アップロードセキュリティ方式
互いに通信リンクしたユーザとサーバとの間でコンテンツを共有している間はアップロードセキュリティの必要性が生じる。1つの実施形態では、アップロードセキュリティの提供は、ユーザに宛てられたアップロードメッセージを送るモバイルデバイスを識別するサーバを包含する。アップロードセキュリティの提供は更に、ユーザによって予め決定されたオプトインパラメータにアクセスし、送信側のモバイルデバイスのアイデンティティがオプトインパラメータに含まれているかどうかを判定し、含まれている場合にはユーザのアカウントへのアップロードを許可し、それ以外の場合にはアップロードを阻止するサーバを包含する。オプトインパラメータは、ユーザのアカウントにデータをアップロードするためにユーザによって許可されているモバイルデバイスのアイデンティティを含む。1つの実施形態では、通信リンクは、アップロードメッセージが無線キャリアネットワークのアイデンティティに基づいてサーバに達する前にアップロードメッセージのセキュリティスクリーニングの機能を備えた無線キャリアネットワークを含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
先行出願の参照
本出願は、2004年9月2日出願の「UPLOAD SECURITY SCHEME(アップロードセキュリティ方式)」と題された米国特許出願10/934,645、及び全て2003年11月10日に出願された、「BACK BUTTON IN MOBILE APPLICATION(モバイルアプリケーションにおけるバックボタン)」と題された米国暫定出願60/518,898、「NAVIGATION PATTERN ON A DIRECTORY TREE(ディレクトリツリーのナビゲーションパターン)」と題された米国暫定出願60/515,858、「BACKUP AND RESTORE IN MOBILE APPLICATIONS(モバイルアプリケーションにおけるバックアップ及び復元)」と題された米国暫定出願60/518,857、及び「UPLOAD SECURITYSCHEME(アップロードセキュリティ方式)」と題された米国暫定出願60/518,897の恩恵を請求し、これらを引用により組み込む。
本発明は、一般に無線モバイルデバイスに関し、より具体的には、アップロードセキュリティを提供するアプリケーションに関する。このようなアプリケーションの中で、1つのタイプはモバイルフォトアプリケーションである。
【背景技術】
【0002】
リッチマルチメディア環境を提供し、無線デバイスユーザの経験的技能を高めるためにモバイルで使い易い技術が進化している。この進化の成果は、無線領域とインターネットドメインの間が明白に接近したこと、並びにマルチメディア機能を有する無線デバイスが出現したことである。デジタル携帯電話、ページャー、携帯型情報端末(PDA)、ハンドセット、及び他のいずれかの無線端末などのモバイル無線デバイスの最新の形態は、インターネットを介して電子メールを検索し、情報を送り、情報を引き出す能力を含むマルチメディア機能を有する。
【0003】
これらの機能が可能にする1つの実施例は、写真などのコンテンツの共有である。同時に、この動作を管理するための方法が必要になる。コンテンツ共有を制御する1つの目的は、セキュリティである。通常、セキュリティの必要性は、データに無許可でアクセスされる危険性により生じる。コンテンツ共有の場合、セキュリティの必要性は、受信者にとって望ましくない又は余分なコンテンツを最初に受信者の許可を得ずに送信者(モバイルユーザ)がアップロードするような、無許可の不正行為が加えられるリスクから生じる。従って、本発明は、無許可の不正行為に関連するリスクに対処する利用可能な方法を提供する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、1つには、アップロードセキュリティの必要性が存在すること、及びアップロードセキュリティを以下で説明するように改良することができるといった知見に基づいている。従って、アップロードセキュリティの概念は、望ましくないアップロード又は過度に頻繁なアップロードを課すことなくコンテンツ共有を可能にするように実現される。
【0005】
本発明の目的のために、本明細書で具現化され且つ広範囲に説明される方法、コンピュータ可読媒体、及びシステムが、アップロードセキュリティ概念の利用可能な実施として提案される。これらの実施は通常、複数のモバイルデバイスと通信リンクしているサーバを含む。以下の実施例では、モバイルデバイスは通常、無線カメラ付き電話などの無線デバイスであり、コンテンツは、写真データ(又は単に1つ又はそれ以上の写真)である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの実施形態では、アップロードセキュリティを提供するための方法は、ネットワークを介してモバイルデバイスからアップロードメッセージをサーバが受信したことに応答して、ユーザに宛てられたアップロードメッセージの送信者によって使用されるモバイルデバイスを識別する段階を含む。本方法はまた、サーバにおいて、ユーザによって予め決定されたオプトインパラメータにアクセスする段階と、送信者によって使用されるモバイルデバイスのアイデンティティがオプトインパラメータに含まれているかどうかを判定する段階と、含まれる場合には、アップロードメッセージからユーザに関連したアカウントへのコンテンツのアップロードを許可する段階とを含む。それ以外の場合には、アップロードは阻止される。オプトインパラメータは、ユーザに関連するサーバ上のアカウントにデータをアップロードすることをユーザによって許可されたモバイルデバイスのアイデンティティを含む。更に、オプションとして、オプトインパラメータは、所与の時間期間中にユーザによって許可されるアップロードメッセージの制限数を含み、本方法は更に、送信者に対するメッセージの制限数をアップロードメッセージが越えるかどうかを判定する段階を含み、これによりアップロードメッセージがユーザによって許可されず、従ってアップロードが阻止されるようになる。アップロードが阻止される場合、本方法はオプションとしてユーザの標準電子メールアドレスにアップロードメッセージを転送する段階を含む。
【0007】
この実施形態では、ネットワークは、無線キャリアネットワークと、無線キャリアネットワークのアイデンティティに基づいてアップロードメッセージがサーバに到達する前にアップロードメッセージのセキュリティスクリーニングを行うネットワーキングサービスを含む。無線キャリアネットワークのアイデンティティは、インターネットプロトコル(IP)アドレスを含む。無線電話のアイデンティティは、無線キャリアネットワークのベアラによって無線電話に割り当てられた電話番号である。この場合、IPアドレスは、アップロードメッセージにおいてモバイルデバイスのアイデンティティと組み合わされ、本方法が更に、モバイルデバイスのIPアドレスとアイデンティティを取得するためにアップロードメッセージを構文解析する段階を含む。
【0008】
更に本方法では、送信者は、アップロードメッセージのための転送機構として電子メールを使用する。送信者は、ユーザの電子メールアドレスを示することによってアップロードメッセージが宛てられるユーザをサーバに識別させる。次に、サーバは、ユーザの電子メールアドレスをユーザに関連したアカウントに相関付ける。この機能が存在する場合、本方法は、送信者のモバイルデバイスからユーザに通信リンクを設定し、ユーザが送信者のモバイルデバイスのアイデンティティをオプトインパラメータに追加する(アップロードを可能にするために)ことを望むかどうかをユーザのモバイルデバイス又はパーソナルコンピュータ上で示すようユーザに指示する段階を更に含む。
【0009】
上述の方法は、アップロードセキュリティを提供するためのプログラムコードを備えたコンピュータプログラムを具現化するコンピュータ可読媒体で実施することができる。本実施において、コンピュータプログラムは、第1の部分がサーバ側にあり、第2の部分がクライアント側にあり、及び第3の部分がネットワーキングサービスにある、各部分に分割される。アップロードセキュリティを提供するためのシステムは、サーバ、複数のモバイルデバイス及び一般的には無線ネットワーであり、サーバがモバイルデバイスと通信するインターネット及びゲートウェイを含む。サーバは、コンピュータアプリケーションの一部としてサーバ側プログラムを具現化するプロセッサ及びメモリで構成される。サーバ側プログラムは、これらのモバイルからアップロードメッセージをサーバが受信するのに応答して、前記識別ステップ、アクセスステップ、決定ステップ、及び許可ステップをサーバのプロセッサに実行させるようにするためのプログラムコードを含む。
【0010】
これらの実施例から理解できるように、アップロードセキュリティ機能をシステムに導入することによって、本発明は、コンテンツ共有をより有効で安全な且つユーザに使い易いものにする。このような利点は、本明細書で開示される本発明の説明及び実施例から当業者には理解されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本明細書に組み込まれ且つその一部を構成している添付図面は、本発明の実施形態を例証し、本明細書の説明と共に本発明の原理を説明するのに役立つ。便宜上、同じ又は類似の番号又は記号は、図面全体を通じて同じ又は同様の要素を示すのに使用される。
【0012】
本発明は、アップロードセキュリティ、及びモバイルアプリケーションでのこの概念の実施を企図する。1つのこのようなアプリケーションは、モバイルフォト(写真)であり、その実施例は、(公序良俗違反につき、不掲載)Photos(商標)アプリケーションと呼ばれる。(公序良俗違反につき、不掲載)及び(公序良俗違反につき、不掲載)Photosは、カリフォルニア州Sunnyvaleの(公序良俗違反につき、不掲載)Inc.,の商標である。他のあらゆる商標は、それらのそれぞれの所有者の所有物である。
【0013】
本発明は種々のアプリケーションで実施することができるが、本明細書では、理解を容易にするため及び例証として、本発明により企図される手法は(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションに関連して説明される。このアプリケーションのサーバ側は、「サーバ(公序良俗違反につき、不掲載)Photos」であり、このアプリケーションのクライアント側は、モバイルクライアントアプリケーション、又は「クライアント(公序良俗違反につき、不掲載)Photos」である。クライアントアプリケーションは、一般にダウンロード可能なアプリケーションすなわちJ2ME(商標)(Sun Microsystems,Inc.によるJava(商標)2プラットフォーム Micro Edition)、(公序良俗違反につき、不掲載)Photos(商標)、又はモバイルデバイスにダウンロード可能な他のいずれかのアプリケーションと考えられる。本明細書の実施例では、クライアント(公序良俗違反につき、不掲載)Photosは、携帯電話、更に具体的にはカメラ付き携帯電話上で実行される。
【0014】
(無線通信環境)
A.無線通信プロトコル
無線デバイスとインターネット間のデータの通信を規定する規格である無線プロトコルは、最新のモバイル無線デバイス及びインターネットコンテンツ技術の拡張機能を利用し且つこれをサポートする。ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)は、通常使用される規格であり、他の規格には、無線アプリケーションプロトコル(WAP)、M−SERVICES、i−モード、及びウェブクリッピングが含まれる。他のプロトコルも可能であるが、WAPがコンテンツ共有のための適切なフレームワークを提供すると思われる。従って、WAPのような規格を採用することが本発明の目的に好適であり、これについての詳細を幾つか以下に説明する。
【0015】
WAPの採用は、無線通信ネットワークでの使用に適合された既存のインターネット規格及びプロトコルに基づいて構築され、モバイル無線デバイス固有の特徴(計算処理、メモリ、ディスプレイ、ユーザインタフェース、及び電力性能が制限されていること)に対応する。WAPは、モバイル無線デバイスでの無線情報及び電話サービスの表示及び配信のためのプロトコルのセットを定義する仕様群である。WAPサービスは、WAP対応デバイスへの情報アクセス及び配信を提供する。WAPは、情報及び双方向サービスに対し容易であり、且つユーザに即時にアクセスする権限を与えるように設計された。従って、適時に情報を配信しトランザクション及び問合せを受け付けるために、いずれかのWAP準拠インフラストラクチャを介してWAP対応デバイス間の相互運用性が可能である。
【0016】
WAPは、PalmOS、EPOC、WindowsCE、FLEXOS、OS/9、JAVA OSなどを含む、いずれかのオペレーティングシステムに基づいて構築することができる。エアーインタフェースとは独立して、WAPは、開発される新しいネットワークに対しスケーラブルに設計され、ベアラ非依存性と異種ネットワークにわたって共通のソリューションの開発とを可能にする。
【0017】
用語「WAP」は、無線アプリケーション環境(WAE)を意味するのに一般的に使用されるが、プロトコル及び技術のWAP一式を含むWAEである。WAEは、モバイル無線デバイスへの情報の配信及び双方向サービスを可能にするリッチアプリケーション環境を提供する。WAEの重要な態様は、WAPスタック、すなわち例えば図1に示されるような無線プロトコル層である。WAPスタック11の一番下にネットワーク層があり、その上にトランスポート層、セキュリティ層、トランザクション層、及びセッション層がある。
【0018】
要約すると、ネットワークプロトコル層は、ショートメッセージサービス(SMS)、符号分割多元接続(CDMA)、セルラーデジタルパケットデータ(CDPD)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、高速回線交換データ(HSCSD)、第3世代(3G)、GSM(移動体通信用グローバルシステム)、及び非構造付加サービスデータ(USSD)チャネルなどの無線サービスプロバイダ(無線ベアラー)のネットワークとのインタフェースを規定するネットワークインタフェース定義をサポートする。無線トランスポート層は、無線データグラムプロトコル(WDP)をサポートし、IP(インターネットプロトコル)ネットワーク層を介して動作する場合、WDPはユーザデータグラムプロトコル/IP(UDP/IP)に置き換えられる。WDPは、下層のベアラーサービスを介してデータグラムサービス及びトランスペアレント通信を上位のプロトコル層に提供する。言い換えると、WDPは、上位のプロトコル層にベアラ無線ネットワークのタイプとは独立して機能するための共通インタフェース及び能力を提供する。無線トランスポート層セキュリティ(WTLS)は、下位の層でのトランスポートサービスのプライバシー、認証、及びデータ保全性を保存するためのセキュアトランスポートサービス、並びに通信アプリケーション間のセキュア接続を生成及び終了する能力を提供する。トランザクションプロトコル(WTP)層は、例えば要求−応答トランザクションを含むWAPデータグラムサービスのためのトランザクション向きプロトコルを提供する。無線セッションプロトコル(WSP)層は、HTTP/1.1機能並びにセッション中断/再開などの機能を提供する。WSPは、トランザクションプロトコルより上で動作する接続及びコネクションレスサービスへのインタフェースとデータグラムトランスポート層とをそれぞれWAEの上位レベルのアプリケーションレベルに提供する。
【0019】
WAE(すなわち、無線アプリケーション環境)は更に、無線マークアップ言語(WML)マイクロブラウザ、WMLスクリプト仮想マシン、WMLスクリプト標準ライブラリ、無線電話アプリケーションインタフェース(TAI)、及びWAPコンテンツタイプで構築される。WAPマイクロブラウザは、「WAPブラウザ」とも呼ばれ、WAP/ウェブアプリケーションとWAP対応デバイス間の対話を容易にする。マイクロブラウザは、無線マークアップ言語(WML)と拡張可能なトランスポートハイパーリンクマークアップ言語(XTHML)とをサポートするタグベースの無線ブラウザアプリケーションである。マイクロブラウザはユーザインタフェース用の「カード」メタファーを使用し、ここでユーザ対話がカードに分割される。WAPカードメタファーは、全てのアプリケーションが準拠可能な共通インタフェースを提供し、PCのデスクトップメタファーにかなり酷似している。マイクロブラウザは、ツリーレベル(デック、カード、及び選択&リンクオプション、すなわちACCEPT、PREVなど)で定義されたユーザ動作とデフォルトタスク(PREV、NOOPなど)をサポートする。例えば、カードのデックは、ナビゲーションカード、変数カード、及び入力要素カードに分割される。ナビゲーションカードは、「カード」タグでカプセル化されたスクリプトとして形成される。カードの以下の実施例は、対話のタイプ(DO TYPE=”ACCEPT”)及びリンク(GO URL=”#eCARD”)を含む。
【0020】
B.無線通信インフラストラクチャ
図1は、利用可能なベアラーネットワーク12の多くのタイプの1つを使用する無線相互接続モデル10を示す。図示の無線モバイルデバイス100は、ユーザがインターネット16(及びLAN、WAN又はイーサネットネットワークのような他のいずれかのネットワーク)を介してサーバ18からプログラムをダウンロードし、これをローカルメモリに格納することができる、十分なローカルメモリとインターネットアクセス能力とを有するものと推定される。従って、無線加入者は、種々のダウンロード可能アプリケーションによるインターネットを介したこれら又は他のサーバのコンテンツに高速にアクセスすることができる。図示されたサーバ18は、ダウンロード可能なプログラムの起点並びにコンテンツの起点すなわち宛先とすることができるが、プログラム及びコンテンツは、別のサーバで発生するか、或いは別のサーバに宛てることができる。この例証の目的では、ウェブサーバ18は、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosクライアント側アプリケーションのソース、並びにコンテンツ、特に写真(画像データ)のソース及び宛先である。インターネットを介して電子メールを検索し情報を送り情報を引き出す能力を含むマルチメディア機能を備えた(公序良俗違反につき、不掲載)Photosのようなダウンロードされたプログラムを使用して、ネットワークオペレータ(又は、より一般的にはサービスプロバイダ)は、音声又はテキスト商品よりも優れた価値ある提案を付加する。
【0021】
実際、この機能により、ユーザは、ユーザのモバイルデバイスに写真画像を取り込み、取り込まれた画像を格納及び処理し、取り込んだ画像のデータをサーバ(例えばサーバ18)にアップロードすることができる。従って、サーバ18は、写真画像のデータのためのリポジトリとして動作し、ユーザは、サーバから以前に取り込まれた写真画像のデータをユーザのモバイルデバイスにダウンロードすると共に、これらの画像を格納し処理することができる。1つのモバイルデバイス上にある写真は、サーバ18及び通信ネットワーク12及び16を介して別のモバイルデバイスと共有することができる。
【0022】
この無線相互接続モデルでは、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosクライアント側プログラムをダウンロードするのに使用される携帯電話はWAP対応である。図1に示されるように、WAP対応デバイス100はWAPプロトコルをサポートし、サーバ18は通常、WWW(World−wide web)プロトコルをサポートする。特に、モバイルデバイス側11の無線アプリケーション環境は、マイクロブラウザ、セッション層を介したネットワークでのWAPプロトコル一式、及びダウンロード可能な(クライアント側)(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションプログラムを含む。マイクロブラウザは、WML文書及びWMLスクリプトアプレットがモバイルデバイスユーザに翻訳され提示されるべき方法を定義する。マイクロブラウザのWTA(無線電話アプリケーション)機能は、選択的自動転送又は他の安全な電話を可能にするための呼制御、電話帳アクセス、及びWMLスクリプトアプレット内のメッセージングを提供する。サーバ側13での無線アプリケーション環境は、標準ウェブブラウザ及びWWWプロトコルスタック(HTTP及びTCP/IP)に加えてサーバ側(公序良俗違反につき、不掲載)Photosを含む。
【0023】
コンテンツへのウェブベースのアクセスを可能にするために、サービスプロバイダは、キャリアネットワーク12を介して無線データをインストールし、同時にネットワーク加入者へのデータ通信を制御し、有料アクティビティを追跡する。通常、ゲートウェイ14は、加入者アクティビティの追跡、アクセスを制御、更に加えて、一方でモバイルデバイス100のプロキシとしての機能、他方でサーバ18のためのプロキシとしての機能の役割を担う。ゲートウェイ14は、標準ウェブプロキシ技術に基づいて構築されると、無線サービスプロバイダによって提供されるサービスをHTTPプロトコルに相互接続して、有線インターネットのコンテンツへのアクセスを許可することが企図される。
【0024】
WAP対応デバイス、WAP対応プロキシ/ゲートウェイ、及びサーバ間の対話の1つのモデルは、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)1.1応答/要求トランザクションであり、ここではHTTP1.1は無線環境用にプロファイルされる。ゲートウェイ(13&14)は、WAPプロトコルからの要求をWWWプロトコルに変換し、またその逆に変換し、すなわち、WML(/HTML)文書をHTML(/WML)に変換してURLのドメイン名を解決し、アクセスを管理するための制御ポイントを提供する。エンコーダ/デコーダを備えたWAP対応ゲートウェイからは、URL要求又はWML文書(場合によっては符号化形式で)をユーザ対話にセキュリティを付加するために符号化/復号化して送ることができる。HTML文書のフラット構造と異なり、WML文書は、ユーザ対話ユニットのセット、すなわちカードのデックに分割される。各ユーザの対話単位はカード(又はページ)であり、ユーザは、1つ又はそれ以上のWML文書のカード間を移動できる。
【0025】
WAP対応デバイス、WAP対応プロキシ/ゲートウェイ、及びサーバ間の対話の別のモデルは、HTTP応答/要求トランザクション(インターネットのTCP/IPプロトコル一式の最上部で実行されるプロトコル)である。このモデルは、新しいWAP2.0(図1に示されていないプロトコルスタックを備えた)に適している。上述され図示されたWAPスタック11とは異なり、WAP2.0スタックは、ネットワーク層の上にIP、TCP(送信制御プロトコル)、TLS、HTTP、及びWAE層(その全ては、無線環境用にプロファイルされている)を含む。例えば、TLSプロトコルのための無線プロファイルは、安全なトランザクションのための相互運用性を可能とすることになる。
【0026】
第3世代(3G)対応モバイルデバイス及びサーバ又は他のデバイス間のベアラーネットワークを介した対話の更に別のモデルを図1Aに示している。図のように、3G端末は、広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、グローバルシステムフォーモバイル通信(GSM)、GSM拡張用高速データレート(EDGE)、統一脅威管理システム(UMTS)、及び高速回線交換データ(HSCSD)を含む種々の技術に基づいた高速ワイドバンド無線携帯電話サービス通信をサポートする。3G端末は、ローカルの短距離通信のためのコードレス接続が装備されている。3G端末での通信プロトコルは、OSIスタックにレイヤーされた開放型システム間相互接続(OSI)プロトコルに匹敵する。
【0027】
ウェブブラウジング、ショートメッセージサービス(SMS)、マルチメディアメッセージングサービス(MMS)、電子メール、Mコマース、リアルタイムビデオ、及びプリペイドを含む種々のサービスは、これらのプロトコルによってサポートされる。MMSは、例えば、画像、テキスト、音声クリップ、及びビデオクリップを含むマルチメディア要素をSMSに加えることのできる蓄積交換メッセージングサービスである。MMSは、電子メール及びSMSのように離散的ではなく、共通タイムライン全体にわたって同期され、すなわち電子メール全体にわたってプレゼンテーション層に類似し、画像によるスライドショーのように見える。互換性のある電話では、MMSメッセージは、新しいメッセージ警報と共に現れることになる。画像メッセージは画面上で開かれ、テキストは画像の下に現れて、音声は自動的に再生を始めるようになっている。
【0028】
(公序良俗違反につき、不掲載)Photos及びネットワークゲームのようなダウンロード可能なアプリケーションは、同様に3G端末でサポートされ、MMSのようなサービスと対話する。発信者は、ビルトインカメラ又は付属カメラのいずれかを使用して容易にマルチメディアメッセージを作成することができ、或いは予め電話に保存されていた(場合によってはウェブサイトからダウンロードすることができる)画像及び音声を使用することができる。しかしながら、簡単にするために、以下の説明では、モバイルデバイスは、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosのようなフォトアプリケーションをダウンロードするのに使用されるWAP対応カメラ付き電話と仮定する。
【0029】
図2は、必ずしもいずれかの特定のメーカーに関連する必要はないが、本発明の目的に好適な機能を備えた携帯電話100を示している。例えば、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションに対応するために、携帯電話100は、画像を取り込むために露出したカメラレンズ112を備えたカメラ機能を有する。携帯電話100はまた、5ポイントナビゲーションキー(ゲームキーとも呼ばれる)114を有し、これは、左、右、上、下、及び選択又は「OK」ファンクションとして機能し、ほぼマウスの動作を模擬している。メインメニューボタン116は、画面上のメニュー表示を起動し、メインOKボタン118は、メニュー選択を起動する。「バック」ボタン110は、ハードウェアキーとして図示されており、その位置は単に例示的なものである。すなわち、「バック(戻る)」ボタンの物理的な配置は、デバイスによって異なり、異なるデバイス上のボタンは異なるように配列する場合があることが予想される。「バック」ソフトキーは、WAPブラウザの「バック」機能を実行でき、これは、携帯電話の画面上にアイコン又はメニュー項目として現れることを意味する。
【0030】
図2に更に示されるように、(公序良俗違反につき、不掲載)対応電話100は、GPRS及びGSMのような種々の技術に基づく無線携帯電話サービス通信をサポートする。このデバイスは、WAP通信プロトコル(WAPスタックの全ての層での)をサポートするように構成されている。これらのプロトコルによってサポートされるように示される種々のサービスには、ウェブブラウジング、SMS、MMS、電子メール、Mコマース、リアルタイムビデオ、及びプリペイドが含まれる。このようなサービスと対話するために示されているダウンロード可能なプログラムは、ネットワークゲーム及び(公序良俗違反につき、不掲載)Photosを含む。
【0031】
モバイルデバイス機能は、携帯電話を含む広範囲な組み込みデバイスにカスタマイズされたJ2ME(商標)プラットフォームなどのプラットフォームを使用して実現されるのが好ましい。J2ME(商標)プラットフォームは、標準JavaAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)のセットを含み、ユーザインタフェース、セキュリティモデル、ビルトインネットワークプロトコル(例えば図1に示されるようなWAP)、及びネットワーク接続され且つ切断されるアプリケーションのサポート((公序良俗違反につき、不掲載)Photosはネットワーク接続されたアプリケーションである)を提供する。
【0032】
J2ME(商標)プラットフォームでは、アプリケーションが、広範囲のデバイスについて一度記述される。次いで、各デバイスの固有の能力を利用するアプリケーションが動的にダウンロードされる。J2ME(商標)プラットフォームは、完全なJavaランタイム環境を構築するための要素としてコンフィグレーション、プロファイル、及びオプションパッケージを定義する。コンフィグレーションは、仮想マシンとクラスライブラリの最小セットからなり、同様の特徴を共有するデバイスの特定の範囲の基本機能を提供する。最新のコンフィグレーションには、制限されたメモリ及び処理能力を備えたデバイス(例えば、携帯電話、双方向ページャー、及びPDA)用のCLDC(connected limited device configuration)、及びより良好なメモリ、処理及びネットワーク帯域能力を備えたデバイス(例えば、TVセットトップボックス、住宅用ゲートウェイ、車載テレマティクスシステム、及びハイエンドPDA)用のCDC(connected device configuration)が含まれる。しかしながら、特定のデバイスカテゴリーを目標とする完全なランタイム環境を提供するために、コンフィグレーションは、更にアプリケーションライフサイクルモデルを定義し、デバイス固有のプロパティにアクセスするハイレベルAPIのセット又はプロファイル、及びユーザインタフェースと組み合わせる必要がある。
【0033】
プロファイルの1つの実施例は、モバイル情報デバイスプロファイル(MIDP)であり、これは、携帯電話及びエントリレベルのPDA用に設計されている。MIDPは、ユーザインタフェース、ネットワーク接続性、ローカルデータストレージ、及びアプリケーション管理を含むモバイルアプリケーションによって必要とされるコアアプリケーション機能を提供する。J2ME(商標)は、特定のマーケット要件、例えばBluetooth(商標)、ウェブサービス、無線メッセージング、マルチメディア、及びデータベース接続性に対応するために種々のオプションパッケージとこれらに対応するプロファイルとを組み合わせることによって更に拡張可能である。
【0034】
(モバイル(公序良俗違反につき、不掲載)Photosの関連におけるアップロードセキュリティ)
本明細書での実施例は、カメラ付き電話を中心に取り上げているが、本発明の原理は、カメラ付き電話に限定されない点に留意されたい。どのような電話又は他の無線モバイルデバイスでも本発明の変形形態を具現化することができる。モバイルデバイスがスマート携帯電話である場合、サービスプロバイダとの通信が特性が異なる場合があっても、アプリケーションプログラムをダウンロードしアップロードセキュリティ方式を実行することは可能である。
【0035】
メーカーは、カメラ機能、すなわち画像を取り込み、画像のデータを保存、表示、処理、送信、及び受信するための機能を備えた(公序良俗違反につき、不掲載)対応電話100を提供するが、このカメラ機能は(公序良俗違反につき、不掲載)Photosプログラムとは独立している点に言及しておかなくてはならない。すなわち、以下に説明するように、取り込まれた画像のデータは、このデータが(公序良俗違反につき、不掲載)サーバに最初にアップロードされ、次いでローカル(モバイル)(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアルバムにダウンロードされることによって、(公序良俗違反につき、不掲載)Photos環境に導入される時まで(公序良俗違反につき、不掲載)Photos環境の外部にある携帯電話に存在する。
【0036】
モバイルデバイスでは、種々のクライアントアプリケーションプログラムが、デフォルトスタートアップ又はメインメニュー画面或いはメーカーインストールの仮想ベンディングマシン画面上でユーザに提供される。他の選択項目は、例えば音声を設定するためのメニュー項目を含む。これらのスタートアップ及びベンディング画面は、ユーザがインストール手順に従うことによって取得できるアプリケーションのリスト(又はアイコン)付きのメニューを表示する。メニューは、例えば(公序良俗違反につき、不掲載)Photosサイトを含む種々のサービスウェブサイトへのリンクを提供する。勿論、リンクはURL(ユニフォームリソースロケータ)、すなわちインターネット上及び(公序良俗違反につき、不掲載)対応電話上のサイトのワールドワイドウェブアドレスであり、少なくとも1つのこのようなメニュー項目は、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションをダウンロードするためのリンクである。
【0037】
図3は、この実施例では(公序良俗違反につき、不掲載)Photos待ち受けページであるモバイルアプリケーションサイトにユーザが到達するときのフローを示す。待ち受けページのためのURLは、販売促進用のウェブページからのリンクを経由して、ウェブサーチを通って、或いはブックマーク(又はお気に入り)から取得される。フローは、ユーザのPC(パーソナルコンピュータ)を起点として示されており、PCディスプレイ上の待ち受けページ302に表示されたプログラム情報から始まる。待ち受けページのコンテンツ303及び304は、ユーザが(公序良俗違反につき、不掲載)Photosプログラムを既に購入しているかどうかに基づいて、ユーザに使用可能なオプションを示すよう表示される。例えば、待ち受けページは、「直ぐに入手する方法」のオプション304、並びにアップロード情報306a、フラッシュデモ306b、及び例えば「月2.99ドル」などの価格情報306dと共に、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosプログラム名をユーザに表示する。アプリケーションを購入するためには、ユーザは、アプリケーション名、(公序良俗違反につき、不掲載)Photos、或いは「直ぐに入手する方法」をクリックする。登録400A-Dに続いて、問合せ(「2.99ドルでこの購入をお望みですか?」など)が、ユーザに申し込みの受諾/拒否を促す(320)。次に、アップロードセキュリティを実施する目的で、ユーザは、以下に説明されるようにアップロードオプトインパラメータ500を設定するよう指示される。
【0038】
ユーザがアプリケーションを購入する申し込みを受諾した場合、オーダーが確認され322、アプリケーションが携帯電話にダウンロードされ、携帯電話上に存在するようになる。図4A−4Dは、PC−ベース及びモバイルベースの登録及び購入フロー図をそれぞれを示している。
【0039】
ちなみに、図3及び4Aに示されるようにユーザが受諾を確認した場合、ユーザは以前にサインインしていたサーバにアカウントを有すると仮定し、ユーザは、携帯電話の電話番号を提供するよう指示される。その電話番号によって、サーバは、リンクが埋め込まれたショートメッセージを携帯電話に送り、携帯電話を振動させるか、或いは他の方法で購入の確認を要求するメッセージをユーザに信号で送る(326)。この確認426によって、サーバは携帯電話にプログラムを送る段階に進む。
【0040】
図4B及び4Cに示されるように、登録は、PC又は携帯電話を起点とすることができる。PCベースの登録プロセスでは、適合する電話リストがレビューされ(450)て、この電話に適合性があるとみなされると、登録プロセスは、ユーザが10桁の携帯電話番号を入力することで始まる段階に進むことができる(452)。サービスプロバイダは、10桁の電話番号をダイヤルし、その携帯電話を介してユーザからの確認を要求する(456)。ユーザはまた、購入指示に従う(460)か、或いはベンディングマシンへのリンクに従う(458)ように指示される。ダウンロードが起こると、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosクライアントホームページ268がモバイル画面上に表示される。或いは、PCを介して間接的にではなく、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosなどのプログラムは、図4Cに示されるように携帯電話を介して直接購入することができる。すなわち、携帯電話を起点とする登録プロセスは、メニューページ(例えば(公序良俗違反につき、不掲載)ホームページ470又は472)から開始される。その上、(仮想)ベンダーマシンページ462、ダウンロードページ464、確認ページ466、及びホームページ468へのリンクは、図4Bのリンクと同様である。
【0041】
図4Dは、初回の購入フローを示す。図から分かるように、購入は、PC又は携帯電話のいずれかで始めることができ、それぞれの待ち受けページから開始する。PCベースのプロセスでは、待ち受けページ480は標準ブラウザを介して取得される点に留意されたい。モバイルベースのプロセスでは、待ち受けページ482は、携帯電話がWAPに準拠しており、且つこのページ及び次のページにリンクするためにマイクロブラウザを使用すると仮定した場合、WAPサイトを表示する。次いで、始めての購入者に対しては、製品情報(すなわち(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーション)が、価格、並びに使用及び購入/キャンセル選択ボタン(アイコン)の項目へのリンクと共に案内される(486)。ダウンロード起動488、進行更新490、及び確認492は、アプリケーションがロードされるときの方向に沿って提供される。次いで、アプリケーションは、マイクロブラウザの終了を開始する準備ができている(494)。呼出された後、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosのホームページが表示される(498)。
【0042】
アップロードセキュリティの実施において、上述のように図3の登録及び購入プロセスは、アップロードオプトイン500パラメータの設定を含む。図5は、ユーザのアップロードの好みを(アップロードオプトインモジュールが呼出されたとき502)設定するユーザのアップロードパラメータのセッティングのアップロードオプトインプロセス500を示す。PCでは、好ましくはユーザは、ユーザの写真をユーザの(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアカウント(サーバ上の)にアップロードするためにユーザによって許可された携帯電話のサービスプロバイダ発行の電話番号を入力するよう指示される(506)。ユーザは、ユーザの電子メール、例えば<user reg.#@messaging.sprintPCS>、又は他の電子メール、例えば<jsmith@sprintpcs.com>の1つ又はそれ以上を入力するよう更に指示され、これらを介してユーザアカウントに写真がアップロードされる(506)。電子メールが、承認されたリストに記入される。図示されていないが、ユーザは更に、ユーザが1日(或いは他のいずれかの事前に定義された時間期間)に受け取りたいアップロードメッセージの最大数を事前に選択することができる。この選択プロセスの最後で、ユーザは、将来の参照のためデータベースに格納される前に入力を確認するよう指示される508。
【0043】
(公序良俗違反につき、不掲載)Photosプログラムが携帯電話に常駐しているときに、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosプログラムは、待ち受けページ又はメニューページから(メニューを立ち上げるために電話上のメニューボタンを使用して、或いは(公序良俗違反につき、不掲載)Photosがデフォルトメニューオプションの1つとして表示されている場合はデフォルトメニューを使用して)呼出すことができる。(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションの呼出しは、特にユーザのモバイルアルバム並びにユーザアカウントにあるオンラインアルバムへのユーザアクセス及び処理を可能にする。図6A及び6Bは、それぞれオンラインアルバム及びモバイルアルバムのための画面フローを示す。
【0044】
(公序良俗違反につき、不掲載)Photosの呼出しは、このプログラムに対して2つのメインオプション、すなわちモバイルアルバムとオンラインアルバム(図6A及び6Bに示されるような)とを備えて「ホーム」ページ2.0を表示するように促す。モバイルアルバムは、携帯電話にローカルに格納された写真のアルバムであり、これによってユーザは、写真を取得するためにネットワークを介して出る必要がない。オンラインアルバムは、ユーザのアカウントのサーバ上に格納された写真のアルバムである。前述のように、写真画像は、(公序良俗違反につき、不掲載)Photos環境の外側の携帯電話によって取り込み且つ処理することができる。これらの写真画像は、サーバにアップロードし、オンラインアルバムに格納し、次いで(選択的に又はバッチ処理で)モバイルアルバムにダウンロードするまで、また逆の場合も同様にされるまで、モバイル又はオンラインアルバムで使用可能とはならない。従って、「オンラインアルバム」を選択することで、ユーザは、ユーザのPC又は携帯電話からサーバに既にアップロードされ、オンラインアルバムに格納されている写真画像にアクセスし処理することができるようになる。同様に、「モバイルアルバム」を選択することで、ユーザは、サーバからモバイルアルバムに既にダウンロードされている写真画像にアクセスし処理することができるようになる。
【0045】
次に、「オンラインアルバム」オプションが、図6Aに示されるように(公序良俗違反につき、不掲載)Photosクライアントプログラム「ホーム」ページ(2.0)から選択された場合、これは、「サイン−イン」ページ(1.0)である次のページを表示するようにプログラムに指示する。これは、一般的に(公序良俗違反につき、不掲載)ID及びユーザパスワードを提供する段階を含むサイン−イン手続きに従うことをユーザに要求する。サイン−イン手続きは、とりわけ、ユーザのアカウントを提示し、これをユーザのオンラインアルバムに相関付けることになる。すなわち、サイン−イン手続きにより、ユーザはインターネット(及び適用可能な場合の他のプロプラエタリネットワーク)を介してユーザのアカウントにアクセスすることができるようになる。
【0046】
次のページは、「マイオンラインアルバム」ページ(2.1)である。特定のユーザに対して、このオンラインアルバムページは、ユーザのアカウントに関連した名前付きユーザに利用可能な写真アルバムの名前をリストする。当然、サーバ上にあるアルバムだけがリストされ、選択されたアルバムが空である場合、次のページが当該結果(すなわち、ページ2.1.6の「このアルバムは現在空です」)に対する指示を表示することになる。或いは、アルバムが空でない場合、そのアルバムを選択すると、次のページのそのアルバムのための「フォトリスト」ページ(2.1.2)が立ち上がることになる。「フォトリスト」ページでは、サーバから携帯電話に写真をダウンロードするために選択することができる。更に、選択された写真は開くことができるか、或いは他の動作を選択された写真に関連して呼出すことができる。他の動作は、プルダウンメニュー、ポップアップメニュー、或いは現在のページのいずれかの部分に重畳されたメニュー(この実施例ではメニューはプルダウンメニューとして示されている)として画面上に示されたメニューに表示される。
【0047】
このようなメニュー(以下「フォトオプションメニュー」)は、幾つかの選択項目を提供し、その各々は、「携帯に保存」、「Eメールフォト」、「スクリーンセーバ」、「サムネール」、「オンラインアルバム」、及び「ホーム」を含む動作を示している。各選択によって、選択された動作項目に対応するページを立ち上げる。動作項目の2つ「ホーム」及び「オンラインアルバム」は、既に上記で説明されている。ホームを選択すると、ユーザはホームページ(2.0)に戻り、オンラインアルバムを選択すると、ユーザを前述の「マイオンラインアルバム」ページ(2.1)に導くことになる。
【0048】
「サムネール」を選択すると、選択されたアルバムからのサムネール写真画像の1つのグループを示す「フォトサム」ページ2.1.1を立ち上げる。サーバからダウンロードされるフォトサムグループの数は、携帯電話(又は使用されるデバイスの全て)のメモリサイズに依存する点に留意されたい。この特徴により、ユーザは次に、アルバム内の写真グループ全体をサムネールすることができる。このアルバムのサムネール写真画像のグループは、サーバから各々ロードされる。ユーザは次に、画像間を前後に移動(前後にスクロール)でき、「サムネール」ページの写真のいずれか1つを選択することができる。選択されたサムネール画像は、次のページ、すなわち「オンラインフォト」ページ(2.1.3)で拡大される。
【0049】
図から分かるように、ページの各々、すなわち「フォトリスト」(2.1.2)、「フォトサム」(2.1.1)、及び「オンラインフォト」(2.1.3)は、写真オプションメニュー機能を含む。これらの動作項目の中で、「モバイルに保存」が、「フォトリスト」ページ、「フォトサム」ページ、又は「オンラインフォト」ページから呼出されると、これにより選択された写真画像(サーバから以前にダウンロードされていた)が携帯電話のモバイルアルバムに保存される。「モバイルに追加」ページ(2.1.7)は、この場合、保存される写真を示し、保存が完了したことを示すために立ち上がる。
【0050】
「Eメールフォト」動作が呼出されると、「Eメールとして共有」ページが立ち上がる(2.1.5)。このページは、電子メールするよう選択された写真を示し、ユーザに電子メールアドレスを促す。この実施では、幾つかの最近使用された電子メールアドレスが提供される。ちなみに、「Eメール」は単にカメラ付き電話から写真を送るために現在使用されている転送機構に過ぎない。このアプリケーションのために他の転送機構を開発及び利用してもよい。次に、写真が携帯電話から選択された電子メールアドレスにメールで送られると、電子メールが送られたこと、或いは送られずエラーが発生したことを示すメッセージがポップアップする。例えば、ユーザが選択された電子メールに写真をアップロードすることを許可されていない場合には、送信は失敗することになる。この種類のエラーメッセージは、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションプログラムにおいて具現化されているような本発明が企図するアップロードセキュリティ方式の成果である。アップロードセキュリティについての詳細は、図8及び9を参照しながら以下に説明する。
【0051】
「スクリーンセーバ」動作が呼出されると、選択された写真を用いて、電話待機状態、スタンバイ状態、或いは起動中であるときに画面を埋めることになる。「スクリーンセーバ」オプションは、選択された写真を表示し、更にこの写真をスクリーンセーバ写真リストに追加するために「OK」又は「キャンセル」を選択するようユーザに要求するスクリーンセーバページ(2.1.4)に関連付けられる。写真ダウンロードのステータスを示すメッセージがポップアップする。
【0052】
上述のように「ホーム」オプションを使用して「ホーム」ページを介したフォトオプションメニューにより、モバイルアルバムに戻ることが可能である。モバイルアルバム又は他のいずれかの前ページに到達するための別の方法は、後で説明されるように「バック」ボタンを使用する「バック」動作で働いている。また、上述のように、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションが待ち受け/メニューページから呼出されると、「ホーム」ページ(2.0)は、選択項目の1つとして「モバイルアルバム」を提示する。従って、モバイルアルバムは、「ホーム」ページを介して直接アクセスすることができる。
【0053】
図6Bに示されるモバイルアルバム画面フローは、「ホーム」ページ(2.0)から始まり、モバイルアルバムの選択により、「モバイルフォト」リストページ(3.1.1)が立ち上がる。このページは、2つの動作メニュー、すなわち「開く」及び「動作」を提示する。従って、リストされた写真のいずれかの選択の後に、「開く」又は「動作」を選択する段階が続くことができる。既に述べたように、「開く」が選択されると、「フォトサム」ページ(3.1.2)の画面上に写真が示される。「動作」が選択されると、モバイルフォト動作メニューが提供される。このメニューは、「スライドショー」、「移動」、「写真削除」、「全削除」(写真)、「サムネール」、「履歴」、及び「ホーム」などの動作項目を含む。
【0054】
ローカルの写真(モバイルアルバムにある)を除いて、「フォトサム」ページ(3.1.2)に関連するサムネール機能は、オンラインアルバムに関して上述のように働く。モバイル「フォトサム」ページ上で選択された写真は、次のページの「モバイルフォト」ページ(3.1.3)に示されるように拡大することができる。「フォトサム」及び「モバイルフォト」ページのメニューは、前述されたモバイルフォト動作メニューのサブセットを含む。
【0055】
スライドショーがこのようなメニューから呼出されると、「モバイルスライドショー」ページ(3.3)が立ち上がる。この機能がアクティブである間、スライドショーがモバイルアルバムフォト全体を通してスクロールし、ある時間期間の間各写真を表示する。ユーザがページの一番下の「中止」を選択するまでスライドショーが続く。ユーザが「動作」を選択した場合、スライドショーメニューは、ユーザに「停止」、「低速」、「標準」、及び「高速」のオプションを与える。「停止」オプションは、スライドショーを停止するのに選択され、「低速」は、スライドショーの速度を遅くし、「高速」は、スライドショー速度を速くし、更に「標準」は、スライドショーを標準速度にする。(図6Cの部分(i)及び部分(ii)は、モバイルアルバムスライドショーのためのお気に入りをセットアップする段階を示しており、部分(i)は、モバイルデバイスでのプロセスを示し、部分(ii)は、PCを起点とするプロセスを示している。)
【0056】
図6Bに更に示されるように、「移動」動作(「並べ替え」動作とも呼ばれる)が3つのページ(3.1.1、3.1.2、及び3.1.3)のいずれか1つから選択された場合、「移動」ページ(3.2.1)が立ち上がる。このページでは、プログラムは、写真のグループを表示し(サムネールし)、更にユーザは、5ポイントナビゲーションキーを使用して写真を並べ替え、並びに写真をドロップ又は保存するかを選択することができる(図6Dは、写真ビュー、共有、及び保存のフロー図を示す)。「削除」又は「全削除」動作が選択されると、ユーザは、削除又は削除動作のキャンセルのオプション(ページ3.2.5及び3.2.4に示されるような)を有する。「削除」ページは、削除のために選択された写真を表示し、これによってユーザはユーザの考えを変えることができる。写真の全てが削除された場合、或いはモバイルアルバムが最初から空である場合、「モバイルアルバムエンプティ」ページが表示される(3.1.4)。これによって、ユーザはホームページを選択するか、或いは「マイフォトはどこにありますか?」及び「モバイルアルバムとは?」などの問合せのいずれか1つに対する答えを選択することができる。後者を選択すると、「アルバムとは」ページ(3.1.4.1)が立ち上がり、このページで「OK」を押すと、ユーザがオンラインアルバムにアクセスすることが可能となる。前者を選択すると、「復元アルバム」ページ3.1.4.2が立ち上がる。「復元」機能は、以下に更に詳細に説明する。
【0057】
ユーザがサインインすると、サーバはユーザの識別情報をユーザの履歴レコードに関連付け、ユーザがモバイルアルバムに写真を保存する毎にアプリケーションプログラムがサーバ内にその写真を記録(バックアップ)できるようにする点に留意されたい。この履歴レコードは、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosプログラムが何らかの理由で携帯電話メモリから消去された場合にユーザがユーザのアルバムを復元することができるバックアップとして機能し、次いでユーザはこのプログラムをリロードする。この履歴機能は、サーバがユーザのクライアントアカウントでこの情報を保持するので、モバイルアルバムを復元するためのナビゲーションを低減するのに有用である。
【0058】
履歴機能は(公序良俗違反につき、不掲載)Photosプログラムの関連で説明されているが、バックアップが望まれるどのようなモバイルデバイスアプリケーションでも有用である点に留意することは重要である。従って、この機能は(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションのために実施されるが、他のアプリケーション向けにも更に一般的に実施することができる。
【0059】
(公序良俗違反につき、不掲載)Photosの関連において、モバイルアルバムに保存されるユーザのオンラインアルバムからのあらゆる写真がサーバによって「記憶」されている。ページ移動経路が予測されないので、履歴は、正確に且つ完全に記録されるのが好ましい。これは、ユーザによってモバイルアアルバムに保存された全写真を記録するサーバ上のユーザの履歴レコードに対してのユーザの(公序良俗違反につき、不掲載)IDの関連付けにより可能となる。更に、各携帯電話デバイスは異なっており、且つユーザが1つより多いデバイスを有する場合もあるので、各デバイスは、本質的に固有の異なる履歴レコードを有することができる。しかしながら、各デバイスは、ユーザの(公序良俗違反につき、不掲載)IDが複数の携帯電話に関連付けられるユーザのアカウントを最初に設定するか又は後で更新するときに構成することができ、サインインすると、ユーザは、これらの携帯電話のいずれか1つからユーザの履歴レコードにアクセスすることができる。従って、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosプログラムが何らか形で削除されたか、或いはモバイルアルバムの写真がある理由で消去された状況では、履歴レコードが、そのアルバムを復元するためのモバイルアルバムバックアップを提供する。
【0060】
そのためには、ユーザがアプリケーションをリロードするときに、ユーザがモバイルアルバムの写真のどれを復元したいかに関してユーザに問合せを行うようにする。すなわち、ユーザが、「私の写真がどこにありますか?」(ページ3.1.4内)の問合せを選択する場合、「復元アルバム」ページ(3.1.4.2)が表示される。以前のページ(3.1.4)と同様に、このページによってユーザは「ホーム」ページ(2.0)に進むことができ、この時「OK」とすることにより、ユーザは、履歴写真ダウンロードリスト(携帯電話に以前ダウンロードされた写真のリスト)の次のモバイル「復元アルバム」ページ(3.1.4.2.1)に進むことができる。
【0061】
図6Eは、サーババックアップからモバイルアルバムを復元するフローを詳細に示している。具体的には、「ホーム」及び「モバイルアルバムエンプティ」ページ(2.0及び3.1.4)を通過した後で、ユーザは、「復元アルバム」ページ(3.1.4.2)上で役立つ。「OK」オプションの選択に基づき、ユーザが(公序良俗違反につき、不掲載)Photosにログインされている場合、サーバは写真のダウンロード履歴リストで応答する(ステップ33、35)。この応答は、例えばモバイルアルバムに追加された20枚の最後の写真のダウンロード履歴リストを備えた「復元アルバム」ページ(3.1.4.2.1)を立ち上げるようにモバイルデバイスに指示する。この履歴リストから、写真を選び(例えばチェックマークを参照)、次いで選択された写真を保存/キャンセルメニューオプションを使用してモバイルアルバムに復元することができる。次に、選択された写真は、バッチプロセスでサーバからダウンロードされる(ステップ37)。次いでモバイルアルバムは、「モバイルアルバム」ページ(3.1.1)を介してユーザアクセスに使用可能である。
【0062】
図6A−6Eに示され本明細書で説明されたページは、網羅的なものではなく例示であり、これらは、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosのようなフォトアプリケーションが提示する全ての利用可能なページ(又はユーザ対話カード)を必ずしも全ては含まない点に留意されたい。更に、参照記号(付記番号)は通常、これらのコンテンツのいずれかの部分ではなくページ自体を指す。該当する場合、類似のページは、例えばホームページ2.0のように異なる図面でも同じ付記番号で表示されるが、これらのそれぞれのコンテンツはわずかに異なる可能性がある。
【0063】
携帯電話上のページ全体の移動に関しては、ページは、上述のように前に移動することができ、「バックボタン」機能を使用して後に移動することもできる。図7は、「バックボタン」機能を説明するための概略図を示している。図から分かるように、「1レベルバック」モードは、「バック」ボタンがタッチ起動又はクリックされる(以下「クリックされる」)毎に1レベルずつ階層的に後方シーケンス移動を可能にする。「シーケンスバック」モードは、「バック」ボタンが押される毎に1ページずつのシーケンス後方移動を可能にする。例えば、1レベルモードのバックでは、1レベルバックすることは、フォトページのリスト(3)より1レベル上のフォトページ(例えば6)から、及びアルバムページのリスト(2)より1レベル上から、及びホームページ(1)より1レベル上からのアプリケーションを取る。この実施例から更に分かるように、シーケンスのバックモードは、バックボタンがタッチされたときに、1つ上のレベル(3)ではなく、現在のフォトページ(6)から前のフォトページ(5)までアプリケーションを取るように機能する。バックボタンの付加的な起動は、逆シーケンスでページ全部にわたって移動することになる。
【0064】
「バックボタン」機能がアプリケーションのオンラインアルバム部分の間に使用されるか、又はモバイルアルバム部分の間に使用されるかどうかは、何ら違いがない。本原理は、両方の状況に等しく適切に適用される。いずれにしても、各ステップ(移動されるページ)が記憶され、ステップは、サーバ側、ローカル、或いはサーバ側とローカルの両方で記録することができる。
【0065】
(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションの上記の概要で述べたが、ここで再度、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosの関連でこの方式を更に詳細に説明するためにアップロードセキュリティに注目する。前述の通り、本概念は、スパム及び無許可のアップローディングを防ぐために、安全な方法でオンラインアカウントに写真をアップロードする新しい方式を提供することである。最初に、アップロードセキュリティ方式は、ユーザの(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアカウントにアップロードするために許可されるカメラ付き電話の電話番号を事前に登録するように(公序良俗違反につき、不掲載)Photosユーザに促すオプトインプロセス(図3及び5の500)を伴う。許可された各電話について、ユーザはまた、ユーザが1日(或いは他のいずれかの事前に定義された時間期間)に受信したいアップロードメッセージの最大数を事前選択することができる。この選択プロセスの最後に、電話番号、キャリア、及びメッセージの制限が将来の参照のためにデータベースに格納される。オプトイン段階に続くいずれかの時点で、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosユーザアカウントへの電子メール写真アップロードがいずれかのカメラ付き電話から行われる場合には、アップロードセキュリティ方式は、その電子メールを介した写真アップロードの許可のためのユーザの所定のアップロードパラメータを意味する。特に、「Eメールフォト」動作がユーザによって呼出されると、「Eメールとして共有」ページ(2.1.5)がユーザのモバイルデバイス上に立ち上がり、電子メールするために選択された写真を示す。ページはまた、アップロードのための電子メールアドレスについてユーザに指示する。
【0066】
1つの利用可能な実施では、幾つかの最近使用された宛先電子メールアドレスが提供される。ユーザは、これらの電子メールの1つを選択することができ、或いは新しい宛先電子メールアドレスを入力することができる。ユーザがその宛先ユーザの(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアカウントに写真をアップロードすることを許可された場合には、ユーザはそのアドレスに写真を送る。
【0067】
図8A−Cは、写真が(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバに向けられている場合のアップロードセキュリティ方式を示す。図8Aの図は、アップロードセキュリティ方式における種々のシステム構成要素の位置を示しており、図8B−Cのフロー図は、アップロード規則を含むプロセスの種々の態様を示している。実施例は幾つかの詳細と共に示されているが、これは単に概念を伝えるためのものであり、この概念を1つの実施に限定するものではない。この実施例では、図8Aに示されるステップ1は、カメラ付き携帯電話で写真を撮る段階を含む。ステップ2は各デバイスで異なり、ステップ2は、携帯電話から写真を「共有する」又は「送る」ことができる。ステップ3は、宛先電子メールアドレスを入力するようユーザに指示する段階を含む。
【0068】
上述のように、これは標準電子メールアドレスに似ているが、受信者は、実際には受信者の(公序良俗違反につき、不掲載)メールインボックスで電子メールを受け取らない。逆に、電子メールは転送機構であり、この電子メールは(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバに送られる。各写真メッセージは、特定の(公序良俗違反につき、不掲載)Photosユーザアカウントで識別される。この電子メールアドレスは、(公序良俗違反につき、不掲載)ID@photos.Yahoo.comの形式を取る。宛先(公序良俗違反につき、不掲載)IDを仮にJSmithとすると、電子メールは、(「To:」)jsmith@photos.Yahoo.comであり、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバはJSmithの(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアカウントでこの電子メールを識別する。異なるバージョンでは、写真に加えてこの電子メールは、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosサーバ上の写真名及び宛先アルバム(JSmithのアルバム)を含む。
【0069】
この場合の電子メール転送プロトコルは、SMTP(STD10で定義された簡易メール転送プロトコル、RFC821)であり、これはコンピュータ間で電子メールを転送するのに一般的に使用されている。特に、MMS及びSMSプロトコルは、利用可能な代替のプロトコルである。SMTPは通常、サーバ間のプロトコルであり、他のプロトコルはメッセージにアクセスするために使用される。SMTPダイアログは通常、メッセージ転送エージェント(例えば送信メール)の管理下でバックグラウンドで発生するが、標準SMTPポートに接続するためのテルネットを使用してSMTPサーバと対話することが可能である。ローカルホスト(キャリアの)は通常、そのゲートウェイのIPアドレスによって識別される。
【0070】
宛先が既知になると、電子メールは、携帯電話からサーバ、すなわち(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバ18に送られる((公序良俗違反につき、不掲載)email及び(公序良俗違反につき、不掲載)Photosは、同じサーバで処理されているように示されているが、他の構成も可能である点に留意されたい)。サーバへの途中で、写真電子メールは、キャリアネットワーク(例えばスプリントPCSネットワーク)12を介して転送され、最初にキャリアのSMTPサーバに送信される。次いで、キャリアSMTPサーバは、メッセージを(公序良俗違反につき、不掲載)PhotosアップロードSMTPサーバに転送する。
【0071】
キャリアのサーバ(具体的に示されていないが、キャリアネットワーク12によって提示される)で、電子メール送信者の携帯電話番号(モバイルID番号)が識別され、キャリアのドメイン情報と組み合わされて、電子メールソース(「From:」)IPアドレス、例えば408−555−555@messging.sprintpcs.comを形成する。写真メッセージが(公序良俗違反につき、不掲載)ネットワークに到達するとすぐに、写真メッセージを生成するSMTPサーバのIPアドレスがセキュリティ層(宛先側のステップ1で)で妥当性がチェックされる。無効キャリアドメインはIPアドレスを無効にし、このような決定に応じて、セキュリティ層は電子メールの手続きが更に進むのを阻止し、この場合、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバは、阻止された電子メールを受け取らない。セキュリティ層15によって有効とみなされたIPアドレスは、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバ18に進むことが許可される。
【0072】
写真メッセージが、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバに到着した後、(公序良俗違反につき、不掲載)IDすなわちJSmithが、宛先電子メールアドレスすなわちjsmith@photos.Yahoo.comから抽出される(宛先側のステップ2)。電話番号及びキャリアは、写真メッセージのソースアドレスから抽出される。次いで、電話番号及びキャリア情報を用いて、抽出された宛先(公序良俗違反につき、不掲載)IDが宛先ユーザの(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアカウントへのアップロードを許可されたかどうかがチェックされる。一例として、抽出された送信者携帯電話番号が408−555−555であり、キャリアがスプリントPCSであると仮定する。更に、抽出された宛先(公序良俗違反につき、不掲載)IDはJSmithである。次で、サーバはデータベースをチェックし、電話番号及びキャリアがJSmithの承認されたアップロードリストにあるかを調べる。これは、送信者(すなわち、スプリントPCSを備えた携帯電話408−555−555)がJSmithの(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアカウントに写真をアップロードするのをJSmithが許可したことを検証するためである。アップロードが許可されたと判定されると、サーバは、JSmithの(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアカウントに写真をアップロードする。そうでい場合には、許可されていないアップロードは廃棄される。別のバージョンでは、許可されていない電子メールは、標準電子メールアドレスに転送される。
【0073】
アップロードセキュリティ方式におけるシステム構成要素の役割が設定されたので、次に図8Bのプロセス図に移る。ここでもやはり、アップロードセキュリティを設定できる1つの方法は、携帯電話番号を使用するアクセス管理に基づく。各ユーザに対して、本方式は、承認された携帯電話番号を入力するようユーザに要求する。アップロードメッセージが(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバに送られた場合、携帯電話番号及びキャリアドメイン情報は、アップロードメッセージを伴う「From;」IPアドレスの一部である。電話番号及びキャリアドメイン情報は、アップロード電子メールメッセージから検索され802、キャリアドメイン情報及び携帯電話番号をチェックして、アップロードが許可されたかどうか判定する806、808、810。
【0074】
キャリアの承認は、メッセージが(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバに到達する前でもセキュリティ層で行われる。ネットワークレベルフィルタは、IPアドレスに基づいて(SMTPゲートウェイのリストを使用する)アクセス管理を提供するために導入される。このフィルタは、グローバルアクセス制御リスト(ACL)からではない全てのメッセージを阻止する804、806。この場合、グローバルアクセス制御リストは、電子メール写真の共有の目的で使用されるSMTPゲートウェイのIPアドレスを(公序良俗違反につき、不掲載)のキャリアパートナーから収集することによって構築される。アクセス制御リストにないキャリアから送られたメッセージは、ネットワークレベルで阻止される806。このようにして、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバは、グローバルACLにリストされたキャリアからの写真をアップロードするためのメッセージだけを受け取る。更に、ACLにより、サーバが許可されていないキャリア又はスパム発信者からの電子メールメッセージを処理する必要がなく、サーバの資源を許可されたキャリアからの電子メールの処理に集中させることができることを保証する点で効率が向上する。
【0075】
サーバが電子メールを受け取ると、(送信者の)電話番号及びキャリアは、宛先ユーザに関連するデータベース22内の事前許可リストに対してチェックされる。電話番号及びキャリアのペアがこのリストに存在する場合808、写真を検索して、ユーザの(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアカウントに挿入されることになる810。存在しない場合には、メッセージは廃棄される。これは、許可された携帯電話から送られた写真だけがユーザのフォトアカウントに挿入されるのを保証する。
【0076】
最後に、アップロード規則の概要について図8Cのフロー図に移る。jdoe@photos.yahoo.com902に送られた電子メールメッセージ902は、最初にネットワークセキュリティレベルでフィルタリングされる(904)。メッセージがネットワークセキュリティを通してフィルタリングされる場合、該メッセージは、1つ又はそれ以上のステップを含む更なる検証のために、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバにルート指定される。この方式の1つの変形形態では、写真をアップロードするためのアクセスを選択的に認可する権利を有する(以前に(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションにログインしこれを購入した(公序良俗違反につき、不掲載)ユーザである)プレミアムユーザだけが、ユーザの電子メールフォトメッセージをアップロードすることができる(906)。それ以外は、メッセージは廃棄される(930)か、或いはオプションとして(宛先)ユーザの標準(公序良俗違反につき、不掲載)メールアドレス(jdoe@yahoo.com)に転送される(912)。受信者は、写真を受け付け、選択した写真をマニュアルでアップロードして格納する段階に進むことができる(914、916、918、920)。次いで、プレミアムユーザ機能が存在するかどうかでターンON/OFFされ、次のステップ908は、送信者の携帯電話番号がユーザの承認されたリストにあり、写真のアップロードを許可されているかどうかを判定する段階を含む。送信者の電話番号が承認されたリストにない場合、電子メールメッセージは廃棄され(930)、或いはオプションとして宛先ユーザの標準電子メールアドレスに転送される(912)。
【0077】
ユーザが課すことのできる1つの制限は、ある時間期間(例えば日、時間、又は週)で許可されるアップロードの数である。この制限は、ユーザ登録中に設定される。従って、次のステップは、許可されるアップロードの限界数xに達したかどうかを判定する段階を含む(910)。達していない場合には、アップロードを進めることができ、それ以外は、メッセージは廃棄され(930)、或いはオプションとしてユーザの標準電子メールアドレスに転送される(912)。
【0078】
1つの変形形態では、埋め込みURLを備えたSMSメッセージは、送信者が(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアカウントの所有者である場合に送信者のモバイルデバイスにプッシュすることができる。次いで、送信者は、WAPセッションを介してリンクをクリックしアップローディングを許可することができる。
【0079】
写真がアップロードされると、写真は、サーバ上のユーザのアカウントに格納される(928)。ユーザのアルバムが具体的に識別されている場合は、写真はそれらのアルバムに向けられる。写真名が識別されている場合は、特定の写真がアップロードされ格納される。名前で写真を識別し更に写真が向けられる特定のアルバムを識別する機能を備えた将来のフォトプログラムが設計されるであろうことが予想される。
【0080】
上記の観点から、アップロードセキュリティ方式は、ユーザアカウントへのアクセスの効率を改善し制御する。違法な放送、スパム、及びパラサイトの増大する問題に加えて、アップロードセキュリティの制御されたアクセスは、望ましくないアップロードの阻止を助ける。
【0081】
実施の詳細
前述の説明に関連した付加的な実施の詳細を以下に示す。これらの実施の詳細は、オンラインアルバム及びモバイルアルバムのためのデバイスの初期リスト、ソフトキーマッピング、ラベル、グローバルエレメント、及び画面フローテーブルを含む。これらの詳細は、以下で説明する。
【0082】
利用可能なモバイルデバイス
本明細書で説明されるビジュアル及び対話設計は、例えば以下の表にリストされるものを含むモバイルデバイスの種々のタイプに対応する必要がある。
【0083】
ソフトキーマッピング
本発明の目的において、モバイルデバイス上で以下のキー、すなわち上;下;左;右;選択/OK;左ソフトキー;右ソフトキー、及びバックが使用可能である。デバイスが見てすぐ分かる選択キーを持たない場合、MIDP(モバイル情報デバイスプロファイル)を実装することで、ソフトキーの1つ又はソフトキーメニューの1つに選択オプションを自動的に設けるものとする。
【0084】
(ソフトキー及びメニューラベル)
表示上の実施では、ソフトキー上に現れることのできるラベルは7文字に制限される。メニューだけの項目は14文字に制限される。
共通ラベル
【0085】
グローバルエレメント
確認ポップアップ
「確認ポップアップ」画面として提示されるグローバルエレメントの1つのタイプは、ユーザに対する確認を表示するのに使用される。確認ポップアップ画面は、「完了」又は「保存済み」のような簡単なテキストを含み、これらは短時間後に自動的に消える。
【0086】
進行中の画面
「進行中」画面は、アプリケーションがサーバからの応答を待機しているか、又は要求を処理中であることをユーザに知らせる。各デバイスは、テキスト及び動画のグラフィックを備えたデフォルト画面を有し、或いは、(公序良俗違反につき、不掲載)Canvas画面に置き換えられる。
【0087】
画面フロー:オンラインアルバム
上述のように、オンラインアルバムページは、ユーザに前方及び後方移動を利用可能にし、すなわち各ページは関連するデフォルト選択項目を有する。前方向移動は、当然ホームページ(2.0)から始まる。以下の表は、各ページ毎に画面フローのための当該ページで利用可能なデフォルト選択項目を別々に概説している。
【0088】
【0089】
【0090】
【0091】
【0092】
(公序良俗違反につき、不掲載)
【0093】
【0094】
【0095】
【0096】
【0097】
画面フロー:モバイルアルバム
オンラインアルバムと同様に、モバイルアルバムページはユーザに前方及び後方移動を利用可能にし、すなわち各ページは、関連するデフォルト選択項目を有する。本明細書では、前方移動は、当然ホームページ(2.0)から始まる。以下の表は、各ページ毎に画面フローのための当該ページで利用可能なデフォルト選択項目を別々に概説している。
【0098】
【0099】
【0100】
【0101】
【0102】
【0103】
【0104】
【0105】
【0106】
【0107】
【0108】
【0109】
図示された実施形態に従って本発明を説明してきたが、この実施形態の変形形態は当業者には明らかであり、これらの変形形態は、本発明の範囲及び精神に含まれることになろう。従って、図示された明細書及び実施形態は、単に例証とみなされ、本発明の真の範囲は添付の請求項及び均等物によって示されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0110】
【図1】多くのタイプの利用可能なベアラーネットワークの1つを使用する無線相互接続モデルを示す図である。
【図1A】第3世代(3G)対応モバイルデバイス及びサーバ並びに他のデバイス間のベアラーネットワークを介した対話の別のモデルを示す図である。
【図2】本発明に関連した機能を備えた携帯電話を示す図である。
【図3】ユーザが(公序良俗違反につき、不掲載)Photos待ち受けページに達するフローを示す図である。
【図4A】それぞれのPCベース及びモバイルデバイスベースの登録及びアプリケーション購入フロー図である。
【図4B】それぞれのPCベース及びモバイルデバイスベースの登録及びアプリケーション購入フロー図である。
【図4C】それぞれのPCベース及びモバイルデバイスベースの登録及びアプリケーション購入フロー図である。
【図4D】それぞれのPCベース及びモバイルデバイスベースの登録及びアプリケーション購入フロー図である。
【図5】アップロードオプトインプロセスを示す図である。
【図6A】オンラインアルバムのための画面フローを示す図である。
【図6B】モバイルアルバムのための画面フローを示す図である。
【図6C】モバイルアルバムスライドショーのための好みのセットアップを説明する部分(i)及び(ii)を示す図である。
【図6D】写真のビュー、共有、及び保存を示すフロー図である。
【図6E】サーババックアップからモバイルアルバムを復元するフローを示す図である。
【図7】バックボタン機能の説明を示す概略図である。
【図8A】アップロードセキュリティ方式の詳細を示す図であり、アップロードセキュリティ方式における種々のシステム構成要素の位置を示す図である。
【図8B】アップロードセキュリティ方式の詳細を示す図であり、プロセスの種々の態様を示すフロー図である。
【図8C】アップロードセキュリティ方式の詳細を示す図であり、プロセスの種々の態様を示すフロー図である。
【技術分野】
【0001】
先行出願の参照
本出願は、2004年9月2日出願の「UPLOAD SECURITY SCHEME(アップロードセキュリティ方式)」と題された米国特許出願10/934,645、及び全て2003年11月10日に出願された、「BACK BUTTON IN MOBILE APPLICATION(モバイルアプリケーションにおけるバックボタン)」と題された米国暫定出願60/518,898、「NAVIGATION PATTERN ON A DIRECTORY TREE(ディレクトリツリーのナビゲーションパターン)」と題された米国暫定出願60/515,858、「BACKUP AND RESTORE IN MOBILE APPLICATIONS(モバイルアプリケーションにおけるバックアップ及び復元)」と題された米国暫定出願60/518,857、及び「UPLOAD SECURITYSCHEME(アップロードセキュリティ方式)」と題された米国暫定出願60/518,897の恩恵を請求し、これらを引用により組み込む。
本発明は、一般に無線モバイルデバイスに関し、より具体的には、アップロードセキュリティを提供するアプリケーションに関する。このようなアプリケーションの中で、1つのタイプはモバイルフォトアプリケーションである。
【背景技術】
【0002】
リッチマルチメディア環境を提供し、無線デバイスユーザの経験的技能を高めるためにモバイルで使い易い技術が進化している。この進化の成果は、無線領域とインターネットドメインの間が明白に接近したこと、並びにマルチメディア機能を有する無線デバイスが出現したことである。デジタル携帯電話、ページャー、携帯型情報端末(PDA)、ハンドセット、及び他のいずれかの無線端末などのモバイル無線デバイスの最新の形態は、インターネットを介して電子メールを検索し、情報を送り、情報を引き出す能力を含むマルチメディア機能を有する。
【0003】
これらの機能が可能にする1つの実施例は、写真などのコンテンツの共有である。同時に、この動作を管理するための方法が必要になる。コンテンツ共有を制御する1つの目的は、セキュリティである。通常、セキュリティの必要性は、データに無許可でアクセスされる危険性により生じる。コンテンツ共有の場合、セキュリティの必要性は、受信者にとって望ましくない又は余分なコンテンツを最初に受信者の許可を得ずに送信者(モバイルユーザ)がアップロードするような、無許可の不正行為が加えられるリスクから生じる。従って、本発明は、無許可の不正行為に関連するリスクに対処する利用可能な方法を提供する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、1つには、アップロードセキュリティの必要性が存在すること、及びアップロードセキュリティを以下で説明するように改良することができるといった知見に基づいている。従って、アップロードセキュリティの概念は、望ましくないアップロード又は過度に頻繁なアップロードを課すことなくコンテンツ共有を可能にするように実現される。
【0005】
本発明の目的のために、本明細書で具現化され且つ広範囲に説明される方法、コンピュータ可読媒体、及びシステムが、アップロードセキュリティ概念の利用可能な実施として提案される。これらの実施は通常、複数のモバイルデバイスと通信リンクしているサーバを含む。以下の実施例では、モバイルデバイスは通常、無線カメラ付き電話などの無線デバイスであり、コンテンツは、写真データ(又は単に1つ又はそれ以上の写真)である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの実施形態では、アップロードセキュリティを提供するための方法は、ネットワークを介してモバイルデバイスからアップロードメッセージをサーバが受信したことに応答して、ユーザに宛てられたアップロードメッセージの送信者によって使用されるモバイルデバイスを識別する段階を含む。本方法はまた、サーバにおいて、ユーザによって予め決定されたオプトインパラメータにアクセスする段階と、送信者によって使用されるモバイルデバイスのアイデンティティがオプトインパラメータに含まれているかどうかを判定する段階と、含まれる場合には、アップロードメッセージからユーザに関連したアカウントへのコンテンツのアップロードを許可する段階とを含む。それ以外の場合には、アップロードは阻止される。オプトインパラメータは、ユーザに関連するサーバ上のアカウントにデータをアップロードすることをユーザによって許可されたモバイルデバイスのアイデンティティを含む。更に、オプションとして、オプトインパラメータは、所与の時間期間中にユーザによって許可されるアップロードメッセージの制限数を含み、本方法は更に、送信者に対するメッセージの制限数をアップロードメッセージが越えるかどうかを判定する段階を含み、これによりアップロードメッセージがユーザによって許可されず、従ってアップロードが阻止されるようになる。アップロードが阻止される場合、本方法はオプションとしてユーザの標準電子メールアドレスにアップロードメッセージを転送する段階を含む。
【0007】
この実施形態では、ネットワークは、無線キャリアネットワークと、無線キャリアネットワークのアイデンティティに基づいてアップロードメッセージがサーバに到達する前にアップロードメッセージのセキュリティスクリーニングを行うネットワーキングサービスを含む。無線キャリアネットワークのアイデンティティは、インターネットプロトコル(IP)アドレスを含む。無線電話のアイデンティティは、無線キャリアネットワークのベアラによって無線電話に割り当てられた電話番号である。この場合、IPアドレスは、アップロードメッセージにおいてモバイルデバイスのアイデンティティと組み合わされ、本方法が更に、モバイルデバイスのIPアドレスとアイデンティティを取得するためにアップロードメッセージを構文解析する段階を含む。
【0008】
更に本方法では、送信者は、アップロードメッセージのための転送機構として電子メールを使用する。送信者は、ユーザの電子メールアドレスを示することによってアップロードメッセージが宛てられるユーザをサーバに識別させる。次に、サーバは、ユーザの電子メールアドレスをユーザに関連したアカウントに相関付ける。この機能が存在する場合、本方法は、送信者のモバイルデバイスからユーザに通信リンクを設定し、ユーザが送信者のモバイルデバイスのアイデンティティをオプトインパラメータに追加する(アップロードを可能にするために)ことを望むかどうかをユーザのモバイルデバイス又はパーソナルコンピュータ上で示すようユーザに指示する段階を更に含む。
【0009】
上述の方法は、アップロードセキュリティを提供するためのプログラムコードを備えたコンピュータプログラムを具現化するコンピュータ可読媒体で実施することができる。本実施において、コンピュータプログラムは、第1の部分がサーバ側にあり、第2の部分がクライアント側にあり、及び第3の部分がネットワーキングサービスにある、各部分に分割される。アップロードセキュリティを提供するためのシステムは、サーバ、複数のモバイルデバイス及び一般的には無線ネットワーであり、サーバがモバイルデバイスと通信するインターネット及びゲートウェイを含む。サーバは、コンピュータアプリケーションの一部としてサーバ側プログラムを具現化するプロセッサ及びメモリで構成される。サーバ側プログラムは、これらのモバイルからアップロードメッセージをサーバが受信するのに応答して、前記識別ステップ、アクセスステップ、決定ステップ、及び許可ステップをサーバのプロセッサに実行させるようにするためのプログラムコードを含む。
【0010】
これらの実施例から理解できるように、アップロードセキュリティ機能をシステムに導入することによって、本発明は、コンテンツ共有をより有効で安全な且つユーザに使い易いものにする。このような利点は、本明細書で開示される本発明の説明及び実施例から当業者には理解されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本明細書に組み込まれ且つその一部を構成している添付図面は、本発明の実施形態を例証し、本明細書の説明と共に本発明の原理を説明するのに役立つ。便宜上、同じ又は類似の番号又は記号は、図面全体を通じて同じ又は同様の要素を示すのに使用される。
【0012】
本発明は、アップロードセキュリティ、及びモバイルアプリケーションでのこの概念の実施を企図する。1つのこのようなアプリケーションは、モバイルフォト(写真)であり、その実施例は、(公序良俗違反につき、不掲載)Photos(商標)アプリケーションと呼ばれる。(公序良俗違反につき、不掲載)及び(公序良俗違反につき、不掲載)Photosは、カリフォルニア州Sunnyvaleの(公序良俗違反につき、不掲載)Inc.,の商標である。他のあらゆる商標は、それらのそれぞれの所有者の所有物である。
【0013】
本発明は種々のアプリケーションで実施することができるが、本明細書では、理解を容易にするため及び例証として、本発明により企図される手法は(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションに関連して説明される。このアプリケーションのサーバ側は、「サーバ(公序良俗違反につき、不掲載)Photos」であり、このアプリケーションのクライアント側は、モバイルクライアントアプリケーション、又は「クライアント(公序良俗違反につき、不掲載)Photos」である。クライアントアプリケーションは、一般にダウンロード可能なアプリケーションすなわちJ2ME(商標)(Sun Microsystems,Inc.によるJava(商標)2プラットフォーム Micro Edition)、(公序良俗違反につき、不掲載)Photos(商標)、又はモバイルデバイスにダウンロード可能な他のいずれかのアプリケーションと考えられる。本明細書の実施例では、クライアント(公序良俗違反につき、不掲載)Photosは、携帯電話、更に具体的にはカメラ付き携帯電話上で実行される。
【0014】
(無線通信環境)
A.無線通信プロトコル
無線デバイスとインターネット間のデータの通信を規定する規格である無線プロトコルは、最新のモバイル無線デバイス及びインターネットコンテンツ技術の拡張機能を利用し且つこれをサポートする。ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)は、通常使用される規格であり、他の規格には、無線アプリケーションプロトコル(WAP)、M−SERVICES、i−モード、及びウェブクリッピングが含まれる。他のプロトコルも可能であるが、WAPがコンテンツ共有のための適切なフレームワークを提供すると思われる。従って、WAPのような規格を採用することが本発明の目的に好適であり、これについての詳細を幾つか以下に説明する。
【0015】
WAPの採用は、無線通信ネットワークでの使用に適合された既存のインターネット規格及びプロトコルに基づいて構築され、モバイル無線デバイス固有の特徴(計算処理、メモリ、ディスプレイ、ユーザインタフェース、及び電力性能が制限されていること)に対応する。WAPは、モバイル無線デバイスでの無線情報及び電話サービスの表示及び配信のためのプロトコルのセットを定義する仕様群である。WAPサービスは、WAP対応デバイスへの情報アクセス及び配信を提供する。WAPは、情報及び双方向サービスに対し容易であり、且つユーザに即時にアクセスする権限を与えるように設計された。従って、適時に情報を配信しトランザクション及び問合せを受け付けるために、いずれかのWAP準拠インフラストラクチャを介してWAP対応デバイス間の相互運用性が可能である。
【0016】
WAPは、PalmOS、EPOC、WindowsCE、FLEXOS、OS/9、JAVA OSなどを含む、いずれかのオペレーティングシステムに基づいて構築することができる。エアーインタフェースとは独立して、WAPは、開発される新しいネットワークに対しスケーラブルに設計され、ベアラ非依存性と異種ネットワークにわたって共通のソリューションの開発とを可能にする。
【0017】
用語「WAP」は、無線アプリケーション環境(WAE)を意味するのに一般的に使用されるが、プロトコル及び技術のWAP一式を含むWAEである。WAEは、モバイル無線デバイスへの情報の配信及び双方向サービスを可能にするリッチアプリケーション環境を提供する。WAEの重要な態様は、WAPスタック、すなわち例えば図1に示されるような無線プロトコル層である。WAPスタック11の一番下にネットワーク層があり、その上にトランスポート層、セキュリティ層、トランザクション層、及びセッション層がある。
【0018】
要約すると、ネットワークプロトコル層は、ショートメッセージサービス(SMS)、符号分割多元接続(CDMA)、セルラーデジタルパケットデータ(CDPD)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、高速回線交換データ(HSCSD)、第3世代(3G)、GSM(移動体通信用グローバルシステム)、及び非構造付加サービスデータ(USSD)チャネルなどの無線サービスプロバイダ(無線ベアラー)のネットワークとのインタフェースを規定するネットワークインタフェース定義をサポートする。無線トランスポート層は、無線データグラムプロトコル(WDP)をサポートし、IP(インターネットプロトコル)ネットワーク層を介して動作する場合、WDPはユーザデータグラムプロトコル/IP(UDP/IP)に置き換えられる。WDPは、下層のベアラーサービスを介してデータグラムサービス及びトランスペアレント通信を上位のプロトコル層に提供する。言い換えると、WDPは、上位のプロトコル層にベアラ無線ネットワークのタイプとは独立して機能するための共通インタフェース及び能力を提供する。無線トランスポート層セキュリティ(WTLS)は、下位の層でのトランスポートサービスのプライバシー、認証、及びデータ保全性を保存するためのセキュアトランスポートサービス、並びに通信アプリケーション間のセキュア接続を生成及び終了する能力を提供する。トランザクションプロトコル(WTP)層は、例えば要求−応答トランザクションを含むWAPデータグラムサービスのためのトランザクション向きプロトコルを提供する。無線セッションプロトコル(WSP)層は、HTTP/1.1機能並びにセッション中断/再開などの機能を提供する。WSPは、トランザクションプロトコルより上で動作する接続及びコネクションレスサービスへのインタフェースとデータグラムトランスポート層とをそれぞれWAEの上位レベルのアプリケーションレベルに提供する。
【0019】
WAE(すなわち、無線アプリケーション環境)は更に、無線マークアップ言語(WML)マイクロブラウザ、WMLスクリプト仮想マシン、WMLスクリプト標準ライブラリ、無線電話アプリケーションインタフェース(TAI)、及びWAPコンテンツタイプで構築される。WAPマイクロブラウザは、「WAPブラウザ」とも呼ばれ、WAP/ウェブアプリケーションとWAP対応デバイス間の対話を容易にする。マイクロブラウザは、無線マークアップ言語(WML)と拡張可能なトランスポートハイパーリンクマークアップ言語(XTHML)とをサポートするタグベースの無線ブラウザアプリケーションである。マイクロブラウザはユーザインタフェース用の「カード」メタファーを使用し、ここでユーザ対話がカードに分割される。WAPカードメタファーは、全てのアプリケーションが準拠可能な共通インタフェースを提供し、PCのデスクトップメタファーにかなり酷似している。マイクロブラウザは、ツリーレベル(デック、カード、及び選択&リンクオプション、すなわちACCEPT、PREVなど)で定義されたユーザ動作とデフォルトタスク(PREV、NOOPなど)をサポートする。例えば、カードのデックは、ナビゲーションカード、変数カード、及び入力要素カードに分割される。ナビゲーションカードは、「カード」タグでカプセル化されたスクリプトとして形成される。カードの以下の実施例は、対話のタイプ(DO TYPE=”ACCEPT”)及びリンク(GO URL=”#eCARD”)を含む。
【0020】
B.無線通信インフラストラクチャ
図1は、利用可能なベアラーネットワーク12の多くのタイプの1つを使用する無線相互接続モデル10を示す。図示の無線モバイルデバイス100は、ユーザがインターネット16(及びLAN、WAN又はイーサネットネットワークのような他のいずれかのネットワーク)を介してサーバ18からプログラムをダウンロードし、これをローカルメモリに格納することができる、十分なローカルメモリとインターネットアクセス能力とを有するものと推定される。従って、無線加入者は、種々のダウンロード可能アプリケーションによるインターネットを介したこれら又は他のサーバのコンテンツに高速にアクセスすることができる。図示されたサーバ18は、ダウンロード可能なプログラムの起点並びにコンテンツの起点すなわち宛先とすることができるが、プログラム及びコンテンツは、別のサーバで発生するか、或いは別のサーバに宛てることができる。この例証の目的では、ウェブサーバ18は、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosクライアント側アプリケーションのソース、並びにコンテンツ、特に写真(画像データ)のソース及び宛先である。インターネットを介して電子メールを検索し情報を送り情報を引き出す能力を含むマルチメディア機能を備えた(公序良俗違反につき、不掲載)Photosのようなダウンロードされたプログラムを使用して、ネットワークオペレータ(又は、より一般的にはサービスプロバイダ)は、音声又はテキスト商品よりも優れた価値ある提案を付加する。
【0021】
実際、この機能により、ユーザは、ユーザのモバイルデバイスに写真画像を取り込み、取り込まれた画像を格納及び処理し、取り込んだ画像のデータをサーバ(例えばサーバ18)にアップロードすることができる。従って、サーバ18は、写真画像のデータのためのリポジトリとして動作し、ユーザは、サーバから以前に取り込まれた写真画像のデータをユーザのモバイルデバイスにダウンロードすると共に、これらの画像を格納し処理することができる。1つのモバイルデバイス上にある写真は、サーバ18及び通信ネットワーク12及び16を介して別のモバイルデバイスと共有することができる。
【0022】
この無線相互接続モデルでは、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosクライアント側プログラムをダウンロードするのに使用される携帯電話はWAP対応である。図1に示されるように、WAP対応デバイス100はWAPプロトコルをサポートし、サーバ18は通常、WWW(World−wide web)プロトコルをサポートする。特に、モバイルデバイス側11の無線アプリケーション環境は、マイクロブラウザ、セッション層を介したネットワークでのWAPプロトコル一式、及びダウンロード可能な(クライアント側)(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションプログラムを含む。マイクロブラウザは、WML文書及びWMLスクリプトアプレットがモバイルデバイスユーザに翻訳され提示されるべき方法を定義する。マイクロブラウザのWTA(無線電話アプリケーション)機能は、選択的自動転送又は他の安全な電話を可能にするための呼制御、電話帳アクセス、及びWMLスクリプトアプレット内のメッセージングを提供する。サーバ側13での無線アプリケーション環境は、標準ウェブブラウザ及びWWWプロトコルスタック(HTTP及びTCP/IP)に加えてサーバ側(公序良俗違反につき、不掲載)Photosを含む。
【0023】
コンテンツへのウェブベースのアクセスを可能にするために、サービスプロバイダは、キャリアネットワーク12を介して無線データをインストールし、同時にネットワーク加入者へのデータ通信を制御し、有料アクティビティを追跡する。通常、ゲートウェイ14は、加入者アクティビティの追跡、アクセスを制御、更に加えて、一方でモバイルデバイス100のプロキシとしての機能、他方でサーバ18のためのプロキシとしての機能の役割を担う。ゲートウェイ14は、標準ウェブプロキシ技術に基づいて構築されると、無線サービスプロバイダによって提供されるサービスをHTTPプロトコルに相互接続して、有線インターネットのコンテンツへのアクセスを許可することが企図される。
【0024】
WAP対応デバイス、WAP対応プロキシ/ゲートウェイ、及びサーバ間の対話の1つのモデルは、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)1.1応答/要求トランザクションであり、ここではHTTP1.1は無線環境用にプロファイルされる。ゲートウェイ(13&14)は、WAPプロトコルからの要求をWWWプロトコルに変換し、またその逆に変換し、すなわち、WML(/HTML)文書をHTML(/WML)に変換してURLのドメイン名を解決し、アクセスを管理するための制御ポイントを提供する。エンコーダ/デコーダを備えたWAP対応ゲートウェイからは、URL要求又はWML文書(場合によっては符号化形式で)をユーザ対話にセキュリティを付加するために符号化/復号化して送ることができる。HTML文書のフラット構造と異なり、WML文書は、ユーザ対話ユニットのセット、すなわちカードのデックに分割される。各ユーザの対話単位はカード(又はページ)であり、ユーザは、1つ又はそれ以上のWML文書のカード間を移動できる。
【0025】
WAP対応デバイス、WAP対応プロキシ/ゲートウェイ、及びサーバ間の対話の別のモデルは、HTTP応答/要求トランザクション(インターネットのTCP/IPプロトコル一式の最上部で実行されるプロトコル)である。このモデルは、新しいWAP2.0(図1に示されていないプロトコルスタックを備えた)に適している。上述され図示されたWAPスタック11とは異なり、WAP2.0スタックは、ネットワーク層の上にIP、TCP(送信制御プロトコル)、TLS、HTTP、及びWAE層(その全ては、無線環境用にプロファイルされている)を含む。例えば、TLSプロトコルのための無線プロファイルは、安全なトランザクションのための相互運用性を可能とすることになる。
【0026】
第3世代(3G)対応モバイルデバイス及びサーバ又は他のデバイス間のベアラーネットワークを介した対話の更に別のモデルを図1Aに示している。図のように、3G端末は、広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、グローバルシステムフォーモバイル通信(GSM)、GSM拡張用高速データレート(EDGE)、統一脅威管理システム(UMTS)、及び高速回線交換データ(HSCSD)を含む種々の技術に基づいた高速ワイドバンド無線携帯電話サービス通信をサポートする。3G端末は、ローカルの短距離通信のためのコードレス接続が装備されている。3G端末での通信プロトコルは、OSIスタックにレイヤーされた開放型システム間相互接続(OSI)プロトコルに匹敵する。
【0027】
ウェブブラウジング、ショートメッセージサービス(SMS)、マルチメディアメッセージングサービス(MMS)、電子メール、Mコマース、リアルタイムビデオ、及びプリペイドを含む種々のサービスは、これらのプロトコルによってサポートされる。MMSは、例えば、画像、テキスト、音声クリップ、及びビデオクリップを含むマルチメディア要素をSMSに加えることのできる蓄積交換メッセージングサービスである。MMSは、電子メール及びSMSのように離散的ではなく、共通タイムライン全体にわたって同期され、すなわち電子メール全体にわたってプレゼンテーション層に類似し、画像によるスライドショーのように見える。互換性のある電話では、MMSメッセージは、新しいメッセージ警報と共に現れることになる。画像メッセージは画面上で開かれ、テキストは画像の下に現れて、音声は自動的に再生を始めるようになっている。
【0028】
(公序良俗違反につき、不掲載)Photos及びネットワークゲームのようなダウンロード可能なアプリケーションは、同様に3G端末でサポートされ、MMSのようなサービスと対話する。発信者は、ビルトインカメラ又は付属カメラのいずれかを使用して容易にマルチメディアメッセージを作成することができ、或いは予め電話に保存されていた(場合によってはウェブサイトからダウンロードすることができる)画像及び音声を使用することができる。しかしながら、簡単にするために、以下の説明では、モバイルデバイスは、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosのようなフォトアプリケーションをダウンロードするのに使用されるWAP対応カメラ付き電話と仮定する。
【0029】
図2は、必ずしもいずれかの特定のメーカーに関連する必要はないが、本発明の目的に好適な機能を備えた携帯電話100を示している。例えば、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションに対応するために、携帯電話100は、画像を取り込むために露出したカメラレンズ112を備えたカメラ機能を有する。携帯電話100はまた、5ポイントナビゲーションキー(ゲームキーとも呼ばれる)114を有し、これは、左、右、上、下、及び選択又は「OK」ファンクションとして機能し、ほぼマウスの動作を模擬している。メインメニューボタン116は、画面上のメニュー表示を起動し、メインOKボタン118は、メニュー選択を起動する。「バック」ボタン110は、ハードウェアキーとして図示されており、その位置は単に例示的なものである。すなわち、「バック(戻る)」ボタンの物理的な配置は、デバイスによって異なり、異なるデバイス上のボタンは異なるように配列する場合があることが予想される。「バック」ソフトキーは、WAPブラウザの「バック」機能を実行でき、これは、携帯電話の画面上にアイコン又はメニュー項目として現れることを意味する。
【0030】
図2に更に示されるように、(公序良俗違反につき、不掲載)対応電話100は、GPRS及びGSMのような種々の技術に基づく無線携帯電話サービス通信をサポートする。このデバイスは、WAP通信プロトコル(WAPスタックの全ての層での)をサポートするように構成されている。これらのプロトコルによってサポートされるように示される種々のサービスには、ウェブブラウジング、SMS、MMS、電子メール、Mコマース、リアルタイムビデオ、及びプリペイドが含まれる。このようなサービスと対話するために示されているダウンロード可能なプログラムは、ネットワークゲーム及び(公序良俗違反につき、不掲載)Photosを含む。
【0031】
モバイルデバイス機能は、携帯電話を含む広範囲な組み込みデバイスにカスタマイズされたJ2ME(商標)プラットフォームなどのプラットフォームを使用して実現されるのが好ましい。J2ME(商標)プラットフォームは、標準JavaAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)のセットを含み、ユーザインタフェース、セキュリティモデル、ビルトインネットワークプロトコル(例えば図1に示されるようなWAP)、及びネットワーク接続され且つ切断されるアプリケーションのサポート((公序良俗違反につき、不掲載)Photosはネットワーク接続されたアプリケーションである)を提供する。
【0032】
J2ME(商標)プラットフォームでは、アプリケーションが、広範囲のデバイスについて一度記述される。次いで、各デバイスの固有の能力を利用するアプリケーションが動的にダウンロードされる。J2ME(商標)プラットフォームは、完全なJavaランタイム環境を構築するための要素としてコンフィグレーション、プロファイル、及びオプションパッケージを定義する。コンフィグレーションは、仮想マシンとクラスライブラリの最小セットからなり、同様の特徴を共有するデバイスの特定の範囲の基本機能を提供する。最新のコンフィグレーションには、制限されたメモリ及び処理能力を備えたデバイス(例えば、携帯電話、双方向ページャー、及びPDA)用のCLDC(connected limited device configuration)、及びより良好なメモリ、処理及びネットワーク帯域能力を備えたデバイス(例えば、TVセットトップボックス、住宅用ゲートウェイ、車載テレマティクスシステム、及びハイエンドPDA)用のCDC(connected device configuration)が含まれる。しかしながら、特定のデバイスカテゴリーを目標とする完全なランタイム環境を提供するために、コンフィグレーションは、更にアプリケーションライフサイクルモデルを定義し、デバイス固有のプロパティにアクセスするハイレベルAPIのセット又はプロファイル、及びユーザインタフェースと組み合わせる必要がある。
【0033】
プロファイルの1つの実施例は、モバイル情報デバイスプロファイル(MIDP)であり、これは、携帯電話及びエントリレベルのPDA用に設計されている。MIDPは、ユーザインタフェース、ネットワーク接続性、ローカルデータストレージ、及びアプリケーション管理を含むモバイルアプリケーションによって必要とされるコアアプリケーション機能を提供する。J2ME(商標)は、特定のマーケット要件、例えばBluetooth(商標)、ウェブサービス、無線メッセージング、マルチメディア、及びデータベース接続性に対応するために種々のオプションパッケージとこれらに対応するプロファイルとを組み合わせることによって更に拡張可能である。
【0034】
(モバイル(公序良俗違反につき、不掲載)Photosの関連におけるアップロードセキュリティ)
本明細書での実施例は、カメラ付き電話を中心に取り上げているが、本発明の原理は、カメラ付き電話に限定されない点に留意されたい。どのような電話又は他の無線モバイルデバイスでも本発明の変形形態を具現化することができる。モバイルデバイスがスマート携帯電話である場合、サービスプロバイダとの通信が特性が異なる場合があっても、アプリケーションプログラムをダウンロードしアップロードセキュリティ方式を実行することは可能である。
【0035】
メーカーは、カメラ機能、すなわち画像を取り込み、画像のデータを保存、表示、処理、送信、及び受信するための機能を備えた(公序良俗違反につき、不掲載)対応電話100を提供するが、このカメラ機能は(公序良俗違反につき、不掲載)Photosプログラムとは独立している点に言及しておかなくてはならない。すなわち、以下に説明するように、取り込まれた画像のデータは、このデータが(公序良俗違反につき、不掲載)サーバに最初にアップロードされ、次いでローカル(モバイル)(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアルバムにダウンロードされることによって、(公序良俗違反につき、不掲載)Photos環境に導入される時まで(公序良俗違反につき、不掲載)Photos環境の外部にある携帯電話に存在する。
【0036】
モバイルデバイスでは、種々のクライアントアプリケーションプログラムが、デフォルトスタートアップ又はメインメニュー画面或いはメーカーインストールの仮想ベンディングマシン画面上でユーザに提供される。他の選択項目は、例えば音声を設定するためのメニュー項目を含む。これらのスタートアップ及びベンディング画面は、ユーザがインストール手順に従うことによって取得できるアプリケーションのリスト(又はアイコン)付きのメニューを表示する。メニューは、例えば(公序良俗違反につき、不掲載)Photosサイトを含む種々のサービスウェブサイトへのリンクを提供する。勿論、リンクはURL(ユニフォームリソースロケータ)、すなわちインターネット上及び(公序良俗違反につき、不掲載)対応電話上のサイトのワールドワイドウェブアドレスであり、少なくとも1つのこのようなメニュー項目は、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションをダウンロードするためのリンクである。
【0037】
図3は、この実施例では(公序良俗違反につき、不掲載)Photos待ち受けページであるモバイルアプリケーションサイトにユーザが到達するときのフローを示す。待ち受けページのためのURLは、販売促進用のウェブページからのリンクを経由して、ウェブサーチを通って、或いはブックマーク(又はお気に入り)から取得される。フローは、ユーザのPC(パーソナルコンピュータ)を起点として示されており、PCディスプレイ上の待ち受けページ302に表示されたプログラム情報から始まる。待ち受けページのコンテンツ303及び304は、ユーザが(公序良俗違反につき、不掲載)Photosプログラムを既に購入しているかどうかに基づいて、ユーザに使用可能なオプションを示すよう表示される。例えば、待ち受けページは、「直ぐに入手する方法」のオプション304、並びにアップロード情報306a、フラッシュデモ306b、及び例えば「月2.99ドル」などの価格情報306dと共に、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosプログラム名をユーザに表示する。アプリケーションを購入するためには、ユーザは、アプリケーション名、(公序良俗違反につき、不掲載)Photos、或いは「直ぐに入手する方法」をクリックする。登録400A-Dに続いて、問合せ(「2.99ドルでこの購入をお望みですか?」など)が、ユーザに申し込みの受諾/拒否を促す(320)。次に、アップロードセキュリティを実施する目的で、ユーザは、以下に説明されるようにアップロードオプトインパラメータ500を設定するよう指示される。
【0038】
ユーザがアプリケーションを購入する申し込みを受諾した場合、オーダーが確認され322、アプリケーションが携帯電話にダウンロードされ、携帯電話上に存在するようになる。図4A−4Dは、PC−ベース及びモバイルベースの登録及び購入フロー図をそれぞれを示している。
【0039】
ちなみに、図3及び4Aに示されるようにユーザが受諾を確認した場合、ユーザは以前にサインインしていたサーバにアカウントを有すると仮定し、ユーザは、携帯電話の電話番号を提供するよう指示される。その電話番号によって、サーバは、リンクが埋め込まれたショートメッセージを携帯電話に送り、携帯電話を振動させるか、或いは他の方法で購入の確認を要求するメッセージをユーザに信号で送る(326)。この確認426によって、サーバは携帯電話にプログラムを送る段階に進む。
【0040】
図4B及び4Cに示されるように、登録は、PC又は携帯電話を起点とすることができる。PCベースの登録プロセスでは、適合する電話リストがレビューされ(450)て、この電話に適合性があるとみなされると、登録プロセスは、ユーザが10桁の携帯電話番号を入力することで始まる段階に進むことができる(452)。サービスプロバイダは、10桁の電話番号をダイヤルし、その携帯電話を介してユーザからの確認を要求する(456)。ユーザはまた、購入指示に従う(460)か、或いはベンディングマシンへのリンクに従う(458)ように指示される。ダウンロードが起こると、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosクライアントホームページ268がモバイル画面上に表示される。或いは、PCを介して間接的にではなく、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosなどのプログラムは、図4Cに示されるように携帯電話を介して直接購入することができる。すなわち、携帯電話を起点とする登録プロセスは、メニューページ(例えば(公序良俗違反につき、不掲載)ホームページ470又は472)から開始される。その上、(仮想)ベンダーマシンページ462、ダウンロードページ464、確認ページ466、及びホームページ468へのリンクは、図4Bのリンクと同様である。
【0041】
図4Dは、初回の購入フローを示す。図から分かるように、購入は、PC又は携帯電話のいずれかで始めることができ、それぞれの待ち受けページから開始する。PCベースのプロセスでは、待ち受けページ480は標準ブラウザを介して取得される点に留意されたい。モバイルベースのプロセスでは、待ち受けページ482は、携帯電話がWAPに準拠しており、且つこのページ及び次のページにリンクするためにマイクロブラウザを使用すると仮定した場合、WAPサイトを表示する。次いで、始めての購入者に対しては、製品情報(すなわち(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーション)が、価格、並びに使用及び購入/キャンセル選択ボタン(アイコン)の項目へのリンクと共に案内される(486)。ダウンロード起動488、進行更新490、及び確認492は、アプリケーションがロードされるときの方向に沿って提供される。次いで、アプリケーションは、マイクロブラウザの終了を開始する準備ができている(494)。呼出された後、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosのホームページが表示される(498)。
【0042】
アップロードセキュリティの実施において、上述のように図3の登録及び購入プロセスは、アップロードオプトイン500パラメータの設定を含む。図5は、ユーザのアップロードの好みを(アップロードオプトインモジュールが呼出されたとき502)設定するユーザのアップロードパラメータのセッティングのアップロードオプトインプロセス500を示す。PCでは、好ましくはユーザは、ユーザの写真をユーザの(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアカウント(サーバ上の)にアップロードするためにユーザによって許可された携帯電話のサービスプロバイダ発行の電話番号を入力するよう指示される(506)。ユーザは、ユーザの電子メール、例えば<user reg.#@messaging.sprintPCS>、又は他の電子メール、例えば<jsmith@sprintpcs.com>の1つ又はそれ以上を入力するよう更に指示され、これらを介してユーザアカウントに写真がアップロードされる(506)。電子メールが、承認されたリストに記入される。図示されていないが、ユーザは更に、ユーザが1日(或いは他のいずれかの事前に定義された時間期間)に受け取りたいアップロードメッセージの最大数を事前に選択することができる。この選択プロセスの最後で、ユーザは、将来の参照のためデータベースに格納される前に入力を確認するよう指示される508。
【0043】
(公序良俗違反につき、不掲載)Photosプログラムが携帯電話に常駐しているときに、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosプログラムは、待ち受けページ又はメニューページから(メニューを立ち上げるために電話上のメニューボタンを使用して、或いは(公序良俗違反につき、不掲載)Photosがデフォルトメニューオプションの1つとして表示されている場合はデフォルトメニューを使用して)呼出すことができる。(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションの呼出しは、特にユーザのモバイルアルバム並びにユーザアカウントにあるオンラインアルバムへのユーザアクセス及び処理を可能にする。図6A及び6Bは、それぞれオンラインアルバム及びモバイルアルバムのための画面フローを示す。
【0044】
(公序良俗違反につき、不掲載)Photosの呼出しは、このプログラムに対して2つのメインオプション、すなわちモバイルアルバムとオンラインアルバム(図6A及び6Bに示されるような)とを備えて「ホーム」ページ2.0を表示するように促す。モバイルアルバムは、携帯電話にローカルに格納された写真のアルバムであり、これによってユーザは、写真を取得するためにネットワークを介して出る必要がない。オンラインアルバムは、ユーザのアカウントのサーバ上に格納された写真のアルバムである。前述のように、写真画像は、(公序良俗違反につき、不掲載)Photos環境の外側の携帯電話によって取り込み且つ処理することができる。これらの写真画像は、サーバにアップロードし、オンラインアルバムに格納し、次いで(選択的に又はバッチ処理で)モバイルアルバムにダウンロードするまで、また逆の場合も同様にされるまで、モバイル又はオンラインアルバムで使用可能とはならない。従って、「オンラインアルバム」を選択することで、ユーザは、ユーザのPC又は携帯電話からサーバに既にアップロードされ、オンラインアルバムに格納されている写真画像にアクセスし処理することができるようになる。同様に、「モバイルアルバム」を選択することで、ユーザは、サーバからモバイルアルバムに既にダウンロードされている写真画像にアクセスし処理することができるようになる。
【0045】
次に、「オンラインアルバム」オプションが、図6Aに示されるように(公序良俗違反につき、不掲載)Photosクライアントプログラム「ホーム」ページ(2.0)から選択された場合、これは、「サイン−イン」ページ(1.0)である次のページを表示するようにプログラムに指示する。これは、一般的に(公序良俗違反につき、不掲載)ID及びユーザパスワードを提供する段階を含むサイン−イン手続きに従うことをユーザに要求する。サイン−イン手続きは、とりわけ、ユーザのアカウントを提示し、これをユーザのオンラインアルバムに相関付けることになる。すなわち、サイン−イン手続きにより、ユーザはインターネット(及び適用可能な場合の他のプロプラエタリネットワーク)を介してユーザのアカウントにアクセスすることができるようになる。
【0046】
次のページは、「マイオンラインアルバム」ページ(2.1)である。特定のユーザに対して、このオンラインアルバムページは、ユーザのアカウントに関連した名前付きユーザに利用可能な写真アルバムの名前をリストする。当然、サーバ上にあるアルバムだけがリストされ、選択されたアルバムが空である場合、次のページが当該結果(すなわち、ページ2.1.6の「このアルバムは現在空です」)に対する指示を表示することになる。或いは、アルバムが空でない場合、そのアルバムを選択すると、次のページのそのアルバムのための「フォトリスト」ページ(2.1.2)が立ち上がることになる。「フォトリスト」ページでは、サーバから携帯電話に写真をダウンロードするために選択することができる。更に、選択された写真は開くことができるか、或いは他の動作を選択された写真に関連して呼出すことができる。他の動作は、プルダウンメニュー、ポップアップメニュー、或いは現在のページのいずれかの部分に重畳されたメニュー(この実施例ではメニューはプルダウンメニューとして示されている)として画面上に示されたメニューに表示される。
【0047】
このようなメニュー(以下「フォトオプションメニュー」)は、幾つかの選択項目を提供し、その各々は、「携帯に保存」、「Eメールフォト」、「スクリーンセーバ」、「サムネール」、「オンラインアルバム」、及び「ホーム」を含む動作を示している。各選択によって、選択された動作項目に対応するページを立ち上げる。動作項目の2つ「ホーム」及び「オンラインアルバム」は、既に上記で説明されている。ホームを選択すると、ユーザはホームページ(2.0)に戻り、オンラインアルバムを選択すると、ユーザを前述の「マイオンラインアルバム」ページ(2.1)に導くことになる。
【0048】
「サムネール」を選択すると、選択されたアルバムからのサムネール写真画像の1つのグループを示す「フォトサム」ページ2.1.1を立ち上げる。サーバからダウンロードされるフォトサムグループの数は、携帯電話(又は使用されるデバイスの全て)のメモリサイズに依存する点に留意されたい。この特徴により、ユーザは次に、アルバム内の写真グループ全体をサムネールすることができる。このアルバムのサムネール写真画像のグループは、サーバから各々ロードされる。ユーザは次に、画像間を前後に移動(前後にスクロール)でき、「サムネール」ページの写真のいずれか1つを選択することができる。選択されたサムネール画像は、次のページ、すなわち「オンラインフォト」ページ(2.1.3)で拡大される。
【0049】
図から分かるように、ページの各々、すなわち「フォトリスト」(2.1.2)、「フォトサム」(2.1.1)、及び「オンラインフォト」(2.1.3)は、写真オプションメニュー機能を含む。これらの動作項目の中で、「モバイルに保存」が、「フォトリスト」ページ、「フォトサム」ページ、又は「オンラインフォト」ページから呼出されると、これにより選択された写真画像(サーバから以前にダウンロードされていた)が携帯電話のモバイルアルバムに保存される。「モバイルに追加」ページ(2.1.7)は、この場合、保存される写真を示し、保存が完了したことを示すために立ち上がる。
【0050】
「Eメールフォト」動作が呼出されると、「Eメールとして共有」ページが立ち上がる(2.1.5)。このページは、電子メールするよう選択された写真を示し、ユーザに電子メールアドレスを促す。この実施では、幾つかの最近使用された電子メールアドレスが提供される。ちなみに、「Eメール」は単にカメラ付き電話から写真を送るために現在使用されている転送機構に過ぎない。このアプリケーションのために他の転送機構を開発及び利用してもよい。次に、写真が携帯電話から選択された電子メールアドレスにメールで送られると、電子メールが送られたこと、或いは送られずエラーが発生したことを示すメッセージがポップアップする。例えば、ユーザが選択された電子メールに写真をアップロードすることを許可されていない場合には、送信は失敗することになる。この種類のエラーメッセージは、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションプログラムにおいて具現化されているような本発明が企図するアップロードセキュリティ方式の成果である。アップロードセキュリティについての詳細は、図8及び9を参照しながら以下に説明する。
【0051】
「スクリーンセーバ」動作が呼出されると、選択された写真を用いて、電話待機状態、スタンバイ状態、或いは起動中であるときに画面を埋めることになる。「スクリーンセーバ」オプションは、選択された写真を表示し、更にこの写真をスクリーンセーバ写真リストに追加するために「OK」又は「キャンセル」を選択するようユーザに要求するスクリーンセーバページ(2.1.4)に関連付けられる。写真ダウンロードのステータスを示すメッセージがポップアップする。
【0052】
上述のように「ホーム」オプションを使用して「ホーム」ページを介したフォトオプションメニューにより、モバイルアルバムに戻ることが可能である。モバイルアルバム又は他のいずれかの前ページに到達するための別の方法は、後で説明されるように「バック」ボタンを使用する「バック」動作で働いている。また、上述のように、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションが待ち受け/メニューページから呼出されると、「ホーム」ページ(2.0)は、選択項目の1つとして「モバイルアルバム」を提示する。従って、モバイルアルバムは、「ホーム」ページを介して直接アクセスすることができる。
【0053】
図6Bに示されるモバイルアルバム画面フローは、「ホーム」ページ(2.0)から始まり、モバイルアルバムの選択により、「モバイルフォト」リストページ(3.1.1)が立ち上がる。このページは、2つの動作メニュー、すなわち「開く」及び「動作」を提示する。従って、リストされた写真のいずれかの選択の後に、「開く」又は「動作」を選択する段階が続くことができる。既に述べたように、「開く」が選択されると、「フォトサム」ページ(3.1.2)の画面上に写真が示される。「動作」が選択されると、モバイルフォト動作メニューが提供される。このメニューは、「スライドショー」、「移動」、「写真削除」、「全削除」(写真)、「サムネール」、「履歴」、及び「ホーム」などの動作項目を含む。
【0054】
ローカルの写真(モバイルアルバムにある)を除いて、「フォトサム」ページ(3.1.2)に関連するサムネール機能は、オンラインアルバムに関して上述のように働く。モバイル「フォトサム」ページ上で選択された写真は、次のページの「モバイルフォト」ページ(3.1.3)に示されるように拡大することができる。「フォトサム」及び「モバイルフォト」ページのメニューは、前述されたモバイルフォト動作メニューのサブセットを含む。
【0055】
スライドショーがこのようなメニューから呼出されると、「モバイルスライドショー」ページ(3.3)が立ち上がる。この機能がアクティブである間、スライドショーがモバイルアルバムフォト全体を通してスクロールし、ある時間期間の間各写真を表示する。ユーザがページの一番下の「中止」を選択するまでスライドショーが続く。ユーザが「動作」を選択した場合、スライドショーメニューは、ユーザに「停止」、「低速」、「標準」、及び「高速」のオプションを与える。「停止」オプションは、スライドショーを停止するのに選択され、「低速」は、スライドショーの速度を遅くし、「高速」は、スライドショー速度を速くし、更に「標準」は、スライドショーを標準速度にする。(図6Cの部分(i)及び部分(ii)は、モバイルアルバムスライドショーのためのお気に入りをセットアップする段階を示しており、部分(i)は、モバイルデバイスでのプロセスを示し、部分(ii)は、PCを起点とするプロセスを示している。)
【0056】
図6Bに更に示されるように、「移動」動作(「並べ替え」動作とも呼ばれる)が3つのページ(3.1.1、3.1.2、及び3.1.3)のいずれか1つから選択された場合、「移動」ページ(3.2.1)が立ち上がる。このページでは、プログラムは、写真のグループを表示し(サムネールし)、更にユーザは、5ポイントナビゲーションキーを使用して写真を並べ替え、並びに写真をドロップ又は保存するかを選択することができる(図6Dは、写真ビュー、共有、及び保存のフロー図を示す)。「削除」又は「全削除」動作が選択されると、ユーザは、削除又は削除動作のキャンセルのオプション(ページ3.2.5及び3.2.4に示されるような)を有する。「削除」ページは、削除のために選択された写真を表示し、これによってユーザはユーザの考えを変えることができる。写真の全てが削除された場合、或いはモバイルアルバムが最初から空である場合、「モバイルアルバムエンプティ」ページが表示される(3.1.4)。これによって、ユーザはホームページを選択するか、或いは「マイフォトはどこにありますか?」及び「モバイルアルバムとは?」などの問合せのいずれか1つに対する答えを選択することができる。後者を選択すると、「アルバムとは」ページ(3.1.4.1)が立ち上がり、このページで「OK」を押すと、ユーザがオンラインアルバムにアクセスすることが可能となる。前者を選択すると、「復元アルバム」ページ3.1.4.2が立ち上がる。「復元」機能は、以下に更に詳細に説明する。
【0057】
ユーザがサインインすると、サーバはユーザの識別情報をユーザの履歴レコードに関連付け、ユーザがモバイルアルバムに写真を保存する毎にアプリケーションプログラムがサーバ内にその写真を記録(バックアップ)できるようにする点に留意されたい。この履歴レコードは、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosプログラムが何らかの理由で携帯電話メモリから消去された場合にユーザがユーザのアルバムを復元することができるバックアップとして機能し、次いでユーザはこのプログラムをリロードする。この履歴機能は、サーバがユーザのクライアントアカウントでこの情報を保持するので、モバイルアルバムを復元するためのナビゲーションを低減するのに有用である。
【0058】
履歴機能は(公序良俗違反につき、不掲載)Photosプログラムの関連で説明されているが、バックアップが望まれるどのようなモバイルデバイスアプリケーションでも有用である点に留意することは重要である。従って、この機能は(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションのために実施されるが、他のアプリケーション向けにも更に一般的に実施することができる。
【0059】
(公序良俗違反につき、不掲載)Photosの関連において、モバイルアルバムに保存されるユーザのオンラインアルバムからのあらゆる写真がサーバによって「記憶」されている。ページ移動経路が予測されないので、履歴は、正確に且つ完全に記録されるのが好ましい。これは、ユーザによってモバイルアアルバムに保存された全写真を記録するサーバ上のユーザの履歴レコードに対してのユーザの(公序良俗違反につき、不掲載)IDの関連付けにより可能となる。更に、各携帯電話デバイスは異なっており、且つユーザが1つより多いデバイスを有する場合もあるので、各デバイスは、本質的に固有の異なる履歴レコードを有することができる。しかしながら、各デバイスは、ユーザの(公序良俗違反につき、不掲載)IDが複数の携帯電話に関連付けられるユーザのアカウントを最初に設定するか又は後で更新するときに構成することができ、サインインすると、ユーザは、これらの携帯電話のいずれか1つからユーザの履歴レコードにアクセスすることができる。従って、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosプログラムが何らか形で削除されたか、或いはモバイルアルバムの写真がある理由で消去された状況では、履歴レコードが、そのアルバムを復元するためのモバイルアルバムバックアップを提供する。
【0060】
そのためには、ユーザがアプリケーションをリロードするときに、ユーザがモバイルアルバムの写真のどれを復元したいかに関してユーザに問合せを行うようにする。すなわち、ユーザが、「私の写真がどこにありますか?」(ページ3.1.4内)の問合せを選択する場合、「復元アルバム」ページ(3.1.4.2)が表示される。以前のページ(3.1.4)と同様に、このページによってユーザは「ホーム」ページ(2.0)に進むことができ、この時「OK」とすることにより、ユーザは、履歴写真ダウンロードリスト(携帯電話に以前ダウンロードされた写真のリスト)の次のモバイル「復元アルバム」ページ(3.1.4.2.1)に進むことができる。
【0061】
図6Eは、サーババックアップからモバイルアルバムを復元するフローを詳細に示している。具体的には、「ホーム」及び「モバイルアルバムエンプティ」ページ(2.0及び3.1.4)を通過した後で、ユーザは、「復元アルバム」ページ(3.1.4.2)上で役立つ。「OK」オプションの選択に基づき、ユーザが(公序良俗違反につき、不掲載)Photosにログインされている場合、サーバは写真のダウンロード履歴リストで応答する(ステップ33、35)。この応答は、例えばモバイルアルバムに追加された20枚の最後の写真のダウンロード履歴リストを備えた「復元アルバム」ページ(3.1.4.2.1)を立ち上げるようにモバイルデバイスに指示する。この履歴リストから、写真を選び(例えばチェックマークを参照)、次いで選択された写真を保存/キャンセルメニューオプションを使用してモバイルアルバムに復元することができる。次に、選択された写真は、バッチプロセスでサーバからダウンロードされる(ステップ37)。次いでモバイルアルバムは、「モバイルアルバム」ページ(3.1.1)を介してユーザアクセスに使用可能である。
【0062】
図6A−6Eに示され本明細書で説明されたページは、網羅的なものではなく例示であり、これらは、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosのようなフォトアプリケーションが提示する全ての利用可能なページ(又はユーザ対話カード)を必ずしも全ては含まない点に留意されたい。更に、参照記号(付記番号)は通常、これらのコンテンツのいずれかの部分ではなくページ自体を指す。該当する場合、類似のページは、例えばホームページ2.0のように異なる図面でも同じ付記番号で表示されるが、これらのそれぞれのコンテンツはわずかに異なる可能性がある。
【0063】
携帯電話上のページ全体の移動に関しては、ページは、上述のように前に移動することができ、「バックボタン」機能を使用して後に移動することもできる。図7は、「バックボタン」機能を説明するための概略図を示している。図から分かるように、「1レベルバック」モードは、「バック」ボタンがタッチ起動又はクリックされる(以下「クリックされる」)毎に1レベルずつ階層的に後方シーケンス移動を可能にする。「シーケンスバック」モードは、「バック」ボタンが押される毎に1ページずつのシーケンス後方移動を可能にする。例えば、1レベルモードのバックでは、1レベルバックすることは、フォトページのリスト(3)より1レベル上のフォトページ(例えば6)から、及びアルバムページのリスト(2)より1レベル上から、及びホームページ(1)より1レベル上からのアプリケーションを取る。この実施例から更に分かるように、シーケンスのバックモードは、バックボタンがタッチされたときに、1つ上のレベル(3)ではなく、現在のフォトページ(6)から前のフォトページ(5)までアプリケーションを取るように機能する。バックボタンの付加的な起動は、逆シーケンスでページ全部にわたって移動することになる。
【0064】
「バックボタン」機能がアプリケーションのオンラインアルバム部分の間に使用されるか、又はモバイルアルバム部分の間に使用されるかどうかは、何ら違いがない。本原理は、両方の状況に等しく適切に適用される。いずれにしても、各ステップ(移動されるページ)が記憶され、ステップは、サーバ側、ローカル、或いはサーバ側とローカルの両方で記録することができる。
【0065】
(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションの上記の概要で述べたが、ここで再度、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosの関連でこの方式を更に詳細に説明するためにアップロードセキュリティに注目する。前述の通り、本概念は、スパム及び無許可のアップローディングを防ぐために、安全な方法でオンラインアカウントに写真をアップロードする新しい方式を提供することである。最初に、アップロードセキュリティ方式は、ユーザの(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアカウントにアップロードするために許可されるカメラ付き電話の電話番号を事前に登録するように(公序良俗違反につき、不掲載)Photosユーザに促すオプトインプロセス(図3及び5の500)を伴う。許可された各電話について、ユーザはまた、ユーザが1日(或いは他のいずれかの事前に定義された時間期間)に受信したいアップロードメッセージの最大数を事前選択することができる。この選択プロセスの最後に、電話番号、キャリア、及びメッセージの制限が将来の参照のためにデータベースに格納される。オプトイン段階に続くいずれかの時点で、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosユーザアカウントへの電子メール写真アップロードがいずれかのカメラ付き電話から行われる場合には、アップロードセキュリティ方式は、その電子メールを介した写真アップロードの許可のためのユーザの所定のアップロードパラメータを意味する。特に、「Eメールフォト」動作がユーザによって呼出されると、「Eメールとして共有」ページ(2.1.5)がユーザのモバイルデバイス上に立ち上がり、電子メールするために選択された写真を示す。ページはまた、アップロードのための電子メールアドレスについてユーザに指示する。
【0066】
1つの利用可能な実施では、幾つかの最近使用された宛先電子メールアドレスが提供される。ユーザは、これらの電子メールの1つを選択することができ、或いは新しい宛先電子メールアドレスを入力することができる。ユーザがその宛先ユーザの(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアカウントに写真をアップロードすることを許可された場合には、ユーザはそのアドレスに写真を送る。
【0067】
図8A−Cは、写真が(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバに向けられている場合のアップロードセキュリティ方式を示す。図8Aの図は、アップロードセキュリティ方式における種々のシステム構成要素の位置を示しており、図8B−Cのフロー図は、アップロード規則を含むプロセスの種々の態様を示している。実施例は幾つかの詳細と共に示されているが、これは単に概念を伝えるためのものであり、この概念を1つの実施に限定するものではない。この実施例では、図8Aに示されるステップ1は、カメラ付き携帯電話で写真を撮る段階を含む。ステップ2は各デバイスで異なり、ステップ2は、携帯電話から写真を「共有する」又は「送る」ことができる。ステップ3は、宛先電子メールアドレスを入力するようユーザに指示する段階を含む。
【0068】
上述のように、これは標準電子メールアドレスに似ているが、受信者は、実際には受信者の(公序良俗違反につき、不掲載)メールインボックスで電子メールを受け取らない。逆に、電子メールは転送機構であり、この電子メールは(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバに送られる。各写真メッセージは、特定の(公序良俗違反につき、不掲載)Photosユーザアカウントで識別される。この電子メールアドレスは、(公序良俗違反につき、不掲載)ID@photos.Yahoo.comの形式を取る。宛先(公序良俗違反につき、不掲載)IDを仮にJSmithとすると、電子メールは、(「To:」)jsmith@photos.Yahoo.comであり、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバはJSmithの(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアカウントでこの電子メールを識別する。異なるバージョンでは、写真に加えてこの電子メールは、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosサーバ上の写真名及び宛先アルバム(JSmithのアルバム)を含む。
【0069】
この場合の電子メール転送プロトコルは、SMTP(STD10で定義された簡易メール転送プロトコル、RFC821)であり、これはコンピュータ間で電子メールを転送するのに一般的に使用されている。特に、MMS及びSMSプロトコルは、利用可能な代替のプロトコルである。SMTPは通常、サーバ間のプロトコルであり、他のプロトコルはメッセージにアクセスするために使用される。SMTPダイアログは通常、メッセージ転送エージェント(例えば送信メール)の管理下でバックグラウンドで発生するが、標準SMTPポートに接続するためのテルネットを使用してSMTPサーバと対話することが可能である。ローカルホスト(キャリアの)は通常、そのゲートウェイのIPアドレスによって識別される。
【0070】
宛先が既知になると、電子メールは、携帯電話からサーバ、すなわち(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバ18に送られる((公序良俗違反につき、不掲載)email及び(公序良俗違反につき、不掲載)Photosは、同じサーバで処理されているように示されているが、他の構成も可能である点に留意されたい)。サーバへの途中で、写真電子メールは、キャリアネットワーク(例えばスプリントPCSネットワーク)12を介して転送され、最初にキャリアのSMTPサーバに送信される。次いで、キャリアSMTPサーバは、メッセージを(公序良俗違反につき、不掲載)PhotosアップロードSMTPサーバに転送する。
【0071】
キャリアのサーバ(具体的に示されていないが、キャリアネットワーク12によって提示される)で、電子メール送信者の携帯電話番号(モバイルID番号)が識別され、キャリアのドメイン情報と組み合わされて、電子メールソース(「From:」)IPアドレス、例えば408−555−555@messging.sprintpcs.comを形成する。写真メッセージが(公序良俗違反につき、不掲載)ネットワークに到達するとすぐに、写真メッセージを生成するSMTPサーバのIPアドレスがセキュリティ層(宛先側のステップ1で)で妥当性がチェックされる。無効キャリアドメインはIPアドレスを無効にし、このような決定に応じて、セキュリティ層は電子メールの手続きが更に進むのを阻止し、この場合、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバは、阻止された電子メールを受け取らない。セキュリティ層15によって有効とみなされたIPアドレスは、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバ18に進むことが許可される。
【0072】
写真メッセージが、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバに到着した後、(公序良俗違反につき、不掲載)IDすなわちJSmithが、宛先電子メールアドレスすなわちjsmith@photos.Yahoo.comから抽出される(宛先側のステップ2)。電話番号及びキャリアは、写真メッセージのソースアドレスから抽出される。次いで、電話番号及びキャリア情報を用いて、抽出された宛先(公序良俗違反につき、不掲載)IDが宛先ユーザの(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアカウントへのアップロードを許可されたかどうかがチェックされる。一例として、抽出された送信者携帯電話番号が408−555−555であり、キャリアがスプリントPCSであると仮定する。更に、抽出された宛先(公序良俗違反につき、不掲載)IDはJSmithである。次で、サーバはデータベースをチェックし、電話番号及びキャリアがJSmithの承認されたアップロードリストにあるかを調べる。これは、送信者(すなわち、スプリントPCSを備えた携帯電話408−555−555)がJSmithの(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアカウントに写真をアップロードするのをJSmithが許可したことを検証するためである。アップロードが許可されたと判定されると、サーバは、JSmithの(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアカウントに写真をアップロードする。そうでい場合には、許可されていないアップロードは廃棄される。別のバージョンでは、許可されていない電子メールは、標準電子メールアドレスに転送される。
【0073】
アップロードセキュリティ方式におけるシステム構成要素の役割が設定されたので、次に図8Bのプロセス図に移る。ここでもやはり、アップロードセキュリティを設定できる1つの方法は、携帯電話番号を使用するアクセス管理に基づく。各ユーザに対して、本方式は、承認された携帯電話番号を入力するようユーザに要求する。アップロードメッセージが(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバに送られた場合、携帯電話番号及びキャリアドメイン情報は、アップロードメッセージを伴う「From;」IPアドレスの一部である。電話番号及びキャリアドメイン情報は、アップロード電子メールメッセージから検索され802、キャリアドメイン情報及び携帯電話番号をチェックして、アップロードが許可されたかどうか判定する806、808、810。
【0074】
キャリアの承認は、メッセージが(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバに到達する前でもセキュリティ層で行われる。ネットワークレベルフィルタは、IPアドレスに基づいて(SMTPゲートウェイのリストを使用する)アクセス管理を提供するために導入される。このフィルタは、グローバルアクセス制御リスト(ACL)からではない全てのメッセージを阻止する804、806。この場合、グローバルアクセス制御リストは、電子メール写真の共有の目的で使用されるSMTPゲートウェイのIPアドレスを(公序良俗違反につき、不掲載)のキャリアパートナーから収集することによって構築される。アクセス制御リストにないキャリアから送られたメッセージは、ネットワークレベルで阻止される806。このようにして、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバは、グローバルACLにリストされたキャリアからの写真をアップロードするためのメッセージだけを受け取る。更に、ACLにより、サーバが許可されていないキャリア又はスパム発信者からの電子メールメッセージを処理する必要がなく、サーバの資源を許可されたキャリアからの電子メールの処理に集中させることができることを保証する点で効率が向上する。
【0075】
サーバが電子メールを受け取ると、(送信者の)電話番号及びキャリアは、宛先ユーザに関連するデータベース22内の事前許可リストに対してチェックされる。電話番号及びキャリアのペアがこのリストに存在する場合808、写真を検索して、ユーザの(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアカウントに挿入されることになる810。存在しない場合には、メッセージは廃棄される。これは、許可された携帯電話から送られた写真だけがユーザのフォトアカウントに挿入されるのを保証する。
【0076】
最後に、アップロード規則の概要について図8Cのフロー図に移る。jdoe@photos.yahoo.com902に送られた電子メールメッセージ902は、最初にネットワークセキュリティレベルでフィルタリングされる(904)。メッセージがネットワークセキュリティを通してフィルタリングされる場合、該メッセージは、1つ又はそれ以上のステップを含む更なる検証のために、(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアップロード電子メールサーバにルート指定される。この方式の1つの変形形態では、写真をアップロードするためのアクセスを選択的に認可する権利を有する(以前に(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアプリケーションにログインしこれを購入した(公序良俗違反につき、不掲載)ユーザである)プレミアムユーザだけが、ユーザの電子メールフォトメッセージをアップロードすることができる(906)。それ以外は、メッセージは廃棄される(930)か、或いはオプションとして(宛先)ユーザの標準(公序良俗違反につき、不掲載)メールアドレス(jdoe@yahoo.com)に転送される(912)。受信者は、写真を受け付け、選択した写真をマニュアルでアップロードして格納する段階に進むことができる(914、916、918、920)。次いで、プレミアムユーザ機能が存在するかどうかでターンON/OFFされ、次のステップ908は、送信者の携帯電話番号がユーザの承認されたリストにあり、写真のアップロードを許可されているかどうかを判定する段階を含む。送信者の電話番号が承認されたリストにない場合、電子メールメッセージは廃棄され(930)、或いはオプションとして宛先ユーザの標準電子メールアドレスに転送される(912)。
【0077】
ユーザが課すことのできる1つの制限は、ある時間期間(例えば日、時間、又は週)で許可されるアップロードの数である。この制限は、ユーザ登録中に設定される。従って、次のステップは、許可されるアップロードの限界数xに達したかどうかを判定する段階を含む(910)。達していない場合には、アップロードを進めることができ、それ以外は、メッセージは廃棄され(930)、或いはオプションとしてユーザの標準電子メールアドレスに転送される(912)。
【0078】
1つの変形形態では、埋め込みURLを備えたSMSメッセージは、送信者が(公序良俗違反につき、不掲載)Photosアカウントの所有者である場合に送信者のモバイルデバイスにプッシュすることができる。次いで、送信者は、WAPセッションを介してリンクをクリックしアップローディングを許可することができる。
【0079】
写真がアップロードされると、写真は、サーバ上のユーザのアカウントに格納される(928)。ユーザのアルバムが具体的に識別されている場合は、写真はそれらのアルバムに向けられる。写真名が識別されている場合は、特定の写真がアップロードされ格納される。名前で写真を識別し更に写真が向けられる特定のアルバムを識別する機能を備えた将来のフォトプログラムが設計されるであろうことが予想される。
【0080】
上記の観点から、アップロードセキュリティ方式は、ユーザアカウントへのアクセスの効率を改善し制御する。違法な放送、スパム、及びパラサイトの増大する問題に加えて、アップロードセキュリティの制御されたアクセスは、望ましくないアップロードの阻止を助ける。
【0081】
実施の詳細
前述の説明に関連した付加的な実施の詳細を以下に示す。これらの実施の詳細は、オンラインアルバム及びモバイルアルバムのためのデバイスの初期リスト、ソフトキーマッピング、ラベル、グローバルエレメント、及び画面フローテーブルを含む。これらの詳細は、以下で説明する。
【0082】
利用可能なモバイルデバイス
本明細書で説明されるビジュアル及び対話設計は、例えば以下の表にリストされるものを含むモバイルデバイスの種々のタイプに対応する必要がある。
【0083】
ソフトキーマッピング
本発明の目的において、モバイルデバイス上で以下のキー、すなわち上;下;左;右;選択/OK;左ソフトキー;右ソフトキー、及びバックが使用可能である。デバイスが見てすぐ分かる選択キーを持たない場合、MIDP(モバイル情報デバイスプロファイル)を実装することで、ソフトキーの1つ又はソフトキーメニューの1つに選択オプションを自動的に設けるものとする。
【0084】
(ソフトキー及びメニューラベル)
表示上の実施では、ソフトキー上に現れることのできるラベルは7文字に制限される。メニューだけの項目は14文字に制限される。
共通ラベル
【0085】
グローバルエレメント
確認ポップアップ
「確認ポップアップ」画面として提示されるグローバルエレメントの1つのタイプは、ユーザに対する確認を表示するのに使用される。確認ポップアップ画面は、「完了」又は「保存済み」のような簡単なテキストを含み、これらは短時間後に自動的に消える。
【0086】
進行中の画面
「進行中」画面は、アプリケーションがサーバからの応答を待機しているか、又は要求を処理中であることをユーザに知らせる。各デバイスは、テキスト及び動画のグラフィックを備えたデフォルト画面を有し、或いは、(公序良俗違反につき、不掲載)Canvas画面に置き換えられる。
【0087】
画面フロー:オンラインアルバム
上述のように、オンラインアルバムページは、ユーザに前方及び後方移動を利用可能にし、すなわち各ページは関連するデフォルト選択項目を有する。前方向移動は、当然ホームページ(2.0)から始まる。以下の表は、各ページ毎に画面フローのための当該ページで利用可能なデフォルト選択項目を別々に概説している。
【0088】
【0089】
【0090】
【0091】
【0092】
(公序良俗違反につき、不掲載)
【0093】
【0094】
【0095】
【0096】
【0097】
画面フロー:モバイルアルバム
オンラインアルバムと同様に、モバイルアルバムページはユーザに前方及び後方移動を利用可能にし、すなわち各ページは、関連するデフォルト選択項目を有する。本明細書では、前方移動は、当然ホームページ(2.0)から始まる。以下の表は、各ページ毎に画面フローのための当該ページで利用可能なデフォルト選択項目を別々に概説している。
【0098】
【0099】
【0100】
【0101】
【0102】
【0103】
【0104】
【0105】
【0106】
【0107】
【0108】
【0109】
図示された実施形態に従って本発明を説明してきたが、この実施形態の変形形態は当業者には明らかであり、これらの変形形態は、本発明の範囲及び精神に含まれることになろう。従って、図示された明細書及び実施形態は、単に例証とみなされ、本発明の真の範囲は添付の請求項及び均等物によって示されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0110】
【図1】多くのタイプの利用可能なベアラーネットワークの1つを使用する無線相互接続モデルを示す図である。
【図1A】第3世代(3G)対応モバイルデバイス及びサーバ並びに他のデバイス間のベアラーネットワークを介した対話の別のモデルを示す図である。
【図2】本発明に関連した機能を備えた携帯電話を示す図である。
【図3】ユーザが(公序良俗違反につき、不掲載)Photos待ち受けページに達するフローを示す図である。
【図4A】それぞれのPCベース及びモバイルデバイスベースの登録及びアプリケーション購入フロー図である。
【図4B】それぞれのPCベース及びモバイルデバイスベースの登録及びアプリケーション購入フロー図である。
【図4C】それぞれのPCベース及びモバイルデバイスベースの登録及びアプリケーション購入フロー図である。
【図4D】それぞれのPCベース及びモバイルデバイスベースの登録及びアプリケーション購入フロー図である。
【図5】アップロードオプトインプロセスを示す図である。
【図6A】オンラインアルバムのための画面フローを示す図である。
【図6B】モバイルアルバムのための画面フローを示す図である。
【図6C】モバイルアルバムスライドショーのための好みのセットアップを説明する部分(i)及び(ii)を示す図である。
【図6D】写真のビュー、共有、及び保存を示すフロー図である。
【図6E】サーババックアップからモバイルアルバムを復元するフローを示す図である。
【図7】バックボタン機能の説明を示す概略図である。
【図8A】アップロードセキュリティ方式の詳細を示す図であり、アップロードセキュリティ方式における種々のシステム構成要素の位置を示す図である。
【図8B】アップロードセキュリティ方式の詳細を示す図であり、プロセスの種々の態様を示すフロー図である。
【図8C】アップロードセキュリティ方式の詳細を示す図であり、プロセスの種々の態様を示すフロー図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アップロードセキュリティを提供するための方法であって、
ネットワークを介してモバイルデバイスからアップロードメッセージをサーバが受信するのに応答して、ユーザに宛てられた前記アップロードメッセージの送信者によって使用されるモバイルデバイスを識別する段階と、
前記サーバで、前記ユーザに関連する前記サーバ上のアカウントにデータをアップロードすることを前記ユーザによって許可されたモバイルデバイスのアイデンティティを含む前記ユーザによって予め決定されたオプトインパラメータにアクセスする段階と、
前記送信者によって使用された前記モバイルデバイスのアイデンティティが前記オプトインパラメータに含まれているかどうかを判定する段階と、
含まれる場合には前記アップロードメッセージから前記ユーザに関連したアカウントへのコンテンツのアップロードを許可し、それ以外の場合には前記アップロードを阻止する段階と、
を含む方法。
【請求項2】
前記モバイルデバイスは無線デバイスであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記コンテンツは、写真データであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ネットワークは無線キャリアネットワークを含み、前記方法は、アップロードメッセージが前記無線キャリアネットワークのアイデンティティに基づいて前記サーバに達する前に前記アップロードメッセージのセキュリティスクリーニングを行う段階を更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記無線キャリアネットワークのアイデンティティは、インターネットプロトコル(IP)アドレスを含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記IPアドレスは、前記アップロードメッセージにおいて前記モバイルデバイスのアイデンティティと組み合わされ、前記方法は、前記モバイルデバイスのIPアドレス及びアイデンティティを取得するために前記アップロードメッセージを構文解析する段階を更に含む請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記モバイルデバイスは無線電話であり、前記モバイルデバイスのアイデンティティは、前記無線キャリアネットワークのベアラによって前記モバイルデバイスに割り当てられた電話番号であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記送信者は前記アップロードメッセージのための転送機構として電子メールを使用し、前記送信者は前記ユーザの電子メールアドレスを示すことによって前記アップロードメッセージが宛てられるユーザを前記サーバに識別させることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記サーバは、前記ユーザの電子メールアドレスを前記ユーザに関連するアカウントに相関付けることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ユーザが前記サーバにこれまでにログインしたことがあるかどうか、及び前記ユーザに関連するアカウントにアップロードするためアクセスを選択的に認可することが許容されているかどうかを判定する段階を更に含む請求項2に記載の方法。
【請求項11】
前記オプトインパラメータは更に、所与の時間期間中に前記ユーザによって許可されるアップロードメッセージの制限数を含み、前記方法は、前記送信者に対するメッセージの制限数を前記アップロードメッセージが越えているかどうかを判定する段階を含み、これにより前記アップロードメッセージが前記ユーザによって許可されず、従って前記アップロードが阻止されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記アップロードが阻止される場合、前記ユーザの標準電子メールアドレスに前記アップロードメッセージを転送する段階を更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記ユーザが前記オプトインパラメータに前記送信者のモバイルデバイスアイデンティティを追加したいかどうかを前記ユーザのモバイルデバイス又はパーソナルコンピュータ上で示すよう前記ユーザに指示するために、前記送信者のモバイルデバイスから前記ユーザへの通信リンクを設定する段階を更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項14】
アップロードセキュリティを提供するためのプログラムコードを備えたコンピュータプログラムを具現化するコンピュータ可読媒体であって、
ユーザに宛てられたアップロードメッセージをネットワークを介してモバイルデバイスからサーバが受信するのに応答して、前記アップロードメッセージの送信者によって使用されるモバイルデバイスを識別するためのプログラムコードと、
前記ユーザに関連する前記サーバ上のアカウントにデータをアップロードするために前記ユーザによって許可されたモバイルデバイスのアイデンティティを含む、前記ユーザによって予め決定されたオプトインパラメータに前記サーバでアクセスするためのプログラムコードと、
前記送信者によって使用された前記モバイルデバイスのアイデンティティが前記オプトインパラメータに含まれているかどうかを判定するためのプログラムコードと、
前記モバイルデバイスのアイデンティティが含まれる場合には前記アップロードメッセージから前記ユーザに関連するアカウントへのコンテンツのアップロードを許可し、それ以外の場合には前記アップロードを阻止するためのプログラムコードと、
を含むコンピュータ可読媒体。
【請求項15】
前記コンピュータプログラムは、サーバ側にある第1の部分、クライアント側にある第2の部分、及びネットワーキングサービスにある第3の部分に分割されることを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項16】
前記コンテンツは、写真データであり、前記モバイルデバイスは無線カメラ付き電話であることを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記ネットワークは無線キャリアネットワークを含み、前記コンピュータプログラムは更に、前記アップロードメッセージが前記無線キャリアネットワークのアイデンティティに基づいて前記サーバに達する前に前記アップロードメッセージのセキュリティスクリーニングを行うためのプログラムコードを前記ネットワーキングサービスに含むことを特徴とする請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項18】
前記無線キャリアネットワークのアイデンティティは、インターネットプロトコル(IP)アドレスを含むことを特徴とする請求項17に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記IPアドレスは、前記アップロードメッセージで前記モバイルデバイスのアイデンティティと組み合わされ、前記コンピュータプログラムは、前記モバイルデバイスのIPアドレス及びアイデンティティを取得するために前記アップロードメッセージを構文解析するためのプログラムコードを更に含むことを特徴とする請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記モバイルデバイスは無線電話であり、前記モバイルデバイスのアイデンティティは、前記無線キャリアネットワークのベアラによってモバイルデバイスに割り当てられた電話番号であることを特徴とする請求項17に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項21】
前記送信者は前記アップロードメッセージのための転送機構として電子メールを使用し、前記コンピュータ可読媒体は、前記ユーザの電子メールアドレスを示すことによって前記アップロードメッセージが宛てられるユーザを前記サーバに識別させるように前記送信者に指示するためのプログラムコードを更に含むことを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項22】
前記コンピュータ可読媒体は、前記ユーザの電子メールアドレスを前記ユーザに関連するアカウントに相関付けるためのプログラムコードを前記サーバに更に含む請求項21に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項23】
前記コンピュータ可読媒体は、前記ユーザが前記サーバにこれまでにログインしたことがあるかどうか、及び前記ユーザに関連するアカウントにアップロードするためにアクセスを選択的に認可することが許可されているかどうかを判定するためのプログラムコードを前記サーバに更に含む請求項22に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項24】
前記オプトインパラメータは更に、所与の時間期間中に前記ユーザによって許可されるアップロードメッセージの制限数を含み、前記コンピュータプログラムは更に、前記送信者に対するメッセージの制限数が前記アップロードメッセージが越えているかどうかを判定するプログラムコードを含み、これによりアップロードメッセージがユーザによって許可されず、従って前記アップロードが阻止されるようにすることを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項25】
前記アップロードが阻止された場合、前記ユーザの標準電子メールアドレスに前記アップロードメッセージを転送するためのプログラムコードを更に含むことを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項26】
前記ユーザが前記オプトインパラメータに前記送信者のモバイルデバイスアイデンティティを追加したいかどうかを、前記ユーザのモバイルデバイス又はパーソナルコンピュータ上で示すように前記ユーザに指示するために、前記送信者のモバイルデバイスから前記ユーザへの通信リンクを設定するプログラムコードを前記送信者のモバイルデバイスで更に含むことを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項27】
前記コンピュータプログラムは、モバイルフォトアプリケーションであることを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項28】
前記モバイルフォトアプリケーションは、「Eメールフォト」動作を呼出し、「Eメール共有」ページを表示し、更に前記ユーザに関連するアカウントにアップロードすることによって前記ユーザと共有するために前記送信者によって選択された1つ又はそれ以上の写真を示すプログラムコードを前記モバイルデバイスで含むことを特徴とする請求項27に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項29】
前記モバイルフォトアプリケーションは、ローカルフォトアルバムにおいて写真の取り込み、格納、アクセス、スクロール、選択、消去、及び復元を行うためのプログラムコードを前記モバイルデバイスに含み、前記モバイルフォトアプリケーションは、前記ユーザに関連するアカウントでオンラインフォトアルバムにおいて写真の格納、アクセス、スクロール、選択、及び消去を行うためのプログラムコードを前記サーバに含むことを特徴とする請求項27に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項30】
前記モバイルフォトアプリケーションは、前記アップロードメッセージを受け取る前記ユーザの電子メールアドレスが前記送信者によって最近使用された電子メールアドレスのリストに含まれている場合には、前記ユーザの電子メールアドレスを前記リストから選択し、前記リストに含まれていない場合には、前記ユーザの電子メールアドレスを入力するように前記送信者に指示するプログラムコードを前記モバイルデバイスに含むことを特徴とする請求項27に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項31】
アップロードセキュリティを提供するためのシステムであって、
コンピュータアプリケーションの一部としてサーバ側プログラムを具現化するプロセッサ及びメモリを備えたサーバと、
前記サーバに通信可能にリンクされた複数のモバイルデバイスと、
を含み、
前記サーバ側プログラムが、
このようなモバイルから前記アップロードメッセージを前記サーバが受け取るのに応答して、ユーザに宛てられたアップロードメッセージの送信者によって使用される前記複数のモバイルデバイスの1つを識別する段階と、
前記ユーザに関連する前記サーバ上のアカウントにデータをアップロードするために前記ユーザによって許可されたモバイルデバイスのアイデンティティを含む、前記ユーザによって予め決定されたオプトインパラメータに前記サーバでアクセスする段階と、
前記送信者によって使用された前記モバイルデバイスのアイデンティティが前記オプトインパラメータに含まれているかどうかを判定する段階と、
前記モバイルデバイスのアイデンティティが含まれる場合には、前記アップロードメッセージから前記ユーザに関連するアカウントへのコンテンツのアップロードを許可し、それ以外の場合には前記アップロードを阻止する段階と、
を含む段階を前記サーバ内のプロセッサに実行させるプログラムコードを含むことを特徴とするシステム。
【請求項32】
ゲートウェイと、
前記複数のモバイルデバイス間、並びに前記複数のモバイルデバイスの各々と前記ゲートウェイとの間をインタフェースするキャリアネットワークと、
前記複数のモバイルデバイスと前記サーバとの間の前記ゲートウェイを介した通信を可能にするように、前記ゲートウェイと前記サーバとの間をインタフェースするためのネットワークと、
を更に含むことを特徴とする請求項31に記載のシステム。
【請求項33】
前記複数のモバイルデバイスは、WAP(無線アプリケーションプロトコル)対応であり、前記ゲートウェイは、一方では前記複数のWAP対応モバイルデバイスのためのプロキシであり、他方では前記サーバのためのプロキシであることを特徴とする請求項32に記載のシステム。
【請求項34】
前記複数のモバイルデバイスは無線カメラ付き電話であり、前記コンピュータアプリケーションはモバイルフォトアプリケーションであり、前記コンテンツは、写真データであることを特徴とする請求項31に記載のシステム。
【請求項35】
前記ネットワークは、前記ネットワークサービスプロセッサに、前記アップロードメッセージが前記サーバに達する前に前記キャリアネットワークのアイデンティティに基づいて前記アップロードメッセージのセキュリティスクリーニングを行わせるプログラムコードで前記コンピュータアプリケーションのネットワークセキュリティプログラム部分を具現化するプロセッサ及びメモリを備えたネットワークサービスを含むことを特徴とする請求項32に記載のシステム。
【請求項36】
前記キャリアネットワークのアイデンティティは、インターネットプロトコル(IP)アドレスを含むことを特徴とする請求項35に記載のシステム。
【請求項37】
前記IPアドレスは前記アップロードメッセージ内の前記モバイルデバイスのアイデンティティと組み合わされ、前記コンピュータアプリケーションは、前記サーバ及びネットワークセキュリティプロセッサに前記アップロードメッセージを構文解析させて、前記モバイルデバイスのIPアドレスとアイデンティティとをそれぞれ取得するために、前記ネットワーキングサービス内のプログラムコードとサーバ側プログラムとを更に含むことを特徴とする請求項36に記載のシステム。
【請求項38】
前記送信者によって使用されるモバイルデバイスは無線電話であり、このモバイルデバイスのアイデンティティは、前記無線キャリアネットワークのベアラによって前記モバイルデバイスに割り当てられた電話番号であることを特徴とする請求項32に記載のシステム。
【請求項39】
前記アップロードメッセージのための転送機構として電子メールを更に含み、前記複数のモバイルデバイスの各々は、このようなモバイルデバイスプロセッサに、前記ユーザの電子メールアドレスを示すことによって前記アップロードメッセージが宛てられるユーザを前記サーバに識別させるように前記送信者に対して指示するプログラムコードで前記コンピュータアプリケーションのクライアント側プログラム部分を具現化するプロセッサ及びメモリを含むことを特徴とする請求項31に記載のシステム。
【請求項40】
前記サーバ側プログラムは、前記サーバプロセッサが前記ユーザの電子メールアドレスを前記ユーザに関連するアカウントに相関付けるためのプログラムコードを更に含むことを特徴とする請求項39に記載のシステム。
【請求項41】
前記サーバ側プログラムは、前記ユーザが前記サーバにこれまでにログインしたことがあるかどうか、及び前記ユーザに関連するアカウントにアップロードするためアクセスを選択的に認可することが許容されているかどうかを前記サーバプロセッサに判定させるためのプログラムコードを更に含むことを特徴とする請求項31に記載のシステム。
【請求項42】
前記オプトインパラメータは、所与の時間期間中に前記ユーザによって許可されるアップロードメッセージの制限数を更に含み、前記サーバ側プログラムは、前記送信者に対するメッセージの制限数が前記アップロードメッセージが越えたかどうかを判定するためのプログラムコードを更に含み、これによって前記プログラムコードが前記ユーザによって許可されず、従って前記アップロードが阻止されることを特徴とする請求項31に記載のシステム。
【請求項43】
前記コンピュータアプリケーションは、前記アップロードが阻止された場合には、前記ネットワーキングサービス及びサーバプロセッサがそれぞれ前記ユーザの標準電子メールアドレスへ前記アップロードメッセージを転送するようにするプログラムコードを前記サーバ側及びネットワーキングセキュリティプログラムの両方において更に含むことを特徴とする請求項35に記載のシステム。
【請求項44】
前記複数のモバイルデバイスの各々は、このようなモバイルデバイスプロセッサに、前記送信者のモバイルデバイスから前記ユーザへの通信リンクを設定させ、前記ユーザが前記送信者のモバイルデバイスアイデンティティを前記オプトインパラメータに追加したいかどうかを前記ユーザのモバイルデバイス又はパーソナルコンピュータ上で示すように前記ユーザに指示するプログラムコードで前記コンピュータアプリケーションのクライアント側プログラム部分を具現化するプロセッサ及びメモリを含むことを特徴とする請求項31に記載のシステム。
【請求項45】
前記コンピュータアプリケーションは、クライアント側及びサーバ側部分を備えたモバイルフォトアプリケーションであり、前記複数のモバイルデバイスの各々は、このようなモバイルデバイスプロセッサに前記サーバから前記クライアント側プログラムをダウンロードさせるプログラムコードで前記モバイルフォトアプリケーション及びプログラムのクライアント側プログラム部分を具現化するプロセッサ及びメモリを含むことを特徴とする請求項31に記載のシステム。
【請求項46】
前記モバイルフォトアプリケーションのクライアント側プログラムが、このようなモバイルデバイスプロセッサに、「Eメールフォト」動作を呼出させ、「Eメール共有」ページを表示させ、前記送信者によって選択された1つ又はそれ以上の写真を示させて、前記ユーザに関連するアカウントにアップロードすることによって前記ユーザと共有するようにするプログラムコードを含むことを特徴とする請求項45に記載のシステム。
【請求項47】
前記モバイルフォトアプリケーションのクライアント側プログラムが、このようなモバイルデバイスプロセッサに、ローカルフォトアルバムにおける写真の取り込み、格納、アクセス、スクロール、選択、消去、及び復元を行わせるプログラムコードを含み、前記モバイルフォトアプリケーションのサーバ側プログラムが、前記サーバプロセッサに、前記ユーザに関連するアカウントでオンラインフォトアルバムにおける写真の格納、アクセス、スクロール、選択、及び消去を行わせるプログラムコードを含むことを特徴とする請求項45に記載のシステム。
【請求項48】
前記モバイルフォトアプリケーションのクライアント側プログラムが、前記アップロードメッセージが宛てられる前記ユーザの電子メールアドレスが前記送信者によって最近使用された電子メールアドレスのリストに含まれている場合には、このようなモバイルデバイスプロセッサに前記送信者による前記ユーザの電子メールアドレスの選択に応答させ、前記電子メールアドレスが前記リストに含まれていない場合には、前記送信者に前記ユーザの電子メールアドレスを入力するよう指示するプログラムコードを含むことを特徴とする請求項45に記載のシステム。
【請求項49】
前記ネットワークは、少なくともインターネットを含むことを特徴とする請求項32に記載のシステム。
【請求項1】
アップロードセキュリティを提供するための方法であって、
ネットワークを介してモバイルデバイスからアップロードメッセージをサーバが受信するのに応答して、ユーザに宛てられた前記アップロードメッセージの送信者によって使用されるモバイルデバイスを識別する段階と、
前記サーバで、前記ユーザに関連する前記サーバ上のアカウントにデータをアップロードすることを前記ユーザによって許可されたモバイルデバイスのアイデンティティを含む前記ユーザによって予め決定されたオプトインパラメータにアクセスする段階と、
前記送信者によって使用された前記モバイルデバイスのアイデンティティが前記オプトインパラメータに含まれているかどうかを判定する段階と、
含まれる場合には前記アップロードメッセージから前記ユーザに関連したアカウントへのコンテンツのアップロードを許可し、それ以外の場合には前記アップロードを阻止する段階と、
を含む方法。
【請求項2】
前記モバイルデバイスは無線デバイスであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記コンテンツは、写真データであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ネットワークは無線キャリアネットワークを含み、前記方法は、アップロードメッセージが前記無線キャリアネットワークのアイデンティティに基づいて前記サーバに達する前に前記アップロードメッセージのセキュリティスクリーニングを行う段階を更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記無線キャリアネットワークのアイデンティティは、インターネットプロトコル(IP)アドレスを含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記IPアドレスは、前記アップロードメッセージにおいて前記モバイルデバイスのアイデンティティと組み合わされ、前記方法は、前記モバイルデバイスのIPアドレス及びアイデンティティを取得するために前記アップロードメッセージを構文解析する段階を更に含む請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記モバイルデバイスは無線電話であり、前記モバイルデバイスのアイデンティティは、前記無線キャリアネットワークのベアラによって前記モバイルデバイスに割り当てられた電話番号であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記送信者は前記アップロードメッセージのための転送機構として電子メールを使用し、前記送信者は前記ユーザの電子メールアドレスを示すことによって前記アップロードメッセージが宛てられるユーザを前記サーバに識別させることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記サーバは、前記ユーザの電子メールアドレスを前記ユーザに関連するアカウントに相関付けることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ユーザが前記サーバにこれまでにログインしたことがあるかどうか、及び前記ユーザに関連するアカウントにアップロードするためアクセスを選択的に認可することが許容されているかどうかを判定する段階を更に含む請求項2に記載の方法。
【請求項11】
前記オプトインパラメータは更に、所与の時間期間中に前記ユーザによって許可されるアップロードメッセージの制限数を含み、前記方法は、前記送信者に対するメッセージの制限数を前記アップロードメッセージが越えているかどうかを判定する段階を含み、これにより前記アップロードメッセージが前記ユーザによって許可されず、従って前記アップロードが阻止されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記アップロードが阻止される場合、前記ユーザの標準電子メールアドレスに前記アップロードメッセージを転送する段階を更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記ユーザが前記オプトインパラメータに前記送信者のモバイルデバイスアイデンティティを追加したいかどうかを前記ユーザのモバイルデバイス又はパーソナルコンピュータ上で示すよう前記ユーザに指示するために、前記送信者のモバイルデバイスから前記ユーザへの通信リンクを設定する段階を更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項14】
アップロードセキュリティを提供するためのプログラムコードを備えたコンピュータプログラムを具現化するコンピュータ可読媒体であって、
ユーザに宛てられたアップロードメッセージをネットワークを介してモバイルデバイスからサーバが受信するのに応答して、前記アップロードメッセージの送信者によって使用されるモバイルデバイスを識別するためのプログラムコードと、
前記ユーザに関連する前記サーバ上のアカウントにデータをアップロードするために前記ユーザによって許可されたモバイルデバイスのアイデンティティを含む、前記ユーザによって予め決定されたオプトインパラメータに前記サーバでアクセスするためのプログラムコードと、
前記送信者によって使用された前記モバイルデバイスのアイデンティティが前記オプトインパラメータに含まれているかどうかを判定するためのプログラムコードと、
前記モバイルデバイスのアイデンティティが含まれる場合には前記アップロードメッセージから前記ユーザに関連するアカウントへのコンテンツのアップロードを許可し、それ以外の場合には前記アップロードを阻止するためのプログラムコードと、
を含むコンピュータ可読媒体。
【請求項15】
前記コンピュータプログラムは、サーバ側にある第1の部分、クライアント側にある第2の部分、及びネットワーキングサービスにある第3の部分に分割されることを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項16】
前記コンテンツは、写真データであり、前記モバイルデバイスは無線カメラ付き電話であることを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記ネットワークは無線キャリアネットワークを含み、前記コンピュータプログラムは更に、前記アップロードメッセージが前記無線キャリアネットワークのアイデンティティに基づいて前記サーバに達する前に前記アップロードメッセージのセキュリティスクリーニングを行うためのプログラムコードを前記ネットワーキングサービスに含むことを特徴とする請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項18】
前記無線キャリアネットワークのアイデンティティは、インターネットプロトコル(IP)アドレスを含むことを特徴とする請求項17に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記IPアドレスは、前記アップロードメッセージで前記モバイルデバイスのアイデンティティと組み合わされ、前記コンピュータプログラムは、前記モバイルデバイスのIPアドレス及びアイデンティティを取得するために前記アップロードメッセージを構文解析するためのプログラムコードを更に含むことを特徴とする請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記モバイルデバイスは無線電話であり、前記モバイルデバイスのアイデンティティは、前記無線キャリアネットワークのベアラによってモバイルデバイスに割り当てられた電話番号であることを特徴とする請求項17に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項21】
前記送信者は前記アップロードメッセージのための転送機構として電子メールを使用し、前記コンピュータ可読媒体は、前記ユーザの電子メールアドレスを示すことによって前記アップロードメッセージが宛てられるユーザを前記サーバに識別させるように前記送信者に指示するためのプログラムコードを更に含むことを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項22】
前記コンピュータ可読媒体は、前記ユーザの電子メールアドレスを前記ユーザに関連するアカウントに相関付けるためのプログラムコードを前記サーバに更に含む請求項21に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項23】
前記コンピュータ可読媒体は、前記ユーザが前記サーバにこれまでにログインしたことがあるかどうか、及び前記ユーザに関連するアカウントにアップロードするためにアクセスを選択的に認可することが許可されているかどうかを判定するためのプログラムコードを前記サーバに更に含む請求項22に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項24】
前記オプトインパラメータは更に、所与の時間期間中に前記ユーザによって許可されるアップロードメッセージの制限数を含み、前記コンピュータプログラムは更に、前記送信者に対するメッセージの制限数が前記アップロードメッセージが越えているかどうかを判定するプログラムコードを含み、これによりアップロードメッセージがユーザによって許可されず、従って前記アップロードが阻止されるようにすることを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項25】
前記アップロードが阻止された場合、前記ユーザの標準電子メールアドレスに前記アップロードメッセージを転送するためのプログラムコードを更に含むことを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項26】
前記ユーザが前記オプトインパラメータに前記送信者のモバイルデバイスアイデンティティを追加したいかどうかを、前記ユーザのモバイルデバイス又はパーソナルコンピュータ上で示すように前記ユーザに指示するために、前記送信者のモバイルデバイスから前記ユーザへの通信リンクを設定するプログラムコードを前記送信者のモバイルデバイスで更に含むことを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項27】
前記コンピュータプログラムは、モバイルフォトアプリケーションであることを特徴とする請求項14に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項28】
前記モバイルフォトアプリケーションは、「Eメールフォト」動作を呼出し、「Eメール共有」ページを表示し、更に前記ユーザに関連するアカウントにアップロードすることによって前記ユーザと共有するために前記送信者によって選択された1つ又はそれ以上の写真を示すプログラムコードを前記モバイルデバイスで含むことを特徴とする請求項27に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項29】
前記モバイルフォトアプリケーションは、ローカルフォトアルバムにおいて写真の取り込み、格納、アクセス、スクロール、選択、消去、及び復元を行うためのプログラムコードを前記モバイルデバイスに含み、前記モバイルフォトアプリケーションは、前記ユーザに関連するアカウントでオンラインフォトアルバムにおいて写真の格納、アクセス、スクロール、選択、及び消去を行うためのプログラムコードを前記サーバに含むことを特徴とする請求項27に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項30】
前記モバイルフォトアプリケーションは、前記アップロードメッセージを受け取る前記ユーザの電子メールアドレスが前記送信者によって最近使用された電子メールアドレスのリストに含まれている場合には、前記ユーザの電子メールアドレスを前記リストから選択し、前記リストに含まれていない場合には、前記ユーザの電子メールアドレスを入力するように前記送信者に指示するプログラムコードを前記モバイルデバイスに含むことを特徴とする請求項27に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項31】
アップロードセキュリティを提供するためのシステムであって、
コンピュータアプリケーションの一部としてサーバ側プログラムを具現化するプロセッサ及びメモリを備えたサーバと、
前記サーバに通信可能にリンクされた複数のモバイルデバイスと、
を含み、
前記サーバ側プログラムが、
このようなモバイルから前記アップロードメッセージを前記サーバが受け取るのに応答して、ユーザに宛てられたアップロードメッセージの送信者によって使用される前記複数のモバイルデバイスの1つを識別する段階と、
前記ユーザに関連する前記サーバ上のアカウントにデータをアップロードするために前記ユーザによって許可されたモバイルデバイスのアイデンティティを含む、前記ユーザによって予め決定されたオプトインパラメータに前記サーバでアクセスする段階と、
前記送信者によって使用された前記モバイルデバイスのアイデンティティが前記オプトインパラメータに含まれているかどうかを判定する段階と、
前記モバイルデバイスのアイデンティティが含まれる場合には、前記アップロードメッセージから前記ユーザに関連するアカウントへのコンテンツのアップロードを許可し、それ以外の場合には前記アップロードを阻止する段階と、
を含む段階を前記サーバ内のプロセッサに実行させるプログラムコードを含むことを特徴とするシステム。
【請求項32】
ゲートウェイと、
前記複数のモバイルデバイス間、並びに前記複数のモバイルデバイスの各々と前記ゲートウェイとの間をインタフェースするキャリアネットワークと、
前記複数のモバイルデバイスと前記サーバとの間の前記ゲートウェイを介した通信を可能にするように、前記ゲートウェイと前記サーバとの間をインタフェースするためのネットワークと、
を更に含むことを特徴とする請求項31に記載のシステム。
【請求項33】
前記複数のモバイルデバイスは、WAP(無線アプリケーションプロトコル)対応であり、前記ゲートウェイは、一方では前記複数のWAP対応モバイルデバイスのためのプロキシであり、他方では前記サーバのためのプロキシであることを特徴とする請求項32に記載のシステム。
【請求項34】
前記複数のモバイルデバイスは無線カメラ付き電話であり、前記コンピュータアプリケーションはモバイルフォトアプリケーションであり、前記コンテンツは、写真データであることを特徴とする請求項31に記載のシステム。
【請求項35】
前記ネットワークは、前記ネットワークサービスプロセッサに、前記アップロードメッセージが前記サーバに達する前に前記キャリアネットワークのアイデンティティに基づいて前記アップロードメッセージのセキュリティスクリーニングを行わせるプログラムコードで前記コンピュータアプリケーションのネットワークセキュリティプログラム部分を具現化するプロセッサ及びメモリを備えたネットワークサービスを含むことを特徴とする請求項32に記載のシステム。
【請求項36】
前記キャリアネットワークのアイデンティティは、インターネットプロトコル(IP)アドレスを含むことを特徴とする請求項35に記載のシステム。
【請求項37】
前記IPアドレスは前記アップロードメッセージ内の前記モバイルデバイスのアイデンティティと組み合わされ、前記コンピュータアプリケーションは、前記サーバ及びネットワークセキュリティプロセッサに前記アップロードメッセージを構文解析させて、前記モバイルデバイスのIPアドレスとアイデンティティとをそれぞれ取得するために、前記ネットワーキングサービス内のプログラムコードとサーバ側プログラムとを更に含むことを特徴とする請求項36に記載のシステム。
【請求項38】
前記送信者によって使用されるモバイルデバイスは無線電話であり、このモバイルデバイスのアイデンティティは、前記無線キャリアネットワークのベアラによって前記モバイルデバイスに割り当てられた電話番号であることを特徴とする請求項32に記載のシステム。
【請求項39】
前記アップロードメッセージのための転送機構として電子メールを更に含み、前記複数のモバイルデバイスの各々は、このようなモバイルデバイスプロセッサに、前記ユーザの電子メールアドレスを示すことによって前記アップロードメッセージが宛てられるユーザを前記サーバに識別させるように前記送信者に対して指示するプログラムコードで前記コンピュータアプリケーションのクライアント側プログラム部分を具現化するプロセッサ及びメモリを含むことを特徴とする請求項31に記載のシステム。
【請求項40】
前記サーバ側プログラムは、前記サーバプロセッサが前記ユーザの電子メールアドレスを前記ユーザに関連するアカウントに相関付けるためのプログラムコードを更に含むことを特徴とする請求項39に記載のシステム。
【請求項41】
前記サーバ側プログラムは、前記ユーザが前記サーバにこれまでにログインしたことがあるかどうか、及び前記ユーザに関連するアカウントにアップロードするためアクセスを選択的に認可することが許容されているかどうかを前記サーバプロセッサに判定させるためのプログラムコードを更に含むことを特徴とする請求項31に記載のシステム。
【請求項42】
前記オプトインパラメータは、所与の時間期間中に前記ユーザによって許可されるアップロードメッセージの制限数を更に含み、前記サーバ側プログラムは、前記送信者に対するメッセージの制限数が前記アップロードメッセージが越えたかどうかを判定するためのプログラムコードを更に含み、これによって前記プログラムコードが前記ユーザによって許可されず、従って前記アップロードが阻止されることを特徴とする請求項31に記載のシステム。
【請求項43】
前記コンピュータアプリケーションは、前記アップロードが阻止された場合には、前記ネットワーキングサービス及びサーバプロセッサがそれぞれ前記ユーザの標準電子メールアドレスへ前記アップロードメッセージを転送するようにするプログラムコードを前記サーバ側及びネットワーキングセキュリティプログラムの両方において更に含むことを特徴とする請求項35に記載のシステム。
【請求項44】
前記複数のモバイルデバイスの各々は、このようなモバイルデバイスプロセッサに、前記送信者のモバイルデバイスから前記ユーザへの通信リンクを設定させ、前記ユーザが前記送信者のモバイルデバイスアイデンティティを前記オプトインパラメータに追加したいかどうかを前記ユーザのモバイルデバイス又はパーソナルコンピュータ上で示すように前記ユーザに指示するプログラムコードで前記コンピュータアプリケーションのクライアント側プログラム部分を具現化するプロセッサ及びメモリを含むことを特徴とする請求項31に記載のシステム。
【請求項45】
前記コンピュータアプリケーションは、クライアント側及びサーバ側部分を備えたモバイルフォトアプリケーションであり、前記複数のモバイルデバイスの各々は、このようなモバイルデバイスプロセッサに前記サーバから前記クライアント側プログラムをダウンロードさせるプログラムコードで前記モバイルフォトアプリケーション及びプログラムのクライアント側プログラム部分を具現化するプロセッサ及びメモリを含むことを特徴とする請求項31に記載のシステム。
【請求項46】
前記モバイルフォトアプリケーションのクライアント側プログラムが、このようなモバイルデバイスプロセッサに、「Eメールフォト」動作を呼出させ、「Eメール共有」ページを表示させ、前記送信者によって選択された1つ又はそれ以上の写真を示させて、前記ユーザに関連するアカウントにアップロードすることによって前記ユーザと共有するようにするプログラムコードを含むことを特徴とする請求項45に記載のシステム。
【請求項47】
前記モバイルフォトアプリケーションのクライアント側プログラムが、このようなモバイルデバイスプロセッサに、ローカルフォトアルバムにおける写真の取り込み、格納、アクセス、スクロール、選択、消去、及び復元を行わせるプログラムコードを含み、前記モバイルフォトアプリケーションのサーバ側プログラムが、前記サーバプロセッサに、前記ユーザに関連するアカウントでオンラインフォトアルバムにおける写真の格納、アクセス、スクロール、選択、及び消去を行わせるプログラムコードを含むことを特徴とする請求項45に記載のシステム。
【請求項48】
前記モバイルフォトアプリケーションのクライアント側プログラムが、前記アップロードメッセージが宛てられる前記ユーザの電子メールアドレスが前記送信者によって最近使用された電子メールアドレスのリストに含まれている場合には、このようなモバイルデバイスプロセッサに前記送信者による前記ユーザの電子メールアドレスの選択に応答させ、前記電子メールアドレスが前記リストに含まれていない場合には、前記送信者に前記ユーザの電子メールアドレスを入力するよう指示するプログラムコードを含むことを特徴とする請求項45に記載のシステム。
【請求項49】
前記ネットワークは、少なくともインターネットを含むことを特徴とする請求項32に記載のシステム。
【図1】
【図1A】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図1A】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【公表番号】特表2007−535724(P2007−535724A)
【公表日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−539860(P2006−539860)
【出願日】平成16年11月10日(2004.11.10)
【国際出願番号】PCT/US2004/037662
【国際公開番号】WO2005/048073
【国際公開日】平成17年5月26日(2005.5.26)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により明細書の一部または全部を不掲載とする。
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
【出願人】(501438485)ヤフー! インコーポレイテッド (200)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年11月10日(2004.11.10)
【国際出願番号】PCT/US2004/037662
【国際公開番号】WO2005/048073
【国際公開日】平成17年5月26日(2005.5.26)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により明細書の一部または全部を不掲載とする。
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
【出願人】(501438485)ヤフー! インコーポレイテッド (200)
【Fターム(参考)】
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