に均一分散させる無数の微小突起16を設けた。 (もっと読む)


【課題】原子炉事故時に、外部動力電源に頼らずに、粒子状放射性物質の環境への放出を抑制し、かつ、原子炉格納容器の圧力を設計圧力以下に制限する。
【解決手段】原子炉格納容器3は、原子炉圧力容器2を覆う内殻17と、内殻17の水平方向外周を覆う気密の空間であるアウターウェル19を形成する外殻18と、を有する。内殻17は、原子炉圧力容器3の水平方向周囲を取り囲む第1の円筒状側壁4aと、原子炉圧力容器2の上部を覆う上蓋6と、上蓋6の周囲と第1の円筒状側壁4aの上端部とを気密に接続する第1のトップスラブ5aと、を有する。外殻18は、第1の円筒状側壁4aの外周を取り囲む第2の円筒状側壁4bと、第2の円筒状側壁4bの上端部付近と第1の円筒状側壁4aとを気密に接続する第2のトップスラブ5bと、を有する。 (もっと読む)


【課題】緊急時において運転員の操作や電源系統を必要とする能動的な機器を用いることなく、全て受動的な機器による静的作動によって、迅速にかつ確実に格納容器を冷却する。
【解決手段】冷却水貯蔵タンク9と、原子炉格納容器2の上部外壁面に設置された少なくとも1つの散水ノズル部8と、前記散水ノズル部8と冷却材貯蔵タンク9を接続する散水配管11と、を有する原子炉格納容器2の冷却装置であって、前記散水ノズル部8は、下部に複数の溶融金属流出孔24が設けられた容器13と、前記容器13内の下部に充填された低融点金属14とからなる。 (もっと読む)


【課題】通常運転時には主蒸気系統の圧力損失を抑えることによりプラントの運転効率低下を抑制する一方で、主蒸気管の破断時には圧力損失を生じさせることにより主蒸気管内の逆流を抑制し、これにより破断面からの流出量を最小限にする。
【解決手段】複数の原子炉側主蒸気管13とタービン側主蒸気管18が接続された原子力プラントの主蒸気ヘッダ3において、前記各原子炉側主蒸気管13は前記主蒸気ヘッダ3の内側に突出部14を有する。 (もっと読む)


【課題】雰囲気に存在する水素に対し、化学量論的に過不足なく酸素を供給し、水に化学変化させる水素除去技術を提供する。
【解決手段】水素除去装置10において、水素含有ガスに外側が晒されるとともに内側に供給される酸化性ガスにより前記水素含有ガス中の水素を酸化する反応媒体20と、前記酸化性ガスを反応媒体20の内側に供給するガス供給体30と、を備える構成とした。 (もっと読む)


【課題】原子力発電プラント内のH2およびO2などの滞留した非凝縮性ガスが燃焼することにより損傷を受けやすい設備から非凝縮性ガスを静的に除去するシステムを提供する。
【解決手段】システムは、静的格納容器冷却系(PCCS)コンデンサの下部ヘッダに設置した触媒プレート105と、PCCSコンデンサの凝縮チューブまたはPCCSコンデンサの環状出口の内面の触媒充填部材および/または触媒コーティングとを含む。構造は、水の形成を抑制すると共に非凝縮性ガスとの接触を促進する表面または疎水性要素を有してもよい。原子力発電プラント内の非凝縮性ガスは、このシステムを個々にまたは組み合わせて設置および使用することによって除去される。内部で非凝縮性ガスの再結合を容易にするために、PCCSコンデンサの運転圧力を増大させてもよい。 (もっと読む)


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