説明

イミダゾ[4,5−c]ピリジン化合物および抗ウイルス治療の方法

【課題】生物学的利用性、効率、非毒性、最適クリアランス、効力等のような抗ウイルスおよび他の望ましい特性を有する化合物を提供すること。
【解決手段】本発明は、置換基が明細書に記載された一般式(A)を有する少なくとも1つのイミダゾ[4,5−c]ピリジンプロドラッグを有効成分として含むウイルス感染の治療または予防用の医薬組成物に関する。また、本発明は、前記一般式を有する本発明による化合物を製造し、スクリーニングする方法、ならびにウイルス感染の治療または予防におけるそれらの使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(C):
【化2】

[式中、
1は、水素、アリール、複素環、C1−C10アルコキシ、C1−C10チオアルキル、C1−C10アルキルアミノ、C1−C10ジアルキルアミノ、C3-10シクロアルキル、C4-10シクロアルケニル、およびC4-10シクロアルキニルから選択され、ここで、各々は、任意で、1個以上のR6で置換され;
Yは、単結合、O、S(O)m、NR11、またはC1-10アルキレン、C2-10アルケニレン、C2-10アルキニレンから選択され、ここで、各々は、任意で、O、SまたはNから選択される1〜3個のヘテロ原子を含んでもよく;
2およびR4は、独立して、水素、C1-18アルキル、C2-18アルケニル、C2-18アルキニル、C1-18アルコキシ、C1-18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR78、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1-18ヒドロキシアルキル、C3-10シクロアルキル、C3-10シクロアルキルオキシ、C3-10シクロアルキルチオ、C3-10シクロアルケニル、C7-10シクロアルキニル、または複素環から選択され;
Xは、C1−C10アルキレン、C2-10アルケニレンまたはC2-10アルキニレンから選択され;
mは、0〜2のいずれかの整数であり;
3は、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニルおよびシクロアルキニルからなる群より選択され、ここで、各前記置換基は任意で少なくとも1つのR17で置換され、但し、R3M−Q−はビフェニルではなく;
5は、水素;C1-18アルキル、C2-18アルケニル、C2-18アルキニル、C1-18アルコキシ、C1-18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR78、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1-18ヒドロキシアルキル、C3-10シクロアルキル、C3-10シクロアルキルオキシ、C3-10シクロアルキルチオ、C3-10シクロアルケニル、C7-10シクロアルキニル、または複素環から選択され;
6は、水素、C1-18アルキル、C2-18アルケニル、C2-18アルキニル、C1-18アルコキシ、C1-18アルキルチオ、C1-18アルキルスルホキシド、C1-18アルキルスルホン、C1-18ハロ−アルキル、C2-18ハロ−アルケニル、C2-18ハロ−アルキニル、C1-18ハロ−アルコキシ、C1-18ハロ−アルキルチオ、C3-10シクロアルキル、C3-10シクロアルケニル、C7-10シクロアルキニル、ハロゲン、OH、CN、シアノアルキル、−CO218、NO2、−NR78、C1-18ハロアルキル、C(=O)R18、C(=S)R18、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリール(C1-18)アルキル、アリール(C1-18)アルキルオキシ、アリール(C1-18)アルキルチオ、複素環、C1-18ヒドロキシアルキルから選択され、ここで、各々は任意で少なくとも1つのR19で置換され;
7およびR8は、独立して、水素、C1-18アルキル、C2-18アルケニル、アリール、C3-10シクロアルキル、C4-10シクロアルケニル、複素環、−C(=O)R12;−C(=S)R12、それらのカルボキシル基を通じて連結されたアミノ酸残基から選択されるか、あるいはここで、R7およびR8は窒素と一緒になって複素環を形成し;
9およびR18は、独立して、水素、OH、C1-18アルキル、C2-18アルケニル、C3-10シクロアルキル、C4-10シクロアルケニル、C1-18アルコキシ、−NR1516、アリール、アミノ酸のアミノ基を通じて連結されたアミノ酸残基、CH2OCH(=O)R9a、またはCH2OC(=O)OR9aから選択され、ここで、R9aはC1−C12アルキル、C6−C20アリール、C6−C20アルキルアリールまたはC6−C20アラルキルであり;
11は、水素、C1-18アルキル、C2-18アルケニル、C3-10シクロアルキル、C4-10シクロアルケニル、アリール、−C(=O)R12、複素環、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
12は、水素、C1-18アルキル、C2-18アルケニル、アリール、C3-10シクロアルキル、C4-10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
15およびR16は、独立して、水素、C1-18アルキル、C2-18アルケニル、C2-18アルキニル、アリール、C3-10シクロアルキル、C4-10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基から選択され;
17は、独立して、M−Q−であり、ここで、Mは、任意で1個以上のR19で置換された環であって、Qは結合であるか、あるいは1〜10個の原子を有し、かつ任意で1個以上のR19で置換されたR3にMを結合する連結基であり;
19は、水素、C1-18アルキル、C2-18アルケニル、C2-18アルキニル、C1-18アルコキシ、C2-18アルケニルオキシ、C2-18アルキニルオキシ、C1-18アルキルチオ、C3-10シクロアルキル、C4-10シクロアルケニル、C4-10シクロアルキニル、ハロゲン、−OH、−CN、シアノアルキル、−NO2、−NR2021、C1-18ハロアルキル、C1-18ハロアルキルオキシ、−C(=O)R18、−C(=O)OR18、−OアルケニルC(=O)OR18、−OアルキルC(=O)NR2021、−OアルキルOC(=O)R18、−C(=S)R18、SH、−C(=O)N(C1-6アルキル)、−N(H)S(O)(O)(C1-6アルキル)、アリール、複素環、C1-18アルキルスルホン、アリールスルホキシド、アリールスルホンアミド、アリール(C1-18)アルキルオキシ、アリールオキシ、アリール(C1-18アルキル)オキシ、アリールチオ、アリール(C1-18)アルキルチオまたはアリール(C1-18)アルキルから選択され、ここで、各々は任意で1個以上の=O、NR2021、CN、C1-18アルコキシ、複素環、C1-18ハロアルキル、複素環アルキル、アルキルによってR17に連結された複素環、アルコキシアルコキシまたはハロゲンで置換され;
20およびR21は、独立して、水素、C1-18アルキル、C2-18アルケニル、C2-18アルキニル、アリール、C3-10シクロアルキル、C4-10シクロアルケニル、−C(=O)R12または−C(=S)R12から選択される]
を有する化合物、ならびにその塩、互変異性体、異性体および溶媒和物。
【請求項2】
Yが単結合であって、R1はアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Yが単結合であって、R1はフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
5−(2,4−ジフルオロ−ビフェニル)メチル−2−(2,3−ジフルオロフェニル)−5H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
一般式(C):

[式中、
2、R4およびR5は、水素であり;
Yは、単結合であり;
Xは、C1アルキレンであり;
1は、R6で置換されたフェニルであり;
3は、R17で置換されたフェニルであり;
6は、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、フルオロ、クロロ、フェノキシ、メトキシ、n−ブトキシ、エチニル、4−フルオロフェニルカルボニル、アセチル、ジメチルアミノ、メチルスルホニル、4−(2−フルオロフェニル)、3−(4−フルオロフェニル)、4−(4−ブロモフェニル)、tert−ブチル、4−(2,5−ジメチルピロール−1−イル)、2−(4−トリルカルボニル)、4−シクロヘキシル、2−(ピロール−1−イル)、2−(3,5−ジフルオロフェニルカルボニル)、3−(ピロール−1−イル)、2−(プロピニルオキシ)、3−(3,4−ジフルオロフェニル)および4−(ピロールー1−イル)から選択され;そして
17は、フルオロ、クロロ、ブロモ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメトキシ、メトキシ、アセチル、ドデシル、ビニル、メチルスルホニル、シアノ、ジフルオロメトキシおよびトリフルオロメチルチオから選択される]
を有する化合物。
【請求項6】
5−(4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)−2−(2,3−ジフルオロフェニル)−5H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンまたは5−(2,4−ジフルオロベンジル)−2−(2,3−ジフルオロフェニル)−5H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンである、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
以下の式:





















































































から選択される、請求項5に記載の化合物。
【請求項8】
医薬上許容される賦形剤、および請求項1〜7のいずれかに記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項9】
ウイルス感染の治療または予防のための、請求項1〜7のいずれかに記載の化合物を含む組成物。
【請求項10】
前記ウイルス感染は、C型肝炎ウイルス感染である、請求項9に記載の組成物。
【請求項11】
前記組成物は、さらに少なくとも1つの付加的な抗ウイルス治療と組み合わせて投与される、請求項10に記載の組成物。
【請求項12】
前記付加的な治療は、インターフェロンアルファまたはリバビリンである、請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
前記ウイルス感染は、フラビウイルス科(Flaviridae)およびピコルナウイルス科(Picornaviridae)の科に属するウイルスによる感染である、請求項9に記載の組成物。
【請求項14】
前記ウイルス感染は、コクサッキー(Coxsackie)ウイルスまたはウシウイルス性下痢症(Bovine Viral Diarrhea)ウイルスによる感染である、請求項9に記載の組成物。

【公開番号】特開2011−148835(P2011−148835A)
【公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−103307(P2011−103307)
【出願日】平成23年5月2日(2011.5.2)
【分割の表示】特願2006−547305(P2006−547305)の分割
【原出願日】平成16年12月21日(2004.12.21)
【出願人】(599098493)カトリーケ・ウニフェルジテイト・ルーベン・カー・イュー・ルーベン・アール・アンド・ディ (83)
【氏名又は名称原語表記】Katholieke Universiteit Leuven,K.U.Leuven R&D
【出願人】(500029420)ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド (141)
【出願人】(505001764)
【Fターム(参考)】