説明

Fターム[4K042BA03]の内容

物品の熱処理 (24,439) | 目的、効果 (4,247) | 耐摩耗(硬度を含む) (799)

Fターム[4K042BA03]に分類される特許

101 - 120 / 799


【課題】電子機器や精密機器に使用される軸及び軸受けとして、寸法精度に優れ、耐摺動磨耗性・非磁性の優れた摺動部品の製造方法を提供する。
【解決手段】重量%で、C:0.05〜0.5%、Si:≦1.00%、Mn:9.0〜20.0%、Ni:0.3〜8.0%、Cr:16.0〜19.0%、N:0.04〜0.40%であり、残部が実質的にFe及び不可避的な不純物からなる組成のワークを作製する。ワークは1000℃〜1080℃においてアセチレンガスを導入して真空浸炭処理を行ない、その後、温度を保持したままガス供給を停止して真空中で拡散処理を行なう。処理後はワークに研削加工のみ又は研削加工後に研磨加工を施す。この製造方法により、Hv650以上の表面硬さを有する、寸法精度、耐摺動磨耗性及び非磁性に優れた摺動部品を提供できる。 (もっと読む)


【課題】曲げ加工の際の、割れの発生を防止し、更に、必要とされる耐久性を確保できるレースを備えたスラストころ軸受を提供する。
【解決手段】外輪、内輪各レース4、5を、Cを0.68〜0.88質量%、Siを0.01〜0.15質量%、Mnを0.2〜0.7質量%、Crを0.3〜0.7質量%含有すると共に、酸素濃度が15ppm以下である合金鋼製とする。又、前記外輪、内輪各レース4、5の表面に、焼き入れ、浸炭焼き入れ、浸炭窒化焼き入れを施して、所定の性状を有する表面硬化層を形成する。 (もっと読む)


【課題】変形が少なく、焼入れ時間が短く、コストを安くできる内燃機関におけるクランクシャフトの製造方法及びクランクシャフトを提供する。
【解決手段】ジャーナル部2とクランクピン3とが、バランスウェイト5を有するクランクアーム4を介して交互に接続されるクランクシャフト1の製造方法において、ジャーナル部2の周面20及びクランクピン3の周面30に高周波焼入れを施すと共に、ジャーナル部2の周面20のクランクアーム4との境界点に形成されるR部分6及びクランクピン3の周面30のクランクアーム4との境界点に形成されるR部分7のそれぞれにレーザー焼入れを施す。 (もっと読む)


【課題】耐摩耗性および耐剥離性が高められた高強度肌焼き鋼部品を提供する。
【解決手段】浸炭層または浸炭窒化層を表面に有する高強度肌焼き鋼部品であって、鋼中成分は、C:0.10〜0.25%、Si:0.15〜2.0%、Mn:0.05〜1.5%、Cr:0.5〜2.5%、Al:0.02〜0.3%、およびN:0.004〜0.025%を含み、残部が鉄および不可避的不純物であり、浸炭層または浸炭窒化層は、マルテンサイト組織を主体として含み、最表面のビッカース硬さが900HV以上、および最表面から20μm深さまでのビッカース硬さが750HV以上を満足し、且つ、マルテンサイトブロックの平均短径が0.3μm以下である微細組織を最表面から5μm以上の深さまで有している。 (もっと読む)


本発明は、従来のH13鋼と比較してコストが低く、高い焼戻し耐性を有し、化学組成が(重量パーセントで)、0.4〜0.6の炭素、1未満のケイ素、0.03未満のリン、2.5〜4.5のクロム、タングステンによって2W対1Moの比で置換されていてもよい0.5〜0.7のモリブデン、0.1〜1のバナジウム、1未満のマンガン、残部が実質的にFe及び不可避の不純物である押出工具用鋼に関する。窒化後の高い表面硬さを促進する選択肢として、本発明の鋼は、最大1.0のアルミニウム量を有することができるが、高い靭性のためにはアルミニウム量は0.10未満に保たれなければならない。
(もっと読む)


【課題】高価なMoの含有量を低減するか、あるいはMoが非添加であっても、優れた耐摩耗性と大きなピッチング強度を確保可能な浸炭窒化層を有する鋼製品の提供。
【解決手段】浸炭窒化層を有する鋼製品であって、生地の鋼材が、C:0.10〜0.35%、Si:0.40〜1.00%、Mn:0.60〜1.50%、Cr:0.40〜0.80%、Al:0.01〜0.05%、S:0.05%以下及びN:0.0020〜0.0300%を含有し、〔(Si+Mn)/Cr〕が2以上であって、残部がFe及び不純物からなる化学組成を有し、浸炭窒化層表面から深さ50μmまでの領域において、分散する合金窒化物がMnSiN2のみであり、浸炭窒化層表面におけるオーステナイト量が体積率で30%以上、40%以下である鋼製品。必要に応じて、Mo≦0.10%、Ti≦0.10%、Nb≦0.080%のうちの1種以上を含有してもよい。 (もっと読む)


【課題】重荷重鉄道で使用されるレールにおいて、頭部の耐摩耗性と延性を同時に向上させることを目的としたパーライトレールを提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.65〜1.20%、Cu:0.3〜2.0%を含有し残部はFe及び不可避的不純物からなる鋼レールにおいて、パーライト組織のフェライト相中の固溶Cu量が0.25%以下であり、頭頂部の硬度が340Hv以上であることを特徴とする耐磨耗性及び延性に優れたパーライトレール。 (もっと読む)


【課題】クランクシャフトの製造において、フェライトの生成を極力抑制して窒化時の時効硬化を円滑に進行させる。
【解決手段】熱間鍛造後に冷却され、金属組織におけるベイナイトの面積率が70%以上であり、下記数1〜数3において、3.80<Kf、Hf<19.5、Hg>18.8を満たす。
[数1]
Kf=5[C%]−0.168[Si%]+1.8[Mn%]+0.4[Cr%]+2.5[Mo%]+1.5[V%]−1
[数2]
Hf=24.96×([C%]−(1/18)[Si%]+(1/12)[Mn%]+(1/6)[Cr%]+0.01+(1/7)[Mo%]+(4/5)[V%])
[数3]
Hg=32.16×([C%]+(3/13)[Si%]+(1/22)[Mn%]+(1/18)[Cr%]+(3/10)[Mo%]+(5/7)[V%]) (もっと読む)


【課題】使用時に衝撃や応力が入力されてもラックに損傷が生じにくいラックアンドピニオン式ステアリング装置を製造する方法を提供する。
【解決手段】ラックアンドピニオン式ステアリング装置のラック21は、鋼からなる素材に軟化焼鈍しを施した後に冷間鍛造により成形し、さらに再結晶処理,高周波焼入れ,及び焼戻しを施すことにより製造されている。軟化焼鈍しにより、冷間鍛造前の素材のビッカース硬さがHV200以下とされるとともに、球状セメンタイト,針状セメンタイト,及びフェライトを含有する組織を有するようになる。また、再結晶処理により、球状セメンタイト,針状セメンタイト,及びフェライトを含有する前記組織は維持したまま、芯部のビッカース硬さHVhと軟化焼鈍し後かつ冷間鍛造前の素材のビッカース硬さHVsとの比HVh/HVsが1.2以下とされる。 (もっと読む)


【課題】 耐へたり性、耐久性、耐腐食疲労性に優れた自動車懸架用コイルばねを製造するための技術を提供する。
【解決手段】 本発明の自動車懸架用コイルばねの製造方法は、成形後のコイルに対して熱処理を行い、熱処理後のコイルに対して温間ショットピーニングを行い、前記温間ショットピーニング後のコイルに対してホットセッチングを行う。この自動車懸架用コイルばねの製造方法では、質量比にしてC:0.35〜0.55%、Si:1.60〜3.00%、Mn:0.20〜1.50%、Cr:0.10〜1.50%を含有するとともに、Ni:0.40〜3.00%、Mo:0.05〜0.50%、V:0.05〜0.50%のうちいずれか1種類以上を含有し、残部がFe及び不可避不純物からなる鋼を素材としてもよい。 (もっと読む)


【課題】使用時に衝撃や応力が入力されてもラックに損傷が生じにくいラックアンドピニオン式ステアリング装置を製造する方法を提供する。
【解決手段】ラックアンドピニオン式ステアリング装置のラック21は、鋼からなる素材に調質処理を施した後に冷間鍛造により成形し、さらに高周波焼入れ及び焼戻しを施すことにより製造されている。この調質処理は、冷間鍛造後の素材のビッカース硬さHVが180以上300以下となるように行った。冷間鍛造後の高周波焼入れでは歯と歯の間の谷部や芯部には焼入れは施されないので、ラック21においては、谷部をはじめとする非焼入れ部のビッカース硬さHVは180以上300以下となる。 (もっと読む)


【課題】表面焼入時に、化学組成を変化させずに、マルテンサイト系ステンレス鋼の心部の硬度を低下させる方法が提供する。
【解決手段】本発明の熱処理方法は、その表面層の窒素含有量が増大されたマルテンサイト系ステンレス鋼またはマルテンサイト・フェライト系ステンレス鋼の心部の硬度を低下させるための熱処理方法であって、(a)前記鋼を加熱してオーステナイト状態とした後に、前記鋼を前記表面層のマルテンサイト変態開始温度(MsR)よりも若干高い温度に冷却して、前記心部を焼入れするステップと、(b)前記鋼を前記心部の焼戻し温度(TAK)まで加熱して、前記心部を焼き戻すステップと、(c)前記鋼を室温に冷却して、前記表面層を焼き入れするステップとを含むことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】4WD車用電子制御カップリング(ITCC)などに用いられる薄肉の転がり軸受の製造方法であって、エネルギー損失が小さく、靱性に優れた転がり摺動部材を効率よく製造することができる転がり摺動部材の製造方法を提供すること。
【解決手段】軸受用鋼からなり、所定形状に形成された転がり摺動部材用ワークを焼入れた後、加熱開始温度を10〜100℃とし、加熱終了温度を220〜350℃とし、加熱終了時と加熱開始時との間の時間を加熱時間とし、式:
〔昇温速度〕=(加熱終了温度−加熱開始温度)/加熱時間
で表される昇温速度が7〜35℃/sとなるように前記焼入れた転がり摺動部材用ワークを加熱し、加熱終了時から加熱終了温度で保持することなく冷却することによって焼戻すことを特徴とする転がり摺動部材の製造方法。 (もっと読む)


【課題】安価な材料を用いて、従来の軸受鋼製の転がり摺動部材と同等以上の寿命を確保できる転がり摺動部材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】0.1-0.5質量%の炭素と、0.1-0.4質量%ケイ素と、0質量%を超え、かつ0.9質量%以下のマンガンと、0質量%を超え、かつ0.2質量%以下のクロムとを含有し、かつ残部が鉄および不可避不純物である鋼材から得られる素形材13を、カーボンポテンシャル0.9-1.3で、残留アンモニア量1-1.4体積%の浸炭窒化雰囲気で、880-920℃で加熱した後、当該素形材13を800-840℃で加熱し、焼もどしし、得られた中間素材に研磨加工及びショットピーニング加工を施す。これにより、軌道面11aの表面から10μmの深さの位置での残留オーステナイト量25-35%、軌道面11aの表面から少なくとも100μmの深さの位置での残留圧縮応力600MPa以上とする。 (もっと読む)


【課題】安価な鋼材を用いて製造することができ、従来の転がり摺動部材と同等以上の寿命を確保することができる転がり摺動部材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】0.1-0.5質量%の炭素と、0.1-0.4質量%ケイ素と、0質量%を超え、かつ0.9質量%以下のマンガンと、0質量%を超え、かつ0.2質量%以下のクロムとを含有し、かつ残部が鉄および不可避不純物である鋼材から得られる素形材13に浸炭窒化処理、高周波焼入れ処理、焼もどし処理及び研磨加工を施す。炭素および窒素の含有量の合計を1.4質量%以上、軌道面11aの表面から略200μmの深さの位置に窒化物からなる粒径0.03μm以上1μm以下の粒子を存在させ、軌道面11aの表面から略200μmの深さの位置における前記粒子の面積率を5-15%とする。 (もっと読む)


【課題】硬度を必要とする部分と、靭性を必要とする部分が、混在する鋼製品の焼入れを、短い工程で実施することができる技術を提供することを課題とする。
【解決手段】硬度を必要とするセレーション部は8秒間焼入れし(ST02)、靭性を必要とするねじ部は4秒間だけ強制冷却し(ST03)、残りの4秒は冷却しない(ST04)。
【効果】靭性を必要とする部分は、一度マルテンサイト変態させ、自熱焼戻ししてソルバイトとなる。そのため、靭性を必要とする部分に後工程で焼戻し処理をする必要はなくなる。結果、全体工程を短縮することができる。 (もっと読む)


【課題】低〜中サイクル域における疲労強度を大幅に向上させた差動歯車の提供。
【解決手段】生地の鋼が、C:0.35〜0.45%、Si≦0.10%、Mn:0.50〜1.0%、P≦0.015%、S≦0.030%、Cr:0.05〜0.15%、Mo:0.15〜0.25%、Al:0.01〜0.05%、N≦0.010%、O≦0.0020%、B:0.0010〜0.0030%及びTi:0.010〜0.045%を含み、残部はFeと不純物からなる化学組成を有する鋼であり、かつ、硬化層深さ:0.80〜1.50mm、硬化層の旧オーステナイト平均粒径≦12μm、歯元部の表面から50μm位置での残留応力≦−700MPa、〔(表層部のビッカース硬さ)−(芯部のビッカース硬さ)〕で表されるΔHVの値:10〜40を満たす差動歯車。さらに表層部の全脱炭層深さ≦0.015mm、表層部のC量:0.35〜0.50%を満たしてもよい。 (もっと読む)


【課題】耐摩耗性を損なうことなくフレックス燃料エンジンのためのピストンリングにおける窒化層の剥離の問題を解決した窒化ピストンリングを提供する。
【解決手段】2つの窒化層(1、2)、主として鉄からなる金属支持体を備えた窒化ピストンリング(100、100’)であって、前記リングの表面硬度が約800ビッカースであって、硬度が90μmまでの表面への距離に対して約400ビッカースまで直線的に減少する、前記窒化ピストンリング。 (もっと読む)


【課題】焼入装置の製作コストを抑制しつつ、焼入硬化層を転走面に沿って全周にわたって均質に形成するとともに、転走面の硬度の低下を抑制しつつ嵌め合い面にも焼入硬化層を形成することが可能な軌道輪の製造方法を提供する。
【解決手段】転がり軸受の軌道輪の製造方法は、成形体を準備する工程(S10)と、転走面となるべき環状領域の一部に面するように配置された誘導加熱部材を、環状領域の周方向に沿って相対的に回転させることにより、成形体に加熱領域を形成する工程(S30)と、加熱領域全体をM点以下の温度に同時に冷却する工程(S40)と、嵌め合い面となるべき領域の一部に面するように配置された他の誘導加熱部材を周方向に沿って相対的に移動させるとともに、他の誘導加熱部材を追動する冷却部材により、加熱された領域を冷却することで嵌め合い面焼入層を形成する工程(S50)とを備えている。 (もっと読む)


【課題】焼入硬化層が転走面に沿って形成され、耐久性が向上した大型の転がり軸受の軌道輪および当該軌道輪を備えた転がり軸受を提供する。
【解決手段】1000mm以上の内径を有する複列円すいころ軸受1の外輪11および内輪12は、ころ13が転走すべき面である転走面11A,12Aを含むように転走面11A,12Aに沿って全周にわたって形成された転走面焼入層11C,12Cと、他の部材に嵌め合う嵌め合い面11B,12Bを含むように嵌め合い面11B,12Bに沿って形成された嵌め合い面焼入層11D,12Dと、転走面焼入層11C,12Cと嵌め合い面焼入層11D,12Dとの間に形成された非硬化領域11E,12Eとを備えている。そして、嵌め合い面焼入層11D,12Dの厚みは転走面焼入層11C,12Cの厚みよりも小さくなっている。 (もっと読む)


101 - 120 / 799