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国際特許分類[B23K9/23]の内容

国際特許分類[B23K9/23]に分類される特許

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【課題】原子力発電プラント等における装置類、配管などでの鋼材表面の加工硬化層やHAZで発生する応力腐食割れ防止できるオーステナイト系ステンレス鋼からなる鋼材、および溶接継手を提供する。
【解決手段】(1)C:0.10%以下、Si:1.5%以下、Mn:0.1〜2.0%、Cr:20〜35%、Ni:18〜65%、Mo:0〜3%およびN:0.001〜0.15%を含有し、残部はFeおよび不純物からなり、不純物中のPが0.05%以下、Sが0.05%以下であり、かつ表層部に、肉厚中央部の硬度よりもビッカース硬さで50以上硬い加工硬化層を有するオーステナイト系ステンレス鋼材、および(2)母材が上記の組成および加工硬化層を有するオーステナイト系ステンレス鋼材であり、かつ母材表層部の溶接熱影響部に、母材肉厚中央部の硬度よりもビッカース硬さで50以上硬い硬化層を有するオーステナイト系ステンレス鋼溶接継手。 (もっと読む)


【課題】溶接金属が耐応力腐食割れ性に優れている溶接継手、およびその作製に使用するのに好適な溶接材料の提供。
【解決手段】溶接金属が、質量%で、C:0.03%以下、Si:1.0%以下、Mn:0.1〜2.0%、Cr:15〜22%、Ni:8〜12%、Mo:0〜3%およびN:0.001〜0.15%を含有し、残部はFeおよび不純物からなり、不純物中のPは0.04%以下、Sは0.03%であり、さらに下記(1)式で表されるFPの値が−3から0までの範囲にあるオーステナイト系溶接金属であることを特徴とする溶接継手。
FP=Ni+30C+20N+0.5Mn−1.1Cr−1.32Mo−1.65Si+9 ・・・(1)
なお、上記(1)式中の元素記号は、各元素の含有量(質量%)を示す。
この溶接継手は、原子力発電設備の高温純水環境で用いるのに好適である。 (もっと読む)


【課題】
狭い開先底部の裏面側に裏ビード形成が必要な開先継手に対して、非消耗性のタングステン電極によるパルスアーク溶接又は直流アーク溶接の適正施工によって裏面側に凹みのない凸形状でほぼ均一な裏ビード幅を良好に形成し得る。
【解決手段】
パルスアーク溶接のピーク電流,ベース電流,ピーク電圧又は平均アーク電圧又はアーク長,溶接速度又は走行速度のいずれか1つ以上の条件値、あるいは前記条件値の他に、ピーク電流時間中かベース電流時間中のワイヤ送り速度又は両時間中のワイヤ送り速度の値を含むいずれか1つ以上の条件値を調整又は制御し、あるいは前記直流アーク溶接の平均電流,平均アーク電圧又はアーク長,溶接速度又は走行速度,ワイヤ送り速度のいずれか1つ以上の条件値を調整又は制御し、裏面側の溶融プール幅又はこの溶融プール近傍の裏ビード幅が特定値である4〜6mmの範囲に形成する。 (もっと読む)


【課題】 施工が容易で、接合強度が高い高い鉄鋼−アルミニウム溶接継手およびそれを容易に製作することができるアーク溶接法を提供する。
【解決手段】 鉄鋼板2は溶接線に沿って複数の貫通穴4が設けられ、前記貫通穴4にはアルミニウム溶接材が溶融充填され凝固したアルミニウム接合部7が形成される。前記アルミニウム接合部7は、その下端部がアルミニウム板3の表面に溶け込み、その上端部が前記鉄鋼板2の表面に被覆形成された溶接ビード5に溶融接合している。前記アルミニウム板3の板厚をTa、前記アルミニウム接合部7の最大溶け込み深さをD、前記溶接ビード5の溶接線における平均厚さをTb、前記貫通穴4の円相当半径をRとしたとき、D/Taを0.10以上、Tb/Rを0.50以上とする。 (もっと読む)


【課題】 配管の厚さが大きい配管同士の溶接による接続において、配管内面の溶接金属部分に軸方向の圧縮残留応力を与え、耐食性を向上する。
【解決手段】 配管のルートパスだけを溶接した後、配管内面に冷却水を流して内面を冷却しながら、配管外面において、溶接を行うトーチの後方で、溶融金属が凝固した直後の高温の段階で冷却水を吹付けて表面を急冷し、配管の外面側に圧縮応力を発生させることにより、配管の周方向の収縮変形の発生を抑制し、配管内面の軸方向残留応力として圧縮残留応力を発生させる。 (もっと読む)


【課題】 従来の鋼と5000系アルミニウム合金など鉄系合金部材とアルミニウム系合金部材の接合技術の背景に鑑み、これらの不利や問題点を全面的に解消し、同質部材同志の溶接と実質的に変わらない優れた接合強度と高い生産性などの利点を享受し得る異種金属接合体を提供すること。
【解決手段】 鉄系合金部材とアルミニウム系合金部材が鉄系合金部材側からの入熱により溶接された異種金属溶接接合体であって、前記鉄系合金部材において溶解凝固した鉄系合金の溶解凝固部Bと前記アルミ合金部材に溶け込んで凝固した鉄系合金の溶け込み凝固部Cとが連続して一体的に構成された溶接凝固部を有すると共に、前記溶解凝固部の断面積S2が、前記溶け込み凝固部の断面積S1の4.0〜14倍であることを特徴とする異種金属の溶接接合体。 (もっと読む)


【課題】 ライニング板に接合用の受け片を設け、該受け片をライニング板の突き合わせ部分の当板(裏板)として利用することによって、金属製ライニング板を使用する際には、溶接による良好な接合が可能になると共に、ライニング施工の能率を向上させることができるライニング構造を提供する。
【解決手段】 ライニング板は、方形のライニング板本体の両側辺部に折り曲げ段部を介して形成される受け片と、前記ライニング板本体の残りの側辺部に形成される覆い片とを備え、前記ライニング板を被ライニング面上に縦方向及び横方向に配設し、縦横の方向で隣接する前記ライニング板のうち、一方の前記ライニング板の受け片上に他方の前記ライニング板の覆い片を重ねると共に、一方の前記ライニング板のライニング板本体と他方の前記ライニング板の覆い片とを突き合わせ、当該突き合わせ部分を溶接又は接着剤又はそれらの併用によって接合したことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】低変態温度溶接材料からなる溶接ワイヤを用いて溶接を行うことで溶接変形を抑えると共に、溶接施工条件が相違しても同一の溶接ワイヤで対応可能とし、製造コストの低減、材料・施工管理の単純、容易化を可能とする消耗電極アーク溶接方法及び装置を提供する。
【解決手段】マルテンサイト変態開始温度の異なる2種類の溶接ワイヤを準備し、消耗電極ワイヤW1にマルテンサイト変態開始温度が高い方の溶接ワイヤを用い、フィラーワイヤW2にマルテンサイト変態開始温度が低い方の溶接ワイヤを用い、消耗電極ワイヤとフィラーワイヤの供給量比が予め設定した値となるよう消耗電極ワイヤの供給量に応じてフィラーワイヤの供給量を調整して溶接金属のマルテンサイト変態開始温度を制御しつつ溶接を行う。 (もっと読む)


【課題】 溶接部端部における疲労強度を高めることができるアルミニウム合金製の溶接構造体を提供する。
【解決手段】 第1フレーム部材1及び第2フレーム部材2は共にアルミニウム合金板の幅方向の両端部を断面形状が「U」の字状になるように湾曲された形状を有している。第1フレーム部材1と第2フレーム部材2との重ね代3の端部における第2フレーム部材2の両端部の角部の一部が切除されている。第1フレーム部材1の両端部内に第2フレーム部材2の両端部の外側面を重ね合わせ、第1フレーム部材1の両端部を第2フレーム部材2の両端部の外側面に重ねすみ肉溶接によって接合する。このとき、溶接部端部において未溶接のまま残存する素材量が著しく低減する。従って未溶接素材が残存することに起因する溶接部端部での応力の集中及び疲労亀裂の発生を抑制することができる。 (もっと読む)


【課題】 溶接部端部における疲労強度を高めることができるアルミニウム合金製の溶接構造体を提供する。
【解決手段】 第1フレーム部材1及び第2フレーム部材2は共にアルミニウム合金板の幅方向の両端を断面形状が「U」の字状になるように湾曲された形状を有している。第1フレーム部材1の両端部間に第2フレーム部材2の両端部の外側面を重ね、第1フレーム部材1の両端部を第2フレーム部材2の両端部の外側面に重ねすみ肉溶接して接合する。また、第1フレーム部材1と第2フレーム部材2との重ね代の重ねすみ肉溶接のビード3の近傍をリベット止めしてリベット止め部4を設ける。これによって第1フレーム部材1と第2フレーム部材2との接合強度が向上し、溶接部端部に応力が集中することに起因する疲労亀裂の発生を抑制することができる。 (もっと読む)


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