説明

エアゾール型日焼け止め化粧料

【課題】金属酸化物粉体を含有するエアゾール型日焼け止め化粧料において、金属酸化物等の粉体の再分散性に優れ、目詰まりが起きにくく、更に使用時にはきしみ感がなく、快適な冷感が得られるエアゾール型日焼け止め化粧料を提供する。
【解決手段】(A)金属酸化物粉体、(B)シリコーン粉体、(C)ポリエーテル変性シリコーン、及び(D)炭素数2〜5の炭化水素及びジメチルエーテルから選ばれる1種又は2種以上の噴射剤、を含有することを特徴とするエアゾール型日焼け止め化粧料。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紫外線防御効果を有する金属酸化物等の粉体の再分散性に優れ、更に、使用時にきしみ感がなく、快適な冷感が得られるエアゾール型日焼け止め化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、エアゾール型化粧料は、肌に塗布しやすく使用性が良いため、汎用性の高い化粧料の1つである。一方、日焼け止め化粧料は、紫外線防御効果を有する酸化チタンや酸化亜鉛等の金属酸化物粉体を配合した化粧料である。これらの金属酸化物粉体をエアゾール型化粧料に応用した場合、金属酸化物粉体と噴射剤との比重差が大きいため、分散性が悪くなり、凝集やケーキングが発生し、その結果、紫外線防御効果が低減したり、あるいは目詰まりが起き噴射性が悪くなるという問題があった。
そこで、エアゾール型化粧料の分散性を改良する試みがいくつか報告されている(特許文献1〜4)。例えば、金属酸化物粉体の平均粒子径や、適当な分散剤、噴射剤や噴射圧力を検討することで、分散性や目詰まりの改善が行われてきたが、それに伴い快適な使用感が薄れる傾向にあり、更なる改善が望まれていた。
また、紫外線防御効果を有する金属酸化物粉体は、肌に塗布した時に、きしみ感を与えるものが多く使用性が悪いという問題があり、更なる改善が望まれていた。
【0003】
【特許文献1】特開昭64-56607号公報
【特許文献2】特開平1-93518号公報
【特許文献3】特開平3-2295号公報
【特許文献4】特開2004-224706号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明の課題は、エアゾール型日焼け止め化粧料において、金属酸化物等の粉体の再分散性を向上させ、更に、使用時にはきしみ感がなく、快適な冷感が得られるエアゾール型日焼け止め化粧料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、上記目的を達成するために検討した結果、(A)金属酸化物粉体と(B)シリコーン粉体と(C)ポリエーテル変性シリコーンと(D)炭素数2〜5の炭化水素及びジメチルエーテルから選ばれる噴射剤とを含有すれば、再分散性が向上し目詰まりが起きにくくなり、使用時にはきしみ感がなく、快適な冷感が得られるエアゾール型日焼け止め化粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。
【発明の効果】
【0006】
本発明のエアゾール型日焼け止め化粧料は、金属酸化物等の粉体の再分散性に優れるため目詰まりが起きにくく、その結果、十分な紫外線防御効果を発揮することができる。使用時には、エアゾール内の化粧料の再分散性が高いことから使いやすく、更に、きしみ感がなく、なめらかで、べたつきがない優れた使用感とともに、快適な冷感が得られるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を詳述する。
【0008】
本発明に用いられる(A)金属酸化物粉体は、紫外線防御効果に優れた粉体が好ましく
、例えば、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等が挙げられ、これらを1種又は2種以上組み合わせて用いることができる。市販品としては、例えば、酸化亜鉛としては、FINEX−25、FINEX−50、FINEX−75(以上、堺化学社製)、MZ500シリーズ、MZ700シリーズ(以上、テイカ社製)、ZnO−350、ZnO−510(以上、住友大阪セメント社製)等が挙げられる。微粒子酸化チタンとしては、TTO−55シリーズ、TTO−51シリーズ(以上、石原産業社製)、JRシリーズ、JAシリーズ、MTシリーズ(以上、テイカ社製)等が挙げられる。また、微粒子酸化セリウムとしては、高純度酸化セリウム(ニッキ社あるいはセイミケミカル社製)等が挙げられる。
【0009】
また、これら金属酸化物粉体は、公知の表面処理方法、例えば、シリカ処理、アルミナ処理、水酸化アルミニウム処理、フッ素化合物処理(パーフルオロアルキルリン酸エステル処理、パーフルオロアルキルシラン処理、パーフルオロポリエーテル処理、フルオロシリコーン処理、フッ素化シリコーン樹脂処理が好ましい)、シリコーン処理(メチルハイドロジェンポリシロキサン処理、ジメチルポリシロキサン処理、気相法テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン処理が好ましい)、シリコーン樹脂処理(トリメチルシロキシケイ酸処理が好ましい)、ペンダント処理(気相法シリコーン処理後にアルキル鎖等を付加する方法)、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、シラン処理(アルキルシランやアルキルシラザン処理が好ましい)、油剤処理、N−アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理(ステアリン酸塩やミリスチン酸塩が好ましい)、アクリル樹脂処理、金属酸化物処理等の方法で表面処理していてもよい。
これらの中でも、前記した(A)の金属酸化物粉体(酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム)をアルキルシラン化合物を用いてシラン処理したものが好ましく、更に、オクチルシランで処理したものは、再分散性に優れるため、特に好ましい。
【0010】
本発明において、(A)金属酸化物粉体の好ましい配合量は、化粧料の総量を基準として0.1〜10.0質量%(以下、単に%と略す)であり、さらに好ましくは、0.5〜5.0%である。この範囲内であれば、優れた日焼け止め効果及び再分散性が得られる。
【0011】
本発明に用いられる(B)シリコーン粉体は、具体的にはメチルポリシロキサン網状重合体及び架橋型メチルポリシロキサンが挙げられ、これらを1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
メチルポリシロキサン網状重合体とは、メチルトリメトキシシロキサンをアルカリ水溶液中で乳化重合させた固形物であり、例えば、GE東芝シリコーン社製のトスパールシリーズ(トスパール145A等)等が挙げられる。架橋型メチルポリシロキサンは、ジメトキシジメチルシロキサンに少量のメチルトリメトキシシロキサンを加えて重合したものであり、内部にメチルトリメトキシシロキサンによる架橋構造を有するものである。このものは、前記したメチルポリシロキサン網状重合体と同様に乳化重合することにより製造でき、例えば、東レ・ダウコーニング社製のトレフィルシリーズ(トレフィルE506W、トレフィルE505C、トレフィルE506C、トレフィルE505W等)等が挙げられる。これらシリコーン粉体は、単独でも、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、これらシリコーン粉体を各種溶媒等に分散したものや、他の成分と事前に混合されたものを用いても何ら問題なく使用できる。これらの例としては、トレフィルE507液、BY29−119、及びBY29−122(以上、東レ・ダウコーニング社製)等が挙げられる。
【0012】
上記シリコーン粉体を用いると、使用時にきしみ感のないものに仕上げることができ、好ましい。その中でも、メチルポリシロキサン網状重合体であるトスパールシリーズを用いると、目詰まりも起こしにくくなり、特に好ましい。
【0013】
本発明において、(B)シリコーン粉体の好ましい配合量は、化粧料の総量を基準とし
て0.1〜5.0%であり、さらに好ましくは、0.5〜3.0%である。この範囲内であれば、目詰まりを起こしにくく、更に良好な使用感も得られる。
【0014】
本発明に用いられる(C)ポリエーテル変性シリコーンは下記一般式(1)及び(2)で表されるものが挙げられ、これらを1種又は2種以上組み合わせて用いることができる。
【化1】

[式中、Rは−(CH−O−(CO)−(CO)−A(但し、Aは水素原子又は炭素数1〜12のアルキル基を示し、p及びqはそれぞれ0〜50の整数を示し、且つp+q≧1である)、Rはメチル基又は−(CH−O−(CO)−(CO)−B(但し、Bは水素原子又は炭素数1〜12のアルキル基を示し、r及びsはそれぞれ0〜50の整数を示し、且つr+s≧1である)であり、mは1〜2000の整数、nは0〜1000の整数を示す。但し、nが0の場合は、Rは−(CH−O−(CO)−(CO)−B(但し、Bは水素原子又は炭素数1〜12のアルキル基を示し、r及びsはそれぞれ0〜50の整数を示し、且つr+s≧1である)である。]
【化2】

[式中、Rは水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を示し、aは0〜50の整数、bは0〜50の整数、eは5〜1000の整数、fは2〜100の整数、xは1〜6の整数を示す。但し、a=b=0ではない。]
【0015】
上記ポリエーテル変性シリコーンとしては、例えば、SH3773M、SH3775M、FZ−2222(以上、東レ・ダウコーニング社製)、KF−6017、KF−6028(以上、信越化学工業社製)、SILSOFT805、SILSOFT810、SILSOFT900、SILSOFT910(以上、モメンティブ社製)等の市販品を使用することができる。
【0016】
特に、ポリエーテル変性シリコーンの中でも、上記一般式(1)において、nが1〜1000の整数であるペンダント型ポリエーテル変性シリコーンであることが好ましい。更に、上記一般式(1)において、nが1〜1000の整数、Rがメチル基であり、HLB値が2〜6であるペンダント型ポリエーテル変性シリコーンを用いると、粉体の再分散性に優れ、特に好ましい。
【0017】
前記ポリエーテル変性シリコーンのHLB値は、Soap&Chemical Spe
cialities,No.6,p50〜51(1955)又は化学工業日報5631号に記載されたポリエーテル変性ポリシロキサンのHLB値測定方法を用いて測定することができる。すなわち、ポリエーテル変性ポリシロキサン化合物0.5gを98%エチルアルコール5mLに溶解し、25℃の定温に保ちながら2%フェノール水溶液で滴定する際、液が混濁を呈するのに必要な2%フェノール水溶液の量(mL)を曇数Aとする。この曇数Aに対して、以下の式からHLB値を求めることができる。
HLB値=0.89×曇数A+1.11
【0018】
本発明において、(C)ポリエーテル変性シリコーンの好ましい配合量は、化粧料の総量を基準として0.01〜2.0%であり、さらに好ましくは0.1〜1.0%である。この範囲内であれば、良好な再分散性が得られる。
【0019】
本発明で用いられる(D)の噴射剤としては、炭素数2〜5の炭化水素及びジメチルエーテルから選ばれる1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。炭素数2〜5の炭化水素としては、例えば、エタン、プロパン、n−ブタン、イソブタン、n−ペンタン、イソペンタン、ネオペンタン等が挙げられる。これらの中でも、イソペンタンとジメチルエーテルを含有すると快適な冷感を伴う優れた使用感が得られやすく、特に好ましい。
また、本発明の噴射剤において、炭素数2〜5の炭化水素(D−1)とジメチルエーテル(D−2)の配合比を、(D−1)/(D−2)=70/30〜90/10の範囲に調整すると、粉体の分散性に優れ好ましい。
【0020】
本発明において、(D)噴射剤の好ましい配合量は、化粧料の総量を基準として40〜95%であり、さらに好ましくは60〜80%である。この範囲内であれば、良好な再分散性が得られる。
【0021】
本発明のエアゾール型日焼け止め化粧料には、上記成分に加え必要に応じて油性成分、保湿剤、本発明の(A)〜(C)の成分以外の界面活性剤や粉体成分、香料、紫外線吸収剤、防腐剤、植物エキス等を配合することができる。
【0022】
本発明の日焼け止め化粧料とは、紫外線防御機能を付与した化粧料であり、例えば、サンスクリーン剤、ファンデーション、化粧下地等の剤型が挙げられる。
【実施例】
【0023】
次に実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0024】
実施例1〜7、比較例1〜4
表1に示した処方に従い、日焼け止め化粧料を常法により調製した。これらを用いて、下記に示した(1)目詰まり試験、(2)再分散性試験、(3)使用感(きしみ感)試験を実施した。結果は表1に併せて示した。
【0025】
(1)目詰まり試験
表1の処方に従い、常法により80gに調製したエアゾール型日焼け止め化粧料を耐圧アルミ製エアゾール容器(仕様;ステム0.51mm径2穴、ハウジング:1.58×0.76mm径、ボタン:0.64mm径)に充填し、25℃において10秒間隔で噴射し最後まで使用した時の噴霧状態について、次の評価基準で評価した。
(評価基準)
○:最後まで均一な噴霧量にて使用できた
△:噴霧量が不均一で、途中まで使用できた
×:目詰まりを起こし、噴射不可能のため全く使用できなかった
【0026】
(2)再分散性試験方法
表1の処方に従い、常法により調製したエアゾール型日焼け止め化粧料を耐圧ガラス製容器に充填し、25℃の恒温槽内に静置した。3週間後、容器を振盪して、沈降した金属酸化物粉体の再分散性について、次の評価基準で評価した。
(評価基準)
○:容易に再分散する(1〜3回の振盪)
△:再分散する(4〜6回の振盪)
×:再分散が困難(7回以上の振盪)
【0027】
(3)使用感(きしみ感、冷感)試験
上記(1)の目詰まり試験と同様の方法にて製造したエアゾール型日焼け止め化粧料を、女性パネラー10名に使用してもらい、きしみ感及び冷感についての使用特性を次の評価基準に従って評価してもらい、その平均点を求めた。
(きしみ感の評価基準)
2:きしみ感が無く、良好な使用感であった
1:ややきしみ感が感じられた
0:きしみ感が感じられ、使用感が悪かった
(冷感の評価基準)
2:快適な冷感が得られた
1:やや快適な冷感が得られた
0:冷感が得られなかった、又は冷感が強すぎであった
【0028】
【表1】

【0029】
表1の結果から、本発明の実施例1〜7のエアゾール型日焼け止め化粧料は、比較例1〜4と比べて、金属酸化物粉体の再分散性に優れており、目詰まりすることなく使用でき、更に使用性試験では、快適な冷感が得られるとともに、きしみ感がなく良好な使用感であったと感じるパネラーが多く、非常に優れたものであることは明らかです。
【0030】
次に、以下の処方に従い、常法にてエアゾール型日焼け止め化粧料を調製し、各種試験を行ったところ、いずれも再分散性に優れ、目詰まりすることなく使用でき、更にきしみ感のない良好な使用感とともに快適な冷感が得られるものであった。
実施例8
----------------------------------------------------------------
原料成分 配合量(%)
----------------------------------------------------------------
A オクチルシラン処理酸化チタン(注1) 2.5
B メチルポリシロキサン網状重合体(注4) 1.0
B 架橋型メチルポリシロキサン(注5) 0.5
C ペンダント型ポリエーテル変性シリコーン(注7) 0.8
D イソペンタン 60.0
D LPG(0.15MPa) 10.0
D ジメチルエーテル 5.0
パラメトキシケイ皮酸2エチルヘキシル 2.0
1,3−ブチレングリコール 0.5
メチルフェニルポリシロキサン 0.2
デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0
エタノール 3.0
メントール 0.05
フェノキシエタノール 0.1
香料 0.05
精製水 残部
----------------------------------------------------------------
【0031】
尚、実施例8に用いた香料は下記香料処方のものを用いた。
【表2】

【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明のエアゾール型日焼け止め化粧料は、紫外線防御効果を有する金属酸化物等の粉体の再分散性及に優れるため、目詰まりが起きにくく、また使用時には、きしみ感のない優れた使用感とともに快適な冷感が得られる。従って、本発明により、安全で使いやすく、更に、紫外線防御効果にも優れ、使用時には、きしみ感が無く、なめらかで、べたつきのない優れた日焼け止め化粧料を提供できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)金属酸化物粉体、(B)シリコーン粉体、(C)ポリエーテル変性シリコーン、及び(D)炭素数2〜5の炭化水素及びジメチルエーテルから選ばれる1種又は2種以上の噴射剤、を含有することを特徴とするエアゾール型日焼け止め化粧料。
【請求項2】
(B)のシリコーン粉体が、メチルポリシロキサン網状重合体であることを特徴とする請求項1に記載のエアゾール型日焼け止め化粧料。
【請求項3】
(C)のポリエーテル変性シリコーンが、下記一般式(1)及び/又は一般式(2)で表されるポリエーテル変性シリコーンであることを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載のエアゾール型日焼け止め化粧料。
【化1】

[式中、Rは−(CH−O−(CO)−(CO)−A(但し、Aは水素原子又は炭素数1〜12のアルキル基を示し、p及びqはそれぞれ0〜50の整数を示し、且つp+q≧1である)、Rはメチル基又は−(CH−O−(CO)−(CO)−B(但し、Bは水素原子又は炭素数1〜12のアルキル基を示し、r及びsはそれぞれ0〜50の整数を示し、且つr+s≧1である)であり、mは1〜2000の整数、nは0〜1000の整数を示す。但し、nが0の場合は、Rは−(CH−O−(CO)−(CO)−B(但し、Bは水素原子又は炭素数1〜12のアルキル基を示し、r及びsはそれぞれ0〜50の整数を示し、且つr+s≧1である)である。]
【化2】

[式中、Rは水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を示し、aは0〜50の整数、bは0〜50の整数、eは5〜1000の整数、fは2〜100の整数、xは1〜6の整数を示す。但し、a=b=0ではない。]
【請求項4】
(C)のポリエーテル変性シリコーンが、上記一般式(1)においてnが1〜1000であるペンダント型ポリエーテル変性シリコーンであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のエアゾール型日焼け止め化粧料。
【請求項5】
(D)の噴射剤が、イソペンタンとジメチルエーテルを含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のエアゾール型日焼け止め化粧料。

【公開番号】特開2010−120871(P2010−120871A)
【公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−294963(P2008−294963)
【出願日】平成20年11月18日(2008.11.18)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【Fターム(参考)】