説明

アルツハイマー病を治療するための方法および組み合わせ治療

本発明は、水素化ピリド(4,3−b)インドール(例えば、ディメボン)と、アルツハイマー病のための別の化合物、その医薬的に許容される塩または治療とを組み合わせて用い、アルツハイマー病を治療し、および/または予防し、および/または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせる方法および組み合わせ治療を提供する。一つの実施形態において、上記方法、組み合わせ治療薬、医薬組成物およびキットは、本明細書に詳細に記載する化合物(限定されないが、ディメボンという化合物(2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール二塩酸塩)を、アルツハイマー病を治療し、予防し、および/または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるのに有用な1つ以上の他の化合物または治療薬とを組み合わせて含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルツハイマー病の治療を必要とする個体におけるアルツハイマー病を治療する方法であって、(i)水素化ピリド(4,3−b)インドールまたはその医薬的に許容される塩を含む第1の治療薬と、(ii)アルツハイマー病を治療し、予防し、および/または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるのに有用な別の化合物またはその医薬的に許容される塩を含む第2の治療薬との有効量の組み合わせを、個体に投与する工程を含む、方法。
【請求項2】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、テトラヒドロピリド(4,3−b)インドールである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、ヘキサヒドロピリド(4,3−b)インドールである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、以下の式
【化16】

を有し、式中、
は、低級アルキルまたはアラルキルから選択され、
は、水素、アラルキルまたは置換ヘテロアラルキルから選択され、
は、水素、低級アルキルまたはハロから選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
アラルキルはPhCH−であり、置換ヘテロアラルキルは、6−CH−3−Py−(CH−である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
が、CH−、CHCH−またはPhCH−から選択され、
が、H−、PhCH−または6−CH−3−Py−(CH−から選択され、
が、H−、CH−またはBr−から選択される、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、
cis(±)2,8−ジメチル−2,3,4,4a,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−5−(2−メチル−3−ピリジル)エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−8−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記医薬的に許容される塩が、医薬的に許容される酸性塩である、請求項1または8に記載の方法。
【請求項10】
前記医薬的に許容される塩が塩酸塩である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール二塩酸塩である、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
がCH−であり、RがHであり、RがCH−である、請求項6に記載の方法。
【請求項13】
がCHCH−またはPhCH−であり、RがH−であり、RがCH−である、請求項6に記載の方法。
【請求項14】
がCH−であり、RがPhCH−であり、RがCH−である、請求項6に記載の方法。
【請求項15】
がCH−であり、Rが6−CH−3−Py−(CH−であり、RがH−である、請求項6に記載の方法。
【請求項16】
が6−CH−3−Py−(CH−である、請求項6に記載の方法。
【請求項17】
がCH−であり、RがH−であり、RがH−またはCH−である、請求項6に記載の方法。
【請求項18】
がCH−であり、RがH−であり、RがBr−である、請求項6に記載の方法。
【請求項19】
前記第2の治療薬が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物、NMDA受容体アンタゴニスト、アミロイドAβペプチドまたはアミロイド斑の阻害剤、PDE5阻害剤、PDE4阻害剤、モノアミンオキシダーゼ阻害剤、VEGFタンパク質、栄養成長因子、HIFアクチベーター、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼ阻害剤、抗アポトーシス化合物、ADNPアゴニストまたはアナログ、ADNFアゴニストまたはアナログ、AMPA型グルタミン酸受容体のアクチベーター、セロトニン5−HT1A受容体アゴニスト、セロトニン1A受容体アンタゴニスト、ニコチン性α−7受容体アゴニスト、ニューロン性L型カルシウムチャネルモジュレーター、5−HT4受容体アゴニスト、抗炎症剤またはその医薬的に許容される塩を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤またはアセチルコリン受容体アゴニストである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記アセチルコリンエステラーゼ阻害剤が、Aricept、ExelonまたはRazadyneである、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記NMDA受容体アンタゴニストがNamendaである、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
前記第2の治療薬が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤およびNMDA受容体アンタゴニストを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、順に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同時に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項26】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同じ医薬組成物中に含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項27】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、別個の医薬組成物に含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記第1の治療薬の量、前記第2の治療薬の量、または前記第1の治療薬と第2の治療薬とを組み合わせた量が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高め、アセチルコリンエステラーゼまたはブチリルコリンエステラーゼの活性を低下させ、アセチルコリン受容体の活性を高め、NMDA受容体の活性を低下させ、アミロイドAβペプチドの活性を低下させ、アミロイド斑の量を減らし、PDE5またはPDE4の活性を低下させ、モノアミンオキシダーゼの活性を低下させ、VEGFタンパク質の活性を高めるか、または量を増やし、栄養成長因子の活性を高めるか、または量を増やし、HIFの活性を高め、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼの活性を低下させ、ADNPの活性を高めるか、または量を増やし、ADNFの活性を高めるか、または量を増やし、AMPA型グルタミン酸受容体の活性を高め、セロトニン5−HT1A受容体の活性を高め、セロトニン1A受容体の活性を低下させ、ニコチン性α−7受容体の活性を高め、ニューロン性L型カルシウムチャネルの活性を調節し、5−HT4受容体の活性を高め、炎症の量を減らすか、または神経保護効果を有するのに充分な量である、請求項1に記載の方法。
【請求項29】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、少なくとも相加効果を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項30】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、相乗効果を有する、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
アルツハイマー病に関連する変異遺伝子または異常遺伝子を有するか、またはアルツマイマー病と診断された個体における、アルツハイマー病の進行(アルツハイマー病)を遅らせる方法であって、(i)水素化ピリド(4,3−b)インドールまたはその医薬的に許容される塩を含む第1の治療薬と、(ii)アルツハイマー病を治療し、予防し、および/または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるのに有用な別の化合物またはその医薬的に許容される塩を含む第2の治療薬との有効量のを組み合わせを、個体に投与する工程を含む、方法。
【請求項32】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、テトラヒドロピリド(4,3−b)インドールである、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、ヘキサヒドロピリド(4,3−b)インドールである、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、以下の式
【化17】

を有し、式中、
は、低級アルキルまたはアラルキルから選択され、
は、水素、アラルキルまたは置換ヘテロアラルキルから選択され、
は、水素、低級アルキルまたはハロから選択される、請求項31に記載の方法。
【請求項35】
アラルキルはPhCH−であり、置換ヘテロアラルキルは、6−CH−3−Py−(CH−である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
が、CH−、CHCH−またはPhCH−から選択され、
が、H−、PhCH−または6−CH−3−Py−(CH−から選択され、
が、H−、CH−またはBr−から選択される、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、
cis(±)2,8−ジメチル−2,3,4,4a,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−5−(2−メチル−3−ピリジル)エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−8−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールからなる群から選択される、請求項31に記載の方法。
【請求項38】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールである、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記医薬的に許容される塩が、医薬的に許容される酸性塩である、請求項31または38に記載の方法。
【請求項40】
前記医薬的に許容される塩が塩酸塩である、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール二塩酸塩である、請求項31に記載の方法。
【請求項42】
がCH−であり、RがHであり、RがCH−である、請求項36に記載の方法。
【請求項43】
がCHCH−またはPhCH−であり、RがH−であり、RがCH−である、請求項36に記載の方法。
【請求項44】
がCH−であり、RがPhCH−であり、RがCH−である、請求項36に記載の方法。
【請求項45】
がCH−であり、Rが6−CH−3−Py−(CH−であり、RがH−である、請求項36に記載の方法。
【請求項46】
が6−CH−3−Py−(CH−である、請求項36に記載の方法。
【請求項47】
がCH−であり、RがH−であり、RがH−またはCH−である、請求項36に記載の方法。
【請求項48】
がCH−であり、RがH−であり、RがBr−である、請求項36に記載の方法。
【請求項49】
前記第2の治療薬が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物、NMDA受容体アンタゴニスト、アミロイドAβペプチドまたはアミロイド斑の阻害剤、PDE5阻害剤、PDE4阻害剤、モノアミンオキシダーゼ阻害剤、VEGFタンパク質、栄養成長因子、HIFアクチベーター、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼ阻害剤、抗アポトーシス化合物、ADNPアゴニストまたはアナログ、ADNFアゴニストまたはアナログ、AMPA型グルタミン酸受容体のアクチベーター、セロトニン5−HT1A受容体アゴニスト、セロトニン1A受容体アンタゴニスト、ニコチン性α−7受容体アゴニスト、ニューロン性L型カルシウムチャネルモジュレーター、5−HT4受容体アゴニスト、抗炎症剤またはその医薬的に許容される塩を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項50】
前記アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、ブチリルコリンエステラーゼ阻害剤またはアセチルコリン受容体アゴニストである、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記アセチルコリンエステラーゼ阻害剤が、Aricept、ExelonまたはRazadyneである、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記NMDA受容体アンタゴニストがNamendaである、請求項49に記載の方法。
【請求項53】
前記第2の治療薬が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤およびNMDA受容体アンタゴニストを含む、請求項31に記載の方法。
【請求項54】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、順に投与される、請求項31に記載の方法。
【請求項55】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同時に投与される、請求項31に記載の方法。
【請求項56】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同じ医薬組成物中に含まれる、請求項31に記載の方法。
【請求項57】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、別個の医薬組成物に含まれる、請求項31に記載の方法。
【請求項58】
前記第1の治療薬の量、前記第2の治療薬の量、または前記第1の治療薬と第2の治療薬とを組み合わせた量が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高め、アセチルコリンエステラーゼまたはブチリルコリンエステラーゼの活性を低下させ、アセチルコリン受容体の活性を高め、NMDA受容体の活性を低下させ、アミロイドAβペプチドの活性を低下させ、アミロイド斑の量を減らし、PDE5またはPDE4の活性を低下させ、モノアミンオキシダーゼの活性を低下させ、VEGFタンパク質の活性を高めるか、または量を増やし、栄養成長因子の活性を高めるか、または量を増やし、HIFの活性を高め、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼの活性を低下させ、ADNPの活性を高めるか、または量を増やし、ADNFの活性を高めるか、または量を増やし、AMPA型グルタミン酸受容体の活性を高め、セロトニン5−HT1A受容体の活性を高め、セロトニン1A受容体の活性を低下させ、ニコチン性α−7受容体の活性を高め、ニューロン性L型カルシウムチャネルの活性を調節し、5−HT4受容体の活性を高め、炎症の量を減らすか、または神経保護効果を有するのに充分な量である、請求項31に記載の方法。
【請求項59】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、少なくとも相加効果を有する、請求項31に記載の方法。
【請求項60】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、相乗効果を有する、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
アルツハイマー病のリスクがある個体における、アルツハイマー病を予防するか、またはアルツハイマー病の進行を遅らせる方法であって、(i)水素化ピリド(4,3−b)インドールまたはその医薬的に許容される塩を含む第1の治療薬と、(ii)アルツハイマー病を治療し、予防し、および/または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるのに有用な別の化合物またはその医薬的に許容される塩を含む第2の治療薬との有効量のを組み合わせを、個体に投与する工程を含む、方法。
【請求項62】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、テトラヒドロピリド(4,3−b)インドールである、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、ヘキサヒドロピリド(4,3−b)インドールである、請求項61に記載の方法。
【請求項64】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、以下の式
【化18】

を有し、式中、
は、低級アルキルまたはアラルキルから選択され、
は、水素、アラルキルまたは置換ヘテロアラルキルから選択され、
は、水素、低級アルキルまたはハロから選択される、請求項61に記載の方法。
【請求項65】
アラルキルはPhCH−であり、置換ヘテロアラルキルは、6−CH−3−Py−(CH−である、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
が、CH−、CHCH−またはPhCH−から選択され、
が、H−、PhCH−または6−CH−3−Py−(CH−から選択され、
が、H−、CH−またはBr−から選択される、請求項46に記載の方法。
【請求項67】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、
cis(±)2,8−ジメチル−2,3,4,4a,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−5−(2−メチル−3−ピリジル)エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−8−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールからなる群から選択される、請求項61に記載の方法。
【請求項68】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールである、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記医薬的に許容される塩が、医薬的に許容される酸性塩である、請求項61または68に記載の方法。
【請求項70】
前記医薬的に許容される塩が塩酸塩である、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール二塩酸塩である、請求項61に記載の方法。
【請求項72】
がCH−であり、RがHであり、RがCH−である、請求項66に記載の方法。
【請求項73】
がCHCH−またはPhCH−であり、RがH−であり、RがCH−である、請求項66に記載の方法。
【請求項74】
がCH−であり、RがPhCH−であり、RがCH−である、請求項66に記載の方法。
【請求項75】
がCH−であり、Rが6−CH−3−Py−(CH−であり、RがH−である、請求項66に記載の方法。
【請求項76】
が6−CH−3−Py−(CH−である、請求項66に記載の方法。
【請求項77】
がCH−であり、RがH−であり、RがH−またはCH−である、請求項66に記載の方法。
【請求項78】
がCH−であり、RがH−であり、RがBr−である、請求項66に記載の方法。
【請求項79】
前記第2の治療薬が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物、NMDA受容体アンタゴニスト、アミロイドAβペプチドまたはアミロイド斑の阻害剤、PDE5阻害剤、PDE4阻害剤、モノアミンオキシダーゼ阻害剤、VEGFタンパク質、栄養成長因子、HIFアクチベーター、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼ阻害剤、抗アポトーシス化合物、ADNPアゴニストまたはアナログ、ADNFアゴニストまたはアナログ、AMPA型グルタミン酸受容体のアクチベーター、セロトニン5−HT1A受容体アゴニスト、セロトニン1A受容体アンタゴニスト、ニコチン性α−7受容体アゴニスト、ニューロン性L型カルシウムチャネルモジュレーター、5−HT4受容体アゴニスト、抗炎症剤またはその医薬的に許容される塩を含む、請求項61に記載の方法。
【請求項80】
前記アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、ブチリルコリンエステラーゼ阻害剤またはアセチルコリン受容体アゴニストである、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記アセチルコリンエステラーゼ阻害剤が、Aricept、ExelonまたはRazadyneである、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記NMDA受容体アンタゴニストがNamendaである、請求項79に記載の方法。
【請求項83】
前記第2の治療薬が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤およびNMDA受容体アンタゴニストを含む、請求項61に記載の方法。
【請求項84】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、順に投与される、請求項61に記載の方法。
【請求項85】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同時に投与される、請求項61に記載の方法。
【請求項86】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同じ医薬組成物中に含まれる、請求項61に記載の方法。
【請求項87】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、別個の医薬組成物に含まれる、請求項61に記載の方法。
【請求項88】
前記第1の治療薬の量、前記第2の治療薬の量、または前記第1の治療薬と第2の治療薬とを組み合わせた量が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高め、アセチルコリンエステラーゼまたはブチリルコリンエステラーゼの活性を低下させ、アセチルコリン受容体の活性を高め、NMDA受容体の活性を低下させ、アミロイドAβペプチドの活性を低下させ、アミロイド斑の量を減らし、PDE5またはPDE4の活性を低下させ、モノアミンオキシダーゼの活性を低下させ、VEGFタンパク質の活性を高めるか、または量を増やし、栄養成長因子の活性を高めるか、または量を増やし、HIFの活性を高め、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼの活性を低下させ、ADNPの活性を高めるか、または量を増やし、ADNFの活性を高めるか、または量を増やし、AMPA型グルタミン酸受容体の活性を高め、セロトニン5−HT1A受容体の活性を高め、セロトニン1A受容体の活性を低下させ、ニコチン性α−7受容体の活性を高め、ニューロン性L型カルシウムチャネルの活性を調節し、5−HT4受容体の活性を高め、炎症の量を減らすか、または神経保護効果を有するのに充分な量である、請求項61に記載の方法。
【請求項89】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、少なくとも相加効果を有する、請求項61に記載の方法。
【請求項90】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、相乗効果を有する、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
(a)水素化ピリド(4,3−b)インドールまたはその医薬的に許容される塩を含む第1の治療薬と、(b)アルツハイマー病を治療し、予防し、および/または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるのに有用な別の化合物またはその医薬的に許容される塩を含む第2の治療薬と、(c)アルツハイマー病を治療し、予防し、進行を遅らせるか、または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるための使用指示書とを含む、キット。
【請求項92】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、テトラヒドロピリド(4,3−b)インドールである、請求項91に記載のキット。
【請求項93】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、ヘキサヒドロピリド(4,3−b)インドールである、請求項91に記載のキット。
【請求項94】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、以下の式
【化19】

を有し、式中、
は、低級アルキルまたはアラルキルから選択され、
は、水素、アラルキルまたは置換ヘテロアラルキルから選択され、
は、水素、低級アルキルまたはハロから選択される、請求項91に記載のキット。
【請求項95】
アラルキルはPhCH−であり、置換ヘテロアラルキルは、6−CH−3−Py−(CH−である、請求項94に記載のキット。
【請求項96】
が、CH−、CHCH−またはPhCH−から選択され、
が、H−、PhCH−または6−CH−3−Py−(CH−から選択され、
が、H−、CH−またはBr−から選択される、請求項94に記載のキット。
【請求項97】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、
cis(±)2,8−ジメチル−2,3,4,4a,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−5−(2−メチル−3−ピリジル)エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−8−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールからなる群から選択される、請求項91に記載のキット。
【請求項98】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールである、請求項97に記載のキット。
【請求項99】
前記医薬的に許容される塩が、医薬的に許容される酸性塩である、請求項91または98に記載のキット。
【請求項100】
前記医薬的に許容される塩が塩酸塩である、請求項99に記載のキット。
【請求項101】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール二塩酸塩である、請求項91に記載のキット。
【請求項102】
がCH−であり、RがHであり、RがCH−である、請求項96に記載のキット。
【請求項103】
がCHCH−またはPhCH−であり、RがH−であり、RがCH−である、請求項96に記載のキット。
【請求項104】
がCH−であり、RがPhCH−であり、RがCH−である、請求項96に記載のキット。
【請求項105】
がCH−であり、Rが6−CH−3−Py−(CH−であり、RがH−である、請求項96に記載のキット。
【請求項106】
が6−CH−3−Py−(CH−である、請求項96に記載のキット。
【請求項107】
がCH−であり、RがH−であり、RがH−またはCH−である、請求項96に記載のキット。
【請求項108】
がCH−であり、RがH−であり、RがBr−である、請求項96に記載のキット。
【請求項109】
前記第2の治療薬が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物、NMDA受容体アンタゴニスト、アミロイドAβペプチドまたはアミロイド斑の阻害剤、PDE5阻害剤、PDE4阻害剤、モノアミンオキシダーゼ阻害剤、VEGFタンパク質、栄養成長因子、HIFアクチベーター、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼ阻害剤、抗アポトーシス化合物、ADNPアゴニストまたはアナログ、ADNFアゴニストまたはアナログ、AMPA型グルタミン酸受容体のアクチベーター、セロトニン5−HT1A受容体アゴニスト、セロトニン1A受容体アンタゴニスト、ニコチン性α−7受容体アゴニスト、ニューロン性L型カルシウムチャネルモジュレーター、5−HT4受容体アゴニスト、抗炎症剤またはその医薬的に許容される塩を含む、請求項91に記載のキット。
【請求項110】
前記アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、ブチリルコリンエステラーゼ阻害剤またはアセチルコリン受容体アゴニストである、請求項109に記載のキット。
【請求項111】
前記アセチルコリンエステラーゼ阻害剤が、Aricept、ExelonまたはRazadyneである、請求項110に記載のキット。
【請求項112】
前記NMDA受容体アンタゴニストがNamendaである、請求項109に記載のキット。
【請求項113】
前記第2の治療薬が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤およびNMDA受容体アンタゴニストを含む、請求項91に記載のキット。
【請求項114】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、順に投与される、請求項91に記載のキット。
【請求項115】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同時に投与される、請求項91に記載のキット。
【請求項116】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同じ医薬組成物中に含まれる、請求項91に記載のキット。
【請求項117】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、別個の医薬組成物に含まれる、請求項91に記載のキット。
【請求項118】
前記第1の治療薬の量、前記第2の治療薬の量、または前記第1の治療薬と第2の治療薬とを組み合わせた量が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高め、アセチルコリンエステラーゼまたはブチリルコリンエステラーゼの活性を低下させ、アセチルコリン受容体の活性を高め、NMDA受容体の活性を低下させ、アミロイドAβペプチドの活性を低下させ、アミロイド斑の量を減らし、PDE5またはPDE4の活性を低下させ、モノアミンオキシダーゼの活性を低下させ、VEGFタンパク質の活性を高めるか、または量を増やし、栄養成長因子の活性を高めるか、または量を増やし、HIFの活性を高め、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼの活性を低下させ、ADNPの活性を高めるか、または量を増やし、ADNFの活性を高めるか、または量を増やし、AMPA型グルタミン酸受容体の活性を高め、セロトニン5−HT1A受容体の活性を高め、セロトニン1A受容体の活性を低下させ、ニコチン性α−7受容体の活性を高め、ニューロン性L型カルシウムチャネルの活性を調節し、5−HT4受容体の活性を高め、炎症の量を減らすか、または神経保護効果を有するのに充分な量である、請求項91に記載のキット。
【請求項119】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、少なくとも相加効果を有する、請求項91に記載のキット。
【請求項120】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、相乗効果を有する、請求項119に記載のキット。
【請求項121】
(a)水素化ピリド(4,3−b)インドールまたはその医薬的に許容される塩を含む第1の治療薬と、(b)アルツハイマー病を治療し、予防し、および/または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるのに有用な別の化合物またはその医薬的に許容される塩を含む第2の治療薬と、(c)医薬的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
【請求項122】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、テトラヒドロピリド(4,3−b)インドールである、請求項121に記載の医薬組成物。
【請求項123】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、ヘキサヒドロピリド(4,3−b)インドールである、請求項121に記載の医薬組成物。
【請求項124】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、以下の式
【化20】

を有し、式中、
は、低級アルキルまたはアラルキルから選択され、
は、水素、アラルキルまたは置換ヘテロアラルキルから選択され、
は、水素、低級アルキルまたはハロから選択される、請求項121に記載の医薬組成物。
【請求項125】
アラルキルはPhCH−であり、置換ヘテロアラルキルは、6−CH−3−Py−(CH−である、請求項124に記載の医薬組成物。
【請求項126】
が、CH−、CHCH−またはPhCH−から選択され、
が、H−、PhCH−または6−CH−3−Py−(CH−から選択され、
が、H−、CH−またはBr−から選択される、請求項124に記載の医薬組成物。
【請求項127】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、
cis(±)2,8−ジメチル−2,3,4,4a,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−5−(2−メチル−3−ピリジル)エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−8−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールからなる群から選択される、請求項121に記載の医薬組成物。
【請求項128】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールである、請求項127に記載の医薬組成物。
【請求項129】
前記医薬的に許容される塩が、医薬的に許容される酸性塩である、請求項121または128に記載の医薬組成物。
【請求項130】
前記医薬的に許容される塩が塩酸塩である、請求項129に記載の医薬組成物。
【請求項131】
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール二塩酸塩である、請求項121に記載の医薬組成物。
【請求項132】
がCH−であり、RがHであり、RがCH−である、請求項126に記載の医薬組成物。
【請求項133】
がCHCH−またはPhCH−であり、RがH−であり、RがCH−である、請求項126に記載の医薬組成物。
【請求項134】
がCH−であり、RがPhCH−であり、RがCH−である、請求項126に記載の医薬組成物。
【請求項135】
がCH−であり、Rが6−CH−3−Py−(CH−であり、RがH−である、請求項126に記載の医薬組成物。
【請求項136】
が6−CH−3−Py−(CH−である、請求項126に記載の医薬組成物。
【請求項137】
がCH−であり、RがH−であり、RがH−またはCH−である、請求項126に記載の医薬組成物。
【請求項138】
がCH−であり、RがH−であり、RがBr−である、請求項126に記載の医薬組成物。
【請求項139】
前記第2の治療薬が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物、NMDA受容体アンタゴニスト、アミロイドAβペプチドまたはアミロイド斑の阻害剤、PDE5阻害剤、PDE4阻害剤、モノアミンオキシダーゼ阻害剤、VEGFタンパク質、栄養成長因子、HIFアクチベーター、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼ阻害剤、抗アポトーシス化合物、ADNPアゴニストまたはアナログ、ADNFアゴニストまたはアナログ、AMPA型グルタミン酸受容体のアクチベーター、セロトニン5−HT1A受容体アゴニスト、セロトニン1A受容体アンタゴニスト、ニコチン性α−7受容体アゴニスト、ニューロン性L型カルシウムチャネルモジュレーター、5−HT4受容体アゴニスト、抗炎症剤またはその医薬的に許容される塩を含む、請求項121に記載の医薬組成物。
【請求項140】
前記アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、ブチリルコリンエステラーゼ阻害剤またはアセチルコリン受容体アゴニストである、請求項139に記載の医薬組成物。
【請求項141】
前記アセチルコリンエステラーゼ阻害剤が、Aricept、ExelonまたはRazadyneである、請求項140に記載の医薬組成物。
【請求項142】
前記NMDA受容体アンタゴニストがNamendaである、請求項139に記載の医薬組成物。
【請求項143】
前記第2の治療薬が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤およびNMDA受容体アンタゴニストを含む、請求項121に記載の医薬組成物。
【請求項144】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、順に投与される、請求項121に記載の医薬組成物。
【請求項145】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同時に投与される、請求項121に記載の医薬組成物。
【請求項146】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同じ医薬組成物中に含まれる、請求項121に記載の医薬組成物。
【請求項147】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、別個の医薬組成物に含まれる、請求項121に記載の医薬組成物。
【請求項148】
前記第1の治療薬の量、前記第2の治療薬の量、または前記第1の治療薬と第2の治療薬とを組み合わせた量が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高め、アセチルコリンエステラーゼまたはブチリルコリンエステラーゼの活性を低下させ、アセチルコリン受容体の活性を高め、NMDA受容体の活性を低下させ、アミロイドAβペプチドの活性を低下させ、アミロイド斑の量を減らし、PDE5またはPDE4の活性を低下させ、モノアミンオキシダーゼの活性を低下させ、VEGFタンパク質の活性を高めるか、または量を増やし、栄養成長因子の活性を高めるか、または量を増やし、HIFの活性を高め、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼの活性を低下させ、ADNPの活性を高めるか、または量を増やし、ADNFの活性を高めるか、または量を増やし、AMPA型グルタミン酸受容体の活性を高め、セロトニン5−HT1A受容体の活性を高め、セロトニン1A受容体の活性を低下させ、ニコチン性α−7受容体の活性を高め、ニューロン性L型カルシウムチャネルの活性を調節し、5−HT4受容体の活性を高め、炎症の量を減らすか、または神経保護効果を有するのに充分な量である、請求項121に記載の医薬組成物。
【請求項149】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、少なくとも相加効果を有する、請求項121に記載の医薬組成物。
【請求項150】
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、相乗効果を有する、請求項149に記載の医薬組成物。

【公表番号】特表2010−507672(P2010−507672A)
【公表日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−534657(P2009−534657)
【出願日】平成19年10月26日(2007.10.26)
【国際出願番号】PCT/US2007/022645
【国際公開番号】WO2008/051599
【国際公開日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【出願人】(508223608)メディベイション ニューロロジー, インコーポレイテッド (9)
【Fターム(参考)】