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Fターム[4L037PS02]の内容

無機繊維 (8,808) | 耐炎化;焼成;不融化 (815) | 気体酸化剤 (407)

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本発明群は、主として有機出発原料(プリカーサ)から製造できる高強度炭素繊維の製造の分野に関する。繊維が、ガス状媒体内部に置かれ、かつ、ガス状媒体の加熱を伴うマイクロ波照射で処理される炭素含有繊維(プリカーサ)の安定化方法を請求する。より詳細には、繊維はガス状媒体で満たされた処理室に置かれ、そのガス状媒体は、繊維がマイクロ波照射で処理される間、その室(例えばその壁)を暖めることによって加熱される。本発明の第2の態様によれば、少なくとも、繊維が浸漬されている媒体を加熱しながら繊維をマイクロ波照射に晒して上記方法でプリカーサを安定化させる繊維安定化及び炭化のステージを含む。繊維の炭化後、代替として、繊維は更に黒鉛で被覆され得る。必要に応じて、安定化された繊維は、炭化/黒鉛による被覆のために繊維が置かれた媒体の加熱を伴うマイクロ波照射で、それらの複合処理により、炭化及び/又は黒鉛により被覆され得る。その結果、プリカーサ繊維の安定化に要する時間が短縮され、エネルギ消費の低減、及び炭素繊維の生産プロセスの生産性向上がもたらされる。 (もっと読む)


【課題】 炭素繊維を製造する際のプロセス性を損なうことなく、生産性の向上に寄与する炭素繊維の製造方法を提供すること。
【解決手段】 極限粘度が6以上であるポリアクリロニトリル系重合体からなる紡糸原液を口金から吐出し、乾式紡糸によって繊維化し、全延伸倍率が20〜120倍の範囲で延伸を行ったポリアクリロニトリル系繊維を空気中で200〜300℃の温度範囲で耐炎化した後、300〜800℃の温度の不活性雰囲気中において予備炭化処理し、引き続き不活性雰囲気中で800〜2000℃の範囲の温度で炭化処理することを特徴とする炭素繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】絶縁性と優れた熱伝導性を併せ持つ熱伝導剤を提供すること。
【解決手段】表面にフッ化グラファイト層を有する絶縁化ピッチ系黒鉛化短繊維。 (もっと読む)


【課題】ポリアクリロニトリル系前駆体繊維束の折れや厚み斑を防止するとともに、耐炎化炉内を走行するポリアクリロニトリル系前駆体繊維束の形態を安定に維持でき、メンテナンスが容易な炭素繊維束の製造方法および炭素繊維束の製造装置の提供。
【解決手段】耐炎化炉12の外側でポリアクリロニトリル系前駆体繊維束(繊維束)11を折り返しロール13により折り返し、耐炎化炉12内に走行させ耐炎化処理する工程と、繊維束11を炭素化処理する工程を有し、耐炎化炉12と折り返しロール13の間に溝が設けられた繊維束規制部材15を配置し繊維束11を繊維束規制部材15に通過させ、通過後の繊維束11の幅1mm当たりの見かけの平均繊度を2500〜5000dtexに保つ炭素繊維束の製造方法。 (もっと読む)


【課題】トウボリュームの大きい炭素繊維束であっても、後加工における解舒性および工程通過性に優れた炭素繊維束を提供する。
【解決手段】フィラメントの本数が50,000以上200,000以下の炭素繊維束であって、炭素繊維ボビンパッケージ上のトウ幅が10mm以上13mm以下であり、実質的に撚りがないものとする。5m/分の速度かつ300gf(2.94N)のテンションで炭素繊維ボビンパッケージから巻き出した直後のトウ幅の変動率が10%以下であることが好ましい。巻き出しによる拡がり変動率が105%以上であることが好ましい。繊度が25,000dtex以上40,000dtex以下であることが好ましい。炭素繊維ボビンパッケージ上のトウ幅の変動率が10%以下であることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】優れた機械特性を有し、特に航空機用途、産業用途といった高品質、高性能な繊維強化樹脂を得るための炭素繊維束を提供する。
【解決手段】単繊維の表面に繊維の長手方向に2μm以上延びる数本の表面凹凸構造を有し、単繊維の表面の最高部と最低部の高低差(Rp−v)が15〜50nm、平均凹凸度Raが2〜6nm、単繊維の繊維断面の長径と短径との比(長径/短径)が1.015〜1.10である炭素繊維の単繊維からなり、ストランド強度が5700MPa以上、ASTM法で測定されるストランド弾性率が245〜280GPa、結節強さが700N/mm以上である炭素繊維束。 (もっと読む)


【課題】簡単な装置によって、安全かつ安価に多孔質セラミックスを製造する方法及びその製造方法によって製造される、優れた特性を有する多孔質セラミックスを提供すること。
【解決手段】多孔質セラミックスは、SiCセラミックスの前駆体高分子材料にシリコーンオイル等のSi-O-Si基を主鎖とする高分子材料を相溶限界量よりも過剰に混合したポリマーブレンドを出発物質として、その混合比、不融化条件、焼成条件により孔径を制御することにより製造される。ここでは、特に、セラミックス化が可能な前駆体高分子材料を複数種類混合し多孔質を形成していることに特徴を有する (もっと読む)


【課題】耐酸性、耐熱性に優れ、かつアルコール水溶液からの水の分離性能に優れた実用性の高い脱水用中空糸炭素膜を提供する。
【解決手段】ポリフェニレンオキシド誘導体から得られる、金属イオンを導入した中空糸炭素膜1であって、ポリフェニレンオキシド誘導体を有機溶剤に溶解し、ノズルを用いて凝固液に押し出して中空糸状に形成した後に焼成して中空糸炭素膜1を製造するに際し、上記有機溶剤に金属イオンを添加し、あるいは、中空糸形成後、中空糸を金属イオンを含む溶液に含浸させることにより、上記焼成前に中空糸に金属イオンを導入して、当該金属イオンを導入した中空糸炭素膜1を得る。 (もっと読む)


【課題】安定化工程の効果を一層高めることができるライオセル系炭素繊維および炭素織物の製造方法を提供する。
【解決手段】ライオセル繊維またはライオセル織物をシリコーン系高分子を含む溶液、および難燃性塩を含む水溶液に浸漬処理する前処理工程、安定化工程、炭化工程および黒鉛化工程を含んでなる炭素繊維および炭素織物の製造方法。 (もっと読む)


【課題】耐炎化工程中においても蓄熱による糸切れを防止し、さらには各工程での糸条への高張力でも破断することのない糸繋ぎ接合部および糸繋ぎ接合部を有する、生産性の高い炭素繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】第1の前駆体繊維束の端部と、第2の前駆体繊維束の端部とを、第3の繊維束を介して連結してフィラメント数が3000本以上の炭素繊維を製造するに際して、第3の繊維束は、熱伝導率が3W/(m・K)以上700W/(m・K)以下であり、フィラメント数が3000本以上で、かつドレープ値が2cm以上15cm以下で、扁平度が20以上の炭素繊維束であることを特徴とする炭素繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】厚み方向の熱伝導性に優れる熱伝導性組成物を作製するのに適したピッチ系黒鉛化短繊維集合体を提供すること。
【解決手段】ピッチ系黒鉛化短繊維を収束剤により三次元ランダム状に固定化したことを特徴とするピッチ系黒鉛化短繊維集合体。ピッチ系黒鉛化短繊維100体積部に対し、収束剤0.1〜5体積部含む。 (もっと読む)


【課題】
炭素繊維の低コスト化のために、本発明は、前記した従来技術が有する問題を解決すること、すなわち、多孔数の紡糸口金を用いて、高粘度の凝固浴液中を高速で紡糸しようとしても、安定して炭素繊維前駆体繊維を製造でき、かつ、短時間の耐炎化においても毛羽の発生が少なく、安定して炭素繊維を製造する方法を提案することを目的とする。
【解決手段】
短径が75〜200mm、孔数3000〜30000個である紡糸口金を用い、凝固浴液の紡糸条件での凝固温度における粘度が7〜15mPa・sの条件で凝固浴液中を凝固糸が35〜100m/分の速度で走行するように乾湿式紡糸する炭素繊維前駆体繊維の製造方法であって、Z平均分子量(Mz(P))が80万〜600万で、多分散度(Mz(P)/Mw(P))(Mw(P)は、重量平均分子量を表す)が2.7〜10であるポリアクリロニトリル系重合体を含有する紡糸溶液を用い、紡糸ドラフトを5〜50とし、紡糸口金の最外孔からの吐出した紡糸溶液の紡糸口金面鉛直方向との角度を5〜15°とすることを特徴とする炭素繊維前駆体繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】環境親和的、かつ低コストの天然高分子である澱粉を利用して多孔性炭素繊維を製造する方法を提供する。
【解決手段】多孔性炭素繊維の製造方法は、澱粉を加工してゲル化された澱粉溶液を製造する段階と、前記澱粉溶液に有機酸を添加して有機酸添加の澱粉溶液を製造する段階と、炭素ナノチューブを溶媒にて溶解させた後、繊維成形性高分子を添加して炭素ナノチューブ・繊維成形性高分子含有溶液を製造する段階と、前記澱粉溶液と、前記炭素ナノチューブ・繊維成形性高分子含有溶液をさらに混合して、炭素ナノチューブ・澱粉・繊維成形性高分子含有溶液を製造する段階と、前記炭素ナノチューブ・澱粉・繊維成形性高分子含有溶液を電気紡糸法又は湿式紡糸法によって澱粉複合繊維を製造する段階、及び前記澱粉複合繊維を酸化熱処理した後、炭化処理と、真空熱処理する段階によって多孔性炭素繊維を製造する。 (もっと読む)


【課題】トウが非捲縮糸であっても、トウの捩れ、折れ、厚み斑の発生を抑制しつつ収納容器からトウを引き上げることができ、焼成工程における巻き付きを防止し、アクリル繊維トウから品質・品位の優れた炭素繊維を生産性よく製造できる炭素繊維の製造方法および製造装置、ならびに炭素繊維の提供。
【解決手段】収納容器10に収納されたアクリル繊維トウ20を引き出し、1つ以上のガイドを有する整トウガイド31を介して焼成工程に送る炭素繊維の製造方法において、前記アクリル繊維トウ20に振動を加えながら、前記整トウガイド31のうち最上流に位置するガイドAまで引き出す、炭素繊維の製造方法、および炭素繊維の製造装置1、ならびに炭素繊維。 (もっと読む)


【課題】高いコンポジット性能が求められる複合材料に適した、高強度炭素繊維を製造するのに適した耐炎化繊維を提供すること。
【解決手段】ポリアクリル系前駆体繊維を酸化性雰囲気中で耐炎化処理して得られる耐炎化繊維であって、比重が1.34〜1.37で、フーリエ変換赤外分光光度計(FT−IR)で測定される環化度(I1620/I2240)が190〜230%で、広角X線回折測定から得られる回折角度(2θ)が17度付近のピーク強度の半値幅と、AI値(芳香族化係数)の比(AI値/半値幅)が7.0以下である高強度炭素繊維用耐炎化繊維。 (もっと読む)


【課題】
乾湿式紡糸法で優れた可紡性を与える炭素繊維前駆体繊維を製造するに際して必要となる特定の分子量分布を有するポリアクリロニトリル系重合体溶液を高品質かつ低コストで得るための方法を提供する。
【解決手段】
アクリロニトリルと0.001〜0.09mmol/Lの重合開始剤を含む溶液を加熱し、重合することで、重量平均分子量Mwが80万〜800万であるポリアクリロニトリルと未反応のアクリロニトリルを含む重合体溶液を得るA工程と、A工程と同一重合槽内で、前記A工程で得られた未反応のアクリロニトリルとポリアクリロニトリルを含む重合体溶液にA工程における重合開始剤の使用量とB工程における重合開始剤の使用量の比(A/B)が0.001〜0.2となる量の重合開始剤と、連鎖移動剤を添加し加熱することで、前記重合体溶液中のポリアクリロニトリルの重量平均分子量Mwを10万〜70万とするB工程の2工程で重合するポリアクリロニトリル系重合体溶液の製造方法であって、B工程終了時における重合槽内の残存重合開始剤量がA工程で加える重合開始剤量の0〜50%となるよう、B工程の加熱温度および/または加熱時間を調整するポリアクリロニトリル系重合体溶液の製造方法。 (もっと読む)


【課題】織目模様等の表現と発色を同時に満たすような、意匠性の高い炭素繊維強化複合材料を得るための、着色された炭素繊維を提供すること。
【解決手段】入射角60度、受光角45度で可視領域の反射スペクトルを用いて測定されるLa*b*表色系における明度(L)が20以上である着色された炭素繊維である。その中でも、La*b*表色系における彩度(ΔCab)が2以上であるものが好ましい。更に、La*b*表色系における色差(ΔEab)が20以上であるものがより好ましい。 (もっと読む)


【課題】
PAN系の炭素繊維前駆体繊維を湿式紡糸するに際し、生産性およびプロセス性を高めつつ、その製造エネルギーを減じ、高品質で高品位な、かつ、炭素繊維の製造工程においても通過安定性に優れた炭素繊維前駆体繊維を得るための方法を提供する。
【解決手段】
重量平均分子量Mwが10万〜70万であり、Z平均分子量Mzと重量平均分子量Mwとの比で示される多分散度Mz/Mwが2.7〜6であるポリアクリロニトリル系重合体を5重量%以上30重量%未満の濃度で溶媒に溶解してなる紡糸溶液を乾湿式紡糸するに際し、該紡糸溶液を凝固価が17〜40gである凝固浴条件の凝固浴中に吐出する炭素繊維前駆体繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】
航空機1次構造材の炭素繊維複合材料の耐衝撃特性を向上する表層材として有用な、低引張弾性率であって、破断伸度が高く、飽和吸水率が低く、かつ、窒素原子を少量有し、グラファイト微細結晶構造が特定の配向構造を有したポリアクリロニトリル系連続炭素繊維束と、その製造方法を提供する。
【解決手段】
ストランド引張弾性率が70〜140GPaであり、破断伸度が1.3〜3%であり、飽和吸水率が0〜0.4重量%であるポリアクリロニトリル系連続炭素繊維束であって、元素分析から求められる窒素含有量が1〜5%であり、X線回折測定による002回折線から求められるC軸の結晶子サイズが1.3〜2.0nmであって、002面の結晶配向度が75〜80%であるポリアクリロニトリル系連続炭素繊維束。 (もっと読む)


【課題】
従来と比較して、繊維内部ボイドが極めて少なく、高い強度を有する炭素繊維を提供することにある。また、フィラメントの強度のばらつきが小さい炭素繊維ストランドを提供することにある。さらに、本発明の他の目的は上記のような炭素繊維の製造方法を提供することにある。
【解決手段】
繊維内部のボイドを、炭素繊維フィラメントの見かけ密度(A)と粉末密度(B)を測定することにより定量する。そして、AをBで除した値が所定の値以上となる炭素繊維は高い引張強度を有する。このような炭素繊維は、耐炎化繊維を炭素化させて炭素繊維が製造される工程を二段階に分け、第一炭素化工程の最高温度を所定範囲とし、第二炭素化工程での工程張力を所定範囲とすることにより製造される。 (もっと読む)


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