説明

アンテナ内蔵ストラップ

【課題】
無線通信を利用する携帯用電子機器に接続することにより、当該携帯用電子機器の受信感度を向上させることが可能となるアンテナ内蔵ストラップを提供すること。
【解決手段】
本発明のアンテナ内蔵ストラップ1は、アンテナ12、13を備える携帯用電子機器11の外部に配設されているアンテナ部3aと、携帯用電子機器11とアンテナ部3aとを接続する接続部3bとを有する外部アンテナ3と、アンテナ部3aを長手方向に有している中空紐の両端付近を結束して環状に形成されているとともに、当該環が人体Hの首N、手首その他人体Hの一部分に挿通して当該一部分から懸架可能となるような大きさを有して形成されているストラップ部2aと、ストラップ部2aの一部分に携帯用電子機器11を連結させる連結部2cとを有するストラップ本体2とを備えていることを特徴としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンテナ内蔵ストラップに係り、特に、無線通信を利用する携帯用電子機器に接続する外部アンテナとして好適に利用可能となるアンテナ内蔵ストラップに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、携帯電話機、PDA(個人用携帯情報端末機)その他の無線通信を利用する携帯用電子機器(以下、単に「携帯用電子機器」という。)は、所望の電波を受信するアンテナを備えている。このアンテナにおいては、受信電波の周波数や受信感度などに応じてその形状や配置などが決められている。例えば、極超短波(UHF)を利用する携帯電話機は、その筐体から外部に向かって延出するホイップアンテナと、その筐体内部に配設されている内蔵アンテナとを有しており、このホイップアンテナおよび内蔵アンテナによって、当該携帯電話機は空間ダイバーシティを構成してその受信感度を向上させている(特許文献1を参照)。
【0003】
また、所望の受信感度と高い携帯性を得るため、携帯用電子機器に用いられるイヤホーンやヘッドホーンなどに一体成形された外部アンテナを当該携帯用電子機器のアンテナとして利用する場合もある。その一例として、ダイバーシティアンテナ兼用ヘッドホーンは、当該スピーカ部のGND信号線から所望の電波を受信し、ダイバーシティアンテナ兼用ヘッドホーンに接続された当該携帯用電子機器に受信した電波の電気信号を転送することが可能となっている(特許文献2を参照)。
【0004】
【特許文献1】特開平8−79152号公報
【特許文献2】特開2003−163529号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、携帯用電子機器のホイップアンテナおよび内蔵アンテナを利用して空間ダイバーシティを構成した場合であっても、携帯用電子機器の筐体サイズの制限により、ホイップアンテナから内蔵アンテナまでの距離を大きくすることができず、当該携帯用電子機器に対してフェージング対策を効果的に施すことが困難であるという問題があった。
【0006】
また、携帯用電子機器に接続されるダイバーシティアンテナ兼用ヘッドホーンは、通常、携帯用電子機器の接続部からスピーカ部までのGND信号線を弛ませて用いられる傾向にあることから、高い受信感度の向上を期待することが難しく、携帯用電子機器に対してフェージング対策を効果的に施しているとまでは至っていかったという問題があった。
【0007】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、携帯電話機、PDA(個人用携帯情報端末機)その他の無線通信を利用する携帯用電子機器に接続することにより、当該携帯用電子機器の受信感度を向上させることが可能となるアンテナ内蔵ストラップを提供することを本発明の目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するため、本発明のアンテナ内蔵ストラップは、その一の態様として、筐体内にアンテナを備える携帯用電子機器の外部に配設されているアンテナ部と、携帯用電子機器とアンテナ部とを接続する接続部とを有する外部アンテナと、外部アンテナのアンテナ部が内蔵されているとともに、人体の一部分から懸架可能となるような大きさの環状に形成されているストラップ部と、ストラップ部の一部分に携帯用電子機器を連結させる連結部とを有するストラップ本体とを備えていることを特徴としている。
【0009】
これにより、携帯用電子機器の筐体内のアンテナとアンテナ内蔵ストラップの外部アンテナとによる空間ダイバーシティおよび偏波ダイバーシティ効果を効果的かつ相乗的に得ることが可能となる。
【0010】
また、前述した外部アンテナは、地上デジタルテレビジョン放送用電波を受信するISDB−T用アンテナとなるように形成されていることが好ましい。
【0011】
これにより、地上デジタルテレビジョン放送用電波を効率よく受信することが可能となる。
【0012】
さらに、前述したストラップ本体は、携帯用電子機器に内蔵されたチューナを制御する遠隔制御手段を有していることが好ましい。
【0013】
これにより、携帯用電子機器を直接的に操作することなく、携帯用電子機器に表示された地上デジタルテレビジョン放送のチャンネル(周波数)選択や音量などをアンテナ内蔵ストラップのみにより適宜選択することが可能となり、もって携帯用電子機器の利便性を向上させることが可能となる。
【発明の効果】
【0014】
本発明のアンテナ内蔵ストラップは、前述したように形成されているため、携帯用電子機器が所望の電波を効率よくダイバーシティ受信して、フェージングによる信号劣化を効果的に防止することが可能となる。これにより、当該携帯用電子機器等の受信感度が向上するという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図1から図4を用いて、本発明のアンテナ内蔵ストラップの実施形態を説明する。ここで、図1は、本実施形態のアンテナ内蔵ストラップおよび携帯用電子機器を平面的に示したものである。図2は本実施形態のアンテナ内蔵ストラップの回路図を概略的に示したものである。図3は、本実施形態のアンテナ内蔵ストラップを人体の首から懸架した状態を概略的に示したものである。そして、図4は、他の実施形態のアンテナ内蔵ストラップを人体の手首から懸架した状態を概略的に示したものである。
【0016】
本実施形態のアンテナ内蔵ストラップ1は、図1に示すように、携帯電話機、PDA(個人用携帯情報端末機)その他の無線通信を利用する携帯用電子機器(以下、単に「携帯用電子機器」という。)11に接続して利用することが可能となるように形成されている。具体的には、このアンテナ内蔵ストラップ1は、図1に示すように、ストラップ本体2、外部アンテナ3および遠隔制御手段6を有している。このストラップ本体2は、ストラップ部2a、結束部2bおよび連結部2cを有しており、外部アンテナ3は、アンテナ部3aおよび接続部3bとを有している。
【0017】
ストラップ本体2のストラップ部2aは、合成樹脂繊維を編み込むことによって、可撓性を有する帯状の中空紐(ストラップ)となるように形成されている。また、この中空状のストラップ部2aの両端付近は、図1に示すように、結束部2bによって結束されることにより、環状に形成されている。そして、この環状に形成されたストラップ部2aは、環状のストラップ部2aを人体Hの首Nに掛けると、結束部2bが人体Hの胸部から腹部までの間の部位に配置されるような長さを有して形成されている。
【0018】
ストラップ部2aの両端付近を結束する結束部2bは、ABS(アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)樹脂などの機械的特性に優れた合成樹脂を用いて、軽量かつ耐衝撃性に優れた箱状に形成されている。また、この結束部2bの内部においては、ストラップ部2aの両端付近が結束されている。そして、この結束部2bの外部におけるストラップ部2aと対向する位置には、携帯用電子機器11を連結する連結部2cが形成されている。
【0019】
連結部2cは、携帯用電子機器11を連結させても破断しないような強靱な合成樹脂繊維を環状にして形成されている。また、この環状の連結部2cは、携帯用電子機器11のL字もしくはU字トンネル状の取付孔11bに挿通して結び付けることが可能な程度の長さを有して形成されている。
【0020】
また、外部アンテナ3のアンテナ部3aは、ポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂によって形成された可撓性絶縁基板上に、アルミニウムや銅などの導線を薄膜形成することによって平面状に形成されている。このアンテナ部3aは、ストラップ部2aの幅方向(短手方向)の長さよりも短い幅寸法を有して形成されており、中空のストラップ部2aの一端から当該アンテナ部3aをそのストラップ部2aの長手方向へ挿通して配設されている。
【0021】
この可撓性絶縁基板上に形成されたアンテナ部3aの導線は、ストラップ部2aの長手方向に対して、受信電波の波長の1/4もしくは1/2倍の長さを有するモノポールアンテナとなるように形成されている。本実施形態においては、地上デジタルテレビジョン放送用チューナ15(図2参照)を備えている携帯用電子機器11に接続することによって地上デジタルテレビジョン放送を受信するISDB−T(地上デジタルテレビジョン放送)用アンテナとなるように、アンテナ部3aが形成されている。
【0022】
このアンテナ部3aの一端に形成された接続部3bは、アンテナ部3aが受信した電波を電気信号として搬送する接続線3cと、当該導線の他の一端に結合している接続プラグ3dとを有している。この接続線3cは、同軸ケーブルを用いて形成されており、絶縁性の合成樹脂を用いて形成された筒状の保護カバー4によって、結束部2bから接続プラグ3dまでの間を覆われている。また、接続端子は、平型プラグ(RC−5240)などの規格化されている形状に形成されている。なお、この接続プラグ3dは、外部アンテナ3以外の各部材に用いられる接続線に対しても利用できるように複数の接続端子を有している。
【0023】
これらストラップ本体2および外部アンテナ3が接続される携帯用電子機器11は、図2に示すように、ホイップアンテナ12、内蔵アンテナ13、アンテナ切替手段14、チューナ15、電源19、制御手段16、ディスプレイ17およびスピーカ18を有している。
【0024】
携帯用電子機器11のホイップアンテナ12は、受信する電波の波長の1/4倍の長さを有して形成されており、携帯用電子機器11の筐体に対して出し入れ可能なように配設されている。また、内蔵アンテナ13は、アルミニウムや銅などの金属材料を細長の平板状にして形成されており、その長手方向がホイップアンテナ12の長手方向に対して直角をなすように携帯用電子機器11の筐体内部に配設されている。
【0025】
アンテナ切替手段14は、ホイップアンテナ12、内蔵アンテナ13および接続プラグ3dが差し込まれる接続ソケット11aに接続されており、ホイップアンテナ12、内蔵アンテナ13および外部アンテナ3から得られた受信電波の電気信号を適宜切替もしくは合成するように形成されている。
【0026】
アンテナ切替手段14に接続しているチューナ15は、地上デジタルテレビジョン放送用チューナ15となるように形成されており、受信電波の電気信号から所望のチャンネル(周波数)の電気信号を選別し、映像信号と音声信号とを分離するように形成されている。また、このチューナ15は、分離した映像信号と音声信号とを制御手段16に出力するように形成されている。
【0027】
チューナ15に接続された制御手段16は、所望のチャンネル(周波数)の電気信号をチューナ15に選別させる制御を行うように形成されている。また、この制御手段16は、チューナ15から得られた映像信号をディスプレイ17に出力して所望の画像を表示し、チューナ15から得られた音声信号をスピーカ18に出力して所望の音声を出力する制御を行えるように形成されている。そして、この制御手段16は、電源19にも接続されており、電源19に接続された各種部材に所望の電力を供給する制御を行うように形成されている。
【0028】
電源19は、携帯用電子機器11の各種部材14〜18に駆動電力を供給するように形成されている。また、この電源19は、アンテナ切替手段14を介して、ホイップアンテナ12、内蔵アンテナ13および外部アンテナ3に給電するように形成されている。
【0029】
そして、携帯用電子機器11の電源19および制御手段16には、アンテナ内蔵ストラップ1の遠隔制御手段6が接続されている。この遠隔制御手段6は、図2に示すように、携帯用電子機器11の電源19から直列に接続された複数の抵抗の間およびその列の後端にそれぞれスイッチ7A、7B、7C、7Dの一端を接続し、また、それら各スイッチ7A、7B、7C、7Dの他端に電源19と接続されたGND信号線を接続することにより形成されている。このスイッチ7A、7B、7C、7Dは、薄型化が容易なメンブレンスイッチとなるように形成されており、図1に示すように、そのスイッチ7A、7B、7C、7Dの入力面7a、7b、7c、7dがストラップ部2aの表面に一体となって形成されている。このスイッチ7A、7B、7C、7Dの入力面7a、7b、7c、7dとなるストラップ部2aの表面には、図1に示すように、所望のチャンネル(周波数)の選出に用いられているマーク7a、7bや、音量の調整に用いられているマーク7c、7dが形成されている。このようなスイッチ7A、7B、7C、7Dを有する遠隔制御手段6は、アンテナ内蔵ストラップ1のストラップ部2aおよび保護カバー4を通過し、接続プラグ3dを介して、携帯用電子機器11に接続することが可能となるように配設されている。
【0030】
次に、図2および図3を用いて、本実施形態のアンテナ内蔵ストラップ1の作用を説明する。
【0031】
本実施形態のアンテナ内蔵ストラップ1は、連結部2cを介して携帯用電子機器11の取付孔11bに連結されている。また、このアンテナ内蔵ストラップ1は、図3に示すように、ストラップ部2aの内部に外部アンテナ3のアンテナ部3aを有しているとともに、利用主体である人体Hの首Nから懸架して当該携帯用電子機器11を持ち歩くことが可能となっている。これによって、アンテナ内蔵ストラップ1に連結された携帯用電子機器11の利用主体が、特に意識することなく、受信感度を向上させることが容易なアンテナ内蔵ストラップ1の外部アンテナ3をその携帯用電子機器11とともに携帯することが可能となる。
【0032】
また、本実施形態のアンテナ内蔵ストラップ1の外部アンテナ3は、図2に示すように、接続プラグ3dを介してアンテナ切替手段14に接続されている。このアンテナ切替手段14は、ホイップアンテナ12、内蔵アンテナ13および外部アンテナ3のアンテナ部3aから得られた受信電波の電気信号を適宜切替もしくは合成するように形成されている。また、本実施形態のアンテナ内蔵ストラップ1は、外部アンテナ3が接続部3bを介して携帯用電子機器11に接続されていることから、ホイップアンテナ12および内蔵アンテナ13と外部アンテナ3のアンテナ部3aとを受信電波の1/4倍の波長分以上の間隔を有して配設することが可能となっている。このことから、外部アンテナ3を用いることによって、ホイップアンテナ12および内蔵アンテナ13を有する携帯用電子機器11は空間ダイバーシティ効果を得ることが可能となる。特に、ホイップアンテナ12と外部アンテナ3との構成においては、図3に示すように、利用主体が携帯用電子機器11のディスプレイ17を視認しやすいように当該利用主体の手Aによって当該携帯用電子機器11を立てながら保持することが多いことから、ホイップアンテナ12と外部アンテナ3のアンテナ部3aとが直交して偏波ダイバーシティを構成する傾向にあり、外部アンテナ3が接続された携帯用電子機器11は、空間ダイバーシティ効果のみならず偏波ダイバーシティ効果を得ることが可能となる。
【0033】
さらに、本実施形態のアンテナ内蔵ストラップ1は、地上デジタルテレビジョン放送用チューナ15を備える携帯用電子機器11に所望の受信電波の電気信号を伝搬するため、本実施形態の外部アンテナ3が地上デジタルテレビジョン放送用電波を受信するISDB−T用アンテナとなるように形成されている。これによって、本実施形態のアンテナ内蔵ストラップ1は、地上デジタルテレビジョン放送用電波を効率よく受信することが可能となっている。
【0034】
前述したホイップアンテナ12、内蔵アンテナ13および外部アンテナ3を利用すると、携帯用電子機器11は所望の地上デジタルテレビジョン放送用電波を効率よく受信する。それら3つのアンテナによって受信された電波は、電気信号に変えられて、その後にアンテナ切替手段14を介してチューナ15に送られる。チューナ15は、当該受信電波の電気信号から所望のチャンネル(周波数)の電気信号を選別し、映像信号と音声信号とを分離すると、当該映像信号と音声信号とを制御手段16に出力する。そして、制御手段16は、映像信号をディスプレイ17に出力して所望の画像を表示するとともに、チューナ15から得られた音声信号をスピーカ18に出力して所望の音声を出力する制御を行なう。
【0035】
ここで、本実施形態のアンテナ内蔵ストラップ1は、接続プラグ3dを介して当該携帯用電子機器11に接続された遠隔制御手段6を有しているとともに、当該遠隔制御手段6は、図1に示すように、所望の地上デジタルテレビジョン放送用チャンネル(周波数)の選出や、地上デジタルテレビジョン放送の音量の調整を行なうためのスイッチ7A、7B、7C、7Dを有している。これにより、携帯用電子機器11に配設された操作ボタンなどを直接的に操作することなく、地上デジタルテレビジョン放送のチャンネル(周波数)や音量などをアンテナ内蔵ストラップ1のみにより適宜選択することが可能となっている。これにより、本実施形態のアンテナ内蔵ストラップは、携帯用電子機器11の利便性を向上させることが可能となっている。
【0036】
すなわち、本発明のアンテナ内蔵ストラップによって、携帯用電子機器が所望の電波を効率よくダイバーシティ受信して、フェージングによる信号劣化を効果的に防止することが可能となる。これにより、当該携帯用電子機器等の受信感度が向上する効果を奏する。また、アンテナ内蔵ストラップは、携帯用電子機器のチューナに接続された制御手段を制御する遠隔制御手段を有していることから、高い携帯性を有するアンテナ内蔵ストラップの利便性をさらに向上させることが可能となる効果を奏する。
【0037】
なお、本発明は、前述した実施形態などに限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、前述した本実施形態のアンテナ内蔵ストラップ1においては、人体Hの首Nからストラップ部2aを懸架して利用することを想定して、そのストラップ部2aの長さが決められているが、他の実施形態においては、図4に示すように、人体Hの手A(手首)からストラップ部2aを懸架して利用することを想定して、そのストラップ部2aの長さが決定されていても良い。つまり、本発明のアンテナ内蔵ストラップは、利用主体の懸架態様に合わせて形成することが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明のアンテナ内蔵ストラップおよび携帯用電子機器の一態様を示した平面図
【図2】本実施形態のアンテナ内蔵ストラップの構造を示した概略的な回路図
【図3】本実施形態のアンテナ内蔵ストラップを人体の首から懸架した状態を示した概略図
【図4】本発明における他の態様のアンテナ内蔵ストラップを人体の手首から懸架した状態を示した概略図
【符号の説明】
【0039】
1 アンテナ内蔵ストラップ
2 ストラップ本体
2a ストラップ部
2b 結束部
2c 連結部
3 外部アンテナ
3a アンテナ部
3b 接続部
3c 接続線
3d 接続プラグ
4 保護カバー
6 遠隔制御手段
7A、7B、7C、7D スイッチ
7a、7b、7c、7d スイッチの入力面
11 携帯用電子機器
11a 接続ソケット
11b (連結部の)取付孔
12 ホイップアンテナ
13 内蔵アンテナ
14 アンテナ切替手段
15 チューナ
16 制御手段
17 ディスプレイ
18 スピーカ
19 電源

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体内にアンテナを備える携帯用電子機器の外部に配設されているアンテナ部と、前記携帯用電子機器と前記アンテナ部とを接続する接続部とを有する外部アンテナと、
前記外部アンテナのアンテナ部が内蔵されているとともに、人体の一部分から懸架可能となるような大きさの環状に形成されているストラップ部と、前記ストラップ部の一部分に前記携帯用電子機器を連結させる連結部とを有するストラップ本体と
を備えていることを特徴とするアンテナ内蔵ストラップ。
【請求項2】
前記外部アンテナは、地上デジタルテレビジョン放送用電波を受信するISDB−T用アンテナとなるように形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ内蔵ストラップ。
【請求項3】
前記ストラップ本体は、前記携帯用電子機器に内蔵されたチューナを制御する遠隔制御手段を有している
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアンテナ内蔵ストラップ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−319731(P2006−319731A)
【公開日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−141045(P2005−141045)
【出願日】平成17年5月13日(2005.5.13)
【出願人】(000010098)アルプス電気株式会社 (4,263)
【Fターム(参考)】