説明

エンドシール装置及び同エンドシール装置を備えた自動包装機

【課題】両方のシール面におけるシール圧の調整が容易に行えるエンドシール装置及び同エンドシール装置を備えた自動包装機を提供する。
【解決手段】上側のシーラー取付台103のシーラー101を、包装フィルムFの搬送方向前後に分割して前シーラー分割部101aと後シーラー分割部101bとで構成し、これらを隙間を設けて配置するとともに別々のエアシリンダー134、135に連繋する。そして、各エアシリンダー134、135のエア圧をそれぞれ調整することにより、前後シーラー分割部101a、101bのシール圧を個別に調整する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、筒状に製袋した帯状の包装フィルムをフィルム幅方向にヒートシールするエンドシール装置と同エンドシール装置を備えた自動包装機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のエンドシール装置は、包装フィルムを挟んで上下に対向配置されている一対のシーラーを備え、これらのシーラーは上下一対のシーラー取付台にそれぞれ固定され、シール面を対向させた状態を維持しつつ公転しながらヒートシールを行う。シール時には上下シーラーのシール面で包装フィルムを挟んで熱溶着するとともに、一方のシーラーに配設されたカッターを繰り出して切断することで、フィルム搬送方向における両端がヒートシールされたピロー包装体が形成される(第1従来例)。なお、上下シーラーのシール面はフィルム搬送方向において前後に分割されており、前側のシール面が前方の包装体の後側エンドシールを行うとともに、後側のシール面が後方の包装体の前側エンドシールを行い、両エンドシールの間をカッターによって切断される。
【0003】
また、上下一方のシーラーが包装フィルムの進行方向において前後に二分割され、分割されたシーラー分割部の一方がシーラー取付台に固定されるとともに、他方のシーラー分割部がシーラー取付台に昇降可能に取り付けられているエンドシール装置が公知である(例えば、特許文献1参照)。このエンドシール装置によれば、昇降可能なシーラー分割部を上昇させるか否かにより、包装体を完全密封とするか又は片側開放とするかを適宜選択し形成することができる(第2従来例)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第2600077号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記のエンドシール装置では、前後シール面のシール圧調整に手間を要する場合がある。即ち、通常シーラーとシーラー取付台との間にはフィルム搬送方向の前後に二枚の断熱板が配置されており、これらの断熱板の厚みが異なると、第1従来例のエンドシール装置においては、シーラーが傾いて前後のシール面のシール圧を適正な圧力に調整することができず、厚みを揃えるための部品交換や機械加工等の手間が必要になる。一方、第2従来例のエンドシール装置においては、一方のシーラー分割部はシーラー取付台に固定され、また他方のシーラー分割部の上限が決められているため、第1従来例のエンドシール装置同様、厚みを揃えるための手間が必要になる。
【0006】
本発明は上記課題を解決するため、シール圧の調整が容易に行えるエンドシール装置及び同エンドシール装置を備えた自動包装機の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために請求項1の発明は、筒状に製袋した包装フィルムを一対のシーラーで挟んでフィルム幅方向にヒートシールを行うエンドシール装置において、各前記シーラーは一対のシーラー取付台にそれぞれ取り付けられており、前記包装フィルムの搬送方向前後に隙間を設けて配置された前シーラー分割部と後シーラー分割部とを備え、一方の前記シーラーには前記前シーラー分割部と後シーラー分割部との間に切断用のカッターが出入り可能に配設されており、また少なくとも一方の前記シーラーは前記前シーラー分割部と後シーラー分割部とが別体で設けられ、これらが別々のアクチュエーターに連繋され他方の前記シーラーと対向する方向において変位可能に前記シーラー取付台に取り付けられていることを特徴としている。なお、アクチュエーターとしてはボールねじやエアシリンダー、ラックピニオン、エアバック等を用いることができ、手動及び自動のいずれでも良い。
【0008】
上記の請求項1に係る発明は、水平方向に搬送される前記包装フィルムを上下方向から挟んでヒートシールすることも、鉛直方向に搬送される前記フィルムに対して側方から挟んでヒートシールすることも可能である。また、変位可能な前シーラー分割部及び後シーラー分割部のうちの一方を、他方の前記シーラーと噛合しない位置まで後退させると、エンドシールの一方が開放された片側開放の包装体を得ることができる。
【0009】
請求項2の発明は、前記アクチュエーターが流体圧シリンダーであることを特徴としている。
【0010】
請求項3の発明は、前記流体圧シリンダーがエアシリンダーであることを特徴としている。
【0011】
請求項4の発明は、前記前シーラー分割部は、前記後シーラー分割部どうしの噛み合い後、前記カッターが繰り出されて前記包装フィルムを切断し、エア抜き手段により前方の包装体が押圧された後に噛み合うことを特徴としている。
【0012】
請求項5の発明は、上記請求項1〜4のいずれかに記載のエンドシール装置を備えることを特徴としている
【発明の効果】
【0013】
本発明に係るエンドシール装置及び自動包装機は、前後シーラー分割部をそれぞれ独立して制御することができるため、シール圧の調整作業が効率良く行えるだけでなく、多少の製作誤差にも対応することができ、利便性に優れた自動包装機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の自動包装機を示す概略図。
【図2】本発明のエンドシール装置を示す斜視図。
【図3】シーラー近傍の側方視部分拡大図。
【図4】噛み合い状態を示すシーラー近傍の側方視部分拡大図。
【図5】前後シーラー分割部をシーラー取付台側に変位させた状態を示すシーラー近傍の側方視部分拡大図。
【図6】前シーラー分割部をシーラー取付台側に変位させた状態を示すシーラー近傍の側方視部分拡大図。
【図7】別の実施形態を示すシーラー近傍の側方視部分拡大図。
【図8】エンドシール時のシーラーの動作を経時的に示す説明図であって、(a)後シーラー分割部によるシール、(b)カッターによる切断とエア抜き、(c)前シーラー分割部によるシール。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明のエンドシール装置及び同エンドシール装置を具備する自動包装機に係る実施形態について説明する。第1図は横ピロー型の自動包装機の概略図であり、第2図はエンドシール装置の概略斜視図、第3〜7図はシーラー部分を側方から見た部分拡大図、第8図は本発明に係るエンドシール装置によるエンドシールを経時的に示す説明図である。
【0016】
図1に示すように自動包装機1は、包装フィルムFの原反ロール2がセットされているサプライ部3と、サプライ部3から繰り出された包装フィルムFの両側縁部を重ね合わせて筒状にする製袋器4と、製袋器4の下流側において包装フィルムFの重合部をヒートシールするセンターシール部5と、センターシール部5の下流側において筒状に製袋された包装フィルムFに対しフィルム幅方向にヒートシールするとともにカットを行うエンドシール装置100とを備えている。
【0017】
この自動包装機1の上流側にはフィンガーコンベア6が配置されており、製袋器4を通過して筒状に製袋された包装フィルムF内に、包装する物品Aが所定ピッチで供給され、続くセンターシール部5において重合部がヒートシールされたのち、エンドシール装置1においてフィルム幅方向にヒートシールとカットとが行われて物品を内包したピロー包装体7が形成される。なお、符号8、9はベルトコンベアを示し、符号10は押えベルトを示している。
【0018】
自動包装機1のエンドシール装置100は、図2に示すように、上下一対のシーラー101、102を備え、各シーラー101、102は上下に配置された一対のシーラー取付台103、104に各々取り付けられている。
【0019】
各シーラー取付台103、104はフィルム幅方向(図中X矢印の方向)に長さを有し、その長手方向両端が回転軸105、106によって回転自在に支持されている。これらの回転軸105、106は、シーラー取付台103、104の両側方に両側一対で設けられた回転板107、108により支持されている。
【0020】
回転板107、108はX矢印方向において平行に配置された一対のカム板109、110の内側面に両側一対で、且つ上下各シーラー取付台用として上下に二組配置されており、各回転板107、108はカム板109、110を貫通して設けられている駆動軸111、112の一端部に固定するかたちで取り付けられている。また、各回転板107、108には中心部から半径方向外方に向かって切り込み113、114が形成され、この切り込み内を半径方向に摺動自在な軸受部115、116が設けられ、同軸受部115、116に回転軸105、106が先端部を貫通させた状態で支持されている。なお、回転軸105、106の先端部には図示しないカムフォロアが外嵌されており、同カムフォロアはカム板109、110の内側面に形成された横長長円形のカム溝(図示せず)の内側に沿って摺動するように設けられている。
【0021】
一方、各駆動軸111、112の他端部には同じ歯数の従動ギヤ117、118が固定されており、上下に位置する駆動軸111、112の従動ギヤ117、118どうしが噛み合みようになっている。また、両方のカム板109、110の下端部を貫通するように設けられた入力軸119の両端部に駆動ギヤ120が固定されるとともに入力軸119の一端部には入力ギヤ121が固定され、各駆動ギヤ120が左右の下側の従動ギヤ118とそれぞれ噛み合うようになっている。
【0022】
このエンドシール装置100は、入力ギヤ121が図示しない電動機等により駆動されると入力軸119が回転し、同時に両方の駆動ギヤ120が回転する。これらの駆動ギヤ120が回転すると、それぞれと噛み合っている両方の下側の従動ギヤ118に動力が伝達されて回転し、それに追随して上側の従動ギヤ117も回転する。これにより、回転板107、108が回転し、上下のシーラー取付台103、104がそれぞれ駆動軸111、112を中心に公転運動を行う。上下のシーラー取付台111、112は、縦向きに設けられた図示しないガイドバーにより連結され、さらにガイドバーに対しては摺動可能になっているため、シーラー101、102を対向させた状態を維持しながら公転する。また、ヒートシールを行う区間ではフィルム搬送方向に直線運動し、上下のシーラー101、102で包装フィルムFを挟持する時間、つまりヒートシールの時間をある程度長くとれるようになっている。なお、回転板107、108の軸受部115、116は回転軸111、112のカムフォロアがカム板109、110のガイド溝に沿って移動するため、半径方向に位置を変えながら回転板107、108と共に回転する。
【0023】
続いて、エンドシール装置100のシーラーについて第3〜8図を参照しつつ説明する。各シーラー取付台103、104のシーラー101、102はフィルムの進行方向(Y矢印方向)において前後に二分割されており、これらの前シーラー分割部と後シーラー分割部との間には一定の間隔で隙間が設けられている。下側のシーラー取付台104に取り付けられている前後シーラー分割部102a、102bはそれぞれ、別々のホルダー140a、140bに断熱板133a、133bを介在させた状態で固定され、各ホルダー140a、140bがスプリング141a、141bを介在させてシーラー取付台104に連結されている。
【0024】
上側のシーラー取付台103の前後シーラー分割部101a、101bもまた別体として設けられそれぞれ独立した構成になっている。そして、前後シーラー分割部101a、101bの隙間には切断用カッター132がシーラー取付台103を貫通して配設され、適宜エアシリンダー(図示せず)により繰り出して包装フィルムFの切断を行う。この上側のシーラー取付台103の前後シーラー分割部101a、101bは、下側シーラー102と対向する方向に変位可能になっているため、その詳細を次に述べる。
【0025】
シーラー取付台103には上下方向に貫通する取付孔103a、103bが前後2箇所に形成されており、これらの取付孔103a、103bにそれぞれボールねじナット122、123が嵌入されている。各ボールねじナット122、123は取付孔内において図示しない軸受けにより支持され、長さ方向の軸周りに回転自在になっている。また、各ボールねじナット122、123の上端部にはギヤ124、125が外嵌されており、これらのギヤ124、125はシーラー取付台103の前後にそれぞれ配置されたモーター126、127の出力軸126a、127aに固定されている駆動ギヤ128、129により駆動される。
【0026】
各ボールねじナット122、123にはボールねじ130、131が螺合されており、その下端部が前シーラー分割部101a又は後シーラー分割部101bと連結されている。よって、ボールねじナット122、123をモーター126、127により回転させるとボールねじ122、123が昇降し、前シーラー分割部101a及び後シーラー分割部101bを下側シーラー102と対向する方向に変位させることができる。各モーター126、127は個別に制御することができるため、前シーラー分割部101aと後シーラー分割部101bとは独立して位置の調整を行うことができる。
【0027】
結果、上側シーラー101と下側シーラー102とを噛み合わせたときに、前シーラー分割部101a、102a及び後シーラー分割部101b、102bの一方、或いは両方のシール圧が適切な圧力になっていない場合、モーター126、127をそれぞれ駆動し前後シーラー分割部101a、101bを変位させることで、シール圧の調整を行うことができる。例えば、前シーラー分割部101a、102aのシール圧が不足している場合は、前シーラー分割部101aを下方に変位させてシールを行えば、第4図に示すようにスプリング141aがより圧縮された状態になるためシール圧が高くなる。逆に過剰なシール圧が負荷されている場合は、上方に変位させてスプリング141aの圧縮量を少なくすれば、シール圧を適正な圧力まで下げることができる。なお、シール圧が過剰になるとフィルムが押し潰されて切れてしまう場合があり、不足すればシール目が正常に形成されずシール不良となる。
【0028】
第4図に示すように、前シーラー分割部101a、102aと後シーラー分割部101b、102bとのシール面のレベルが異なっている場合、若干包装フィルムFが引張られた状態になるため、カッター132で確実に切断することができる。
【0029】
第5図に示すように、前シーラー分割部101a及び後シーラー分割部101bをシーラー取付台側に後退させておくことで、上下のシーラー101、102が噛み合わないように離しておくことができる。これにより、従来では製品の位置ずれを検知するとシーラーを停止させて噛み込みを防止していたところ、シーラーを停止させることなく包装フィルムFをスルーさせることができるため、急停止に伴う装置の負担を軽減することができる。
【0030】
さらに、第6図に示すように、前シーラー分割部101a又は後シーラー分割部101bのいずれか一方のみをシーラー取付台側に後退させておいてヒートシールさせないようにすれば、一方が開放されたピロー包装体を形成することができる。また、ヒートシール中に、前シーラー分割部101a又は後シーラー分割部101bの一方をシーラー取付台側に後退させてシール時間を短くすることで、包装体のエンドシールの一方にシール強度が弱くて開封し易いエンドシールを有する包装体を形成することができる。また、一方が幅狭のエンドシールになっている場合には、シール時間を短くすることによってフィルム焼けを防止することができる。
【0031】
以上のように、前シーラー分割部101a、102a及び後ろシーラー分割部101b、102bのシール圧をそれぞれ独立して調整することが可能であるため、従来であれば前後のエンドシールの幅が異なる場合にシール圧に差が出ていたところ、上記実施形態では両方のエンドシールのシール圧を適切な値にすることができる。
【0032】
上記実施形態においては、上側シーラー101の前シーラー分割部101a及び後シーラー分割部101bを変位可能としているが下側シーラー102でも良く、また上側シーラー101と同様の構成を下側シーラー102にも採用し、上下両方のシーラー101、102において前後シーラー分割部が変位できるようにしても良い。上下両シーラー101、102の前後シーラー分割部の変位を可能とした場合、製品高さが変わることによるシール高さの変更に対応することができる。また、前シーラー分割部101a、102aと後シーラー分割部101b、102bとのシール面のレベルを異ならせることで、若干包装フィルムFが引張られた状態になり、カッター132によるカット性を良くすることができる。
【0033】
また、ボールねじ以外にもエアシリンダーを用いることができる。例えば、第7図に示すように、シーラー取付台103の上面におけるフィルム搬送方向前後に、前後シーラー分割部用のエアシリンダー134、135をそれぞれ配置する。各エアシリンダー134、135のピストンロッド136、137を貫通孔138、139に貫通させ、前後シーラー分割部101a、101bにそれぞれ連結する。各エアシリンダー134、135にはレギュレーター(図示せず)をそれぞれ連繋しておく。一方、下側のシーラー102の前後シーラー分割部102a、102bは下端部で連結されて一体構造になっており、断熱板133a、133bを介在させた状態でシーラー取付台104に取り付けられている。
【0034】
この実施例の場合、各レギュレーターを調整することで前後シーラー分割部におけるシール圧を個別に調整することができる。例えば、前シーラー分割部101a、102aにおけるシール圧を後シーラー分割部101b、102bに比べて高くする必要が生じた場合、前シーラー分割部101aに連繋されているレギュレーターを調整し、エアシリンダー134のエア圧を高めることによって、前シーラー分割部101a、102aにおけるシール圧を高めることができる。
【0035】
また、第8図に示すように、前後シーラー分割部101a、101bのシールのタイミングをずらすことによって、エア抜きを効果的行うことができる。即ち、図(a)に示すように、後シーラー分割部101b、102bの噛み合い後、カッター132を繰り出して包装フィルムFを切断し、次にエア抜き手段142を下降して前方のピロー包装体7のエアを後方に排出し、それから前シーラー分割部101a、102aを噛み合わせてヒートシールを行う。こうすれば、前方のピロー包装体7のエア抜きが行われる際には、後方のピロー包装体7のヒートシールが既に完了しているので、エア抜きされた空気が後方のピロー包装体7に入り込むエアバック現象を防止することができる。なお、後シーラー101bはシール後はフィルム焼けしないように後退させておく。
【符号の説明】
【0036】
1 自動包装機
2 原反ロール
3 サプライ部
4 製袋器
5 センターシール部
6 フィンガーコンベア
7 ピロー包装体
8、9 ベルトコンベア
10 押えベルト
100 エンドシール装置
101 シーラー
101a 前シーラー分割部
101b 後シーラー分割部
102 シーラー
102a 前シーラー分割部
102b 後シーラー分割部
103、104 シーラー取付台
105、106 回転軸
107、108 回転板
109、110 カム板
111、112 駆動軸
113、114 切り込み
115、116 軸受部
117、118 従動ギヤ
119 入力軸
120 駆動ギヤ
121 入力ギヤ
122、123 ボールねじナット
124、125 ギヤ
126 モーター
126a 出力軸
127 モーター
127a 出力軸
128、129 駆動ギヤ
130、131 ボールねじ
132 カッター
133a、133b 断熱板
134、135 エアシリンダー
136、137 ピストンロッド
138、139 貫通孔
140a、140b ホルダー
141a、141b スプリング
142 エア抜き手段
A 物品
F 包装フィルム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状に製袋した包装フィルムを一対のシーラーで挟んでフィルム幅方向にヒートシールを行うエンドシール装置において、
各前記シーラーは一対のシーラー取付台にそれぞれ取り付けられており、前記包装フィルムの搬送方向前後に隙間を設けて配置された前シーラー分割部と後シーラー分割部とを備え、一方の前記シーラーには前記前シーラー分割部と後シーラー分割部との間に切断用のカッターが出入り可能に配設されており、また少なくとも一方の前記シーラーは前記前シーラー分割部と後シーラー分割部とが別体で設けられ、これらが別々のアクチュエーターに連繋され他方の前記シーラーと対向する方向において変位可能に前記シーラー取付台に取り付けられていることを特徴とするエンドシール装置。
【請求項2】
前記アクチュエーターが流体圧シリンダーであることを特徴とする請求項1記載のエンドシール装置。
【請求項3】
前記流体圧シリンダーがエアシリンダーであることを特徴とする請求項2記載のエンドシール装置。
【請求項4】
前記前シーラー分割部は、前記後シーラー分割部どうしの噛み合い後、前記カッターが繰り出されて前記包装フィルムを切断し、エア抜き手段により前方の包装体が押圧された後に噛み合うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエンドシール装置。
【請求項5】
上記請求項1〜4のいずれかに記載のエンドシール装置を備えることを特徴とする自動包装機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−246196(P2011−246196A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−133391(P2010−133391)
【出願日】平成22年5月25日(2010.5.25)
【出願人】(000206093)大森機械工業株式会社 (138)
【Fターム(参考)】