説明

コンテンツ情報収集装置、コンテンツ情報収集方法およびコンテンツ情報収集方法をコンピュータに実行させるコンテンツ情報収集プログラム

【課題】アクセス制限がなされているウェブサイトから効率的にコンテンツの情報を収集すること。
【解決手段】ログイン管理部503が、アクセス制限がなされている有料サイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供している有料コンテンツサーバ装置30a,30bに有料サイトへのアクセス制限を解除するログイン情報を送信し、送信されたログイン情報に応じて有料コンテンツサーバ装置30a,30bからアクセスを許可するアクセス許可情報を受信した場合に、コンテンツ情報収集部505が、有料コンテンツサーバ装置30a,30bから有料サイト内のコンテンツに係る情報を収集し、インデックス作成部506が、収集したコンテンツに係る情報を記憶する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置から該コンテンツに係る情報を収集するコンテンツ情報収集装置、コンテンツ情報収集方法およびコンテンツ情報収集方法をコンピュータに実行させるコンテンツ情報収集プログラムに関し、特に、アクセス制限がなされているウェブサイトから効率的にコンテンツの情報を収集することができるコンテンツ情報収集装置、コンテンツ情報収集方法およびコンテンツ情報収集方法をコンピュータに実行させるコンテンツ情報収集プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネットにおいて提供されるウェブサイトの数は飛躍的に増加してきており、ユーザがその中から画像や音声、動画などのコンテンツを容易に検索できるようにするため、検索エンジンと呼ばれるコンテンツの検索システムが広く利用されている。
【0003】
この検索エンジンは、検索したいコンテンツに関連したキーワードの指定をユーザから受け付け、受け付けたキーワードに合致するコンテンツの情報を検索し、検索されたコンテンツの情報をユーザに提供する。
【0004】
検索結果としてユーザに提供されるコンテンツの情報は、クローラと呼ばれるプログラムが実行されることにより、さまざまなウェブサイトが定期的に巡回されて収集されたものである(非特許文献1を参照)。
【0005】
具体的には、このクローラは、あるウェブサイト内のコンテンツの情報を収集した後、さらに、ウェブサイトに含まれているリンクを辿って別のウェブサイトからコンテンツの情報を収集することを繰り返す。
【0006】
【非特許文献1】グーグル株式会社、“Google よくある質問、Webマスター関連の質問”、[online]、[平成16年7月1日検索]、インターネット<URL: http://www.google.co.jp/intl/ja/faq.html>
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記非特許文献1に代表される従来技術では、アクセスが制限されているウェブサイトに含まれているコンテンツの情報を収集することができないため、ユーザがそのようなウェブサイトに含まれているコンテンツを検索できないという問題があった。
【0008】
すなわち、クローラは、有料のウェブページなど、ユーザがアクセスするのにIDやパスワードなどを入力する必要があるウェブページにはアクセスすることができないため、そのようなウェブページのコンテンツの情報を検索サービス用に収集することができなかった。
【0009】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、アクセス制限がなされているウェブサイトから効率的にコンテンツの情報を収集することができるコンテンツ情報収集装置、コンテンツ情報収集方法およびコンテンツ情報収集方法をコンピュータに実行させるコンテンツ情報収集プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、ウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置から該コンテンツに係る情報を収集するコンテンツ情報収集装置であって、アクセス制限がなされているウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に当該ウェブサイトへのアクセス制限を解除するアクセス制限解除情報を送信する情報送信手段と、前記情報送信手段により送信されたアクセス制限解除情報に応じて前記サーバ装置からアクセスを許可するアクセス許可情報を受信した場合に、当該サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を記憶するコンテンツ情報収集手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、上記発明において、前記情報送信手段は、ウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに対するアクセス制限の有無に係る情報を取得し、該サーバ装置により提供されるウェブサイト内のコンテンツに対するアクセス制限がなされている場合に、当該ウェブサイトへのアクセス制限を解除するアクセス制限解除情報を送信することを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、上記発明において、前記アクセス制限を解除するアクセス制限解除情報をユーザごとに記憶する情報記憶手段をさらに備え、前記情報送信手段は、前記情報記憶手段により記憶された各ユーザのアクセス制限解除情報をウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に送信し、前記コンテンツ情報収集手段は、該サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を各ユーザに対応付けて記憶することを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、上記発明において、前記情報記憶手段は、ユーザの属性に係る情報と前記アクセス制限を解除するアクセス制限解除情報とを対応付けて記憶し、前記情報送信手段は、各ユーザの属性に対応する前記情報記憶手段により記憶されたアクセス制限解除情報を抽出し、抽出されたアクセス制限解除情報をウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に送信し、前記コンテンツ情報収集手段は、前記情報送信手段により送信されたアクセス制限解除情報に応じて前記サーバ装置からアクセスを許可するアクセス許可情報を受信した場合に、当該サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を各ユーザの属性に対応付けて記憶することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、上記発明において、前記情報記憶手段は、ユーザが正規ユーザであるか否かを認証する認証情報を受け付けてユーザの認証をおこない、ユーザが正規ユーザであることが認証された場合に、前記アクセス制限を解除するアクセス制限解除情報をユーザから受け付けて、受け付けたアクセス制限解除情報を該ユーザに対応付けて記憶することを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、上記発明において、前記コンテンツ情報収集手段は、前記情報記憶手段により記憶されたユーザの属性に係る情報に基づいて、前記サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツを紹介する紹介情報を収集し、収集した紹介情報をユーザの属性に対応付けて記憶することを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、ウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置から該コンテンツに係る情報を収集するコンテンツ情報収集方法であって、アクセス制限がなされているウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に当該ウェブサイトへのアクセス制限を解除するアクセス制限解除情報を送信する情報送信工程と、前記情報送信工程により送信されたアクセス制限解除情報に応じて前記サーバ装置からアクセスを許可するアクセス許可情報を受信した場合に、当該サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を記憶するコンテンツ情報収集工程と、を含んだことを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、ウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置から該コンテンツに係る情報を収集するコンテンツ情報収集方法をコンピュータに実行させるコンテンツ情報収集プログラムであって、アクセス制限がなされているウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に当該ウェブサイトへのアクセス制限を解除するアクセス制限解除情報を送信する情報送信工程と、前記情報送信工程により送信されたアクセス制限解除情報に応じて前記サーバ装置からアクセスを許可するアクセス許可情報を受信した場合に、当該サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を記憶するコンテンツ情報収集工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0018】
また、本発明は、上記発明において、前記アクセス制限を解除するアクセス制限解除情報をユーザごとに記憶する情報記憶工程をさらに含み、前記情報送信工程は、前記情報記憶工程により記憶された各ユーザのアクセス制限解除情報をウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に送信し、前記コンテンツ情報収集工程は、該サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を各ユーザに対応付けて記憶することを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、上記発明において、前記情報記憶工程は、ユーザが正規ユーザであるか否かを認証する認証情報を受け付けてユーザの認証をおこない、ユーザが正規ユーザであることが認証された場合に、前記アクセス制限を解除するアクセス制限解除情報をユーザから受け付けて、受け付けたアクセス制限解除情報を該ユーザに対応付けて記憶することを特徴とする。
【0020】
また、本発明は、上記発明において、前記情報記憶工程は、ユーザの属性に係る情報と前記アクセス制限を解除するアクセス制限解除情報とを対応付けて記憶し、前記情報送信工程は、各ユーザの属性に対応する前記情報記憶工程により記憶されたアクセス制限解除情報を抽出し、抽出されたアクセス制限解除情報をウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に送信し、前記コンテンツ情報収集工程は、前記情報送信工程により送信されたアクセス制限解除情報に応じて前記サーバ装置からアクセスを許可するアクセス許可情報を受信した場合に、当該サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を各ユーザの属性に対応付けて記憶することを特徴とする。
【0021】
また、本発明は、上記発明において、前記コンテンツ情報収集工程は、前記情報記憶工程により記憶されたユーザの属性に係る情報に基づいて、前記サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツを紹介する紹介情報を収集し、収集した紹介情報をユーザの属性に対応付けて記憶することを特徴とする。
【0022】
また、本発明は、上記発明において、前記ユーザの属性に係る情報は、ユーザの会員種別の情報であることを特徴とする。
【0023】
また、本発明は、上記発明において、前記ユーザの属性に係る情報は、ユーザ登録に係る登録料の情報であることを特徴とする。
【0024】
また、本発明は、上記発明において、前記ユーザの属性に係る情報は、ユーザの特典ポイントの情報であることを特徴とする。
【0025】
また、本発明は、上記発明において、前記ユーザの属性に係る情報は、ユーザが属するグループの情報であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、アクセス制限がなされているウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に当該ウェブサイトへのアクセス制限を解除するアクセス制限解除情報を送信し、送信されたアクセス制限解除情報に応じてサーバ装置からアクセスを許可するアクセス許可情報を受信した場合に、当該サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を記憶することとしたので、アクセス制限がなされているウェブサイトから効率的にコンテンツの情報を収集することができるという効果を奏する。
【0027】
また、本発明によれば、ウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに対するアクセス制限の有無に係る情報を取得し、サーバ装置により提供されるウェブサイト内のコンテンツに対するアクセス制限がなされている場合に、当該ウェブサイトへのアクセス制限を解除するアクセス制限解除情報を送信することとしたので、アクセス制限がなされているか否かを確認し、アクセス制限がなされている場合に、アクセス制限がなされているウェブサイトから効率的にコンテンツの情報を収集することができるという効果を奏する。
【0028】
また、本発明によれば、アクセス制限を解除するアクセス制限解除情報をユーザごとに記憶し、記憶された各ユーザのアクセス制限解除情報をウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に送信し、サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を各ユーザに対応付けて記憶することとしたので、アクセス制限がなされているウェブサイトから効率的にコンテンツの情報をユーザごとに収集し、ユーザごとに異なる検索結果を提供することができるという効果を奏する。
【0029】
また、本発明によれば、ユーザの属性に係る情報とアクセス制限を解除するアクセス制限解除情報とを対応付けて記憶し、各ユーザの属性に対応するアクセス制限解除情報を抽出し、抽出されたアクセス制限解除情報をウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に送信し、送信されたアクセス制限解除情報に応じてサーバ装置からアクセスを許可するアクセス許可情報を受信した場合に、当該サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を各ユーザの属性に対応付けて記憶することとしたので、ユーザの属性に応じてアクセス制限がなされているウェブサイトから効率的にコンテンツの情報を収集することができるという効果を奏する。
【0030】
また、本発明によれば、ユーザが正規ユーザであるか否かを認証する認証情報を受け付けてユーザの認証をおこない、ユーザが正規ユーザであることが認証された場合に、アクセス制限を解除するアクセス制限解除情報をユーザから受け付けて、受け付けたアクセス制限解除情報をユーザに対応付けて記憶することとしたので、ユーザが認証情報を取得している場合に、アクセス制限がなされているウェブサイトからコンテンツの情報を収集するようユーザが設定することができるという効果を奏する。
【0031】
また、本発明によれば、ユーザの属性に係る情報に基づいて、サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツを紹介する紹介情報を収集し、収集した紹介情報をユーザの属性に対応付けて記憶することとしたので、アクセス制限がなされているウェブサイトからウェブサイト内のコンテンツの情報とともに、コンテンツを紹介する紹介情報を効率的に収集し、ユーザの属性に応じてコンテンツの情報またはコンテンツの紹介情報を検索結果として提供することができるという効果を奏する。
【0032】
また、本発明によれば、ユーザの属性に係る情報は、ユーザの会員種別の情報であることとしたので、ユーザの会員種別に応じてアクセス制限がなされているウェブサイトから効率的にコンテンツの情報を収集し、ユーザの会員種別に応じたコンテンツの情報を検索結果として提供することができるという効果を奏する。
【0033】
また、本発明によれば、ユーザの属性に係る情報は、ユーザ登録に係る登録料の情報であることとしたので、ユーザがユーザ登録をおこなう場合に支払う登録料に応じて、アクセス制限がなされているウェブサイトから効率的にコンテンツの情報を収集し、登録料に応じたコンテンツの情報を検索結果として提供することができるという効果を奏する。
【0034】
また、本発明によれば、ユーザの属性に係る情報は、ユーザの特典ポイントの情報であることとしたので、ユーザが獲得した特典ポイントに応じて、アクセス制限がなされているウェブサイトから効率的にコンテンツの情報を収集し、特典ポイントに応じたコンテンツの情報を検索結果として提供することができるという効果を奏する。
【0035】
また、本発明によれば、ユーザの属性に係る情報は、ユーザが属するグループの情報であることとしたので、ユーザが属するグループに応じて、アクセス制限がなされているウェブサイトから効率的にコンテンツの情報を収集し、グループに応じたコンテンツの情報を検索結果として提供することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
以下に添付図面を参照して、本発明に係るコンテンツ情報収集装置、コンテンツ情報収集方法およびコンテンツ情報収集方法をコンピュータに実行させるコンテンツ情報収集プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。
【実施例1】
【0037】
まず、実施例1に係るコンテンツ情報収集装置の機能的構成について説明する。図1は、実施例1に係るコンテンツ情報収集装置の機能的構成を示す図である。図1に示すように、このコンテンツ情報収集装置50は、インターネット40を介して、ユーザ端末装置10a,10b、無料コンテンツサーバ装置20a,20b、および、有料コンテンツサーバ装置30a,30bに接続されている。
【0038】
ユーザ端末装置10a,10bは、ユーザからキーワードの入力を受け付け、インターネット上に公開されているウェブサイト内のコンテンツの検索要求をコンテンツ情報収集装置50に送信し、コンテンツ情報収集装置50から検索結果を受信して、ディスプレイ等に出力する端末装置である。
【0039】
無料コンテンツサーバ装置20a,20bは、無料でウェブサイト内のコンテンツを公開しているサーバ装置である。有料コンテンツサーバ装置30a,30bは、会員登録をしたユーザに対してのみ、ウェブサイト内のコンテンツを公開しているサーバ装置である。上記コンテンツには、ニュース記事などのテキストデータや音声、画像、動画などのデータが含まれる。
【0040】
この有料コンテンツサーバ装置30a,30bは、ユーザIDやパスワードのユーザの登録情報を受信した際、ユーザの登録情報の認証をおこない、ユーザの登録情報が認証された場合に、ウェブサイト内の有料コンテンツに対するアクセスを登録情報を送信したユーザに許可するとともに、ユーザの登録情報を送信した装置に対して、有料コンテンツへのアクセスを許可することを示す情報を送信する。
【0041】
コンテンツ情報収集装置50は、無料コンテンツサーバ装置20a,20b、および、有料コンテンツサーバ装置30a,30bからコンテンツの情報を収集して記憶し、ユーザ端末装置10a,10bからコンテンツの検索要求をキーワードとともに受け付けた場合に、キーワードに合致するコンテンツの情報を検索して、検索結果をユーザ端末装置10a,10bに出力する。
【0042】
有料コンテンツサーバ装置30a,30bからコンテンツの情報を収集する際には、コンテンツ情報収集装置50は、その有料コンテンツサーバ装置30a,30bにユーザの登録情報を送信し、それに応じて有料コンテンツサーバ装置30a,30bからアクセスを許可するアクセス許可情報を受信した場合に、有料コンテンツサーバ装置30a,30bにアクセスし、有料コンテンツの情報を収集してデータベースに記憶する。
【0043】
図1に示すように、このコンテンツ情報収集装置50は、通信部500、ユーザ情報記憶部501、ユーザ情報管理部502、ログイン管理部503、コンテンツ情報記憶部504、コンテンツ情報収集部505、インデックス作成部506、検索入出力制御部507およびコンテンツ検索部508を有する。
【0044】
通信部500は、インターネット40を介して、ユーザ端末装置10a,10b、無料コンテンツサーバ装置20a,20b、あるいは、有料コンテンツサーバ装置30a,30bとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェースである。
【0045】
ユーザ情報記憶部501は、ハードディスク装置などの記憶デバイスであり、ユーザが会員登録をしている有料サイトの情報など、ユーザに係る情報を記憶する。図2は、図1に示したユーザ情報記憶部501が記憶するユーザ情報60の一例を示す図である。
【0046】
図2に示すように、このユーザ情報60は、検索サイトユーザID、検索サイトユーザパスワード、有料サイトURL、有料サイトユーザID、有料サイトユーザパスワードの情報を記憶している。
【0047】
検索サイトユーザIDおよび検索サイトユーザパスワードは、コンテンツ情報収集装置50がユーザに提供している検索サービスにログインするためのユーザIDおよびパスワードの情報である。
【0048】
有料サイトURLは、ユーザが会員登録をしている有料サイトのURL(Uniform Resource Locator)の情報である。有料サイトユーザIDおよび有料サイトユーザパスワードは、ユーザが会員登録をしている有料サイトにアクセスする際にユーザ認証に用いられるユーザIDおよびパスワードの情報である。
【0049】
図1の説明に戻ると、ユーザ情報管理部502は、検索サイトユーザIDや検索サイトユーザパスワード、有料サイトURL、有料サイトユーザID、有料サイトユーザパスワードなどの情報をユーザ情報記憶部501にユーザ情報60として記憶したり、ユーザ情報60として記憶された情報を更新したりする処理をおこなう。
【0050】
ここで、ユーザ情報管理部502は、検索サイトユーザIDおよび検索サイトユーザパスワードの情報を、コンテンツ情報収集装置50が提供する検索サービスに対してユーザが会員登録をおこなった際に、ユーザ情報60として記憶する。
【0051】
また、ユーザ情報管理部502は、有料サイトURL、有料サイトユーザIDおよび有料サイトユーザパスワードの情報をユーザ端末装置10a,10bから受け付けて、ユーザ情報60として記憶する。
【0052】
ログイン管理部503は、有料サイトに対するログイン処理を管理する。具体的には、ログイン管理部503は、ユーザ情報管理部502を介して、ユーザ情報記憶部501からユーザ情報60を読み出し、ユーザ情報60にURLが記憶された有料サイトを提供している有料コンテンツサーバ装置30a,30bに、有料サイトユーザIDと有料サイトユーザパスワードとを送信する。
【0053】
そして、ログイン管理部503は、有料サイトユーザIDと有料サイトユーザパスワードとを送信した有料コンテンツサーバ装置30a,30bから、有料コンテンツへのアクセスが許可されたことを示す情報を受信したか否かを調べ、その情報を受信した場合に、コンテンツ情報収集部505に有料コンテンツの情報を収集するよう要求する。
【0054】
コンテンツ情報記憶部504は、ハードディスク装置などの記憶デバイスであり、無料コンテンツサーバ装置20a,20b、および、有料コンテンツサーバ装置30a,30bから収集したコンテンツの情報を記憶する。また、画像のコンテンツの情報を収集した場合には、コンテンツ情報記憶部504は、その画像に対応するサムネイル画像をさらに記憶する。
【0055】
図3は、図1に示したコンテンツ情報記憶部504が記憶するコンテンツ情報70の一例を示す図である。このコンテンツ情報70は、ユーザごとに記憶されるものである。すなわち、図3に示したコンテンツ情報70は、あるユーザに対して検索サービス用に収集したコンテンツの情報であり、同様のコンテンツ情報が他のユーザに対しても作成され、作成された各コンテンツ情報がユーザ情報60に記憶された検索サイトユーザIDに対応付けられて、コンテンツ情報記憶部504に記憶される。
【0056】
図3に示すように、このコンテンツ情報70は、タイトル、URL、説明文、テキストデータ、キーワード、サムネイル画像URLおよび有料無料区分の情報を記憶している。タイトルは、コンテンツを収集したウェブサイトのタイトルの情報である。URLは、ウェブサイトから収集したコンテンツのURLの情報である。
【0057】
説明文は、コンテンツの情報が収集されたウェブサイトに対して付与されたウェブサイトを説明する説明文である。この説明文の情報は、図示しないコンテンツ情報70の管理者の端末装置から受け付けた情報である。
【0058】
テキストデータは、ウェブサイトから取得したウェブサイト内のテキストデータであり、このテキストデータから形態素解析によりキーワードの情報が抽出される。キーワードは、テキストデータから抽出されたキーワードの情報であり、コンテンツの検索時に、ユーザから入力されたキーワードと照合されるものである。
【0059】
サムネイル画像URLは、画像のコンテンツの情報を収集し、その画像に対応するサムネイル画像を生成して記憶した場合に、そのサムネイル画像の記憶位置を指定する情報である。有料無料区分は、情報を収集したコンテンツが有料コンテンツなのか、無料コンテンツなのかを示す情報である。
【0060】
図1の説明に戻ると、コンテンツ情報収集部505は、無料コンテンツサーバ装置20a,20bから無料で提供される無料コンテンツの情報を収集する。具体的には、コンテンツ情報収集部505は、図3で説明したタイトル、URL、テキストデータなどの情報を収集し、さらにコンテンツが画像である場合には、画像のデータを収集する。
【0061】
また、コンテンツ情報収集部505は、ログイン管理部503が、有料コンテンツを提供する有料コンテンツサーバ装置30a,30bから有料コンテンツに対してアクセスを許可する情報を受信した場合に、有料コンテンツサーバ装置30a,30bから、有料コンテンツのタイトル、URL、テキストデータ、画像のデータなどの情報を収集する。
【0062】
インデックス作成部506は、コンテンツ情報収集部505により収集された情報から、図3に示したコンテンツ情報70を作成し、コンテンツ情報70をユーザの検索サイトユーザIDに対応付けてコンテンツ情報記憶部504に記憶する。
【0063】
具体的には、インデックス作成部506は、ウェブサイトのタイトルやURL、テキストデータなどの情報をコンテンツ情報70に記憶するとともに、テキストデータから形態素解析によりキーワードの情報を抽出してコンテンツ情報70に記憶する。
【0064】
また、インデックス作成部506は、画像のコンテンツの情報を収集した場合に、その画像に対応するサムネイル画像を生成して記憶し、そのサムネイル画像の記憶位置をコンテンツ情報70に登録する。
【0065】
また、インデックス作成部506は、無料コンテンツサーバ装置20a,20bから無料コンテンツの情報を収集した場合には、有料無料区分を無料に、有料コンテンツサーバ装置30a,30bから有料コンテンツの情報を収集した場合には、有料無料区分を有料に設定する。
【0066】
さらに、インデックス作成部506は、コンテンツを説明する説明文の情報を図示しないコンテンツ情報70の管理者の端末装置から受け付けて、コンテンツ情報70に記憶する。
【0067】
検索入出力制御部507は、ユーザ端末装置10a,10bから、コンテンツの検索要求をキーワードとともに受け付け、また、コンテンツの検索結果をユーザ端末装置10a,10bに出力する処理をおこなう。その際、検索入出力制御部507は、コンテンツ情報収集装置50が提供する検索サービスにユーザがログインした際に用いた検索サイトユーザIDの情報を取得する。
【0068】
コンテンツ検索部508は、ユーザ端末装置10a,10bから受け付けたキーワードに合致するコンテンツを、コンテンツ情報70を参照して検索し、検索入出力制御部507を介してユーザ端末装置10a,10bに検索結果を出力する。
【0069】
具体的には、コンテンツ検索部508は、検索要求をおこなったユーザに対応するコンテンツ情報70をコンテンツ情報記憶部504から検索し、当該ユーザに対応するコンテンツ情報70に記憶されたコンテンツの情報から、キーワードに合致するコンテンツを検索し、検索結果を出力する。
【0070】
その際、コンテンツ検索部508は、コンテンツ情報記憶部504に記憶されたコンテンツのタイトル、URL、説明文などの情報を検索結果として出力する。また、画像のコンテンツの検索を実行した場合には、そのサムネイル画像をさらに出力する。
【0071】
つぎに、実施例1に係る有料コンテンツ情報収集処理の処理手順について説明する。図4は、実施例1に係る有料コンテンツ情報収集処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0072】
図4に示すように、まず、コンテンツ情報収集装置50のログイン管理部503は、ユーザが会員登録済みであるウェブサイトのURLの情報を、ユーザ情報60から読み込む(ステップS101)。
【0073】
続いて、ログイン管理部503は、ユーザ情報60からユーザが有料サイトにログインする際に必要となる有料サイトユーザIDおよび有料サイトユーザパスワードのログイン情報を読み込み(ステップS102)、ユーザが会員登録済みであるウェブサイトを提供している有料コンテンツサーバ装置30a,30bに読み込んだログイン情報を送信する(ステップS103)。
【0074】
その後、ログイン管理部503は、ログイン情報を送信した有料コンテンツサーバ装置30a,30bから、有料コンテンツへのアクセスを許可する情報を受信したか否かを調べる(ステップS104)。
【0075】
そして、有料コンテンツへのアクセスを許可する情報を受信した場合には(ステップS104,Yes)、コンテンツ情報収集部505は、有料コンテンツの情報を収集し、さらにインデックス作成部506は、コンテンツ情報収集部505により収集された有料コンテンツの情報からコンテンツ情報70を作成してコンテンツ情報記憶部504にそれを記憶する(ステップS105)。
【0076】
続いて、ログイン管理部503は、コンテンツ情報収集処理の終了要求をコンテンツ情報収集装置50の管理者などにより受け付けたか否かを調べ(ステップS106)、終了要求を受け付けた場合には(ステップS106,Yes)、この有料コンテンツ情報収集処理を終了する。
【0077】
ステップS104において、有料コンテンツへのアクセスが許可されなかった場合(ステップS104,No)、または、ステップS106において、コンテンツ情報収集処理の終了要求を受け付けていない場合には(ステップS106,No)、ログイン管理部503は、つぎの会員登録済みウェブサイトのURL情報を、ユーザ情報60から読み込む(ステップS107)。
【0078】
そして、ログイン管理部503は、ログイン情報をまだ送信していないURL情報があるか否かを調べ(ステップS108)、ログイン情報が未送信であるURL情報がある場合には(ステップS108,Yes)、ステップS102に移行して、それ以後の処理を継続する。ログイン情報が未送信であるURL情報がない場合には(ステップS108,No)、そのままこのコンテンツ情報収集処理を終了する。
【0079】
上述してきたように、本実施例1では、ログイン管理部503が、アクセス制限がなされている有料サイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供している有料コンテンツサーバ装置30a,30bに有料サイトへのアクセス制限を解除するログイン情報を送信し、送信されたログイン情報に応じて有料コンテンツサーバ装置30a,30bからアクセスを許可するアクセス許可情報を受信した場合に、コンテンツ情報収集部505が、有料コンテンツサーバ装置30a,30bから有料サイト内のコンテンツに係る情報を収集し、インデックス作成部506が、収集したコンテンツに係る情報を記憶することとしたので、アクセス制限がなされている有料サイトから効率的にコンテンツの情報を収集することができる。
【0080】
また、本実施例1では、ユーザ情報記憶部501が、アクセス制限を解除するログイン情報をユーザごとに記憶し、ログイン管理部503が、記憶された各ユーザのログイン情報を有料サイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供している有料コンテンツサーバ装置30a,30bに送信し、コンテンツ情報収集部505が、有料コンテンツサーバ装置30a,30bから有料サイト内のコンテンツに係る情報を収集し、インデックス作成部506が、収集したコンテンツに係る情報を各ユーザに対応付けて記憶することとしたので、アクセス制限がなされている有料サイトから効率的にコンテンツの情報をユーザごとに収集し、ユーザごとに異なる検索結果を提供することができる。
【0081】
ここで、上記実施例1では、個々のユーザが会員登録をおこなっている有料サイトから有料コンテンツの情報を取得する場合を示したが、これに限定されず、有料サイトにアクセスする権利をユーザのグループが所有しており、グループごとに有料コンテンツを収集して、グループに属する各ユーザに有料コンテンツの検索サービスを提供することとしてもよい。
【0082】
これは、具体的には、有料サイトの提供者が、コンテンツ情報収集装置50が提供するコンテンツ検索サービスに会員登録をおこなっているユーザに対して、有料コンテンツの検索を許可しているような場合である。また、上記グループとしては、特定の会社の社員や、ソーシャルネットワークなどにおける知人のグループなど、どのようなグループであってもよい。
【0083】
図5は、実施例1の変形例におけるユーザ情報60’の一例を示す図である。このユーザ情報60’は、図2に示したユーザ情報60の代わりにユーザ情報記憶部501に記憶されるものである。
【0084】
図5に示すように、このユーザ情報60’は、検索サイトユーザID、検索サイトユーザパスワード、有料サイトURL、有料サイトグループIDおよび有料サイトグループパスワードの情報を記憶している。
【0085】
検索サイトユーザID、検索サイトユーザパスワードおよび有料サイトURLは、図2で説明したユーザ情報60における検索サイトユーザID、検索サイトユーザパスワードおよび有料サイトURLと同様のものである。
【0086】
有料サイトグループIDおよび有料サイトグループパスワードは、有料コンテンツの情報収集を許可されたグループ用に有料コンテンツサーバ装置30a,30bから有料コンテンツの情報を収集する際に、有料サイトにログインするためのIDおよびパスワードの情報である。図5に示すように、ユーザ情報60’には、1つのグループの情報に対して、複数のユーザの情報が対応付けて記憶されている。
【0087】
この場合、ログイン管理部503は、ユーザ情報60’にURLが記憶された有料サイトを提供している有料コンテンツサーバ装置30a,30bに、有料サイトグループIDと有料サイトグループパスワードとを送信する。
【0088】
そして、ログイン管理部503は、有料サイトグループIDと有料サイトグループパスワードとを送信した有料コンテンツサーバ装置30a,30bから、有料コンテンツへのアクセスが許可されたことを示す情報を受信したか否かを調べ、その情報を受信した場合に、コンテンツ情報収集部505に有料コンテンツの情報を収集するよう要求する。
【0089】
コンテンツ情報収集部505は、ログイン管理部503が有料コンテンツを提供する有料コンテンツサーバ装置30a,30bから、有料コンテンツに対してアクセスを許可する情報を受信した場合に、有料コンテンツサーバ装置30a,30bから有料コンテンツの情報を収集する。
【0090】
そして、インデックス作成部506は、コンテンツ情報収集部505により収集された情報から、図3に示したようなコンテンツ情報70を作成する。ただし、この場合は、図3に示したタイトル、URL、説明文、テキストデータ、キーワード、サムネイル画像URLおよび有料無料区分の情報を各グループに対応付けて記憶する。また、インデックス作成部506は、各グループに属するユーザの情報を併せて記憶する。
【0091】
ユーザからコンテンツの検索要求を受け付けた場合には、コンテンツ検索部508は、ユーザがどのグループに属しているかを判定し、判定の結果、抽出されたグループに対応し、かつ、ユーザにより入力されたキーワードに合致するコンテンツを、コンテンツ情報70を参照して検索する。
【0092】
なお、図5に示したユーザ情報60’は、グループに属する各ユーザが自分の情報をグループの情報に対応付けて記憶するようにしてもよいし、グループの情報を管理するユーザが、グループに属するユーザの情報を一括して記憶することとしてもよい。
【0093】
この場合、ユーザ情報管理部502は、ユーザからIDおよびパスワードの認証情報の入力を受け付けて、ユーザが、ユーザ情報60’に情報を記憶する権限があるか否かを認証する。そして、ユーザ情報管理部502は、ユーザの認証が成功した場合に、グループに属するユーザの情報を受け付けて、ユーザ情報60’にそれを記憶する。
【0094】
グループが、ソーシャルネットワークにおける知人のグループなどである場合には、グループ内のユーザから紹介されたIDおよびパスワードを用いて、ユーザが自分の情報をユーザ情報60’に記憶することとしてもよい。
【0095】
上述してきたように、本実施例1の変形例では、コンテンツ情報収集部505が、ユーザが属するグループに応じて、有料サイトからコンテンツの情報をグループごとに収集することとしたので、ユーザが属するグループに応じて、アクセス制限がなされている有料サイトから効率的にコンテンツの情報を収集し、グループに応じたコンテンツの情報を検索結果として提供することができる。
【0096】
また、本実施例1の変形例では、ユーザ情報管理部502が、ユーザがグループに属する正規ユーザであるか否かを認証する認証情報を受け付けてユーザの認証をおこない、ユーザがグループに属する正規ユーザであることが認証された場合に、アクセス制限を解除するログイン情報をユーザから受け付けて、受け付けたログイン情報をユーザ情報記憶部501にユーザに対応付けて記憶することとしたので、ユーザが認証情報を取得している場合に、アクセス制限がなされている有料サイトからコンテンツの情報を収集するようユーザが設定することができる。
【実施例2】
【0097】
ところで、上記実施例1では、ユーザが会員登録をしている有料サイトのコンテンツ情報を収集する場合を示したが、コンテンツ検索サービスにおけるユーザの会員種別ごとに異なるコンテンツの情報を収集することとしてもよい。そこで、実施例2では、ユーザの会員種別ごとに異なるコンテンツの情報を収集する場合について説明する。
【0098】
ここでは、ユーザの会員種別として、プレミア会員、有料会員、無料会員の3つを考慮する。プレミア会員および有料会員は、コンテンツ検索サービスの利用料金を支払っている会員である。特に、プレミア会員は、有料会員よりも高額の利用料金を支払っており、有料会員よりも質の高いサービスを受けることができる会員である。無料会員は、コンテンツ検索サービスの利用料金を支払っていない会員である。
【0099】
このように、会員種別ごとに検索用に収集するコンテンツを変更し、会員種別ごとに収集したコンテンツの中からコンテンツの検索をおこなうことにより、ユーザに、無料会員から有料会員へ、また、有料会員からプレミア会員へと、より上位の会員種別に登録するようインセンティブを与えることができる。
【0100】
まず、実施例2に係るコンテンツ情報収集装置120の機能的構成について説明する。図6は、実施例2に係るコンテンツ情報収集装置120の機能的構成を示す図である。なお、以下では、図1で説明した機能部と同等の機能を有する機能部については、詳しい説明を省略する。
【0101】
図6に示すように、このコンテンツ情報収集装置120は、インターネット110を介して、ユーザ端末装置80a,80b、無料コンテンツサーバ装置90a,90b、および、有料コンテンツサーバ装置100a,100bに接続されている。
【0102】
ユーザ端末装置80a,80b、および、無料コンテンツサーバ装置90a,90bは、図1で説明したユーザ端末装置10a,10b、および、無料コンテンツサーバ装置20a,20bと同等のものである。
【0103】
有料コンテンツサーバ装置100a,100bは、ログイン情報を受信した際、ログイン情報の認証をおこない、ログイン情報が認証された場合に、ウェブサイト内の有料コンテンツに対するアクセスを許可するとともに、有料コンテンツサーバ装置100a,100bにログイン情報を送信した装置に対して、有料コンテンツへのアクセスを許可することを示す情報を送信する。
【0104】
コンテンツ情報収集装置120は、無料コンテンツサーバ装置90a,90b、および、有料コンテンツサーバ装置100a,100bからコンテンツの情報を収集して記憶し、ユーザ端末装置80a,80bからコンテンツの検索要求をキーワードとともに受け付けた場合に、キーワードに合致するコンテンツの情報を検索して、ユーザ端末装置80a,80bに出力する処理をおこなう。
【0105】
有料コンテンツサーバ装置100a,100bからコンテンツの情報を収集する際には、コンテンツ情報収集装置120は、その有料コンテンツサーバ装置100a,100bにユーザの会員種別に応じたログイン情報を送信し、それに応じて有料コンテンツサーバ装置100a,100bからアクセスを許可するアクセス許可情報を受信した場合に、有料コンテンツサーバ装置100a,100bにアクセスし、有料コンテンツの情報を収集してデータベースに記憶する。
【0106】
図6に示すように、このコンテンツ情報収集装置120は、通信部1200、ユーザ情報記憶部1201、ユーザ情報管理部1202、有料サイト情報記憶部1203、有料サイト情報管理部1204、ログイン管理部1205、コンテンツ情報記憶部1206、コンテンツ情報収集部1207、インデックス作成部1208、検索入出力制御部1209およびコンテンツ検索部1210を有する。
【0107】
通信部1200は、図1で説明した通信部500と同等のものである。ユーザ情報記憶部1201は、ハードディスク装置などの記憶デバイスであり、ユーザの会員種別などの情報を記憶する。図7は、図6に示したユーザ情報記憶部1201が記憶するユーザ情報130の一例を示す図である。
【0108】
図7に示すように、このユーザ情報130は、検索サイトユーザID、検索サイトユーザパスワードおよび会員種別の情報を記憶している。検索サイトユーザIDおよび検索サイトユーザパスワードは、コンテンツ情報収集装置120がユーザに提供する検索サービスにログインするためのユーザIDおよびパスワードの情報である。会員種別は、コンテンツ情報収集装置120が提供している検索サービスにおけるユーザの会員種別の情報である。
【0109】
図6の説明に戻ると、ユーザ情報管理部1202は、検索サイトユーザIDや検索サイトユーザパスワード、会員種別の情報をユーザ情報記憶部1201にユーザ情報130として記憶したり、ユーザ情報130として記憶された情報を更新したりする処理をおこなう。
【0110】
有料サイト情報記憶部1203は、ハードディスク装置などの記憶デバイスであり、会員種別ごとにコンテンツの情報を収集する有料サイトの情報を記憶する。図8は、図6に示した有料サイト情報記憶部1203が記憶する有料サイト情報140の一例を示す図である。
【0111】
図8に示すように、この有料サイト情報140は、会員種別、有料サイトURL、有料サイトログインIDおよび有料サイトパスワードの情報が記憶されている。会員種別は、検索サービスにおけるユーザの会員種別の情報である。有料サイトURLは、会員種別ごとにコンテンツの情報を収集する有料サイトのURLの情報である。
【0112】
有料サイトログインIDおよび有料サイトパスワードは、有料サイトURLに記憶された有料サイトにログインするために用いられるログインIDおよびパスワードの情報である。
【0113】
図6の説明に戻ると、有料サイト情報管理部1204は、会員種別や有料サイトURL、有料サイトログインID、有料サイトパスワードの情報を有料サイト情報記憶部1203に有料サイト情報140として記憶したり、有料サイト情報140として記憶された情報を更新したりする処理をおこなう。
【0114】
ログイン管理部1205は、有料サイトに対するログイン処理を管理する。具体的には、ログイン管理部1205は、ユーザ情報管理部1202を介して、ユーザ情報記憶部1201からユーザ情報130を読み出し、各ユーザの会員種別の情報を取得する。
【0115】
また、ログイン管理部1205は、有料サイト情報管理部1204を介して、有料サイト情報記憶部1203から有料サイト情報140を読み出し、ユーザの会員種別に対応する有料サイトの情報を取得する。
【0116】
そして、ログイン管理部1206は、有料サイト情報140にURLが記憶された有料サイトを提供している有料コンテンツサーバ装置100a,100bに、有料サイトログインIDと有料サイトパスワードとを送信する。
【0117】
さらに、ログイン管理部1206は、有料サイトログインIDと有料サイトパスワードとを送信した有料コンテンツサーバ装置100a,100bから、有料コンテンツへのアクセスが許可されたことを示す情報を受信したか否かを調べ、その情報を受信した場合に、コンテンツ情報収集部1207に有料コンテンツの情報を収集するよう要求する。
【0118】
コンテンツ情報記憶部1206は、ハードディスク装置などの記憶デバイスであり、無料コンテンツサーバ装置90a,90b、および、有料コンテンツサーバ装置100a,100bから収集したコンテンツの情報を、図3に示したようなコンテンツ情報として記憶する。
【0119】
ここで、コンテンツ情報は、会員種別ごとに記憶されるものである。すなわち、コンテンツ情報は、各会員種別に対して作成され、作成されたコンテンツ情報がユーザ情報130に記憶された会員種別に対応付けられて、コンテンツ情報記憶部1206に記憶される。
【0120】
コンテンツ情報収集部1207は、無料コンテンツサーバ装置90a,90bから無料で提供される無料コンテンツの情報を収集する。また、コンテンツ情報収集部1207は、ログイン管理部1205が、有料コンテンツを提供する有料コンテンツサーバ装置100a,100bから有料コンテンツに対してアクセスを許可する情報を受信した場合に、有料コンテンツサーバ装置100a,100bから、有料コンテンツの情報を収集する。
【0121】
インデックス作成部1208は、コンテンツ情報収集部1207により収集された情報から、図3に示したようなコンテンツ情報を作成し、コンテンツ情報を会員種別に対応付けてコンテンツ情報記憶部1206に記憶する。
【0122】
検索入出力制御部1209は、ユーザ端末装置80a,80bから、コンテンツの検索要求をキーワードとともに受け付け、また、コンテンツの検索結果をユーザ端末装置80a,80bに出力する処理をおこなう。
【0123】
その際、検索入出力制御部1209は、コンテンツ情報収集装置120が提供する検索サービスにユーザがログインした際に用いた検索サイトユーザIDの情報を取得する。そして、検索入出力制御部1209は、ユーザ情報130を参照してユーザの会員種別を判定する処理をおこなう。
【0124】
コンテンツ検索部1210は、ユーザ端末装置80a,80bから受け付けたキーワードに合致するコンテンツをコンテンツ情報記憶部1206に記憶されたコンテンツ情報を参照して検索し、検索入出力制御部1209を介してユーザ端末装置80a,80bに検索結果を出力する。
【0125】
具体的には、コンテンツ検索部1210は、検索要求をおこなったユーザの会員種別に対応するコンテンツ情報をコンテンツ情報記憶部1206から検索し、当該ユーザの会員種別に対応するコンテンツの情報から、キーワードに合致するコンテンツを検索し、検索結果を出力する。
【0126】
つぎに、実施例2に係る有料コンテンツ情報収集処理の処理手順について説明する。図9は、実施例2に係る有料コンテンツ情報収集処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0127】
図9に示すように、まず、コンテンツ情報収集装置120のログイン管理部1205は、ユーザの会員種別の情報をユーザ情報130から読み込み(ステップS201)、ユーザの会員種別に対応する有料サイトのURL情報を有料サイト情報140から読み込む(ステップS202)。
【0128】
続いて、ログイン管理部1205は、会員種別に対応する有料サイトにログインするための有料サイトログインIDおよび有料サイトログインパスワードのログイン情報を有料サイト情報140から読み込む(ステップS203)。
【0129】
そして、ログイン管理部1205は、読み込んだログイン情報を、有料サイトを提供している有料コンテンツサーバ装置100a,100bに送信し(ステップS204)、ログイン情報を送信した有料コンテンツサーバ装置100a,100bから、有料コンテンツへのアクセスを許可する情報を受信したか否かを調べる(ステップS205)。
【0130】
有料コンテンツへのアクセスを許可する情報を受信した場合には(ステップS205,Yes)、コンテンツ情報収集部1207は、有料コンテンツの情報を収集し、さらにインデックス作成部1208は、コンテンツ情報収集部1207により収集された有料コンテンツの情報からコンテンツ情報を作成し、会員種別に対応付けてコンテンツ情報記憶部1206に記憶する(ステップS206)。
【0131】
続いて、ログイン管理部1205は、コンテンツ情報収集処理の終了要求をコンテンツ情報収集装置120の管理者などにより受け付けたか否かを調べ(ステップS207)、終了要求を受け付けた場合には(ステップS207,Yes)、この有料コンテンツ情報収集処理を終了する。
【0132】
ステップS205において、有料コンテンツへのアクセスが許可されなかった場合(ステップS205,No)、または、ステップS207において、コンテンツ情報収集処理の終了要求を受け付けていない場合には(ステップS207,No)、ログイン管理部1205は、つぎの会員登録済み有料サイトのURL情報を、有料サイト情報140から読み込む(ステップS208)。
【0133】
そして、ログイン管理部1205は、ログイン情報をまだ送信していないURL情報があるか否かを調べ(ステップS209)、ログイン情報が未送信であるURL情報がある場合には(ステップS209,Yes)、ステップS203に移行して、それ以後の処理を継続する。ログイン情報が未送信であるURL情報がない場合には(ステップS209,No)、そのままこのコンテンツ情報収集処理を終了する。
【0134】
なお、ここでは、ユーザの会員種別に応じてコンテンツを収集する有料サイトを選択することとしたが、これに限定されず、コンテンツ情報収集装置120が提供する検索サービスに対してユーザがユーザ登録をおこなうために支払っている会員登録料や、検索サービスの登録ユーザに対して与えられる特典ポイントなどの大小に応じてユーザを分類し、分類されたユーザごとにコンテンツを収集する有料サイトを選択することとしてもよい。
【0135】
上述してきたように、本実施例2では、コンテンツ情報収集部1207が、ユーザの会員種別に応じて、有料サイトからコンテンツの情報を会員種別ごとに収集することとしたので、ユーザの会員種別に応じて、アクセス制限がなされている有料サイトから効率的にコンテンツの情報を収集し、会員種別に応じたコンテンツの情報を検索結果として提供することができる。
【0136】
また、本実施例2では、コンテンツ情報収集部1207が、ユーザが支払った会員登録料に応じて、有料サイトからコンテンツの情報をユーザごとに収集することとしたので、ユーザが支払った会員登録料に応じて、アクセス制限がなされている有料サイトから効率的にコンテンツの情報を収集し、会員登録料に応じたコンテンツの情報を検索結果として提供することができる。
【0137】
また、本実施例2では、コンテンツ情報収集部1207が、ユーザが獲得した特典ポイントに応じて、有料サイトからコンテンツの情報をユーザごとに収集することとしたので、ユーザが獲得した特典ポイントに応じて、アクセス制限がなされている有料サイトから効率的にコンテンツの情報を収集し、特典ポイントに応じたコンテンツの情報を検索結果として提供することができる。
【0138】
ここで、上記実施例2では、ユーザの会員種別に応じてコンテンツの情報を収集する有料サイトを選択したが、ユーザが無料会員である場合には、有料コンテンツを紹介する紹介情報のみを検索用に収集することとしてもよい。
【0139】
たとえば、紹介情報として、有料サイト内にある画像の数などの情報を収集し、無料会員に対しては、画像の検索時に、サムネイル画像などの画像の情報を提供するのではなく、キーワードに合致する有料サイト内の画像の数などの情報を提供する。有料会員またはプレミア会員に対しては、有料サイト内の画像に対応するサムネイル画像を検索結果として出力する。
【0140】
このように、無料会員と、有料会員またはプレミア会員との間で検索できるコンテンツに格差を設けることにより、ユーザに、無料会員から有料会員またはプレミア会員へと、上位の会員種別に登録するようインセンティブを与えることができる。
【0141】
図10は、実施例2の変形例に係る有料コンテンツ情報収集処理の処理手順を示すフローチャートである。図10の各処理手順は、図9に示したステップS206の処理に置き換えられるものである。
【0142】
図10に示すように、コンテンツ情報収集装置120のコンテンツ情報収集部1207は、ユーザ情報130を参照して、現在コンテンツの情報を収集している対象ユーザが無料会員であるか否かを調べる(ステップS301)。
【0143】
そして、ユーザが無料会員でない場合には(ステップS301,No)、コンテンツ情報収集部1207は、有料コンテンツの情報を収集し、さらにインデックス作成部1208は、コンテンツ情報収集部1207により収集された有料コンテンツの情報から、図3に示したようなコンテンツ情報を作成してコンテンツ情報記憶部1206にそれを記憶して(ステップS302)、この有料コンテンツ情報収集処理を終了する。
【0144】
ユーザが無料会員である場合には(ステップS301,Yes)、コンテンツ情報収集部1207は、有料コンテンツのタイトルやURL、テキストデータなどの情報を収集するとともに、有料サイトに含まれる画像の数などの情報を収集し、インデックス作成部1208は、コンテンツ情報収集部1207により収集されたテキストデータから形態素解析によりキーワードの情報を抽出して、抽出したキーワードを収集した情報とともにコンテンツ情報記憶部1206に記憶して(ステップS303)、この有料コンテンツ情報収集処理を終了する。
【0145】
そして、検索入出力制御部1209が、無料会員であるユーザから画像の検索要求をキーワードとともに受け付けた場合には、コンテンツ検索部1210は、そのキーワードに合致する画像の数などの情報を検索し、検索結果をユーザの操作するユーザ端末装置80a,80bに出力する。
【0146】
上述してきたように、本実施例2の変形例では、コンテンツ情報収集部1207が、ユーザの属性に係る情報に基づいて、有料コンテンツサーバ装置100a,100bから有料サイト内のコンテンツを紹介する紹介情報を収集し、インデックス作成部1208が、収集した紹介情報をユーザの属性に対応付けて記憶することとしたので、アクセス制限がなされている有料サイトから有料サイト内のコンテンツの情報とともに、コンテンツを紹介する紹介情報を効率的に収集し、ユーザの属性に応じてコンテンツの情報またはコンテンツの紹介情報を検索結果として提供することができる。
【実施例3】
【0147】
ところで、上記実施例1または2では、有料コンテンツの情報を収集する有料サイトがあらかじめ登録されている場合を示したが、ウェブサイトの閲覧サービスを提供するサーバ装置から、そのウェブサイトが有料サイトか無料サイトかを示す情報を受信して、有料サイトである場合にログイン情報を送信し、その後、有料サイトのコンテンツの情報を収集することとしてもよい。
【0148】
このようにウェブサイトの閲覧サービスを提供するサーバ装置からウェブサイトへのアクセス制限に係る情報を受信することにより、有料コンテンツの情報を収集する有料サイトの情報があらかじめ登録されていなくとも、有料コンテンツの情報を収集することができるようになる。そこで、実施例3では、ウェブサイトの閲覧サービスを提供するサーバ装置からウェブサイトへのアクセス制限に係る情報を受信する場合について説明する。
【0149】
まず、実施例3に係るコンテンツ情報収集装置190の機能的構成について説明する。図11は、実施例3に係るコンテンツ情報収集装置190の機能的構成を示す図である。なお、以下では、図1で説明した機能部と同等の機能を有する機能部については、詳しい説明を省略する。
【0150】
図11に示すように、このコンテンツ情報収集装置190は、インターネット180を介して、ユーザ端末装置150a,150b、無料コンテンツサーバ装置160a,160b、および、有料コンテンツサーバ装置170a,170bに接続されている。
【0151】
ユーザ端末装置150a,150bは、図1で説明したユーザ端末装置10a,10bと同等のものである。無料コンテンツサーバ装置160a,160b、および、有料コンテンツサーバ装置170a,170bは、それぞれ無料および有料でウェブサイト内のコンテンツを公開しているサーバ装置である。
【0152】
また、無料コンテンツサーバ装置160a,160b、および、有料コンテンツサーバ装置170a,170bは、コンテンツ情報収集装置190からアクセス制限の問い合わせを受け付けた場合に、アクセス制限をしているか否かの情報をコンテンツ情報収集装置190に送信する。
【0153】
また、有料コンテンツサーバ装置170a,170bは、ログインIDやパスワードのログイン情報を受信した際、ログイン情報の認証をおこない、ログイン情報が認証された場合に、ウェブサイト内の有料コンテンツに対するアクセスを許可するとともに、ログイン情報を有料コンテンツサーバ装置170a,170bに送信した装置に対して、有料コンテンツへのアクセスを許可することを示す情報を送信する。
【0154】
コンテンツ情報収集装置190は、無料コンテンツサーバ装置160a,160b、および、有料コンテンツサーバ装置170a,170bからコンテンツの情報を収集して記憶し、ユーザ端末装置150a,150bからコンテンツの検索要求をキーワードとともに受け付けた場合に、キーワードに合致するコンテンツの情報を検索して、ユーザ端末装置150a,150bに出力する処理をおこなう。
【0155】
無料コンテンツサーバ装置160a,160b、または、有料コンテンツサーバ装置170a,170bからコンテンツの情報を収集する際には、コンテンツ情報収集装置190は、無料コンテンツサーバ装置160a,160b、または、有料コンテンツサーバ装置170a,170bにアクセス制限の問い合わせをおこない、無料コンテンツサーバ装置160a,160b、または、有料コンテンツサーバ装置170a,170bからアクセス制限の有無の情報を受信する。
【0156】
そして、コンテンツ情報収集装置190は、コンテンツを有料コンテンツサーバ装置170a,170bから収集する場合、すなわち、ウェブサイトに対するアクセス制限がある場合に、ログイン情報を有料コンテンツサーバ装置170a,170bに送信する。
【0157】
そして、コンテンツ情報収集装置190は、送信したログイン情報に応じて有料コンテンツサーバ装置170a,170bからアクセスを許可するアクセス許可情報を受信した場合に、有料コンテンツサーバ装置170a,170bにアクセスし、有料コンテンツの情報を収集してデータベースに記憶する。
【0158】
図11に示すように、このコンテンツ情報収集装置190は、通信部1900、ログイン情報記憶部1901、ログイン情報管理部1902、ログイン管理部1903、コンテンツ情報記憶部1904、コンテンツ情報収集部1905、インデックス作成部1906、検索入出力制御部1907およびコンテンツ検索部1908を有する。
【0159】
通信部1900は、図1で説明した通信部500と同等のものである。ログイン情報記憶部1901は、有料コンテンツサーバ装置170a,170bにログインするためのログインIDおよびパスワードのログイン情報を記憶している。ここでは、ログイン情報は、各有料コンテンツサーバ装置170a,170bで共通のものとするが、有料コンテンツサーバ装置170a,170bで異なるログイン情報を用いることとしてもよい。
【0160】
ログイン情報管理部1902は、ログインIDおよびパスワードのログイン情報をログイン情報記憶部1901に記憶したり、ログイン情報記憶部1901に記憶されたログイン情報を更新したりする処理をおこなう。
【0161】
ログイン管理部1903は、無料コンテンツサーバ装置160a,160b、および、有料コンテンツサーバ装置170a,170bに、ウェブサイトがアクセス制限をしている有料サイトか否かの問い合わせをおこなう。
【0162】
そして、ログイン管理部1903は、無料コンテンツサーバ装置160a,160b、および、有料コンテンツサーバ装置170a,170bから、ウェブサイトがアクセス制限をおこなっている有料サイトか否かの情報を受信し、有料サイトであることを示す情報を受信した場合には、その情報を送信した有料コンテンツサーバ装置170a,170bにログイン情報を送信する。
【0163】
さらに、ログイン管理部1903は、ログイン情報を送信した有料コンテンツサーバ装置170a,170bから、有料コンテンツへのアクセスが許可されたことを示す情報を受信したか否かを調べ、その情報を受信した場合に、コンテンツ情報収集部1905に有料コンテンツの情報を収集するよう要求する。
【0164】
コンテンツ情報記憶部1904は、ハードディスク装置などの記憶デバイスであり、無料コンテンツサーバ装置160a,160b、および、有料コンテンツサーバ装置170a,170bから収集したコンテンツの情報を、図3に示したようなコンテンツ情報として記憶する。
【0165】
ここで、有料コンテンツサーバ装置170a,170bから収集したコンテンツの情報は、コンテンツ情報収集装置190が提供するコンテンツ検索サービスの登録ユーザ全員の検索用に用いられる。
【0166】
すなわち、ここでは、有料サイトを提供している提供者が、コンテンツ情報収集装置190が提供するコンテンツ検索サービスの登録ユーザ全員に有料コンテンツの検索を許可する場合を想定している。ただし、これに限定されず、実施例2で説明したように、会員種別などのユーザの属性に応じて、特定のユーザのみに有料コンテンツの検索を許可することとしてもよい。
【0167】
コンテンツ情報収集部1905は、無料コンテンツサーバ装置160a,160bから無料で提供される無料コンテンツの情報を収集する。また、コンテンツ情報収集部1905は、ログイン管理部1903が、有料コンテンツサーバ装置170a,170bから有料コンテンツに対してアクセスを許可する情報を受信した場合に、有料コンテンツサーバ装置170a,170bから、有料コンテンツの情報を収集する。
【0168】
インデックス作成部1906は、コンテンツ情報収集部1905により収集された情報から、図3に示したようなコンテンツ情報を作成し、コンテンツ情報記憶部1904に記憶する。
【0169】
検索入出力制御部1907は、ユーザ端末装置150a,150bから、コンテンツの検索要求をキーワードとともに受け付け、また、コンテンツの検索結果をユーザ端末装置150a,150bに出力する処理をおこなう。
【0170】
コンテンツ検索部1908は、ユーザ端末装置150a,150bから受け付けたキーワードに合致するコンテンツをコンテンツ情報記憶部1904に記憶されたコンテンツ情報を参照して検索し、検索入出力制御部1907を介してユーザ端末装置150a,150bに検索結果を出力する。
【0171】
つぎに、実施例3に係るコンテンツ収集処理の処理手順について説明する。図12は、実施例3に係るコンテンツ収集処理の処理手順を示すフローチャートである。図12に示すように、コンテンツ情報収集装置190のログイン管理部1903は、ウェブサイトのURLの情報を取得する(ステップS401)。ログイン管理部1903は、このURLの情報を、任意のウェブサイトのHTML文書に記載されたリンクの情報から取得する。
【0172】
そして、ログイン管理部1903は、URLの情報を取得したウェブサイトを提供している無料コンテンツサーバ装置150a,150b、または、有料コンテンツサーバ装置170a,170bに対して、ウェブサイトにアクセス制限があるか否かを問い合わせ、その問い合わせに応じて送信されたアクセス制限の有無の情報を取得する(ステップS402)。
【0173】
続いて、ログイン管理部1903は、ウェブサイトにアクセス制限があるか否かを調べ(ステップS403)、アクセス制限がない無料サイトの場合には(ステップS403,No)、コンテンツ情報収集部1905は、無料コンテンツの情報を収集し、さらにインデックス作成部1906は、コンテンツ情報収集部1905により収集された無料コンテンツの情報からコンテンツ情報を作成し、コンテンツ情報記憶部1904にそれを記憶する(ステップS407)。
【0174】
続いて、ログイン管理部1203は、コンテンツ情報収集処理の終了要求をコンテンツ情報収集装置190の管理者などにより受け付けたか否かを調べ(ステップS408)、終了要求を受け付けた場合には(ステップS408,Yes)、この有料コンテンツ情報収集処理を終了する。
【0175】
ステップS406において、有料コンテンツへのアクセスが許可されなかった場合(ステップS406,No)、または、ステップS408において、コンテンツ情報収集処理の終了要求を受け付けていない場合には(ステップS408,No)、ログイン管理部1903は、つぎのウェブサイトのURL情報を、ウェブサイトのHTML文書に記載されたリンクの情報から取得し(ステップS409)、まだアクセス制限情報を取得していないURLの情報があるか否かを調べる(ステップS410)。
【0176】
アクセス制限情報を取得していないURLの情報がある場合には(ステップS410,Yes)、ログイン管理部1903は、ステップS402に移行して、それ以後の処理を継続する。アクセス制限情報を取得していないURLの情報がない場合には(ステップS410,No)、そのままこのコンテンツ情報収集処理を終了する。
【0177】
ステップS403において、ウェブサイトに対するアクセス制限がある有料サイトの場合には(ステップS403,Yes)、ログイン管理部1903は、有料サイトにログインするためのログイン情報をログイン情報記憶部1901から読み込む(ステップS404)。
【0178】
そして、ログイン管理部1903は、読み込んだログイン情報を有料サイトを提供している有料コンテンツサーバ装置170a,170bに送信し(ステップS405)、ログイン情報を送信した有料コンテンツサーバ装置170a,170bから、有料コンテンツへのアクセスを許可する情報を受信したか否かを調べる(ステップS406)。
【0179】
有料コンテンツへのアクセスを許可する情報を受信した場合には(ステップS406,Yes)、コンテンツ情報収集部1905は、有料コンテンツの情報を収集し、さらにインデックス作成部1906は、コンテンツ情報収集部1905により収集された有料コンテンツの情報から、図3に示したようなコンテンツ情報を作成してコンテンツ情報記憶部1904にそれを記憶し(ステップS407)、それ以降の処理を継続する。
【0180】
上述してきたように、本実施例3では、ログイン管理部1903が、ウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供している無料コンテンツサーバ装置160a,160b、または、有料コンテンツサーバ装置170a,170bから、ウェブサイト内のコンテンツに対するアクセス制限の有無に係る情報を取得し、有料コンテンツサーバ装置170a,170bにより有料サイト内のコンテンツに対するアクセス制限がなされている場合に、有料サイトへのアクセス制限を解除するログイン情報を送信することとしたので、アクセス制限がなされているか否かを確認し、アクセス制限がなされている場合に、アクセス制限がなされている有料サイトから効率的にコンテンツの情報を収集することができる。
【0181】
以上、上記実施例において、コンテンツ情報収集処理をコンピュータ上で実現する場合について説明してきたが、コンテンツ情報収集処理を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませ、実行することによりコンテンツ情報収集処理を実現してもよい。
【0182】
図13は、コンテンツ情報収集処理を実現するコンピュータ200のハードウェア構成を示すブロック図である。図13に示すように、このコンピュータ200は、上記プログラムを実行するCPU210と、データを入力する入力装置220と、各種データを記憶するROM230と、演算パラメータ等を記憶するRAM240と、コンテンツ情報収集処理を実現するためのプログラムを記録した記録媒体300からプログラムを読み取る読取装置250と、ディスプレイ等の出力装置260と、ネットワーク400を介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース270とが、バス280で接続された構成となっている。
【0183】
CPU210は、読取装置250を経由して記録媒体300に記録されているプログラムを読み込んだ後、プログラムを実行することにより、コンテンツ情報収集処理を実現する。なお、記録媒体300としては、光ディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、ハードディスク等が挙げられる。また、このプログラムは、ネットワーク400を介してコンピュータ200に導入することとしてもよい。
【0184】
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
【0185】
たとえば、上記実施例では、URLなどのコンテンツの情報を収集し、収集したコンテンツの情報に基づいて検索をおこない、検索結果を出力することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、コンテンツ自体を収集し、収集したコンテンツの中からユーザの属性情報に適合するコンテンツを検索し、検索したコンテンツを出力することとしてもよい。
【0186】
また、上記実施例では、キーワードに合致するコンテンツを検索することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、白黒の画像など、検索されるコンテンツが満足すべき条件の指定を受け付け、その条件を満足するコンテンツを検索することとしてもよい。
【0187】
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0188】
また、図示したコンテンツ情報収集装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、コンテンツ情報収集装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0189】
さらに、コンテンツ情報収集装置にて行なわれる処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
【産業上の利用可能性】
【0190】
以上のように、本発明にかかるコンテンツ情報収集装置、コンテンツ情報収集方法およびコンテンツ情報収集方法をコンピュータに実行させるコンテンツ情報収集プログラムは、アクセス制限がなされているウェブサイトから効率的にコンテンツの情報を収集することが必要なコンテンツ情報収集システムに有用である。
【図面の簡単な説明】
【0191】
【図1】実施例1に係るコンテンツ情報収集装置の機能的構成を示す図である。
【図2】図1に示したユーザ情報記憶部501が記憶するユーザ情報60の一例を示す図である。
【図3】図1に示したコンテンツ情報記憶部504が記憶するコンテンツ情報70の一例を示す図である。
【図4】実施例1に係る有料コンテンツ情報収集処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】実施例1の変形例におけるユーザ情報60’の一例を示す図である。
【図6】実施例2に係るコンテンツ情報収集装置120の機能的構成を示す図である。
【図7】図6に示したユーザ情報記憶部1201が記憶するユーザ情報130の一例を示す図である。
【図8】図6に示した有料サイト情報記憶部1203が記憶する有料サイト情報140の一例を示す図である。
【図9】実施例2に係る有料コンテンツ情報収集処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】実施例2の変形例に係る有料コンテンツ情報収集処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】実施例3に係るコンテンツ情報収集装置190の機能的構成を示す図である。
【図12】実施例3に係るコンテンツ収集処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】コンテンツ情報収集処理を実現するコンピュータ200のハードウェア構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0192】
10a,10b,80a,80b,150a,150b ユーザ端末装置
20a,20b,90a,90b,160a,160b 無料コンテンツサーバ装置
30a,30b,100a,100b,170a,170b 有料コンテンツサーバ装置
40,110,180 インターネット
50,120,190 コンテンツ情報収集装置
500,1200,1900 通信部
501,1201 ユーザ情報記憶部
502,1202 ユーザ情報管理部
503,1205,1903 ログイン管理部
504,1206,1904 コンテンツ情報記憶部
505,1207,1905 コンテンツ情報収集部
506,1208,1906 インデックス作成部
507,1209,1907 検索入出力制御部
508,1210,1908 コンテンツ検索部
60,60’,130 ユーザ情報
70 コンテンツ情報
1203 有料サイト情報記憶部
1204 有料サイト情報管理部
140 有料サイト情報
1901 ログイン情報記憶部
1902 ログイン情報管理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置から該コンテンツに係る情報を収集するコンテンツ情報収集装置であって、
アクセス制限がなされているウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に当該ウェブサイトへのアクセス制限を解除するアクセス制限解除情報を送信する情報送信手段と、
前記情報送信手段により送信されたアクセス制限解除情報に応じて前記サーバ装置からアクセスを許可するアクセス許可情報を受信した場合に、当該サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を記憶するコンテンツ情報収集手段と、
を備えたことを特徴とするコンテンツ情報収集装置。
【請求項2】
前記情報送信手段は、ウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに対するアクセス制限の有無に係る情報を取得し、該サーバ装置により提供されるウェブサイト内のコンテンツに対するアクセス制限がなされている場合に、当該ウェブサイトへのアクセス制限を解除するアクセス制限解除情報を送信することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ情報収集装置。
【請求項3】
前記アクセス制限を解除するアクセス制限解除情報をユーザごとに記憶する情報記憶手段をさらに備え、前記情報送信手段は、前記情報記憶手段により記憶された各ユーザのアクセス制限解除情報をウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に送信し、前記コンテンツ情報収集手段は、該サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を各ユーザに対応付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ情報収集装置。
【請求項4】
前記情報記憶手段は、ユーザの属性に係る情報と前記アクセス制限を解除するアクセス制限解除情報とを対応付けて記憶し、前記情報送信手段は、各ユーザの属性に対応する前記情報記憶手段により記憶されたアクセス制限解除情報を抽出し、抽出されたアクセス制限解除情報をウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に送信し、前記コンテンツ情報収集手段は、前記情報送信手段により送信されたアクセス制限解除情報に応じて前記サーバ装置からアクセスを許可するアクセス許可情報を受信した場合に、当該サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を各ユーザの属性に対応付けて記憶することを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ情報収集装置。
【請求項5】
前記情報記憶手段は、ユーザが正規ユーザであるか否かを認証する認証情報を受け付けてユーザの認証をおこない、ユーザが正規ユーザであることが認証された場合に、前記アクセス制限を解除するアクセス制限解除情報をユーザから受け付けて、受け付けたアクセス制限解除情報を該ユーザに対応付けて記憶することを特徴とする請求項3または4に記載のコンテンツ情報収集装置。
【請求項6】
前記コンテンツ情報収集手段は、前記情報記憶手段により記憶されたユーザの属性に係る情報に基づいて、前記サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツを紹介する紹介情報を収集し、収集した紹介情報をユーザの属性に対応付けて記憶することを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ情報収集装置。
【請求項7】
前記ユーザの属性に係る情報は、ユーザの会員種別の情報であることを特徴とする請求項5または6に記載のコンテンツ情報収集装置。
【請求項8】
前記ユーザの属性に係る情報は、ユーザ登録に係る登録料の情報であることを特徴とする請求項5または6に記載のコンテンツ情報収集装置。
【請求項9】
前記ユーザの属性に係る情報は、ユーザの特典ポイントの情報であることを特徴とする請求項5または6に記載のコンテンツ情報収集装置。
【請求項10】
前記ユーザの属性に係る情報は、ユーザが属するグループの情報であることを特徴とする請求項5または6に記載のコンテンツ情報収集装置。
【請求項11】
ウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置から該コンテンツに係る情報を収集するコンテンツ情報収集方法であって、
アクセス制限がなされているウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に当該ウェブサイトへのアクセス制限を解除するアクセス制限解除情報を送信する情報送信工程と、
前記情報送信工程により送信されたアクセス制限解除情報に応じて前記サーバ装置からアクセスを許可するアクセス許可情報を受信した場合に、当該サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を記憶するコンテンツ情報収集工程と、
を含んだことを特徴とするコンテンツ情報収集方法。
【請求項12】
前記情報送信工程は、ウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに対するアクセス制限の有無に係る情報を取得し、該サーバ装置により提供されるウェブサイト内のコンテンツに対するアクセス制限がなされている場合に、当該ウェブサイトへのアクセス制限を解除するアクセス制限解除情報を送信することを特徴とする請求項11に記載のコンテンツ情報収集方法。
【請求項13】
前記アクセス制限を解除するアクセス制限解除情報をユーザごとに記憶する情報記憶工程をさらに含み、前記情報送信工程は、前記情報記憶工程により記憶された各ユーザのアクセス制限解除情報をウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に送信し、前記コンテンツ情報収集工程は、該サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を各ユーザに対応付けて記憶することを特徴とする請求項11に記載のコンテンツ情報収集方法。
【請求項14】
前記情報記憶工程は、ユーザの属性に係る情報と前記アクセス制限を解除するアクセス制限解除情報とを対応付けて記憶し、前記情報送信工程は、各ユーザの属性に対応する前記情報記憶工程により記憶されたアクセス制限解除情報を抽出し、抽出されたアクセス制限解除情報をウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に送信し、前記コンテンツ情報収集工程は、前記情報送信工程により送信されたアクセス制限解除情報に応じて前記サーバ装置からアクセスを許可するアクセス許可情報を受信した場合に、当該サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を各ユーザの属性に対応付けて記憶することを特徴とする請求項13に記載のコンテンツ情報収集方法。
【請求項15】
前記情報記憶工程は、ユーザが正規ユーザであるか否かを認証する認証情報を受け付けてユーザの認証をおこない、ユーザが正規ユーザであることが認証された場合に、前記アクセス制限を解除するアクセス制限解除情報をユーザから受け付けて、受け付けたアクセス制限解除情報を該ユーザに対応付けて記憶することを特徴とする請求項13または14に記載のコンテンツ情報収集方法。
【請求項16】
前記コンテンツ情報収集工程は、前記情報記憶工程により記憶されたユーザの属性に係る情報に基づいて、前記サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツを紹介する紹介情報を収集し、収集した紹介情報をユーザの属性に対応付けて記憶することを特徴とする請求項15に記載のコンテンツ情報収集方法。
【請求項17】
前記ユーザの属性に係る情報は、ユーザの会員種別の情報であることを特徴とする請求項15または16に記載のコンテンツ情報収集方法。
【請求項18】
前記ユーザの属性に係る情報は、ユーザ登録に係る登録料の情報であることを特徴とする請求項15または16に記載のコンテンツ情報収集方法。
【請求項19】
前記ユーザの属性に係る情報は、ユーザの特典ポイントの情報であることを特徴とする請求項15または16に記載のコンテンツ情報収集方法。
【請求項20】
前記ユーザの属性に係る情報は、ユーザが属するグループの情報であることを特徴とする請求項15または16に記載のコンテンツ情報収集方法。
【請求項21】
ウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置から該コンテンツに係る情報を収集するコンテンツ情報収集方法をコンピュータに実行させるコンテンツ情報収集プログラムであって、
アクセス制限がなされているウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に当該ウェブサイトへのアクセス制限を解除するアクセス制限解除情報を送信する情報送信工程と、
前記情報送信工程により送信されたアクセス制限解除情報に応じて前記サーバ装置からアクセスを許可するアクセス許可情報を受信した場合に、当該サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を記憶するコンテンツ情報収集工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするコンテンツ情報収集プログラム。
【請求項22】
前記情報送信工程は、ウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに対するアクセス制限の有無に係る情報を取得し、該サーバ装置により提供されるウェブサイト内のコンテンツに対するアクセス制限がなされている場合に、当該ウェブサイトへのアクセス制限を解除するアクセス制限解除情報を送信することを特徴とする請求項21に記載のコンテンツ情報収集プログラム。
【請求項23】
前記アクセス制限を解除するアクセス制限解除情報をユーザごとに記憶する情報記憶工程をさらに含み、前記情報送信工程は、前記情報記憶工程により記憶された各ユーザのアクセス制限解除情報をウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に送信し、前記コンテンツ情報収集工程は、該サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を各ユーザに対応付けて記憶することを特徴とする請求項21に記載のコンテンツ情報収集プログラム。
【請求項24】
前記情報記憶工程は、ユーザの属性に係る情報と前記アクセス制限を解除するアクセス制限解除情報とを対応付けて記憶し、前記情報送信工程は、各ユーザの属性に対応する前記情報記憶工程により記憶されたアクセス制限解除情報を抽出し、抽出されたアクセス制限解除情報をウェブサイト内のコンテンツの閲覧サービスを提供しているサーバ装置に送信し、前記コンテンツ情報収集工程は、前記情報送信工程により送信されたアクセス制限解除情報に応じて前記サーバ装置からアクセスを許可するアクセス許可情報を受信した場合に、当該サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツに係る情報を収集し、収集したコンテンツに係る情報を各ユーザの属性に対応付けて記憶することを特徴とする請求項23に記載のコンテンツ情報収集プログラム。
【請求項25】
前記情報記憶工程は、ユーザが正規ユーザであるか否かを認証する認証情報を受け付けてユーザの認証をおこない、ユーザが正規ユーザであることが認証された場合に、前記アクセス制限を解除するアクセス制限解除情報をユーザから受け付けて、受け付けたアクセス制限解除情報を該ユーザに対応付けて記憶することを特徴とする請求項23または24に記載のコンテンツ情報収集プログラム。
【請求項26】
前記コンテンツ情報収集工程は、前記情報記憶工程により記憶されたユーザの属性に係る情報に基づいて、前記サーバ装置からウェブサイト内のコンテンツを紹介する紹介情報を収集し、収集した紹介情報をユーザの属性に対応付けて記憶することを特徴とする請求項25に記載のコンテンツ情報収集プログラム。
【請求項27】
前記ユーザの属性に係る情報は、ユーザの会員種別の情報であることを特徴とする請求項25または26に記載のコンテンツ情報収集プログラム。
【請求項28】
前記ユーザの属性に係る情報は、ユーザ登録に係る登録料の情報であることを特徴とする請求項25または26に記載のコンテンツ情報収集プログラム。
【請求項29】
前記ユーザの属性に係る情報は、ユーザの特典ポイントの情報であることを特徴とする請求項25または26に記載のコンテンツ情報収集プログラム。
【請求項30】
前記ユーザの属性に係る情報は、ユーザが属するグループの情報であることを特徴とする請求項25または26に記載のコンテンツ情報収集プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2006−58948(P2006−58948A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−237266(P2004−237266)
【出願日】平成16年8月17日(2004.8.17)
【出願人】(500257300)ヤフー株式会社 (1,128)
【Fターム(参考)】