説明

キナーゼ阻害剤として活性な置換インダゾール誘導体

本明細書で定義されている通りの式(I)


の置換インダゾール誘導体および薬学的に許容できるその塩、それらの調製方法ならびにそれらを含む医薬組成物が開示される。本発明の化合物は、脱調節されたタンパク質キナーゼ活性に関連する癌などの疾患の治療の療法に有用となり得る。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物
【化1】

[Arは、RaおよびRbで置換されているアリールまたはヘテロアリールであり、
Raは、NO、NH、NH−G、N−(E)−G、O−G’、(CH−AまたはCH−Halであり、ならびに
Rbは、水素、ハロゲン、NO、NH、NH−G、NH−CO−L、O−EまたはEであり、
Halは、ハロゲンであり、
Aは、任意に置換されているヘテロシクリルであり、
Eは、直鎖または分岐の非置換C−Cアルキルであり、
Gは、直鎖もしくは分岐の置換C−Cアルキルまたは任意に置換されているヘテロシクリルであり、
G’は、N(C−Cアルキル)で置換されている直鎖もしくは分岐C−Cアルキルまたは任意に置換されているヘテロシクリルであり、
Lは、任意に置換されているヘテロアリールであり、
Ar’は、任意に置換されているアリールまたはヘテロアリールであり、
R1、R2およびR3は、独立に、水素、ハロゲン、ニトロ、任意に置換されている直鎖もしくは分岐C−Cアルキル、NR4R5またはOR6であり、
R4およびR5は、独立に、水素、アルケニル、アルキニル、R8R9N−C−Cアルキル、R8O−C−Cアルキル、任意にさらに置換されている直鎖もしくは分岐C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、またはR4およびR5は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、任意に置換されているヘテロシクリル基を形成することができ、
R6は、水素、アルケニル、アルキニル、COR7、SOR10、SOR10、R8R9N−C−Cアルキル、R8O−C−Cアルキル、任意にさらに置換されている直鎖もしくは分岐C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、
R7は、水素、アルケニル、アルキニル、NR4R5、OR6、SR6、R8R9N−C−Cアルキル、R8O−C−Cアルキル、任意にさらに置換されている直鎖もしくは分岐C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、R4、R5およびR6は、先に定義の通りであり、
R8およびR9は、独立に、水素、アルケニル、アルキニル、COR7、任意にさらに置換されている直鎖もしくは分岐C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、またはR8およびR9は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、任意に置換されているヘテロシクリル基を形成することができ、R7は、先に定義の通りであり、
R10は、水素、アルケニル、アルキニル、NR4R5、OR6、R8R9N−C−Cアルキル、R8O−C−Cアルキル、任意にさらに置換されている直鎖もしくは分岐C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、R4、R5、R6、R8およびR9は、先に定義の通りであり、
R’およびR”は、それぞれ独立に、水素または任意に置換されている直鎖もしくは分岐C−Cアルキルであり、
nは、0または1である。]
および薬学的に許容できるその塩。
【請求項2】
R’およびR”が、それぞれ独立に、水素またはC−Cアルキルであり、ならびに
R1、R2およびR3が、独立に、水素、ハロゲンまたはヒドロキシである、
請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項3】
R’およびR”が、それぞれ独立に、水素またはメチルであり、ならびに
R1、R2およびR3が水素である、
請求項1または2に記載の式(I)の化合物。
【請求項4】
Arが、式
【化2】

の基であり、Raが(CH−AまたはO−G’であり、A、G’およびnが請求項1に記載の通りであり、ならびにRbが請求項1に記載の通りである、請求項1から3に記載の式(I)の化合物。
【請求項5】
Arが、式
【化3】

の基であり、Raが(CH−Aであり、Aおよびnが請求項1に記載の通りである、請求項1から3に記載の式(I)の化合物。
【請求項6】
N−(5−ベンジルオキシ−1H−インダゾール−3−イル)−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド、
N−[5−(3−フルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド、
N−(5−ベンジルオキシ−1H−インダゾール−3−イル)−2−(2−メトキシ−エチルアミノ)−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド、
N−[5−(2−クロロ−3,6−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−2−(2−メトキシ−エチルアミノ)−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド、
N−(5−ベンジルオキシ−1H−インダゾール−3−イル)−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−ベンズアミド、
N−[5−(3−フルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−ベンズアミド、
N−(5−ベンジルオキシ−1H−インダゾール−3−イル)−5−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−ベンズアミド、
N−{5−[1−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−エトキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−ベンズアミド、
N−[5−(2,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−ベンズアミド、
N−[5−(2,3−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−ベンズアミド、
N−[5−(3,4−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−ベンズアミド、
N−[5−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−ベンズアミド、
N−(5−ベンジルオキシ−1H−インダゾール−3−イル)−4−[(3−ジメチルアミノ−プロピル)−メチル−アミノ]−2−ニトロ−ベンズアミド、
N−{5−[(R)−1−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−エトキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−ベンズアミド、
N−{5−[(S)−1−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−エトキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−ベンズアミド、
2−アミノ−N−[5−(3,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−[(3−ジメチルアミノ−プロピル)−メチル−アミノ]−ベンズアミド、
N−[5−(2−クロロ−5−フルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−[(3−ジメチルアミノ−プロピル)−メチル−アミノ]−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−[(3−ジメチルアミノ−プロピル)−メチル−アミノ]−2−ニトロ−ベンズアミド、
N−[5−(3−クロロ−5−フルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−ベンズアミド、
N−[5−(3−フルオロ−5−メチル−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−ベンズアミド、
N−[5−(5−フルオロ−2−メチル−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−ベンズアミド、
1H−ピロール−2−カルボン酸{2−[5−(3,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イルカルバモイル]−5−[(3−ジメチルアミノ−プロピル)−メチル−アミノ]−フェニル}−アミド、
N−[5−(2−メトキシ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−ベンズアミド、
2−アミノ−N−(5−ベンジルオキシ−1H−インダゾール−3−イル)−4−[(3−ジメチルアミノ−プロピル)−メチル−アミノ]−ベンズアミド、
N−[5−(4−フルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−ベンズアミド、
N−(5−ベンジルオキシ−1H−インダゾール−3−イル)−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−ニトロ−ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−ニトロ−ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−2−(3−メトキシ−プロピルアミノ)−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−2−((R)−2−メトキシ−1−メチル−エチルアミノ)−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−2−フルオロ−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−2−(2−メトキシ−1,1−ジメチル−エチルアミノ)−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド、
4−[2−[5−(3,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イルカルバモイル]−5−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニルアミノ]−ピペリジン−1−カルボン酸エチルエステル、
N−[5−(3,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−2−(2−フルオロ−エチルアミノ)−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド、
2−ベンジルアミノ−N−[5−(3,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−2−(1,2−ジメトキシ−エチルアミノ)−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド、
4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−{5−[(3−フェノキシベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}ベンズアミド、
3−クロロメチル−N−[5−(3,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−ベンズアミド
N−[5−(3,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−3−ピペリジン−1−イルメチル−ベンズアミド、
3−(アゼチジン−1−イルメチル)−N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}ベンズアミド、
N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−3−(ピロリジン−1−イルメチル)ベンズアミド、
N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−3−[(2−メトキシエチル)(メチル)アミノ]ベンズアミド、
N−{5−[1−(3,5−ジフルオロフェニル)エトキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−{5−[1−(3,5−ジフルオロフェニル)エトキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−3−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]ベンズアミド、
N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、
N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]ベンズアミド、
N−[5−(ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−[5−(ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−1−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、
N−{5−[(2−クロロ−3,6−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−[5−(ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−3−(ピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−[5−(ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−{5−[(2−クロロ−3,6−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−[5−(ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−{5−[(2−クロロ−3,6−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−4−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル](メチル)アミノ}ベンズアミド、
N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−4−(ピペリジン−1−イルメチル)ベンズアミド、
N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−4−(モルホリン−4−イルメチル)ベンズアミド、
N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−3−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]ベンズアミド、
N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−4−ニトロベンズアミド、
N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−3−ニトロベンズアミド、
N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−3−[(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド、
N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
N−{5−[(2,5−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジル)オキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−(5−フェノキシ−1H−インダゾール−3−イル)ベンズアミド、
N−[5−(3−フルオロフェノキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
N−{5−[4−(ベンジルオキシ)フェノキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−[5−(4−フェノキシフェノキシ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド、
N−{5−[3−(ベンジルオキシ)フェノキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−3−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]ベンズアミド、
2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−(5−フェノキシ−1H−インダゾール−3−イル)ベンズアミド
N−{5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−1H−インダゾール−3−イル}−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−(5−フェノキシ−1H−インダゾール−3−イル)ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド塩酸塩、
2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−(5−フェノキシ−1H−インダゾール−3−イル)ベンズアミド塩酸塩、
N−[5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−3−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−3−ニトロベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−ニトロベンズアミド、
3−アミノ−N−[5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド、
4−アミノ−N−[5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−3−[(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド、
N−[5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]ベンズアミド、
N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジルオキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−4−アミノ−ベンズアミド、
N−{5−[(3,5−ジフルオロベンジルオキシ]−1H−インダゾール−3−イル}−3−アミノ−ベンズアミドおよび
4−クロロメチル−N−[5−(3,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]−ベンズアミド
からなる群から選択される化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項7】
請求項1に記載の式(I)の化合物の調製方法であって、
d)式(III)の化合物
【化4】

(式中、n、Ar’、R1、R2、R3、R’およびR”は、請求項1に定義の通りである。)を、式(II)の化合物
【化5】

(式中、Arは請求項1に定義の通りであり、ならびにYはヒドロキシを表し、またはハロゲンなどの適切な脱離基を表す。)と縮合して先に定義の通りの式(I)の化合物を得るステップ、必要に応じて、得られた化合物を単一異性体に分離し、式(I)の化合物を、式(I)の異なる化合物に変換し、および/または所望により薬学的に許容できる塩に変換するステップ
を含むことを特徴とする、方法。
【請求項8】
請求項7に記載の式(I)の化合物の調製方法であって、
請求項7に記載の式(III)の化合物を以下のステップ
a)式(VI)の化合物
【化6】

(式中、R1、R2およびR3は、請求項1に記載の通りである。)を、式(VII)のアルコール誘導体
Ar’(CR’R”)OH(VII)
(式中、n、Ar’、R’およびR”は、請求項1に定義の通りである。)と縮合するステップ、
b)得られた式(V)の化合物のニトロ基
【化7】

(式中、n、Ar’、R’、R”、R1、R2およびR3は、先に定義の通りである。)を還元するステップ、
c)得られた式(IV)の化合物のシアノ基
【化8】

(式中、n、Ar’、R’、R”、R1、R2およびR3は、先に定義の通りである。)を、例えばNaNO/HClおよびSnClなどの適切な試薬系の存在下で還元して、先に定義の式(III)の化合物を得るステップ
に従って調製することを特徴とする、方法。
【請求項9】
請求項7に記載の式(I)の化合物の調製方法であって、式(I)の化合物の、式(I)の別の化合物への任意の変換が、以下の反応
1)Arが置換アリールであり、ならびに置換基の1つがNOである式(I)の化合物を還元して、該置換基がNHである式(I)の化合物を得る反応、
2)Arが置換アリールであり、ならびに置換基の1つがNHである式(I)の化合物を、式(VIII)または(IX)のアシル化剤
【化9】

(式中、R7は請求項1に記載の通りであり、ならびにYは、請求項6に記載の通りである。)と反応させることによってアシル化して、該置換基が、NHCOR7またはNHSOR7基であり、R7は、先に定義の通りである式(I)の化合物を得る反応、
3)Arが置換アリールであり、ならびに置換基の1つがNHである式(I)の化合物を、還元剤の存在下で適切なアルデヒドまたはケトンと反応させて、該置換基がNR4R5基であり、R4またはR5の一方は水素であり、他方は任意にさらに置換されている直鎖もしくは分岐C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、R8R9N−C−CアルキルまたはR8O−C−Cアルキルであり、R8およびR9は、請求項1に記載の通りである。式(I)の化合物を得る反応、
4)様々なAr’基を用いて、以下からなる多段階方法によって、nが1である式(I)の化合物を式(I)の別の化合物に変換する反応:
4A)式(I)の化合物を保護するステップ、
4B)得られた式(Xa)の化合物
【化10】

(式中、Ar、Ar’、R’、R”、R1、R2およびR3は、請求項1に記載の通りであり、ならびにPGは、エトキシカルボニル、メトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルまたはトリフルオロアセチルなどの適切な保護基である。)を還元するステップ、
4C)得られた式(XI)の化合物
【化11】

(式中、Ar、R1、R2、R3およびPGは、先に定義の通りである。)を、式(XII)の化合物
Ar’(CR’R”)W(XII)
(式中、Ar’、R’およびR”は、請求項1に記載の通りであるが、Ar’は、式(Xa)のAr’とは異なり、ならびにWは、塩素、臭素もしくはヨウ素などのハロゲン原子、またはヒドロキシ基またはp−トルエンスルホナート、メタンスルホナートもしくはトリフルオロメタンスルホナートなどのスルホナートなどの適切な脱離基を表す。)とカップリングさせるステップ、
4D)得られた式(X)の化合物
【化12】

(式中、Ar、Ar’、R’、R”、R1、R2、R3およびPGは、先に定義の通りである。)から保護基を除去して、nが1であり、Ar、Ar’、R1、R2、R3、R’およびR”は、先に定義の通りであるが、Ar’は、式(Xa)のAr’とは異なる式(I)の化合物を得るステップ
の1つ以上によって実施されることを特徴とする、方法。
【請求項10】
請求項1に記載の有効量の式(I)の化合物を、治療を必要としている哺乳動物に投与するステップを含む、脱調節されたタンパク質キナーゼ活性によって引き起こされるおよび/または脱調節されたタンパク質キナーゼ活性に関連する疾患の治療方法。
【請求項11】
脱調節されたALK、IGF−1RまたはJAK2キナーゼ活性によって引き起こされるおよび/または脱調節されたALK、IGF−1RまたはJAK2キナーゼ活性に関連する疾患を治療するための、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
脱調節されたALK活性によって引き起こされるおよび/または脱調節されたALK活性に関連する疾患を治療するための、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
疾患が、癌および細胞増殖性障害からなる群から選択される、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
癌が、癌腫、扁平上皮細胞癌、骨髄またはリンパ系の造血腫瘍、間葉由来の腫瘍、中枢および末梢神経系の腫瘍、黒色腫、精上皮腫、奇形腫、骨肉腫、色素性乾皮症、角化棘細胞腫、甲状腺濾胞性癌およびカポジ肉腫からなる群から選択される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
癌が、乳癌、肺癌、結腸直腸癌、前立腺癌、卵巣癌、子宮内膜癌、胃癌、腎明細胞癌、ブドウ膜黒色腫、多発性骨髄腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、カポジ肉腫および髄芽腫からなる群から選択される、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
癌が、ALK+未分化大細胞リンパ腫(ALCL)、または神経芽細胞腫、横紋筋肉腫、膠芽腫、炎症性筋線維芽腫瘍および黒色腫の数種、乳癌、ユーイング肉腫、網膜芽腫ならびに非小細胞肺癌(NSCLC)などのALK活性が役割を演じ得ると思われる他の適応症である、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
細胞増殖性障害が、良性の前立腺肥大、家族性腺腫症ポリープ、神経線維腫症、乾癬、アテローム性動脈硬化症および血管形成術もしくは外科手術後の再狭窄などの血管平滑筋増殖もしくは新生内膜形成を伴う状態、肺線維症、関節炎、糸球体腎炎、糖尿病性網膜症および新生児の網膜症および加齢に伴う黄斑変性症を含む網膜症、血管もしくは臓器移植後に生じ得るものなどの移植片血管疾患、末端肥大症および末端肥大症に続発する障害、ならびにIGF/IGF−1Rシグナルが関与する、線維性肺疾患などの他の肥大状態、慢性もしくは急性酸化ストレスまたは酸素過剰誘発性組織損傷に関係する病理、ならびに高いIGFレベルもしくはIGF−1R活性が関与する、肥満などの代謝性障害からなる群から選択される、請求項13に記載の方法。
【請求項18】
腫瘍の血管新生および転移を阻害する、請求項10に記載の方法。
【請求項19】
放射線療法または化学療法レジメンを、少なくとも1つの細胞増殖抑制剤または細胞毒性剤と組み合わせて、治療を必要としている哺乳動物に施すステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項20】
治療を必要としている哺乳動物がヒトである、請求項10に記載の方法。
【請求項21】
受容体を、請求項1に記載の有効量の化合物と接触させるステップを含む、ALK活性を阻害するためのインビトロ方法。
【請求項22】
請求項1に記載の治療有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩、ならびに少なくとも1種の薬学的に許容できる賦形剤、担体および/または希釈剤を含む医薬組成物。
【請求項23】
1つ以上の化学療法剤をさらに含む、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項24】
請求項1に記載の式(I)の化合物もしくは薬学的に許容できるその塩、または請求項22に記載のその医薬組成物および1つ以上の化学療法剤を、抗癌治療において同時、別個または連続的に使用するための組合せの調製剤として含む製品またはキット。
【請求項25】
医薬品として使用するための、請求項1に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項26】
癌を治療する方法において使用するための、請求項1に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項27】
抗腫瘍活性を有する医薬品の製造における、請求項1に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩の使用。

【公表番号】特表2012−512830(P2012−512830A)
【公表日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−541396(P2011−541396)
【出願日】平成21年12月15日(2009.12.15)
【国際出願番号】PCT/EP2009/067206
【国際公開番号】WO2010/069966
【国際公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【出願人】(307012403)ネルビアーノ・メデイカル・サイエンシーズ・エツセ・エルレ・エルレ (55)
【Fターム(参考)】