説明

「スマートホームSmartHome」環境においてワイヤレスコミュニケーションおよび通信を行うための方法、通信システムおよび通信用送受話器

遠隔通信システム(TKS1,TKS2,TKS3)における「スマートホーム」シナリオを、データソース(MT,MT1,MT2,MT3,BS,I−DQS1,I−DQS2)とデータシンク(MT,MT1,MT2,MT3,E−DQS,I−DQS1,I−DQS2)の間のテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)の伝送に関して、ユーザフレンドリーにおよび操作快適性を伴って実行することを可能にするために、有利にはコードレス電話送受話器としてまたは移動電話機として構成されている、遠隔通信システム(TKS1,TKS2,TKS3)の移動局(MT,MT3,TKHA)は制御コマンド(STK)を形成する。遠隔通信システムは回線交換型ネットワークおよび/またはパケット交換型ネットワーク(LVN,PVN)に接続された、電話通話の案内およびテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)の送信/受信を行う基地局(BS)と、電話通話の案内および/またはテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)の送信/受信を行う少なくとも1つの移動局(MT,MT1,MT2,MT3,STB,MB,MBK,THA)とから構成されており、これらはエアインタフェース(LSS)を介して相互に接続されている。移動局はさらに、メッセージトラフィックの列内で、無線コミュニケーションないし遠隔通信に参加している機器間で制御コマンドを、エアインタフェース(LSS)を介して所期のように送出する。ここでこの制御コマンド(STK)によって、データソース(MT,MT1,MT2,MT3,BS,I−DQS1,I−DQS2)内に格納されているテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)が呼び出され、データシンク(MT,MT1,MT2,MT3,E−DQS,I−DQS1,I−DQS2)へのその出力、転送または移動ないしデータソース(MT,MT1,MT2,MT3,BS,I−DQS1,I−DQS2)へのその出力がトリガされるおよび行われる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、「スマートホームSmart Home」環境においてワイヤレスコミュニケーションおよび通信を行うための方法、通信システムおよび通信用送受話器に関する。
【0002】
「インテリジェントハウス/ビルディング」または「サービスハウス/ビルディング」といった意味に該当する用語「スマートホーム Smart Home」とは、コンシューマ向け電子機器、コミュニケーションテクノロジーおよび屋内技術を、(一世帯)住宅もしくは建造物(多世帯住宅、高層ビルディング、工場ビルディング、オフィスビルディング、住宅家屋群等)における部分的なオートメーションも含めて、トータルにネットワークに組み込むことである。これによれば、住宅/建造物内のすべての機器や装置はローカル(内部)ネットワークを介して相互に接続されるとともに、グローバルな(外部の)ネットワークにも接続され、このことは全般的な技術統合が進む中で上述のネットワーキング技術がますます融合されてきている。
【0003】
その際、ホームエリアにおけるこのようなネットワーキング方式においてキーとして役割を間違いなく果たすことになるのはワイヤレス通信技術であり、殊にこのようなネットワーキング方式に対し簡単で高速かつユーザフレンドリーであってさらにいわずもがな低コストのソリューションを提供する技術である。これに関して挙げられるのは殊に、「スマートホーム」のオーナーが固有のローカルネットワークを構築できるようにしたすべてのコードレス技術であって、その目的は、300mまでの狭い範囲内で、いわゆるホットスポット内で、その中の目下の滞留場所からグローバルネットワークたとえばインターネットへアクセスを行えるようにすることにある。この場合、上述の短距離無線エリアをカバーする可能性をもつコードレス技術として有利には、IEEE標準802.11 (a...) に準拠したWAN技術(Wireless Local Area Network)、ETSI標準であるETS 300 175-1...7に準拠したDECT技術(Digital Enhanced Cordless Telecommunication)、Bluetooth標準(BT Spec. v1.2)に準拠したBluetooth技術、IEEE標準802.16に準拠したWiMax技術、IEEE標準802.15.4に準拠したZigBee技術、および/または現在使用されている移動無線技術たとえばGSM無線システムまたは3GPP無線システムと先に挙げた短距離無線標準との組み合わせが考慮の対象となる。
【0004】
ワイヤレス通信技術によりネットワークに組み込まれる機器および装置は「インテリジェントハウス/ビルディング内で多数の機能を担うことのできる1つの通信システムを成し、ここで多数の機能とはオペレーションおよびコントロールの機能、セキュリティおよび監視の機能、ヘルス&ケアの機能、制御機能、ロジスティック機能、ならびにコミュニケーション機能および娯楽機能ないしはコンシューマ向け機能などである。
【0005】
この目的で、このようにワイヤレス通信技術を用いて統合されてネットワーキングの施された住宅/建物内において、ネットワークに組み込まれた住宅/建物の内部(コミュニケーション)または外部(遠隔通信)で「スマートホーム」シナリオに関与する機器や装置間では通常、テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データが伝送され、上述の機器や装置はこれによってデータソースおよび/またはデータシンクとして振る舞うことになる。
【0006】
本発明の基礎とする課題は、「スマートホーム」環境におけるワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信のための方法、通信システムおよび通信用送受話器において、一般にテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データがデータソースとデータシンクの間で伝送される「スマートホーム」というテーマで論じたシナリオを、簡単かつ高速にしかもユーザフレンドリーに実施できるようにすることである。
【0007】
この課題は、「スマートホーム」環境におけるワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信のための方法に関しては、請求項1記載の特徴により解決される。
【0008】
さらに上述の課題は、「スマートホーム」環境におけるワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信のための通信システムに関しては、請求項21記載の特徴により解決される。
【0009】
さらに上述の課題は、「スマートホーム」環境におけるワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信のための通信用送受話器に関しては、請求項41記載の特徴により解決される。
【0010】
本発明の基礎とする着想は以下の通りである。すなわち回線交換型/パケット交換型ネットワークと接続され電話通話の搬送およびテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データの送受信を行う基地局と、電話通話の搬送およびテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データの送受信を行う少なくとも1つの移動局から成り、それらがエアインタフェースを介して互いに接続されている「スマートホーム」環境において、ワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信を行うために有利にはコードレス電話機また移動電話機として構成された通信システムの移動局は制御コマンドを発し、この制御コマンドをワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信に関与する装置間のメッセージトラフィックの流れに沿って、たとえばHF信号つまり無線信号に埋め込まれたかたちで、エアインタフェースを介して適正な目標に合わせて送信する。その際にこの制御コマンドによって、データソースに格納されているテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データが呼び出され、データシンクへのそれらのデータの出力、転送または格納もしくはデータソースにおけるそれらの出力が指示され実行される。
【0011】
上述の移動局と上述の装置自体をデータソースとすることもできるしデータシンクとすることもできるという前提のもとで、制御コマンドを用いた以下のシナリオが考えられる:
(i)基地局および/または移動局において終端させられた(ターミネートさせられた)テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データが呼び出され、それらのデータがそれを終端させた装置から、第1の移動局が割り当てられた第1の内部データソース/シンクへ送信され、または第2の移動局が割り当てられた第2の内部データソース/シンクへ送信され、および/または基地局と接続され回線交換型および/またはパケット交換型ネットワークに割り当てられた外部データソース/シンクへ送信され、これによって上述のデータの出力、転送または格納が直接行われ、すなわちたとえば別の移動局、基地局および/またはその他の装置が介在することなく行われ、あるいは間接的に、すなわちたとえば別の移動局、基地局および/またはその他の装置を介在させて行われる。および/または、
(ii)移動局、第1の内部データソース/シンクおよび/または第2の内部データソース/シンクにおいて終端させられたテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データが呼び出され、それらのデータがそれを終端させた装置から、第1の内部データソース/シンクに割り当てられた第1の移動局もしくは第2の内部データソース/シンクに割り当てられた第2の移動局および/または基地局を介して、移動局、外部データソース/シンク、第1の内部データソース/シンクおよび/または第2の内部データソース/シンクへ送信され、これによって上述のデータの出力、転送または格納が直接行われ、すなわちたとえば別の移動局、基地局および/またはその他の装置が介在することなく行われ、あるいは間接的に、すなわちたとえば別の移動局、基地局および/またはその他の装置を介在させて行われる。
【0012】
制御コマンドを生成して送信する移動局はたとえば、慣用のようにユーザフレンドリーな操作インタフェース(たとえばキーボード、ディスプレイ、メニュー制御、音声制御等)を装備したコードレス電話機もしくは移動電話機であり、これらにはさらに付加的に上述の目的に合わせて設計された制御機能が設けられている。したがってそれらの機能によって補われたコードレス電話機/移動電話機を、本来のとおり移動通信機器として利用することもできるし、「スマートホーム」環境における汎用の制御機器もしくは遠隔操作機器としても利用することができ、これによってコードレス電話機もしくは移動電話機のユーザないしはオペレータにとって操作快適性が向上する。ユーザないしはオペレータは、たとえば電話通信、「居住」領域(たとえばSOHO領域;Small Office/HOme)における機器や装置のインテリジェント制御など様々な「スマートホーム」シナリオのために、ただ1つの機器しか必要とせず、従来技術のように多数の機器は不要となる。
【0013】
両方のケースとも、すなわちコードレス電話機または移動電話機の双方とも、上述の基地局は請求項6、7、26、27、46および47によればコードレス基地局である。その際、このコードレス基地局への移動電話機の接続は、コードレスインタフェースたとえば「Bluetooth」インタフェースを介して行われる。
【0014】
他の従属請求項および本発明の実施例の説明には、本発明の付加的な有利な実施形態が示されている。たとえばそれらのうちのいくつかを以下に挙げておく。
【0015】
移動局の制御機能を制御コマンドよりもさらに発展させて、テキストデータ、オーディオデータおよび/または制御データの出力、転送または格納に関する操作快適性を向上させるコントロールコマンドに拡張することができる(請求項2、22、42)。典型的なコントロールコマンドはたとえば、データの再生ないしは出力との関連では「戻りおよび送り」「終了」「中断ないしはポーズ」「停止」「再開」等であり、転送および格納との関連では「中止」「消去」「コピー」等である。
【0016】
通信システムの「スマートホーム」環境においてワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信のための物理的リソースを、伝送すべきデータ(たとえば音声データ、パケットデータ)および通常それに付随するデータ量に合わせて最適に整合する目的で、場合によっては有利となるのは、上述の両方のデータ形式のためにそれぞれ異なる別個のエアインタフェースを設けることである。つまりたとえば、ブロードバンド伝送用のエアインタフェース(たとえばBluetoothインタフェース、IEEE 802.11 a/b/gベースのインタフェース等)と、電話通信用のエアインタフェース(たとえばDECTインタフェース、WDCTインタフェース、GSMインタフェース等)を別個に設けるのである。他方、互換性やインタオペラビリティならびに妨害の受けやすさの観点から時として必要とされるのは、「スマートホーム」環境におけるワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信を、ただ1つのエアインタフェースのみを介して実行することであり、有利にはブロードバンド伝送に適したエアインタフェース(たとえばIEEE 802.11 a/b/g標準等をベースとするインタフェース)のみを介して実行することである(請求項3から5、23から25および43から45を参照)。ただしさらに別のコードレスインタフェースも考慮の対象とすることができ、たとえばWiMaxテクノロジーおよび/またはZigBeeテクノロジーをベースとするインタフェースも考慮することができる。
【0017】
次に、図1〜図11を参照しながら本発明の実施例について説明する。
【0018】
図1は、「スマートホーム」環境におけるワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信のための第1の通信システムを示す図である。
【0019】
図2は、「スマートホーム」環境におけるワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信のための第2の通信システムを示す図である。
【0020】
図3は、「スマートホーム」環境におけるワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信のための第3の通信システムを示す図である。
【0021】
図4は、第1のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがその移動局を用いて、「スタンバイ」モードにあるパーソナルコンピュータをウェイクアップさせて起動させる(第1の「スマートホーム」シナリオ)。
【0022】
図5A〜図5Cは、第2のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがこの移動局において、基地局で終端させられたこのマルチメディアメッセージを表示させて処理し、さらに新たなマルチメディアメッセージを作成する(第2の「スマートホーム」シナリオ)。
【0023】
図6は、第3のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがこの移動局を用いてマルチメディアメッセージを受信し、つまりこの移動局においてそれを終端させて表示する(第3の「スマートホーム」シナリオ)。
【0024】
図7Aおよび図7Bは、第4のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがマルチメディアメッセージを他の移動局へ伝送する(第4の「スマートホーム」シナリオ)。
【0025】
図8A〜図8Cは、第5のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザが、パーソナルコンピュータに格納されているビデオ映画をテレビジョン装置において見る(第5の「スマートホーム」シナリオ)。
【0026】
図9A〜図9Cは、第6のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザが、パーソナルコンピュータに格納されているMP3ファイルをハイファイ装置において出力する(第6の「スマートホーム」シナリオ)。
【0027】
図10A〜図10Cは、第7のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがその移動局により、テレビジョン放送の開始およびそのコマーシャルブレークによるその放送の中断に関して通知される。
【0028】
図11A〜図11Cは、第8のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがその移動局を用いて「遠隔投票 televoting」に参加する(第8の「スマートホーム」シナリオ)。
【0029】
図1には、「スマートホーム」環境におけるワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信のための第1の通信システムTKS1が示されている。この目的で第1の通信システムTKS1は、有利にはコードレス基地局として構成された基地局BSと、コードレス移動局およびコード接続移動局として構成された少なくとも1つの移動局MTを有している。この場合、基地局BSは回線接続a/bを介して、たとえばISDMネットワークまたはPSTNネットワークとして構成可能な回線交換型ネットワークLVNと接続されており、さらに基地局BSは付加的なxDSL接続またはETHERNET接続を介して、たとえばインターネットとして構成可能なパケット交換型ネットワークPVNと接続されている。また、移動局は外部コミュニケーション(回線交換型ネットワークLVNおよび/またはパケット交換型ネットワークPVNへのアクセス)のために、および/または内部コミュニケーション(通信システム内の各移動局相互間のコミュニケーション)のために、それぞれエアインタフェースLSSまたはラインインタフェースLTSSを介して、基地局BSと双方向接続されている。
【0030】
外部(EXTERN)コミュニケーションをたとえば以下のように構成することができる。すなわち基地局BSおよび/または移動局MTおよびサービスセンタDZの間で、「ショートメッセージサービスSMS,Short Message Service」および/または「マルチメディアメッセージMMS,Multimedia Message Service」による短いメッセージのために伝送が行われる。なぜならば第1の通信システムTKS1内の加入者は、このようなメッセージを遠隔の通信加入者へ送りたいからであり、あるいは第1の通信システムTKS1内の加入者はこのようなメッセージを遠隔の通信加入者から受け取りたいからである。
【0031】
内部(INTERN)コミュニケーションの場合、これに関与する移動局は通常、基地局BSを介してコミュニケーションを行い、その際に基地局BSはコミュニケーション(コネクション)の制御の役割を担うけれども、本来の有効データ伝送のために伝送すべきデータを単に転送するだけである。しかしながら、エアインタフェースLSSを介して基地局BSと接続されている移動局は、基地局BSを関与させなくてもいわゆる「ポイント・ツー・ポイント」コネクションに従ってデータを相互に伝送し合うようにすることも可能であり、この場合、「ポイント・ツー・ポイント」コネクションはコネクション制御の役割も本来の有効データ伝送の役割も担う。
【0032】
エアインタフェースLSSを介してコードレス基地局BSと接続されている第1の通信システムTKS1のコードレス移動局MTは、コードレス入/出力モバイルボックスMBいわゆるコードレスI/Oモバイルボックスであるかまたは、コードレス電話機として構成されたごく普通の通信用送受話器TKHAであって、これにはキーパッドまたは音声制御とメニュー制御を備えたディスプレイとから成るユーザインタフェースが設けられている。他方、ラインインタフェースLTSSを介して基地局BSと接続されているコード接続された移動局MTは、周知の機能をもつコード接続されたセットトップボックスSTBである。
【0033】
図1に示されている第1の通信システムTKS1に対する代案として、「スマートホーム」環境において以下のように変形された通信システムを適用することもできる。すなわちこの場合、コードレス電話機ではなく、それと同じまたは同等の特徴を備えた移動電話機(たとえばGSM携帯電話機または3GPP携帯電話機)が利用され、この移動電話機にはコードレス基地局BSおよび他のコードレス移動局MTとのコードレスコネクションのためのコードレスインタフェースが設けられている。
【0034】
さらに別の変形実施形態によれば、これに加えてコードレス基地局BSを移動無線基地局に置き換えることもできる。このように構成した結果、この種の通信システムにおける内部コミュニケーションはもっぱら、移動無線基地局が関与することなく「ポイント・ツー・ポイント」コネクションを介したコードレス移動局からコードレス移動局またはコードレス移動局からコードレスインタフェースを備えた移動電話機へのワイヤレス通信である。この通信システムにおいて移動電話機から外部のネットワークへの外部コミュニケーションは、移動無線エリア内のように移動無線基地局を介して行われるのに対し、他のコードレス移動局MTからの外部コミュニケーションは、移動電話機および移動無線基地局を介して行われ、その際、移動電話機はコードレスから移動無線への変換器としての役割を果たす。
【0035】
第1の通信システムTKS1における種々のI/OモバイルボックスMBおよびセットトップボックスSTBは、「スマートホーム」シナリオのために様々な機器や装置と接続されている。したがって第1の移動局MT1として構成されたI/OモバイルボックスMBは、回線接続USB,ETHERNETを介してパーソナルコンピュータPCと接続されている。ただし、パーソナルコンピュータPCを回線接続USB,ETHERNETを介して第1の移動局MT1もしくはI/OモバイルボックスMBと接続する代わりに、第1の移動局MT1として構成されたI/OモバイルボックスカードMBKをパーソナルコンピュータPCの空きPCIカードスロットに取り付けるようにした一体化ソリューションも可能である。
【0036】
さらに別の4つのI/OモバイルボックスMBが第2の移動局MT2として、テレビジョン装置FA、ハイファイ装置HAおよび2つの電気機器ELGすなわち洗濯機および電気コンロと接続される。テレビジョン装置FAと第2の移動局MTとの接続は有利には、回線接続SCART,S-VIDEO(Syndicat des Construtcteurs d'Appareils Radiorecepteurs et Televiseurs; Super-Video)であり、ハイファイ装置HAと第2の移動局MT2との接続は有利には、回線接続CINCH,S/PDIF(もともとCINCH社によるものであり同軸ケーブルを用いる標準化された電気信号伝送用接続;Sony/Philips Digital InterFace)である一方、2つの電気機器ELGすなわち洗濯機と電気コンロの接続は有利には、回線接続EIB,LON,LCN,KNX(European Installation Bus−あらゆる種類の工業製品を制御するためのビルディング設備用標準化バス;Local Operating Network−アメリカ合衆国の会社Echolonのフィールドバスシステム;Local Control Network−Issendorf社のバスシステム;KoNneX標準−3つのバスシステムEIB, BatiBus, EHSの長所をまとめたものであり、それゆえインタオペラビリティが保証されている。なお、BaitBusはフランスで開発されたバスシステムでありEIBバスと同じように構築されている。また、EHSは"European Home System"というテーマに対する複数のヨーロッパの会社の連合である)。ここで挙げたすべての回線接続すなわちSCART, S-VIDEO, CINCH, S/PDIF, EIB, LON, LCN, KNXは、住宅技術およびコンシューマ向け電子機器において利用される一般的な標準インタフェースである。
【0037】
ここで触れておくと、I/Oモバイルボックスとパーソナルコンピュータとの対応づけに際して論じた一体化ソリューションを、当然ながらテレビジョン装置FA,ハイファイ装置HAならびに電気機器ELGにおいても行うことができる。
【0038】
電気機器ELG,テレビジョン装置FA,ハイファイ装置HA,パーソナルコンピュータPC、基地局BSも、第1および第2の移動局MT1,MT2として構成されたI/OモバイルボックスMBも、電流供給のための給電源SVNと接続されている。
【0039】
これとは異なり、第3の移動局MT3として構成されやはりエアインタフェースLSSを介して基地局BSと接続されている通信用送受話器TKHAはバッテリ駆動もしくは蓄電池駆動される一方、第2の移動局MT2に属しラインインタフェースLTSSを介して基地局BSと接続されているセットトップボックスSTBたとえばI/OモバイルボックスMBは、給電源SVNと接続されている。セットトップボックスSTBはDVB信号DVB-T/S/C (Digital Video Broadcasting-Terrestrial/Satellite/-Cable)を受信し、このDVB信号を周知のようにテレビジョン装置FAとハイファイ装置HAのためのアナログ信号/ディジタル信号AS/DS (Analog-Signal/Digital-Signal)に変換する。
【0040】
さて、第1の通信システムTKS1において「スマートホーム」シナリオの流れに沿って、移動局MT1,MT2,MT3と基地局BSとの間、移動局MT1,MT2,MT3の間、移動局MT1,MT2,MT3および基地局BSの側と回線交換型ネットワークLVNおよびパケット交換型ネットワークPVNならびにこれらのネットワークに割り当てられたサービスセンタDZの側との間で、テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データTAVSが伝送されることになる。第1の通信システムTKS1における任意のいずれの機器からも、ないしは任意のいずれの装置からも、この通信システムTKS1における他の機器ないしは他の装置へ向けてデータを伝送することができ、したがってこれらの機器もしくは装置はデータソース/データシンクとしての機能を果たし、このことはたとえばデータソース/データシンクの古典的なイメージに従えばパーソナルコンピュータPC、テレビジョン装置FA、ハイファイ装置HA、電気機器ELGならびにサービスセンタDZに該当するので、パーソナルコンピュータPCは基地局BSに近い場所にあり第1の移動局MT1に対応づけられることから、第1の内部データソース/データシンクI−DQS1と呼ばれ、テレビジョン装置FA、ハイファイ装置HAならびに電気機器ELGは基地局BSに近い場所にあり第2の移動局MT2に対応づけられていることから、第2の内部データソース/データシンクI−DQS2と呼ばれ、さらにサービスセンタDZは回線交換型ネットワークLVNもしくはパケット交換型ネットワークPVNに属し、つまりは基地局BSから遠い場所にあるので、外部データソース/データシンクE−DQSと呼ばれる。
【0041】
とはいえ「スマートホーム」シナリオに関して、移動局MT1,MT2,MT3と基地局BS自体をさらに別のデータソース/データシンクとしても構成することができる。
【0042】
第1の通信システムTKS1における「スマートホーム」シナリオのために伝送されるテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データTAVSを、以下のようにして供給することができる。
・テキストデータは有利には、「ショートメッセージサービス」によるショートメッセージまたはビデオテキスト情報である。
・オーディオデータは有利には、電話通話情報、「マルチメディアメッセージサービス」による音楽情報、あるいはインターネットからのオーディオダウンロードたとえばMP3ファイルである。
・ビデオデータは有利には、「マルチメディアメッセージサービス」による画像情報またはインターネットからのビデオダウンロードである。
・最後に制御データは、電気機器の制御、測定、調整、較正、診断および/または保守のためのデータである。
【0043】
「スマートホーム」環境においてワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信のために第1の通信システムTKS1の物理的なリソースを、伝送すべきデータ(たとえば音声データおよびテキストデータ、パケットデータ、オーディオデータおよびビデオデータ)ならびに通常それに付随するデータ量に合わせて最適に整合する目的で、第1の通信システムTKS1は有利には、上述の様々なデータ形式に対し個々のデータ伝送についてそれぞれ最適に設計されている種々のエアインタフェースを提供できるように構成されている。つまりたとえばエアインタフェースLSSには、電話機とブロードバンドデータ伝送に共通するインタフェースを、あるいは電話機とブロードバンドデータ伝送とでそれぞれ別個のインタフェースを含めることができる。
【0044】
したがってたとえば、従来技術により知られている無線標準に準拠したエアインタフェースを、DECT,WDCT,DECTおよびBluetooth,WDCTおよびBluetooth,DECTおよびIEEE 802.11a,DECTおよびIEEE 802.11b,DECTおよびIEEE 802.11g,WDCTおよびIEEE 802.11a,WDCTおよびIEEE 802.11b,WDCTおよびIEEE 802.11g,GSMおよびDECT,GSMおよびBluetooth,GSMおよびIEEE 802.11a,GSMおよびIEEE 802.11b,GSMおよびIEEE 802.11g,3GPPおよびBluetooth,3GPPおよびIEEE 802.11a,3GPPおよびIEEE 802.11bあるいは3GPPおよびIEEE 802.11gをベースとしたインタフェースとすることができる。
【0045】
図2には、「スマートホーム」環境におけるワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信のための第2の通信システムTKS2が示されている。このために第2の通信システムTKS2は図1の第1の通信システムTKS1と同様、有利にはコードレス基地局として構成された基地局BSと、コードレス移動局として構成された少なくとも1つの移動局MTを有している。この場合、基地局BSは回線接続a/bを介して、たとえばISDNネットワークまたはPSTNネットワークとして構成可能な回線交換型ネットワークPVNと接続されており、さらに基地局BSは付加的なxDSL接続またはETHERNET接続を介して、たとえばインターネットとして構成可能なパケット交換型ネットワークPVNと接続されている。また、移動局MTは、外部コミュニケーション(回線交換型ネットワークLVNおよび/またはパケット交換型ネットワークPVNへのアクセス)のために、および/または内部コミュニケーション(通信システム内の各移動局相互間のコミュニケーション)のために、それぞれエアインタフェースLSSを介して、基地局BSと双方向接続されている。
【0046】
外部(EXTERN)コミュニケーションをたとえば以下のように構成することができる。すなわち基地局BSおよび/または移動局MTおよびサービスセンタDZの間で、「ショートメッセージサービスSMS,Short Message Service」および/または「マルチメディアメッセージMMS,Multimedia Message Service」による短いメッセージのために伝送が行われる。なぜならば第2の通信システムTKS2内の加入者は、このようなメッセージを遠隔の通信加入者へ送りたいからであり、あるいは第2の通信システムTKS2内の加入者はこのようなメッセージを遠隔の通信加入者から受け取りたいからである。
【0047】
内部(INTERN)コミュニケーションの場合、これに関与する移動局はやはり通常、基地局BSを介してコミュニケーションを行い、その際に基地局BSはコミュニケーション(コネクション)の制御の役割を担うけれども、本来の有効データ伝送のために伝送すべきデータを単に転送するだけである。しかしながら、エアインタフェースLSSを介して基地局BSと接続されている移動局は、基地局BSを関与させなくてもいわゆる「ポイント・ツー・ポイント」コネクションに従ってデータを相互に伝送し合うようにすることも可能であり、この場合、「ポイント・ツー・ポイント」コネクションはコネクション制御の役割も本来の有効データ伝送の役割も担う。
【0048】
エアインタフェースLSSを介してコードレス基地局BSと接続されている第2の通信システムTKS2のコードレス移動局MTは、コードレス入/出力モバイルボックスMBいわゆるコードレスI/Oモバイルボックス、周知の機能を備えたコードレスセットトップボックスSTB、あるいはコードレス電話機として構成されたごく普通の通信用送受話器TKHAであって、これにはキーパッドまたは音声制御とメニュー制御を備えたディスプレイとから成るユーザインタフェースが設けられている。
【0049】
図2に示されている第2の通信システムTKS2に対する代案として、「スマートホーム」環境においてやはり以下のように変形された通信システムを適用することもできる。すなわちこの場合、コードレス電話機はなく、それと同じまたは同等の特徴を備えた移動電話機(たとえばGSM携帯電話機または3GPP携帯電話機)が利用され、この移動電話機にはコードレス基地局BSおよび他のコードレス移動局MTとのコードレスコネクションのためのコードレスインタフェースが設けられている。
【0050】
第2の通信システムTKS2における種々のI/OモバイルボックスMBおよびセットトップボックスSTBは、「スマートホーム」シナリオのために様々な機器や装置と接続されている。ただし第1の通信システムTKS1とは異なり、パーソナルコンピュータPCは、回線接続USB、ETHERNETを介して第1の移動局MT1として構成されたI/OモバイルボックスMBと接続されているのではなく、コードレス基地局BSとダイレクトに接続されている。
【0051】
さらに4つのI/OモバイルボックスMBが第2の移動局MT2として、テレビジョン装置FA、ハイファイ装置HAおよび2つの電気機器ELGすなわち洗濯機および電気コンロと接続されている。テレビジョン装置FAと第2の移動局MT2との接続はやはり有利には回線接続SCART, S-VIDEOであり、ハイファイ装置HAと第2の移動局MT2との接続はやはり有利には回線接続CINCH, S/PDIFである一方、2つの電気機器ELGすなわち洗濯機と電気コンロの接続は、やはり有利には回線接続EIB, LON, LCN, KNXである。
【0052】
ここで触れておくと、基地局とパーソナルコンピュータとの対応づけに際して論じたダイレクトな接続構成を、当然ながらテレビジョン装置FA,ハイファイ装置HAならびに電気機器ELGにおいても行うことができる。
【0053】
電気機器ELG,テレビジョン装置FA,ハイファイ装置HA,パーソナルコンピュータPC、基地局BSも、第2の移動局MT2として構成されたI/OモバイルボックスMBも、電流供給のためやはり給電源SVNと接続されている。
【0054】
これとは異なり、第3の移動局MT3として構成されやはりエアインタフェースLSSを介して基地局BSと接続されている通信用送受話器TKHAはバッテリ駆動もしくは蓄電池駆動される一方、第2の移動局MT2に属しエアインタフェースLSSを介して基地局BSと接続されているセットトップボックスSTBたとえばI/OモバイルボックスMBは、給電源SVNと接続されている。セットトップボックスSTBはやはりDVB信号DVB-T/S/Cを受信し、このDVB信号を周知のようにテレビジョン装置FAとハイファイ装置HAのためのアナログ信号/ディジタル信号AS/DSに変換する。
【0055】
さて、第1の通信システムTKS1の場合と同様、第2の通信システムTKS2においても「スマートホーム」シナリオの流れに沿って、移動局MT2,MT3と基地局BSとの間、移動局MT2,MT3の間、移動局MT2,MT3および基地局BSの側と回線交換型ネットワークLVNおよびパケット交換型ネットワークPVNならびにこれらのネットワークに割り当てられたサービスセンタDZの側との間で、テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データTAVSが伝送されることになる。この場合も、第2の通信システムTKS1における任意のいずれの機器からも、ないしは任意のいずれの装置からも、この通信システムTKS2における他の機器ないしは他の装置へ向けてデータを伝送することができ、したがってこれらの機器もしくは装置はデータソース/データシンクとしての機能を果たし、このことはたとえばデータソース/データシンクの古典的なイメージに従えばパーソナルコンピュータPC、テレビジョン装置FA、ハイファイ装置HA、電気機器ELGならびにサービスセンタDZに該当するので、パーソナルコンピュータPCは基地局BSに近い場所にあることから、やはり第1の内部データソース/データシンクI−DQS1と呼ばれ、テレビジョン装置FA、ハイファイ装置HAならびに電気機器ELGはやはり基地局BSに近い場所にあり第2の移動局MT2に対応づけられていることから、第2の内部データソース/データシンクI−DQS2と呼ばれ、さらにサービスセンタDZは回線交換型ネットワークLVNもしくはパケット交換型ネットワークPVNに属し、つまりは基地局BSからは遠い場所にあるので、やはり外部データソース/データシンクE−DQSと呼ばれる。
【0056】
とはいえ「スマートホーム」シナリオに関して、移動局MT2,MT3と基地局BS自体をさらに別のデータソース/データシンクとしても構成することができる。
【0057】
第2の通信システムTKS2における「スマートホーム」シナリオのために伝送されるテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データTAVSを、やはり以下のようにして供給することができる。
・テキストデータは有利には、「ショートメッセージサービス」によるショートメッセージまたはビデオテキスト情報である。
・オーディオデータは有利には、電話通話情報、「マルチメディアメッセージサービス」による音楽情報、あるいはインターネットからのオーディオダウンロードたとえばMP3ファイルである。
・ビデオデータは有利には、「マルチメディアメッセージサービス」による画像情報またはインターネットからのビデオダウンロードである。
・最後に制御データは、電気機器の制御、測定、調整、較正、診断および/または保守のためのデータである。
【0058】
「スマートホーム」環境においてワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信のために第2の通信システムTKS2の物理的なリソースを、伝送すべきデータ(たとえば音声データおよびテキストデータ、パケットデータ、オーディオデータおよびビデオデータ)ならびに通常それに付随するデータ量に合わせてやはり最適に整合する目的で、第2の通信システムTKS2は有利には、上述の様々なデータ形式に対し個々のデータ伝送についてそれぞれ最適に設計されている種々のエアインタフェースを提供できるように構成されている。つまりたとえばエアインタフェースLSSにはやはり、電話機とブロードバンドデータ伝送に共通するインタフェースを、あるいは電話機とブロードバンドデータ伝送とでそれぞれ別個のインタフェースを含めることができる。
【0059】
したがってたとえば、従来技術により知られている無線標準に準拠したエアインタフェースを、DECT,WDCT,DECTおよびBluetooth,WDCTおよびBluetooth,DECTおよびIEEE 802.11a,DECTおよびIEEE 802.11b,DECTおよびIEEE 802.11g,WDCTおよびIEEE 802.11a,WDCTおよびIEEE 802.11b,WDCTおよびIEEE 802.11g,GSMおよびDECT,GSMおよびBluetooth,GSMおよびIEEE 802.11a,GSMおよびIEEE 802.11b,GSMおよびIEEE 802.11g,3GPPおよびBluetooth,3GPPおよびIEEE 802.11a,3GPPおよびIEEE 802.11bあるいは3GPPおよびIEEE 802.11gをベースとしたインタフェースとすることができる。
【0060】
図3には、「スマートホーム」環境におけるワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信のための第3の通信システムTKS3が示されている。このために第3の通信システムTKS3は、ネットワークインタフェースモジュールNSSMとしてパーソナルコンピュータPCに組み入れられるコードレス基地局カードの形態で設計された基地局BSと、コードレス移動局およびコード接続移動局として設計された少なくとも1つの移動局MTを有している。この場合も基地局BSは回線接続a/bを介して、たとえばISDNネットワークまたはPSTNネットワークとして構成可能な回線交換型ネットワークPVNと接続されており、さらに基地局BSは付加的なxDSL接続またはETHERNET接続を介して、たとえばインターネットとして構成可能なパケット交換型ネットワークPVNと接続されている。また、移動局MTは、外部コミュニケーション(回線交換型ネットワークLVNおよび/またはパケット交換型ネットワークPVNへのアクセス)のために、および/または内部コミュニケーション(通信システム内の各移動局相互間のコミュニケーション)のために、それぞれエアインタフェースLSSを介して、基地局BSと双方向接続されている。ネットワークインタフェースモジュールNSSMすなわち基地局カードはPCIバスインタフェース(Peripheral Component Interconnect)を有しており、この関係で基地局カードはパーソナルコンピュータPCの空きPCIカードスロットに挿入される。
【0061】
この場合も、外部(EXTERN)コミュニケーションをたとえば以下のように構成することができる。すなわち基地局BSおよび/または移動局MTおよびサービスセンタDZの間で、「ショートメッセージサービスSMS,Short Message Service」および/または「マルチメディアメッセージMMS,Multimedia Message Service」による短いメッセージのために伝送が行われる。なぜならば第3の通信システムTKS3内の加入者は、このようなメッセージを遠隔の通信加入者へ送りたいからであり、あるいは第3の通信システムTKS3内の加入者はこのようなメッセージを遠隔の通信加入者から受け取りたいからである。
【0062】
また、内部(INTERN)コミュニケーションの場合、これに関与する移動局はやはり通常、基地局BSを介してコミュニケーションを行い、その際に基地局BSはコミュニケーション(コネクション)の制御の役割を担うけれども、本来の有効データ伝送のために伝送すべきデータを単に転送するだけである。しかしながら、エアインタフェースLSSを介して基地局BSと接続されている移動局は、基地局BSを関与させなくてもいわゆる「ポイント・ツー・ポイント」コネクションに従ってデータを相互に伝送し合うようにすることも可能であり、この場合、「ポイント・ツー・ポイント」コネクションはコネクション制御の役割も本来の有効データ伝送の役割も担う。
【0063】
エアインタフェースLSSを介してネットワークインタフェースモジュールNSSMすなわち基地局カードとして設計されているコードレス基地局BSと接続されている第3の通信システムTKS3のコードレス移動局MTは、コードレス入/出力モバイルボックスMBいわゆるコードレスI/Oモバイルボックス、I/O&セットトップモバイルボックスMB、STBあるいはコードレス電話機として構成されたやはりごく普通の通信用送受話器TKHAであって、これにはキーパッドまたは音声制御とメニュー制御を備えたディスプレイとから成るユーザインタフェースが設けられている。
【0064】
図3に示されている第3の通信システムTKS3に対する代案として、「スマートホーム」環境においてやはり以下のように変形された通信システムを適用することもできる。すなわちこの場合、コードレス電話機ではなく、それと同じまたは同等の特徴を備えた移動電話機(たとえばGSM携帯電話機または3GPP携帯電話機)が利用され、この移動電話機にはコードレス基地局BSおよび他のコードレス移動局MTとのコードレスコネクションのためのコードレスインタフェースが設けられている。
【0065】
第3の通信システムTKS3における種々のI/OモバイルボックスMBおよびI/O&セットトップボックスMB,STBは、やはり「スマートホーム」シナリオのために様々な機器や装置と接続されている。つまり3つのI/OモバイルボックスMBは第2の移動局MT2としてハイファイ装置HAおよび2つの電気機器ELGすなわち洗濯機および電気コンロと接続されており、I/O&セットトップモバイルボックスMB,STBはテレビジョン装置FAと接続されている。テレビジョン装置FAと第2の移動局MT2との接続はやはり有利には回線接続SCART, S-VIDEOであり、ハイファイ装置HAと第2の移動局MT2との接続はやはり有利には回線接続CINCH, S/PDIFである一方、2つの電気機器ELGすなわち洗濯機と電気コンロの接続は、やはり有利には回線接続EIB, LON, LCN, KNXである。
【0066】
ここで触れておくと、基地局とパーソナルコンピュータとの対応づけに際して論じた一体化ソリューションを、当然ながらテレビジョン装置FA,ハイファイ装置HAならびに電気機器ELGにおいても行うことができる。
【0067】
電気機器ELG,テレビジョン装置FA,ハイファイ装置HA,パーソナルコンピュータPC、基地局BSも、第2の移動局MT2として構成されたI/OモバイルボックスMBも、電流供給のためやはり給電源SVNと接続されている。
【0068】
これとは異なり、第3の移動局MT3として構成されやはりエアインタフェースLSSを介して基地局BSと接続されている通信用送受話器TKHAはバッテリ駆動もしくは蓄電池駆動される一方、第2の移動局MT2に属しエアインタフェースLSSを介して基地局BSと接続されているI/O&セットトップボックスモバイルボックスMTB,STBたとえばI/OモバイルボックスMBは、給電源SVNと接続されている。セットトップボックスSTBはやはりDVB信号DVB-T/S/Cを受信し、このDVB信号を周知のようにテレビジョン装置FAとハイファイ装置HAのためのアナログ信号/ディジタル信号AS/DSに変換する。
【0069】
さて、第1の通信システムTKS1および第2の通信システムTKS2の場合と同様、第3の通信システムTKS3においても「スマートホーム」シナリオの流れに沿って、移動局MT2,MT3と基地局BSとの間、移動局MT2,MT3の間、移動局MT2,MT3および基地局BSの側と回線交換型ネットワークLVNおよびパケット交換型ネットワークPVNならびにこれらのネットワークに割り当てられたサービスセンタDZの側との間で、テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データTAVSが伝送されることになる。この場合も、第3の通信システムTKS3における任意のいずれの機器からも、ないしは任意のいずれの装置からも、この通信システムTKS3における他の機器ないしは他の装置へ向けてデータを伝送することができ、したがってこれらの機器もしくは装置はデータソース/データシンクとしての機能を果たし、このことはたとえばデータソース/データシンクの古典的なイメージに従えばパーソナルコンピュータPC、テレビジョン装置FA、ハイファイ装置HA、電気機器ELGならびにサービスセンタDZに該当するので、パーソナルコンピュータPCは基地局BSと一体に構成されていることから、やはり第1の内部データソース/データシンクI−DQS1と呼ばれ、テレビジョン装置FA、ハイファイ装置HAならびに電気機器ELGはやはり基地局BSに近い場所にあり第2の移動局MT2に対応づけられていることから、第2の内部データソース/データシンクI−DQS2と呼ばれ、さらにサービスセンタDZは回線交換型ネットワークLVNもしくはパケット交換型ネットワークPVNに属し、つまりは基地局BSからは遠い場所にあるので、やはり外部データソース/データシンクE−DQSと呼ばれる。
【0070】
とはいえ「スマートホーム」シナリオに関して、移動局MT2,MT3と基地局BS自体をさらに別のデータソース/データシンクとしても構成することができる。
【0071】
第3の通信システムTKS3における「スマートホーム」シナリオのために伝送されるテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データTAVSを、やはり以下のようにして供給することができる。
・テキストデータは有利には、「ショートメッセージサービス」によるショートメッセージまたはビデオテキスト情報である。
・オーディオデータは有利には、電話通話情報、「マルチメディアメッセージサービス」による音楽情報、あるいはインターネットからのオーディオダウンロードたとえばMP3ファイルである。
・ビデオデータは有利には、「マルチメディアメッセージサービス」による画像情報またはインターネットからのビデオダウンロードである。
・最後に制御データは、電気機器の制御、測定、調整、較正、診断および/または保守のためのデータである。
【0072】
「スマートホーム」環境においてワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信のために第3の通信システムTKS3の物理的なリソースを、伝送すべきデータ(たとえば音声データおよびテキストデータ、パケットデータ、オーディオデータおよびビデオデータ)ならびに通常それに付随するデータ量に合わせて最適に整合する目的で、第3の通信システムTKS3は有利には、上述の様々なデータ形式に対し個々のデータ伝送についてそれぞれ最適に設計されている種々のエアインタフェースを提供できるように構成されている。つまりたとえばエアインタフェースLSSにはやはり、電話機とブロードバンドデータ伝送に共通するインタフェースを、あるいは電話機とブロードバンドデータ伝送とでそれぞれ別個のインタフェースを含めることができる。
【0073】
したがってたとえば、従来技術により知られている無線標準に準拠したエアインタフェースを、DECT,WDCT,DECTおよびBluetooth,WDCTおよびBluetooth,DECTおよびIEEE 802.11a,DECTおよびIEEE 802.11b,DECTおよびIEEE 802.11g,WDCTおよびIEEE 802.11a,WDCTおよびIEEE 802.11b,WDCTおよびIEEE 802.11g,GSMおよびDECT,GSMおよびBluetooth,GSMおよびIEEE 802.11a,GSMおよびIEEE 802.11b,GSMおよびIEEE 802.11g,3GPPおよびBluetooth,3GPPおよびIEEE 802.11a,3GPPおよびIEEE 802.11bあるいは3GPPおよびIEEE 802.11gをベースとしたインタフェースとすることができる。
【0074】
図4には、第1の「スマートホーム」シナリオによる第1のメッセージの流れ図(Message Sequence Chart)が示されている。これによれば、図1〜図3に示した通信システムTKS1,TKS2,TKS3において通信用送受話器TKHAとして構成されている第3の移動局MT3のユーザがその移動局MT3を用いて、「スタンバイ」モードにあるパーソナルコンピュータPCをウェイクアップさせて起動させる。このために必要とされるメッセージシーケンスは図4に示されているように、第3の移動局MT3、この第3の移動局MT3とエアインタフェースLSSを介して接続されI/OモバイルボックスMBもしくはI/OモバイルボックスカードMBKとして構成された第1の移動局MT1と、この第1の移動局MT1と回線接続USB,ETHERNTを介して接続され第1の内部データソース/データシンクI−DQS1として構成されたパーソナルコンピュータPCとの間で流れる。
【0075】
メッセージシーケンスを示すにあたり考慮されるユニットあるいはコンポーネントは以下の通りである:
(i)移動局MT3については、たとえばキーボードTAおよびディスプレイとして構成された表示装置AVを有するユーザインタフェースBSS、MT記憶装置MT−S、MTプロセッサとして構成された中央制御ユニットMT−P、ならびに移動局MT3とI/OモバイルボックスMBとの間ではたらく共通のMT/MBエアインタフェースMT/MB−LSSであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
(ii)I/OモバイルボックスMBについては、移動局MT3と共通のMT/MBエアインタフェースMT/MB−LSS、MBプロセッサとして構成された制御ユニットMB−PならびにUSB/ETHERNETインタフェースUSB/ETH−SSであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
(iii)パーソナルコンピュータPCについては、I/OモバイルボックスMBの場合と同様、USB/ETHERNETインタフェースUSB/ETH−SS、パワーマネージメントPM、PCプロセッサとして構成された中央制御ユニットPC−PならびにPC記憶装置PC−Sであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
【0076】
すべてのユニットもしくはコンポーネントについて有効なメッセージ流れ図の初期状態AZにおいて、パーソナルコンピュータPCは「スタンバイ」モードにあり、この状態で移動局MT3によりウェイクアップされて起動される。この目的でユーザインタフェースBSSのキーボードTAから、制御コマンド「PCをウェイクアップして起動せよ」STKがMTプロセッサMT−Pへ伝送される。MTプロセッサMT−Pは内部コミュニケーションコネクションセットアップのため、MT/MBエアインタフェースMT/MB−LSSを介してMBプロセッサMB−Pへ、セットアップメッセージ「内部コミュニケーションコネクション」AUMを伝送する。これに応じてMBプロセッサMB−PはMT/MBエアインタフェースMT/MB−LSSを介してMTプロセッサMT−Pへ、確認メッセージBMを返送する。その後、MTプロセッサMT−Pから、制御コマンド「PCをウェイクアップして起動せよ」STKに属するコマンドデータ「PCをウェイクアップして起動せよ」KDが、MT/MBエアインタフェースMT/MB−LSS、MBプロセッサMB−P、I/OモバイルボックスMBとパーソナルコンピュータPCのUSB/ETHERNETインタフェースUSB/ETH−SSを介して、パワーマネージメントPMへ伝送される。これと同じメッセージ経路を介して逆方向でパワーマネージメントPMからMTプロセッサMT−Pへ、応答メッセージ「PCはウェイクアップされ起動された」AWMが伝送される。これに応じてMTプロセッサは表示データ「PCはウェイクアップされ起動された」ADがユーザインタフェースBSSのディスプレイAVに与えられ、そこにおいてこのデータが表示される。ついでMTプロセッサMT−Pはセットアップされていた内部コミュニケーションコネクションをキャンセルするため、MT/MBエアインタフェースMT/MB−LSSを介してMBプロセッサMB−Pへ、キャンセルメッセージ「内部コミュニケーションコネクション」ABMを伝送し、MBプロセッサMB−Pは同じメッセージ経路を介して逆方向で、別の確認メッセージBMによりこのキャンセルメッセージに対し返答し、それによってコネクションがキャンセルされる。
【0077】
図5A〜図5Cには、第2の「スマートホーム」シナリオによる第2のメッセージ流れ図が示されている。この場合、図1〜図3に示された通信システムTKS1,TKS2,TKS3において通信用送受話器TKHAとして構成された第3の移動局MT3のユーザはその移動局MT3を用いて、基地局BSで終端させられたマルチメディアメッセージを表示させて処理し、新たなマルチメディアメッセージを作成する。このために必要とされるメッセージシーケンスは図5A〜図5Cに示されているように、回線交換型ネットワークLVNおよび/またはパケット交換型ネットワークPVN、回線接続a/b,xDSL,ETHERNETを介してこれらのネットワークLVN,PVNと接続された基地局BS、ならびにエアインタフェースLSSを介して基地局BSと接続された第3の移動局MT3の間で流れる。
【0078】
メッセージシーケンスを示すにあたり考慮されるユニットあるいはコンポーネントは以下の通りである:
(i)基地局BSについては、回線およびネットワークインタフェースLNA、BSプロセッサとして構成された中央制御ユニットBS−P、BS記憶装置BS−S、ならびに基地局BSと移動局MT3の間ではたらく共通のBS/MTエアインタフェースBS/MTーLSSであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
(ii)移動局MT3については、基地局BSと共通のBS/MTエアインタフェースBS/MTーLSS、MTプロセッサとして構成された中央制御ユニットMT−P、MT記憶装置MT−S、ならびにたとえばキーボードTAおよびディスプレイとして構成された表示装置AVを有するユーザインタフェースBSSであり、この場合、移動局MT3の各コンポーネントは図示のとおり互いに接続されている。
【0079】
すべてのユニットもしくはコンポーネントについて有効なメッセージ流れ図の初期状態AZにおいて、マルチメディアメッセージMMNを基地局BSが受信し(基地局におけるメッセージの終端)、マルチメディアメッセージMMNの受信を移動局MT2において表示することである。この目的で、回線交換型/パケット交換型ネットワークLVN,PVNから、マルチメディアメッセージMMNが回線およびネットワークインタフェースLNAを介してBSプロセッサBS−Pへ伝達される。BSプロセッサBS−Pは、このマルチメディアメッセージMMNに相応するMMNデータMMN−DをBS記憶装置に格納する。その後、BSプロセッサBS−Pはブロードキャストメッセージ「新たなマルチメディアメッセージ」BCMを、BS/MTエアインタフェースBS/MTーLSSを介してMTプロセッサMT−Pへ送信する。ついでMTプロセッサMT−Pは、表示情報「マルチメディアメッセージあり」AIをユーザインタフェースBSSのディスプレイAVに与え、そこにおいてこの情報が表示される。
【0080】
回線およびネットワークインタフェースLNAを含めてすべてのユニットもしくはコンポーネントに有効なメッセージ流れ図の第1の結果状態FZ1において、基地局BSで終端させられた特定の(n番目の)マルチメディアメッセージMMNが移動局MT3により選択され、そこに表示される。この目的で、ユーザインタフェースBSSのキーボードTAから制御コマンド「MMNリスト」STKがMTプロセッサMT−Pへ伝送される。MTプロセッサMT−Pは問い合わせメッセージ「MMMリスト」AFMを、BS/MTエアインタフェースBS/MTーLSSを介してBSプロセッサBS−Pへ送信する。この問い合わせメッセージに基づきBSプロセッサBS−Pは、すべてのMMNデータをBS記憶装置BS−Sから読み出す。この読み出しプロセス後、BSプロセッサBS−PはMMNデータリストMMN−DLを伴う応答メッセージAWMを、BS/MTエアインタフェースBS/MTーLSSを介してMTプロセッサMT−Pへ送信する。MTプロセッサMT−Pにおいて、MMNデータリストMMN−DLはMT記憶装置MT−Sにバッファリングされ、これがインタフェースBSSのディスプレイAVに与えられ、そこにおいてMMNデータリストMMN−TAが表示される。これに続いてユーザインタフェースBSSのキーボードTAにより、制御コマンド「リストのうちn番目のMMN」STKがMTプロセッサMT−Pへ伝送される。これに応じてMTプロセッサMT−Pは問い合わせメッセージ「リストのうちn番目のMMN」AFMを、BS/MTエアインタフェースBS/MTーLSSを介してBSプロセッサBS−Pへ送信する。BSプロセッサBS−Pは受信したこの問い合わせメッセージに基づき、n番目のMMNデータをBS記憶装置BS−Sから読み出す。読み出しプロセス終了後、BSプロセッサBS−Pは読み出されたn番目のMMNデータn−MMN−Dを、応答メッセージAWMとしてBS/MTエアインタフェースBS/MTーLSSを介してMTMプロセッサMT−Pへ伝送する。MTプロセッサMT−Pにより、伝達されたn番目のMMNデータn−MMN−DがMT記憶装置MT−Sに記憶され、ユーザインタフェースBSSのディスプレイAVに与えられ、そこにおいてそのデータつまりn番目のマルチメディアメッセージが表示される。
【0081】
メッセージ流れ図においてこれに続いて、ユニットもしくはコンポーネントすなわちMTプロセッサ、MT記憶装置、ユーザインタフェース/ディスプレイおよびユーザインタフェース/キーボードに対して有効である第2の結果状態FZ2において、表示されたマルチメディアメッセージたとえばn番目のマルチメディアメッセージが変更される。この目的で、ユーザインタフェースBSSのキーボードTAから制御コマンド「n番目のMMNを変更せよ」STKがMTプロセッサMT−Pへ伝送される。制御コマンドSTKの伝送に続いて、キーボードTAからMTマイクロプロセッサMT−Pへ変更コマンドAEKが伝達される。この変更コマンドAEKに基づき、MTプロセッサMT−Pにより変更メッセージAENが形成され、このメッセージはMT記憶装置MT−Sに記憶され、ユーザインタフェースBSSのディスプレイAVに与えられ、そこにおいてこの変更メッセージAENが表示される。
【0082】
メッセージ流れ図においてこれに続いて、やはりすべてのユニットもしくはコンポーネントに対し有効である第3の結果状態FZ3において、表示されたマルチメディアメッセージたとえば変更されたn番目のマルチメディアメッセージに対し返答が行われる。この目的でユーザインタフェースBSSのキーボードTAからMTプロセッサMT−Pへ、制御コマンド「n番目のMMNに返答せよ」STKが伝送される。制御コマンドSTKの伝送に続いて、キーボードTAからMTプロセッサMT−Pへ返答コマンドBAKが伝達される。この返答コマンドBAKに基づきMTプロセッサMT−Pにより応答メッセージAWNが形成され、これがMT記憶装置MT−Sに記憶されてユーザインタフェースBSSのディスプレイAVに与えられ、そこにおいてこの応答メッセージAWNが表示される。ついでユーザインタフェースBSSのキーボードTAからMTプロセッサMT−Pへ、制御コマンド「応答メッセージを送信せよ」STKが伝送される。MTプロセッサMT−Pは応答メッセージAWNの応答データAWDをMT記憶装置MT−Sから読み出して、その応答データAWDをBS/MTエアインタフェースBS/MTーLSSおよびBSプロセッサBS−Pを介して回線およびネットワークインタフェースLNAへ伝送し、そこからこの応答データAWDに対応する応答メッセージAWNが回線交換型/パケット交換型ネットワークLVN,PVNへ送信される。
【0083】
メッセージ流れ図においてこれに続いて、やはりすべてのユニットもしくはコンポーネントに対し有効である第4の結果状態FZ4において、基地局BSの記憶装置BS−Sのメッセージ要素もしくはメッセージコンポーネントからマルチメディアメッセージが作成され、ついで送信される。この目的でユーザインタフェースBSSのキーボードTAからMTプロセッサMT−Pへ、制御コマンド「MMNメニュー」STKが伝送される。これに基づきTMプロセッサMT−Pは問い合わせメッセージ「MMN要素」AFMを、BS/MTエアインタフェースBS/MTーLSSを介してBSプロセッサBS−Pへ送信する。この問い合わせメッセージに基づきBSプロセッサBS−PはすべてのMMNデータ要素をBS記憶装置BS−Sから読み出す。この読み出しプロセス後、BSプロセッサBS−PはMMNデータ要素MMN−DEを伴う応答メッセージAWMを、BS/MTエアインタフェースBS/MTーLSSを介してMTプロセッサMT−Pへ送信する。MTプロセッサMT−Pにおいて、MMNデータ要素MMN−DEからMMNメニューMMN−Mが生成され、このメニューはMT記憶装置MT−Sにバッファリングされて、ユーザインタフェースBSSのディスプレイAVに与えられ、そこにおいてMMNメニューMMN−Mが表示される。これに続いてユーザインタフェースBSSのキーボードTAからMTプロセッサMT−Pへ、MMN作成コマンドMMN−EKが伝送される。MTプロセッサMT−PはこのMMN作成コマンドからMMNメッセージMMN−Nを作成し、これはMT記憶装置MT−Sに記憶されてユーザインタフェースBSSのディスプレイAVに与えられ、そこにおいてこのMMNメッセージが表示される。これに基づきユーザインタフェースBSSのキーボードTAからMTプロセッサMT−Pへ、制御コマンド「MMNメッセージを送信せよ」STKが伝送される。MTプロセッサMT−PはMMNメッセージに対応するMMNデータMMN−DをMT記憶装置MT−Sから読み出し、このMMNデータMMN−DをBS/MTエアインタフェースBS/MTーLSSおよびBSプロセッサBS−Pを介して回線およびネットワークインタフェースLNAへ伝送し、そこからMMNデータMMN−Dに対応するマルチメディアメッセージMMNが回線交換型/パケット交換型ネットワークLVN,PVNへ送信される。
【0084】
図6には、第3の「スマートホーム」シナリオによる第3のメッセージ流れ図が示されている。この場合、図1〜図3に示した通信システムTKS1,TKS2,TKS3において通信用送受話器TKHAとして構成された第3の移動局MT3のユーザは、この移動局MT3を用いてマルチメディアメッセージを受信し、つまり移動局MT3において終端させ表示させる。このために必要とされるメッセージシーケンスは図6に示されているように、回線交換型および/またはパケット交換型ネットワークLVN,PVNと、回線接続a/b,xDSL,ETHERNETを介してこれらのネットワークLVN,PVNと接続された基地局BSと、エアインタフェースLSSを介してこの基地局BSと接続された第3の移動局MT3の間で流れる。
【0085】
メッセージシーケンスを示すにあたり考慮されるユニットまたはコンポーネントは、以下の通りである:
(i)基地局BSについては、回線およびネットワークインタフェースLNA、BSプロセッサとして構成された中央制御ユニットBS−P、BS記憶装置BS−S、ならびに基地局BSと移動局MT3の間ではたらく共通のBS/MTエアインタフェースBS/MTーLSSであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
(ii)第3の移動局MT3については、基地局BSと共通のBS/MTエアインタフェースBS/MTーLSS、たとえばモデムまたはISDN−Dチャネルとして構成されたディジタルネットワークインタフェースDNA、MTプロセッサとして構成された中央制御ユニットMT−P、MT記憶装置、ならびにたとえばキーボードTAおよびディスプレイとして構成された表示装置AVを有するユーザインタフェースBSSであり、この場合、移動局MT3のコンポーネントは図示のとおり互いに接続されている。
【0086】
すべてのユニットもしくはコンポーネントに対して有効なメッセージ流れ図の初期状態AZにおいて、マルチメディアメッセージMMNを移動局MT3が受信し(移動局でのメッセージMMNの終端)、このマルチメディアメッセージMMNの受信が移動局MT3において表示される。この目的で、回線交換型/パケット交換型ネットワークLVN,PVNから回線およびネットワークインタフェースLNAを介してBSプロセッサBS−Pへ、マルチメディアメッセージMMNが伝達され、これに基づきBSプロセッサBS−Pはブロードキャストメッセージ「新たなマルチメディアメッセージ」BCMを、BS/MTエアインタフェースBS/MTーLSSおよびディジタルネットワークインタフェースDNAを介してMTプロセッサMT−Pへ送信する。これに続いてMTプロセッサMT−Pは表示情報「マルチメディアメッセージが来ています」AIをユーザインタフェースBSSのディスプレイAVへ与え、そこにおいてこの情報が表示される。その後、ユーザインタフェースBSSのキーボードTAからMTプロセッサMT−Pへ、制御コマンド「MMNサービスセンタへのコミュニケーションコネクションをセットアップせよ」が伝送される。MTプロセッサMT−PはMMNサービスセンタへのコミュニケーションコネクションをセットアップするため、セットアップメッセージ「MMNサービスセンタへのコミュニケーションコネクション」AUMを、ディジタルネットワークインタフェースDNAおよびBS/MTエアインタフェースBS/MTーLSSを介してBSプロセッサBS−Pへ伝送する。これに基づきBSプロセッサBS−Pから回線およびネットワークインタフェースLNAを介して、回線交換型/パケット交換型ネットワークLVN,PVNにけるMMNサービスセンタへのコミュニケーションコネクションがセットアップされる。これに応じてBSプロセッサBS−Pが回線およびネットワークインタフェースLNAを介して回線交換型/パケット交換型ネットワークLVN,PVNからコミュニケーションコネクションセットアップに関する確認を取得すると、BSプロセッサBS−Pは確認メッセージ「コミュニケーションコネクションセットアップ」BMを、BS/MTエアインタフェースBS/MTーLSSおよびディジタルネットワークインタフェースDNAを介してMTプロセッサMT−Pへ送信する。
【0087】
その後、ユーザインタフェースBSSのキーボードTAからMTプロセッサMT−Pへ、制御コマンド「マルチメディアメッセージ取り出し」STKが伝送される。これに応じてMTプロセッサMT−Pは、問い合わせメッセージ「マルチメディアメッセージの取り出し」AFMを、ディジタルネットワークインタフェースDNAおよびBS/MTインタフェースBS/MT−LSSを介してBSプロセッサBS−Pへ送信する。その後、BSプロセッサBS−Pにより、回線およびネットワークインタフェースLNAおよびMMNサービスセンタへのコミュニケーションコネクションを介して、回線交換型/パケット交換型ネットワークLVN,PVNからマルチメディアメッセージが取り出される。これに応じてBSプロセッサBS−Pが回線およびネットワークインタフェースLNAを介して回線交換型/パケット交換型ネットワークLVN,PVNからMMNデータMMN−Dを受け取ると、BSプロセッサBS−PはMMNデータMMN−Dとともに応答メッセージを、BS/MTエアインタフェースBS/MT−LSSおよびディジタルネットワークインタフェースDNAを介してMTプロセッサMT−Pへ送信する。伝達されたMMNデータMMN−DはMTプロセッサMT−PによりMT記憶装置MT−Sに記憶され、ユーザインタフェースBSSのディスプレイAVへ与えられ、そこにおいてそのデータつまりマルチメディアメッセージが表示される。ついでMTプロセッサMT−PはMMNサービスセンタへのコミュニケーションコネクションをキャンセルするため、キャンセルメッセージ「MMNサービスセンタへのコミュニケーションコネクション」ABMを、ディジタルネットワークインタフェースDNAおよびBS/MTエアインタフェースBS/MT−LSSを介してBSプロセッサBS−Pへ伝送する。これに応じてBSプロセッサBS−Pは回線およびネットワークインタフェースLNAを介して、回線交換型/パケット交換型ネットワークLVN,PVNにおけるMMNサービスセンタへのコミュニケーションコネクションをキャンセルする。その後、BSプロセッサBS−Pが回線およびネットワークインタフェースLNAを介して回線交換型/パケット交換型ネットワークLVN,PVNからコミュニケーションコネクションキャンセルの確認を受け取ると、BSプロセッサBS−Pは確認メッセージ「コミュニケーションコネクションキャンセル」BMを、BS/MTエアインタフェースBS/MT−LSSおよびディジタルネットワークインタフェースDNAを介してMTプロセッサMT−Pへ送信し、それによってこのコネクションがキャンセルされる。
【0088】
図7Aおよび図7Bには、第4の「スマートホーム」シナリオによる第4のメッセージ流れ図が示されている。この場合、図1〜図3に示された通信システムTKS1,TKS2,TKS3において通信用送受話器TKHAとして構成された第3の移動局MT3のユーザは、所定の(n番目の)マルチメディアメッセージをこの第3の移動局MT3から他の移動局へ、たとえば第1の移動局MT1、第2の移動局MT2またはさらに別の第3の移動局MT3へ内部伝送する。このために必要とされるメッセージシーケンスは図7Aおよび図7Bに示されているように、第3の移動局MT3と、この移動局MT3とエアインタフェースLSSを介して(ポイント・ツー・ポイントコネクションにより)直接、あるいは基地局BSを介して間接的に接続された他の移動局MT1,MT2,MT3との間で流れる。
【0089】
メッセージシーケンスを示すにあたり考慮されるユニットあるいはコンポーネントは以下の通りである:
(i)移動局MT3については、たとえばキーボードTAおよびディスプレイとして構成された表示装置AVを有するユーザインタフェースBSS、MT記憶装置MT−S、MTプロセッサとして構成された中央制御ユニットMT−P、ならびに移動局MT3と別の移動局MT1,MT2,MT3との間で動作する共通のMT/MTエアインタフェースMT/MT−LSSであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
(ii)他の移動局MT1,MT2,MT3については、第3の移動局MT3と共通のMT/MTエアインタフェースMT/MT−LSS、MTプロセッサとして構成された中央制御ユニットMT−P、MT記憶装置MT−S、ならびにたとえばキーボードTAおよびディスプレイとして構成された表示装置AVを有するユーザインタフェースBSSであり、この場合、移動局MT3の各コンポーネントは図示のとおり互いに接続されている。
【0090】
すべてのユニットもしくはコンポーネントについて有効なメッセージ流れ図の初期状態AZにおいて、n番目のマルチメディアメッセージMMNが第3の移動局MT3から他の移動局MT1,MT2,MT3へ内部伝送される。この目的で、ユーザインタフェースBSSのキーボードTAから制御コマンド「MMNリスト」STKがMTプロセッサMT−Pへ伝送される。これに基づきMTプロセッサMT−Pは、すべてのMMNデータをMT記憶装置MT−Sから読み出す。この読み出し後、MTプロセッサMT−PはMMNリストMMN−LをユーザインタフェースBSSのディスプレイAVに与え、そこにおいてこのMMNリストMMN−Lが表示される。ついでユーザインタフェースBSSのキーボードTAから、制御コマンド「リストのうちn番目のMMN」STKがMTプロセッサMT−Pへ伝送される。これに応じてMTプロセッサMT−Pは、n番目のMMNデータnーMMN−DをMT記憶装置MT−Sから読み出す。読み出しプロセス終了後、MTプロセッサMT−Pは読み出されたMMNデータn−MMN−DをユーザインタフェースBSSのディスプレイAVに与え、そこにおいてそのデータが表示される。その後、ユーザインタフェースBSSのキーボードTAからMTプロセッサMT−Pへ、制御コマンド「n番目のMMNデータを他の移動局へ送信せよ」STKが伝送される。MTプロセッサMT−Pは内部コミュニケーションコネクションをセットアップするためセットアップメッセージ「内部コミュニケーションコネクション」AUMを、MT/MTエアインタフェースMT/MT−LSSを介して他の移動局MT1,MT2,MT3のMTプロセッサMT−Pへ伝送する。これに基づきこのMTプロセッサMT−Pは、MT/MTエアインタフェースMT/MT−LSSを介して第3の移動局MT3のMTプロセッサMT−Pへ確認応答メッセージBMを送り戻す。これに応じてMTプロセッサMT−Pは問い合わせメッセージ「n番目のMMNデータを伝送?」AFMを、MT/MTエアインタフェースMT/MT−LSSを介して他の移動局MT1,MT2,MT3のMTプロセッサMT−Pへ送信する。このMTプロセッサMT−Pは応答として応答メッセージ「了解」AWMを、MT/MTエアインタフェースMT/MT−LSSを介して第3の移動局MT3のMTプロセッサMT−Pへ送り戻す。この応答メッセージAWMに基づきMTプロセッサMT−Pは、n番目のMMNデータn−MMN−DをMT記憶装置MT−Sから読み出す。この読み出しプロセス後、MTプロセッサMT−Pはn番目のMMNデータn−MMN−Dとともに伝送メッセージUMを、MT/MTエアインタフェースMT/MT−LSSを介して他の移動局MT1,MT2,MT3のMTプロセッサMT−Pへ送信する。このMTプロセッサMT−Pによりn番目のMMNデータn−MMN−DがMT記憶装置MT−Sに記憶され、場合によってはユーザインタフェースBSSのディスプレイAVに与えられて、そこにおいてこのデータを表示させることができる。これに続いて、MTプロセッサMT−Pから確認メッセージ「データを取得」BMが、MT/MTエアインタフェースMT/MT−LSSを介して第3の移動局MT3のMTプロセッサMT−Pへ送信される。受信したこの確認メッセージBMに基づきMTプロセッサMT−Pは表示情報「n番目のMMNデータの伝送に成功しました」AIを、第3の移動局MT3におけるユーザインタフェースBSSのディスプレイAVに与え、そこにおいてこの情報が表示される。その後、ユーザインタフェースBSSのキーボードTAから第3の移動局MT3のMTプロセッサMT−Pへ制御コマンド「コネクションを終了せよ」STKが伝送され、これに基づきMTプロセッサMT−Pはセットアップされていた内部コミュニケーションコネクションをキャンセルするためキャンセルメッセージ「内部コミュニケーションコネクション」ABMを、MT/MTエアインタフェースMT/MT−LSSを介して他の移動局MT1,MT2,MT3のMTプロセッサMT−Pへ送信し、他の移動局MT1,MT2,MT3はこのキャンセルメッセージに対し逆方向で同じメッセージ経路を介して別の確認メッセージBMを用いて返答し、これによってコネクションがキャンセルされる。
【0091】
図8A〜図8Dには、第5の「スマートホーム」シナリオによる第5のメッセージ流れ図が示されている。この場合、図1〜図3において通信用送受話器TKHAとして構成された第3の移動局MT3のユーザが、パーソナルコンピュータPCに格納されているビデオ映画をテレビジョン装置FAのところで見る。このために必要とされるメッセージシーケンスは図8A〜図8Dに示されているように、第3の移動局MT3と、この第3の移動局とエアインタフェースLSSを介して(ポイント・ツー・コネクションにより)直接、または基地局BSを介して間接的に接続され図1〜図3に示したようにI/OモバイルボックスカードMBKが組み込まれているパーソナルコンピュータPCと、このパーソナルコンピュータPCとエアインタフェースLSSを介して接続されていI/OモバイルボックスMBと、ライン接続SCART,S−VIDEOを介してI/OモバイルボックスMBと接続されているテレビジョン装置FAとの間で流れる。
【0092】
メッセージシーケンスを示すにあたり考慮されるユニットあるいはコンポーネントは以下の通りである:
(i)移動局MT3については、たとえばキーボードTAおよびディスプレイとして構成された表示装置AVを有するユーザインタフェースBSS、MT記憶装置MT−S、MTプロセッサとして構成された中央制御ユニットMT−P、ならびにI/OモバイルボックスカードMBKの組み込まれたパーソナルコンピュータPCと移動局MT3との間で動作する共通のPC/MTエアインタフェースPC/MT−LSSであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
(ii)I/OモバイルボックスカードMBKの組み込まれたパーソナルコンピュータPCについては、移動局MT3と共通のPC/MTエアインタフェースPC/MT−LSS、MTプロセッサとして構成された中央制御ユニットMT−P、PC記憶装置PC−S、ならびにI/OモバイルボックスカードMBKの組み込まれたパーソナルコンピュータPCとI/OモバイルボックスMBとの間で動作する共通のPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSSであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
(iii)I/OモバイルボックスMBについては、I/OモバイルボックスカードMBKの組み込まれたパーソナルコンピュータPCと共通のPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSS、MBプロセッサとして構成された中央制御ユニットMB−P、MB記憶装置MB−S、ならびにI/OモバイルボックスMBとテレビジョン装置FAとの間で動作する共通のデータインタフェースDSSであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
(iv)テレビジョン装置FAについては、I/OモバイルボックスMBと共通のデータインタフェースDSS、FAプロセッサとして構成された中央制御ユニットFA−P、ならびにFAスクリーンFA−Bであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
【0093】
メッセージ流れ図の全てのユニットないしはコンポーネントに対して有効な選択的な事前状態VZにおいては、パーソナルコンピュータ(PC)も、テレビジョン装置FAも「スタンバイ」モードにあり、この状態において移動局MT3から、図4に示されたウェイクアッププロシージャに従ってウェイクアップされて起動される。これに続く、全てのユニットないしコンポーネントに対して有効な、メッセージ流れ図の初期状態AZにおいては、パーソナルコンピュータPC内に格納されているビデオ映画がテレビジョン装置FAで出力される。このためにはユーザインタフェースBSSのキーボードTAによって制御コマンド「ビデオリスト」STKがMTプロセッサMT−Pから伝送される。MTプロセッサMT−Pは問い合わせメッセージ「ビデオリスト」AFMを、PC/MTエアインタフェースPC/MT−LSSを介してPCプロセッサPC−Pへ伝送する。このような問い合わせメッセージAFMに基づいて、PCプロセッサPC−Pは、PC記憶装置PC−Sから全ビデオデータを読み出す。このような読み出し過程の後に、PCプロセッサPC−Pは、応答メッセージAWMをビデオデータリストVDLとともに、PC/MTエアインタフェースPC/MT−LSSを介してMTプロセッサMT−Pに送信する。MTプロセッサMT−P内では、ビデオデータリストVDLがMT記憶装置MT−Sにバッファリングされ、ユーザインタフェースBSSのディスプレイAVに与えられ、ここでビデオデータリストVDLが表示される。これに続いて、ユーザインタフェースBSSのキーボードTAによって制御コマンド「ビデオリストのうちn番目のビデオをテレビジョン装置で出力するため対応するI/Oモバイルボックスに伝送せよ」STKがMTプロセッサMT−Pへ伝送される。MTプロセッサMT−Pは、これに続いて、要求メッセージ「ビデオリストのうちn番目のビデオをテレビジョン装置で出力するため対応するI/Oモバイルボックスに伝送せよ」AFFNを、PC/MTエアインタフェースPC/MT−LSSを介してPCプロセッサPC−Pへ送信する。この要求メッセージAFFMの伝送に続いて、PCプロセッサPC−Pから問い合わせメッセージ「テレビジョン装置におけるビデオ出力」AFMがPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSSを介して、MBプロセッサMB−Pへ送信される。これに続いてMBプロセッサMB−Pは情報メッセージ「テレビジョン装置におけるビデオ出力」INMをデータインタフェースDSSを介してFAプロセッサFA−Pへ伝送する。このような情報メッセージINMの送信後、MBプロセッサMB−Pから応答メッセージ「ビデオ出力準備完了」AWNがPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSSを介してPCプロセッサPC−Pへ送信される。
【0094】
これに続く、ユニットないしコンポーネント「PCプロセッサおよびPC記憶装置」に対して有効な、メッセージ流れ図の第1の結果状態FZ1において、伝送されるべきデータ量およびエアインタフェースの伝送レートに応じて、データが分けて伝送される。このためにPCプロセッサPC−Pは、n番目のビデオデータの第1の部分P1−n−VDを、PC−記憶装置PC−Sから読み出す。n番目のビデオデータのこの第1の部分P1−n−VDの読み出し過程後に、n番目のビデオデータの第1の部分P1−n−VDがPCプロセッサPC−PからPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSSを介して、MBプロセッサMB−Pへ伝送される。ここではこの第1の部分が、MBプロセッサMB−PからバッファリングのためMB記憶装置MB−Sへ伝送され、引き続き、テレビジョン装置FAのFAスクリーンFA−B上での表示のために、データインタフェースDSSを介してFAプロセッサFA−Pへ転送される。
【0095】
これに続く、全てのユニットないしコンポーネントに対する有効な、メッセージ流れ図の第2の結果状態FZ2において、テレビジョン装置FAでのビデオ映画の再生が、移動局のユーザインタフェースBSS上でのコントロールコマンドのユーザ入力によって制御される。この種のコマンドは、例えば再生の送りおよび戻し、停止、終了、続行等である。このためにMBプロセッサMB−Pから問い合わせメッセージ「次のビデオデータ」AFMがPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSSを介してPCプロセッサPC−Pへ送信される。この問い合わせメッセージAFMに基づいて、PCプロセッサPC−Pはn番目のビデオデータの第2の部分P2−n−VDを、PC記憶装置PC−Pから読み出す。n番目のビデオデータのこの第2の部分P2−n−VDの読み出し過程後に、n番目のビデオデータの第2の部分P2−n−VDがPCプロセッサPC−PからPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSSを介して、MBプロセッサMB−Pへ伝送される。ここでこの第2の部分がMBプロセッサMB−PからバッファリングのためMB−記憶装置MB−Sへ伝送され、引き続き、テレビジョン装置FAのFAスクリーンFA−B上での表示のために、データインタフェースDSSを介してFAプロセッサFA−Pへ転送される。
【0096】
これに続く、全てのユニットないしコンポーネントに対する有効な、メッセージ流れ図の第3の結果状態FZ3において、テレビジョン装置FAでのビデオ映画の再生が、移動局のユーザインタフェースBSS上でのコントロールコマンドのユーザ入力によって制御される。この種のコマンドは、例えば再生の送りおよび戻し、停止、終了、続行等である。このために、MBプロセッサMB−Pから問い合わせメッセージ「次のビデオデータ」AFMがPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSSを介してPC−プロセッサPC−Pへ送信される。この問い合わせメッセージAFMに基づいて、PCプロセッサPC−Pはn番目のビデオデータのm番目の部分Pm−n−VDを、PC記憶装置PC−Sから読み出す。n番目のビデオデータのこのm番目の部分Pm−n−VDの読み出し過程後に、n番目のビデオデータのm番目の部分Pm−n−VDがPCプロセッサPC−PからPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSSを介して、MBプロセッサMB−Pへ伝送される。ここではこのm番目の部分がMBプロセッサからバッファリングのためMB記憶装置MB−Sへ伝送され、引き続き、テレビジョン装置FAのFAスクリーンFA−B上での表示のために、データインタフェースDSSを介してFAプロセッサFA−Pへ転送される。
【0097】
これに続く、全てのユニットないしコンポーネントに対する有効な、メッセージ流れ図の第4の結果状態FZ4において、テレビジョン装置FAでのビデオ映画の再生が、移動局のユーザインタフェースBSS上でのコントロールコマンドのユーザ入力によって制御される。この種のコマンドは、例えば再生の送りおよび戻し、停止、終了、続行等である。このために、MBプロセッサMB−Pから問い合わせメッセージ「次のビデオデータ」AFMがPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSSを介してPCプロセッサPC−Pへ送信される。この問い合わせメッセージAFMに基づいて、PCプロセッサPC−Pから応答メッセージ「伝送終了」AWMがPC/MBエアインタフェースを介してMBプロセッサMB−Pへ伝送される。MBプロセッサMB−Pはこれに続いて情報メッセージ「ビデオ出力終了」をデータインタフェースDSSを介してFAプロセッサFA−Pへ送信する。
【0098】
図9a〜9dには、第6の「スマートホーム」シナリオに従った第6のメッセージ流れ図が示されている。ここでは、図1〜図3に示された通信システムTKS1,TKS2,TKS3の、通信用送受話器TKHAとして構成された第3の移動局MT3のユーザは、1つまたは複数のパーソナルコンピュータPCに格納されているMP3ファイルをハイファイ装置HAに出力する。このために必要なメッセージシーケンスは、図9a〜9dに従って、第3の移動局MT3と、この第3の移動局とエアインタフェースLSSを介して直接的に(ポイント・ツー・ポイントコネクション)または間接的に基地局BSを介して接続されており、図1〜3に従って統合されたI/Oモバイルボックスカードを有するパーソナルコンピュータPCと、このパーソナルコンピュータPCとエアインタフェースLSSを介して接続されているI/OモバイルボックスMBと、このI/OモバイルボックスMBと回線接続CINCH,S/PDIFを介して接続されているハイファイ装置HAの間で流れる。
【0099】
メッセージシーケンスを示すにあたり考慮されるユニットあるいはコンポーネントは以下の通りである:
(i)移動局MT3については、たとえばキーボードTAおよびディスプレイとして構成された表示装置AVを有するユーザインタフェースBSS、MT記憶装置MT−S、MTプロセッサとして構成された中央制御ユニットMT−P、ならびに移動局MT3と統合されたI/OモバイルボックスカードMBKを有するパーソナルコンピュータPCとの間で働く共通のPC/MTエアインタフェースPC/MT−LSSであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
(ii)I/OモバイルボックスカードMBKが統合されているパーソナルコンピュータPCについては、移動局MT3と共通のPC/MTエアインタフェースPC/MT−LSS、MTプロセッサとして構成された中央制御ユニットMT−P、PC記憶装置PC−Sと、並びにI/OモバイルボックスカードMBKが統合されているパーソナルコンピュータPCとI/OモバイルボックスMBとの間で働く共通のPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSSであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
(iii)I/OモバイルボックスMBについては、I/OモバイルボックスカードMBKが統合されているパーソナルコンピュータPCと共通のPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSS、MBプロセッサとして構成されている中央制御ユニットMB−P、MB記憶装置MB−S、並びにI/OモバイルボックスMBとテレビジョン装置FAの間で働く共通のデータインタフェースDSSであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
(iv)ハイファイ装置については、I/OモバイルボックスMBと共通のデータインタフェースDSS、HAプロセッサとして構成されている中央制御ユニットHA−P、並びにE/AコンバータE/A−Wであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
【0100】
メッセージ流れ図の、全てのユニットないしコンポーネントに対して有効な選択的事前状態VZにおいては、パーソナルコンピュータPCもハイファイ装置HAも「スタンバイ」モードにあり、この状態において移動局MT3によって、図4に示されたウェイクアッププロシージャに従ってウェイクアップされて起動される。これに続く、全てのユニットないしコンポーネントに対して有効な、メッセージ流れ図の初期状態AZにおいては、パーソナルコンピュータPC内に格納されているMP3ファイルがハイファイ装置HAに出力される。このためにはユーザインタフェースBSSのキーボードTAによって制御コマンド「MP3リスト」STKがMTプロセッサMT−Pから伝送される。MTプロセッサMT−Pは問い合わせメッセージ「MP3リスト」AFMを、PC/MTエアインタフェースPC/MT−LSSを介してPCプロセッサPC−Pへ伝送する。この問い合わせメッセージAFMに基づいて、PCプロセッサPC−Pは、PC記憶装置PC−Sから全MP3データを読み出す。この読み出し過程の後に、PCプロセッサPC−Pは、応答メッセージAWMをMP3リストMP3−DLとともに、PC/MTエアインタフェースPC/MT−LSSを介して、MTプロセッサMT−Pに送信する。MTプロセッサMT−P内では、MP3データリストMP3−DLがMT記憶装置MT−Sにバッファリングされ、ユーザインタフェースBSSのディスプレイAVに出力される。ここでMP3データリストMP3−DLが表示される。これに続いて、ユーザインタフェースBSSのキーボードTAによって制御コマンド「MP3リストのうちn番目のMP3ファイルをハイファイ装置で出力するため対応するI/Oモバイルボックスへ伝送せよ」STKがMTプロセッサMT−Pへ伝送される。MTプロセッサMT−Pは、これに続いて、要求メッセージ「MP3リストのうちのn番目のMP3ファイルをハイファイ装置で出力するため対応するI/Oモバイルボックスへ伝送せよ」AFFNを、PC/MTエアインタフェースPC/MT−LSSを介してPCプロセッサPC−Pへ送信する。この要求メッセージAFFMの伝送に続いて、PCプロセッサPC−Pから問い合わせメッセージ「ハイファイ装置におけるMP3出力」AFMがPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSSを介して、MBプロセッサMB−Pへ送信される。これに続いてMBプロセッサMB−Pは情報メッセージ「ハイファイ装置におけるMP3出力」INMをデータインタフェースDSSを介してHAプロセッサHA−Pへ伝送する。この情報メッセージINMの送信後、MBプロセッサMB−Pから応答メッセージ「MP3出力準備完了」AWNがPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSSを介してPCプロセッサPC−Pへ送信される。
【0101】
これに続く、ユニットないしコンポーネント「PCプロセッサおよびPC記憶装置」に対して有効な、メッセージ流れ図の第1の結果状態FZ1において、伝送すべきデータ量およびエアインタフェースの伝送レートに応じて、データが分けて伝送される。このためにPCプロセッサPC−Pは、n番目のMP3データの第1の部分P1−n−MP3−Dを、PC記憶装置PC−Sから読み出す。n番目のMP3データのこの第1の部分P1−n−MP3−Dの読み出し過程後に、n番目のMP3データの第1の部分P1−n−MP3−DがPCプロセッサPC−PからPC/MB−エアインタフェースPC/MB−LSSを介して、MBプロセッサMB−Pへ伝送される。ここではこの第1の部分がMBプロセッサからバッファリングのためにMB記憶装置MB−Sへ伝送され、引き続き、ハイファイ装置HAのE/AコンバータE/A−Wでの出力のために、データインタフェースDSSを介してHAプロセッサHFA−Pへ転送される。
【0102】
これに続く、全てのユニットないしコンポーネントに対する有効な、メッセージ流れ図の第2の結果状態FZ2において、ハイファイ装置HAでのMP3ファイルの再生が、移動局のユーザインタフェースBSS上でのコントロールコマンドのユーザ入力によって制御される。この種のコマンドは、例えば再生の送りおよび戻し、停止、終了、続行等である。このためにMBプロセッサMB−Pから問い合わせメッセージ「次のMP3データ」AFMがPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSSを介してPCプロセッサPC−Pへ送信される。この問い合わせメッセージAFMに基づいて、PCプロセッサPC−Pはn番目のMP3データの第2の部分P2−n−MP3−Dを、PC記憶装置PC−Sから読み出す。n番目のMP3データのこの第2の部分P2−n−MP3−Dの読み出し過程後に、n番目のMP3データの第2の部分P2−n−MP3−DがPCプロセッサPC−PからPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSSを介して、MBプロセッサMB−Pへ伝送される。ここではこの第2の部分がMBプロセッサからバッファリングのために、MB−記憶装置MB−Sへ伝送され、引き続き、ハイファイ装置のE/AコンバータE/A−Wでの出力のために、データインタフェースDSSを介してHAプロセッサHA−Pへ転送される。
【0103】
これに続く、全てのユニットないしコンポーネントに対する有効な、メッセージ流れ図の第3の結果状態FZ3において、ハイファイ装置HAでのMP3ファイルの再生が、移動局のユーザインタフェースBSS上でのコントロールコマンドのユーザ入力によって制御される。この種のコマンドは、例えば再生の送りおよび戻し、停止、終了、続行等である。このために、MBプロセッサMB−Pから問い合わせメッセージ「次のMP3データ」AFMがPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSSを介してPCプロセッサPC−Pへ送信される。この問い合わせメッセージAFMに基づいて、PCプロセッサPC−Pはn番目のMP3データのm番目の部分Pm−n−MP3−Dを、PC記憶装置PC−Sから読み出す。n番目のMP3データのこのm番目の部分Pm−n−MP3−Dの読み出し過程後に、n番目のMP3データのm番目の部分Pm−n−MP3−DがPCプロセッサPC−PからPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSSを介して、MBプロセッサMB−Pへ伝送される。ここでこのm番目の部分がMBプロセッサからバッファリングのためにMB−記憶装置MB−Sへ伝送され、引き続き、ハイファイ装置のE/AコンバータE/A−Wでの出力のために、データインタフェースDSSを介してHAプロセッサHA−Pへ転送される。
【0104】
これに続く、全てのユニットないしコンポーネントに対する有効な、メッセージ流れ図の第4の結果状態FZ4において、ハイファイ装置HAでのMP3フィルムの再生が、移動局のユーザインタフェースBSS上でのコントロールコマンドのユーザ入力によって制御される。この種のコマンドは、例えば再生の送りおよび戻し、停止、終了、続行等である。このために、MBプロセッサMB−Pから問い合わせメッセージ「次のMP3データ」AFMがPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSSを介してPCプロセッサPC−Pへ送信される。この問い合わせメッセージAFMに基づいて、PCプロセッサPC−Pから応答メッセージ「伝送終了」AWMがPC/MBエアインタフェースPC/MB−LSSを介してMBプロセッサMB−Pへ伝送される。MBプロセッサMB−Pはこれに続いて情報メッセージ「MP3出力終了」をデータインタフェースDSSを介してHAプロセッサHA−Pへ送信する。
【0105】
図10a〜10cには、第7の「スマートホーム」シナリオに従った第7のメッセージ流れ図が示されている。ここでは、図1〜図3に示された通信システムTKS1,TKS2,TKS3の、通信用送受話器TKHAとして構成された第3の移動局MT3のユーザは、移動局MT3を通じて、テレビジョン番組の開始およびコマーシャルブレークによるテレビジョン番組の中断に関して情報が与えられる。このために必要なメッセージシーケンスは図10a〜10cに従って、第3の移動局MT3と、この第3の移動局とエアインタフェースLSSを介して直接的に(ポイント・ツー・ポイントコネクション)または間接的に基地局BSを介して接続されており、接続されているテレビジョン装置FAを有するセットトップボックスSTBと、DVB−T/S/T−ネットワークへの接続部DVBNの間で流れる。
【0106】
メッセージシーケンスを示すにあたり考慮されるユニットあるいはコンポーネントは以下の通りである:
(i)移動局MT3については、例えばE/AコンバータE/A−W、キーボードTAおよびディスプレイとして構成された表示装置AVを有しているユーザインタフェースBSS、MT−記憶装置MT−S、MT−プロセッサとして構成された中央制御ユニットMT−P、並びに移動局MT3とセットトップボックスSTBの間で働く共通のMT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
(ii)セットトップボックスSTBについては、移動局MT3と共通のMT/STBエアインタフェースMT/STB−LSS、STB−プロセッサとして構成された中央制御ユニットSTB−P、テレビジョン装置FAへの接続部を有するAS/DSインタフェースAS/DS−SS、並びにDVB−T/S/T−ネットワークへの接続部DVBNを有するDVBインタフェースDVB−SSであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
【0107】
全てのユニットないしコンポーネントに対して有効な、メッセージ流れ図の初期状態AZにおいて、移動局MT3によって、特定のテレビジョン放送の開始が注意喚起される。このためにユーザインタフェースBSSのキーボードTAによって制御コマンド「X放送局によるY日のテレビジョン番組」STKがMTプロセッサMT−Pへ伝送される。MTプロセッサMT−Pは、内部コミュニケーションコネクションをセットアップするために、セットアップメッセージ「内部コミュニケーションコネクション」AUMを、MT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSを介してSTBプロセッサSTB−Pへ伝送する。STBプロセッサSTB−Pはこれに続いて、確認メッセージBMを、MT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSを介して、MTプロセッサMT−Pへ返送する。これに続いて、MTプロセッサMT−Pから問い合わせメッセージ「X放送局によるY日のテレビジョン番組」AFMが、MT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSを介してSTBプロセッサSTB−Pへ伝達される。このインプット問い合わせメッセージAFMに基づいて、STBプロセッサSTB−P内で、評価「ビデオテキストまたは電子番組案内(EPG)」AWが行われる。ここではDVBインタフェースDVB−SSを介して、DVB−T/S/T−ネットワークDVBNから受信されたビデオテキストまたはEPG信号情報VT/EPG−SI(電子番組案内)が評価される。このような評価AWが終了した後、STBプロセッサSTB−Pによって、ここから応答メッセージAWMが番組データPDとともにMT/STBエアインタフェースSTB−LSSを介してMTプロセッサMT−Pへ送信される。MTプロセッサMT−Pから、受信された番組データPDがその後、ユーザインタフェースBSSのディスプレイAVに与えられ、ここでこの番組データが表示される。その後、ユーザインタフェースBSSのキーボードTAによって制御コマンド「テレビジョン放送Z(例えばARD−スポーツニュース)の開始に注意せよ」STKがMTプロセッサMT−Pへ送信される。MTプロセッサMT−Pは、これに続いて、問い合わせメッセージ「テレビジョン放送Zの開始に注意」AFMを、MT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSを介してSTBプロセッサSTB−Pへ送信する。この受信された問い合わせメッセージAFMに基づいて、STBプロセッサSTB−Pによって、DVBインタフェースDVB−SSとともに、監視「テレビジョン放送Zの開始」
【0108】
【数1】

が実行される。この監視
【0109】
【数2】

の開始後、STBプロセッサSTB−Pは応答メッセージ「注意要求の受け取り」AWMをMT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSを介してMTプロセッサMT−Pへ送信する。この応答メッセージAWMに基づいてその後、MTプロセッサMT−Pから、セットアップされた内部コミュニケーションコネクションをキャンセルするために、キャンセルメッセージ「内部コミュニケーションコネクション」ABMがMT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSを介してSTBプロセッサSTBへ伝送される。このSTBプロセッサはキャンセルメッセージに、同じメッセージ経路上で反対方向で、別の確認メッセージBMを用いて応答する。これによって接続がキャンセルされる。
【0110】
これに続いて、STBプロセッサSTB−Pによって、監視
【0111】
【数3】

に基づいて確定「テレビジョン放送Zの開始」FSTが行われる。STBプロセッサSTB−Pは、これに続いて内部コミュニケーションコネクションをセットアップするために、セットアップメッセージ「内部コミュニケーションコネクション」AUMをMT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSを介してMTプロセッサMT−Pへ伝送する。MTプロセッサMT−Pは、これに続いて、確認メッセージBMをMT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSを介してSTBプロセッサSTB−Pへ返送する。この受信された確認メッセージBMに基づいて、STBプロセッサSTB−Pから、注意喚起メッセージ「テレビジョン放送Zの開始」EMがMT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSを介して、MTプロセッサMT−Pへ伝送される。これに続いて、MTプロセッサMT−Pは、第1の表示情報「警告テキスト(例えばARDスポーツニュースが始まる)としてテレビジョン放送Zの開始」AI1を、ユーザインタフェースBSSノディスプレイAVに出力する、および/または、第2の表示情報「警告音/警告メロディまたはテレビジョン放送Zのオーディオ信号(例えばARDスポーツニュースの予告)」AI2をユーザインタフェースBSSのE/AコンバータE/A−Wに出力する。各表示情報AI1,AI2は引き続き、ディスプレイAVおよび/またはE/AコンバータE/A−Wに出力される。これに続いて、ユーザインタフェースBSSのキーボードTAによって制御コマンド「注意喚起メッセージを取得せよ」STKがMTプロセッサMT−Pへ送信される。受信された制御コマンドSTGの結果、MT−プロセッサMT−Pから、セットアップされた内部コミュニケーションコネクションをキャンセルするために、キャンセルメッセージ「内部コミュニケーションコネクション」ABMがMT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSを介してSTBプロセッサSTBへ伝送される。このSTBプロセッサはキャンセルメッセージに、同じメッセージ経路上で反対方向で、別の確認メッセージBMを用いて応答する。これによって接続がキャンセルされる。
【0112】
これに続く、全てのユニットないしコンポーネントに対して有効な、メッセージ流れ図の結果状態FZにおいて、移動局MT3によって、テレビジョン放送Zの再開を介して、その後に、これがコマーシャルブレークによって中断される。コマーシャルブレークの終了後に注意喚起される。このために、ユーザインタフェースBSSのキーボードTAによって制御コマンド「テレビジョン放送Zの再開に注意せよ」STKがMTプロセッサMT−Pへ伝送される。MTプロセッサMT−Pは、内部コミュニケーションコネクションをセットアップするために、セットアップメッセージ「内部コミュニケーションコネクション」AUMを、MT/STB−エアインタフェースMT/STB−LSSを介してSTBプロセッサSTB−Pへ伝送する。STBプロセッサSTB−Pはこれに続いて、確認メッセージBMを、MT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSを介して、MTプロセッサMT−Pへ返送する。これに続いて、MTプロセッサMT−Pから問い合わせメッセージ「テレビジョン放送Zの再開を注意喚起」AFMが、MT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSを介してSTBプロセッサSTB−Pへ伝達される。この受信された問い合わせメッセージAFMに基づいて、STBプロセッサSTB−Pによって、DVBインタフェースDVB−SSとともに、監視「コマーシャルブレークの終了」
【0113】
【数4】

が実行される。この監視
【0114】
【数5】

の開始後、STBプロセッサSTB−Pは応答メッセージ「注意喚起要求取得」AWMをMT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSを介してMTプロセッサMT−Pへ送信する。この応答メッセージAWMに基づいて、その後、MTプロセッサMT−Pから、セットアップされた内部コミュニケーションコネクションをキャンセルするために、キャンセルメッセージ「内部コミュニケーションコネクション」ABMがMT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSを介してSTBプロセッサSTBへ伝送される。このSTBプロセッサはキャンセルメッセージに、同じメッセージ経路上で反対方向で、別の確認メッセージBMを用いて応答する。これによって接続がキャンセルされる。
【0115】
これに続いて、STBプロセッサSTB−Pによって、監視
【0116】
【数6】

に基づいて確定「コマーシャルブレークの終了」FSTが行われる。STBプロセッサSTB−Pは、これに続いて内部コミュニケーションコネクションをセットアップするために、セットアップメッセージ「内部コミュニケーションコネクション」AUMをMT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSを介してMTプロセッサMT−Pへ伝送する。MTプロセッサMT−Pはこれに続いて、確認メッセージBMをMT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSを介してSTBプロセッサSTB−Pへ返送する。このような受信された確認メッセージBMに基づいて、STBプロセッサSTB−Pから、注意喚起メッセージ「コマーシャルブレークの終了」EMがMT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSを介して、MTプロセッサMT−Pへ伝送される。これに続いて、MTプロセッサMT−Pは、第1の表示情報「警告テキスト(たとえばARDスポーツニュース再開)としてテレビジョン放送Zの再開」AI1を、ユーザインタフェースBSSのディスプレイAVに出力する、および/または、第2の表示情報「警告音/警告メロディまたはテレビジョン放送Zのオーディオ信号(たとえばスポーツニュースキャスターの音声)」AI2をユーザインタフェースBSSのE/AコンバータE/A−Wに出力する。各表示情報AI1、AI2は引き続き、ディスプレイAVおよび/またはE/AコンバータE/A−Wに出力される。これに続いて、ユーザインタフェースBSSのキーボードTAによって制御コマンド「注意喚起メッセージを取得せよ」STKがMTプロセッサMT−Pへ送信される。受信された制御コマンドSTGの結果、MTプロセッサMT−Pから、セットアップされた内部コミュニケーションコネクションをキャンセルするために、キャンセルメッセージ「内部コミュニケーションコネクション」ABMがMT/STBエアインタフェースMT/STB−LSSを介してSTBプロセッサSTBへ伝送される。このSTBプロセッサはキャンセルメッセージに、同じメッセージ経路上で反対方向で、別の確認メッセージBMを用いて応答する。これによって接続がキャンセルされる。
【0117】
図11a〜11cには、第8の「スマートホーム」シナリオに従った第8のメッセージ流れ図が示されている。ここでは、図1〜図3に示された遠隔通信システムTKS1,TKS2,TKS3の、通信用送受話器TKHAとして構成された第3の移動局MT3のユーザは、この移動局MT3を用いて、「遠隔投票」に参加する。このために必要なメッセージシーケンスは、図11a〜11cに従って、第3の移動局MT3と、この第3の移動局とエアインタフェースLSSを介して接続されており、DVB−T/S/CネットワークDVBNとの接続を有するセットトップボックスSTBと、このセットトップボックスSTBと接続されているテレビジョン装置FAと、第3の移動局MT3とセットトップボックスSTBと、エアインタフェースLSSを介して接続されている基地局BSの間を流れる。
【0118】
メッセージシーケンスを示すにあたり考慮されるユニットまたはコンポーネントは、以下の通りである:
(i)移動局MT3については、例えばキーボードTAおよびディスプレイとして構成されている表示装置AVを有しているユーザインタフェースBSS、MT記憶装置MT−S、MTプロセッサとして構成された中央制御ユニットMT−P並びに移動局MT3とセットトップボックスSTBと基地局BSの間で働く、共通のMT/BS/STBエアインタフェースMT/BS/STB−LSSであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
(ii)基地局BSについては、移動局MT3とセットトップボックスSTBと共通のMT/BS/STBエアインタフェースMT/BS/STB−LSS並びに回線およびネットワークインタフェースLNA、BSプロセッサとして構成されている中央制御ユニットBS−P並びにBS記憶装置BS−Sから構成された機能ブロックであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
(iii)セットトップボックスSTBについては、移動局MT3と基地局BSと共通のMT/BS/STBエアインタフェースMT/BS/STB−LSS、STB−プロセッサとして構成された中央制御ユニットSTB−P、セットトップボックスSTBとテレビジョン装置FAの間で働く、共通のAD/DSインタフェースAD/DS−SS並びにDVB−T/S/Cへの接続DVBNを有するDVBインタフェースDVB−SSであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
(iv)テレビジョン装置FAについては、セットトップボックスSTBと共通のAS/DSインタフェースAS/DS−SS、FAプロセッサとして構成されている中央制御ユニットFA−P並びにFAスクリーンFA−Bであり、これらは図示のとおり互いに接続されている。
【0119】
全てのユニットないしコンポーネントに対して有効な、メッセージ流れ図の初期状態AZにおいて、移動局MT3によって「テレビ投票」が実施される。このためにSTBプロセッサSTB−PはDVBインタフェースDVB−SSを介してDVB−T/S/CネットワークDVBNから、DVB信号「テレビ投票情報」DVB−SIを得る。これに続いてSTBプロセッサSTB−PはAS/DSインタフェースAS/DS−SS、FAプロセッサFA−Pを介して、表示情報「テレビ投票スクリーンキー」をFAスクリーンFA−Bへ伝送し、内部コミュニケーションコネクションをセットアップするために、セットアップメッセージ「内部コミュニケーションコネクション」AUMを、MT/BS/STBエアインタフェースMT/BS/STB−LSSを介してMTプロセッサMT−Pへ伝送する。MTプロセッサMT−Pはこれに続いて、確認メッセージBMを、MT/BS/STBエアインタフェースMT/BS/STB−LSSを介して、STBプロセッサSTB−Pへ返送する。この確認メッセージBMに基づいて、STBプロセッサはMT/BS/STBエアインタフェースMT/BS/STB−LSSを介して、テレビ投票情報TVIとともに要求メッセージ「テレビ投票情報を表示」AFFMをMTプロセッサMT−Pへ伝送する。テレビ投票情報TVIとともにこの要求メッセージAFFMを得た後、ここから、表示情報「テレビ投票ディスプレイキー」がユーザインタフェースBSSのディプレイAVへ送られ、ここでテレビ投票ディスプレイキーが示される。さらに、MTプロセッサMT−Pは、得られた要求メッセージAFFMに対する確認メッセージBMを、MT/BS/STBエアインタフェースMT/BS/STB−LSSを介してSTBプロセッサSTB−Pへ送信する。その後、ユーザインタフェースBSSのキーボードTAから、制御コマンド「テレビ投票判定を下せ」STKがMTプロセッサMT−Pへ伝送される。MTプロセッサMT−Pはこれに続いて、テレビ投票判定データTVEDとともに伝送メッセージ「テレビ投票判定データ」
【0120】
【数7】

をSTBプロセッサSTB−Pへ伝達する。この伝送メッセージ
【0121】
【数8】

に基づいて、STBプロセッサSTB−Pから、表示情報「テレビ投票判定を確認してください」AIがAS/DSインタフェースAS/DS−SSおよびFAプロセッサFA−Pを介してFAスクリーンFA−Bへ伝送され、問い合わせメッセージ「テレビ投票判定の確認」AFMがMT/BS/STBエアインタフェースMT/BS/STB−LSSを介して、MTプロセッサMT−Pへ伝送される。MTプロセッサMT−Pはこれに続いて表示情報「テレビ投票判定を確認してください」をユーザインタフェースBSSのディスプレイAVへ出力し、ここでこの情報が表示される。引き続き、ユーザインタフェースBSSのキーボードTAによって、制御コマンド「テレビ投票判定を確認せよ」STKがMTプロセッサMT−Pへ送信される。制御コマンドSTKを得て、MTプロセッサMT−Pは確認データBSDとともに応答メッセージ「確認データ」AWMをMT/BS/STBエアインタフェースMT/BS/STB−LSSを介してSTBプロセッサSTB−Pへ送信する。STBプロセッサは、得られた確認データBSDをAS/DSインタフェースAS/DS−SSおよびFAプロセッサFA−Pを介してFAスクリーンFA−Bへ送信する。その後、STBプロセッサSTB−Pは外部コミュニケーションコネクションをセットアップするために、セットアップメッセージ「外部コミュニケーションコネクション」AUMを、MT/BS/STB−エアインタフェースMT/BS/STB−LSSを介して、基地局BSないしは、回線およびネットワークインタフェースLNA、BSプロセッサBS−PおよびBS記憶装置BS−Sから構成されている機能ブロックへ伝送する。基地局BSないしこの機能ブロックはこれに続いて、確認メッセージBMを、MT/BS/STBエアインタフェースMT/BS/STB−LSSを介して、STBプロセッサSTB−Pへ返送する。この確認メッセージBMに基づいて、STBプロセッサSTB−Pはテレビ投票判定データTVEDとともに伝送メッセージ「テレビ投票判定データ」をMT/BS/STBエアインタフェースMT/BS/STB−LSSを介して基地局BSないし機能ブロックへ伝送する。これに続いて、基地局ないし機能ブロックは別の確認メッセージBMを同じメッセージ経路上で、反対方向で、STBプロセッサSTB−Pへ送信する。この確認メッセージBMに基づいて、STBプロセッサSTB−Pによって、セットアップされた外部コミュニケーションコネクションをキャンセルするために、キャンセルメッセージ「外部コミュニケーションコネクション」ABMがMT/BS/STBエアインタフェースMT/BS/STB−LSSを介して基地局ないし機能ブロックへ伝送される。基地局ないし機能ブロックは同じメッセージ路上で反対方向で、キャンセルメッセージに、別の確認メッセージBMで応答する。これによって接続がキャンセルされる。STBプロセッサSTB−Bは引き続き、警告メッセージ「テレビ投票判定データを伝送してください」HWMをMT/BS/STBエアインタフェースMT/BS/STB−LSSを介してMTプロセッサMT−Pへ伝送する。これに続いてこれは表示情報「テレビ投票判定データが伝達されました」をユーザインタフェースBSSのディスプレイAVへ伝送する。ここでこの情報が表示される。警告メッセージHWMの伝送後、STBプロセッサSTB−Pはセットアップされた内部コミュニケーションコネクションをキャンセルするために、キャンセルメッセージ「内部コミュニケーションコネクション」ABMをMT/BS/STBエアインタフェースMT/BS/STB−LSSを介してMTプロセッサMT−Pへ送信する。このMTプロセッサはキャンセルメッセージに、同じメッセージ経路上で反対方向で、別の確認メッセージを用いて応答する。これによってコネクションがキャンセルされる。
【図面の簡単な説明】
【0122】
【図1】「スマートホーム」環境におけるワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信のための第1の通信システムを示す図。
【図2】「スマートホーム」環境におけるワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信のための第2の通信システムを示す図。
【図3】「スマートホーム」環境におけるワイヤレスのコミュニケーションおよび遠隔通信のための第3の通信システムを示す図。
【図4】第1のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがその移動局を用いて、「スタンバイ」モードにあるパーソナルコンピュータをウェイクアップさせて起動させる(第1の「スマートホーム」シナリオ)。
【図5A】第2のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがこの移動局において、基地局で終端させられたこのマルチメディアメッセージを表示させて処理し、さらに新たなマルチメディアメッセージを作成する(第2の「スマートホーム」シナリオ)。
【図5B】第2のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがこの移動局において、基地局で終端させられたこのマルチメディアメッセージを表示させて処理し、さらに新たなマルチメディアメッセージを作成する(第2の「スマートホーム」シナリオ)。
【図5C】第2のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがこの移動局において、基地局で終端させられたこのマルチメディアメッセージを表示させて処理し、さらに新たなマルチメディアメッセージを作成する(第2の「スマートホーム」シナリオ)。
【図6】第3のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがこの移動局を用いてマルチメディアメッセージを受信し、つまりこの移動局においてそれを終端させて表示する(第3の「スマートホーム」シナリオ)。
【図7A】第4のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがマルチメディアメッセージを他の移動局へ伝送する(第4の「スマートホーム」シナリオ)。
【図7B】第4のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがマルチメディアメッセージを他の移動局へ伝送する(第4の「スマートホーム」シナリオ)。
【図8A】第5のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザが、パーソナルコンピュータに格納されているビデオ映画をテレビジョン装置において見る(第5の「スマートホーム」シナリオ)。
【図8B】第5のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザが、パーソナルコンピュータに格納されているビデオ映画をテレビジョン装置において見る(第5の「スマートホーム」シナリオ)。
【図8C】第5のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザが、パーソナルコンピュータに格納されているビデオ映画をテレビジョン装置において見る(第5の「スマートホーム」シナリオ)。
【図8D】第5のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザが、パーソナルコンピュータに格納されているビデオ映画をテレビジョン装置において見る(第5の「スマートホーム」シナリオ)。
【図9A】第6のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザが、パーソナルコンピュータに格納されているMP3ファイルをハイファイ装置において出力する(第6の「スマートホーム」シナリオ)。
【図9B】第6のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザが、パーソナルコンピュータに格納されているMP3ファイルをハイファイ装置において出力する(第6の「スマートホーム」シナリオ)。
【図9C】第6のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザが、パーソナルコンピュータに格納されているMP3ファイルをハイファイ装置において出力する(第6の「スマートホーム」シナリオ)。
【図9D】第6のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザが、パーソナルコンピュータに格納されているMP3ファイルをハイファイ装置において出力する(第6の「スマートホーム」シナリオ)。
【図10A】図第7のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがその移動局により、テレビジョン放送の開始およびそのコマーシャルブレークによるその放送の中断に関して通知される。
【図10B】図第7のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがその移動局により、テレビジョン放送の開始およびそのコマーシャルブレークによるその放送の中断に関して通知される。
【図10C】図第7のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがその移動局により、テレビジョン放送の開始およびそのコマーシャルブレークによるその放送の中断に関して通知される。
【図11A】図第8のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがその移動局を用いて「遠隔投票 televoting」に参加する(第8の「スマートホーム」シナリオ)。
【図11B】図第8のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがその移動局を用いて「遠隔投票 televoting」に参加する(第8の「スマートホーム」シナリオ)。
【図11C】図第8のメッセージ流れ図(message sequence chart)であって、これによれば図1〜図3に示した通信システムにおける移動局のユーザがその移動局を用いて「遠隔投票 televoting」に参加する(第8の「スマートホーム」シナリオ)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
「スマートホーム」環境における無線コミュニケーションおよび遠隔通信のための方法であって、以下の特徴を有しており、すなわち:
a)電話通話を案内するためおよびテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を送信/受信するため、基地局(BS)を、回線交換型ネットワークおよび/またはパケット交換型ネットワークで、当該ネットワークに対応する、テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)用の外部データソース/データシンク(E−DQS)と接続させ、電話通話を案内するためおよび/または少なくとも1つのエアインタフェース(LSS)または少なくとも1つのエアインターフェース(LSS)と回線インタフェース(LTSS)を介してテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を送信/受信するため、少なくとも1つの移動局(MT,MT1,MT2,MT3,STB,MB,MBK,TKHA)を前記基地局(BS)に対応付け、
a1)少なくとも1つの第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)および/または第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)はテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を送信/受信し、
a11)前記第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)および/または基地局(BS)を第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)に対応付け、当該第1の内部データソース/データシンクから伝送されるテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を送信し、前記第1の内部データソース/データシンクに伝送されるべきテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を受信し、および/または
a12)前記第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)および/または基地局(BS)を第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)に対応付け、当該第2の内部データソース/データシンクから伝送されるテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を送信し、前記第2の内部データソース/データシンクに伝送されるべきテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を受信し、
a2)少なくとも1つの第3の移動局(MT,MT3,TKHA)によって、
a21)外部電話通話を前記基地局(BS)を介して案内し、第3の移動局(MT,MT3,TKHA)が1つより多い場合には、当該第3の移動局(MT,MT3,TKHA)間で内部電話通話も案内し、
a22)外部電話通話を案内し、テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を前記基地局(BS)を介して外部へ送信し、/外部から受信し、第3の移動局(MT,MT3,TKHA)が1つより多い場合には、当該第3の移動局(MT,MT3,TKHA)間で内部電話通話も案内し、テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を内部で送信/受信し、
b)前記第3の移動局(MT,MT3,TKHA)は制御コマンド(STK)を形成し、当該制御コマンドをエアインターフェース(LSS)を介して送信し、当該制御コマンド(STK)によって、
b1)前記基地局(BS)、前記第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)および/または前記第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)において終端させられたテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を呼び出し、当該データを、データを終端させた装置から直接的にまたは間接的に前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)、前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)および/または外部データソース/データシンク(E−DQS)へその出力、転送または移動のために送出し、および/または
b2)前記第3の基地局(MT,MT3,TKHA)、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)および/または前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)において終端させられたテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を呼び出し、当該データを、該データを終端させた装置から、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)に対応付けされた第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)ないしは第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)に対応付けされた第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)および/または基地局(BS)を介して直接的または間接的に、前記第3の移動局(MT,MT3,TKHA)、別の第3の移動局(MT,MT3,TKHA)、外部データソース/データシンク(E−DQS)、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)および/または前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)へ、その出力、転送または移動のために送出する、
ことを特徴とする、「スマートホーム」環境における無線コミュニケーションおよび遠隔通信のための方法。
【請求項2】
コントロールコマンドを形成し、当該コントロールコマンドをHF信号においてエアインタフェース(LSS)を介して送出し、
前記コントロールコマンドによって、テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)の出力、転送および移動を付加的に制御する、請求項1記載の方法。
【請求項3】
エアインタフェース(LSS)として、電話およびブロードバンドデータ伝送用の共通のインタフェースを使用する、または電話およびブロードバンドデータ伝送用のそれぞれ1つの別個のインタフェースを使用する、請求項1または2記載の方法。
【請求項4】
エアインタフェース(LSS)として、DECT,WDCT,DECT,IEEE 802.11a,IEEE 802.11b,IEEE 802.11g,Bluetooth,DECTおよびBluetooth,WDCTおよびBluetooth,DECTおよびIEEE 802.11a,DECTおよびIEEE 802.11b,DECTおよびIEEE 802.11g,WDCTおよびIEEE 802.11a,WDCTおよびIEEE 802.11b,WDCTおよびIEEE 802.11g,GSMおよびDECT,GSMおよびBluetooth,GSMおよびIEEE 802.11a,GSMおよびIEEE 802.11b,GSMおよびIEEE 802.11g,3GPPおよびBluetooth,3GPPおよびIEEE 802.11a,3GPPおよびIEEE 802.11bあるいは3GPPおよびIEEE 802.11gをベースとしたインタフェースを使用する、請求項3記載の方法。
【請求項5】
テキストデータとして、'ショートメッセージサービス'に従ったショートメッセージまたはビデオテキスト情報を使用し、オーディオデータとして、電話通話情報または'マルチメディアメッセージサービス(MMS)'に従った音楽情報またはインターネットからのオーディオダウンロード、殊にMP3ファイルを使用し、ビデオデータとして、'マルチメディアメッセージサービス'に従った画像情報またはインターネットからのビデオダウンロードを使用し、および/または制御データとして、殊にホーム領域における電気機器の制御、測定、閉ループ制御、較正、診断および/または整備のためのデータを使用する、請求項1記載の方法。
【請求項6】
第3の移動局(MT,MT3,TKHA)として、キーボードまたは音声制御並びに、メニュー制御を含むディスプレイ装置を伴ったコードレスコンフォート電話送受話器を使用し、基地局(BS)としてコードレス基地局を使用する、請求項1,3または4記載の方法。
【請求項7】
第3の移動局(MT,MT3,TKHA)として移動電話機を使用し、
当該移動電話機はコードレスインタフェース、殊に「Bluetooth」インタフェース、キーボード(TA)または音声制御並びにメニュー制御を含むディスプレイ装置(AV)を有しており、
基地局(BS)としてコードレス基地局を使用する、請求項1,3または4記載の方法。
【請求項8】
第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)として、「Ethernet」インタフェースまたは「USB」インタフェースを伴うコードレスI/Oモバイルボックス(MB,MBK)を使用する、請求項1,6または7記載の方法。
【請求項9】
第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)として、それぞれ「アナログ/ディジタル」インタフェース、「SCART/S-VIDEO」インタフェース、「CINCH/S-PID
F」インタフェースおよび/または「EIB/LON/LCN/KNX」インタフェースを有するコードレスセットトップボックス(STB)および/またはコードレスI/Oモバイルボックス(MB,MBK)を使用する、請求項1,6,7または8記載の方法。
【請求項10】
前記第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)を、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)としてのパーソナルコンピュータ(PC)と接続する、請求項1または8記載の方法。
【請求項11】
前記第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)を、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)としてのパーソナルコンピュータ(PC)内に組み込む、請求項1記載の方法。
【請求項12】
前記第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)を、前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)としてのテレビション装置(FA)、ハイファイ装置(HA)または電気機器(ELG)と接続する、請求項1または9記載の方法。
【請求項13】
前記第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)を、前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)としてのテレビション装置(FA)、ハイファイ装置(HA)または電気機器(ELG)内に組み込む、請求項1記載の方法。
【請求項14】
外部データソース/データシンク(E−DQS)をマルチメディアメッセージ−サービスセンタまたはショートメッセージ−サービスセンタとして使用する、請求項1記載の方法。
【請求項15】
前記基地局(BS)を、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)としてのパーソナルコンピュータ(PC)と接続する、および/または前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)としてのテレビション装置(FA)、ハイファイ装置(HA)または電気機器(ELG)と接続する、請求項1記載の方法。
【請求項16】
前記基地局(BS)をネットワークインタフェースモジュール(NSSM)として、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)としてのパーソナルコンピュータ(PC)内に組み込み、前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)としてのテレビション装置(FA)、ハイファイ装置(HA)または電気機器(ELG)内に組み込む、請求項1記載の方法。
【請求項17】
前記制御コマンド(STK)によって、「スタンバイ」モードにある前記パーソナルコンピュータ(PC)をウェイクアップさせて起動させる、請求項1および10または1および11記載の方法。
【請求項18】
前記制御コマンド(STK)によって、それぞれ「スタンバイ」モードにあるテレビジョン装置(FA)、ハイファイ装置(HA)または電気機器(ELG)をウェイクアップさせて起動させる、請求項1および12または1および13記載の方法。
【請求項19】
前記制御コマンド(STK)によって「遠隔投票」を実行する、請求項1,9および12または1,9および13記載の方法。
【請求項20】
前記制御コマンド(STK)によって、テレビジョン番組の開始および再会を前記第3の移動局(MT3,MT,TKHA)上に示す、請求項1,9および12または1,9および13記載の方法。
【請求項21】
"スマートホーム"環境内での無線コミュニケーションおよび遠隔通信用の遠隔通信システム(TKS1,TKS2,TKS3)であって、以下の特徴を有しており、すなわち:
a)電話通話を案内し、テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を送信/受信する基地局(BS)を有しており、当該基地局は回線交換型ネットワークおよび/またはパケット交換型ネットワーク(LVN,PVN)で、当該回線交換型ネットワークおよび/またはパケット交換型ネットワークに対応付けされた、テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)用のデータソース/データドレイン(E−DQS)と接続可能であり、電話通話を案内し、および/またはテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を送信/受信する少なくとも1つの移動局(MT,MT1,MT2,MT3,STB,MB,MBK,TKHA)は少なくとも1つのエアインタフェース(LSS)または少なくとも1つのエアインタフェース(LSS)と回線インタフェース(LTSS)を介して相互に接続可能であり、
a1)テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を送信/受信する少なくとも1つの第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)および/または第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)が構成されており、
a11)第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)に対して定められたテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を受信し、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)から生じたテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を送信する前記第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)および/または基地局(BS)はそれぞれ、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)に対応付けされており、および/または
a12)第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)に対して定められたテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を受信し、前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)から生じたテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を送信する前記第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)および/または基地局(BS)はそれぞれ、前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)に対応付けされており、
a2)少なくとも1つの第3の移動局(MT,MT3,TKHA)が、
a21)外部電話通話を前記基地局(BS)を介して案内し、第3の移動局(MT,MT3,TKHA)が1つより多い場合には、当該第3の移動局(MT,MT3,TKHA)間の内部電話通話も案内するために構成されており、または、
a22)外部電話通話を案内し、テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を基地局(BS)を介して外部へ送信/受信し、第3の移動局(MT,MT3,TKHA)が1つより多い場合には、当該第3の移動局(MT,MT3,TKHA)間の内部電話通話も案内し、テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を内部で送信/受信するために構成されており、
b)前記第3の移動局(MT,MT3,TKHA)は、当該第3の移動局(MT,MT3,TKHA)内のサービス進行および機能進行を制御するためにエアインタフェース(LSS)と接続された中央制御ユニット(MT−P)を有しており、テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データを入力するために当該中央制御ユニット(MT−P)に割り当てられた記憶装置(MT−S)並びに当該中央制御ユニット(MT−P)に接続された手段(BSS,TA)を有しており、テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データを出力するために手段(BSS,AV)を有しており、これらは機能ユニットを形成し、ここでこれらは、制御コマンド(STK)が形成され、当該制御コマンドが前記エアインタフェース(LSS)を介して送出されるように構成されており、当該制御コマンド(STK)によって、
b1)前記基地局(BS)、前記第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)および/または前記第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)において終端させられたテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)が呼び出され、当該データが、データを終端させた装置から直接的にまたは間接的に第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)、第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)および/または外部データソース/データシンク(E−DQS)へ、その出力、転送または移動のために送出され、および/または
b2)前記第3の基地局(MT,MT3,TKHA)、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)および/または前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)において終端させられたテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)が呼び出され、当該データが、データを終端させた装置から、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)に対応付けされた第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)ないしは第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)に対応付けされた第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)および/または基地局(BS)を介して直接的または間接的に、第3の移動局(MT,MT3,TKHA)、別の第3の移動局(MT,MT3)、外部データソース/データシンク(E−DQS)、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)および/または前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)へ、その出力、転送または移動のために送出される、
ことを特徴とする、"スマートホーム"環境内での無線コミュニケーションおよび遠隔通信用の遠隔通信システム。
【請求項22】
前記第3の移動局(MT,MT3,TKHA)内で、エアインタフェース(LSS)と接続された、対応付けされた記憶装置(MT−S)を伴う中央制御ユニット(MT−P)並びに当該中央制御ユニット(MT−P)と接続された入力手段(BSS,SA)と、出力手段(BSS,AV)が、制御コマンド(STK)が形成され、当該制御コマンドがHF信号において前記エアインタフェース(LSS)を介して送出されるように構成されており、当該制御コマンドによって付加的に、テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)の出力、転送および移動が制御可能である、請求項21記載の遠隔通信システム。
【請求項23】
前記エアインタフェース(LSS)は電話およびブロードバンドデータ伝送用の共通のインタフェースを含む、ないし前記エアインタフェース(LSS)は電話およびブロードバンドデータ伝送用の共通のインタフェースである、または電話およびブロードバンドデータ伝送用のそれぞれ1つの別個のインタフェースを含む、ないし電話およびブロードバンドデータ伝送用のそれぞれ1つの別個のインタフェースである、請求項21または22記載の遠隔通信システム。
【請求項24】
前記エアインタフェース(LSS)は、DECT,WDCT,DECT,IEEE 802.11a,IEEE 802.11b,IEEE 802.11g,Bluetooth,DECTおよびBluetooth,WDCTおよびBluetooth,DECTおよびIEEE 802.11a,DECTおよびIEEE 802.11b,DECTおよびIEEE 802.11g,WDCTおよびIEEE 802.11a,WDCTおよびIEEE 802.11b,WDCTおよびIEEE 802.11g,GSMおよびDECT,GSMおよびBluetooth,GSMおよびIEEE 802.11a,GSMおよびIEEE 802.11b,GSMおよびIEEE 802.11g,3GPPおよびBluetooth,3GPPおよびIEEE 802.11a,3GPPおよびIEEE 802.11bあるいは3GPPおよびIEEE 802.11gをベースとしたインタフェースである、請求項23記載の遠隔通信システム。
【請求項25】
前記テキストデータは、'ショートメッセージサービス'に従ったショートメッセージまたはビデオテキスト情報を含み、前記オーディオデータは電話通話情報、'マルチメディアメッセージサービス'に従った音楽情報またはインターネットからのオーディオダウンロード、殊にMP3ファイルを含み、前記ビデオデータは'マルチメディアメッセージサービス'に従った画像情報またはインターネットからのビデオダウンロードを含み、および/または前記制御データは、殊にホーム領域における電気機器の制御、測定、閉ループ制御、較正、診断および/または整備のためのデータを含む、請求項21記載の遠隔通信システム。
【請求項26】
前記第3の移動局(MT,MT3,TKHA)は、キーボード(TA)または音声制御並びに、メニュー制御を含むディスプレイ装置(AV)を伴ったコードレスコンフォート電話送受話器として構成されており、前記基地局(BS)はコードレス基地局として構成されている、請求項21,23または24記載の遠隔通信システム。
【請求項27】
前記第3の移動局(MT,MT3,TKHA)は、コードレスインタフェース、殊に「Bluetooth」インタフェース、キーボード(TA)または音声制御並びにメニュー制御を含むディスプレイ装置(AV)を有している移動電話機として構成されており、前記基地局(BS)はコードレス基地局として構成されている、請求項21,23または24記載の遠隔通信システム。
【請求項28】
第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)は、「Ethernet」インタフェースまたは「USBインタフェース」を伴ったコードレスI/Oモバイルボックス(MB,MBK)として構成されている、請求項21,26または27記載の遠隔通信システム。
【請求項29】
前記第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)は、それぞれ「アナログ/ディジタルインタフェース、「SCART/S-VIDEO」インタフェース、「CINCH/S-PIDF」インタフェースおよび/または「EIB/LON/LCN/KNX」インタフェースを有するセットトップボックス(STB)および/またはコードレスI/Oモバイルボックス(MB,MBK)として構成されている、請求項21,26,27または28記載の遠隔通信システム。
【請求項30】
前記第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)は、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)としてのパーソナルコンピュータ(PC)と接続されている、請求項21または28記載の遠隔通信システム。
【請求項31】
前記第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)は、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)としてのパーソナルコンピュータ(PC)内に組み込まれている、請求項21または28記載の遠隔通信システム。
【請求項32】
前記第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)は、前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)としてのテレビション装置(FA)、ハイファイ装置(HA)または電気機器(ELG)と接続されている、請求項21または29記載の遠隔通信システム。
【請求項33】
前記第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)は、前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)としてのテレビション装置(FA)、ハイファイ装置(HA)または電気機器(ELG)内に組み込まれている、請求項21記載の遠隔通信システム。
【請求項34】
前記外部データソース/データシンク(E−DQS)はマルチメディアメッセージ−サービスセンタまたはショートメッセージ−サービスセンタとして構成されている、請求項21記載の遠隔通信システム。
【請求項35】
前記基地局(BS)は前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)としてのパーソナルコンピュータ(PC)と接続されている、および/または前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)としてのテレビション装置(FA)、ハイファイ装置(HA)または電気機器(ELG)と接続されている、請求項21記載の遠隔通信システム。
【請求項36】
前記基地局(BS)はネットワークインタフェースモジュール(NSSM)として、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)としてのパーソナルコンピュータ(PC)内に組み込まれており、前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)としてのテレビジョン装置(FA)、ハイファイ装置(HA)または電気機器(ELG)内に組み込まれている、請求項21記載の遠隔通信システム。
【請求項37】
「スタンバイ」モードにある前記パーソナルコンピュータ(PC)がウェイクアップされて起動されるように前記制御コマンド(STK)が形成される、請求項21および30または21および31記載の遠隔通信システム。
【請求項38】
それぞれ「スタンバイ」モードにあるテレビジョン装置(FA)、ハイファイ装置(HA)または電気機器(ELG)がウェイクアップされて起動されるように前記制御コマンド(STK)が形成される、請求項21および32または21および33記載の遠隔通信システム。
【請求項39】
「遠隔投票」が実行されるように前記制御コマンド(STK)が形成される、請求項21,29および32または21,29および33記載の遠隔通信システム。
【請求項40】
テレビジョン番組の開始および再開が前記第3の移動局(MT,MT3,TKHA)上に示されるように前記制御コマンド(STK)が形成される、請求項21,29および32または21,29および33記載の遠隔通信システム。
【請求項41】
"スマートホーム"環境内での無線コミュニケーションおよび遠隔通信のための通信用送受話器(MT,MT3,TKHA)であって、
以下の特徴を有しており、すなわち:
a)少なくとも1つのエアインタフェース(LSS)と、当該通信用送受話器(MT,MT3,TKHA)内でのサービス進行および機能進行を制御するために当該エアインタフェース(LSS)と接続されている中央制御ユニット(MT−P)と、テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を入力するために前記中央制御ユニット(MT−P)に対応付けされている記憶装置(MT−S)並びに前記中央制御ユニット(MT−P)と接続されている手段(BSS,TA)と、テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を出力するための手段(BSS,AV)は機能ユニットを形成し、当該機能ユニットは次のように構成されており、すなわち
a1)外部電話通話を案内する、または外部電話通話を案内しかつテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を外部へ送信/受信するために前記通信用送受話器(MT、MT3,TKHA)は基地局(BS)と接続可能であり、当該基地局は、回線交換型ネットワークおよび/またはパケット交換型ネットワーク(LVN,PVN)で、テキストデータ、オーディオデータ,ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)用の当該ネットワークに対応付けされた外部データソース/データシンク(E−DQS)と接続可能であり、
a2)さらなる通信用送受話器(MT,MT3,TKHA)および/または少なくとも1つのそれぞれ付加的な第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)および/または第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)がテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を送信/受信するために基地局(BS)と接続されている場合、当該通信用送受話器(MT,MT3,TKHA)は、
a21)内部電話通話を案内する、または外部電話通話を案内しかつテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を内部で送信/受信するために、それぞれ当該通信用送受話器(MT,MT3,TKHA)と接続可能であり、
a22)テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を内部で送信/受信するために、それぞれ当該移動局(MT,MT1,MT2,STB,MB,MBK)と接続可能であり、
a23)第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)に対して定められたテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を受信し、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)から生じたテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を送信する前記第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)および/または基地局(BS)はそれぞれ、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)に対応付けされており、および/または
a24)第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)に対して定められたテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を受信し、前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)から生じたテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)を送信する前記第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)および/または基地局(BS)はそれぞれ、前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)に対応付けされており、
a3)制御コマンド(STK)が形成され、当該制御コマンドは前記エアインタフェース(LSS)を介して送出され、当該制御コマンド(STK)によって、
a31)前記基地局(BS)、前記第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)および/または前記第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)において終端させられたテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)が呼び出され、当該データが、直接的にまたは間接的に、第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)、第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)および/または外部データソース/データシンク(E−DQS)へ、その出力、転送または移動のために送出され、および/または
a32)前記通信用送受話器(MT,MT3,TKHA)、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)および/または前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)において終端させられたテキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)が呼び出され、当該データが、該データを終端させた装置から、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)に対応付けされた第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)ないしは第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)に対応付けされた第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)および/または基地局(BS)を介して直接的または間接的に、前記通信用送受話器(MT,MT3)、別の通信用送受話器(MT,MT3)、外部データソース/データシンク(E−DQS)、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)および/または前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)へ、その出力、転送または移動のために送出される、
ことを特徴とする、"スマートホーム"環境内での無線コミュニケーションおよび遠隔通信のための通信用送受話器。
【請求項42】
エアインタフェース(LSS)と、当該エアインタフェース(LSS)と接続された中央制御ユニット(MT−P)と、当該中央制御ユニット(MT−P)に対応付けされた記憶装置(MT−S)と、当該中央制御ユニット(MT−P)と接続された入力手段(BSS,TA)と出力手段(BSS,AV)によって構成された機能ユニットが構成されており、コントロールコマンドが形成され、当該コントロールコマンドがHF信号においてエアインタフェース(LSS)を介して送出され、当該コントロールコマンドによって、テキストデータ、オーディオデータ、ビデオデータおよび/または制御データ(TAVS)の出力、転送および移動が付加的に制御可能である、請求項41記載の通信用送受話器。
【請求項43】
前記エアインタフェース(LSS)は電話およびブロードバンドデータ伝送用の共通のインタフェースを含む、ないし前記エアインタフェース(LSS)は電話およびブロードバンドデータ伝送用の共通のインタフェースである、または電話およびブロードバンドデータ伝送用のそれぞれ1つの別個のインタフェースを含むないし、電話およびブロードバンドデータ伝送用のそれぞれ1つの別個のインタフェースである、請求項41または42記載の通信用送受話器。
【請求項44】
前記エアインタフェース(LSS)は、DECT,WDCT,DECT,IEEE 802.11a,IEEE 802.11b,IEEE 802.11g,Bluetooth,DECTおよびBluetooth,WDCTおよびBluetooth,DECTおよびIEEE 802.11a,DECTおよびIEEE 802.11b,DECTおよびIEEE 802.11g,WDCTおよびIEEE 802.11a,WDCTおよびIEEE 802.11b,WDCTおよびIEEE 802.11g,GSMおよびDECT,GSMおよびBluetooth,GSMおよびIEEE 802.11a,GSMおよびIEEE 802.11b,GSMおよびIEEE 802.11g,3GPPおよびBluetooth,3GPPおよびIEEE 802.11a,3GPPおよびIEEE 802.11bあるいは3GPPおよびIEEE 802.11gをベースとしたインタフェースである、請求項43記載の通信用送受話器。
【請求項45】
前記テキストデータは、'ショートメッセージサービス'に従ったショートメッセージまたはビデオテキスト情報を含み、前記オーディオデータは電話通話情報、'マルチメディアメッセージサービス'に従った音楽情報またはインターネットからのオーディオダウンロード、殊にMP3ファイルを含み、前記ビデオデータは'マルチメディアメッセージサービス'に従った画像情報またはインターネットからのビデオダウンロードを含み、および/または制御データは、殊にホーム領域における電気機器の制御、測定、閉ループ制御、較正、診断および/または整備のためのデータを含む、請求項31記載の通信用送受話器。
【請求項46】
キーボード(TA)または音声制御並びに、メニュー制御を含むディスプレイ装置(AV)を伴ったコードレスコンフォート電話送受話器を特徴とし、当該コードレスコンフォート電話送受話器は、基地局(BS)としてのコードレス基地局に対応付けされている、請求項41,43,44記載の通信用送受話器。
【請求項47】
コードレスインタフェース、殊に「Bluetooth」インタフェース、キーボード(TA)または音声制御並びにメニュー制御を含むディスプレイ装置(AV)を有している移動電話機を特徴とし、当該移動電話機は基地局(BS)としてのコードレス基地局に対応付けされている、請求項41,43,44記載の通信用送受話器。
【請求項48】
前記第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)は、「Ethernet」インタフェースまたは「USB」インタフェースを伴うコードレスI/Oモバイルボックス(MB,MBK)として構成されている、請求項41,46または47記載の通信用送受話器。
【請求項49】
前記第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)は、それぞれ「アナログ/ディジタル」インタフェース,「SCART/S-VIDEO」インタフェース,「CINCH/S-PIDF」インタフェースおよび/または「EIB/LON/LCN/KNX」インタフェース有するコードレスセットトップボックス(STB)および/またはコードレスI/Oモバイルボックス(MB,MBK)として構成されている、請求項41,46,47または48記載の通信用送受話器。
【請求項50】
前記第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)は、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)としてのパーソナルコンピュータ(PC)と接続されている、請求項41または48記載の通信用送受話器。
【請求項51】
前記第1の移動局(MT,MT1,MB,MBK)は、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)としてのパーソナルコンピュータ(PC)内に組み込まれている、請求項41記載の通信用送受話器。
【請求項52】
前記第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)は、前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)としてのテレビション装置(FA)、ハイファイ装置(HA)または電気機器(ELG)と接続されている、請求項41または49記載の通信用送受話器。
【請求項53】
前記第2の移動局(MT,MT2,STB,MB,MBK)は、前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)としてのテレビション装置(FA)、ハイファイ装置(HA)または電気機器(ELG)内に組み込まれている、請求項41記載の通信用送受話器。
【請求項54】
前記外部データソース/データシンク(E−DQS)はマルチメディアメッセージ−サービスセンタまたはショートメッセージ−サービスセンタとして構成されている、請求項41記載の通信用送受話器。
【請求項55】
前記基地局(BS)は前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)としてのパーソナルコンピュータ(PC)と接続されている、および/または前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)としてのテレビション装置(FA)、ハイファイ装置(HA)または電気機器(ELG)と接続されている、請求項41記載の通信用送受話器。
【請求項56】
前記基地局(BS)はネットワークインタフェースモジュール(NSSM)として、前記第1の内部データソース/データシンク(I−DQS1)としてのパーソナルコンピュータ(PC)内に組み込まれている、および/または前記第2の内部データソース/データシンク(I−DQS2)としてのテレビジョン装置(FA)、ハイファイ装置(HA)または電気機器(ELG)内に組み込まれている、請求項41記載の通信用送受話器。
【請求項57】
「スタンバイ」モードにある前記パーソナルコンピュータ(PC)がウェイクアップされて起動されるように前記制御コマンド(STK)が形成される、請求項41および50または41および51記載の通信用送受話器。
【請求項58】
それぞれ「スタンバイ」モードにあるテレビジョン装置(FA)、ハイファイ装置(HA)または電気機器(ELG)がウェイクアップされて起動されるように前記制御コマンド(STK)が形成される、請求項41および52または41および53記載の通信用送受話器。
【請求項59】
「遠隔投票」が実行されるように前記制御コマンド(STK)が形成される、請求項41,49および52または41,49および53記載の通信用送受話器。
【請求項60】
テレビジョン番組の開始および再開が前記通信用送受話器(MT,MT3,TKHA)上に表示されるように前記制御コマンド(STK)が形成される、請求項41,49および52または41,49および53記載の通信用送受話器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5A】
image rotate

【図5B】
image rotate

【図5C】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7A】
image rotate

【図7B】
image rotate

【図8A】
image rotate

【図8B】
image rotate

【図8C】
image rotate

【図8D】
image rotate

【図9A】
image rotate

【図9B】
image rotate

【図9C】
image rotate

【図9D】
image rotate

【図10A】
image rotate

【図10B】
image rotate

【図10C】
image rotate

【図11A】
image rotate

【図11B】
image rotate

【図11C】
image rotate


【公表番号】特表2007−527133(P2007−527133A)
【公表日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−518233(P2006−518233)
【出願日】平成16年12月22日(2004.12.22)
【国際出願番号】PCT/EP2004/053674
【国際公開番号】WO2005/062535
【国際公開日】平成17年7月7日(2005.7.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
2.ETHERNET
3.ZIGBEE
【出願人】(390039413)シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト (2,104)
【氏名又は名称原語表記】Siemens Aktiengesellschaft
【住所又は居所原語表記】Wittelsbacherplatz 2, D−80333 Muenchen, Germany
【Fターム(参考)】