説明

ゲーム機のプレーヤに対し報奨を与える(crediting)システムとその方法

本システムおよび方法はゲーム機のプレーヤにボーナス点を報奨する。ボーナス点は、クレジット、あるいはゲーム機でプレーするためにクレジットへと変換可能な報奨点である。プレーヤは、ゲーム機に接続されたコンピュータ上に記録されているプレーヤアカウントを保有する。コンピュータは、変数を持つ証票を記録するためのデータベースを有する。各証票は、プレーヤアカウントに割り当てることの出来る第1のボーナス点の値を備える。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本出願は、米国仮特許出願60/502179(出願日2003/9/11)および米国特許出願10/661198(出願日2003/9/12)に基づく優先権を主張する。
【0002】
本発明は一般的にゲーム機に関し、特にゲーム機のプレーヤに対し報奨を与えるシステムとその方法に関する。
【背景技術】
【0003】
近年のカジノゲーム市場の成長と競争、そして、個人ゲーム層、カジノ経営層、及び監査層におけるゲーム環境に導入されている、洗練化・複雑化の進む技術は、ゲーム制作者、ゲーム施設運営者、そして規制当局者に対して、挑戦と機会とを提供する。先進の電子ゲーム機、マルチサイトにおけるゲーム運用、プレーヤの詳細な追跡、広域的プログレッシブジャックポット、そしてプレーヤが硬貨や通貨を利用するようなその他様々の選択肢における技術的な機能および要件は、カジノ運営者(管理者の観点から)や規制当局者(監査/コンプライアンスの観点から)にとって、多大な価値となりうる、常に変化する潜在的に巨大なデータの集積を提供する。
【0004】
近年多くの関心を集めている分野は、ビデオスロット機や、ビデオポーカー機などの電子ゲーム機のプレーヤに対してボーナスや報奨(incentive)を提供するものである。賞品は、無作為に選択することも、プレーヤの前回までのプレーのレベルに基づくこともできる。選択された条件をプレーヤが達成すると、ゲーム機のホッパーから、クレジット(credit、利用権)という形で賞品が放出される。
【0005】
プレーヤ追跡クラブを通じて、プレーヤに報奨を与えることもできる。通常、プレーヤはプレーヤ追跡ID、および/又はプレーヤ識別番号(PIN)によって識別される。プレーヤ追跡システムはプレーヤのプレー内容を追跡し、設定された基準に応じて、プレーヤ追跡ポイントをプレーヤに授与する。プレーヤ追跡ポイントは、食事や商品などの景品と引き替えることができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、これらの両システムは柔軟性に乏しく、現在の情報及びシステムから得られるべき最大の恩恵や利益をカジノ運用者にもたらしてはいない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上述したいくつかの問題点の解決を対象とするものである。
【0008】
本発明の第1の特徴として、ゲーム機のプレーヤにボーナス点を報奨する方法を提供する。プレーヤはゲーム機に接続された(coupled to)コンピュータ上にプレーヤアカウントを持つ。コンピュータは変数をもつ証票(voucher)を記憶するためのデータベースを備える。各証票は第1のボーナス点の値を保有し、また各証票はプレーヤアカウントに割り当てることができる。
【0009】
本発明の第2の特徴として、ゲーム機のプレーヤにボーナス点を報奨する方法を提供する。プレーヤはコンピュータ上にプレーヤアカウントを持つ。コンピュータはゲーム機に接続され、証票を記憶するためにデータベースを備える。各証票は証票の有効期限に関する変数を保持する。前記方法は、第1のボーナス点の値を第1の証票へ、第1の有効期限を第1の証票の変数へ、そして第1の証票をプレーヤアカウントへ割り当てるステップを備える。
【0010】
本発明の第3の特徴として、ゲーム機のプレーヤに報奨点(incentive points)を与える方法を提供する。プレーヤはコンピュータ上にプレーヤアカウントを持つ。コンピュータはゲーム機に接続され、証票を記憶するためのデータベースを備える。各証票は変数を持つ。前記方法は、第1のボーナス点の値を第1の証票へ割り当てるステップと、現金化が可能か否かを第1の証票の変数に定義するステップと、そして第1の証票をプレーヤアカウントに割り当てるステップとを備える。
【0011】
本発明の第4の特徴として、ゲーム機のプレーヤにボーナス点を報奨する方法を提供する。ゲーム機は可変の掛け金を受け付けることができる。可変の掛け金は最大掛け金値を保有する。プレーヤはコンピュータ上にプレーヤアカウントを持つ。前記方法は、プレーヤに第1のボーナス点を与え、第1のボーナス点をコンピュータに接続されたプレーヤ追跡装置に第1のクレジットとしてダウンロードする手順を備える。更に前記方法は、プレーヤが掛け金を設定することのできるステップ、ゲーム機をプレーするステップ、掛け金をクレジット計測器から減算するステップ、最大掛け金をプレーヤ追跡装置から減算するステップ、そしてクレジット計測器に最大掛け金を与えるステップを備える。
【0012】
本発明の第5の特徴として、ゲーム機のプレーヤにボーナス点を報奨するシステムを提供する。システムはコンピュータ、及びコンピュータに保存されたデータベースを備える。コンピュータはプレーヤアカウントを追跡するためにゲーム機に接続される。データベースは証票を記憶する。各証票は変数を持つ。コンピュータは第1のボーナス点の値を第1の証票に割り当て、第1の証票をプレーヤアカウントに割り当てる。
【0013】
本発明の第6の特徴として、ゲーム機のプレーヤにボーナス点を報奨するシステムを提供する。システムは、コンピュータ、及びコンピュータ上に保存されたデータベースを備える。コンピュータはプレーヤアカウントを追跡する。データベースは証票を記憶する。各証票は証票の有効期限に関する変数を保持する。コンピュータは第1のボーナス点の値を第1の証票に、第1の有効期限を第1の証票の変数に、そして第1の証票をプレーヤアカウントに割り当てる。
【0014】
本発明の第7の特徴として、ゲーム機のプレーヤにボーナス点を報奨するシステムを提供する。システムは、プレーヤアカウントを追跡するコンピュータ、及びコンピュータ上に保存され、証票を記憶するデータベースを備える。各証票は変数を有する。コンピュータは第1のボーナス点の値を第1の証票に割り当て、第1の証票の変数に、現金化が可能か否かを定義し、そして第1の証票をプレーヤアカウントに割り当てる。
【0015】
本発明の第8の特徴として、システムはゲーム機、コンピュータ、そしてコンピュータ上に保存されたデータベース、とを備える。ゲーム機はプレーヤ追跡装置とクレジット計測器を持つ。プレーヤアカウントを追跡するために、コンピュータはゲーム機に接続される。データベースはプレーヤアカウントに関する情報を記憶する。コンピュータはプレーヤアカウントに第1のボーナス点の値を与え、関連する第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、そして第1のクレジットをプレーヤ追跡装置にダウンロードする。ゲーム機はプレーヤに対して、掛け金を設定することとプレーすることを許す。さらにゲーム機は、掛け金をクレジット計測器から減算し、最大掛け金をプレーヤ追跡装置から減算し、最大掛け金をクレジット計測器に与える。
【0016】
本発明に関するその他の長所については、後述の詳細な説明と添付図を合わせて参照し、本発明に関する理解をより深めることで、容易に評価することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図表および運用において、本発明はゲーム機12のプレーヤにクレジットを与えるための、システム10、及び方法50、52、54、56、58を提供する。実施例の1つではシステム10および方法50,52,54,56は、ブロック図1に示す娯楽監視システム14を通じて実施、または実装することができる。
娯楽監視システム14は、リアルタイムマルチサイト、スロット会計、プレーヤ追跡、ケージクレジット(cage credit)および金庫(vault)、スポーツ賭博データ収集、POS会計、キノ会計、ビンゴ会計、テーブルゲーム会計、プログレッシブ型ジャックポット、および電子資金決済等の追加機能を備えることができる。
このようなシステムのうち2つは米国特許出願09/967,571(出願日2001/9/28)、および米国仮特許出願(番号未割り当て)(出願日2003/9/11)(Attorney Docket No. 60518-169)に開示しており、いずれも参照により、本書に含まれる。
【0018】
システム10は複数のゲーム機12を備える。ゲーム機12は電子ゲーム機(ビデオスロット、ビデオポーカー、ビデオアーケードゲームなど)、電気ゲーム機、オンラインゲームなどのバーチャルゲーム機、テーブルゲーム(図示せず)用のテーブル管理システムへのインタフェース、などを備えることが可能であるが、これらに限定するものではない。図の実施例では、8機の電子ゲーム機(またはEGM)12A−12Hを表している。しかしながら、本発明はゲーム機12の数や種類に限定されるものではないことに留意すべきである。実施例の一つでは複数個のゲーム機12を列に(図示せず)に配置して構成している。
【0019】
システムに含むことのできるその他のゲーム機(上記参照)を番号12Iにて示す。
【0020】
ゲーム機12はネットワーク16を介して、一つ、あるいはそれ以上のホストコンピュータ18に接続される。ホストコンピュータは通常リモートか中央に設置される。コンピュータ18は、1つ、あるいはそれ以上のデータベース22を維持するコンピュータプログラムアプリケーション20を備える。実施例の一つではデータベース(複数可)はOracleデータベース(複数可)を利用している。
【0021】
コンピュータプログラムアプリケーション20とデータベース22は、ゲーム機12とそのプレーヤに関する会計情報の記録、追跡、報告に利用できる。さらに、コンピュータプログラムアプリケーション20とデータベース22はプレーヤ追跡アカウントに関する情報を維持するためにも利用出来る。(下記参照)
【0022】
通常、プレーヤ24はゲーム機12をプレーすることが可能である。プレーヤ24はプレーをするゲーム機12Cを一つ選択し、硬貨、クレジット、クーポン、そして/またはプレーヤ追跡カード(図示せず)を、その選択したゲーム機(EGM)12Cに挿入することができる。一般的に、ゲーム機12Cは、そのゲーム機に関するプレーに必要なクレジット、またはコインの数値を保有する。ビデオスロットやポーカーゲームの場合、ゲームをプレーすると、ゲーム機12のペイテーブルに基づいて、クレジットの形で賞金が支払われる。
【0023】
図2に、電子ゲーム機12Cとして適するブロック図を示す。
【0024】
ゲーム機12Cは、ゲーム制御装置26、または中央制御装置(CPU)、硬貨・紙幣管理装置28、ディスプレイ処理装置30、メモリ素子であるRAM32、そしてROM34(一般的にはEPROMで提供される)により成る。CPU26は主にマイクロプロセッサ装置により構成され、ゲーム進行に必要な種々の計算や動作制御を実施する。硬貨・紙幣管理装置28は硬貨や紙幣の挿入を感知し、硬貨や紙幣を管理するために必要な手順を実施する。ディスプレイ処理装置30はCPU26から発光された命令を解釈し、ディスプレイ36に所望の画像を表示する。RAM32はゲーム進行に必要なプログラムやデータを一時的に保存する。そしてROM34は、ゲーム機12のブート操作、ゲームコード、および画像など、ゲーム機12Cの基本的な動作を制御するために必要なプログラムやデータを前もって記憶する。
【0025】
ゲーム機12Cへの入力は機械的なスイッチ、あるいはボタン、またはタッチスクリーンインタフェース(図示せず)によって実現される。そのようなゲーム機12は当業者にはよく知られており、これ以上について、ここでは記載しない。
【0026】
プレーヤ24はプレーヤ追跡カード、および/又は、ゲーム機(EGM)12のもつプレーヤ追跡装置38に入力されるプレーヤ識別番号によって識別される。(下記参照)ビデオスロットやポーカーゲームに関しては、ゲーム機(EGM)12のペイテーブルにて指定される報奨に加えて、ボーナスをプレーヤに与える用途でプレーヤ追跡アカウントが通常利用される。これらボーナスは、いくつかの基準に基づいてプレーヤ24に与えることができる。ここで、基準とは、次のものを含むが、次のものに限定しない。a)マシン12Cにおけるプレーヤのプレー内容、b)プレーヤの全体のプレー内容、c)前もって決まれた期間におけるプレー内容、d)プレーヤの誕生日または記念日、あるいはe)その他定義可能な基準。さらに、ボーナスは無作為に付与することも可能である。即ち、無作為に選ばれたプレーヤ、あるいは、無作為に選ばれたゲーム機12に対し、与えられる。ボーナスは、その他任意の方法や基準に基づいて(例えば、土産品店やその他提携施設で買い物をした等)、付与することも可能である。
【0027】
実施例の1つでは、プレーヤ追跡装置38は処理装置40、プレーヤ識別カード読み取り機42および/又はテンキー44、そしてディスプレイ46を備える。実施例の1つでは、ディスプレイ46はテンキー44が実現されたタッチスクリーンパネルである。
【0028】
プレーヤ24は、プレーヤ識別カード読み取り機42に挿入されたプレーヤ追跡カード、および/又はテンキー46に入力されたプレーヤ識別番号(PIN)により識別可能である。プレーヤ追跡装置38は対応するゲーム機(EGM)12Cと対応するコンピュータ18との間で情報をやり取りするためにも利用できる。プレーヤ追跡装置40はボーナス点、即ち、コンピュータ18よりダウンロードされた報奨点、またはクレジット、を追跡する為にも使うことができる。
【0029】
本発明の特徴の一つでは、ボーナスはボーナス点として与えられる。実施例の一つでは、ボーナス点は報奨点である。又、別の実施例では、ボーナス点はクレジットである。
【0030】
前もって定められた比率に基づいて、報奨点をクレジットに変換することができる。この比率は1であってもそれ以外であってもよい。前もって定められた比率は決められた基準、例えば、利用したゲーム機12、プレーヤ、または時刻など、に基づいて変更することもできる。報奨点について、現金化が可能か否かを指定することができる。下記に述べるように、プレーヤアカウントの持つ報奨点は、プレーをするためにゲーム機12へとダウンロードすることが可能である。
【0031】
プレーヤアカウントの持つ報奨点について現金化が可能か否かを指定することができる。実施例の一つでは、プレーヤアカウントは現金化可能な報奨点のみを持つことができる。別の実施例では、プレーヤアカウントは現金化不可能な報奨点のみ持つことができる。三番目の実施例では、プレーヤアカウントは現金化可能な報奨点および、現金化不可能な報奨点の両方をもつことができる。
【0032】
さらに別の実施例では、プレーヤアカウントは、現金化が可能である、及び/または不可能である報奨点、そして現金化可能である、及び/または現金化不可能であるクレジットを保有することができる。
【0033】
現金化可能なクレジット、またはクレジットに変換した報奨点は、ゲーム機(EGM)12へダウンロードすることが出来る。プレーヤがゲーム機(EGM)12上でのプレーを終了すると、残りのクレジットは、現金化(硬貨で受け取る)するか、換金用または他のゲーム機12でプレーするために、券として印刷するか、プレーヤ追跡カード上に載せることができる。
【0034】
現金化ができないクレジットは、プレーしなければならない。プレーヤがゲーム機(EGM)12Cでプレーし終えると、ゲーム機(EGM)12にダウンロードした現金化不可能なクレジットは消滅するか、プレーヤアカウントに再度アップロードして戻される。(下記参照)
【0035】
図3では、データベース22はプレーヤ追跡システム上の各プレーヤに関するプレーヤアカウントを追跡する。図の例では、各プレーヤに関して、アカウント番号、報奨点、氏名、現金化可能なクレジット、現金化不可能なクレジット、が追跡される。したがって、この例では、報奨点、現金化可能なクレジット、および現金化不可能なクレジット、の形でボーナス点を与えることが出来る。
【0036】
図4では、ボーナス点は電子証票(データベース22のレコード)を介して与えることができる。証票48はボーナス点が与えられる度に作成される。図4の概略図では、3つの証票48A、48B、48Cが示されている。各証票48は証票番号と金額(この例ではドル、あるいはクレジット金額)を持つ。各証票48はプレーヤアカウントに割り当てられ、自分の割り当てられたプレーヤアカウント番号を保持する。各証票48はシステム10の必要性に応じて、さらに変数やフィールドを持つことができる。例えば、それぞれの証票48の期限が切れる日付を与える有効日、を含むことができる。証票48ではボーナス点が現金化可能か否かを指定することもできる。
【0037】
本発明の特徴の一つとして、コンピュータ18は第1の証票48を作成し、これに第1のボーナス点の値を割り当てることが出来る。コンピュータ18はさらに第2の証票48を作成し、これに第2のボーナス点の値を割り当てることができる。第1、および第2の証票48はプレーヤアカウントに割り当てることができる。各証票は変数を持つ。第1の証票の変数は第1の値を持ち、第2の証票の変数は第2の値を持つ。
【0038】
実施例の一つでは、ボーナス点はクレジットに変換可能な報奨点であり、この報奨点はゲーム機(EGM)12Cにダウンロード可能である。
【0039】
別の実施例では、ボーナス点はゲーム機(EGM)12にダウンロードできるクレジットである。
【0040】
実施例の一つでは、ゲーム機12Cはプレーヤ24に対し、そのプレーヤのプレーヤアカウントに割り当てられた証票48の一覧を表示することが出来る。プレーヤ24はその中からすくなくとも1つの証票を、ダウンロードを目的として、選ぶことができる。一覧は適当な場合にいつでも表示可能である。例えば、プレーヤ24がシステム10によって識別されたとき、プレーヤが一覧表示を要求したとき(メニューシステムを通じて)、新しい証票が作成されたとき、その他適切な場合である。実施例の一つでは一覧はゲーム機ディスプレイ36に表示することができる。別の実施例では、一覧はプレーヤ追跡装置ディスプレイ44に表示される。
【0041】
第1、および第2の証票の、それぞれ第1、および第2の変数は、同じであっても異なっていてもよい。例えば、実施例の一つでは、変数はそれぞれの証票の有効期限に関連するものである。有効期限は証票が作成された日付の関数であってもよい。よって、証票の作成された日付が異なれば有効期限は異なり、同じであれば、有効期限は同じである。
【0042】
別の実施例では、変数は現金化が可能か不可能かを表す。コンピュータ18は証票48を現金化可能、または不可能として指定することができる。通常、これは証票48がどのように作成されたかに基づいて予め定義された基準によって決められる。
【0043】
ある証票48のボーナス点が報奨点であれば、報奨点はゲーム機12Cにダウンロードする前にクレジットに変換することができる。上述のように、変換は予め設定した比率(1、またはその他別の比率)を用いて実施される。
【0044】
実施例の一つでは、ゲーム機12は、第1、または第2の証票48がプレーヤアカウントに割り当てられたことをプレーヤ24に知らせる合図を提供することができる。例えば、合図は、聴覚的および、あるいは視覚的なものであってもよい。
【0045】
実施例の一つでは、変数は各証票の有効期限である。各証票は、各自のボーナス点が現金化可能か否かを示すための第2変数を持つことができる。
【0046】
実施例の一つでは、コンピュータ18は第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換して、第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置38にダウンロードする。
【0047】
別の実施例では、ゲーム機12はクレジット計測値を持ち、前記クレジット計測値はプレーヤ24がプレーに使用できるクレジットを追跡する。コンピュータ18は第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換して第1のクレジットの値をクレジット計測器にダウンロードすることができる。
【0048】
実施例の一つでは、変数は、高配当一括払い(one lump-sum and pay for play)を表すものであってもよい。証票48が一括払いであると指定されていれば、コンピュータ18は第1のボーナス点をクレジットに変換して、このクレジットをクレジット計測器にダウンロードすることができる。
【0049】
実施例の一つでは、ゲーム機12は可変の掛け金を受け付けることが出来る。可変掛け金は、最大掛け金値、またはMAX BETを持つ。実施例の一つでは、最大掛け金値はゲーム機12の構成で定義された値、報奨設定値、そしてボーナス点の残高のうち、値が最も小さいものと同じである。コンピュータ18は第1の証票48に関連する第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のボーナス点の値をプレーヤ追跡装置38に、クレジットとしてダウンロードする。ゲーム機12Cはプレーヤ24に対して、掛け金を設定すること、そしてゲーム機12Cでプレーすることを許す。ゲーム機12Cは、プレーヤ24がゲーム機12Cでプレーするのに応じて、掛け金をクレジット計測器から減算し、最大掛け金をプレーヤ追跡装置38から減算し、そして最大掛け金値をクレジット計測器に与える。
【0050】
図5では、ゲーム機12Cのプレーヤ24に対してボーナス点を報奨する方法50を示す。プレーヤ24はコンピュータ18に保存されたプレーヤアカウントを持つ。コンピュータ18は証票48を記憶するデータベース22を備える。各証票は少なくとも1つの変数を持つ。最初のステップ50Aでは、第1のボーナス点の値が第1の証票48に割り当てられる。第1の証票48の変数は第1の値を保持する。次のステップ50Bでは、第1の証票48がプレーヤアカウントに割り当てられる。第三のステップ50Cでは、第2のボーナス点の値が第2の証票に割り当てられる。第2の証票の変数は第2の値を持つ。第4のステップ50Dでは、第2の証票48がプレーヤアカウントに割り当てられる。
【0051】
図6では、ゲーム機12Cのプレーヤにボーナス点を報奨する方法52を示す。プレーヤ24はコンピュータ18にプレーヤアカウント持つ。コンピュータ18は証票48を記憶するデータベース22を備える。各証票48は証票48の有効期限に関する変数を持つ。第1のステップ52Aでは、第1のボーナス点の値が第1の証票48に割り当てられる。第2のステップ52Bでは、第1の証票に最初の有効期限日を与える。第3のステップ52Cでは、第1の証票48がプレーヤアカウントに割り当てられる。
【0052】
図7では、ゲーム機12Cのプレーヤにボーナス点を報奨する方法54を示す。プレーヤ24は、コンピュータ18にプレーヤアカウントを持つ。コンピュータ18は証票48を記憶するためのデータベースを備える。各証票48は変数を持つ。第1のステップ54Aでは、第1のボーナス点の値が第1の証票に割り当てられる。第2のステップ54Bでは、現金化が可能か否かを第1の証票48の変数に定義する。第3のステップ54Cでは、第1の証票48がプレーヤアカウントに割り当てら得る。
【0053】
図8では、ゲーム機12のプレーヤにボーナス点を報奨する方法56を示す。ゲーム機12は可変の掛け金を受け付けることが可能である。可変の掛け金は最大掛け金値(MAX BET)を持つ。プレーヤ24はコンピュータ18にプレーヤアカウントを持つ。第1のステップ56Aでは、プレーヤアカウントには第1のボーナス点が与えられる。第2のステップ56Bでは、第1のボーナス点の値がプレーヤ追跡装置38に、第1のクレジットの値としてダウンロードされる。第3のステップ56Cでは、プレーヤ24が掛け金を設定する。第4のステップ56Dでは、ゲーム機12がプレーされる。第5のステップ56Eでは、クレジット計測器から掛け金が減算される。第6のステップ56Fでは、最大掛け金値がプレーヤ追跡装置38から減算される。第7のステップ56Gでは、最大掛け金値がクレジット計測器に与えられる。
【0054】
図9では、ゲーム機12のプレーヤにボーナス点を報奨する方法58を示す。ゲーム機は可変の掛け金を受け付けることが可能である。可変の掛け金は最大掛け金値(MAX BET)を持つ。プレーヤ24はコンピュータ18にプレーヤアカウントを持つ。第1のステップ56Bでは、プレーヤアカウントに第1のボーナス点の値が与えられる。第2のステップ58Bでは、ボーナス点はプレーヤ追跡装置38に、クレジットとしてダウンロードされる。第3のステップ58Cでは、プレーヤ24が掛け金を設定する。第4のステップ58Dでは、ゲーム機12がプレーされる。第5のステップ58Dでは、プレーヤの掛け金の合計が、予め決められた値以上、即ち予め決められたプレー金額以上、であれば、方法58はステップ58Fへと進む。そうでない場合、方法58はプレーヤ24に対して、さらに掛け金を設定することを許す。第6のステップ58Fでは、プレー金額がプレーヤ追跡装置38から減算される。第7ステップの58Gでは、クレジット計測器にプレー金額を与える。
【0055】
上述の説明を踏まえ、本発明は様々な改良や変更が可能であることが明らかである。本発明は以下の請求項に明確に示した範囲外で実施されることを許す。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明の実施例に基づいて、ゲーム機のプレーヤにクレジットを与えるシステムのブロック図である。
【図2】図1のシステムと共に利用するゲーム機のブロック図である。
【図3】本発明の実施例に基づいて、複数のプレーヤ追跡アカウントを追跡するデータベースの例を示した概略図である。
【図4】本発明の実施例に基づいて、プレーヤ追跡アカウントに割り当てられた複数の証票を保持するデータベースの例を示した概略図である。
【図5】本発明の第1の実施例に基づいて、ゲーム機のプレーヤにクレジットを与える方法を示したフロー図である。
【図6】本発明の第2の実施例に基づいて、ゲーム機のプレーヤにクレジットを与える方法を示したフロー図である。
【図7】本発明の第3の実施例に基づいて、ゲーム機のプレーヤにクレジットを与える方法を示したフロー図である。
【図8】本発明の第4の実施例に基づいて、ゲーム機のプレーヤにクレジットを与える方法を示したフロー図である。
【図9】本発明の第5の実施例に基づいて、ゲーム機のプレーヤにクレジットを与える方法を示したフロー図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲーム機のプレーヤに対して、ボーナス点を報奨する方法であって、前記プレーヤはコンピュータにプレーヤアカウントをもち、前記コンピュータはゲーム機に接続され、証票を記憶するデータベースを備えており、前記各証票は変数を有しており、前記方法は、
第1のボーナス点の値を第1の証票に割り当て、前記証票の変数に第1の値が保持される、ステップと、
第1の証票をプレーヤアカウントに割り当てるステップと、
第2のボーナス点の値を第2の証票に割り当て、前記証票の変数に第2の値が保持されるステップと、
第2の証票をプレーヤアカウントに割り当てるステップとを備える、
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記ボーナス点は報奨点である、ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記ボーナス点はクレジットである、ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記ボーナス点はクレジットであるとし、そのボーナス点を電子ゲーム機からクレジットとしてダウンロードするステップを備える、ことを特徴とする請求項3記載の方法。
【請求項5】
前記ボーナス点をゲーム機にダウンロードするステップは、
プレーヤの証票一覧を表示するステップと、
ダウンロードする証票を少なくとも一つプレーヤが選択できるステップとを備える、
ことを特徴とする請求項4記載の方法。
【請求項6】
前記変数は、それぞれの証票の有効期限に関するものである、ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項7】
第1と第2の変数の値が同じである、ことを特徴とする請求項6記載の方法。
【請求項8】
第1と第2の値が異なる、ことを特徴とする請求項6記載の方法。
【請求項9】
前記変数は、現金化が可能か否かを表す、ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項10】
前記第1の証票に割り当てられた第1のボーナス点が現金化可能か否かを指定するステップを含む、ことを特徴とする請求項9記載の方法。
【請求項11】
前記第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をゲーム機にダウンロードするステップを含む、ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項12】
前記第1のクレジットの値をゲーム機にダウンロードするステップは、
プレーヤに証票一覧を表示するステップと、
ダウンロードする証票を少なくとも一つプレーヤが選択できるステップとを備える、
ことを特徴とする請求項11記載の方法。
【請求項13】
プレーヤが、前記ゲーム機に対し、自身を識別させるステップと、
ダウンロード可能な証票の一覧をプレーヤに表示するステップと、
ダウンロードする証票を少なくとも一つプレーヤが選択できるステップと、
選択された前記の少なくとも一つの証票に関連するボーナス点をクレジットに変換するステップと、
クレジットをゲーム機にダウンロードするステップとを備える、
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項14】
前記プレーヤを識別させるステップは、プレーヤ追跡識別カード、及びプレーヤ追跡識別番号のうち少なくとも一つを用いて実施される、ことを特徴とする請求項13記載の方法。
【請求項15】
プレーヤがゲーム機でプレーするステップと、
プレーヤアカウントに第2の証票が割り当てられた際に、ゲーム機を通じて合図を提供するステップとを備える、
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項16】
前記合図は、聴覚的、および視覚的合図のうち、少なくともいずれかである、ことを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項17】
前記変数は、対応する証票の有効期限に関連するものであり、各前記証票は、各証票のボーナス点を現金化することが可能か否かを指定する第2の変数を持つものである、ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項18】
前記ゲーム機はプレーヤ追跡装置を保有するとし、前記方法は、
第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換するステップと、
第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするステップとを備える、
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項19】
前記ゲーム機は、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備え、前記方法は、
第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換するステップと、
第1のクレジットの値をクレジット計測器にダウンロードするステップとを備える、
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項20】
前記ゲーム機は、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記方法は、
第1の証票が高配当の一括払いであることを指定するステップと、
第1の証票が一括払いであると指定されている場合、第1のボーナス点をクレジットに変換し、クレジットをクレジット計測器にダウンロードするステップとを備える、
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項21】
前記ゲーム機はコンピュータに接続されたプレーヤ追跡装置と、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記ゲーム機は可変の掛け金を受け付けることが可能であり、前記可変の掛け金は最大掛け金値を有するとし、前記方法は、
第1の証票に関連する第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換するステップと、
第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするステップと、
プレーヤが掛け金を設定することのできるステップと、
ゲーム機でプレーするステップと、
掛け金をクレジット計測器から減算するステップと、
最大掛け金をプレーヤ追跡装置から減算するステップと、
最大掛け金をクレジット計測器に与えるステップとを備える、
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項22】
前記ゲーム機はコンピュータに接続されたプレーヤ追跡装置と、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記ゲーム機は可変の掛け金を受け付けることが可能であり、前記可変の掛け金は最大掛け金値を有するとし、前記方法は、
第1の証票に関連する第1のボーナス点の値を第1のクレジットに変換するステップと、
第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするステップと、
プレーヤが掛け金を設定することのできるステップと、
ゲーム機でプレーするステップと、
プレーヤの合計掛け金が予め定められた値以上の場合は、前もって設定されたしきい値をプレーヤ追跡システムから減算し、前記しきい値をクレジット計測器に与えるステップとを備える、
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項23】
ゲーム機のプレーヤに対しボーナス点を報奨する方法であって、前記プレーヤはコンピュータ上にプレーヤアカウントを持ち、前記コンピュータはゲーム機に接続され、証票を記憶するためのデータベースを備え、前記各証票は証票の有効期限に関連する変数をもち、前記方法は
第1のボーナス点の値を第1の証票に割り当てるステップと、
第1の証票の変数に対し、第1の有効期限を割り当てるステップと、
第1の証票をプレーヤアカウントに割り当てるステップとを備える、
ことを特徴とする方法。
【請求項24】
前記ボーナス点は報奨点である、ことを特徴とする請求項23記載の方法。
【請求項25】
前記ボーナス点はクレジットである、ことを特徴とする請求項23記載の方法。
【請求項26】
前記ボーナス点はクレジットであるとし、前記ボーナス点をクレジットとしてゲーム機にダウンロードするステップを備える、ことを特徴とする請求項25記載の方法。
【請求項27】
前記ボーナス点をゲーム機にダウンロードするステップは、
証票の一覧をプレーヤに表示するステップと、
ダウンロードする証票を少なくとも一つプレーヤが選択できるステップと、
を備える、ことを特徴とする請求項26記載の方法。
【請求項28】
前記各証票は、現金化可能か不可能かを示す第2の変数を持つ、ことを特徴とする請求項23記載の方法。
【請求項29】
前記第1の証票に割り当てられた第1のボーナス点の値が現金化可能か不可能かを指定するステップを備える、ことを特徴とする請求項28記載の方法。
【請求項30】
前記第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換するステップと、第1のクレジットの値をゲーム機にダウンロードするステップを備える、ことを特徴とする請求項23記載の方法。
【請求項31】
プレーヤアカウントは複数の証票を保有するとし、第1のクレジットの値をゲーム機にダウンロードするステップは、
プレーヤアカウントに割り当てられた証票の一覧をプレーヤに表示するステップと、
ダウンロードする証票を少なくとも一つプレーヤが選択できるステップとを備える、
ことを特徴とする請求項30記載の方法。
【請求項32】
前記プレーヤアカウントは複数の証票を保有し、前記方法は、
プレーヤが、前記ゲーム機に対し、自身を識別させるステップと、
プレーヤアカウントに割り当てられた証票の一覧をプレーヤに表示するステップと、
ダウンロードする証票を、少なくとも一つプレーヤが選択できるステップと、
選択された前記の少なくとも一つの証票に関連するボーナス点をクレジットに変換するステップと、
ゲーム機にクレジットをダウンロードするステップとを備える、
ことを特徴とする請求項23記載の方法。
【請求項33】
前記プレーヤを識別するステップは、プレーヤ追跡識別カード、あるいはプレーヤ追跡識別子の少なくともいずれかを利用することによって実施される、ことを特徴とする請求項32記載の方法。
【請求項34】
前記ゲーム機はプレーヤ識別装置を保有するとし、前記方法は、
第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換するステップと、
第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするステップとを備える、 ことを特徴とする請求項23記載の方法。
【請求項35】
前記ゲーム機は、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記方法は、
第1のボーナス点の値を第1のクレジットに変換するステップと、
第1のクレジットの値をクレジット計測器にダウンロードするステップとを備える、
ことを特徴とする請求項23記載の方法。
【請求項36】
前記ゲーム機は、そのゲーム機でプレーヤの利用できるクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記方法は、
第1の証票が高配当一括払いであるかどうかを指定するステップと、
第1の証票が一括払いであると指定されている場合、第1のボーナス点の値をクレジットに変換し、クレジットをクレジット計測器にダウンロードするステップとを備える、
ことを特徴とする請求項23記載の方法。
【請求項37】
前記ゲーム機は、コンピュータに接続されたプレーヤ追跡装置と、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記ゲーム機は、可変の掛け金を受け付けることが可能であるとし、前記可変の掛け金は最大掛け金値をもつとし、前記方法は、
第1の証票に関連する第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換するステップと、
第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするステップと、
プレーヤが掛け金を設定することのできるステップと、
ゲーム機でプレーするステップと、
クレジット計測器から掛け金を減算するステップと、
プレーヤ追跡装置から最大掛け金を減算するステップと、
最大掛け金をクレジット計測値に与えるステップとを備える、
ことを特徴とする請求項23記載の方法。
【請求項38】
前記ゲーム機はコンピュータに接続されたプレーヤ追跡装置と、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記ゲーム機は可変の掛け金を受け付けることが可能であるとし、前記方法は、
第1の証票に関連する第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換するステップと、
第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするステップと、
プレーヤが掛け金を設定することのできるステップと、
ゲーム機でプレーするステップと、
プレーヤの合計掛け金が予め定められた値以上の場合は、前もって設定されたしきい値をプレーヤ追跡システムから減算し、前記しきい値をクレジット計測器に与えるステップとを備える、
ことを特徴とする請求項23記載の方法。
【請求項39】
ゲーム機のプレーヤに対し、ボーナス点を報奨する方法であって、前記プレーヤはコンピュータ上にプレーヤアカウントを持ち、前記コンピュータはゲーム機に接続され、証票を保持するためのデータベースを備え、前記各証票は変数を保有し、前記方法は
第1のボーナス点の値を第1の証票に割り当てるステップと、
現金化が可能か不可能かを、第1の証票の変数に定義するステップと、
第1の証票をプレーヤアカウントに割り当てるステップとを備える、
ことを特徴とする方法。
【請求項40】
前記ボーナス点は報奨点である、ことを特徴とする請求項39記載の方法。
【請求項41】
前記ボーナス点はクレジットである、ことを特徴とする請求項39記載の方法。
【請求項42】
前記ボーナス点はクレジットであり、そのボーナス点をクレジットとしてゲーム機にダウンロードするステップを備える、ことを特徴とする請求項41記載の方法。
【請求項43】
前記ボーナス点をゲーム機にダウンロードするステップは、
証票の一覧をプレーヤに表示するステップと、
ダウンロードする証票を少なくとも一つプレーヤに選択させるステップとを備える、
ことを特徴とする請求項42記載の方法。
【請求項44】
第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をゲーム機にダウンロードするステップを備える、ことを特徴とする請求項39記載の方法。
【請求項45】
プレーヤアカウントは複数の証票を保有するとし、クレジットをゲーム機にダウンロードするステップは、
証票の一覧をプレーヤに表示するステップと、
ダウンロードする証票を少なくとも一つプレーヤが選択できるステップとを備える、
ことを特徴とする請求項44記載の方法。
【請求項46】
前記プレーヤアカウントは複数の証票を保有するとし、前記方法は、
プレーヤが、前記ゲーム機に対し、自身を識別させるステップと、
プレーヤアカウントに割り当てられた証票の一覧をプレーヤに表示するステップと、
ダウンロードする証票を、少なくとも一つ、プレーヤが選択できるステップと、
選択された前記の少なくとも一つの証票に関連するボーナス点をクレジットに変換するステップと、
ゲーム機にクレジットをダウンロードするステップとを備える、
ことを特徴とする請求項39記載の方法。
【請求項47】
プレーヤを識別するステップは、プレーヤ追跡識別カード、そしてプレーヤ追跡識別番号の少なくともどちらかを利用して実施される、ことを特徴とする請求項46記載の方法。
【請求項48】
プレーヤがゲーム機上でプレーすることのできるステップと、
第1の証票が現金化不可能であると定義されている場合、プレーヤのプレー終了後に残っているクレジットを保持する第2の証票を作成するステップと、
第1の証票が現金化可能であると定義されている場合、プレーヤのプレー終了後、プレーヤに対してクレジットを与えるステップとを備える、
ことを特徴とする請求項39記載の方法。
【請求項49】
第1の証票は、第1の証票の有効期限に関する第2の変数を持つ、ことを特徴とする請求項39記載の方法。
【請求項50】
前記ゲーム機はプレーヤ追跡装置を保有し、前記方法は、
第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換するステップと、
第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするステップとを備える、
ことを特徴とする請求項39記載の方法。
【請求項51】
前記ゲーム機は、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記方法は、
第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換するステップと、
第1のクレジットの値をクレジット計測器にダウンロードするステップとを備える、
ことを特徴とする請求項39記載の方法。
【請求項52】
前記ゲーム機は、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記方法は、
第1の証票が高配当一括払いかどうかを指定するステップと、
第1の証票が一括払いであると指定されている場合、第1のボーナス点の値をクレジットに変換し、クレジットをクレジット計測器にダウンロードするステップとを備える、
ことを特徴とする請求項39記載の方法。
【請求項53】
前記ゲーム機は、コンピュータに接続されたプレーヤ追跡装置と、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記ゲーム機は可変の掛け金を受け付けることが可能であり、前記可変の掛け金は最大掛け金値を持ち、前記方法は、
第1の証票に関連する第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換するステップと、
第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするステップと、
プレーヤが掛け金を設定することのできるステップと、
ゲーム機をプレーするステップと、
クレジット計測器から掛け金を減算するステップと、
プレーヤ追跡装置から最大掛け金を減算するステップと、
最大掛け金をクレジット計測値に与えるステップとを備える、
ことを特徴とする請求項39記載の方法。
【請求項54】
ゲーム機はコンピュータに接続されたプレーヤ追跡装置と、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記ゲーム機は可変の掛け金を受け付けることが可能であり、前記方法は、
第1の証票に関連する第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換するステップと、
第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするステップと、
プレーヤが掛け金を設定することのできるステップと、
プレーヤの合計掛け金が予め定められた値以上の場合は、前もって設定されたしきい値をプレーヤ追跡システムから減算し、前記しきい値をクレジット計測器に与えるステップとを備える、
ことを特徴とする請求項39記載の方法。
【請求項55】
ゲーム機のプレーヤに対し、ボーナス点を報奨する方法であって、ゲーム機は可変の掛け金を受け付けることが可能であり、前記可変の掛け金は最大掛け金値を持ち、前記プレーヤはコンピュータ上にプレーヤ追跡アカウントを保有し、前記コンピュータはゲーム機に接続されており、
プレーヤアカウントに第1のボーナス点の値を与えるステップと、
第1のクレジットの値を第1のクレジットの値として、ゲーム機に接続されたプレーヤ追跡装置にダウンロードするステップと、
プレーヤが掛け金を設定することのできるステップと、
ゲーム機でプレーするステップと、
クレジット計測器から掛け金を減算するステップと、
プレーヤ追跡装置から最大掛け金を減算するステップと、
最大掛け金をクレジット計測値に与えるステップとを備える、
ことを特徴とする方法。
【請求項56】
前記ボーナス点は報奨点である、ことを特徴とする請求項55記載の方法。
【請求項57】
前記ボーナスはクレジットである、ことを特徴とする請求項55記載の方法。
【請求項58】
前記プレーヤアカウントに第1のボーナス点の値を与えるステップは、
第1のボーナス点を第1の証票に割り当てる(このとき、記証票の変数は第1の値を保持する)ステップと、
第1の証票をプレーヤアカウントに割り当てるステップとを備える、
ことを特徴とする請求項55記載の方法。
【請求項59】
前記変数は、各証票の有効期限に関連するものである、ことを特徴とする請求項58記載の方法。
【請求項60】
前記変数は、現金化が可能か否かを表すものである、ことを特徴とする請求項58記載の方法。
【請求項61】
第1の証票に割り当てられた第1のボーナス点の値が現金化可能か不可能かを指定するステップを含む、ことを特徴とする請求項60記載の方法。
【請求項62】
第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をゲーム機にダウンロードするステップを含む、ことを特徴とする請求項58記載の方法。
【請求項63】
前記プレーヤアカウントは複数の証票を保有し、ゲーム機に第1のクレジットの値をダウンロードするステップは、
証票の一覧をプレーヤに表示するステップと、
ダウンロードする証票を少なくとも一つプレーヤが選択できるステップとを備える、
ことを特徴とする請求項62記載の方法。
【請求項64】
前記プレーヤアカウントは複数の証票を保有し、前記方法は、
プレーヤが、前記ゲーム機に対し、自身を識別させるステップと、
ダウンロードできる証票の一覧をプレーヤに表示するステップと、
ダウンロードする証票を、少なくとも一つ、プレーヤが選択できるステップと、
選択された前記の少なくとも一つの証票に関連するボーナス点をクレジットに変換するステップと、
ゲーム機にクレジットをダウンロードするステップとを備える、
ことを特徴とする請求項58記載の方法。
【請求項65】
前記プレーヤを認識するステップは、プレーヤ追跡識別カード、そしてプレーヤ追跡識別番号の少なくともどちらかを利用して実施される、ことを特徴とする請求項64記載の方法。
【請求項66】
前記変数は、それぞれの証票の有効期限に関するものであり、各証票は、それぞれの持つボーナス点が現金化可能か不可能かを指定する、第2の変数を保有する、ことを特徴とする請求項58記載の方法。
【請求項67】
前記ゲーム機はプレーヤ追跡装置を保有し、前記方法は、
第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換するステップと、
第1のクレジットの値をクレジット計測器にダウンロードするステップとを備える、
ことを特徴とする請求項58記載の方法。
【請求項68】
前記ゲーム機は、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記方法は、
第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換するステップと、
第1のクレジットの値をクレジット計測器にダウンロードするステップとを備える、
ことを特徴とする請求項58記載の方法。
【請求項69】
前記ゲーム機は、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記方法は、
第1の証票が高配当一括払いであるかどうかを指定するステップと、
第1の証票が一括払いであると指定されている場合、第1のボーナス点の値をクレジットに変換し、クレジットをクレジット計測器にダウンロードするステップとを備える、
ことを特徴とする請求項58記載の方法。
【請求項70】
前記ゲーム機は、コンピュータに接続されたプレーヤ追跡装置と、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器とを備え、可変の掛け金を受け付けることが可能であるとし、その可変の掛け金は最大掛け金値を持ち、前記方法は、
第1の証票に関連する第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換するステップと、
第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするステップと、
プレーヤが掛け金を設定することのできるステップと、
ゲーム機でプレーするステップと、
クレジット計測器から掛け金を減算するステップと、
プレーヤ追跡装置から最大掛け金を減算するステップと、
最大掛け金をクレジット計測値に与えるステップとを備える、
ことを特徴とする請求項58記載の方法。
【請求項71】
ゲーム機のプレーヤに対し、ボーナス点を報奨する方法であって、前記ゲーム機は可変の掛け金を受け付けることが可能であり、前記プレーヤはコンピュータ上にプレーヤ追跡アカウントを保有し、前記コンピュータはゲーム機に接続されており、
第1のボーナス点をプレーヤアカウントに与えるステップと、
第1のボーナス点をゲーム機に接続されたプレーヤ追跡装置の第1のクレジットの値としてダウンロードするステップと、
プレーヤが掛け金を設定することのできるステップと、
ゲーム機でプレーするステップと、
プレーヤの合計掛け金が予め定められた値以上の場合は、前もって設定されたしきい値をプレーヤ追跡システムから減算し、前記しきい値をクレジット計測器に与えるステップとを備える、
ことを特徴とする方法。
【請求項72】
プレーヤがプレーすることのできるゲーム機と、
前記ゲーム機に接続されており、プレーヤアカウントを追跡するコンピュータと、
証票を記憶するために、前記コンピュータ上に保存されたデータベースと、
から構成されるシステムであって、
各証票は変数を持ち、前記コンピュータは第1のボーナス点の値を第1の証票に、第2のボーナス点の値を第2の証票に、そして第1と第2の証票をプレーヤアカウントに割り当てるためのものであり、前記第1の証票の変数は第1の値を、そして前記第2の証票の変数は第2の値を持つ、
ことを特徴とするシステム。
【請求項73】
前記ボーナス点は報奨点である、ことを特徴とする請求項72記載のシステム。
【請求項74】
前記ボーナス点はクレジットである、ことを特徴とする請求項72記載のシステム。
【請求項75】
前記ボーナス点はクレジットであるとし、前記コンピュータはボーナス点をクレジットとしてゲーム機にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項74記載のシステム。
【請求項76】
前記ゲーム機はプレーヤに証票一覧を表示し、少なくとも一つの証票をプレーヤがダウンロードの目的で指定することを可能にするためのものである、ことを特徴とする請求項75記載のシステム。
【請求項77】
前記変数はそれぞれの証票の有効期限に関するものである、ことを特徴とする請求項72記載のシステム。
【請求項78】
前記変数の第1の値と第2の値が同じである、ことを特徴とする請求項77記載のシステム。
【請求項79】
前記第1の値と第2の値が異なる、ことを特徴とする請求項77記載のシステム。
【請求項80】
前記変数は、現金化が可能か否かを表すものである、ことを特徴とする請求項72記載のシステム。
【請求項81】
前記コンピュータは、第1の証票に割り当てられた第1のボーナス点の値が現金化可能かどうかを指定するためのものである、ことを特徴とする請求項80記載のシステム。
【請求項82】
前記コンピュータは、第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をゲーム機にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項72記載のシステム。
【請求項83】
前記ゲーム機はプレーヤに証票一覧を表示し、少なくとも一つの証票を前記プレーヤがダウンロードの目的で指定することを可能にするためのものである、ことを特徴とする請求項82記載のシステム。
【請求項84】
前記ゲーム機は、プレーヤがそのゲーム機に自身を識別させることを可能にし、プレーヤにダウンロード可能な証票の一覧を表示し、少なくとも一つの証票をプレーヤがダウンロードの目的で指定することを可能にするためのものであり、前記コンピュータはその選択された少なくとも一つの証票に関連したボーナス点をクレジットに変換し、そのクレジットをゲーム機にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項72記載のシステム。
【請求項85】
プレーヤの識別は、プレーヤ追跡識別カード、及び、プレーヤ追跡識別番号の少なくともどちらかを用いて実施される、ことを特徴とする請求項84記載のシステム。
【請求項86】
前記ゲーム機は、第1の証票がプレーヤアカウントに割り当てられた場合にゲーム機を通じて合図を提供するためのものである、ことを特徴とする請求項72記載のシステム。
【請求項87】
前記合図が、視覚的及び聴覚的合図のうち少なくともいずれかである、ことを特徴とする請求項86記載のシステム。
【請求項88】
前記変数はそれぞれの証票の有効期限に関するものであるとし、各証票はそのボーナス点が現金化可能か不可能かを指定する第2の変数を持つ、ことを特徴とする請求項72記載のシステム。
【請求項89】
前記ゲーム機は、プレーヤ追跡装置を備えるとし、前記コンピュータは、第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項72記載のシステム。
【請求項90】
前記ゲーム機は、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、コンピュータは、第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をクレジット計測器にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項72記載のシステム。
【請求項91】
前記ゲーム機は、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記コンピュータは、第1の証票を高配当一括払いとして指定することができ、第1の証票が一括払いとして指定されている場合、第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をクレジット計測器にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項72記載のシステム。
【請求項92】
前記ゲーム機は、前記コンピュータに接続されたプレーヤ追跡装置と、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器とを備えるとし、前記ゲーム機は可変の掛け金を受け付けることが可能であるとし、前記可変の掛け金は最大掛け金値を持つとし、前記コンピュータは、第1の証票に関連する第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするためのものであるとし、前記ゲーム機は、プレーヤが掛け金を設定しゲーム機上でプレーすることを許し、クレジット計測器から掛け金を減算し、プレーヤ追跡装置から最大掛け金を減算し、最大掛け金をクレジット計測値に与えるためのものである、ことを特徴とする請求項72記載のシステム。
【請求項93】
プレーヤがプレーするゲーム機と、
ゲーム機に接続されており、プレーヤアカウントを追跡するコンピュータと、
複数の証票を記憶するために、前記コンピュータ上に保存されたデータベースと、
から構成されるシステムであって、
各証票は証票の有効期限に関する変数をもち、前記コンピュータは第1のボーナス点の値を第1の証票に割り当て、第1の有効期限を第1の証票に割り当て、そして第1の証票をプレーヤアカウントに割り当てる、
ことを特徴とするシステム。
【請求項94】
前記ボーナス点が報奨点である、ことを特徴とする請求項93記載のシステム。
【請求項95】
前記ボーナス点がクレジットである、ことを特徴とする請求項93記載のシステム。
【請求項96】
前記ボーナス点がクレジットであるとし、コンピュータはボーナス点をクレジットとしてゲーム機にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項95記載のシステム。
【請求項97】
前記ゲーム機は、証票一覧をプレーヤに表示し、少なくとも一つの証票をプレーヤがダウンロードの目的で指定することを可能にするためのものである、ことを特徴とする請求項96記載のシステム。
【請求項98】
各証票は第2の変数を保有するとし、その第2の変数は、現金化が可能か否かを示すものである、ことを特徴とする請求項93記載のシステム。
【請求項99】
前記コンピュータは、第1の証票に割り当てられているボーナス点の値が現金化可能であるか否かを指定するためのものである、ことを特徴とする請求項98記載のシステム。
【請求項100】
前記コンピュータは第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をゲーム機にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項93記載のシステム。
【請求項101】
プレーヤアカウントは複数の証票を持つとし、ゲーム機はプレーヤアカウントに割り当てられた証票一覧をプレーヤに表示し、少なくとも一つの証票をプレーヤがダウンロードの目的で指定することを可能にするためのものである、ことを特徴とする請求項100記載のシステム。
【請求項102】
プレーヤアカウントは複数の証票を保有し、前記ゲーム機はそのプレーヤアカウントに割り当てられた証票一覧をプレーヤに表示し、少なくとも一つの証票をプレーヤがダウンロードの目的で指定することを可能にするためのものであるとし、コンピュータは前記指定した1つの証票に関連付いたボーナス点をクレジットに変換し、クレジットをゲーム機にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項93記載のシステム。
【請求項103】
プレーヤは、プレーヤ追跡識別カードとプレーヤ追跡識別番号のすくなくともいずれかを用いて識別される、ことを特徴とする請求項102記載のシステム。
【請求項104】
前記ゲーム機はプレーヤ追跡装置を備えるとし、コンピュータは第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項93記載のシステム。
【請求項105】
前記ゲーム機は、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、コンピュータは、第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をクレジット計測器にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項93記載のシステム。
【請求項106】
前記ゲーム機は、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記コンピュータは、第1の証票が高配当一括払いかどうかを指定し、第1の証票が一括払いとして指定されている場合、第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をクレジット計測器にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項93記載のシステム。
【請求項107】
前記ゲーム機は、コンピュータに接続されたプレーヤ追跡装置と、そのゲーム機でプレーヤの利用できるクレジットを追跡するクレジット計測器とを備えるとし、前記ゲーム機は可変の掛け金を受け付けることが可能であるとし、前記可変の掛け金は最大掛け金値を持つとし、前記コンピュータは、第1の証票に関連する第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするためのものであるとし、前記ゲーム機は、掛け金を設定しゲーム機上でプレーすることをプレーヤに許し、クレジット計測器から掛け金を減算し、プレーヤ追跡装置から最大掛け金を減算し、最大掛け金をクレジット計測値に与えるためのものである、ことを特徴とする請求項93記載のシステム。
【請求項108】
プレーヤがプレーするゲーム機と、
ゲーム機に接続されており、プレーヤアカウントを追跡するコンピュータと、
複数の証票を記憶するために、前記コンピュータ上に保存されたデータベースと、
から構成されるシステムであって、
各証票は変数を持ち、前記コンピュータは第1のボーナス点の値を第1の証票に割り当て、現金化が可能であるかどうかを第1の証票の変数に定義し、そして第1の証票をプレーヤアカウントに割り当てる、
ことを特徴とするシステム。
【請求項109】
前記ボーナス点が報奨点である、ことを特徴とする請求項108記載のシステム。
【請求項110】
前記ボーナス点がクレジットである、ことを特徴とする請求項108記載のシステム。
【請求項111】
前記コンピュータはボーナス点をクレジットとしてゲーム機にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項110記載のシステム。
【請求項112】
前記ゲーム機はプレーヤの証票一覧を表示し、少なくとも一つの証票を前記プレーヤがダウンロードの目的で指定することを可能にするためのものである、ことを特徴とする請求項111記載のシステム。
【請求項113】
前記コンピュータは第1のボーナスの値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をゲーム機にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項108記載のシステム。
【請求項114】
前記プレーヤアカウントは複数の証票を保有するとし、ゲーム機はプレーヤの証票を一覧表示し、そして前記プレーヤに対してダウンロードする証票を少なくとも一つ選択することを許す、ことを特徴とする請求項113記載のシステム。
【請求項115】
前記プレーヤアカウントは複数の証票を保有するとし、ゲーム機はプレーヤの証票を一覧表示し、少なくとも一つの証票をプレーヤがダウンロードの目的で指定することを可能にするためのものであるとし、前記コンピュータは、選択されたその少なくとも一つの証票に関連したボーナス点をクレジットに変換し、クレジットをゲーム機にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項108記載のシステム。
【請求項116】
前記プレーヤは、プレーヤ追跡識別カードとプレーヤ追跡識別番号のうち、少なくともいずれかを用いて識別される、ことを特徴とする請求項115記載のシステム。
【請求項117】
ゲーム機は、第1の証票が現金化不可能と定義されている場合、プレーヤのプレー終了後、残ったクレジットを保有する第2の証票を作成し、第1の証票が現金化可能であると定義されている場合、プレーヤのプレー終了後、プレーヤに対してクレジットを与えるためのものである、ことを特徴とする請求項108記載のシステム。
【請求項118】
第1の証票は、第1の証票の有効期限に関する変数を保有する第2の変数を備える、ことを特徴とする請求項108記載のシステム。
【請求項119】
前記ゲーム機はプレーヤ追跡装置を備えるとし、前記コンピュータは第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、そして第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項108記載のシステム。
【請求項120】
前記ゲーム機は、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記コンピュータは、第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をクレジット計測器にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項108記載のシステム。
【請求項121】
前記ゲーム機は、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記コンピュータは第1の証票が高配当一括払いであるかどうかを指定し、第1の証票が一括払いであると指定されている場合、第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をクレジット計測器にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項108記載のシステム。
【請求項122】
前記ゲーム機はコンピュータに接続されたプレーヤ追跡装置と、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器とを備えるとし、前記ゲーム機は可変の掛け金を受け付けることが可能であるとし、前記可変の掛け金は最大掛け金値を持つとし、前記コンピュータは、第1の証票に関連する第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするためのものであり、前記ゲーム機は、プレーヤが掛け金を設定しゲーム機上でプレーすることを許し、クレジット計測器から掛け金を減算し、プレーヤ追跡装置から最大掛け金を減算し、最大掛け金をクレジット計測値に与えるためのものである、ことを特徴とする請求項108記載のシステム。
【請求項123】
前記ゲーム機はコンピュータに接続されたプレーヤ追跡装置と、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器とを備えるとし、前記ゲーム機は、可変の掛け金を受け付けることが可能であるとし、前記コンピュータは、第1の証票に関連する第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするためのものであり、前記ゲーム機は、プレーヤが掛け金を設定しゲーム機でプレーすることを許し、プレーヤの合計掛け金が予め定められた値以上の場合は、前もって設定されたしきい値をプレーヤ追跡システムから減算し、前記しきい値をクレジット計測器に与える、ためのものである、ことを特徴とする請求項108記載のシステム。
【請求項124】
プレーヤ追跡装置とクレジット計測器を備えるゲーム機と、
ゲーム機に接続されており、プレーヤアカウントを追跡する、コンピュータと、
複数の証票を記憶するために、前記コンピュータ上に保存されたデータベースと、から構成され、
前記コンピュータはプレーヤアカウントに第1のボーナス点の値を与え、関連する第1のクレジットの値を第1のボーナス点の値に変換し、そして第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするためのものであり、前記ゲーム機は、プレーヤが掛け金を設定しゲーム機でプレーすることを許し、クレジット計測器から掛け金を減算し、最大掛け金をプレーヤ追跡装置から減算し、最大掛け金をクレジット計測器に与えるためのものである、
ことを特徴とするシステム。
【請求項125】
前記ボーナス点が報奨点である、ことを特徴とする請求項124記載のシステム。
【請求項126】
前記ボーナス点がクレジットである、ことを特徴とする請求項124記載のシステム。
【請求項127】
前記コンピュータは第1のボーナス点の値を第1の証票に割り当て、第1の証票をプレーヤアカウントに割り当てるためのものであるとし、第1の証票の変数は第1の値を保持するものである、ことを特徴とする請求項124記載のシステム。
【請求項128】
前記変数はそれぞれの証票の有効期限に関するものである、ことを特徴とする請求項126記載のシステム。
【請求項129】
前記変数は現金化が可能か否かを示すものである、ことを特徴とする請求項126記載のシステム。
【請求項130】
前記コンピュータは第1の証票に割り当てられた第1のボーナス点の値が現金化可能か否かを指定するためのものである、ことを特徴とする請求項129記載のシステム。
【請求項131】
前記コンピュータは第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジット値をゲーム機にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項128記載のシステム。
【請求項132】
前記プレーヤアカウントは複数の証票を保有するとし、前記ゲーム機はプレーヤに対して証票を一覧表示し、ダウンロードする証票を少なくとも一つ選択することを許すためのものである、ことを特徴とする請求項131記載のシステム。
【請求項133】
プレーヤアカウントは複数の証票を保有するとし、前記ゲーム機は、プレーヤが、そのゲーム機に自身を識別させることを可能にし、ダウンロード可能な証票の一覧をプレーヤに対し表示し、ダウンロードする証票を少なくとも一つプレーヤに選択させるためのものであり、前記コンピュータは少なくとも一つの証票に関連したボーナス点をクレジットに変換し、そのクレジットをゲーム機にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項128記載のシステム。
【請求項134】
前記プレーヤは、プレーヤ追跡識別カードとプレーヤ追跡識別番号のうち、少なくともどちらを用いて識別される、ことを特徴とする請求項133記載のシステム。
【請求項135】
前記変数はそれぞれの証票の有効期限に関するものであり、前記各証票はそれぞれのボーナス点が現金化可能か否かを指定する第2の変数を保有するものである、ことを特徴とする請求項128記載のシステム。
【請求項136】
前記ゲーム機は、プレーヤ追跡装置を備えるとし、前記コンピュータは、第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項128記載のシステム。
【請求項137】
前記ゲーム機は、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記コンピュータは、第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、そして第1のクレジットの値をクレジット計測器にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項128記載のシステム。
【請求項138】
前記ゲーム機は、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記コンピュータは、第1の証票が高配当一括払いであるかを指定し、第1の証票が一括払いであると指定されている場合、第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、そして第1のクレジットの値をクレジット計測器にダウンロードするためのものである、ことを特徴とする請求項128記載のシステム。
【請求項139】
前記ゲーム機は、コンピュータに接続された、プレーヤ追跡装置と、そのゲーム機におけるプレーヤのプレー可能なクレジットを追跡するクレジット計測器を備えるとし、前記ゲーム機は、可変の掛け金を受け付けることが可能であるとし、前記可変の掛け金は最大掛け金値を持つものであるとし、前記コンピュータは、第1の証票に関連する第1のボーナス点の値を第1のクレジットの値に変換し、第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするためのものであるとし、前記ゲーム機は、プレーヤが掛け金を設定しゲーム機でプレーすることを許し、掛け金をクレジット計測器から減算し、最大掛け金をプレーヤ追跡装置から減算し、そして最大掛け金をクレジット計測器に与えるためのものである、ことを特徴とする請求項128記載のシステム。
【請求項140】
プレーヤ追跡装置とクレジット計測器とを備えるゲーム機と、
前記ゲーム機に接続されており、プレーヤアカウントを追跡するコンピュータと、
前記プレーヤアカウントに関する情報を記憶するために、前記コンピュータ上に保存されたデータベースと、から構成されたシステムであって、
前記コンピュータはプレーヤアカウントに第1のボーナス点の値を与え、関連する第1のクレジットの値を第1のボーナス点の値に変換し、そして第1のクレジットの値をプレーヤ追跡装置にダウンロードするためのものであり、前記ゲーム機は、プレーヤが掛け金を設定しゲーム機でプレーすることを許し、プレーヤの合計掛け金が予め定められた値以上の場合は、前もって設定されたしきい値をプレーヤ追跡システムから減算し、前記しきい値をクレジット計測器に与える、
ことを特徴とするシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2007−504901(P2007−504901A)
【公表日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−526251(P2006−526251)
【出願日】平成16年9月8日(2004.9.8)
【国際出願番号】PCT/US2004/029218
【国際公開番号】WO2005/027063
【国際公開日】平成17年3月24日(2005.3.24)
【出願人】(501405122)コナミゲーミング インコーポレーテッド (37)
【Fターム(参考)】