説明

カード用コネクタ

【課題】カードを傷付けずにその飛び出し事故が確実に防止できるカード用コネクタを提供すること。
【解決手段】所定の装着位置に保持されているカード20をハウジング2の奥側へプッシュ操作することにより、ばね部材6の加圧部6aに弾性付勢されるスライダ5がカード20を押し込みながら手前側(カード排出方向)へ移動するカード用コネクタ1であって、ハウジング2の本体部3に、スライダ5が手前側の所定範囲内に位置しているときに加圧部6aに当接してばね部材6の手前側への移動を規制する規制段部(規制部)3bを設け、カード20が前記装着位置から排出される途中で加圧部6aの当接する相手がスライダ5から規制段部3bに切り替わるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハウジング内にSDカード等のカードを装着可能なカード用コネクタに係り、特に、排出時のカードがハウジングから飛び出して損傷しないようにするためのカード飛び出し防止構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の従来技術として、ハウジングの金属カバー(シェル)に折り曲げ形成した舌片をカードの表面に弾接させて、排出時のカードに舌片の摺動抵抗が作用するように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
かかる従来技術において、ハウジングは、コンタクト端子群が配設された本体部と、本体部を蓋閉するように組み付けられた金属カバーとからなる。ハウジングにはカードを挿抜させるための挿入口が開設されており、挿入口の奥側の収納空間にカードを装着させることができるようになっている。ハウジング内には、カードと一体的に往復動するスライダと、このスライダを手前側(カード排出方向)へ弾性付勢するコイルばねとが組み込まれている。カードがハウジング内へ挿入されると、スライダが一体的に奥側へ移動すると共に、スライダに付設された抜け止め部材がカードと係合する。そして、カードがハウジング内へ所定量挿入されると、ハート型カム機構がスライダを拘持することによって、カードは所定の装着位置に保持された状態となる。また、装着状態のカードをハウジングの奥側へプッシュ操作すると、スライダが拘持状態から解放されてばね部材の付勢力で手前側へ移動するため、カードはスライダに押し込まれて手前側へ排出される。このとき、カードは金属カバーの舌片の摺動抵抗を受けながら排出されるので、カードに対する舌片の圧接力をある程度強く設定しておけば、ばね部材の付勢力でカードがハウジング内から勢いよく飛び出してしまうという事故を未然に防止できる。
【特許文献1】特開2001−291553号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述した従来例のカード飛び出し防止構造のように、金属片等からなる舌片をカードの表面に弾接させて排出時のカードを制動するという構成では、カードに対する舌片の圧接力が弱いとカードの飛び出し事故を確実に防止できず、逆に舌片の圧接力が強いとカードの表面に傷が付いてしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、カードを傷付けずにその飛び出し事故を確実に防止できるカード用コネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本発明は、カードを挿抜する挿入口を有して該挿入口の奥側の収納空間に前記カードが装着可能なハウジングと、このハウジング内で前記カードと一体的に往復動可能なスライダと、このスライダに当接可能な加圧部を有して該スライダを手前側へ弾性付勢するばね部材と、このばね部材の付勢力に抗して前記スライダを拘持することにより前記カードを所定の装着位置に保持可能なカム機構とを備え、前記装着位置に保持されている前記カードを前記ハウジングの奥側へプッシュ操作することにより該カードが前記スライダを介して前記ばね部材の付勢力で手前側へ排出されるカード用コネクタにおいて、前記ハウジングに前記加圧部に当接して前記ばね部材の手前側への移動を規制する規制部を設け、前記カードが前記装着位置から排出される途中で前記加圧部の当接する相手が前記スライダから前記規制部に切り替わるように構成した。
【0007】
このように構成されたカード用コネクタでは、排出途中のカードがスライダに押し込まれて所定の排出位置に到達する前に、スライダを弾性付勢するばね部材の加圧部がハウジングの規制部に当接して手前側への移動を規制されるため、この後、スライダにはばね部材の付勢力が作用せず慣性で手前側へ移動することになる。そして、慣性で移動しながらスライダは速やかに減速するため、カードも速やかに減速して所定の排出位置に到達する。したがって、カードの表面を傷付けるような強い圧接力を付与しなくても、排出時に懸念されるカードの飛び出し事故を確実に防止することができる。
【0008】
上記の構成のカード用コネクタにおいて、ハウジングが本体部と該本体部を蓋閉するように組み付けられた金属カバーとからなり、この本体部の内壁に形成された段部を前記規制部となしておけば、ハウジングの本体部の製作時に所望の規制部を容易に形成できるため好ましい。ただし、同様に機能する規制部をハウジングの金属カバーに形成することも可能である。
【0009】
また、上記の構成のカード用コネクタにおいて、ハウジングにスライダを収納空間に向けて弾性付勢する弾性片を設け、この弾性片によってスライダが排出時のカードに圧接されるようにしておけば、慣性で手前側へ移動するスライダを弾性片で制動して速やかに停止させることができるため、カードを所定の排出位置に停止させやすくなる。さらに、この弾性片によって、ばね部材に付勢されていないときに懸念されるスライダのガタを防止することもできる。
【0010】
この場合において、ハウジングが本体部と該本体部を蓋閉するように組み付けられた金属カバーとからなり、この金属カバーに形成された切り起こし片を前記弾性片となしておけば、金属カバーの製作時に所望の弾性片を容易に形成できるため好ましい。また、スライダに収納空間に向けて突出する突起部を設け、この突起部が前記弾性片の付勢力でカードに圧接されるようにしておけば、慣性で手前側へ移動するスライダをカードに確実に圧接させることができるため高い制動力を期待できる。
【発明の効果】
【0011】
本発明のカード用コネクタは、排出途中のカードがスライダに押し込まれて所定の排出位置に到達する前に、スライダを弾性付勢するばね部材の加圧部がハウジングの規制部に当接して手前側への移動を規制されるため、この後、スライダにはばね部材の付勢力が作用せず慣性で移動しながらカードを押し込むことになって、排出時のカードをスライダと共に速やかに減速させることができる。したがって、カードの表面を傷付けるような強い圧接力を付与しなくても、排出時に懸念されるカードの飛び出し事故を確実に防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
発明の実施の形態を図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係るカード用コネクタの外観を示す平面図、図2は該コネクタにカードを装着した状態を示す平面図、図3は図2に示すカードが奥側へプッシュ操作された状態を示す平面図、図4はカード排出時にコイルばねが規制段部に当接する直前の状態を示す平面図、図5は図4中の矢印A−A線に沿う要部断面図、図6は図5に示すコイルばねが規制段部に当接したときの状態を示す要部断面図、図7は図6に示すスライダが慣性で最も手前側の位置まで移動した状態を示す要部断面図、図8は図7の状態に対応する全体の平面図、図9は図8のB部拡大図である。ただし、図2〜図4および図8の平面図ではハウジング内を明示するため金属カバーの天板部を省略してある。
【0013】
図1〜図4に示すように、本実施形態例に係るカード用コネクタ1は、本体部3および金属カバー4からなりカード20が装着されるハウジング2と、カード20の排出機構としてハウジング2内に組み込まれたスライダ5およびコイルばね6と、スライダ5に形成されたハート型カム溝7に摺動ピン8を係合させてなるハート型カム機構等を備えて構成されている。
【0014】
本実施形態例で使用されるカード20は、ハウジング2の挿入口2aを介してカード用コネクタ1に挿入することにより、図2に示すようにハウジング2内の所定位置に装着させることができる。このカード20には、挿入方向の前端部一隅に切欠き部20aが形成されている。また、カード20の一側縁部20bには、スライダ5に付設された板ばね9の自由端側の係合部9aと係合可能な凹部20cが形成されている。なお、図示していないが、カード20の裏面には信号の送受信に用いられる接触部材が配設されている。
【0015】
ハウジング2は、カード20が装着される収納空間2bが設けられた本体部3と、この本体部3を蓋閉するように組み付けられた金属カバー4とからなる。本体部3には収納空間2bの奥部に位置するコンタクト端子10群が配設されており、カード20が収納空間2bに装着されると、前記接触部材がコンタクト端子10群と接触してカード20に対する信号の送受信が可能となる。また、本体部3の手前側の端部には金属カバー4の天板部4aに覆われた前記挿入口2aが形成されており、この挿入口2aの奥側の空間が収納空間2bとなっている。
【0016】
図2〜図4に示すように、本体部3の一側部3aには、カード20と一体的に往復動可能なスライダ5と、このスライダ5を手前側(カード排出方向)へ弾性付勢するコイルばね6とが組み込まれている。また、図5〜図7に示すように、本体部3の一側部3aの内底面の所定位置には規制段部3bが設けられており、この規制段部3bはコイルばね6の加圧部である前端部6aと当接可能に対向している。そして、コイルばね6が伸長してスライダ5を手前側の所定位置まで移動させた時点で、図6に示すように規制段部3bがコイルばね6の前端部6aに当接して該前端部6aの手前側への移動を規制するようになっている。したがって、この後、コイルばね6はさらなる伸長が不能となってスライダ5は慣性で手前側へ移動することになる。なお、コイルばね6の後端部は本体部3の一側部3aの奥部に固定されている。
【0017】
図1に示すように、金属カバー4の天板部4aには、収納空間2bに向けて斜めに突出してカード20の上面に軽く弾接するように設定された一対の金属片4bと、摺動ピン8をハート型カム溝7から外れないように弾性付勢している押さえ片4cとが切り起こされている。また、本体部3の一側部3aに沿って延びる金属カバー4の一側壁の前端近傍には、スライダ5が図5〜図8に示す手前側の所定範囲内に位置しているときに該スライダ5を収納空間2bに向けて弾性付勢する弾性片4d(図9参照)が切り起こされている。これにより、カード20をカード用コネクタ1から排出させる最終段階において、弾性片4dの付勢力でスライダ5の突起部5aがカード20の一側縁部20bに圧接するようになっている。
【0018】
スライダ5の奥部には、カード20の切欠き部20aと係合可能な傾斜部5bが設けられている。カード20がハウジング2内へ挿入されると傾斜部5bが切欠き部20aに押し込まれるため、スライダ5はカード20と一体的にカード挿入方向(奥側)へスライド移動し、カード20をハウジング2内から排出させるときにはコイルばね6の付勢力で傾斜部5bが切欠き部20aを押し込むため、スライダ5はカード20と一体的にカード排出方向(手前側)へスライド移動する。また、スライダ5の前端近傍には収納空間2bに向けて突出する突起部5aが設けられており、前述したように、この突起部5aは弾性片4dの付勢力でカード20の一側縁部20bに圧接する。
【0019】
スライダ5の上面にはハート型カム溝7が形成されており、スライダ5の往復動に伴って摺動ピン8の自由端側の一端部8aがハート型カム溝7に沿って相対的に摺動するようになっている。なお、摺動ピン8の他端部は本体部3の一側部3aの前端部に軸支されている。ハート型カム溝7には往路と復路の境界にロック部7a(図3参照)が形成されており、摺動ピン8の一端部8aがロック部7aに入り込むと、コイルばね6の付勢力に抗してスライダ5が摺動ピン8に拘持されるため、図2に示すように、カード20をハウジング2内の所定の装着位置に保持することができる。
【0020】
スライダ5に付設された板ばね9(図9参照)は、その係合部9aをカード20の凹部20cと係合させることによって該カード20をスライダ5に確実に連結させるためのものである。すなわち、カード20がハウジング2内へ挿入されると、板ばね9の係合部9aが凹部20cに入り込んで係合するため、所定の装着位置にカード20を動かないように保持することができる。
【0021】
このように構成されたカード用コネクタ1は、カード20がハウジング2内へ挿入されると、コイルばね6の付勢力に抗してスライダ5がカード20と一体的に奥側へ移動し、スライダ5に付設された板ばね9の係合部9aはカード20の凹部20cと係合する。そして、カード20がハウジング2内へ所定量挿入されると、摺動ピン8の一端部8aがハート型カム溝7の往路からロック部7aへ誘導されて係止され、スライダ5が拘持された状態となるため、板ばね9の係合部9aと係合しているカード20は図2に示すように所定の装着位置に保持された状態となる。
【0022】
また、装着状態のカード20を図3に示すようにハウジング2の奥側へプッシュ操作すると、摺動ピン8の一端部8aがハート型カム溝7のロック部7aから復路へ誘導されてスライダ5が拘持状態から解放されるため、コイルばね6の付勢力でスライダ5が手前側へ移動する。そのため、カード20がスライダ5の傾斜部5bに押し込まれて手前側へ排出されていき、図4と図5に示す状態から図6の状態を経て図7〜図9に示す状態に至る。
【0023】
かかるカード20の排出動作について詳しく説明すると、ハート型カム機構による拘持状態から解放されたスライダ5にはコイルばね6の前端部6aが当接しているため、この前端部6aがハウジング2の規制段部3bに当接するまで、スライダ5はコイルばね6に付勢されながら手前側へ移動していく。そして、図6に示すように、コイルばね6の前端部6aが規制段部3bに当接した時点で、前端部6aの手前側への移動が規制されてコイルばね6はさらなる伸長が不能となるため、この後、スライダ5は慣性で手前側へ移動しながらカード20を押し込むことになる。また、こうしてスライダ5が慣性で移動しているときに、金属カバー4の弾性片4dがスライダ5を弾性付勢して突起部5aをカード20の一側縁部20bに圧接させるため、カード20とスライダ5には制動力が作用する。また、カード20の上面には金属カバー4の一対の金属片4bが軽く弾接しているため、その摺動抵抗もカード20に対する制動力となる。その結果、慣性で手前側へ移動するスライダ5と該スライダ5に押し込まれるカード20は速やかに減速して、図8に示すように、スライダ5が可動範囲の最も手前側の位置へ移動して停止し、カード20が所定の排出位置に停止する。
【0024】
以上説明したように、本実施形態例に係るカード用コネクタ1は、排出途中のカード20がスライダ5に押し込まれて所定の排出位置に到達する前に、スライダ5を弾性付勢するコイルばね6の前端部(加圧部)6aがハウジング2の規制段部3bに当接して手前側への移動を規制されるため、この後、スライダ5にはコイルばね6の付勢力が作用せず慣性で手前側へ移動することになる。そして、慣性で移動しながらカード20を押し込むスライダ5は速やかに減速するため、カード20も速やかに減速して所定の排出位置に到達する。したがって、カード20の表面を傷付けるような強い圧接力を付与しなくても、排出時に懸念されるカード20の飛び出し事故を確実に防止することができる。
【0025】
また、本実施形態例では、ハウジング2の本体部3の内壁に形成した段部(規制段部3b)を、所定量伸長したコイルばね6の前端部6aが位置規制できる規制部となしているため、所望の規制部を本体部3の製作時に容易に形成することができてコストアップを抑制できる。ただし、同様に機能する規制部をハウジング2の金属カバー4に形成することも可能である。
【0026】
また、本実施形態例では、慣性で手前側へ移動するスライダ5が弾性片4dに弾性付勢されてカード20に圧接するように構成してあるため、スライダ5を弾性片4dで制動して速やかに停止させることができ、カード20を所定の排出位置に停止させやすくなっている。さらに、この弾性片4dによって、コイルばね6に付勢されていないときに懸念されるスライダ5のガタを防止することもできる。また、この弾性片4dは金属カバー4の切り起こし片なので、金属カバー4の製作時に所望の弾性片4dを容易に形成することができてコストアップの虞がない。
【0027】
しかも、本実施形態例では、弾性片4dの付勢力でスライダ5の突起部5aがカード20の一側縁部20bに圧接するように構成してあるため、慣性で手前側へ移動するスライダ5をカード20に確実に圧接させることができて高い制動力を期待できる。
【0028】
なお、本実施形態例では、一対の金属片4bがカード20の上面に軽く弾接するように構成してあるため、その摺動抵抗もカード20に対する制動力となっているが、かかる金属片4bを省略した構成にしてもよい。
【0029】
また、上記の実施形態例では、スライダ5を手前側(カード排出方向)へ弾性付勢するばね部材としてコイルばね6を用いているが、トーションばね等の他のばね部材を用いてもよく、その場合も所定位置で該ばね部材の手前側への移動が規制できる規制部をハウジングに設けておけばよい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施形態例に係るカード用コネクタの外観を示す平面図である。
【図2】該コネクタにカードを装着した状態を示す平面図である。
【図3】図2に示すカードが奥側へプッシュ操作された状態を示す平面図である。
【図4】カード排出時にコイルばねが規制段部に当接する直前の状態を示す平面図である。
【図5】図4中の矢印A−A線に沿う要部断面図である。
【図6】図5に示すコイルばねが規制段部に当接したときの状態を示す要部断面図である。
【図7】図6に示すスライダが慣性で最も手前側の位置まで移動した状態を示す要部断面図である。
【図8】図7の状態に対応する全体の平面図である。
【図9】図8のB部拡大図である。
【符号の説明】
【0031】
1 カード用コネクタ
2 ハウジング
2a 挿入口
2b 収納空間
3 本体部
3b 規制段部(規制部)
4 金属カバー
4d 弾性片
5 スライダ
5a 突起部
6 コイルばね(ばね部材)
6a 前端部(加圧部)
7 ハート型カム溝(カム機構)
8 摺動ピン(カム機構)
9 板ばね
10 コンタクト端子
20 カード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カードを挿抜する挿入口を有して該挿入口の奥側の収納空間に前記カードが装着可能なハウジングと、このハウジング内で前記カードと一体的に往復動可能なスライダと、このスライダに当接可能な加圧部を有して該スライダを手前側へ弾性付勢するばね部材と、このばね部材の付勢力に抗して前記スライダを拘持することにより前記カードを所定の装着位置に保持可能なカム機構とを備え、前記装着位置に保持されている前記カードを前記ハウジングの奥側へプッシュ操作することにより該カードが前記スライダを介して前記ばね部材の付勢力で手前側へ排出されるカード用コネクタであって、
前記ハウジングに前記加圧部に当接して前記ばね部材の手前側への移動を規制する規制部を設け、前記カードが前記装着位置から排出される途中で前記加圧部の当接する相手が前記スライダから前記規制部に切り替わるようにしたことを特徴とするカード用コネクタ。
【請求項2】
請求項1の記載において、前記ハウジングが本体部と該本体部を蓋閉するように組み付けられた金属カバーとからなり、前記本体部の内壁に形成された段部を前記規制部となしたことを特徴とするカード用コネクタ。
【請求項3】
請求項1の記載において、前記ハウジングに前記スライダを前記収納空間に向けて弾性付勢する弾性片を設け、この弾性片によって前記スライダが排出時の前記カードに圧接されるようにしたことを特徴とするカード用コネクタ。
【請求項4】
請求項3の記載において、前記ハウジングが本体部と該本体部を蓋閉するように組み付けられた金属カバーとからなり、前記金属カバーに形成された切り起こし片を前記弾性片となしたことを特徴とするカード用コネクタ。
【請求項5】
請求項3または4の記載において、前記スライダに前記収納空間に向けて突出する突起部を設け、この突起部が前記弾性片の付勢力で前記カードに圧接されるようにしたことを特徴とするカード用コネクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−283258(P2009−283258A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−133470(P2008−133470)
【出願日】平成20年5月21日(2008.5.21)
【出願人】(000010098)アルプス電気株式会社 (4,263)
【Fターム(参考)】