説明

ガスセンサ

【課題】ガス検出部への水分の浸入を防止することができるガスセンサを提供すること。
【解決手段】ガス検出部(14)を覆う疎水性の第1の膜(16)と、前記第1の膜(16)の隣に設けられた、親水性の第2の膜(17)または吸水性の第3の膜(18)とを備えている。本発明によれば、ガスセンサの使用時、不使用時共に、水分がガス検出部に浸入・接触しない構造を有する耐水性の優れたガスセンサを実現でき、湿潤雰囲気中にセンサオフの状態で長時間置いた後でも、センサオン時に速やかに正常なガス検出を行うことが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスセンサに関し、特に耐水性の優れたガスセンサに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のガスセンサには、水素検出部に浸入した水蒸気を吸収すると共に外部に放出する作用をもつ吸湿部材が備えられている構造(特許文献1参照)や、ガス検出部を収容する空間内に水蒸気吸着剤が備えられており、吸着した水蒸気をヒータによる加熱で蒸発させる作用をもつ構造(特許文献2参照)や、ガス検出部の前段に発熱体が設けられ、水蒸気の浸入を防止する作用をもつ構造(特許文献3参照)等を持つものがある。
【特許文献1】特開2007−040757号公報
【特許文献2】特開2006−284498号公報
【特許文献3】特開2005−0988846号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述のガスセンサの構造では一旦は水蒸気がガス検出部に浸入する場合が多いため、一時的に検出値に影響を及ぼす可能性がある。特に、センサオフ時には、ガス検出部への水蒸気浸入及び滞留水蒸気の結露の防止は不可能であるという問題がある。
【0004】
そこで本発明は、上述した課題に鑑み、ガス検出部への水分の浸入の防止や浸入した水分の速やかな排出が可能なガスセンサを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、ガス検出部(14)を覆う疎水性の第1の膜(16)と、前記第1の膜(16)の隣に設けられた、親水性の第2の膜(17)または第3の膜(18)とを備えたことを特徴とする。
【0006】
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明は、請求項1記載のガスセンサにおいて、前記第2の膜(17)は、前記第1の膜(16)の周囲を取り囲むように配置されていることを特徴とする。
【0007】
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のガスセンサにおいて、前記第2の膜(17)は、親水面積が前記ガス検出部(14)から遠くなるほど広くなっていることを特徴とする。
【0008】
上記課題を解決するためになされた請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載のガスセンサにおいて、前記第2の膜(17)の周囲を取り囲むように配置されている吸水性の第3の膜(18)をさらに備えていることを特徴とする。
【0009】
上記課題を解決するためになされた請求項5記載の発明は、請求項1記載のガスセンサにおいて、前記第3の膜(18)は、空隙(19)を介して前記第1の膜(16)全体を覆うように配置されていることを特徴とする。
【0010】
上記課題を解決するためになされた請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載のガスセンサにおいて、前記ガスセンサ全体を加熱するヒータ(21)をさらに備えていることを特徴とする。
【0011】
なお、上述の課題を解決するための手段の説明におけるかっこ書きは、以下の発明の実施の形態の説明における構成要素および参照符号に対応しているが、これらは、特許請求の範囲の解釈を限定するものではない。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ガスセンサの使用時、不使用時共に、水分がガス検出部に浸入・接触しない構造を有する耐水性の優れたガスセンサを実現でき、湿潤雰囲気中にセンサオフの状態で長時間置いた後でも、センサオン時に速やかに正常なガス検出を行うことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明のガスセンサは、概説すれば、疎水性膜と親水性膜とを含む水分除去機構をガス検出部に構築したことを特徴とする。以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、ここでは、本発明のガスセンサとして、FC(燃料電池)搭載車両用の水素センサに適用した場合について説明する。
【0014】
(第1の実施形態)図1(A)及び(B)は、それぞれ、本発明の第1の実施形態に係るガスセンサの構成を示す平面図及び略断面図である。
【0015】
ガスセンサ1は、基板11の上に、絶縁薄膜12が形成され、基板11の中央に異方性エッチングで形成された凹部に位置するダイヤフラム12a上に、ガス検出部として、ヒータ14が形成されている。基板11は、例えば、シリコン(Si)等である。絶縁薄膜12は、例えば、二酸化珪素(SiO2 )や窒化珪素(Si3 4 )等からなる絶縁膜である。
【0016】
ヒータ14は、例えば白金(Pt)等の薄膜抵抗体からなる。抵抗体をガスセンサとして用いる技術は公知であり、例えば、特開平8−101156号公報に開示されている。
【0017】
ヒータ14の上には、水素透過性、または熱伝導性の良い疎水性(または、撥水性)の第1の膜(以下、単に疎水性膜という)16が形成され、この疎水性膜16に隣接して水素透過性、または熱伝導性の良い親水性の第2の膜(以下、単に親水性膜という)17が形成されている。疎水性膜16は、例えば、ポリイミド、サイトップ(登録商標)等であり、親水性膜17は、例えば、二酸化珪素(SiO2 )や二酸化チタン(TiO2 )等である。
【0018】
疎水性膜16は、図1(A)に示すように、長菱形を複数個並べた形状を有する。親水性膜17は、疎水性膜16の長菱形に隣接する複数の長三角形を有し、全体で矩形となって疎水性膜16を取り囲む形状を有する。疎水性膜16と親水性膜17は、ヒータ14上で、疎水性膜と親水性膜の交互するパターンを形成している。また、親水性膜17は、ヒータ14から遠くなるにつれてその面積が増大する形状に形成されているので、ヒータ中央部から遠くなるにつれて親水能力が高くなっている。また、疎水性膜16は、ヒータから遠くなるにつれてその面積が小さくなる形状に形成されているので、疎水性膜16上に吸着する後述の水滴51は、疎水性膜16と親水性膜14の境界を容易に越え得るようになっている。
【0019】
親水性膜17の周りには、多孔質吸水性の第3の膜(以下、単に吸水性膜という)18が形成されている。吸水性膜18は、例えば、ゼオライト、ポーラスアルミナ等である。基板11には、その底部に接触するように発熱体からなるヒータ21が取り付けられている。
【0020】
次に、図1のガスセンサにおける水分除去構造の特徴的な部分に関する作製方法を図2を参照しながら説明する。
【0021】
この作製方法では、一度のフォトリソグラフィにより疎水性膜16及び親水性膜17の両方のパターニングを行うものである。まず、図2(A)に示すように、基板11上に疎水性膜16を成膜する。次に、図2(B)に示すように、フォトレジスト31によるパターニングを行う。次に、図2(C)に示すように、余分な疎水性膜16を除去する。次に、図2(D)に示すように、親水性膜17の成膜を行う。次に、図2(E)に示すように、疎水性膜16上の親水性膜17のリフトオフにより疎水性膜16を露出させる。次に、図2(F)に示すように、焼成して疎水性膜16と親水性膜17の基板11上への形成を完了する。なお、ここでは説明していないが、吸水性膜18の形成も同様の方法で行う。
【0022】
このような構成において、ヒータ14に、構成部材が熱ダメージを受けない程度の加熱温度(例えば、200度)になるように通電した状態のガスセンサ1が、例えば燃料電池から排出されるオフガス等の、水素が含まれる雰囲気中に置かれると、疎水性膜16及び親水性膜17を通してヒータ14と接触した際のガスの熱伝導率変化によりヒータ14の抵抗値が水素濃度に応じて変化する。そこで、例えば、ヒータ14の抵抗を含むホイートストンブリッジで構成される検出回路(図示しない)で、抵抗値を電流変化量または電圧変化量として検出することにより、水素濃度を検出することができる。
【0023】
また、オフガスに含まれる水蒸気や結露水は、図1(B)に点線で囲んだ水分除去過程イメージのように、ガスセンサ1の疎水性膜16上で水滴51状になって吸着すると共に、親水性膜17上で薄い膜状の水分53になる。水滴51が成長していくと、疎水性膜16と親水性膜17の境界を越える液滴52となり、続いて膜状の水分52と融合する状態となり、水滴51が親水性膜17側に流入して疎水性膜16上からなくなる。親水性膜17上の水分53が成長して吸水性膜18との境界を越えると、水分53は吸水性膜18に吸収されて貯蔵される。
【0024】
したがって、ガスセンサ1に付着した水蒸気や結露水は、ヒータ14への通電時に限らず非通電時においても、ガスセンサ1の疎水性膜16から親水性膜17へ移動し、さらに、親水性膜17上からあふれた分が吸水性膜18へ移動して貯蔵されることになる。このようにして、ガス検出部であるヒータ14への、結露水の浸入・接触が防止される。
【0025】
また、ヒータ14への通電と同期して(または、適当な時間に)、基板11をヒータ21で加熱することにより、ガスセンサ1全体を加熱し、水分除去機構に吸着、貯蔵された水分を蒸発させて除去することができる。
【0026】
このように、本実施形態によれば、ガスセンサ1のオン時、オフ時共に、流通ガス中の水分がガス検出部に滞留させないことが可能な構造となる。したがって、湿潤雰囲気中にセンサオフの状態で長時間置いた後でも、速やかに正常なガス検出を行うことが可能となる。また、ガスセンサ1は、MEMS技術により微細な構造とするため、極めて低消費電力での駆動及び水素に対する高速応答が可能となる。また、ガス流路からガス検出部までの経路が短く、単純な構造であるため、小型で高速応答、低消費電力である。また、このような構造のガスセンサ1は、−30℃〜120℃で使用可能となる。
【0027】
(第2の実施形態)次に、図3(A)及び(B)は、それぞれ、本発明の第2の実施形態に係るガスセンサの構成を示す平面図及び略断面図である。
【0028】
ガスセンサ1は、基板11の上に、絶縁薄膜12が成膜され、基板11の中央に異方性エッチングで形成された凹部に位置するダイヤフラム12a上に、ガス検出部として、被検知ガス(水素ガス)の熱伝導率変化を検出するヒータ14が形成されている。
【0029】
ヒータ14の上には、矩形状の疎水性膜16が形成され、この矩形状の疎水性膜16を取り囲んで矩形状の親水性膜17が形成されている。親水性膜17の周りには、吸水性膜18が形成されている。基板11には、その底部に接触するように、発熱体からなるヒータ14が取り付けられている。なお、矩形状の疎水性膜16で覆われた部分から吸水性膜18で囲まれた端子部分までの上部2つのリードは、疎水性膜16で覆われるヒータ部分に接続されているが、下部2つのリードは、どこにも接続されていないダミーリードであり、ダイヤフラム12a上の熱膨張に起因する応力のバランスをとるために形成されている。
【0030】
本実施形態によれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0031】
(第3の実施形態)次に、図4(A)及び(B)は、それぞれ、本発明の第3の実施形態に係るガスセンサの構成を示す平面図及び略断面図である。
【0032】
ガスセンサ1は、基板11の上に、絶縁薄膜12が成膜され、基板11の中央に異方性エッチングで形成された凹部に位置するダイヤフラム12a上に、ガス検出部として、被検知ガス(水素ガス)の熱伝導率変化を検出するヒータ14が形成されている。
【0033】
ヒータ14の上には、矩形状の疎水性膜16が形成されている。この矩形状の疎水性膜16全体の上に、矩形状の親水性膜17Aが形成されている。親水性膜17Aは、ヒータ14から遠くなるにつれて徐々に親水性が強くなる性質を有する。親水性膜17Aの周りには、吸水性膜18が形成されている。基板11には、その底部に接触するように、発熱体からなるヒータ21が取り付けられている。
【0034】
次に、図4の構造を有するガスセンサ1の水分除去構造の特徴的な部分に関する作製方法を、図5を参照しながら説明する。
【0035】
この作製方法では、親/疎水性を光制御可能な材料を用いて、グレイスケールUV露光等により連続的な親/疎水性の傾斜組成膜を形成するものである。この材料は、例えば、マラカイトグリーン等のフォトクロミック化合物である。まず、図5(A)に示すように、基板11上に疎水性膜16を成膜する。次に、図5(B)に示すように、疎水性膜16の上に親/疎水性光制御材料17aを成膜する。次に、図5(C)に示すように、グレイスケールマスク34を介して親/疎水性光制御材料17aにUV光を照射することによりUV露光35を行う。それにより、図5(D)に示すように、基板11の中心(P点)から外側(矢印方向)に向けて徐々に親水性が強くなる(言い換えると、単位面積当たりの親水能力が高くなる)性質を有する親水性膜17Aの形成を完了する。
【0036】
本実施形態によれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0037】
(第4の実施形態)次に、図6(A)及び(B)は、それぞれ、本発明の第4の実施形態に係るガスセンサの構成を示す平面図及び略断面図である。
【0038】
ガスセンサ1は、基板11の上に、絶縁薄膜12が成膜され、基板11の中央に異方性エッチングで形成された凹部に位置するダイヤフラム12a上に、ヒータ14が形成されている。
【0039】
ヒータ14の上には、矩形状の疎水性膜16が形成されている。この矩形状の疎水性膜16全体の上に、空隙19を介して吸水性膜18が形成されている。基板11には、その底部に接触するように、発熱体からなるヒータ21が取り付けられている。
【0040】
次に、図6の構造を有するガスセンサ1の水分除去構造の特徴的な部分に関する作製方法を、図7を参照しながら説明する。
【0041】
この作製方法では、疎水性膜16と吸水性膜18の間に成膜した犠牲層32をドライエッチングすることにより、疎水性膜16と吸水性膜18の間に微小ギャップ(空隙)19を形成することを特徴とするものである。
【0042】
まず、図7(A)に示すように、基板11の上下に絶縁膜12となる酸化膜を形成する。この酸化膜は、後述する二フッ化キセノン(XeF2 )エッチング時の保護膜となる。次に、図7(B)に示すように、酸化膜の上に疎水性膜16を成膜する。次に、図7(C)に示すように、疎水性膜16の上に犠牲層32を成膜する。次に、図7(D)に示すように、フォトレジスト33による表面パターニングと裏面保護を行う。次に、図7(E)に示すように、余分な犠牲層32のウェットエッチングを行う。次に、図7(F)に示すように、余分な疎水性膜16の除去を行う。次に、図7(G)に示すように、フォトレジスト33の除去を行う。次に、図7(H)に示すように、犠牲層32の上に吸水性膜18を成膜する。次に、図7(I)に示すように、二フッ化キセノン(XeF2 )による内部犠牲層32のドライエッチングを施すことにより、疎水性膜16とその上の吸水性膜18の間に微小ギャップ(空隙)19を有する、基板11上への膜形成を完了する。
【0043】
本実施形態によれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0044】
以上の通り、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
【0045】
例えば、上述の実施形態では、絶縁膜12は、二酸化珪素(SiO2 )の一層としているが、二酸化珪素(SiO2 )および窒化珪素(Si3 4 )を下から順に積層した二層構造としても良く、あるいは、二酸化珪素(SiO2 )、窒化珪素(Si3 4 )及び酸化ハフニウム(HfO2 )を下から順に積層した三層構造としても良い。
【0046】
また、上述の第1の実施形態において、疎水性膜16を長菱形形状とすると共に親水性膜17は長三角形状としているが、これに限らず、他の形状としても良い。
【0047】
また、上述の第2,3及び4の実施形態において、親水性膜17に代えて吸水性膜18を形成するようにしても良い。
【0048】
また、ヒータ14は、被検知ガス(水素ガス)の燃焼を促進する、例えば、パラジウムを担持したアルミナ(Pd/Al2 3 )等の触媒層を伴うヒータとしても良い。
【0049】
また、上述の実施の形態では、水素センサに適用した場合について説明したが、本発明は、これに限らず、水分の浸入とガス検出部への接触が問題とされるVOCセンサやCOセンサ等の他のガスセンサにも適用可能である。なお、他のガスセンサに適用する場合には、疎水性膜及び親水性膜は、検知すべきガスの種類に応じたガス透過性を有するものを使用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】(A)及び(B)は、それぞれ、本発明の第1の実施形態に係るガスセンサの構成を示す平面図及び略断面図である。(第1の実施形態)
【図2】(A)〜(F)は、図1のガスセンサにおける水分除去構造の特徴的な部分に関する作製方法の工程を示す図である。(第1の実施形態)
【図3】(A)及び(B)は、それぞれ、本発明の第2の実施形態に係るガスセンサの構成を示す平面図及び略断面図である。(第2の実施形態)。
【図4】(A)及び(B)は、それぞれ、本発明の第3の実施形態に係るガスセンサの構成を示す平面図及び略断面図である。(第3の実施形態)
【図5】(A)〜(D)は、図4のガスセンサにおける水分除去構造の特徴的な部分に関する作製方法の工程を示す図である。(第3の実施形態)
【図6】(A)及び(B)は、それぞれ、本発明の第4の実施形態に係るガスセンサの構成を示す平面図及び略断面図である。(第4の実施形態)
【図7】(A)〜(I)は、図5のガスセンサにおける水分除去構造の特徴的な部分に関する作製方法の工程を示す図である。(第4の実施形態)
【符号の説明】
【0051】
1 ガスセンサ
14 ヒータ(ガス検出部)
16 疎水性膜(第1の膜)
17 親水性膜(第2の膜)
18 吸水性膜(第3の膜)
19 空隙
21 ヒータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガス検出部を覆う疎水性の第1の膜と、前記第1の膜の隣に設けられた、親水性の第2の膜または吸水性の第3の膜と
を備えたことを特徴とするガスセンサ。
【請求項2】
請求項1記載のガスセンサにおいて、
前記第2の膜は、前記第1の膜の周囲を取り囲むように配置されていることを特徴とするガスセンサ。
【請求項3】
請求項1または2記載のガスセンサにおいて、
前記第2の膜は、親水面積が前記ガス検出部から遠くなるほど広くなっていることを特徴とするガスセンサ。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載のガスセンサにおいて、
前記第2の膜の周囲を取り囲むように配置されている吸水性の第3の膜をさらに備えていることを特徴とするガスセンサ。
【請求項5】
請求項1記載のガスセンサにおいて、
前記第3の膜は、空隙を介して前記第1の膜全体を覆うように配置されていることを特徴とするガスセンサ。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載のガスセンサにおいて、
前記ガスセンサ全体を加熱するヒータをさらに備えていることを特徴とするガスセンサ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−294051(P2009−294051A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−147278(P2008−147278)
【出願日】平成20年6月4日(2008.6.4)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】