説明

γ−セクレターゼ調節剤

本発明は、γ−セクレターゼの調節剤である新規化合物を提供する。その化合物は次の式を有する(紙文書の形態で要約に載せる際には、化学式を挿入すべきである。)。式(I)の化合物を用いるγ−セクレターゼ活性の調節方法ならびにアルツハイマー病の治療方法も開示される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(I)の化合物または該化合物の製薬上許容される塩、エステルもしくは溶媒和物。
【化1】

[式中、
G、U、R、R、RおよびR10は独立に選択され;
式(I)における文字(A)および(B)は、式(I)に存在する環を識別するための参照文字であり;
GはC(O)、OおよびSからなる群から選択され;
UはCRまたはNであり;
環(B)における点線は存在しても良い結合を表し;
環(B)は5から8個の員環であり(環(A)と共通の原子を含む)、(1)UがCRである場合、前記環(B)は独立にO、NRおよびSからなる群から選択される1から2個のヘテロ原子を含んでいても良く、(2)UがNである場合、前記環(B)は独立にO、NRおよびSからなる群から選択される1から2個の別のヘテロ原子を含んでいても良く;前記環(B)は1から5個の独立に選択されるR21基で置換されていても良く;
は、H、アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−および複素環アルキル−からなる群から選択され;前記Rアルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−および複素環アルキル−基のそれぞれは1から5個の独立に選択されるR21置換基で置換されていても良く;
およびRはそれぞれ独立にH、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−および複素環アルキル−、ベンゾ縮合シクロアルキル、縮合ベンゾヘテロシクロアルキル、縮合ヘテロアリールシクロアルキル、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキルからなる群から選択され;前記RおよびRアルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−、複素環アルキル−、ベンゾ縮合シクロアルキル、縮合ベンゾヘテロシクロアルキル、縮合ヘテロアリールシクロアルキルおよび縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキル基のそれぞれは1から5個の独立に選択されるR21置換基で置換されていても良く;または
およびRがそれらが結合している炭素原子と一体となって、スピロ環状炭素環部分またはスピロ環状複素環部分を形成しており、
(a)前記スピロ環状炭素環部分は1から4個の独立に選択されるR21置換基で置換されていても良く、
(b)前記スピロ環状複素環部分は1から4個の独立に選択されるR21置換基で置換されていても良く、
(c)前記スピロ環状炭素環部分がアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル環と縮合して縮合環部分を形成していても良く、前記縮合環部分の各環は1から4個の独立に選択されるR21置換基で置換されていても良く;
(d)前記スピロ環状複素環部分はアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル環と縮合して縮合環部分を形成していても良く、前記縮合環部分の各環は1から4個の独立に選択されるR21置換基で置換されていても良く;
は、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−および複素環アルキル−からなる群から選択され、各R基は1から3個の独立に選択されるR21基で置換されていても良く;
10は、結合、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−、複素環アルキル−、
【化2】



からなる群から選択され;
Xは、O、N(R14)またはSからなる群から選択され;前記R10基のそれぞれは1から3個の独立に選択されるR21置換基で置換されていても良く;
は、アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−および複素環アルキル−からなる群から選択され;前記アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−および複素環アルキル−基のそれぞれは置換されていないか、同一もしくは異なることができる1から3個の置換基で独立に置換されていることができ、各置換基は独立に下記に示す部分からなる群から選択され;
14は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、複素環、ヘテロシクレニル、複素環アルキル、複素環アルケニル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−CN、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16および−P(O)(OR15)(OR16)からなる群から選択され、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、複素環、ヘテロシクレニル、複素環アルキル、複素環アルケニル−、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキル基のそれぞれは独立に置換されていないか1から5個のR21基で置換されており;
各R15Aは、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、複素環、複素環アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリール複素環、(R181−5−アルキル、(R181−5−シクロアルキル、(R181−5−シクロアルキルアルキル−、(R181−5−複素環、(R181−5−複素環アルキル、(R181−5−アリール、(R181−5−アリールアルキル、(R181−5−ヘテロアリールおよび(R181−5−ヘテロアリールアルキルからなる群から独立に選択され;各基における各R18は、いずれか置換可能な原子上にあることができ;
各R16Aは、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環、複素環アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリール複素環、(R181−5−アルキル、(R181−5−シクロアルキル、(R181−5−シクロアルキルアルキル、(R181−5−複素環、(R181−5−複素環アルキル、(R181−5−アリール、(R181−5−アリールアルキル、(R181−5−ヘテロアリールおよび(R181−5−ヘテロアリールアルキルからなる群から独立に選択され;各基における各R18は、いずれか置換可能な原子上にあることができ;
15、R16およびR17は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環、複素環アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリール複素環、(R181−5−アルキル、(R181−5−シクロアルキル、(R181−5−シクロアルキルアルキル、(R181−5−複素環、(R181−5−複素環アルキル、(R181−5−アリール、(R181−5−アリールアルキル、(R181−5−ヘテロアリールおよび(R181−5−ヘテロアリールアルキルからなる群から独立に選択され;各基における各R18は、いずれか置換可能な原子上にあることができ;
各R18は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、−NO、ハロ、ヘテロアリール、HO−アルキロキシアルキル、−CF、−CN、アルキル−CN、−C(O)R19、−C(O)OH、−C(O)OR19、−C(O)NHR20、−C(O)NH、−C(O)NH−C(O)N(アルキル)、−C(O)N(アルキル)(アリール)、−C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、−SR19、−S(O)20、−S(O)NH、−S(O)NH(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アルキル)、−S(O)NH(アリール)、−S(O)NH、−S(O)NHR19、−S(O)NH(複素環)、−S(O)N(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アリール)、−OCF、−OH、−OR20、−O−複素環、−O−シクロアルキルアルキル、−O−複素環アルキル、−NH、−NHR20、−N(アルキル)、−N(アリールアルキル)、−N(アリールアルキル)−(ヘテロアリールアルキル)、−NHC(O)R20、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH(アルキル)、−NHC(O)N(アルキル)(アルキル).−N(アルキル)C(O)MH(アルキル)、−N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、−NHS(O)20、−NHS(O)NH(アルキル)、−MHS(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)S(O)NH(アルキル)および−N(アルキル)S(O)N(アルキル)(アルキル)からなる群から独立に選択され;
または、隣接する炭素上の二つのR18部分が、それらが結合している原子と一体となって、
【化3】

を形成していることができ;
19は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;
20は、アルキル、シクロアルキル、アリール、ハロ置換されたアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;
各R21は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SF、−OSF、−Si(R15A(各R15Aは独立に選択される。)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−CH(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−R15;−CHN(R15)(R16)、−N(R15)S(O)R16A、−N(R15)S(O)16A、−CH−N(R15)S(O)16A、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH−N(R15)C(O)OR16、−S(O)R15A、−N、−NOおよび−S(O)15Aからなる群から独立に選択され;前記アルキル、シクロアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニルR21基のそれぞれが1から5個の独立に選択されるR22基で置換されていても良く;
各R22は、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−アルキル−C(O)OR15、C(O)N(R15)(R16)、−SF、−OSF、−Si(R15A(各R15Aは独立に選択される。)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16A、−CH−N(R15)S(O)16A、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH−N(R15)C(O)OR16、−N、=NOR15、−NO、−S(O)R15Aおよび−S(O)15Aからなる群から独立に選択される。]
【請求項2】
前記R10がアリールおよび1以上のR21基で置換されたアリールからなる群から選択され、前記R基がヘテロアリールおよび1以上のR21基で置換されたヘテロアリールからなる群から選択され、各R21が独立に選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
前記R10が1個のR21基で置換されたフェニルであり、前記Rが1個のR21基で置換されたイミダゾリルであり、各R21が独立に選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
前記R−R10−部分が下記のものからなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【化4】

【請求項5】
がアルキルであり、Rが置換されたアリール基である請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
が、
フェニル、または
1以上の独立に選択されるR21基で置換されたフェニル、または
1から3個の独立に選択されるR21基で置換されたフェニル、または
1から3個のR21基で置換されたフェニルであって、各R21基は同一もしくは異なるハロであるフェニル、または
1から3個のFで置換されたフェニル、または
1個の−CN基で置換されたフェニル、または
1もしくは2個の−CF基で置換されたフェニル、または
21基で置換されたフェニルであって、少なくとも1個のR21基が−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択され、各R15Aが独立に選択されるフェニル、または
21基で置換されたフェニルであって、少なくとも1個のR21基が−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択され、各R15Aが同一もしくは異なるアルキル基であるフェニル、または
21基で置換されたフェニルであって、少なくとも1個のR21基が−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択され、各R15Aが同一もしくは異なるアルキル基であるフェニル、または
21基で置換されたフェニルであって、少なくとも1個のR21基が−SF、−OSFおよび−Si(CHからなる群から選択されるフェニル
である請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
がアルキルである請求項6に記載の化合物。
【請求項8】

【化5】


からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
がアルキルである請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
(a)GがOであり、UがCRであり、
(b)GがOであり、UがNであり、
(c)GがSであり、UがCRであり、
(d)GがSであり、UがNであり、
(e)GがC(O)であり、UがCRであり、
(f)GがC(O)であり、UがNであり、
(g)GがN(R14)であり、UがCRであり、または
(h)GがN(R14)であり、UがNである
請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
(a)前記R−R10−部分が
【化6】

からなる群から選択される請求項8に記載の化合物。
【請求項12】
(a)前記R−R10−部分が
【化7】


からなる群から選択される請求項9に記載の化合物。
【請求項13】
(a)前記R−R10−部分が
【化8】

からなる群から選択され、(b)Rがアルキルであり、(c)Rが置換されたアリール基であり、(d)GおよびUが、(i)GがOであり、UがCRである、(ii)GがOであり、UがNである、(iii)GがSであり、UがCRである、(iv)GがSであり、UがNである、(v)GがC(O)であり、UがCRである、(vi)GがC(O)であり、UがNである、(vii)GがN(R14)であり、UがCRである、(viii)GがN(R14)であり、UがNであるからなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
が、
フェニル、または
1以上の独立に選択されるR21基で置換されたフェニル、または
1から3個の独立に選択されるR21基で置換されたフェニル、または
1から3個のR21基で置換されたフェニルであって、各R21基は同一もしくは異なるハロであるフェニル、または
1から3個のFで置換されたフェニル、または
1個の−CN基で置換されたフェニル、または
1もしくは2個の−CF基で置換されたフェニル、または
21基で置換されたフェニルであって、少なくとも1個のR21基が−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択され、各R15Aが独立に選択されるフェニル、または
21基で置換されたフェニルであって、少なくとも1個のR21基が−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択され、各R15Aが同一もしくは異なるアルキル基であるフェニル、または
21基で置換されたフェニルであって、少なくとも1個のR21基が−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択され、各R15Aが同一もしくは異なるアルキル基であるフェニル、または
21基で置換されたフェニルであって、少なくとも1個のR21基が−SF、−OSFおよび−Si(CHからなる群から選択されるフェニル
である請求項13に記載の化合物。
【請求項15】

【化9】


からなる群から選択される請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
前記式(I)の化合物が、2A、3A、4A、5A、6A、7A、8A、2B、3B、4B、5B、6B、7B、8B、2C、3C、4C、5C、6C、7C、8C、2D、3D、4D、5D、6D、7D、8D、2E、3E、4E、5E、2F、3F、4F、5F、2G、3G、4G、5G、2H、3H、4H、5H、2I、3I、4I、5I、2J、3J、4J、5J、2K、3K、4K、5K、2L、3L、4LH、5L、2M、3M、4M、5M、2N、3N、4N、5N、2O、3O、4O、5O、2P、3P、4Pおよび5Pからなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
前記R−R10−部分が、
【化10】

である請求項13に記載の化合物。
【請求項18】
前記R−R10−部分が、
【化11】

である請求項14に記載の化合物。
【請求項19】
前記R−R10−部分が、
【化12】

である請求項15に記載の化合物。
【請求項20】
がアルキルであり;
が、
フェニル、または
1以上の独立に選択されるR21基で置換されたフェニル、または
1から3個の独立に選択されるR21基で置換されたフェニル、または
1から3個のR21基で置換されたフェニルであって、各R21基は同一もしくは異なるハロであるフェニル、または
1から3個のFで置換されたフェニル、または
1個の−CN基で置換されたフェニル、または
1もしくは2個の−CF基で置換されたフェニル、または
21基で置換されたフェニルであって、少なくとも1個のR21基が−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択され、各R15Aが独立に選択されるフェニル、または
21基で置換されたフェニルであって、少なくとも1個のR21基が−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択され、各R15Aが同一もしくは異なるアルキル基であるフェニル、または
21基で置換されたフェニルであって、少なくとも1個のR21基が−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択され、各R15Aが同一もしくは異なるアルキル基であるフェニル、または
21基で置換されたフェニルであって、少なくとも1個のR21基が−SF、−OSFおよび−Si(CHからなる群から選択されるフェニルであり;
前記R−R10−部分が
【化13】


からなる群から選択される請求項16に記載の化合物。
【請求項21】

【化14】

からなる群から選択される請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
化合物9および15から26からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
前記化合物が化合物9である請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
前記化合物が化合物15である請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
前記化合物が化合物16である請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
前記化合物が化合物17である請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
前記化合物が化合物18である請求項1に記載の化合物。
【請求項28】
前記化合物が化合物20である請求項1に記載の化合物。
【請求項29】
前記化合物が化合物21である請求項1に記載の化合物。
【請求項30】
前記化合物が化合物22である請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
前記化合物が化合物23である請求項1に記載の化合物。
【請求項32】
前記化合物が化合物24である請求項1に記載の化合物。
【請求項33】
前記化合物が化合物25である請求項1に記載の化合物。
【請求項34】
前記化合物が化合物26である請求項1に記載の化合物。
【請求項35】
(a)治療上有効量の少なくとも一つの請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグおよび少なくとも一つの製薬上許容される担体;または
(b)治療上有効量の少なくとも一つの請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグおよび少なくとも一つの製薬上許容される担体ならびに治療上有効量のBACE阻害薬;ムスカリン性拮抗薬;コリンエステラーゼ阻害薬;γ−セクレターゼ阻害薬;γ−セクレターゼ調節剤;HMG−CoAレダクターゼ阻害薬;非ステロイド系抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体拮抗薬;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体作動薬;CB1受容体逆作動薬またはCB1受容体拮抗薬;抗生物質;成長ホルモン分泌促進物質;ヒスタミンH3拮抗薬;AMPA作動薬;PDE4阻害薬;GABA逆作動薬;アミロイド凝集阻害薬;グリコーゲンシンターゼキナーゼβ阻害薬;α−セクレターゼ活性促進剤;PDE−10阻害薬;エクセロン(リバスティグミン);コグネックス(タクリン);タウキナーゼ阻害薬(例えば、GSK3β阻害薬、cdk5阻害薬またはERK阻害薬);抗Aβワクチン;APPリガンド;インシュリンを上昇させる薬剤、コレステロール降下剤(例えば、アトルバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、メバスタチン、ピタバスタチン、プラバスタチン、ロスバスタチン、シンバスタチンなどのスタチン類);コレステロール吸収阻害薬(エゼチミブなど);フィブラート類(例えばクロフィブラート、クロフィブリド、エトフィブラートおよびアルミニウムクロフィブラートなど);LXR作動薬;LRP模倣薬;ニコチン性受容体作動薬;H3受容体拮抗薬;ヒストンデアセチラーゼ阻害薬;hsp90阻害薬;m1ムスカリン性受容体作動薬;5−HT6受容体拮抗薬;mGluR1;mGluR5;陽性アロステリック調節剤または作動薬;mGluR2/3拮抗薬;神経炎症を軽減することができる抗炎症剤;プロスタグランジンEP2受容体拮抗薬;PAI−1阻害薬;およびゲルソリンなどのAβ流出を誘発することができる薬剤からなる群から選択される1以上の化合物
を含む医薬組成物。
【請求項36】
(a)処置を必要とする患者に対して治療上有効量の少なくとも一つの請求項1に記載の化合物を投与する段階;または
(a)治療上有効量の少なくとも一つの請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグおよび少なくとも一つの製薬上許容される担体を含む治療上有効量の医薬組成物を投与する段階;または
(b)治療上有効量の少なくとも一つの請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグおよび少なくとも一つの製薬上許容される担体ならびに治療上有効量のBACE阻害薬;ムスカリン性拮抗薬;コリンエステラーゼ阻害薬;γ−セクレターゼ阻害薬;γ−セクレターゼ調節剤;HMG−CoAレダクターゼ阻害薬;非ステロイド系抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体拮抗薬;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体作動薬;CB1受容体逆作動薬またはCB1受容体拮抗薬;抗生物質;成長ホルモン分泌促進物質;ヒスタミンH3拮抗薬;AMPA作動薬;PDE4阻害薬;GABA逆作動薬;アミロイド凝集阻害薬;グリコーゲンシンターゼキナーゼβ阻害薬;α−セクレターゼ活性促進剤;PDE−10阻害薬;エクセロン;コグネックス;タウキナーゼ阻害薬;抗Aβワクチン;APPリガンド;インシュリンを上昇させる薬剤、コレステロール降下剤;コレステロール吸収阻害薬;フィブラート類;LXR作動薬;LRP模倣薬;ニコチン性受容体作動薬;H3受容体拮抗薬;ヒストンデアセチラーゼ阻害薬;hsp90阻害薬;m1ムスカリン性受容体作動薬;5−HT6受容体拮抗薬;mGluR1;mGluR5;陽性アロステリック調節剤または作動薬;mGluR2/3拮抗薬;神経炎症を軽減することができる抗炎症剤;プロスタグランジンEP2受容体拮抗薬;PAI−1阻害薬;およびゲルソリンなどのAβ流出を誘発することができる薬剤からなる群から選択される1以上の化合物を含む治療上有効量の医薬組成物を投与する段階
を有する、中枢神経系障害、軽度認識障害、緑内障、脳アミロイド血管症、卒中、認知症、小膠細胞症、脳の炎症または嗅覚機能喪失の治療方法。
【請求項37】
(a)処置を必要とする患者に対して治療上有効量の少なくとも一つの請求項1に記載の化合物を投与する段階;または
(b)処置を必要とする患者に対して治療上有効量の少なくとも一つの請求項1に記載の化合物を治療上有効量のBACE阻害薬と組み合わせて投与する段階
を有するアルツハイマー病の治療方法。
【請求項38】
処置を必要とする患者に対して治療上有効量の少なくとも一つの請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、ダウン症候群の治療方法。
【請求項39】
(a)処置を必要とする患者に対して有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、γ−セクレターゼ活性を調節する;または
(b)処置を必要とする患者に対して有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、β−アミロイドタンパク質の沈着を阻害する;または
(c)処置を必要とする患者に対して有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、1以上の神経変性疾患を治療する方法。
【請求項40】
(1)処置を必要とする患者に対して、有効量のBACE阻害薬;ムスカリン性拮抗薬;コリンエステラーゼ阻害薬;γ−セクレターゼ阻害薬;γ−セクレターゼ調節剤;HMG−CoAレダクターゼ阻害薬;非ステロイド系抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体拮抗薬;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体作動薬;CB1受容体逆作動薬またはCB1受容体拮抗薬;抗生物質;成長ホルモン分泌促進物質;ヒスタミンH3拮抗薬;AMPA作動薬;PDE4阻害薬;GABA逆作動薬;アミロイド凝集阻害薬;グリコーゲンシンターゼキナーゼβ阻害薬;α−セクレターゼ活性促進剤;PDE−10阻害薬;エクセロン;コグネックス;タウキナーゼ阻害薬;抗Aβワクチン;APPリガンド;インシュリンを上昇させる薬剤、コレステロール降下剤;コレステロール吸収阻害薬;フィブラート類;LXR作動薬;LRP模倣薬;ニコチン性受容体作動薬;H3受容体拮抗薬;ヒストンデアセチラーゼ阻害薬;hsp90阻害薬;m1ムスカリン性受容体作動薬;5−HT6受容体拮抗薬;mGluR1;mGluR5;陽性アロステリック調節剤または作動薬;mGluR2/3拮抗薬;神経炎症を軽減することができる抗炎症剤;プロスタグランジンEP2受容体拮抗薬;PAI−1阻害薬;およびゲルソリンなどのAβ流出を誘発することができる薬剤からなる群から選択される1以上の他の医薬有効成分と組み合わせて1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病の治療方法。
【請求項41】
(1)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、軽度認識障害を治療する;または
(2)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、緑内障を治療する;または
(3)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、脳アミロイド血管症を治療する;または
(4)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、卒中を治療する;または
(5)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、認知症を治療する;または
(6)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、小膠細胞症を治療する;または
(7)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、脳の炎症を治療する;または
(8)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、嗅覚機能喪失を治療する方法。
【請求項42】
前記式(I)の化合物が化合物9および15から26からなる群から選択される請求項37に記載の方法。
【請求項43】
前記式(I)の化合物が化合物9および15から26からなる群から選択される請求項40に記載の方法。
【請求項44】
前記式(I)の化合物が化合物9および15から26からなる群から選択される請求項41に記載の方法。

【公表番号】特表2012−513399(P2012−513399A)
【公表日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−542472(P2011−542472)
【出願日】平成21年12月18日(2009.12.18)
【国際出願番号】PCT/US2009/068684
【国際公開番号】WO2010/075203
【国際公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】