説明

イメージセンサ

【課題】センサ素子を構成する半導体チップを小型化することができ、かつ、全体としての小型化を維持しつつ、焦点深度の深いイメージセンサを提供する。
【解決手段】主走査方向に延びる読み取り領域Lの像をレンズ350を介してセンサチップ600上に縮小倒立結像させるイメージセンサであって、上記センサチップ600は、所定数の受光素子が上面に配列されたセンサチップ600を複数備えて構成されているとともに、隣り合うセンサチップ600(601,602)の各有効受光範囲H1,H2…にそれぞれ結像される読み取り領域L1,L2…は、それらの端部どうしが所定長さ重ねられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、イメージセンサに関し、原稿に対して副走査方向に相対移動しつつ、主走査方向に延びるライン状の画像を順次読み取ることにより、二次元画像を読み取ることができるように構成されたイメージセンサに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のこの主のイメージセンサは、たとえば、特許文献1に記載されている。このイメージセンサは、いわゆるフラットベッド型のものであり、上面が原稿載置面とされた透明ガラスの下方を副走査方向に移動する。このイメージセンサは、原稿載置面上の主走査方向に延びる領域を照明する照明光源と、原稿からの反射光を正立等倍に結像させるレンズと、このレンズによって結像された像を受光するセンサ素子とを備える。センサ素子は、複数の受光素子が主走査方向に列状に配置されている。センサ素子は、このイメージセンサが副走査方向に所定距離移動するごとに、原稿における主走査方向のライン状の像を順次読み取る。
【0003】
【特許文献1】特開平11−74497号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記した従来のイメージセンサは、主走査方向に延びるライン状の画像を正立等倍で読み取るため、センサ素子は、読み取り幅に対応して主走査方向に一連の長さを有したものとなり、具体的には、等間隔に所定数形成された受光素子をもつ半導体チップを複数個長手方向に密接状に並べて構成される。
【0005】
一方、最近の技術革新により、半導体チップの主面上に形成するべき素子の高密度化が可能となっているが、上記特許文献1のイメージセンサの場合、半導体チップ上に読み取り解像度に拘束されるピッチで複数の受光素子を形成するほかはなく、半導体チップが概して大型化し、材料コストを低減することができない。
【0006】
また、レンズは、一般的に、いわゆるセルフォックレンズが使用されるが、このレンズは焦点深度が浅く、原稿載置面上の原稿に浮き上がりが生じていると、その部の読み取り画像がぼやけてしまうという問題もある。
【0007】
本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものである。センサ素子を構成する半導体チップを小型化することができ、かつ、全体としての小型化を維持しつつ、焦点深度の深いイメージセンサを提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を採用している。
【0009】
すなわち、本願発明に係るイメージセンサは、主走査方向に延びる読み取り領域の像をレンズを介してセンサ素子上に縮小倒立結像させるイメージセンサであって、上記センサ素子は、所定数の受光素子が上面に配列されたセンサチップを複数備えて構成されているとともに、隣り合う2つのセンサチップの各有効受光範囲にそれぞれ結像される読み取り領域は、それらの端部どうしが所定長さ重ねられていることを特徴とする。
【0010】
各センサチップには、これらが担当する読み取り領域の像が縮小して結像される。したがって、各センサチップは、主走査方向に離間して配列することができる。これにより、各センサチップの小型化が可能であり、その材料コストを低減することができる。
【0011】
また、隣り合うセンサチップは、それぞれが担当する読み取り領域の端部どうしが所定長さ重なるように配置される。したがって、主走査方向に延びる一連の像の読み取りにおいて、一部にヌケが生じるといった事態を効果的に回避することができる。
【0012】
好ましい実施の形態では、このイメージセンサは、ケース内に、上記読み取り領域を照明するための照明光源と、上記複数のセンサチップを搭載した基板と、各センサチップに対応させて上記レンズを保持する保持手段と、を備えている。
【0013】
好ましい実施の形態ではまた、上記照明光源は、発光素子と、この発光素子が発する光が入射されるとともに、上記読み取り領域に向けて光を出射させる出射面を有する導光部材とを備えて構成されている一方、上記導光部材の外面には反射面が形成されており、上記読み取り領域の像は、上記反射面、および上記レンズを介して上記センサ素子上に結像されるように構成されている。
【0014】
このような構成によれば、読み取り領域からセンサ素子までの光路長を充分にとることができ、レンズの焦点深度を深く設定することができる。これにより、読み取り領域における原稿に浮き上がりが生じたとしても、読み取り画像がぼやけるといった事態を有効に回避することができる。
【0015】
好ましい実施の形態ではまた、上記反射面で反射した光をさらに反射させて上記レンズに入射させる、1または複数の追加の反射面を備えている。
【0016】
このような構成によれば、読み取り領域からセンサ素子までの光路長をさらに延長し、レンズの焦点深度をさらに深く設定することができる。
【0017】
好ましい実施の形態ではさらに、上記隣り合う2つのセンサチップに対応する読み取り領域の重なり部分に指標を配置して読み取りを行い、上記2つのセンサチップのいずれか一方が有する複数の受光素子のうち、上記指標が結像する受光素子を含め、それよりセンサチップの端部側の受光素子によるデータを除外するように調整されている。
【0018】
このような構成によれば、主走査方向に延びる読み取り領域の画像を、過不足なく取得することができる。
【0019】
本願発明のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかとなろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本願発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
【0021】
図1ないし図4は、本願発明に係るイメージセンサの第1の実施形態を示している。この実施形態に係るイメージセンサ100は、図1に示すように、上面が原稿載置面200Aとされた透明ガラス200の下方を移動する、いわゆるフラットベッド型に構成されている。
【0022】
このイメージセンサ100は、ケース300に、照明光源装置400と、複数のレンズ350と、基板500上に搭載された複数のセンサチップ600とが組み込まれて構成されている。
【0023】
ケース300は、図1の紙面直交方向の長手軸を有し、底壁301と、この底壁301の短手方向の一端縁から立ち上げる側壁302と、この底壁301の長手方向の両端部から立ち上げる端部壁303とを備える。このケース300の短手方向の他端部は、開放状となっているが、そこには、長矩形状の基板500が取り付けられている。ケース300にはまた、後記するレンズ350を保持するとともに、ケース300内の空間を区画する区画壁310が形成されている。
【0024】
上記区画壁310の上面における上記基板500に近接する部位には、照明光源装置400が搭載されている。この照明光源装置400は、たとえばPMMAやポリカーボネートなどの透明樹脂でできたなめらかな表面をもつ長手状の導光部材410と、この導光部材410の一端部、または両端部に配置された発光素子450とを備え、この導光部材410は、上記透明ガラス200上の主走査方向(図1の紙面直交方向)に延びる読み取り領域Lに向けて照明光を出射するための出射面411を有する。この導光部材410はまた、その端部から入射された光を上記出射面411に向けて反射させるための反射部412を備える。この反射部412は、図2に良く表れているように、凹部412aまたは凸部412bを断続的に形成することにより形成される。発光素子450としては、パッケージ型のLED装置450aなどが好適に用いられ、適当な基板451に搭載される。このLED装置450aへの給電は、上記基板500を介して行うことができる。導光部材410の端部から入射された発光素子450からの光は、図2に示すように、この導光部材410の側面で全反射しつつ長手方向に進行するが、反射部412で反射させられて上記出射面411に全反射臨界角より小の角度で到達したものが、照明光として上記出射面411から出射させられる。
【0025】
この実施形態においては、上記導光部材410に、上記透明ガラス200に対して45°で傾斜し、透明ガラス200から垂直方向下方に向けて入射した光を90°方向転換させ、ケースの短手方向に向かわせるための反射面460が一体形成されている。この反射面460は、導光部材410の適部に形成した平坦面に、金属膜を蒸着するなどして形成することができる。この反射面460の意義については、後述する。
【0026】
ケース300の側壁302に隣接するようにして、プリズム470が設けられている。このプリズム470は、上記のように反射面460からケースの短手方向に進行してきた光の進行方向を、2つの反射面471,472で180°転換させるためのものである。すなわち、このプリズム470は、垂直状の入・出射面470aと、この入・出射面470aに対して互いに反対方向に45°の角度で傾斜する2つの反射面471,472を備えており、透明樹脂などで形成されたものである。なお、このプリズム470に代えて、上記2つの反射面471,472に相当する2つのミラーを配置しても、もちろんよい。
【0027】
図1および図3に表れているように、上記プリズム470と上記基板500との間には、ケースの長手方向に所定間隔で並ぶ複数の凸レンズ350が保持されている。上記したように、ケース300には、区画壁310が設けられているが、この区画壁310は、水平部311と垂直部312とを有しており、この垂直部312に設けたレンズ保持孔313に、上記凸レンズ350が保持されている。
【0028】
基板500には、複数のセンサチップ600が搭載される。このセンサチップ600は、図4に示すように、上面に複数の受光素子d1〜dnが一体形成された半導体チップであり、上記の凸レンズ350の各光軸と対応させるようにして、主走査方向に延びる直線上に、所定間隔で配置される。この基板500にはまた、センサチップ600からの画像データの読み出し制御を行う制御装置(図示略)が搭載される。
【0029】
上記から理解されるように、このイメージセンサ100は、透明ガラス200の上面の原稿載置面200Aに載置され、上記照明光源装置400によって照明された原稿Dの主走査方向に延びる像を各凸レンズ350によって各凸レンズ350と対応する各センサチップ600上に縮小倒立結像させて読み取るものである。すなわち、原稿Dからの反射光は、導光部材410に一体形成された反射面460、プリズム470の2つの反射面471,472を介して凸レンズ350に入射され、センサチップ600上に結像される。原稿Dから凸レンズ350までの光路長、凸レンズ350からセンサチップ600までの光路長、凸レンズ350の焦点距離等の仕様は、原稿上の所定長さの読み取り領域の像を所定の縮小倍率でセンサチップ600上の有効受光範囲に結像させるように設定される。
【0030】
しかしながら、本願発明においては、各センサチップ600の主走査方向の配列位置については、とくに次のように設定されている。すなわち、原稿載置面200A上の読み取り領域Lから各センサチップ600までの光路を展開して模式的に示す図3に示すように、隣り合うセンサチップ601,602の有効受光範囲H1,H2…に結像される原稿載置面200A上の読み取り領域L1,L2…が、所定長さ重なるようになされている。この重なり範囲は、たとえば、所定数の画素分とされる。
【0031】
上記構成のイメージセンサ100は、たとえば、その出荷前に、次のような初期設定が行われる。すなわち、各読み取り領域L1,L2…の重なり部分に副走査方向に延びるライン状の指標Mを配置し、その状態で各センサチップ600のすべての有効受光範囲を用いて読み取りを行う。そうすると、隣接するセンサチップ601,602の有効受光範囲H1,H2の端部において、同一の指標Mが読み取られる。図4においては、センサチップ601上のハッチングを施した受光素子d4と、センサチップ602上のハッチングを施した受光素子dn-3が、同一の指標Mの像を受光している状態を示している。そうして、隣接するいずれか一方のセンサチップ(601または602)について、上記指標Mが読み取られた受光素子(d4またはdn-3)を含め、それよりセンサチップ600の端部側の受光素子を特定し、これらの受光素子からのデータを一連の画像データから除外するようにする。たとえば、図4において、センサチップ601の受光素子d1〜d4からのデータ、または、センサチップ602の受光素子dn-3〜dnからのデータを一連の画像データから除外する。このようにすることにより、隣り合うセンサチップ601,602に対応する読み取り領域L1,L2…に重なり部が存在しても、同じ部分の画像が2度読み取られることが防止される。上記のようにデータを除外するべく特定された受光素子に関する情報は、制御装置(図示略)が備えるメモリに記録される。
【0032】
次に、上記構成のイメージセンサ100の作用の説明をする。
【0033】
透明ガラス200の上面の原稿載置面200Aには、読み取りを行うべき原稿Dが載置される。イメージセンサ100は、副走査方向に移動しつつ、原稿Dにおける主走査方向の読み取り領域Lの画像を順次読み取る。すなわち、各センサチップ600が担当する読み取り領域L1,L2…ごとに、その像が各センサチップ600上に縮小倒立結像されるとともに、各センサチップ600からは、順次、受光素子d1〜dnごとのデータが画像データとしてシリアルに出力される。ただし、各センサチップ600に結像される像は、倒立像となっているので、制御装置は、各センサチップ600からのシリアルデータを順序反転しつつ、つなげて外部に出力する。なお、この際、上記したように、各隣り合うセンサチップ601,602ついて、除外するべく特定された受光素子についてのデータは、自動的に除外される。このような読み取り動作をイメージセンサ100を副走査方向に所定距離移動するごとに行うことにより、原稿の二次元画像データを取得することができる。
【0034】
上記構成のイメージセンサ100においては、導光部材410に設けた反射面460やプリズム470に設けた反射面471,472を用いることにより、原稿Dから凸レンズ350までの光路長を稼ぐことができ、凸レンズ350の焦点深度を深くすることができる。そのため、原稿Dに多少の浮き上がりが生じても、その部の読み取り画像がぼけるといった問題は軽減され、読み取り画像の品位を高めることができる。
【0035】
また、各センサチップ600には、担当する読み取り領域L1,L2…の像が縮小して結像されるので、センサチップ600を小型化することができ、材料コストを低減することができる。
【0036】
さらに、隣り合うセンサチップ600(601,602)が担当する読み取り領域L1,L2…の端部どうしが重なるようにしているので、センサチップ600の基板に対する主走査方向の取り付け位置に多少の誤差が生じても、読み取りデータに画像のヌケが生じるといったことを防止することができる。
【0037】
加えて、原稿Dから凸レンズ350までの光路長を稼ぐために設ける反射面460の一部を、照明光源装置400の導光部材410の外面を利用して形成しているので、別途のミラー等の反射面を設けることに比較し、部品点数を削減することができる。
【0038】
図5は、本願発明に係るイメージセンサの第2の実施形態を要部断面において示している。このイメージセンサ100Aは、第1の実施形態に係るイメージセンサ100よりもさらに、原稿Dから凸レンズ350までの光路長を延長している。すなわち、このイメージセンサ100Aにおけるプリズム470は、第1の反射面471〜第6の反射面476により、導光部材410の反射面460からケース300の短手方向に進行する光をつづら折り状に進路変更させ、凸レンズ350に入射するようにしている。その余の構成は、図1ないし図4に示した第1の実施形態と同様である。
【0039】
このような構成によれば、凸レンズ350の焦点深度を深くして原稿Dの浮き上がりによる画像品質の低下を防止することができるとともに、センサチップ600上への結像画像の縮小倍率をさらに高めることができ、センサチップ600をさらに小型化することが可能である。
【0040】
図6は、本願発明に係るイメージセンサの第3の実施形態を要部断面において示している。このイメージセンサ100Bは、ケース300における短手方向の両端部に、複数の反射面471,472…を有する2つのプリズム470A,470Bを配置し、原稿Dからの反射光を、ケース300の短手方向の幅寸法を最大限に活かしてつづらおり状に進路変更し、凸レンズ350に入射させるようにしている。また、読み取り領域Lからの光を90°方向転換させるための反射面を、一方のプリズム470Aの反射面471に担当させている。さらに、照明光源装置400は、基板500の外面側に搭載している。その余の構成は、図1ないし図4に示した第1の実施形態と同様である。
【0041】
このような構成によれば、原稿Dから凸レンズ350までの光路長を稼ぐことができつつも、ケース300の短手方向の寸法を節約することができ、イメージセンサ100Bそのものの小型化を達成することができる。
【0042】
もちろん、この発明の範囲は上記した各実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した事項の範囲でのあらゆる変更は、すべて本願発明の範囲に含まれる。
【0043】
たとえば、実施形態は、いわゆるフラットベッド型に構成しているが、ケースの上面に透明ガラスを設置し、この透明ガラスの表面にプラテンによって原稿を押し付けつつ副走査方向に搬送するようにした、いわゆる密着型のイメージセンサとして構成することも、もちろん可能である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本願発明に係るイメージセンサの一実施形態の断面図である。
【図2】図1のII-II線に沿う拡大断面図である。
【図3】図1のイメージセンサにおいて、読み取り領域からセンサチップまでの光路を展開して示す模式図である。
【図4】図1のイメージセンサの作用の説明図である。
【図5】本願発明に係るイメージセンサの他の実施形態の断面図である。
【図6】本願発明に係るイメージセンサのさらに他の実施形態の断面図である。
【符号の説明】
【0045】
100,100A,100B イメージセンサ
200 透明ガラス
200A 原稿載置面
300 ケース
301 底壁
302 側壁
303 端部壁
310 区画壁
311 水平部
312 垂直部
350 レンズ
400 照明光源装置
410 導光部材
411 出射面
450 発光素子
460 反射面
470 プリズム
471,472 反射面
500 基板
600 センサチップ
D 原稿
H1,H2 センサ素子の有効受光範囲
L 読み取り領域
L1,L2 各センサ素子に受光される読み取り領域
1〜dn 受光素子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主走査方向に延びる読み取り領域の像をレンズを介してセンサ素子上に縮小倒立結像させるイメージセンサであって、
上記センサ素子は、所定数の受光素子が上面に配列されたセンサチップを複数備えて構成されているとともに、
隣り合う2つのセンサチップの各有効受光範囲にそれぞれ結像される読み取り領域は、それらの端部どうしが所定長さ重ねられていることを特徴とする、イメージセンサ。
【請求項2】
ケース内に、上記読み取り領域を照明するための照明光源と、上記複数のセンサチップを搭載した基板と、各センサチップに対応させて上記レンズを保持する保持手段と、を備えている、請求項1に記載のイメージセンサ。
【請求項3】
上記照明光源は、発光素子と、この発光素子が発する光が入射されるとともに、上記読み取り領域に向けて光を出射させる出射面を有する導光部材とを備えて構成されている一方、
上記導光部材の外面には反射面が形成されており、上記読み取り領域の像は、上記反射面、および上記レンズを介して上記センサ素子上に結像されるように構成されている、請求項2に記載のイメージセンサ。
【請求項4】
上記反射面で反射した光をさらに反射させて上記レンズに入射させる、1または複数の追加の反射面を備えている、請求項3に記載のイメージセンサ。
【請求項5】
上記隣り合う2つのセンサチップに対応する読み取り領域の重なり部分に指標を配置して読み取りを行い、上記2つのセンサチップのいずれか一方が有する複数の受光素子のうち、上記指標が結像する受光素子を含め、それよりセンサチップの端部側の受光素子によるデータを除外するように調整されている、請求項1ないし4のいずれかに記載のイメージセンサ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−44511(P2009−44511A)
【公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−207898(P2007−207898)
【出願日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.セルフォック
【出願人】(000116024)ローム株式会社 (3,539)
【Fターム(参考)】