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Fターム[4K042DC02]の内容

物品の熱処理 (24,439) | 加熱条件 (2,857) | 加熱温度 (1,317)

Fターム[4K042DC02]に分類される特許

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【課題】使用時に衝撃や応力が入力されてもラックに損傷が生じにくいラックアンドピニオン式ステアリング装置を製造する方法を提供する。
【解決手段】ラックアンドピニオン式ステアリング装置のラック21は、鋼からなる素材に調質処理を施した後に冷間鍛造により成形し、さらに高周波焼入れ及び焼戻しを施すことにより製造されている。この調質処理は、冷間鍛造後の素材のビッカース硬さHVが180以上300以下となるように行った。冷間鍛造後の高周波焼入れでは歯と歯の間の谷部や芯部には焼入れは施されないので、ラック21においては、谷部をはじめとする非焼入れ部のビッカース硬さHVは180以上300以下となる。 (もっと読む)


【課題】炭素鋼からなる鍛鋼品の耐水素割れ性を、合金元素添加という手段によらずに、組織設計によって向上させること。
【解決手段】C:0.15〜0.5%、Si:0.6%以下(0%を含まない)、Mn:0.5〜1.5%、Ni:0.1〜2.5%、Cr:0.1〜2.5%、Mo:0.01〜0.7%、S:0.0002〜0.01%、O:0.002%以下(0%を含まない)、を含有し残部が鉄及び不可避的不純物からなり、深さD/4(D:鍛鋼品断面の円相当径)の位置における鋼断面は、フェライト組織またはフェライト−パーライト混合組織で構成される健全部と残部(以下、「マクロ偏析部」と記載する)で構成され、前記鋼断面に対する前記健全部の割合が90面積%以上であり、前記マクロ偏析部における(パーライトの平均粒径)/(フェライトの平均粒径)が3.0以上である鍛鋼品を製造する。 (もっと読む)


【課題】表面焼入時に、化学組成を変化させずに、マルテンサイト系ステンレス鋼の心部の硬度を低下させる方法が提供する。
【解決手段】本発明の熱処理方法は、その表面層の窒素含有量が増大されたマルテンサイト系ステンレス鋼またはマルテンサイト・フェライト系ステンレス鋼の心部の硬度を低下させるための熱処理方法であって、(a)前記鋼を加熱してオーステナイト状態とした後に、前記鋼を前記表面層のマルテンサイト変態開始温度(MsR)よりも若干高い温度に冷却して、前記心部を焼入れするステップと、(b)前記鋼を前記心部の焼戻し温度(TAK)まで加熱して、前記心部を焼き戻すステップと、(c)前記鋼を室温に冷却して、前記表面層を焼き入れするステップとを含むことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】使用時に衝撃や応力が入力されてもラックに損傷が生じにくいラックアンドピニオン式ステアリング装置を製造する方法を提供する。
【解決手段】ラックアンドピニオン式ステアリング装置のラック21は、鋼からなる素材に軟化焼鈍しを施した後に冷間鍛造により成形し、さらに再結晶処理,高周波焼入れ,及び焼戻しを施すことにより製造されている。軟化焼鈍しにより、冷間鍛造前の素材のビッカース硬さがHV200以下とされるとともに、球状セメンタイト,針状セメンタイト,及びフェライトを含有する組織を有するようになる。また、再結晶処理により、球状セメンタイト,針状セメンタイト,及びフェライトを含有する前記組織は維持したまま、芯部のビッカース硬さHVhと軟化焼鈍し後かつ冷間鍛造前の素材のビッカース硬さHVsとの比HVh/HVsが1.2以下とされる。 (もっと読む)


【課題】4WD車用電子制御カップリング(ITCC)などに用いられる薄肉の転がり軸受の製造方法であって、エネルギー損失が小さく、靱性に優れた転がり摺動部材を効率よく製造することができる転がり摺動部材の製造方法を提供すること。
【解決手段】軸受用鋼からなり、所定形状に形成された転がり摺動部材用ワークを焼入れた後、加熱開始温度を10〜100℃とし、加熱終了温度を220〜350℃とし、加熱終了時と加熱開始時との間の時間を加熱時間とし、式:
〔昇温速度〕=(加熱終了温度−加熱開始温度)/加熱時間
で表される昇温速度が7〜35℃/sとなるように前記焼入れた転がり摺動部材用ワークを加熱し、加熱終了時から加熱終了温度で保持することなく冷却することによって焼戻すことを特徴とする転がり摺動部材の製造方法。 (もっと読む)


【課題】合金鋼部品の一部分を熱処理するシステム及び方法を提供する。
【解決手段】システム10は第一エンクロージャ14と第一エンクロージャ14に対向する第二エンクロージャ16とを備える。第一エンクロージャ14及び第二エンクロージャ16は合金鋼部品の一部分だけの周囲にチャンバ22を画成する。システム10はさらに、チャンバ22内に合金鋼部品の一部分を加熱する発熱体42を備える。合金鋼部品を熱処理する方法では、合金鋼部品の第一側面に対して第一エンクロージャ14を配置し、合金鋼部品の第二側面に対して第二エンクロージャ16を配置する。本方法ではさらに、第一エンクロージャ14と第二エンクロージャ16の間かつ合金鋼部品の一部分だけの周囲に実質的に気密なチャンバ22を形成し、実質的に気密なチャンバ22内にある合金鋼部品の部分を加熱する。 (もっと読む)


【課題】安価な鋼材を用いて製造することができ、従来の転がり摺動部材と同等以上の寿命を確保することができる転がり摺動部材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】0.1-0.5質量%の炭素と、0.1-0.4質量%ケイ素と、0質量%を超え、かつ0.9質量%以下のマンガンと、0質量%を超え、かつ0.2質量%以下のクロムとを含有し、かつ残部が鉄および不可避不純物である鋼材から得られる素形材13に浸炭窒化処理、高周波焼入れ処理、焼もどし処理及び研磨加工を施す。炭素および窒素の含有量の合計を1.4質量%以上、軌道面11aの表面から略200μmの深さの位置に窒化物からなる粒径0.03μm以上1μm以下の粒子を存在させ、軌道面11aの表面から略200μmの深さの位置における前記粒子の面積率を5-15%とする。 (もっと読む)


【課題】硬度を必要とする部分と、靭性を必要とする部分が、混在する鋼製品の焼入れを、短い工程で実施することができる技術を提供することを課題とする。
【解決手段】硬度を必要とするセレーション部は8秒間焼入れし(ST02)、靭性を必要とするねじ部は4秒間だけ強制冷却し(ST03)、残りの4秒は冷却しない(ST04)。
【効果】靭性を必要とする部分は、一度マルテンサイト変態させ、自熱焼戻ししてソルバイトとなる。そのため、靭性を必要とする部分に後工程で焼戻し処理をする必要はなくなる。結果、全体工程を短縮することができる。 (もっと読む)


【課題】安価な材料を用いて、従来の軸受鋼製の転がり摺動部材と同等以上の寿命を確保できる転がり摺動部材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】0.1-0.5質量%の炭素と、0.1-0.4質量%ケイ素と、0質量%を超え、かつ0.9質量%以下のマンガンと、0質量%を超え、かつ0.2質量%以下のクロムとを含有し、かつ残部が鉄および不可避不純物である鋼材から得られる素形材13を、カーボンポテンシャル0.9-1.3で、残留アンモニア量1-1.4体積%の浸炭窒化雰囲気で、880-920℃で加熱した後、当該素形材13を800-840℃で加熱し、焼もどしし、得られた中間素材に研磨加工及びショットピーニング加工を施す。これにより、軌道面11aの表面から10μmの深さの位置での残留オーステナイト量25-35%、軌道面11aの表面から少なくとも100μmの深さの位置での残留圧縮応力600MPa以上とする。 (もっと読む)


【課題】加熱能力、均熱能力及び冷却能力が適正で、安定した品質の被熱処理材が得られる連続式熱処理炉を設計することが可能な設計方法を提供する。
【解決手段】本発明は、以下の第1〜第4ステップを含む。(第1ステップ)均熱帯及び冷却装置1の構造に応じて、均熱帯の終了位置Eと冷却帯の冷却開始位置Sとの間の距離Lを決定。(第2ステップ)V≧距離L×均熱帯の終了位置と冷却帯の冷却開始位置との間における被熱処理材Mの温度低下定数ΔTa/均熱温度T1と冷却開始温度下限値T2との温度差ΔT1、を満足する被熱処理材の搬送速度Vを決定。(第3ステップ)Lh1≧V×均熱時間t、を満足する均熱帯の長さLh1を決定。(第4ステップ)Lh2≧(加熱帯において被熱処理材を均熱温度まで昇温するのに必要な昇温量ΔT2/加熱帯における被熱処理材の昇温定数ΔTb)×V、を満足する加熱帯の長さLh2を決定。 (もっと読む)


【課題】低〜中サイクル域における疲労強度を大幅に向上させた差動歯車の提供。
【解決手段】生地の鋼が、C:0.35〜0.45%、Si≦0.10%、Mn:0.50〜1.0%、P≦0.015%、S≦0.030%、Cr:0.05〜0.15%、Mo:0.15〜0.25%、Al:0.01〜0.05%、N≦0.010%、O≦0.0020%、B:0.0010〜0.0030%及びTi:0.010〜0.045%を含み、残部はFeと不純物からなる化学組成を有する鋼であり、かつ、硬化層深さ:0.80〜1.50mm、硬化層の旧オーステナイト平均粒径≦12μm、歯元部の表面から50μm位置での残留応力≦−700MPa、〔(表層部のビッカース硬さ)−(芯部のビッカース硬さ)〕で表されるΔHVの値:10〜40を満たす差動歯車。さらに表層部の全脱炭層深さ≦0.015mm、表層部のC量:0.35〜0.50%を満たしてもよい。 (もっと読む)


本発明の一側面は表面から深さ1μm以内に、酸化反応時に酸素1モール当たりのギブス自由エネルギー減少量がCrより小さい金属の表面拡散層を含む素地鋼板と、上記酸化反応時に酸素1モール当たりのギブス自由エネルギー減少量がCrより小さい金属の表面拡散層上に形成されたAlを30重量%以上含むAl濃化層と、上記Al濃化層上に形成された亜鉛めっき層を含み、上記表面拡散層と上記Al濃化層の間には平均厚さが150nm以下の焼鈍酸化物が不連続的に分布し、上記素地鋼板の表面から深さ1μm以内に上記酸化反応時に酸素1モール当たりのギブス自由エネルギー減少量がCrより小さい金属の含量が0.1重量%以上である表面特性に優れた熱間プレス用亜鉛めっき鋼板を提供することで、焼鈍前に酸素親和力の少ない金属を有効な厚さにコーティングし、鋼板表面に焼鈍酸化物が生成することを抑制して均一な亜鉛めっき層を形成し、プレス加工熱処理時に亜鉛めっき層の合金化が促進されて亜鉛めっき層の溶融温度が短時間内に上昇することで、めっき層の劣化を防止することができ、熱間プレス成形後に形成された内部酸化物の発生を最小化することができる。
また、本発明の他の一側面によると、熱間プレス加熱時にめっき層の表面に亜鉛めっき層の劣化を防止することができる酸化物層を形成させ、めっき層内のZn、Fe及び金属の3元相を形成させて亜鉛めっき層を安定的に保持することができ、表面状態を良好に確保してリン酸塩処理性に優れ、別途のリン酸塩処理をしなくても電着塗装時に塗装性及び途膜密着性を確保することができ、熱間プレス成形時に素地鋼板にクラックが発生することを防止して加工性を向上させることができる。
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本発明は、熱間プレス加工性に優れた熱処理強化型鋼板およびその製造方法に関する。本発明は、炭素(C)0.15〜0.30wt%、シリコン(Si)0.05〜0.5wt%、マンガン(Mn)1.0〜2.0wt%、ボロン(B)0.0005〜0.0040wt%、硫黄(S)0.003wt%以下およびリン(P)0.012wt%以下を含有し、カルシウム(Ca)0.0010〜0.0040wt%および銅(Cu)0.05〜1.0wt%の中から選ばれた少なくとも1種を含有し、コバルト(Co)、ジルコニウム(Zr)およびアンチモン(Sb)の少なくとも2種を含有し、残部が鉄(Fe)およびその他不可避な不純物からなる合金組成を有する。本発明は、合金元素制御によって高温軟性が向上して600〜900℃の範囲でプレス加工が可能なのでメッキ層を保護することができるうえ、加工後にも1400MPa以上の引張強度と8%以上の延伸率を確保することができるという利点がある。 (もっと読む)


本発明は、メッキ鋼材を用いた熱間プレス成形の際に、ブランクに適正な熱処理条件を付与してメッキ層揮発及び酸化スケールの発生を抑制し、且つ2次加熱時に温度の差を付与して異なる強度と物性を確保することができる熱間プレス成形方法に関し、上記メッキ鋼材全体を1次加熱し維持する段階と、上記維持後、メッキ鋼材の全体又は一部をさらに急速加熱する2次加熱段階と、上記2次加熱されたメッキ鋼材を熱間プレス成形し冷却する段階と、を含むメッキ鋼材の熱間プレス成形方法及びこれを用いた熱間プレス成形品に関する。
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【課題】コンクリート強度が200N/mmに向上したことに対応し、超高強度を有する鉄筋コンクリート造構造物用鉄筋の製造方法を提供する。
【解決手段】化学成分がC:0.25%〜0.50%,Si:2.00%以下,Mn:2.00%以下,残部が鉄及び不可避不純物である鋳片に熱間で圧延成形処理を行って、全長にわたって断面非円形を有する異形棒鋼とする第1ステップと、第1ステップで得られた異形棒鋼に対して焼入処理と焼戻処理とを順に行う第2ステップと、を含み、第2ステップで得られた鉄筋コンクリート造構造物用鉄筋が980N/mm以上の降伏点又は0.2%の耐力の材料基準強度を有する。特に、焼戻処理における焼戻温度が400℃〜750℃である。 (もっと読む)


【課題】コストアップに繋がる金属元素量を増やすことなく、強度に加え、耐久性、低温靭性に優れる回転機械のインペラ素材を提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.29〜0.35%、Si:0.15〜0.35%、Mn:0.60〜0.90%、Ni:1.60〜2.00%、Cr:0.77〜1.00%、Mo:0.15〜0.30%、残部Feならびに不純物元素からなる合金鋳塊を熱間鍛造した後に、焼入れ、焼戻しするインペラ素材の製造方法であって、焼入れ前のオーステナイト結晶粒度を30〜200μmとし、焼入れ後の金属組織の80%以上を、ベイナイト相又はベイナイト相とマルテンサイト相が占める。焼入れ後の金属組織の90%以上をベイナイト組織とすることが好ましく、また、合金鋳塊は、C、Ni及びCrの含有量が、C:0.30〜0.34%、Ni:1.70〜2.00%、Cr:0.80〜0.95%であることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】形状精度に優れた高強度の異形管を製造する。
【課題を解決するための手段】金属管1を、加熱手段4に通過させて焼入れが可能な900℃以上の温度域に加熱し、次に金属管1の加熱部5を、ロール6又はダイス9からなる成形手段に通過させて異形管7を成形し、次に異形管7を、冷却手段8に通過させて冷却して焼入れる。 (もっと読む)


【課題】製造性と疲労特性に優れ、自動車、建設機械用として好ましい軟窒化歯車を提供する。
【解決手段】質量%で、C≦0.15%、Si≦0.5%、Mn≦2.5%、Ti:0.03〜0.35%、Mo:0.03〜0.8%、必要に応じて、Nb≦0.08%、V≦0.3%、W≦1.5%の一種または二種以上を含み、且つ下記式を満足し、残部Feおよび不可避的不純物からなる、軟窒化後において、ベイナイト面積率50%以上の組織を有し、ベイナイト相中に粒径が10nm未満の微細析出物が全析出物の90%以上、分散析出した歯車。0.5≦(C/12)/{(Ti/48)+(Mo/96)+(Nb/93)+(V/51)+(W/184)}≦1.5、各元素は含有量(mass%)で含有しない元素は0とする。 (もっと読む)


【課題】製造性を悪化させることなく、転動疲労寿命を更に向上させることのできる鋼材を提供する。
【解決手段】C:0.65〜1.30%、Si:0.05〜1.00%、Mn:0.1〜2.00%、P:0.050%以下(0%を含まない)、S:0.050%以下(0%を含まない)、Cr:0.15〜2.00%、Al:0.010〜0.100%、N:0.025%以下(0%を含まない)、Ti:0.015%以下(0%を含まない)およびO:0.0025%以下(0%を含まない)を夫々含み、残部が鉄および不可避不純物からなり、鋼中に分散するAl系窒素化合物の平均円相当直径が25〜200nmであると共に、円相当直径が25〜200nmのAl系窒素化合物の個数密度が1.1個/μm2以上、6.0個/μm2以下である。 (もっと読む)


【課題】軟質の鋼材を用いても、製品の強度を十分に確保することができ、前記変形抵抗と部品強度との両立を図れる、冷間鍛造を用いた機械部品の製造方法を提供する。
【解決手段】C含有量を0.06質量%以下の極低炭素領域に下げた軟質の機械構造用鋼を冷間鍛造して機械部品を製造するに際し、前記機械部品の部分的な高強度化領域に対応する素材機械構造用鋼における部分的な高強度化領域の固溶N量を高強度化のために必要な量に予め高めた上で、この部分的な高強度化領域に対して200℃以下の雰囲気温度で塑性ひずみを付与する冷間鍛造を行い、前記機械部品の部分的な高強度化領域の強度を高めるとともに、前記機械部品形状とする。 (もっと読む)


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