説明

インペラ及び過給機

【課題】過給機1の正常な動作を十分に確保した上で、タービンインペラ27の性能の向上を図ること。
【解決手段】タービンインペラ27が金属粉末成形法によって成形された成形体を焼結してなるものであって、各タービンブレード55の外縁の全部又は出口側部分にタービンハウジング25のシュラウドとの接触を許容する接触フィン57が一体形成されていること。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用過給機等の過給機に用いられるタービンインペラ等のインペラ等に関する。
【背景技術】
【0002】
車両用過給機におけるタービンインペラ(インペラの一例)の一般的な構成について説明すると、次のようになる(特許文献1、特許文献2、及び特許文献3等参照)。
【0003】
タービンインペラは、排気ガスの圧力エネルギーを利用して回転力(回転トルク)を発生させるものであって、通常、精密鋳造によって成形された成形体からなるものである。また、タービンインペラは、車両用過給機におけるタービンハウジング内に回転可能に設けられたタービンホイールを備えており、このタービンホイールは、車両用過給機におけるロータ軸の端部に一体的に連結してあって、タービンホイールの外周面は、タービンインペラの軸方向から径方向外側に向かって延びている。更に、タービンホイールの外周面には、複数枚のタービンブレードが周方向に間隔を置いて一体形成されており、各タービンブレードの外縁は、タービンハウジングのシュラウド(内壁面)に沿って延びている。
【0004】
従って、タービンハウジング内に取入れた排気ガスをタービンインペラの入口側から出口側(排気ガスの流れ方向から見てタービンインペラの上流側から下流側)へ流通させることにより、排気ガスの圧力エネルギーを利用して回転力を発生させて、ロータ軸をタービンインペラと一体的に回転させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2000−265844号公報
【特許文献2】特開2007−56791号公報
【特許文献3】特開平11−62603号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、高温・高速回転時におけるタービンインペラの変形量が大きくなって、タービンブレードの外縁がタービンハウジングのシュラウドに接触すると、その衝撃によってロータ軸の振れ等が生じ、車両用過給機の正常な動作が損なわれることがある。そのため、通常、高温・高速回転時におけるタービンインペラの変形量を加味して、タービンブレードの外縁とタービンハウジングのシュラウドとの間のクリアランスを設定している。
【0007】
一方、タービンブレードの外縁とタービンハウジングのシュラウドとのクリアランスが大きくなると、タービンブレードの正圧面側から負圧面側に相対的に流れる所謂クリアランスフローが増大して、隣接するタービンブレード間におけるエネルギー損失が大きくなり、タービンインペラの性能(車両用過給機の性能)が低下するという問題がある。
【0008】
つまり、車両用過給機の正常な動作を十分に確保した上で、タービンインペラの性能を図ることは容易でないという問題がある。
【0009】
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成のインペラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の特徴は、過給機に用いられるインペラにおいて、金属粉末成形法によって成形された成形体を焼結してなるものであって、前記過給機におけるハウジング内に回転可能に設けられ、前記過給機におけるロータ軸に一体的に連結してあって、外周面が軸方向から径方向外側に向かって延びたホイールと、前記ホイールの外周面に周方向に間隔を置いて一体形成され、外縁が前記ハウジングのシュラウドに沿うように延びた複数枚のブレードと、を備え、各ブレードの外縁の全部又は一部分に前記ハウジングのシュラウド(内壁面)との接触を許容する接触フィンが一体形成されていることを要旨とする。
【0011】
なお、「インペラ」には、排気ガスの圧力エネルギーを利用して回転力(回転トルク)を発生させるタービンインペラの他に、遠心力を利用して空気を圧縮するコンプレッサインペラが含まれる。また、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「設けられ」とは、直接的に設けられたことの他に、ブラケット等の介在部材を介して間接的に設けられたことを含む意である。「ハウジング」とは、例えば可変ノズルユニットのシュラウドリング等、前記ハウジングの一部に相当する部材も含む意である。
【0012】
第1の特徴によると、前記インペラが金属粉末成形法によって成形された前記成形体を焼結してなるものであって、各ブレードの外縁の全部又は一部分に前記接触フィンが一体形成されているため、換言すれば、精密鋳造に比べて薄肉部の作製(形成)に優れた金属粉末成形法によって各ブレードの外縁の全部又は一部分に前記接触フィンが一体形成されているため、各接触フィンを前記ハウジングのシュラウドとの接触によって簡単に欠ける程度の薄さに設定することができる。これにより、前記接触フィンと前記ハウジングのシュラウドとの接触時における衝撃を緩和しつつ、前記ブレードの外縁と前記ハウジングのシュラウドとのクリアランスを極力小さくすることができる。
【0013】
本発明の第2の特徴は、エンジンからの排気ガスのエネルギーを利用して、前記エンジンに供給される空気を過給する過給機において、第1の特徴からなるインペラを備えたことを要旨とする。
【0014】
第2の特徴によれば、第1の特徴による作用と同様の作用を奏する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、前記接触フィンと前記ハウジングのシュラウドとの接触時における衝撃を緩和しつつ、前記ブレードの外縁と前記ハウジングのシュラウドとのクリアランスを極力小さくできるため、前記過給機の正常な動作を十分に確保した上で、前記ブレードの正圧面側から負圧面側に相対的に流れる所謂クリアランスフローを抑えて、前記インペラの性能(前記過給機の性能)の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図4における矢視部Iの拡大図である。
【図2】図1におけるII-II線に沿った拡大断面図である。
【図3】タービンインペラの別態様を示す図であって、図4における矢視部Iの拡大図に相当する図である。
【図4】図5における矢視部IVの拡大図である。
【図5】本発明の実施形態に係る車両用過給機の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の実施形態に係る車両用過給機ついて図1から図5を参照して説明する。なお、図面中、「L」は、左方向を指し、「R」は、右方向を指してある。
【0018】
図4及び図5に示すように、本発明の実施形態に係る車両用過給機1は、エンジン(図示省略)からの排気ガスのエネルギーを利用して、エンジンに供給される空気を過給(圧縮)するものである。そして、車両用過給機1の具体的な構成等は、以下のようになる。
【0019】
車両用過給機1は、ベアリングハウジング3を備えており、このベアリングハウジング3内には、ラジアルベアリング5及び一対のスラストベアリング7が設けられてあって、複数のベアリング5,7には、左右方向へ延びたロータ軸(タービン軸)9が回転可能に設けられており、換言すれば、ベアリングハウジング3には、ロータ軸9が複数のベアリング5,7を介して回転可能に設けられている。
【0020】
ベアリングハウジング3の右側には、コンプレッサハウジング11が設けられており、このコンプレッサハウジング11内には、遠心力を利用して空気を圧縮するコンプレッサインペラ13が回転可能に設けられている。そして、コンプレッサインペラ13の具体的な構成要素について説明すると、コンプレッサハウジング11内には、コンプレッサホイール15が設けられており、コンプレッサホイール15は、ロータ軸9の右端部に一体的に連結してあって、コンプレッサインペラ13の軸心(換言すれば、ロータ軸9の軸心)C周りに回転可能である。また、コンプレッサホイール15の外周面は、コンプレッサインペラ13(コンプレッサホイール15)の軸方向から径方向外側に向かって延びている。更に、コンプレッサホイール15の外周面には、複数枚のコンプレッサブレード17が周方向に間隔を置いて一体形成されており、各コンプレッサブレード17の外縁は、コンプレッサハウジング11のシュラウド(内壁面)に沿うように延びている。
【0021】
コンプレッサハウジング11におけるコンプレッサインペラ13の入口側(空気の流れ方向から見てコンプレッサインペラ13の上流側)には、空気を取入れる空気取入口19が形成されており、この空気取入口19は、接続管(図示省略)を介してエアクリーナー(図示省略)に接続可能である。また、ベアリングハウジング3とコンプレッサハウジング11の間におけるコンプレッサインペラ13の出口側(空気の流れ方向から見てコンプレッサインペラ13の下流側)には、圧縮された空気を昇圧する環状のディフューザ流路21が形成されており、このディフューザ流路21は、空気取入口19に連通してある。更に、コンプレッサハウジング11の内部には、コンプレッサスクロール流路23がコンプレッサインペラ13を囲むように形成されており、このコンプレッサスクロール流路23は、ディフューザ流路21に連通してある。そして、コンプレッサハウジング11の適宜位置には、圧縮された空気を排出する空気排出口(図示省略)が形成されており、この空気排出口は、コンプレッサスクロール流路23に連通してあって、エンジンの給気マニホールド(図示省略)に接続可能である。
【0022】
ベアリングハウジング3の左側には、タービンハウジング25が設けられており、このタービンハウジング25内には、排気ガスの圧力エネルギーを利用して回転力(回転トルク)を発生させるタービンインペラ27が回転可能に設けられている。なお、タービンインペラ27の具体的な構成要素については、後述する。
【0023】
タービンハウジング25内には、可変ノズルユニット29がタービンインペラ27を囲むように設けられている。そして、可変ノズルユニット29の具体的な構成要素について説明すると、タービンハウジング25内におけるタービンインペラ27の径方向外側には、ノズルリング31が取付リング33を介して設けられており、このノズルリング31には、シュラウドリング35が複数(1つのみ図示)の連結ピン37を介して一体的かつ左右に離隔して設けられてあって、ノズルリング31及びシュラウドリング35は、タービンハウジング25の一部に相当するのとして捉えることができる。また、ノズルリング31とシュラウドリング35の間には、複数枚の可変ノズル39が周方向に間隔を置いて設けられており、各可変ノズル39は、タービンインペラ27の軸心Cに平行な軸心周りに回動可能(揺動可能)であって、複数枚の可変ノズル39のノズル軸41は、特許文献1に示すように、同期機構43によって連動連結してある。
【0024】
なお、ベアリングハウジング3の左側下部には、伝動軸45が回動可能に設けられており、この伝動軸45の右端部は、複数枚の可変ノズル39を同期して回動させるシリンダ等のアクチュエータ(図示省略)に接続レバー47を介して接続(連動連結)してあって、伝動軸45の左端部は、同期機構43に接続してある。
【0025】
タービンハウジング25の適宜位置には、排気ガスを取入れるガス取入口(図示省略)が形成されており、このガス取入口は、エンジンの排気マニホールド(図示省略)に接続可能である。また、タービンハウジング25の内部には、タービンスクロール流路49がタービンインペラ27を囲むように形成されており、このタービンスクロール流路49は、ガス取入口に連通してあって、排気ガスを取入可能である。更に、タービンハウジング25におけるタービンインペラ27の出口側(排気ガスの流れ方向から見てタービンインペラ27の下流側)には、排気ガスを排出するガス排出口51が形成されており、このガス排出口51は、タービンスクロール流路49に連通してあって、接続管(図示省略)を介して排気ガス浄化装置(図示省略)に接続可能である。
【0026】
続いて、本発明の実施形態の要部であるタービンインペラ27の具体的な構成について説明する。
【0027】
図1及び図2に示すように、タービンインペラ27は、金属粉末射出成形法(MIM工法)によって成形された成形体を焼結してなるものである。具体的には、タービンインペラ27は、射出成形金型(図示省略)内に金属粉末とバインダとの混合物を射出することによって成形体を成形する射出工程、成形体に含まれるバインダを脱脂する脱脂工程、脱脂後の成形体を焼成して焼結させる焼結工程を経ることによって製造されるものである。
【0028】
タービンインペラ27は、タービンハウジング25内に設けられたタービンホイール53を備えており、このタービンホイール53は、ロータ軸9の左端部に一体的に連結してあって、タービンインペラ27の軸心(換言すれば、ロータ軸9の軸心)C周りに回転可能である。また、タービンホイール53の外周面は、タービンインペラ27(タービンホイール53)の軸方向から径方向外側に向かって延びている。
【0029】
タービンホイール53の外周面には、複数枚のタービンブレード55が周方向に間隔を置いて一体形成されており、各タービンブレード55の外縁は、タービンハウジング25の一部に相当するシュラウドリング35のシュラウド(内壁面)に沿うように延びている。そして、各タービンブレード55の外縁の全部には、シュラウドリング35のシュラウド(タービンハウジング25のシュラウド)との接触を許容する接触フィン57が一体形成されている。また、各接触フィン57は、タービンホイール53の回転方向(換言すれば、タービンインペラ27の回転方向)Dの反対側に片寄るようになっており、各接触フィン57におけるタービンホイール53の回転方向D側の面は、アール形状を呈している。なお、各タービンブレード55の外縁の全部に接触フィン57が一体形成される代わりに、図3に示すように、各タービンブレード55の外縁の出口側部分に接触フィン57が一体形成されるようにしても構わない。
【0030】
続いて、本発明の実施形態に係る車両用過給機1の作用及び効果について説明する。
【0031】
ガス取入口からタービンスクロール流路49に取入れた排気ガスをタービンインペラ27の入口側から出口側(排気ガスの流れ方向から見てタービンインペラ27の上流側から下流側)へ流通させることにより、排気ガスの圧力エネルギーを利用して回転力(回転トルク)を発生させて、ロータ軸9及びコンプレッサインペラ13をタービンインペラ27と一体的に回転させることができる。これにより、空気取入口19から取入れた空気を圧縮して、ディフューザ流路21及びコンプレッサスクロール流路23を経由して空気排出口から排出することができ、エンジンに供給される空気を過給することができる。
【0032】
ここで、排気ガスの流量が少ない場合(換言すれば、エンジン回転数が低速域にある場合)には、アクチュエータによって複数枚の可変ノズル39を絞る方向へ同期して回動させることにより、タービンインペラ27側へ供給される排気ガスの流速を高くして、タービンインペラ27の仕事量を十分に確保する。一方、排気ガスの流量が多い場合(換言すれば、エンジン回転数が高速域にある場合)には、アクチュエータによって複数枚の可変ノズル39を開く方向へ同期して回動させることにより、可変ノズル39のスロート面積を大きくして、タービンインペラ27側へ多くの排気ガスを供給する。これにより、排気ガスの流量の多少に関係なく、タービンインペラ27によって回転力を十分かつ安定的に発生させることができる(車両用過給機1による通常の作用)。
【0033】
前述の車両用過給機1による通常の作用を奏する他に、タービンインペラ27が金属粉末成形法によって成形された成形体を焼結してなるものであって、各タービンブレード55の外縁の全部又は出口側部分に接触フィン57が一体形成されているため、換言すれば、精密鋳造に比べて薄肉部の作製(形成)に優れた金属粉末成形法によって各タービンブレード55の外縁の全部又は出口側部分に接触フィン57が一体形成されているため、各接触フィン57をシュラウドリング35のシュラウドとの接触によって簡単に欠ける程度の薄さに設定することができる。これにより、接触フィン57とシュラウドリング35のシュラウドとの接触時における衝撃を緩和しつつ、タービンブレード55の外縁とシュラウドリング35のシュラウドとのクリアランスを極力小さくすることができる。
【0034】
また、各接触フィン57がタービンホイール53の回転方向Dの反対側に片寄るようになってあって、各接触フィン57におけるタービンホイール53の回転方向D側の面がアール形状を呈しているため、各接触フィン57がシュラウドリング35のシュラウドに接触しても、各接触フィン57の一部分が欠けるだけで、各接触フィン57の大部分が残ることになる(車両用過給機1による特有の作用(タービンインペラ27による特有の作用))。
【0035】
従って、本発明の実施形態に、接触フィン57とシュラウドリング35のシュラウドとの接触時における衝撃を緩和しつつ、タービンブレード55の外縁とシュラウドリング35のシュラウドとのクリアランスを極力小さくできるため、車両用過給機1の正常な動作を十分に確保した上で、タービンブレード55の正圧面側から負圧面側に相対的に流れる所謂クリアランスフローを抑えて、タービンインペラ27の性能(車両用過給機1の性能)の向上を図ることができる。特に、各接触フィン57がシュラウドリング35のシュラウドに接触しても、各接触フィン57の一部分が欠けるだけで、各接触フィン57の大部分が残ることになるため、クリアランスフローを安定的に抑えて、タービンインペラ27の性能の向上をより一層図ることができる。
【0036】
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、タービンインペラ27に適用した技術的思想をコンプレッサインペラ13に適用したり、可変ノズルユニットを備えていない過給機におけるタービンインペラ又はコンプレッサインペラに適用したりする等、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
【符号の説明】
【0037】
1 車両用過給機
3 ベアリングハウジング
9 ロータ軸
11 コンプレッサハウジング
13 コンプレッサインペラ
15 コンプレッサホイール
17 コンプレッサブレード
25 タービンハウジング
27 タービンインペラ
29 可変ノズルユニット
31 ノズルリング
33 取付リング
35 シュラウドリング
39 可変ノズル
53 タービンホイール
55 タービンブレード
57 接触フィン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
過給機に用いられるインペラにおいて、
金属粉末成形法によって成形された成形体を焼結してなるものであって、
前記過給機におけるハウジング内に回転可能に設けられ、前記過給機におけるロータ軸に一体的に連結してあって、外周面が軸方向から径方向外側に向かって延びたホイールと、
前記ホイールの外周面に周方向に間隔を置いて一体形成され、外縁が前記ハウジングのシュラウドに沿うように延びた複数枚のブレードと、を備え、
各ブレードの外縁の全部又は一部分に前記ハウジングのシュラウドとの接触を許容する接触フィンが一体形成されていることを特徴とするインペラ。
【請求項2】
各接触フィンが前記ホイールの回転方向の反対側に片寄るようになってあって、各接触フィンにおける前記ホイールの回転方向側の面がアール形状を呈していることを特徴とする請求項1に記載のインペラ。
【請求項3】
各ブレードの外縁の一部分は、各ブレードの外縁の出口側部分であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインペラ。
【請求項4】
エンジンからの排気ガスのエネルギーを利用して、前記エンジンに供給される空気を過給する過給機において、
請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載のインペラを備えたことを特徴とする過給機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−270732(P2010−270732A)
【公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−125483(P2009−125483)
【出願日】平成21年5月25日(2009.5.25)
【出願人】(000000099)株式会社IHI (5,014)
【Fターム(参考)】