説明

アンテナ装置及びレーダ装置

【課題】アンテナ装置が変形した場合であっても、その変形を検知して放射パターン性能の劣化を補償することが可能なアンテナ装置を提供する。
【解決手段】アンテナ装置は、アンテナ基板20の裏面に、電子部品30−4,30−5を互いに間隔を空けて備える。電子部品30−4,30−5の端部には、光の発光及び受光を行う送受光器31、光を反射する反射器32、及び照射光と反射光との位相差から送受光器31と反射器32との距離を測定する測距器33が設置される。送受光器31及び反射器32は、アンテナ基板20から高さhの位置に設置されている。アンテナ装置は、測距器33で測定された電子部品間距離を用いて曲率半径を算出し、その値からアンテナ素子10−2,10−3の座標を推定する。そして、アンテナ装置は、推定されたアンテナ素子10−2,10−3の座標に基づいて位相波面の補正係数を求め、アンテナ素子10−2,10−3の位相波面の調整を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば無線通信機器に使用されるアンテナ装置と、そのアンテナ装置を備えたレーダ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、搭載用空中線装置においては搭載制約極小化の考えから、柔軟性を有することにより例えば航空機等の機体表面へ装着可能なアレイアンテナが考察されている。
【0003】
ところで、航空機の機体表面は、特に高高度での飛行時において、機体内部と外部との気圧差により膨張することが一般的に知られている。このような機体の変形は、機体表面に装着されたアンテナを変形させ、電波の位相波面のデフォーカシングによるビーム幅の増大や、サイドローブの上昇といった放射パターン性能の劣化を引き起こす。これにより、機械的な破損及び電気的な性能の劣化が生じる。なお、変形によるアンテナの機械的破損を防止する機構が特許文献1に提案されている。
【0004】
このように、機体表面の変形によるアンテナの変形は、レーダ装置のレーダ性能低下の要因となっていた。
【特許文献1】特開2000−272598号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上のように、従来のアンテナ装置は、装着された機体が変形すると、アンテナ装置が変形し、放射パターン性能の劣化が生じてしまっていた。また、従来のレーダ装置は、アンテナ装置の変形によりレーダ性能が低下してしまっていた。
【0006】
本発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、アンテナ装置が変形した場合であっても、その変形を検知して放射パターン性能の劣化を補償することが可能なアンテナ装置と、そのアンテナ装置で検知された変形に基づいてレーダ性能の低下を防止することが可能なレーダ装置とを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係るアンテナ装置は、表面に複数のアンテナ素子が形成されるフレキシブルなアンテナ基板と、前記アンテナ基板の裏面に一定の高さを有するように設置され、当該アンテナ基板において予め設定された位置間の距離を測定する測距手段とを具備する。
【0008】
また、本発明に係るレーダ装置は、表面に複数のアンテナ素子が形成されるフレキシブルなアンテナ基板と、前記アンテナ基板の裏面に一定の高さを有するように設置されて当該アンテナ基板において予め設定された位置間の距離を測定する測距手段とを備えるアンテナ装置と、前記測定した距離の変化量から前記アンテナ基板の曲率半径を算出する算出手段とを具備する。
【0009】
上記構成によるアンテナ装置及びレーダ装置は、アンテナ基板の裏面に一定の高さを有するように設置された測距手段により、既定の位置間の距離を測定するようにしている。このように、既定の位置間の距離を測定することで、アンテナ装置及びレーダ装置は、アンテナ装置の変形を検知することが可能となる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、アンテナ装置が変形した場合であっても、その変形を検知して放射パターン性能の劣化を補償することが可能なアンテナ装置と、そのアンテナ装置を用いてレーダ性能の低下を防止することが可能なレーダ装置とを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら本発明に係るアンテナ装置及びレーダ装置について詳細に説明する。
【0012】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置の構造を示す斜視図である。図2は、図1に示すアンテナ装置の裏面の構造を示す斜視図である。
【0013】
図1及び図2において、アンテナ装置は、表面に複数のアンテナ素子10−1〜10−5が形成されるフレキシブルなアンテナ基板20と、アンテナ素子10−1〜10−5を駆動し、互いに間隔を空けてアンテナ基板20の裏面に設置される複数の電子部品30−1〜30−8とを備える。
【0014】
電子部品30−1〜30−8は、厚さを有する立方体形状をしており、その内部にはマイクロ波モジュール、マイクロ波給電回路、電源供給回路及び制御信号供給回路等のアンテナ素子10−1〜10−5を駆動するための回路が実装されている。また、電子部品30−1〜30−8は、伸縮性のないリジッドなものであり、互いに直線状の間隔を空けてアンテナ基板20の裏面に整列して設置されている。
【0015】
図3は、図1におけるアンテナ装置の断面図を示す。図3において、複数の電子部品30−1〜30−8のうち電子部品30−4の一端には、アンテナ基板20からの高さがhとなるように、光を発光及び受光する送受光器31が設置されている。また、電子部品30−4と一定の間隔を空けて配置される電子部品30−5の一端には、アンテナ基板20からの高さがhとなるように、光を反射する反射器32が設置されている。反射器32は、送受光器31から照射された光を送受光器31に反射するように送受光器31に対向して設置されている。電子部品30−5は、測距器33をさらに備える。測距器33は、送受光器31が発光した光と受光した光の位相差から送受光器31と反射器32との間の距離を測定する。
【0016】
図4は、本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置の機能構成を示すブロック図である。なお、図4におけるアンテナ素子座標演算部34、アンテナ制御部35及び位相演算部36の機能を実行する機器は、電子部品30−1〜30−8に実装される。
【0017】
図4におけるアンテナ装置は、例えばアンテナ装置が変形した場合、測距器33で測定した電子部品間の距離をアンテナ素子座標演算部34に供給する。アンテナ素子座標演算部34は、アンテナ装置の変形形状を円弧状であると近似し、変形前の距離と変形時の距離を用いてその曲率半径Rを算出する。アンテナ素子座標演算部34は、アンテナ素子配列面が伸縮しないという条件に基づいて、算出された曲率半径Rを用いて各アンテナ素子10−1〜10−5の座標を推定する。アンテナ素子座標演算部34は、推定した座標のデータをアンテナ制御部35へ供給する。
【0018】
アンテナ制御部35は、位相演算部36に走査角を供給して、位相演算部36にその走査角に基づくアンテナ素子10−1〜10−5の位相演算をさせるものである。この機能に加え、本実施形態におけるアンテナ制御部35は、アンテナ素子座標演算部34で推定された座標のデータを受け取ると、その座標データに基づいてアンテナ素子10−1〜10−5の位相波面を補正するための補正係数を生成し、その補正係数を位相演算部36に供給する。
【0019】
位相演算部36は、アンテナ制御部35からの走査角に基づいてアンテナ素子10−1〜10−5の位相演算を行うものである。この機能に加え、本実施形態における位相演算部36は、アンテナ制御部35から補正係数を受け取り、その補正係数を位相制御情報に加味してアンテナ素子10−1〜10−5の位相波面の調整を行う。
【0020】
次に、上記構成におけるアンテナ装置の曲率半径Rの算出方法を説明する。
【0021】
図5〜図7は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の曲率半径Rを算出する際の模式図を示す。図5は変形前と変形時のアンテナ装置を示す模式図であり、図6は図5における変形前と変形時のアンテナ装置の拡大図であり、図7は曲率半径Rを算出する際の近似計算を示す図である。
【0022】
アンテナ装置が変形する際、その変形は図5のように近似することができる。ここで、初期状態として、曲面化前における平面時の電子部品間距離をX1とし、アンテナ基板20から観測点までの厚さ方向の距離をhとする。電子部品30−1〜30−8が伸縮性がなくリジッドである場合、アンテナ基板20の曲面化により、電子部品間距離X1は収縮し、図6に示すようにX2となる。
【0023】
ここで、電子部品間距離X1,X2がそれぞれ曲率半径Rに対して十分に短いと仮定すると、図7に示すように、電子部品間距離X1,X2はそれぞれ円弧長l1,l2と近似することができる。このとき、円弧長l1,l2を持つ円弧の中心角θは、以下の式で表される。
θ=atan((l1−l2)/2/h)
そして、中心角θを用いて曲率半径Rは以下の式で求められる。
R=X1/θ
以上のように、上記第1の実施形態のアンテナ装置は、アンテナ基板20の裏面に、電子部品30−1〜30−8を互いに間隔を空けて備える。アンテナ装置は、送受光器31、反射器32及び測距器33により、電子部品間距離を測定し、測定した距離を用いて曲率半径Rを算出する。アンテナ装置は、算出された曲率半径Rからアンテナ素子10−1〜10−5の座標を推定し、その座標に基づく位相波面の補正係数を求める。そして、アンテナ装置は、この補正係数をアンテナ素子10−1〜10−5の位相制御情報に加味し、アンテナ素子10−1〜10−5の位相波面の調整を行うようにしている。これにより、アンテナ装置は、アンテナ装置の形状の変化に伴うアンテナ素子10−1〜10−5の座標変化を電気的に補償することが可能となる。
【0024】
したがって、第1の実施形態に係るアンテナ装置は、アンテナ装置が変形した場合であっても、その変形を検知して放射パターン性能の劣化を補償できる。
【0025】
(第2の実施形態)
図8は、本発明の第2の実施形態に係るアンテナ装置80とそのアンテナ装置80を備えるレーダ装置の機能構成を示すブロック図である。図8におけるレーダ装置は、アンテナ装置80と、制御装置90とを備える。なお、アンテナ装置80は、図1及び図2に示すアンテナ装置と同様の外形をしており、電子部品30−1〜30−8には、図3に示すように送受光器31、反射器32及び測距器33を備えている。
【0026】
図8におけるアンテナ装置80は、例えばアンテナ装置80が変形した場合、測距器33で測定した電子部品30−1〜30−8間の距離を制御装置90に供給する。また、アンテナ装置80は、制御装置90で生成された補正係数を受け取ると、位相演算部81において、受け取った補正係数を位相制御情報に加味してアンテナ素子10−1〜10−5の位相波面の調整を行う。
【0027】
制御装置90におけるアンテナ素子座標演算部91は、アンテナ装置の変形形状を円弧状であると近似し、測距器33で測定された変形前の電子部品間距離と変形時の電子部品間距離を用いてその曲率半径Rを算出する。アンテナ素子座標演算部91は、アンテナ素子配列面が伸縮しないという条件に基づいて、算出された曲率半径Rを用いて各アンテナ素子10−1〜10−5の座標を推定する。アンテナ素子座標演算部91は、推定した座標データをアンテナ制御部92へ供給する。
【0028】
アンテナ制御部92は、アンテナ素子座標演算部91で推定された座標データを受け取ると、アンテナ素子10−1〜10−5の位相波面を補正するための補正係数を生成し、その補正係数をアンテナ装置80に供給する。
【0029】
以上のように、上記第2の実施形態のレーダ装置は、アンテナ装置80と制御装置90とを備える。アンテナ装置80は、アンテナ基板20の裏面に、電子部品30−1〜30−8を互いに間隔を空けて備え、電子部品30−1〜30−8には、送受光器31、反射器32及び測距器33を備えている。アンテナ装置80は、電子部品間距離を測定して制御装置90に供給する。制御装置90は、測定された距離を用いて曲率半径Rを算出し、算出された曲率半径Rからアンテナ素子10−1〜10−5の座標を推定する。制御装置90は、推定された座標からアンテナ素子10−1〜10−5の位相波面の補正係数を求め、この補正係数をアンテナ装置80に供給する。アンテナ装置80は、位相演算部36で補正係数を位相制御情報に加味し、アンテナ素子10−1〜10−5の位相波面の調整を行うようにしている。これにより、レーダ装置は、アンテナ装置80の形状の変化に伴うアンテナ素子10−1〜10−5の座標変化を電気的に補償することが可能となる。
【0030】
したがって、第2の実施形態に係るアンテナ装置80は、アンテナ装置80が変形した場合であってもその変形を検知でき、レーダ装置は、アンテナ装置80で検知された変形に基づいてアンテナ装置80の放射パターン性能の劣化を補償し、レーダ性能の低下を防止できる。
【0031】
(その他の実施形態)
なお、本発明に係るアンテナ装置及びレーダ装置は、上記各実施形態に限定されるわけではない。例えば、上記各実施形態では、電子部品間に1方向の直線状の間隔が空くように電子部品30−1〜30−8が設置される例について説明したが、電子部品間の間隔が格子状になるように電子部品が設置される場合でも同様に実施可能である。
【0032】
また、上記各実施形態では、5つのアンテナ素子10−1〜10−5が設置される例について説明したが、アンテナ素子の数は5つに限定されるわけではなく、5つ以上であっても以下であっても同様に実施可能である。
【0033】
また、上記各実施形態では、送受光器31と反射器32とにより電子部品間距離を測定する例について説明したが、電子部品が、光を発光する発光器と、発光器から照射された光を受光する受光器と、受光器で受光された光量と発光器から照射された光量との差から発光器と受光器との間の距離を測定する測距器とを備え、電子部品間距離を測定する場合でも同様に実施可能である。
【0034】
また、上記各実施形態では、一対の送受光器31、反射器32及び測距器33が設置される例について説明したが、送受光器31、反射器32及び測距器33は一対に限定されるわけではない。送受光器、反射器及び測距器を複数個所に設置することにより、これらの測定値から単一円弧形状を推定するだけではなく、もっと複雑な形状を推定することも可能となる。
【0035】
さらに、本発明は、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置の構造を示す斜視図。
【図2】図1に示すアンテナ装置の裏面の構造を示す斜視図。
【図3】図1に示すアンテナ装置の断面図。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置の機能構成を示すブロック図。
【図5】変形前と変形時のアンテナ装置を示す模式図。
【図6】図5に示す変形前と変形時のアンテナ装置の拡大図。
【図7】曲率半径Rを算出する際の近似計算を示す図。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るアンテナ装置とそのアンテナ装置を備えるレーダ装置の機能構成を示すブロック図。
【符号の説明】
【0037】
10−1〜10−5…アンテナ素子
20…アンテナ基板
30−1〜30−8…電子部品
31…送受光器
32…反射器
33…測距器
34,91…アンテナ素子座標演算部
35,92…アンテナ制御部
36,81…位相演算部
80…アンテナ装置
90…制御装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面に複数のアンテナ素子が形成されるフレキシブルなアンテナ基板と、
前記アンテナ基板の裏面に一定の高さを有するように設置され、当該アンテナ基板において予め設定された位置間の距離を測定する測距手段と
を具備することを特徴とするアンテナ装置。
【請求項2】
前記複数のアンテナ素子を駆動し、互いに間隔を空けて前記アンテナ基板の裏面に設置される複数の電子部品をさらに備え、
前記測距手段は、前記複数の電子部品の端部に設置されて前記電子部品間の間隔距離を測定することを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
【請求項3】
前記測距手段は、
前記複数の電子部品のうち任意の電子部品の一端に設置されて光の発光及び受光を行う送受光器と、
前記送受光器が設置される電子部品と間隔を隔てて配置される電子部品の一端に設置され、前記送受光器からの光を反射する反射器と、
前記送受光器が発光した光と受光した光の位相差から前記送受光器と前記反射器との間の距離を測定する測距器と
を備えることを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
【請求項4】
前記測距手段は、
前記複数の電子部品のうち任意の電子部品の一端に設置されて光を発光する発光器と、
前記発光器が設置される電子部品と間隔を隔てて配置される電子部品の一端に設置され、前記発光器からの光を受光する受光器と、
発光量と受光量との差から前記発光器と前記受光器との間の距離を測定する測距器と
を備えることを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
【請求項5】
前記測定した距離の変化量から前記アンテナ基板の曲率半径を算出する算出手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
【請求項6】
前記アンテナ基板の曲率半径から前記アンテナ基板上の座標を求め、当該座標に基づいて前記アンテナ基板の変形によるアンテナ放射特性を補償する補償手段をさらに備えることを特徴とする請求項5記載のアンテナ装置。
【請求項7】
表面に複数のアンテナ素子が形成されるフレキシブルなアンテナ基板と、前記アンテナ基板の裏面に一定の高さを有するように設置されて当該アンテナ基板において予め設定された位置間の距離を測定する測距手段とを備えるアンテナ装置と、
前記測定した距離の変化量から前記アンテナ基板の曲率半径を算出する算出手段と
を具備することを特徴とするレーダ装置。
【請求項8】
前記アンテナ基板の曲率半径から前記アンテナ基板上の座標を求め、当該座標に基づいて前記アンテナ基板の変形によるアンテナ放射特性を補償する補償手段をさらに備えることを特徴とする請求項7記載のレーダ装置。
【請求項9】
前記アンテナ装置は、前記複数のアンテナ素子を駆動し、互いに間隔を空けて前記アンテナ基板の裏面に設置される複数の電子部品をさらに備え、
前記測距手段は、前記複数の電子部品の両端に設置されて前記電子部品間の間隔距離を測定することを特徴とする請求項7記載のレーダ装置。
【請求項10】
前記測距手段は、
前記複数の電子部品のうち任意の電子部品の一端に設置されて光の発光及び受光を行う送受光器と、
前記送受光器が設置される電子部品と間隔を隔てて配置される電子部品の一端に設置され、前記送受光器からの光を反射する反射器と、
前記送受光器が発光した光と受光した光の位相差から前記送受光器と前記反射器との間の距離を測定する測距器と
を備えることを特徴とする請求項9記載のレーダ装置。
【請求項11】
前記測距手段は、
前記複数の電子部品のうち任意の電子部品の一端に設置されて光を発光する発光器と、
前記発光器が設置される電子部品と間隔を隔てて配置される電子部品の一端に設置され、前記発光器からの光を受光する受光器と、
発光量と受光量との差から前記発光器と前記受光器との間の距離を測定する測距器と
を備えることを特徴とする請求項9記載のレーダ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−224992(P2009−224992A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−65997(P2008−65997)
【出願日】平成20年3月14日(2008.3.14)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】