説明

クラッチディスク

【課題】クラッチディスクのクッショニング特性の適正化を図ること。
【解決手段】厚さ方向に凹凸を有するように形成されたディスクスプリング50の両面に対してフェーシング60A、60Bがリベット70で固定されたクラッチディスクであって、フェーシング60A、60Bは、前記ディスクスプリングに対面する裏面において、ディスクスプリング50に対し前記厚さ方向に荷重が負荷された場合に、フェーシング60A、60Bに一定以上の圧縮応力が発生する部分以外の部分に凹部61が形成されている。フェーシング60A、60Bは、表面において溝部62を有するとともに基材繊維束を内蔵する。凹部61は、溝部62に対応する部分に少なくとも基材繊維束の厚さを確保する深さにて形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用摩擦クラッチのクラッチディスクに関し、特に、クッショニング特性の適正化を図ることができるクラッチディスクに関する。
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両用摩擦クラッチは、駆動側のフライホイールとプレッシャプレートとの間で被動側のクラッチディスクが挟圧されることにより、双方の摩擦抵抗によって回転トルクを伝達し、その挟圧が解除されることにより回転トルクの伝達を遮断する構造を有する。
【0003】
クラッチディスクにおいては、一対のフェーシングの相互の対向面にリベットで固定されたディスクスプリングを介してフェーシングが相互に当接可能に連結されたものがある。一対のフェーシングは、円環板状をそれぞれなして軸方向に重ねられ、相互の対向面と反対側の面がそれぞれ摩擦面とされる。フェーシングは、周方向の所定間隔毎にそれぞれ複数設けられ、摩擦面に開口する大径穴部およびそのフェーシングの対向面に開口する小径穴部を有して板厚方向に貫通する段付穴を有する。フェーシングは、対向面に設けられるとともにフェーシングがディスクスプリングの弾性力に抗して相互に当接させられたときにリベットのかしめ部を収容する収容穴を有する。ディスクスプリングは、フェーシング間に設けられ、それらの間に所定の間隔を形成する。リベットは、その段付穴の小径穴部およびそのディスクスプリングを挿通する軸部、その軸部の一端に設けられてそ段付穴の大径穴部内に位置する頭部、およびその軸部の他端においてそのディスクスプリングにかしめ付けられたかしめ部を有し、ディスクスプリングをフェーシングの対向面にそれぞれ固定することによりそのフェーシングをそのディスクスプリングを介して相互に連結する。
【0004】
従来のクラッチディスクにおいて、両フェーシングの摩擦面の裏面であるディスクスプリングとの接合面に、それぞれの摩擦面の摩耗限界値に達しない深さの凹部を形成してなり、凹部は放射状、円環状等のパターンに形成されているものが開示されている(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】実開昭58−9528号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の凹部のパターンから、適正なクッショニング特性が得られず、フェーシングのクリープが発生するおそれがある。つまり、フェーシングとディスクスプリングの接合面における荷重がかかる部分に凹部があったりなかったりするため、フェーシング側の面圧が高くなりフェーシングのクリープが発生するおそれがある。これにより、ディスクスプリングのめり込みによるクッショニング量が不足し、クラッチが繋ぎにくくなったり、また、異音が発生するおそれがある。
【0007】
また、特許文献1に記載の凹部の深さについて、摩耗限界値に達しない深さでは実際問題として成形性が悪く、フェーシングを製作できないおそれがある。つまり、フェーシングの摩擦面側には、一般的に、張り付き防止の溝部が形成されている。その溝部に対応する裏面に凹部がある場合、凹部が最薄板厚部となる。凹部は、フェーシングに含まれた基材繊維(例えば、ガラス繊維)の厚さを最低限確保する必要があることを考えると、摩耗限界値に達しない深さでは最低限必要な基材繊維束分の厚さを確保できないおそれがある。
【0008】
本発明の主な課題は、クラッチディスクのクッショニング特性の適正化を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の視点においては、厚さ方向に凹凸を有するように形成されたディスクスプリングの両面に対してフェーシングが固定されたクラッチディスクであって、前記フェーシングは、前記ディスクスプリングに対面する裏面において、前記ディスクスプリングに対し前記厚さ方向に荷重が負荷された場合に前記フェーシングに一定以上の圧縮応力が発生する部分以外の部分に凹部が形成されていることを特徴とする。
【0010】
本発明の前記クラッチディスクにおいて、前記フェーシングは、表面において溝部を有するとともに基材繊維束を内蔵し、前記凹部は、前記溝部に対応する部分に形成される場合に、少なくとも基材繊維束の厚さを確保する深さにて形成されていることが好ましい。
【0011】
本発明の前記クラッチディスクにおいて、前記凹部は、裏面において、切削加工されていないことが好ましい。
【0012】
本発明の前記クラッチディスクにおいて、前記フェーシングは、表面、外周部又は内周部に前記凹部の位置に対応した位置決め部が形成されていることが好ましい。
【0013】
本発明の前記クラッチディスクにおいて、前記凹部は、前記フェーシングに形成されている穴の縁部にて所定深さ以下で形成されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0014】
本発明(請求項1−5)によれば、クッショニングの初期特性の適正値確保と経時変化の防止が可能である。フェーシングとディスクスプリングとの荷重負荷部に凹部がないためクリープの発生が防止できるからである。また、クラッチ滑りを防止することができる。フェーシングとディスクスプリングとの荷重負荷部に凹部がないため、摩擦面の面圧が均等化できるため摩擦係数μが安定して得られるからである。さらに、クッショニング特性の経時変化を防止することができるとともに、面圧不均一化を防止することができ、摩擦係数μの低下を防止することができる。フェーシングとディスクスプリングとの荷重負荷部に凹部がないため、クリープの発生が防止できるからである。
【0015】
本発明(請求項2)によれば、成形性が良化される。つまり、基材繊維の切れや割れがなくなり、圧縮不足による成形不良がなくなる。また、高強度の基材繊維の量を一定量以上保つことができるので、回転バースト強度が確保される。凹部が基材繊維束の厚さを見込んだ深さにて形成されているからである。
【0016】
本発明(請求項3)によれば、コストの低減を図ることができる。2枚のフェーシングが共通化されているため、組付性が向上するからである。また、型にてフェーシングを形成した後、フェーシングの裏面を切削(研磨)をしないことで、フェーシングの完成形状での凹部量と研磨代分まで材料を低減することが可能だからである。
【0017】
本発明(請求項4)によれば、穴明けの加工性が向上する。位置決め部により凹部との位置合わせが可能となるからである。
【0018】
本発明(請求項5)によれば、回転バースト強度が確保される。回転負荷時の遠心力による内周縁部、穴の縁部に発生する応力が緩和され、回転バースト強度が確保されるからである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係るクラッチディスクについて図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係るクラッチディスクの構成を模式的に示した(a)切欠き正面図、(b)A−A´間の断面図である。図2は、本発明の実施形態1に係るクラッチディスクの構成を模式的に示した図1のB−B´間の拡大部分断面図である。図3は、本発明の実施形態1に係るクラッチディスクにおけるフェーシングの構成を模式的に示した(a)正面図、(b)背面図である。図4は、本発明の実施形態1に係るクラッチディスクにおけるフェーシングの構成を模式的に示した図3(b)の(a)C−C´間の部分断面図、(b)D−D´間の部分断面図、(c)E−E´間の部分断面図、(d)F−F´間の部分断面図である。図5は、本発明の実施形態1に係るクラッチディスクにおけるフェーシングの表面側の溝部と裏面側の凹部の対応位置を模式的に示した図である。
【0020】
図1を参照すると、クラッチディスク1は、自動車等の車両用摩擦クラッチの構成部品であり、フライホイール(図示せず)とプレッシャプレート(図示せず)との間で挟圧されることによって、エンジン(図示せず)の回転動力をトランスミッション(図示せず)に伝達する。クラッチディスク1は、捩れ緩衝機能を有し、クラッチハブ10と、ディスクプレート20と、スラスト部材30と、コイルスプリング40と、ディスクスプリング50と、フェーシング60と、を有する。
【0021】
クラッチハブ10は、内周部にてトランスミッション(図示せず)の入力軸(図示せず)の軸端にスプライン嵌合する。クラッチハブ10は、径方向に延びるフランジ11を有する。ここでは、クラッチハブ10のフランジ11がハブ部分と一体となっている形式のものを採用しているが、フランジ11とハブ部分とを別体としてその間に微小スプリングを配設し、フランジ11とハブ部分との間で微小な捩じれ振動を吸収可能な構成としてもよい。クラッチハブ10には、フランジ11の径方向外方に切欠いてなる切欠き12がある。切欠き12は、スプリングシート41及び42の外周面側がフランジ11の外周面よりも径方向外側に位置するように構成されている。
【0022】
ディスクプレート20は、クラッチハブ10の両面にクラッチハブ10と同軸かつ相対回転可能に配設されている。ディスクプレート20は、クラッチハブ10の軸方向両側に配設される第1ディスクプレート20Aと第2ディスクプレート20Bとにより構成されている。第1ディスクプレート20Aと第2ディスクプレート20Bとはその外周側でリベット80によって連結されている。ディスクプレート20A、20Bには、コイルスプリング40の外周側を連結するための窓孔21を有する。
【0023】
スラスト部材30は、クラッチハブ10とディスクプレート20の接触面の間に介設されているワッシャ状の樹脂からなる部材である。スラスト部材30は、クラッチハブ10と第1ディスクプレート20Aの接触面の間に介設されている第1スラスト部材30Aと、クラッチハブ10と第2ディスクプレート20Bの接触面の間に介設されている第2スラスト部材30Bと、から構成されている。
【0024】
コイルスプリング40は、クラッチハブ10と両ディスクプレート20A、20Bの対向する位置にそれぞれ形成される切欠き12及び窓孔21内に収容されており、ここでは4個(2個の場合もある)のコイルスプリング40を用いている。各コイルスプリング40は、一対のスプリングシート41及び42で支持されながらこれら切欠き12及び窓孔21内に収容されている。
【0025】
ディスクスプリング50は、円環板状をなしており、厚さ方向に凹凸を有するように円周方向に沿って所定の位置に切欠部と曲げ部が形成されたバネ鋼よりなる弾性部材である(図1、2参照)。また、ディスクスプリング50は、その両面から押圧力を受け、潰される方向に荷重を負荷された場合に、平面状に変形し、無負荷時の凹凸形状に戻ろうとする復元力を発生する。つまり、両面からの押圧力に対して対抗する力を発生する。なお、本実施形態では、ディスクスプリング50の厚さ方向の凹凸は、円周方向に沿って規則的に形成されているが、不規則に並んでいても押圧力に対して過剰な応力の集中を回避できればよい。また、本実施形態では、ディスクスプリング50は、連続した環状の形状であるが、分割されたプレートスプリングが配置された構造であってもよい。さらに、ディスクスプリング50の内周部は、第2ディスクプレート20Bの外周部にてリベット80によって連結されている。
【0026】
フェーシング60A、60Bは、円環板状をそれぞれ成して互いに同一の板厚を有する耐摩耗性部材である(図1〜5参照)。
【0027】
フェーシング60A、60Bは、基材繊維と、樹脂と、摩擦調整剤と、を含む。基材繊維は、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、有機繊維、無機繊維等の繊維よりなる。樹脂は、基材繊維間に含浸され、例えば、熱硬化性樹脂(例えば、フェノール樹脂)、ゴム等の樹脂よりなる。摩擦調整剤は、樹脂中に含まれ、例えば、カシューダスト、過酸化剤(例えば、二酸化マンガン)等の添加物よりなる。
【0028】
フェーシング60A、60Bは、ディスクスプリング50の軸方向両側に配され、リベット70によりディスクスプリング50に固定されている(図1参照)。フェーシング60A、60Bには、リベット70により固定されるリベット用穴63と、リベット70により固定されない貫通穴64と、が形成されている(図3参照)。フェーシング60A、60Bは、フライホイール(図示せず)とプレッシャプレート(図示せず)との間で挟圧されうる。
【0029】
フェーシング60A、60Bにおいて、フライホイール(図示せず)又はプレッシャプレート(図示せず)と摩擦係合する表面に対し、ディスクスプリング50の接触する裏面がある。フェーシング60A、60Bの表面には、放射方向および円周方向に形成された溝部62を有する。フェーシング60A、60Bは、裏面のうちディスクスプリング50の所定部分以外の部分に凹部61を有する。
【0030】
ここで、ディスクスプリング50の所定部分とは、ディスクスプリング50とフェーシング60A、60Bの接触部分のうち、ディスクスプリング50をフェーシング60A、60Bで潰す方向に荷重を負荷した場合にフェーシング60A、60Bに一定以上の圧縮応力が発生する部分をいう。なお、ディスクスプリング50とフェーシング60A、60Bの接触部分であっても、ディスクスプリング50をフェーシング60A、60Bで潰す方向に荷重を負荷した場合にフェーシング60A、60Bに一定以上の圧縮応力が発生しない部分は、ディスクスプリング50の所定部分に含まれない。
【0031】
凹部61には、浅い部分のリブ部61aと、深い部分の底部61bと、を有する。リブ部61aは、フェーシング60A、60Bの溝部62に対応した部分に形成されている。これは、内蔵される基材繊維束の厚さを確保して成形不良を防止するためである。また、リブ部61aは、凹部61を形成できる領域が大きく設定できる場合には、溝部62に対応した部分以外の部分に形成してもよい。これにより、面剛性を向上させることができ、摩擦面の面圧を均一にすることができる。これは摩耗増大、μ低下の防止効果がある。底部61bは、より凹み量を多くするとともに、摩耗代およびバラツキを見込んで部材に孔が開くことのないよう考慮して、深さが設定される。
【0032】
フェーシング60A、60Bは、1つのクラッチディスクの組立体において2枚使われているが、ディスクスプリング50との接触部分は2枚とも異なるためそれぞれ接触部分をさける凹部形状を設定すると2種類できる。より凹部効果を出すためにはこれも有効である。なお、量産性を考慮しフェーシング60A、60Bの生産性向上、クラッチディスク1の組立体の組付性向上によるコスト低減を狙うためには共用できる形状を設定することが好ましい。
【0033】
凹部61は、型成形状態のまま、つまり黒皮状態(型形成直後の状態)で後加工(切削加工)は実施しないことが好ましい。これは、研磨代の低減が可能で、投入材料の低減が可能だからである。また、基材繊維の切断がないので強度、剛性の低下がない。
【0034】
フェーシング60A、60Bのリベット用穴63および貫通穴64の穴明けは、型成形加工、表裏面加工の後に実施される。リベット用穴63および貫通穴64の穴明けの位置決めの基準に、凹部61の位置に対応した切り欠き等の位置決め部(図示せず)を内周部又は外周部に形成することが好ましい。また、別のパターンとして、放射方向の溝部62、又は島状の摩擦面に特有の凹形状等の位置決め部を形成してもよい。
【0035】
凹部61は、回転バースト強度を確保し、かつ、フェーシング60A、60Bの強度低下を極力低減するため、応力大となるフェーシング60A、60Bの内周縁部および外周縁部や、リベット用穴63および貫通穴64の縁部に形成しなうようにすることが好ましく、形成する場合でも底部61bの深さよりも浅くすることがよい。
【0036】
実施形態1によれば、クッショニングの初期特性の適正値の確保と経時変化が防止可能である。その理由は、フェーシング60A、60Bとディスクスプリング50との接触部分のうち所定部分に凹部61が形成されていないため、クリープの発生が防止できるからである。また、クラッチ滑りを防止することができる。その理由は、フェーシング60A、60Bとディスクスプリング50との接触部分のうち所定部分に凹部61が形成されていないため、摩擦面の面圧が均等化され、摩擦係数μが安定して得られるからである。さらに、クッショニング特性の経時変化の防止と、面圧不均一化の防止で摩擦係数μの低下を防止することができる。その理由は、フェーシング60A、60Bとディスクスプリング50との接触部分のうち所定部分に凹部61が形成されていないため、クリープの発生が防止できるからである。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の実施形態1に係るクラッチディスクの構成を模式的に示した(a)切欠き正面図、(b)A−A´間の断面図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るクラッチディスクの構成を模式的に示した図1のB−B´間の拡大部分断面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係るクラッチディスクにおけるフェーシングの構成を模式的に示した(a)正面図、(b)背面図である。
【図4】本発明の実施形態1に係るクラッチディスクにおけるフェーシングの構成を模式的に示した図3の(a)C−C´間の部分断面図、(b)D−D´間の部分断面図、(c)E−E´間の部分断面図、(d)F−F´間の部分断面図である。
【図5】本発明の実施形態1に係るクラッチディスクにおけるフェーシングの表面側の溝部と裏面側の凹部の対応位置を模式的に示した図である。
【符号の説明】
【0038】
1 クラッチディスク
10 クラッチハブ
11 フランジ
12 切欠き
20 ディスクプレート
20A 第1ディスクプレート
20B 第2ディスクプレート
21 窓孔
30 スラスト部材
30A 第1スラスト部材
30B 第2スラスト部材
40 コイルスプリング
41、42 スプリングシート
50 ディスクスプリング
60、60A、60B フェーシング
61 凹部
61a リブ部
61b 底部
62 溝部
63 リベット用穴
64 貫通穴
70、80 リベット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
厚さ方向に凹凸を有するように形成されたディスクスプリングの両面に対してフェーシングが固定されたクラッチディスクであって、
前記フェーシングは、前記ディスクスプリングに対面する裏面において、前記ディスクスプリングに対し前記厚さ方向に荷重が負荷された場合に前記フェーシングに一定以上の圧縮応力が発生する部分以外の部分に凹部が形成されていることを特徴とするクラッチディスク。
【請求項2】
前記フェーシングは、表面において溝部を有するとともに基材繊維束を内蔵し、
前記凹部は、前記溝部に対応する部分に形成される場合に、少なくとも前記基材繊維束の厚さを確保する深さにて形成されていることを特徴とする請求項1記載のクラッチディスク。
【請求項3】
前記凹部は、裏面において、切削加工されていないことを特徴とする請求項1又は2記載のクラッチディスク。
【請求項4】
前記フェーシングは、表面、外周部又は内周部に前記凹部の位置に対応した位置決め部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のクラッチディスク。
【請求項5】
前記凹部は、前記フェーシングに形成されている穴の縁部にて所定深さ以下で形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のクラッチディスク。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−205527(P2007−205527A)
【公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−27825(P2006−27825)
【出願日】平成18年2月6日(2006.2.6)
【出願人】(000000011)アイシン精機株式会社 (5,421)
【Fターム(参考)】