説明

インタラクティブサービス提供システムとその方法、及び、デジタル放送受信装置

【課題】視聴者が容易に参加可能で、移動体に対してより興味深いインタラクティブコンテンツを提供できるインタラクティブサービス提供システムを提供する。
【解決手段】放送局30は、データ部にターゲットの位置情報とターゲットの確認を報告するためのフォーム有する放送波をデジタル放送する。ターゲット車両20の位置情報は、ターゲット自身が位置検出して適宜更新する。放送番組内でターゲットの位置や確認方法等を放送することにより、視聴者たる参加者車両10がターゲットを探す。その際、データ部のターゲットの位置情報に基づいて自分の位置とターゲットの位置とを確認する。ターゲットを確認したら、報告フォームに基づいて通信事業者40及びインターネット50を介して放送局30に対してターゲット車両20の確認の報告を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタル放送を介してインタラクティブコンテンツを提供するインタラクティブサービス提供システム及びインタラクティブサービスの提供方法、及び、そのようなサービスを享受するためのデジタル放送受信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
地上波デジタルテレビの放送が開始され、また、数年のうちに地上波デジタルラジオの放送が開始される予定となっている。このようなデジタル放送における特徴の一つとして、情報の双方向性を活用したインタラクティブコンテンツの提供が可能となる点が挙げられ、そのようなサービスを提供するためのシステムがいくつか提案されている。例えば、コマーシャルを視聴した後でなければインタラクティブなサービスを享受できないようにするシステム(例えば、特許文献1参照)や、コンテンツを迅速に記録するようにしたシステム(例えば、特許文献2参照)が開示されている。
【特許文献1】特開2001−285830号公報
【特許文献2】特開2003−218816号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、今後のデジタル放送の普及を前に、このようなインタラクティブサービスを広く普及させるためには、より簡単に利用できるインタラクティブサービスの提供システムが望まれている。また、ラジオ放送やテレビジョン放送等の放送番組に視聴者を参加させることを目的としたインタラクティブサービスをより容易に実現するためのシステムが望まれている。
また、これまで提案又は開示され、あるいは徐々に始まりつつあるインタラクティブコンテンツは、固定した場所での視聴を基本としており、自動車等の車両や歩行者等の移動体を対象とした、あるいは、このような移動体を含むモバイル環境下でのインタラクティブなサービスシステムの適用事例は未だ無い。
【0004】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、デジタル放送の視聴者を容易に参加させることが可能であり、特に、移動体に適用した場合により興味深いインタラクティブコンテンツを提供できるインタラクティブサービス提供システムとその方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、デジタル放送を介したインタラクティブコンテンツの提供サービスに容易に参加することが可能で、特に、移動体に搭載してサービスを享受するのに好適なデジタル放送受信装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するために、本発明に係るインタラクティブサービス提供システムは、所望の番組の情報を含む番組部と、所望のターゲットについての少なくとも当該ターゲットの位置に係る情報と当該ターゲットを確認した旨を報告するための報告フォームに係る情報とを含むターゲット情報を有するデータ部とを有するデジタル放送波をブロードキャスト送信する放送局システムと、前記放送局システムに前記ターゲット情報を提供するシステムであって、前記放送局システムに前記ターゲット情報を提供する放送データ提供手段と、前記デジタル放送を受信した受信者に係る装置から前記報告フォームに従って送信される前記ターゲットを確認した旨の情報を受信する受信手段と、当該受信した前記ターゲットを確認した旨の情報に基づいて、前記受信者に係る装置側において真に前記ターゲットが確認されたか否かを判定する判定手段と、前記判定結果に基づいて所望の処理を行う処理手段とを有するサービスプロバイダシステムとを有する。
【0006】
このような構成のインタラクティブサービス提供システムによれば、例えばキャラクター、人、車両等の探索対象のモノ(ターゲット)の位置に係る情報を放送により視聴者に提供するとともに、そのターゲットを確認した場合の報告フォームをも放送により配信する。サービスに参加する者は、この放送を受信し、ターゲットの位置や特徴等の情報を獲得し、これに従ってターゲットを探索する。そして、ターゲットを確認した時には、放送により提供されたターゲットの確認を報告するためのフォームを利用して、その確認を報告する。このようなサービス環境を提供することで、ターゲットを探して確認するという興味が高まり易く娯楽性の高いサービスを容易に提供できる。
【0007】
また、本発明に係るデジタル放送受信装置は、放送されるデジタル放送波であって、番組の情報を含む番組部と、所望のターゲットについての少なくとも当該ターゲットの位置に係る情報と当該ターゲットを確認した旨を報告するための報告フォームに係る情報とを含むターゲット情報を有するデータ部とを有するデジタル放送波を受信する受信手段と、前記受信した前記デジタル放送波に含まれる前記番組の情報及び前記ターゲットの位置の情報を提示する提示手段と、前記ターゲットを確認した旨を、前記デジタル放送波に含まれる前記報告フォームに従って入力する入力手段と、前記入力された前記ターゲットを確認した旨の情報を送信する送信手段とを有する。
【0008】
また、本発明に係るインタラクティブサービスの提供方法によれば、デジタル放送を利用したインタラクティブサービスの提供方法であって、所望の番組の情報を含む番組部と、所望のターゲットについての少なくとも当該ターゲットの位置に係る情報と当該ターゲットを確認した旨を報告するための報告フォームに係る情報とを含むターゲット情報を有するデータ部とを有するデジタル放送波をブロードキャスト送信し、前記デジタル放送を受信した受信者側から前記報告フォームに従って送信される前記ターゲットを確認した旨の情報を受信し、前記受信した前記ターゲットを確認した旨の情報に基づいて、前記受信側において真に前記ターゲットが確認されたか否かを判定し、前記判定結果に基づいて所望の処理を行う。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、デジタル放送の視聴者を容易に参加させることが可能であり、特に、移動体を対象として適用した場合により興味深いインタラクティブコンテンツを提供できるインタラクティブサービス提供システムとその方法を提供することができる。
また、デジタル放送を介したインタラクティブコンテンツの提供サービスに容易に参加することが可能で、特に、移動体に搭載してサービスを享受するのに好適なデジタル放送受信装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
第1の実施形態
本発明の第1の実施形態のインタラクティブ放送システムについて、図1〜図7を参照して説明する。
本実施形態のインタラクティブ放送システムは、デジタル放送(デジタルテレビジョン放送又はデジタルラジオ放送)のデータ放送部を利用してインタラクティブコンテンツを提供するサービスを実施するシステムである。具体的には、例えばアプリケーションサービスプロバイダ(サービスプロバイダ)がデジタル放送のデータ放送部を利用して所望のターゲットの位置情報を放送(ブロードキャスト送信)し、デジタル放送の視聴者たる参加者がその情報を頼りにターゲットを探す。参加者がターゲットを確認した場合は、例えば自らの位置情報とともにサービスプロバイダに「ターゲットを見つけた」旨の情報を送信し、サービスプロバイダ側では、例えばターゲットの位置情報と参加者の位置情報とを照合して真に参加者がターゲットを確認したか否かを判定する。このような処理を行うことにより、「鬼ごっこ」、「かくれんぼ」、「Treasure Hunting」、「Fox Hunting」のようなインタラクティブコンテンツを提供する。
【0011】
まず、そのインタラクティブ放送システムの構成について説明する。
図1は、本実施形態のインタラクティブ放送システム1の基本構成を示す図である。
図1に示すように、インタラクティブ放送システム1は、参加者車両10、ターゲット車両20、放送局30、通信事業者40及びインターネット50を有する。
【0012】
参加者車両10は、インタラクティブ放送システム1におけるデジタル放送の視聴者であり、インタラクティブ放送システム1が提供するインタラクティブコンテンツ提供サービスの参加者である。また、本実施形態においては、参加者車両10は、車両等の移動体である。図1には1台の参加者車両10のみを示すが、放送局30からのデジタル放送を受信可能であり、後述する参加者端末100を有する車両は、全ての車両が参加者車両10となり得る。換言すれば、インタラクティブ放送システム1の提供するインタラクティブコンテンツの提供サービスには、通常、デジタル放送を受信した多数の車両が参加者車両10として参加する。
【0013】
参加者車両10には、放送局30からのデジタル放送を受信するとともにサービスプロバイダ(本実施形態においては放送局30)と通信を行うための参加者端末100が搭載される。
参加者端末100の構成を図2に示す。
図2に示すように、参加者端末100は、放送局30からのデジタル放送を受信する放送受信部110とそのアンテナ111、携帯電話等の広域通信部120とそのアンテナ121、GPS等で構成される位置情報取得部140とそのアンテナ141、通信制御部150、CPU180、記憶部190、及びインタフェース部160を有する。インタフェース部160は、液晶ディスプレイ等の表示部161、音声出力部162、及び、スイッチやタッチパネルあるいは音声入力等の操作入力部163を有する。
【0014】
ターゲット車両20(図1参照)は、参加者の探索の目標物としての移動体である。具体的には、例えばデジタル放送の番組や番組スポンサー等と関係したキャラクター、人、モノ等である。本実施形態のインタラクティブ放送システム1は、1台のターゲット車両20を有する者とするが、ターゲット車両20は複数あってもよい。
【0015】
ターゲット車両20に、サービスプロバイダと通信を行うためのターゲット端末200が搭載される。
ターゲット端末200の構成を図3に示す。
図3に示すように、ターゲット端末200は、携帯電話等の広域通信手段220とそのアンテナ221、GPS等で構成される位置情報取得手段240とそのアンテナ241、通信制御手段250、CPU280、記憶手段290及びインタフェース部260を有する。インタフェース部260は、表示部261、音声出力部262及び操作入力部263を有する。
【0016】
放送局30(図1参照)は、デジタル放送の放送事業者であるとともに、デジタル放送を介してインタラクティブコンテンツを提供するサービスを実施するサービス主体たるアプリケーションサービスプロバイダである。放送局30は、番組部とデータ部とを有するデジタル放送波を放送アンテナ310を介して、参加者車両10の参加者端末100において受信可能に送出する。番組部は、所望の番組の番組内容を含む。また、データ部は、所望のターゲットの位置を示す情報、及びそのターゲットを視聴者が確認した場合の報告フォームの情報を含む。
【0017】
なお、本実施形態においては、放送局30は、インタラクティブコンテンツのサービス主体であるサービスプロバイダと、サービスプロバイダからの指示に従って依頼されるデータの実際の放送のみを行う放送局とを兼ねる構成であるが、これらは分割した構成であってもよい。その場合は、インターネット50を介して、サービスプロバイダシステムと放送局システムとで通信を行うようにすればよい。
【0018】
通信事業者40は、参加者車両10及びターゲット車両20から送信される情報を受信し、インターネット50を介して放送局30に送信する。なお、この通信事業者40は、放送局30又は場合によって放送局30とは別に構成されるサービスプロバイダが兼務する構成であってもよい。
【0019】
インターネット50は、放送局30と通信事業者40との通信を行うための通信ネットワークである。なお、この通信ネットワークは、インターネットに限られず、イントラネットのような比較的狭い範囲内のLANであってもよいし、各構成部を相互に接続する専用の通信回線で構成してもよい。
【0020】
次に、このようなインタラクティブ放送システム1の動作について、図4〜図7を参照して説明する。
ここでは、インタラクティブ放送システム1を構成する各構成部の動作を順次個別に説明することにより、インタラクティブ放送システム1全体の動作を示す。
まず、参加者端末100の動作について図4を参照して説明する。
なお、特に図示していないが、参加者端末100は、GPS等の位置情報取得部140により所定時間間隔(例えば1秒毎)で参加者端末100(参加者車両10)の位置情報(緯度経度)を取得しているものとする。
【0021】
参加者端末100においては、放送局30から放送された放送データを受信すると、そのデータを記憶部190に記憶し、サービスへ参加をするか否かの入力を促す表示を、インタフェース部160を介して参加者車両10のユーザに提示する(ステップS110)。なお、記憶部190に記憶されたこのデータの中に「鬼ごっこ」「かくれんぼ」「Treasure Hunting」「Fox Hunting」のようなインタラクティブアプリケーションの参加者側のプログラム等が含まれている。
これに基づいて、参加者がインタラクティブアプリケーションへ参加する旨を示す入力を行ったら(ステップS111におけるYesの場合)、受信データによりアプリケーションを起動する(ステップS112)。
【0022】
アプリケーションが移動されたら、参加者端末100は、放送局30から放送されるターゲット車両20の位置情報とそれに付随する時刻情報等のターゲット情報を取得し(ステップS113)、インタフェース部160を介して参加者に提示する(ステップS114)。ターゲット情報の提示の方法は、(1)参加者端末100の位置(緯度経度)情報(参加者車両10の位置情報。以下同じ)とターゲット端末200の位置(緯度経度)情報(ターゲット車両20の位置情報。以下同じ)とを併記して提示する方法、(2)参加者端末100とターゲット端末200との相対位置を距離と方向(方角)で表示する方法、あるいは(3)参加者端末100とターゲット端末200の位置を電子地図上に表示する方法等が採られる。
【0023】
そして、ターゲット端末200が参加者端末100から所定範囲内(例えば30m以内)となったら(ステップS115におけるYesの場合は)、参加者車両10がターゲット車両20に接近している旨の情報を提示し(ステップS116)、インタフェース部160にて情報送信フォームを起動して提示し(ステップS117)、ターゲットを確認したことを示す参加者の入力を待つ(ステップS118)。参加者からの入力が無い間は、適宜、ターゲット端末200が参加者端末100から所定範囲内であることを確認しながら(ステップS120)、参加者の入力を待つ(ステップS118)。
【0024】
ターゲット端末200が参加者端末100から所定範囲内に無いとき(ステップS115におけるNoの場合)は、ステップS113に戻ってステップS113〜ステップS115の処理を繰り返す。すなわち、参加者端末100は、放送局30から放送されるターゲット車両20の位置情報とそれに付随するターゲット情報を取得し(ステップS113)、インタフェース部160を介して参加者に提示し(ステップS114)、ターゲット端末200が参加者端末100から所定範囲内となったか否かをチェックする(ステップS115)。
【0025】
ターゲットを確認した旨の入力が参加者から無いまま(ステップS118におけるNoの場合)、ターゲット端末200が参加者端末100から所定範囲外に出てしまった場合(ステップS120におけるNoの場合)は、ステップS113に戻ってステップS113〜ステップS115の処理を繰り返す。すなわち、参加者端末100は、放送局30から放送されるターゲット車両20の位置情報とそれに付随するターゲット情報を取得し(ステップS113)、インタフェース部160を介して参加者に提示し(ステップS114)、ターゲット端末200が参加者端末100から所定範囲内となったか否かをチェックする(ステップS115)。
【0026】
そして、参加者がターゲットを確認して確認入力を行うと(ステップS118におけるYesの場合)、参加者端末100は、送信フォームに従って、少なくとも参加者車両10の位置(緯度経度)情報とそれに付随する時刻情報とを含むターゲット確認情報を、広域通信部120から送信する(ステップS119)。送信されたターゲット確認情報は通信事業者40、インターネット50を介して放送局30に送信される。
なお、送信フォームにて送信される情報には匿名/非匿名の個人を特定する情報が含まれる。例えばこれは記憶部190に予め記憶されている仮名(ラジオネーム、ペンネーム)であったり、参加者IDであったり、端末のIDであったり、あるいは送信する際にインタフェース部160にて入力したものでよい。
【0027】
次に、ターゲット端末200の動作について図5を参照して説明する。
図5に示すように、ターゲット端末200においてアプリケーションが開始されると(ステップS210におけるYesの場合)、システムが起動され(ステップS211)、位置情報取得部240によってターゲット端末200の位置情報と現在時刻が取得される(ステップS212)。取得された情報は、広域通信部220及びそのアンテナ221から、通信事業者40及びインターネット50を介してサービスプロバイダたる放送局30に送信される(ステップS213)。以後、アプリケーションが終了されるまで、所定時間経過毎に(ステップS214におけるYesの場合)、ステップS212の位置情報及び現在時刻の取得、及び、ステップS213の取得した情報の放送局30への送信の処理を繰り返す。
【0028】
次に、放送局30におけるデジタル放送の動作について図6を参照して説明する。
図6に示すように、放送局30においてアプリケーションを開始すると(ステップS310におけるYesの場合)、システムが起動され(ステップS311)、ターゲット端末200から情報を受信したら(ステップS312におけるYesの場合)、ターゲット情報を取得し(ステップS313)、取得したターゲット情報をハードディスク等に記憶し(ステップS314)、放送におけるデータ放送部分を利用して、ターゲット端末200の位置情報(緯度経度情報)、これに付随する時刻情報及び参加者端末100から放送局30にターゲット確認情報を送信するための送信フォームを放送する(ステップS315)。以後、ターゲット端末200からターゲット情報を受信するたびに、ステップS313〜ステップS315の処理を繰り返す。
【0029】
次に、放送局30において参加者端末100から情報を取得した場合の動作について図7を参照して説明する。
なお、放送局30のシステムは、既に図6を参照して前述した処理により起動されているものとする。
図7に示すように、放送局30においてインターネット50を介して参加者端末100から情報を受信したら(ステップS351におけるYesの場合)、参加者のターゲット確認情報を取得して参加者がどの時刻にどの位置(緯度経度)でターゲットを確認したかを抽出して、ハードディスク等に記憶してあるターゲットの上記時刻の緯度経度情報とを照合する(ステップS352)。
【0030】
両者の位置(緯度経度)情報から、両者が所定距離内(例えば30m以内)であれば確認OKとし(ステップS353におけるYesの場合)、照合結果を参加者端末に送信又は放送し(ステップS354)、結果を記憶する(ステップS355)。確認NGの場合(ステップS355におけるNoの場合)には、照合結果を参加者端末に送信する又は放送する(ステップS356)。確認がOKの場合もNGの場合も、いずれもステップS351に戻り、次の参加者からの情報が送信されるのを待機する。
【0031】
インタラクティブ放送システム1においては、このような構成及び各部の動作により、デジタル放送システムを介した所望のインタラクティブコンテンツの提供が行われる。
すなわち、例えば、デジタル放送の番組部を通して、「○○(場所)あたりに、××(キャラクター、あるいは、特定の特徴の人やモノ)がいます」、「見つけた人は××の持っている物を教えて下さい」、「見つけた人は、見つけた場所を教えて下さい」等の内容の放送を行う。また、そのターゲットの位置情報を、デジタル放送のデータ部にて放送する。
また、そのような放送を行う一方で、ターゲットとしてターゲット端末200を搭載あるいは保持したキャラクターや車両を、その告知した場所に配置させるか、あるいはその場所の周辺を移動させる。
【0032】
放送を視聴して興味を持った参加者は、放送された情報及びデータ部で提供される位置情報を頼りにターゲットを探す。そして、ターゲットを探し当てた視聴者が、報告フォームを用いて、サービスプロバイダたる放送局に通知を行う。
放送局は、ターゲットの位置情報と参加者の位置情報とを照合して真に参加者がターゲットを確認したか否かを判定し、ターゲットを真に確認した人(見つけた人)に対して、何らかの商品や景品を与えたり、番組内で紹介したり、あるいは何らかの優先権を与える等のサービスの提供を行う。あるいは、このような仕組みを利用することで、デジタル放送上での「鬼ごっこ」「かくれんぼ」「Treasure Hunting」「Fox Hunting」のようなインタラクティブコンテンツを提供する。
【0033】
また、インタラクティブ放送システム1においては、放送局から、ターゲットの位置情報とともにターゲット確認情報の送信フォームも送信(放送)されており、参加者はその送信フォームを選択するだけで放送局にターゲット確認情報を送信できる。従って、サービスへの参加がより促進される。
さらに、参加者とターゲットの距離が所定の距離内に入ったら送信フォームをポップアップ表示するようにしており、参加者がより使い易くなっている。
【0034】
第2の実施形態
本発明の第2の実施形態のインタラクティブ放送システムについて、図8〜図11を参照して説明する。
第2の実施形態のインタラクティブ放送システムも、第1の実施形態のインタラクティブ放送システム1と同様に、デジタル放送のデータ放送部を利用して「鬼ごっこ」、「かくれんぼ」、「Treasure Hunting」、「Fox Hunting」のようなインタラクティブコンテンツを提供するシステムである。第2の実施形態のインタラクティブ放送システムの第1の実施形態のインタラクティブ放送システム1との相違点は、参加者端末とターゲット端末がともに狭域通信部を具備し、これらが直接通信を行えるようにした点にある。このような構成とすることにより、第2の実施形態のインタラクティブ放送システムでは、参加者端末とターゲット端末とがお互いにより効果的に確認を行うことができるようになっている。
【0035】
第2の実施形態のインタラクティブ放送システム1bの全体構成を図8に、インタラクティブ放送システム1bおいて用いられる参加者端末100bの構成を図9に、また、インタラクティブ放送システム1bのいて用いられるターゲット端末200bの構成を図10に示す。
図1〜図3を参照して説明した第1の実施形態のインタラクティブ放送システム1、参加者端末100及びターゲット端末200との構成上の相違は、参加者端末100bが狭域通信部130とそのアンテナアンテナ131を新たに具備し、ターゲット端末200bが狭域通信部230とそのアンテナ231を新たに具備した点である。これら、参加者端末100bの狭域通信部130とターゲット端末200bの狭域通信部230とは、相互に通信可能な対応する通信手段であり、具体的には、例えば無線LAN、BluetoothあるいはIrDAといった狭域通信手段である。従って、参加者端末100bとターゲット端末200bとが所定の通信範囲内に入ると、これらは直接データ通信ができるようになる。
【0036】
このような構成のインタラクティブ放送システム1bの動作について、図11を参照して説明する。なおここでは、第1の実施形態における動作と動作が異なる参加者端末100bにおける処理について説明する。
ステップS130〜ステップS137の処理は、図4を参照して説明したステップS110〜ステップS117の処理と同一である。
すなわち、まず、参加者端末100bは、GPS等の位置情報取得部140により所定時間間隔(例えば1秒毎)で参加者端末100bの位置情報(緯度経度)を取得しているものとする。その上で、参加者端末100bが放送局30から放送された放送データをインタフェース部160を介して参加者に提示し(ステップS130)、参加者がインタラクティブアプリケーションへ参加する旨を示す入力を行ったら(ステップS131におけるYesの場合)、アプリケーションを起動する(ステップS132)。
【0037】
アプリケーションが移動されたら、参加者端末100bは放送されるターゲット車両20の位置情報等を取得し(ステップS133)、これを参加者に提示し(ステップS134)、ターゲット端末200bが参加者端末100bから所定範囲内になったか否かを検出する(ステップS135)。その結果、ターゲット端末200bが参加者端末100bから所定範囲内に無いとき(ステップS135におけるNoの場合)は、ステップS133に戻ってステップS133〜ステップS135の処理を繰り返す。
【0038】
ターゲット端末200bが、参加者端末100bから所定範囲内(例えば30m以内)となった場合(ステップS135におけるYesの場合)は、参加者車両10がターゲット車両20に接近している旨の情報を提示し(ステップS136)、インタフェース部160にて情報送信フォームを起動して提示する(ステップS137)。
【0039】
次に、参加者端末100bは、ターゲット端末200bの狭域通信部230と接続する準備を行う(ステップS138)。具体的には、例えばターゲット端末200bの狭域通信部230が無線LANのアクセスポイント機能を持っているならば、放送されてきたSIDのアクセスポイントを探す。また、例えばターゲット端末200bの狭域通信部230が無線LANのクライアント端末であるならば、放送されてきたIPアドレス又はMACアドレスのクライアント端末を探す。
【0040】
ターゲット端末200bとの直接通信の準備が整ったら、接続可能である旨を示す情報を参加者に提示し、接続する旨の入力がユーザから行われるのを待つ(ステップS139)。参加者からの入力が無い間は、適宜、ターゲット端末200bが参加者端末100bから所定範囲内であることを確認しながら(ステップS150)、参加者の入力を待つ(ステップS139)。
【0041】
ターゲット端末200bに接続する旨の入力が参加者から無いまま(ステップS139におけるNoの場合)、ターゲット端末200bが参加者端末100bから所定範囲外に出てしまった場合(ステップS150におけるNoの場合)は、ステップS133に戻ってステップS133以下の処理を繰り返し行う。
【0042】
参加者がターゲット端末200bと接続する旨の入力を行って(ステップS139におけるYesの場合)、参加者がターゲット20bを確認して確認入力を行うと(ステップS140におけるYesの場合)、参加者端末100bとターゲット端末200bの間で認証行為が行われる(ステップS141)。例えば、放送されてきたパスワードを参加者端末100bからターゲット端末200bに送信し、ターゲット端末200bでパスワードが適正であれば真にターゲットを確認したということになり、ターゲット端末200bに記憶されていたIDやパスワードを参加者端末に送信する(ステップS141)。
【0043】
なお、参加者からターゲット端末200bの確認入力が無いまま(ステップS140におけるNoの場合)、ターゲット端末200bが参加者端末100bから所定範囲外に出てしまった場合(ステップS151におけるNoの場合)は、ステップS133に戻ってステップS133以下の処理を繰り返し行う。
【0044】
そして、参加者端末100bは、送信フォームに従って、参加者車両10の位置(緯度経度)情報、それに付随する時刻情報及び個人を特定する情報等を含むターゲット確認情報を、広域通信部120から送信する(ステップS142)。送信されたターゲット確認情報は通信事業者40、インターネット50を介して放送局30に送信される。
【0045】
このようにインタラクティブ放送システム1bにおいても、第1の実施形態のインタラクティブ放送システム1と同様に、デジタル放送システムを介した所望のインタラクティブコンテンツの提供が行われる。
また、参加者は送信フォームを選択するだけで放送局にターゲット確認情報を送信でき、サービスへの参加が促進される。
さらに、参加者とターゲットの距離が所定の距離内に入ったら送信フォームをポップアップ表示するようにしており、参加者がより使い易くなっている。
【0046】
そして特にインタラクティブ放送システム1bにおいては、参加者端末100とターゲット端末200とが無線LAN、Bluetooth あるいはIrDA等の狭域無線通信手段を備えており、参加者車両10とターゲット車両20とが接近した時には、これらが直接に狭域無線通信を確率して通信を行っている。従って、これらが直接確認情報を交換することと等が可能となり、直接の認証も行えるようになっている。その結果、認証の証拠等に基づいて、より正確に真にターゲット端末を確認したか否かが判る。
また、このような直接の通信を行うために、インタラクティブ放送システム1bにおいては、ターゲット車両20の接続先アドレス等を、放送局30がデジタル放送波のデータ部を介して参加者端末100に送信している。従って、参加者端末100は、容易にターゲット端末200と直接通信を行うことができる。
【0047】
変形例
なお、前述した各実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって本発明を何ら限定するものではない。本実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含み、また任意好適な種々の改変が可能である。
【0048】
例えば、前述した各実施形態においては、参加者及びターゲットはいずれも車両(参加者車両10及びターゲット車両20)としたが、これらは車両に限られない。人、動物、あるいは移動可能な所望の物体等の他の移動体であってよい。また、ターゲット車両20については、これらの他にさらに、所定の位置に固定的に配置された車両、人、動物、所望の物体あるいは所望の構造物等であってよい。
【0049】
なお、ターゲットが固定されたものである場合には、ターゲット端末200の広域通信部220は、一般電話やインターネットでよい。
また、ターゲットが固定されたものである場合には、放送局30に対して、その位置情報を予め設定しておけばよく、ターゲットにおいて位置情報取得部240及びアンテナ241は不要である。本発明に係るインタラクティブ放送システムは、そのような構成でもよい。
【0050】
また、前述した各実施形態においては、デジタル放送を行う放送局30が、インタラクティブ放送システム1(1b)のアプリケーションサービスプロバイダでもあった。しかしながら、放送主体たる放送局30と、インタラクティブコンテンツの提供サービスを行う サービスプロバイダとは、別主体であってよい。その場合には、参加者車両10やターゲット車両20から送信される情報は通信事業者40及びインターネット50を介してサービスプロバイダに伝送され、サービスプロバイダにおいてデジタル放送のデータ放送部で提供される情報が構成されて、その情報がサービスプロバイダから放送局30に例えばインターネット50を介して提供され、放送局30から各参加者端末100(100b)に放送されることになる。やターゲット端末200
【0051】
また、前述した各実施形態において、参加者が真にターゲットを確認したか否かを知るために利用する送信フォームは、放送により複数の送信フォームを伝送しておき、複数の選択肢としてもよい。例えば、ターゲット車両の色を4者択一の選択肢とし、正解のときのみ送信されるとしてもよい。
【0052】
また、前述した第2の実施形態において、狭域通信手段で認証を行ったら、広域通信で放送局に送らず、参加者情報はターゲット端末に蓄積してもよい。もちろん、ここでターゲット端末から広域通信で放送局にリアルタイムで送信しても構わないし、情報を蓄積しておいて後になってからまとめて情報を排出するような構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態のインタラクティブ放送システムの全体構成を模式的に示す図である。
【図2】図2は、図1に示したインタラクティブ放送システムの参加者端末の構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、図1に示したインタラクティブ放送システムのターゲット端末の構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、図2に示した参加者端末における処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】図5は、図3に示したターゲット端末における処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】図6は、図1に示したインタラクティブ放送システムのアプリケーションサービスプロバイダたる放送局における処理の流れを示す第1のフローチャートである。
【図7】図7は、図1に示したインタラクティブ放送システムのアプリケーションサービスプロバイダたる放送局における処理の流れを示す第2のフローチャートである。
【図8】図8は、本発明の第2の実施形態のインタラクティブ放送システムの全体構成を模式的に示す図である。
【図9】図9は、図8に示したインタラクティブ放送システムの参加者端末の構成を示すブロック図である。
【図10】図10は、図8に示したインタラクティブ放送システムのターゲット端末の構成を示すブロック図である。
【図11】図11は、図9に示した参加者端末における処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0054】
1,1b…インタラクティブ放送システム
10…参加者車両
100,100b…参加者端末
110…放送受信部
111…放送受信部用アンテナ
120…広域通信部
121…広域通信部用アンテナ
130…狭域通信部
131…狭域通信部用アンテナ
140…位置情報取得部
141…位置情報取得部用アンテナ
150…通信制御部
160…インタフェース部
161…表示部
162…音声出力部
163…操作入力部
180…CPU
190…記憶部
20…ターゲット車両
200,200b…ターゲット端末
220…広域通信部
221…広域通信部用アンテナ
230…狭域通信部
231…狭域通信部用アンテナ
240…位置情報取得部
241…位置情報取得部用アンテナ
250…通信制御部
260…インタフェース部
261…表示部
262…音声出力部
263…操作入力部
280…CPU
290…記憶部
30…放送局
310…放送アンテナ
40…通信事業者
50…インターネット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所望の番組の情報を含む番組部及び所望のデータを含むデータ部を有するデジタル放送波をブロードキャスト送信する放送局システムであって、前記データ部として、所望のターゲットについての少なくとも当該ターゲットの位置に係る情報と当該ターゲットを確認した旨を報告するための報告フォームに係る情報とを含むターゲット情報を有する前記デジタル放送波を前記送信する放送局システムと、
前記放送局システムに前記ターゲット情報を提供するシステムであって、
前記放送局システムに前記ターゲット情報を提供する放送データ提供手段と、
前記デジタル放送を受信した受信者に係る装置から前記報告フォームに従って送信される前記ターゲットを確認した旨の情報を受信する受信手段と、
当該受信した前記ターゲットを確認した旨の情報に基づいて、前記受信者に係る装置側において真に前記ターゲットが確認されたか否かを判定する判定手段と、
前記判定結果に基づいて所望の処理を行う処理手段と
を有するサービスプロバイダシステムと
を有するインタラクティブサービス提供システム。
【請求項2】
前記ターゲットの位置を検出する位置検出手段と、前記検出した前記ターゲットの位置に係る情報を送信する送信手段とを有するターゲット側位置検出システムをさらに有し、
前記サービスプロバイダシステムは、前記ターゲット側位置検出システムから送信される前記ターゲットの位置に係る情報を受信する受信手段をさらに有し、
前記サービスプロバイダシステムの前記放送データ提供手段は、前記受信した前記ターゲットの位置に係る情報に基づいて、前記ターゲット情報を生成し、当該生成したターゲット情報を前記放送局システムに提供する
ことを特徴とする請求項1に記載のインタラクティブサービス提供システム。
【請求項3】
前記ターゲットの周辺領域で前記受信者に係る装置と通信を行うターゲット側通信システムをさらに有し、
前記サービスプロバイダシステムの前記受信手段は、前記受信者に係る装置又は前記ターゲット側通信システムから送信される前記受信者に係る装置と前記ターゲット側通信システムとの前記通信の結果に係る情報を受信し、
前記サービスプロバイダシステムの前記判定手段は、前記受信した前記通信の結果に係る情報に基づいて、前記受信者に係る装置側において真に前記ターゲットが確認されたか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のインタラクティブサービス提供システム。
【請求項4】
前記放送局システムは、前記ターゲット側通信システムとの前記通信に必要な情報を前記ターゲット情報としてさらに含む前記デジタル放送波をブロードキャスト送信することを特徴とする請求項3に記載のインタラクティブサービス提供システム。
【請求項5】
前記ターゲット通信システムは、前記通信を行った前記受信者に係る装置側において真に当該ターゲットを確認したか否かを判定する判定手段をさらに有することを特徴とする請求項3又は4に記載のインタラクティブサービス提供システム。
【請求項6】
前記サービスプロバイダシステムの前記手段の一部又は全部が、前記放送局システムと一体的に構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインタラクティブサービス提供システム。
【請求項7】
デジタル放送を受信する受信装置であって、
放送されるデジタル放送波であって、番組の情報を含む番組部と、所望のターゲットについての少なくとも当該ターゲットの位置に係る情報と当該ターゲットを確認した旨を報告するための報告フォームに係る情報とを含むターゲット情報を有するデータ部とを有するデジタル放送波を受信する受信手段と、
前記受信した前記デジタル放送波に含まれる前記番組の情報及び前記ターゲットの位置の情報を提示する提示手段と、
前記ターゲットを確認した旨を、前記デジタル放送波に含まれる前記報告フォームに従って入力する入力手段と、
前記入力された前記ターゲットを確認した旨の情報を送信する送信手段と
を有するデジタル放送受信装置。
【請求項8】
前記ターゲットの周辺領域で当該ターゲットに係る通信装置と通信を行う通信手段をさらに有することを特徴とする請求項7に記載のデジタル放送受信装置。
【請求項9】
前記ターゲットに係る通信装置との通信の結果に基づいて、当該通信装置に係るターゲットが真に所望のターゲットか否かを判定する判定手段をさらに有し、
前記送信手段は、前記判定結果を含む情報を送信する
ことを特徴とする請求項8に記載のデジタル放送受信装置。
【請求項10】
前記提示手段は、前記放送波に含まれる前記ターゲットの位置の情報に基づいて、当該デジタル放送受信装置に対する前記ターゲットの相対的な位置を提示することを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載のデジタル放送受信装置。
【請求項11】
前記提示手段は、当該デジタル放送受信装置の位置と、前記放送波に含まれる前記ターゲットの位置の情報とを地図上に重畳して表示することを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載のデジタル放送受信装置。
【請求項12】
前記提示手段は、前記ターゲットが当該デジタル放送受信装置から所定の距離範囲内に存在する状態となった場合に、前記提示手段は前記報告フォームを提示し、
前記入力手段は、前記状態となった場合に、前記ターゲットを確認した旨を入力可能な状態となる
ことを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載のデジタル放送受信装置。
【請求項13】
デジタル放送を利用したインタラクティブサービスの提供方法であって、
所望の番組の情報を含む番組部と、所望のターゲットについての少なくとも当該ターゲットの位置に係る情報と当該ターゲットを確認した旨を報告するための報告フォームに係る情報とを含むターゲット情報を有するデータ部とを有するデジタル放送波をブロードキャスト送信し、
前記デジタル放送を受信した受信者側から前記報告フォームに従って送信される前記ターゲットを確認した旨の情報を受信し、
前記受信した前記ターゲットを確認した旨の情報に基づいて、前記受信側において真に前記ターゲットが確認されたか否かを判定し、
前記判定結果に基づいて所望の処理を行う
ことを特徴とするインタラクティブサービスの提供方法。
【請求項14】
前記ターゲットにおいて当該ターゲットの位置を検出し、
前記検出した前記ターゲットの位置に係る情報を前記ターゲットからサービスプロバイダ側に伝送し、
前記サービスプロバイダ側において、前記伝送された前記ターゲットの位置に係る情報に基づいて、前記ターゲット情報を生成し、
前記生成したターゲット情報を有する前記デジタル放送波を前記ブロードキャスト送信する
ことを特徴とする請求項13に記載のインタラクティブサービスの提供方法。
【請求項15】
前記ターゲットと前記受信者側との間で通信を行い、
前記通信の結果に基づいて、前記受信者側において真に前記ターゲットが確認されたか否かを判定する
ことを特徴とする請求項13又は14に記載のインタラクティブサービスの提供方法。
【請求項16】
前記ブロードキャスト送信される前期デジタル放送波に含まれる前記ターゲットを確認した旨を報告するための前記報告フォームは、前記ターゲットの特徴を示す複数の選択肢を備え、
前記受信者側から送信される前記選択肢からの選択を含む前記報告フォームへの入力の結果を受信し、
当該受信した前記報告フォームへの入力結果に基づいて、前記受信側において真に前記ターゲットが確認されたか否かを判定する
ことを特徴とする請求項13〜15のいずれかに記載のインタラクティブサービスの提供方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2006−211606(P2006−211606A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−24464(P2005−24464)
【出願日】平成17年1月31日(2005.1.31)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】