説明

Fターム[5G321CA28]の内容

超電導導体及びその製造方法 (9,304) | 超電導導体の構造 (3,937) | 基板、芯 (526) | 超電導体層との境界 (78)

Fターム[5G321CA28]に分類される特許

1 - 20 / 78


【課題】中間層が高度に配向しており、さらに表面が平滑な中間層の上に超電導層を設けても、中間層と酸化物超電導層とが強く密着し磁場応用においても剥離が発生せず、酸化物超電導層の高配向性を維持した超電導特性に優れた酸化物超電導薄膜線材を提供することができる酸化物超電導薄膜線材を提供する。
【解決手段】金属基板とその上に設けられた中間層とを備える結晶配向基材上に酸化物超電導層が設けられている酸化物超電導薄膜線材であって、酸化物超電導層と中間層のキャップ層との間に、酸化物超電導層とキャップ層との反応、もしくは酸化物超電導層とキャップ層との間における金属元素の拡散、による界面層が形成されていることを特徴とする酸化物超電導薄膜線材。また、界面層の厚みが、100nm以下である酸化物超電導薄膜線材。さらに、キャップ層の表面粗さRaが、10nm以下である酸化物超電導薄膜線材。 (もっと読む)


【課題】本発明は、基材の構成元素の拡散防止機能と、その上に積層される層の結晶配向性を整える機能を一層で実現可能なベッド層を備えた超電導導体用基材の提供を目的とする。また、本発明は、ベッド層を短時間に形成することができ、製造効率の向上を図ることができる超電導導体用基材の製造方法の提供を目的とする。さらに、本発明は、前記本発明の超電導導体用基材を用いた超電導導体の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の超電導導体用基材10は、基材11と、該基材11の上方に設けられたベッド層12とを備えている。ベッド層12は、Alおよび希土類酸化物から構成され、希土類酸化物の含有率が、基材との界面側(下面12a側)から表面側(上面12b側)に向うにつれて厚さ方向で徐々に増加する傾斜組成部分を有する。 (もっと読む)


【課題】限界ひずみを増大させ、機械的強度を高めて通電特性を向上させることができる超電導線材を提供する。
【解決手段】超電導線材11は、基板12上に第1中間層13及び第2中間層14よりなる中間層15を介して希土類系酸化物超電導体による超電導層16が形成されて構成されている。この超電導層16は、希土類系酸化物超電導体の結晶の(001)面20が超電導線材11の基板12面と平行で、(110)面17の方位が超電導線材11の長手方向xと平行になるように成膜されている。前記第1中間層13は結晶の(001)面20が超電導線材11の基板12面と平行で、(110)面17の方位が超電導線材11の長手方向xに平行に延び、第2中間層14は結晶の(001)面20が超電導線材11の基板12面と平行で、(100)面の方位が超電導線材11の長手方向xに平行に延びるように形成されている。 (もっと読む)


【課題】原料の種類が増えるのを抑制しつつ臨界電流特性を良好にする。
【解決手段】基材と、前記基材上に形成され、希土類元素とCuO鎖とCuO面とを含んで構成されたRE系超電導体ユニットを複数含有する超電導層と、複数ある前記CuO鎖のうち、前記超電導層と前記超電導層の前記基材側に隣接する層との界面周囲の前記RE系超電導体ユニット中に存在し、前記RE系超電導体ユニットの格子定数により定まるCuO鎖の長さよりも1.2倍以上2倍以下積層方向に長いCuO鎖と、前記長いCuO鎖に対して積層方向に隣接して存在する刃状転位と、を備える酸化物超電導薄膜。 (もっと読む)


【課題】単層でも臨界電流特性を良好にする。
【解決手段】基材上に形成され、RE系超電導体20を主成分として含有する酸化物超電導薄膜であって、RE系超電導体20は、CuO面22と、CuO単鎖24と、CuO重鎖26とを有し、さらに、CuO単鎖24とCuO重鎖26が隣り合う異種鎖部と、CuO単鎖24同士又はCuO重鎖26同士が隣り合う同種鎖部と、を有する。 (もっと読む)


【課題】本発明は、結晶配向性に優れたペロブスカイト構造の中間薄膜を備えた酸化物超電導導体の提供を目的とする。
【解決手段】本発明は、基材と、該基材上に直接あるいは下地層を介し積層された中間薄膜と酸化物超電導層とを具備する酸化物超電導導体であって、前記中間薄膜が、粒子堆積により基材上にあるいは基材上に下地層を介し中間薄膜を形成する際、基材上方の成膜面に対し斜め方向からアシストイオンビームを照射しつつ成膜するイオンビームアシスト成膜法により形成されたペロブスカイト型酸化物の中間薄膜であって、該中間薄膜を構成する複数の結晶の結晶軸のうち2軸が配向され、これら結晶の配向度を示す正極点図において4回対称性を示す中間薄膜であることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】基板の表面粗さに起因する超電導特性の低下を抑制し、かつ、生産効率の良い、Re系酸化物超電導線材を提供すること。
【解決手段】基板11の直上にMOD法により第1中間層12を形成し、第1中間層12の上にMOD法により酸化セリウムからなる第2中間層13を形成し、第2中間層13の直上にMOD法によりReBaCuOからなる超電導層14を形成する。これにより、第1中間層12、第2中間層13及び超電導層14を全てMOD法により作製するので、速い製造速度で、かつ、低い設備コストで、Re系酸化物超電導線材10を作製できる。第1中間層12の塗布工程時に、基板11の凹凸面11aの凹凸が溶液によって平滑化されるので、基板11の表面を電解研磨などによって平滑化しなくても済む。さらに、中間層を多層構造としているので、クラックの発生を抑制できる。 (もっと読む)


【課題】正確に膜厚を制御した最小構成元素数の銅酸化物高温超伝導体RE2CuO4(REは希土類元素)の単結晶薄膜をより大きな面積に形成できるようにする。
【解決手段】形成対象の化合物RE2CuO4と、面内および面間の少なくとも1つの格子定数が±1%の範囲で一致する単結晶から構成された単結晶基板101の上に、希土類元素REと銅と酸素とを含んで構成された前駆体薄膜102を、蒸着法により形成する。蒸着における希土類元素REおよび銅の供給量を制御することなどにより、形成される前駆体薄膜102における希土類元素REおよび銅の組成比を、化学式RE2CuO4の化学量論組成にする。この後、高温、低酸素分圧雰囲気下での固相エピタキシーと低温還元により酸素の組成も化学量論組成に合わせて超伝導化した単結晶薄膜を作製する。 (もっと読む)


【課題】CeOキャップ層の成膜工程における安全性を向上させるとともに、超電導薄膜の低コスト化と通電特性の向上を図ることができる技術を提供する。
【解決手段】超電導薄膜用基材の製造方法において、金属基板上にベッド層を成膜し(第1工程)、ベッド層上にイオンビームアシスト蒸着法により配向層を形成し(第2工程)、配向層上にスパッタ法によりCeOからなるキャップ層を形成する(第3工程)。また、第3工程を、酸素分圧が2.0×10−2〜2.9×10−1Paである不活性ガス(例えばアルゴン)と酸素の混合ガス雰囲気中で行う。 (もっと読む)


【課題】印加される磁場の方向や膜の部位によらずに、量子化磁束の動きが効果的に抑制された酸化物超電導膜及びその製造方法を提供する。
【解決手段】レーザー蒸着法で酸化物超電導膜を製造する方法であって、エキシマレーザー光18a及びYAGレーザー光18bを同時にターゲット15に照射することで、基材12上に常電導部分となる不純物の比率を0.3〜6質量%含む酸化物超電導膜を形成する工程を有することを特徴とする酸化物超電導膜の製造方法。 (もっと読む)


【課題】ベッド層をMOD法により形成することによりIBAD層の配向性を向上させる。
【解決手段】電解研磨基板1上に、MOD−CZO層2、IBS−GZO3、IBAD−MgO層4、LMO層5、PLD−CeO層6及びPLD−GdBCO超電導層8を順次成膜した超電導線材10において、CeO層はΔφ=4.1deg.と機械研磨基板の場合と同程度の配向性を示し、GdBCO超電導層はIc=249A(Jc〜5MA/cm)と機械研磨基板を用いた場合と同程度のIc値を示す。 (もっと読む)


【課題】本発明は、結晶配向性に優れ、超電導特性に優れた酸化物超電導層を形成するための基となるIBAD−MgOなどの中間層の下地として望ましい層を備え、IBAD−MgOなどの中間層の結晶配向度を更に高めることができる構造を備えた酸化物超電導導体用基材の提供を目的とする。
【解決手段】本発明は、金属基材21上に、XO−Y混合酸化物(但し、Xは、TiまたはHfを示す。)のベッド層22とイオンビームアシスト法により成膜された中間層23とが備えられ、酸化物超電導層が積層されて酸化物超電導導体の基材として利用されることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】本発明は、安定したプルームを長時間均一に発生させ、長尺の基材に対し均一な膜質の酸化物超電導層を生成することを可能とする方法の提供を目的とする。
【解決手段】本発明は、レーザー光をターゲットに集光照射し、プルームを生成させ、該プルームからの粒子をテープ状の長尺基材上に堆積させて酸化物超電導層を形成する方法であって、減圧チャンバー内部の転向部材間に長尺基材が複数の隣接するレーンを構成するように巻き掛け、長尺基材のレーンに近接させてターゲットを配置し、ターゲットに対してレーザー光を集光照射する集光手段を設けたレーザー蒸着装置を用い、集光手段の焦点距離を1.0〜2.0mの範囲に、レーザー光のエネルギー密度を1.0〜4.0J/cmの範囲に設定し、ターゲットに対し斜め方向からレーザー光を集光照射しターゲット上で走査し、レーザー光の照射位置毎にプルームを発生させて成膜する方法である。 (もっと読む)


【課題】
格子定数を変化させたCeO2層の作用でCeO2面側に高い臨界電流を有する超電導膜を得ることができるCeO2層を有するA l2O3-CeO2二層薄膜構造体、当該Al2O3-CeO2二層薄膜構造体を用いて、格子定数を変化させたCeO2層を活用してCeO2面側に高い臨界電流を有する超電導膜を形成したAl2O3-CeO2-超電導物質三層薄膜構造体及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
厚さ0.4mm〜1.0mmのAl2O3単結晶層上に、厚さ20nm〜300nmのCeO2層を設けた薄膜構造体に、エネルギー密度1mJ/cm2〜250mJ/cm2のレーザ光を1000〜1000000パルス照射し、CeO2層の格子定数を変化させたCeO2を有するAl2O3-CeO2二層薄膜構造体のCeO2層側に厚さ100nm〜800nmの超電導薄膜を設けたAl2O3-CeO2-超電導物質三層薄膜構造体及びその製造方法。 (もっと読む)


【課題】良好な結晶配向性を維持しつつも中間層を薄膜化することで、膜の内部応力に起因する基板の反り返りを防止し、生産性にも優れた配向多結晶基材とそれを備えた酸化物超電導導体を提供する。
【解決手段】金属基材11上に、イオンビームアシスト法(IBAD法)により面内に3回対称に配向するように成膜された岩塩構造の第一層13と、この第一層13上に3回対称に配向するように成膜された配向調整層12と、この配向調整層12上にIBAD法により面内に4回対称に配向するように成膜された蛍石構造あるいはそれに準じた希土類C型あるいはパイロクロア構造の第二層14とを具備する中間層15を形成する。 (もっと読む)


【課題】交流損失の低減効果が高い超電導線材の提供。
【解決手段】金属基材11上に金属酸化物からなる中間層12、超電導層13及び金属安定化層14をこの順に積層し、金属安定化層14に、長手方向に沿って第一の溝18を形成して超電導層13を露出させ、露出させた超電導層13に、長手方向に沿って第二の溝19を形成して中間層12を露出させ、この時、金属基材11の中間層12積層面(表面11a)に対して略平行な方向において、第二の溝19の幅を第一の溝18の幅よりも狭くして、超電導線材1とする。 (もっと読む)


【課題】RE−Ba−Cu系酸化物超電導厚膜をMOD法により製造するのに適し、高速で均一な成膜が可能なRE−Ba−Cu系酸化物超電導厚膜用組成物、並びにこの組成物を用いた厚膜テープ状酸化物超電導体の製造方法を提供すること。
【解決手段】RE−Ba−Cu系酸化物超電導厚膜を形成するための組成物であり、RE成分として炭素原子数4〜8のケト酸のRE塩、Ba成分としてトリフルオロ酢酸バリウム、Cu成分として炭素原子数6〜16の分岐飽和脂肪族カルボン酸の銅塩及び炭素原子数6〜16の脂環族カルボン酸の銅塩からなる群から選ばれる1種類以上の銅塩、並びにこれらの金属塩成分を溶解させる有機溶剤を必須成分として含有し、REとBaとCuのモル比が1:1.3〜2.2:2.4〜3.6であり、有機溶剤の含有量が25〜80重量%であることを特徴とする酸化物超電導厚膜用組成物。 (もっと読む)


【解決課題】配向性基板を適用する超電導線材について、基板の配向性を従来よりも改善し、高特性を発揮し得る超電導線材を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、結晶配向金属からなる基板上に、少なくとも1層の中間層と、酸化物超電導材料からなる超電導材層が形成された超電導線材において、前記結晶配向金属からなる基板は、{100}<001>立方体集合組織を有する銅層と、前記銅層の上に形成され、厚さ1〜5000nmのニッケルからなる配向性改善層とからなり、前記基板表面における結晶軸のずれ角ΔφがΔφ≦5°であることを特徴とする超電導線材である。この配向性改善層により、基板表面の配向度を改善することができる。そして、配向性改善層は、その表面にパラジウムを膜厚相当で30nm以下含むものとすることで、その平滑性が改善されると共に、その後の形成される中間層等の成膜性も改善される。 (もっと読む)


【課題】交流損失の低減が可能であり、かつ信頼性の高い超電導線材、及びそれを用いた超電導ケーブルを提供する。
【解決手段】超電導線材1は、基板2上に中間層3、超電導層4が順に形成され積層されており、保護層5が被覆された構造をしている。そして、基板2に以下の要件を満たすスリットSが形成されている。1)基板2の超電導層1が形成された面とは反対側の面に形成されている、2)基板2の厚みtの途中までの深さdを有する、3)超電導線材1の長手方向と直交する任意の断面において、少なくとも1つ存在する。 (もっと読む)


【課題】超電導線材の歩留まりを向上させることができるとともに、製造コストを低減することができる超電導線材および超電導線材の製造方法を提供する。
【解決手段】金属基板と、金属基板上に設置された中間層と、中間層上に設置された超電導層と、超電導層上に設置された第1の銀安定化層と、金属基板と中間層と超電導層と第1の銀安定化層とを含む積層体の外表面の少なくとも一部を覆う第2の銀安定化層とを備えた超電導線材とその製造方法である。 (もっと読む)


1 - 20 / 78