説明

コンテンツ管理システム、コンテンツ管理方法、及びそれらに用いるプログラム及び記録媒体

【課題】コピーワンスの精神を守りつつ、他の機器にコンテンツのコピーをする。
【解決手段】コピーアットワンス制限のかかっているコンテンツ1を受信・取得し、これをHDD7に記録し、携帯用コンテンツ再生機器17用にフォーマット変換したコンテンツを、ブリッジメディア11を介して携帯用コンテンツ再生機器17にコピーにより記録する。この際、ブリッジメディア11に記録したコンテンツから、暗号化キー15を作成し、この暗号化キー15を利用して記録再生装置5に記録されたオリジナルのコンテンツ1aを暗号化し暗号化コンテンツ3を作成する。オリジナルのコンテンツ1aは削除される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツの管理技術に関し、より詳細には、デジタルコンテンツの複写に関する管理技術に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、デジタル放送により送られてきたコンテンツは、一般的に一度だけそのコンテンツをコピーすることができる。従って、放送されたコンテンツをHDDなどの記憶装置に一旦記録すると、その後はそのコンテンツを他の機器にコピーすることはできずムーブすることができるのみである。
【0003】
コンテンツを管理するシステムにおける公知技術として、インターネット等を介して外部のライセンスサーバからコンテンツのライセンスキーを取得するもの(特許文献1)、1つ又は複数のライセンスを取得し、家庭内のライセンスサーバでそれを管理するもの(特許文献2)、家庭内においてある一定のIDを設定して、IDの管理を行い、そのIDが配布されたもののみコピーを許すもの(特許文献3)がある。
【0004】
【特許文献1】特開2002-358387号公報
【特許文献2】特開2004-303111号公報
【特許文献3】特開2004-328517号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように、従来の技術ではデジタル放送から記録したコンテンツはコピーすることができなく、ムーブすることしかできなかった。また、外部からライセンスキーを取得する方法はインターネットに接続しなければならない点、家庭内でライセンスサーバやID管理サーバを立ち上げなければならない点、ライセンスキーやIDの管理を行なわなければならない点など、複雑な処理が必要であるという問題点があった。
【0006】
また、モバイル機器用のコンテンツを生成して、そのコンテンツから暗号化のキーを生成する方法は、モバイル機器にコンテンツを持ち出す度にモバイル用コンテンツをムーブしなければならない点、記録機器で再生させるためには、記録機器内の記録装置にオリジナルのコンテンツ(を暗号化したもの)と、モバイル用コンテンツの両方を保持しなければならない点、等の問題がある。
【0007】
本発明は、デジタル放送のDRMである、コピーワンスの精神を守りつつ、他の機器にコンテンツのコピーをすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
地上デジタル放送やBSデジタル放送では放送されるコンテンツに対し一度だけコピーすることが許される(コピーワンス)。従って、放送されたコンテンツは記録機器に記録すると、後はその記録機器からのムーブができるのみである。しかし、モバイル機器は機能が低いため、モバイル機器にコンテンツをムーブをするときはコンテンツの品質を落とさなければならない。そこで、このコピーワンスの精神を守りつつ、モバイル機器に記録したコンテンツを持ち出すことができるようにし、かつモバイル機器に保存されたコンテンツを削除した場合には、元の記録機器に保存された高品質のコンテンツを再生できるようにする。
【0009】
モバイル機器用のコンテンツの記録をSDカードなどのブリッジメディアに記録する。モバイル機器で再生させるためには、モバイル用のコンテンツを記録したブリッジメディアをモバイル機器に挿入すればよい。これにより、記録機器から、モバイル機器に、モバイル用のコンテンツのムーブをする必要がなくなる。また、ブリッジメディアに記録されたモバイル機器用のコンテンツは、ブリッジメディアそのものが持っているDRM機能を使い、他の機器へのコピーができないようにするとこによって、イリーガルなコピーを防ぐことができる。
【0010】
この特許では、デジタル放送から記録したコンテンツを、他の機器にコピーする際には、元の記録したコンテンツを暗号化して再生できないようにし、コピー先の機器にコピーしたコンテンツを削除したときに、暗号化されたコンテンツを復号化し、元の記録した機器でコンテンツの再生ができるようにする。その際、復号化する際のキーをコピー先の機器の固有ID、コピーしたコンテンツから生成したID、等を使用することもできる。また、コピーする際には、コピー先の機器に合わせてコンテンツのフォーマットを変換することもできる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、デジタル放送のDRMである、コピーワンスの精神を守りつつ、他の機器にコンテンツのコピーをすることができるという利点がある。また、モバイル機器では、大容量の記録装置を保持していないため、デジタル放送から送信され記録された高品質のコンテンツを、品質を落としてムーブする必要があった。そのため、コピーワンスの制限で一度ムーブしてしまうと高品質のコンテンツを元にもどすことができなかったが、本発明によりコンテンツを元に戻すことができるので、後になって元の高品質のコンテンツを楽しむことができるという利点がある。
【0012】
また、モバイル機器用のコンテンツの記録をブリッジメディアにすることにより、モバイル機器へのコンテンツのムーブをする必要がなくなる、記録機器で再生する際に、元のコンテンツを暗号化したものと、モバイル機器用のコンテンツの両方を持たなくても済むなどの効果もある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態によるコンテンツ管理技術について図面を参照する。図1は本発明の第1の実施の形態によるコンテンツ管理技術の概要を示す図であり、放送されたコンテンツを記録機器に記録する時の処理の流れを概略的に示した図である。図2は、記録機器に記録されている暗号化されたコンテンツを再生する時の処理の流れ概略的に示した図である。図3は、モバイル用コンテンツが記録されたブリッジメディアをモバイル機器に挿入して再生する状況を示した図である。図4は、記録機器に記録されている暗号化されたコンテンツを再生しようとするが、ブリッジメディアが挿入されていないため再生できない状況を示した図である。
【0014】
図1に示すように、本実施の形態によるコンテンツ管理システムには、放送コンテンツ1と、記録再生装置5とそれに含まれる例えばハードディスク装置(HDD)などの記憶装置7と、携帯用コンテンツ再生機器17と、記録再生装置5と携帯用コンテンツ再生機器17との間でコンテンツの橋渡しを行う例えばメモリカードなどのブリッジメディア11と、を有している。ブリッジメディア11はDRM(Digital Write Management)制御機能を有するため、一旦、ブリッジメディアにコピーすると、そこから再びコピーをすることができない。
【0015】
そこで、図1に示すように、記録再生装置5が放送コンテンツ1であってコピーアットワンス制限のかかっているコンテンツを受信・取得し(1)、これをHDD7に記録し(2)、携帯用コンテンツ再生機器17用にフォーマット変換したコンテンツ15を、ブリッジメディア11に記録する(3)。この際、ブリッジメディア11に記録したコンテンツから、暗号化キー15を作成し(4)、この暗号化キーを利用して記録再生装置5に記録されたオリジナルのコンテンツ1aを暗号化し暗号化コンテンツ3を作成する(5)。オリジナルのコンテンツ1aは削除される(6)。フォーマット変換されたコンテンツ11が記録されたブリッジメディア11を携帯用コンテンツ再生機器17に挿入すれば、そのコンテンツを再生することができる。
【0016】
図2に示すように、記録再生機器5に記録され、暗号化されたコンテンツ3を再生するときは、ブリッジメディア11に記録されている携帯用コンテンツ再生機器17用のコンテンツ15から復号化のキーを生成し(1)、そのキーを利用して暗号化されているコンテンツ3を復号し(2)、復号されたコンテンツ1bを再生する。
【0017】
図3に示すように、ブリッジメディア11を携帯用コンテンツ再生機器17に挿入すれば、そのコンテンツを携帯用コンテンツ再生機器17で再生することができる(1)。尚、ブリッジメディア11に記録された携帯用コンテンツ再生機器17用のコンテンツ15のコピーはブリッジメディア11自身が持つDRM機能によりできないようにする。尚、ブリッジメディア11としてはフラッシュメモリを利用したものや、記録可能なディスクなどを用いることができる。暗号化/復号化のための暗号システムとしては、共通鍵暗号方式や公開鍵暗号方式等の公知の技術を利用することができる。また、暗号化/複合化のためのキーとしてフォーマット変換されたコンテンツのハッシュ値などを利用することができる。
【0018】
図4に示すように、記録再生機器5に記録されている暗号化されたコンテンツ3を再生しようとすると、ブリッジメディア11が挿入されていないため復号キー15aを作成できず、暗号化コンテンツ3を復号して再生することはできない。
【0019】
次に、処理の流れについて図面を参照しながら説明を行う。図13は、記録されたコンテンツを暗号化しブリッジメディア11に書き込む時の処理の流れを示すフローチャート図である。図14は、暗号化され記録されたコンテンツを復号化し再生する時の処理の流れを示すフローチャート図である。まず処理を開始し(ステップS1:START)、ステップ2においてシステムでブリッジメディアは利用可能か否かを判断する。Noの場合には、ステップS11に進みフラグを“0”にセットし、後述するステップS5に進む。Yesの場合には、ステップS3に進み、ブリッジメディア11のDRMは利用可能か否かを判断する。Noの場合には、ステップS11に進みフラグを“0”にセットし、後述するステップS5に進む。Yesの場合には、ステップS4に進みフラグを“1”にセットする。ステップ次いで、ステップS5において、放送データを受信し、ステップS6において記録機器に放送データを記録する。
【0020】
ステップS7において、フラグは“1”か否かを判断し、“1”の場合には(Yes)、ステップS12において携帯用コンテンツ再生機器17用にコンテンツのフォーマット変換を行い、ステップS13においてブリッジメディア11に携帯用コンテンツ再生機器17用データを記録し、ステップS8に進む。フラグが“0”であれば、同じくステップS8に進む。ステップS8において、記録が終了かどうかを判定し、終了していなければ(N)ステップS5に戻る。Yであれば、ステップS9に進み、フラグが“1”であるか否かを判定する。フラグが“0”であれば処理を終了し(END)、フラグが“1”であれば(Y)、ステップS14に進み、ブリッジメディアに記録されたコンテンツをコピー不可にし、ステップS15において携帯用コンテンツ再生機器17用コンテンツから暗号キーを生成し、ステップS16において記録装置に記録されたコンテンツを暗号化し、ステップS17において記録再生機器5に記録されているオリジナルコンテンツを削除し、処理を終了する(END)。
【0021】
図14に示すように、ステップS21において処理を開始し(START)、ステップS22においてコンテンツが暗号化されているか否かを判定する。コンテンツが暗号化されていない場合には(N)、ステップS31に進み、ステップS31においてコンテンツの全てのデータを取り出したか否かを判定する。全てのデータを取り出した場合には(Y)ステップS30において処理を終了する(END)。Nの場合には、記録されたコンテンツデータを取り出し、ステップS33において取り出したデータを再生し、ステップS31に戻る。
【0022】
ステップS22でYの場合には、ステップS23に進み、ブリッジメディアは利用可能か否かを判定する。利用不可であれば(N)、ステップS30に進む。利用可能であれば(Y)、ステップS24に進み、ブリッジメディアにはモバイル用のコンテンツが記録されているかを判断する。利用不可であれば(N)、ステップS30に進む。利用可能であれば(Y)、ステップS25に進み、ブリッジメディアに記録されているコンテンツから
復号キーを生成する。次いでステップS26に進み、暗号化されているコンテンツのすべてのデータを取り出したか否かを判定する。Yの場合には、ステップS30に進む。Nの場合には、ステップS27に進み、記録メディアに記録された暗号化されているコンテンツデータを取り出す。ステップS28において記録メディアに記録されたコンテンツを復号する。ステップS29において復号したデータを再生することができる。ステップS30で処理を終了する。
【0023】
次に、本発明の第2の実施の形態によるコンテンツ管理技術について図面を参照しながら説明を行う。
【0024】
図5は、本発明の第2の実施の形態によるコンテンツ管理システムの一構成例を示す図である。本実施の形態においては、放送コンテンツ1と、記録再生装置5とそれに含まれる例えばハードディスク装置(HDD)などの記憶装置7と、例えば内蔵HDD装置などの記録装置23を備える携帯用コンテンツ再生機器17と、記録再生装置5と携帯用コンテンツ再生機器17とを接続しデータのやり取りを可能にする接続ケーブルLとを、有している。
【0025】
上記システムにおいて、デジタル放送からコピーワンス制限のかかっているコンテンツ1を受信し(1)、記録再生機器5に記録する(2)。次いで、記録再生機器5に記録されたコンテンツ1を、例えば有線ケーブルLを介して携帯用コンテンツ再生機器17にコピーする(3)。その際、記録再生機器5に記録されているコンテンツ1aは暗号化され(5)、この暗号化コンテンツ3を復号のためのキー又はキーを生成するための情報23は携帯用コンテンツ再生機器17側に保存される。尚、記録再生機器5と携帯用コンテンツ再生機器17とを接続するための手段は、USBやiLINKなどの有線であっても良く、或いは、無線LANやBluetoothなどの無線であっても良い。携帯用コンテンツ再生機器17にコンテンツをコピーする際には、携帯用コンテンツ再生機器17に適合したフォーマットに変換してコピーすることも可能である(3)。例えば、MPEG2形式をH.264形式に変換する例が挙げられる。次いで、フォーマット変換されたコンテンツ23に基づいて暗号化キーを作成する(4)。暗号化キーを利用してコンテンツ1aを暗号化して暗号化コンテンツ3を作成する(5)。この際、コンテンツ1aを削除する(6)。
【0026】
暗号化/複合化するためのキーはフォーマット変換されたコンテンツのハッシュキー値などを利用することができる。また、暗号化/復号化のための暗号システムとしては、公知の共通鍵暗号方式や公開鍵暗号方式が使用できる。暗号化されたコンテンツを復号化する場合には、モバイル機器から復号キーを取り出して、復号する。
【0027】
尚、記録再生機器5へのコンテンツの記録と、携帯用コンテンツ再生機器17へのコンテンツのコピーとは時間的に連続していても良いし、時間的に離れていても良い。
【0028】
図6は、携帯用コンテンツ再生機器17に記録されたモバイル用コンテンツ23を再生する状況を示した図である。図6に示すように、モバイル用コンテンツ23は、フォーマット変換により再生可能な形式に変換されているため、特に問題なく再生することが可能である。図7は、記録再生機器5の記憶装置7内に格納されている暗号化コンテンツ3は暗号化されているため再生できない状況を示した図であり、記憶装置7内に復号キーが存在しないため復号ができない。
【0029】
図8は、携帯用コンテンツ再生機器17に記録されているコンテンツから復号キーを生成し、記録再生機器5に記録されている暗号化コンテンツ3を復号する際の処理の様子を示す図である。図8に示すように、携帯用コンテンツ再生機器17の記憶装置21から情報23に基づいて復号キーが生成されると(1)。フォーマット変換されたコンテンツ23は削除される(2)。記録再生機器5に送られた復号キーにより暗号化コンテンツ3を復号し(3)、暗号化コンテンツ3が削除される(4)とともに、コンテンツ1bが生成される(5)。これにより、記録再生機器5においてコンテンツを再生することができる。一方、携帯用コンテンツ再生機器17においてはフォーマット変換されたコンテンツ23が削除されているため、コンテンツを再生することができない。
【0030】
図15は、記録されたコンテンツを暗号化し携帯用コンテンツ再生機器17にモバイル用コンテンツをコピーする処理の流れを示すフローチャート図である。ます、処理を開始すると(ステップS41:START)、ステップS42において携帯用コンテンツ再生機器17が記録再生機器5に接続されているか否かを判断する。Nの場合にはステップS49に進み処理を終了する(END)。Yでれば、ステップS43に進み、コンテンツは
暗号化されていないか否かを判断する。コンテンツが暗号化されている場合には(N)ステップS49に進み処理を終了し、コンテンツが暗号化されている場合には(Y)ステップS44に進む。ステップS44においては、モバイル用のフォーマットに変換し、モバイル用のコンテンツを生成する。次いで、ステップS45において、携帯用コンテンツ再生機器17用のコンテンツを送信する。
【0031】
この時点で、携帯用コンテンツ再生機器17が処理を開始し(ステップS50:START)、ステップS51においてモバイル用のコンテンツを受信する。ステップS52において、このコンテンツを記録し、ステップS53においてこのコンテンツから暗号化キーを作成する。次いで、ステップS54において暗号化キーを記録再生機器5に送信し、処理を終了する(ステップS55:END)。
【0032】
ステップS46で暗号化キーを受け取った記録再生機器5は、ステップS47においてコンテンツを暗号化し、ステップS48において元のコンテンツを削除し、ステップS49で処理を終了する。
【0033】
図16は、携帯用コンテンツ再生機器17からコンテンツを削除し記録再生機器5に暗号化して記録されたコンテンツを復号する際の処理の流れを示すフローチャート図である。まず。ステップS61において記録再生機器5の処理を開始し(START)、ステップS62において、携帯用コンテンツ再生機器17が接続されているか否かを判定する。接続されていなければ(N)ステップS68に進み処理を終了する(END)。Yであれば、ステップS63に進み、コンテンツが暗号化されているか否かを判定する。ステップS64において、復号キーの要求を携帯用コンテンツ再生機器17に送信する。携帯用コンテンツ再生機器17では処理を開始し(ステップS69:START)、ステップS70において復号キーを記録再生機器5から受信する。ステップS71においてモバイル用コンテンツから復号キーを生成し、生成したキーを記録再生装置5に送り、ステップS73においてモバイル用コンテンツを削除しステップS74で処理を終了する。
【0034】
ステップS65において復号キーを受信した記録再生機器5は、ステップS66において暗号化コンテンツを復号する。ステップS67において暗号化されたコンテンツを削除し、ステップS68に進む。
【0035】
以上のようにして、コンテンツを記録再生機器5又は携帯用コンテンツ再生機器17のいずれか一方で再生する処理を可逆的に継続して行なうことができる。
【0036】
次に、本発明の第3の実施の形態によるコンテンツ管理技術について図面を参照しながら説明を行う。図9は、本実施の形態によるシステムの構成例を示す図である。図9に示すように、本実施の形態によるシステムにおいては、コンテンツ1を受信し(1)コンテンツ1を記録再生機器5の記録装置7に記録した後、携帯用コンテンツ再生機器17用のコンテンツ23をフォーマット変換により生成して送り(記憶再生装置5の記録装置7には、携帯用コンテンツ再生機器17の固有のコードを利用して暗号化した暗号化コンテンツ3が残り、コンテンツ1aは削除される(6))、記憶装置21内にコンテンツ(情報)23を格納する。これにより、携帯用コンテンツ再生機器17においてコンテンツを再生することができる。
【0037】
一方、図10に示すように、暗号化コンテンツ3に基づいて記録再生装置5においてコンテンツを再生する場合には、携帯用コンテンツ再生機器17の固有のコードを利用して生成した復号キーを記録再生装置5に送ると(1)、携帯用コンテンツ再生機器17用のコンテンツ23を削除される(2)。復号キーにより暗号化コンテンツ3が復号され(3)、暗号化コンテンツ3は削除される(4)。記録再生装置6においては、復号されたコンテンツ1bに基づいてコンテンツを再生することができる。
【0038】
暗号化/復号化のための暗号システムとしては、公知の共通鍵暗号方式や公開鍵暗号方式が使用できる。暗号化/複合化のためのキーとして携帯用コンテンツ再生機器17又はそれで使われている部品の固有番号(製造番号など)を利用することができる。
【0039】
図17は、記録されたコンテンツを暗号化し、携帯用コンテンツ再生機器17にモバイル用コンテンツをコピーする際の処理の流れを示すフローチャート図である。図17に示すように、まず、記録再生機器5において処理を開始し(ステップS81:START)、ステップS81において携帯用コンテンツ再生機器17が接続されているか否かを判断する。接続されていなければ(N)、ステップS89に進む。接続されていれば(Y)ステップS83に進み、暗号化されていれば(N)ステップS89に、暗号化されていなければ(Y)ステップS84に進む。ステップS84において、携帯用コンテンツ再生機器17用にフォーマット変換し、携帯用コンテンツ再生機器17用コンテンツを作成する。ステップS85において、このコンテンツを携帯用コンテンツ再生機器17に送信する。携帯用コンテンツ再生機器17では処理を開始し(ステップS90)、ステップS91においてこのコンテンツを受信する。ステップS92においてこのコンテンツを記録し、ステップS93において携帯用コンテンツ再生機器17の固有のIDなどに基づいて暗号化キーを生成する。ステップS94において暗号化キーを送信し、処理を終了する(ステップS95:END)。送信された暗号化キーを記録再生装置5においてステップS86で受信し、ステップS89でコンテンツを暗号化する。ステップS88において元のコンテンツを削除し、ステップS89に進む。
【0040】
図18は、携帯用コンテンツ再生機器17からコンテンツを削除し記録機器に暗号化して記録されたコンテンツを復号化する時のフローチャート図である。図18に示すように、記録再生装置5側で処理を開始し(START:ステップ101)、ステップS102において携帯用コンテンツ再生機器17が接続されているか否かを判断する。ステップS103において、携帯用コンテンツ再生機器17が接続されていない場合には(N)、ステップS108に進み処理を終了する(END)。Yの場合には、ステップS103に進み、コンテンツが暗号化されているか否かを判断する。暗号化されていなければ(N)、ステップS108に進む。暗号化されていれば(Y)、ステップS104において、復号キーの送信を携帯用コンテンツ再生機器17に対して要求する。携帯用コンテンツ再生機器17は処理を開始しており(ステップS109)、ステップS110において復号キーの要求を受信し、ステップS111において携帯用コンテンツ再生機器17の固有のIDに基づいて復号キーを生成する。ステップS102において生成した復号キーを記憶再生機器5に送信し、処理を終了する(ステップS114)。
【0041】
記憶再生機器5においては、ステップS105において復号キーを受信し、ステップS106において暗号化コンテンツを復号する。ステップS107において暗号化コンテンツを削除し処理を終了する。
【0042】
次に、本発明の第4の実施の形態によるコンテンツ管理技術について図面を参照しながら説明を行う。図11は、本実施の形態によるコンテンツ管理システムの一構成例を示す図である。図11に示すように、放送されたコンテンツ1を記録再生機器5において取得・記録した後(1、2)、暗号化/復号キーを生成しておき(3)、フォーマット変換を含む処理によりモバイル用のコンテンツを生成し、携帯用コンテンツ再生機器17に格納する(4)。復号化キーも携帯用コンテンツ再生機器17にコピーする(5)場合に、コンテンツ1aと暗号化キーとに基づいて暗号化コンテンツ3を作成する(6)。また、コンテンツ1aと暗号化/復号化キーは削除する(7)、(8)。この状態では、携帯用コンテンツ再生機器17ではフォーマット変換されたコンテンツ3によりコンテンツを再生可能である。一方、記録再生装置5側では、復号化キーが存在しないため、コンテンツを再生できない。
【0043】
図12は、携帯用コンテンツ再生機器17に記録された復号キーを使って、記録再生機器5に記録されている暗号化コンテンツ3を復号する処理を示した図であり、図11に続く図である。図12に示すように、携帯用コンテンツ再生機器17の記憶装置21に格納されている復号キーを記録再生機器5側に渡すと(1)、コンテンツ3と復号キーとが削除される(2、5)。記録再生装置5側では、復号キーに基づいて暗号化コンテンツ3が復号され(3)、暗号化コンテンツ3は削除される(4)。復号されたコンテンツ1bにより記録再生機器5においてコンテンツを再生することができる。
【0044】
暗号化/復号化のための暗号システムとしては、公知の共通鍵暗号方式や公開鍵暗号方式が使用できる。暗号化/複合化のためのキーとして記録再生装置5で生成された乱数等を用いることができる。
【0045】
図19は、記録されたコンテンツを暗号化し携帯用コンテンツ再生機器17にモバイル用コンテンツをコピーする処理の流れを示すフローチャート図である。図19に示すように、まず、記録再生装置において、処理を開始し(ステップS121:START)、ステップS122において携帯用コンテンツ再生機器17が接続されているか否かを判断する。接続されていない場合には(N)、ステップS131に進み処理を終了する(END)。Yの場合には、ステップS123に進み、コンテンツが暗号化されていないかどうかを確認する。コンテンツが暗号化されている場合には(N)ステップS131に進む。暗号化されていない場合には(Y)ステップS124に進み、暗号化/復号のキーを生成する。ステップS125において、携帯用コンテンツ再生機器17用のフォーマットに変換し、携帯用コンテンツ再生機器17用のコンテンツを生成する。ステップS126において、生成したモバイル用のコンテンツを携帯用コンテンツ再生機器17に送信する。携帯用コンテンツ再生機器17においては処理を開始し(ステップS132)、ステップS133において、モバイル用のコンテンツを受信し、ステップS134においてコンテンツを記憶する。ステップS127で記録再生装置は復号キーを送信し、ステップS144において携帯用コンテンツ再生機器17が復号キーを受信し、ステップS145において復号キーを記録し、ステップS146で処理を終了する。
【0046】
ステップS128において、コンテンツを暗号化し、ステップS129において元のコンテンツを削除し、ステップS130において暗号化/復号キーを削除し、処理を終了する(ステップS131)。
【0047】
図20は、携帯用コンテンツ再生機器17からコンテンツを削除し記録再生機器に暗号化して記録されたコンテンツを復号する際の処理の流れを示すフローチャート図である。図20に示すように、まず、記録再生機器において、ステップS151で処理を開始し(START)、ステップS152において携帯用コンテンツ再生機器17が接続されているかを判定する。接続されていない場合には(N)ステップS158に進み処理を終了する(END)。Yの場合には、ステップS153に進み、コンテンツが暗号化されているか否かを判定する。コンテンツが暗号化されていない場合には(N)ステップS158に進む。暗号化されている場合には(Y)、ステップS154において携帯用コンテンツ再生機器17に対して復号キーの要求を送信する。携帯用コンテンツ再生機器17側では処理を開始し(ステップS159)、ステップS160において復号キーの要求を受信し、ステップS160において復号キーを記録再生機器5に対して送信する。ステップS155において復号キーを受信すると、ステップS156においてコンテンツを復号する。ステップS157において暗号化されたコンテンツを削除し、ステップS158に進む(END)。
【0048】
以上に説明したように、本発明の実施の形態によるコンテンツ管理技術によれば、デジタル放送のDRMである、コピーワンスの精神を守りつつ、他の機器にコンテンツのコピーをすることができるという利点がある。また、モバイル機器では、大容量の記録装置を保持していないため、デジタル放送から送信され記録された高品質のコンテンツを、品質を落としてムーブする必要があった。そのため、コピーワンスの制限で一度ムーブしてしまうと高品質のコンテンツを元にもどすことができなかったが、本発明によりコンテンツを元に戻すことができるので、後になって元の高品質のコンテンツを楽しむことができるという利点がある。
【0049】
また、モバイル機器用のコンテンツの記録をブリッジメディアにすることにより、モバイル機器へのコンテンツのムーブをする必要がなくなる、記録機器で再生する際に、元のコンテンツを暗号化したものと、モバイル機器用のコンテンツの両方を持たなくても済むなどの効果もある。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明はコンテンツ管理システムとして利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるコンテンツ管理技術の概要を示す図であり、放送されたコンテンツを記録機器に記録する時の処理の流れを概略的に示した図である。
【図2】記録機器に記録されている暗号化されたコンテンツを再生する時の処理の流れ概略的に示した図である。
【図3】モバイル用コンテンツが記録されたブリッジメディアをモバイル機器に挿入して再生する状況を示した図である。
【図4】記録機器に記録されている暗号化されたコンテンツを再生しようとするが、ブリッジメディアが挿入されていないため再生できない状況を示した図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態によるコンテンツ管理システムの一構成例を示す図である。
【図6】携帯用コンテンツ再生機器に記録されたモバイル用コンテンツを再生する状況を示した図である。
【図7】記録再生機器の記憶装置内に格納されている暗号化コンテンツは暗号化されているため再生できない状況を示した図である。
【図8】携帯用コンテンツ再生機器に記録されているコンテンツから復号キーを生成し、記録再生機器に記録されている暗号化コンテンツを復号する際の処理の様子を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態によるコンテンツ管理システムの構成例を示す図である。
【図10】暗号化コンテンツに基づいて記録再生装置においてコンテンツを再生する様子を示す図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態によるコンテンツ管理システムの一構成例を示す図である。
【図12】携帯用コンテンツ再生機器に記録された復号キーを使って、記録再生機器に記録されている暗号化コンテンツを復号する処理を示した図であり、図11に続く図である。
【図13】記録されたコンテンツを暗号化しブリッジメディアに携帯型コンテンツ再生機器に書き込む時の処理の流れを示すフローチャート図である。
【図14】暗号化され記録されたコンテンツを復号化し再生する時の処理の流れを示すフローチャート図である。
【図15】暗号化され記録されたコンテンツを復号化し再生する時の処理の流れを示すフローチャート図である。
【図16】携帯用コンテンツ再生機器からコンテンツを削除し記録再生機器に暗号化して記録されたコンテンツを復号する際の処理の流れを示すフローチャート図である。
【図17】記録されたコンテンツを暗号化し、携帯用コンテンツ再生機器にモバイル用コンテンツをコピーする際の処理の流れを示すフローチャート図である。
【図18】携帯用コンテンツ再生機器からコンテンツを削除し記録機器に暗号化して記録されたコンテンツを復号化する時のフローチャート図である。
【図19】記録されたコンテンツを暗号化し携帯用コンテンツ再生機器にモバイル用コンテンツをコピーする処理の流れを示すフローチャート図である。
【図20】携帯用コンテンツ再生機器からコンテンツを削除し記録再生機器に暗号化して記録されたコンテンツを復号する際の処理の流れを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
【0052】
1…放送コンテンツ、5…記録再生装置、7…記憶装置、11…ブリッジメディア、17…携帯用コンテンツ再生機器。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の機器と第2の機器との間においてブリッジメディアによりコピーアットワンスの制限が付されたコンテンツ(以下コンテンツと称する。)のやり取りを行なうコンテンツ管理方法であって、
前記第1の機器においてコンテンツデータを記憶するステップと、
該コンテンツデータを前記第1の機器において前記第2の機器において再生可能な形式にフォーマット変換し、変換したコンテンツデータをブリッジメディアにコピーするステップと、
前記変換したコンテンツデータに基づいて暗号化キーを生成するステップと、
生成した前記暗号化キーにより前記第1の機器に記憶されているコンテンツデータを暗号化して暗号化コンテンツデータを生成し、元のコンテンツデータを削除するステップと
を有することを特徴とするコンテンツ管理方法。
【請求項2】
前記変換したコンテンツデータに基づいて復号キーを生成するステップと、
該復号キーにより前記暗号化コンテンツデータを復号するステップと
を有することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ管理方法。
【請求項3】
第1の機器と第2の機器とを接続することにより、コピーアットワンスの制限が付されたコンテンツのやり取りを行うコンテンツ管理方法であって、
前記第1の機器においてコンテンツデータを記憶するステップと、
該コンテンツデータを前記第1の機器において前記第2の機器において再生可能な形式にフォーマット変換し、変換したコンテンツデータを前記第2の機器の記憶部にコピーするステップと、
前記変換したコンテンツデータに基づいて暗号化キーを生成するステップと、
生成した前記暗号化キーにより前記第1の機器に記憶されているコンテンツデータを暗号化して暗号化コンテンツデータを生成し、元のコンテンツデータを削除するステップと
を有することを特徴とするコンテンツ管理方法。
【請求項4】
前記変換したコンテンツデータに基づいて復号キーを生成し、前記変換されたコンテンツデータを削除するステップと、
該復号キーにより前記暗号化コンテンツデータを復号化し、元の暗号化されたコンテンツデータを削除するステップと
を有することを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ管理方法。
【請求項5】
第1の機器と第2の機器とを接続することにより、コピーアットワンスの制限が付されたコンテンツのやり取りを行うコンテンツ管理方法であって、
前記第1の機器においてコンテンツデータを記憶するステップと、
該コンテンツデータを前記第1の機器において前記第2の機器において再生可能な形式にフォーマット変換し、変換したコンテンツデータを前記第2の機器の記憶部にコピーするステップと、
前記第2の機器に固有のデータに基づいて暗号化キーを生成するステップと、
生成した前記暗号化キーにより前記第1の機器に記憶されているコンテンツデータを暗号化して暗号化コンテンツデータを生成し、元のコンテンツデータを削除するステップと
を有することを特徴とするコンテンツ管理方法。
【請求項6】
前記固有のデータに基づいて復号キーを生成し、前記変換されたコンテンツデータを削除するステップと、
該復号キーにより前記暗号化コンテンツデータを復号化し、元の暗号化されたコンテンツデータを削除するステップと
を有することを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ管理方法。
【請求項7】
第1の機器と第2の機器とを接続することにより、コピーアットワンスの制限が付されたコンテンツのやり取りを行うコンテンツ管理方法であって、
前記第1の機器においてコンテンツデータを記憶するステップと、
該コンテンツデータを前記第1の機器において前記第2の機器において再生可能な形式にフォーマット変換し、変換したコンテンツデータを前記第2の機器の記憶部にコピーするステップと、
前記第1の機器において暗号化キー/復号キーを生成するステップと、
生成した前記暗号化キーにより前記第1の機器に記憶されているコンテンツデータを暗号化して暗号化コンテンツデータを生成し、元のコンテンツデータを削除するとともに、前記復号キーを前記第2の機器にムーブし、前記暗号化キーを削除するステップと
を有することを特徴とするコンテンツ管理方法。
【請求項8】
前記復号キーを前記第1の機器にムーブするステップと、
該復号キーにより前記暗号化コンテンツデータを復号化し、元の暗号化されたコンテンツデータを削除するステップと
を有することを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ管理方法。
【請求項9】
第1の機器と第2の機器との間においてブリッジメディアによりコピーアットワンスの制限が付されたコンテンツ(以下「コンテンツ」と称する。)のやり取りを行なうコンテンツ管理システムであって、
前記第1の機器に設けられ、
コンテンツデータを記憶する第1記憶部と、
該コンテンツデータを前記第2の機器において再生可能な形式にコンテンツデータをフォーマット変換する変換部と、
変換したコンテンツデータをブリッジメディアにコピーするコピー処理部と、
前記変換したコンテンツデータに基づいて暗号化キーを生成する暗号化キー作成部と、
生成した前記暗号化キーにより前記第1の機器に記憶されているコンテンツデータを暗号化して暗号化コンテンツデータを生成し、元のコンテンツデータを削除する第1処理部と
を有することを特徴とするコンテンツ管理システム。
【請求項10】
前記変換したコンテンツデータに基づいて復号キーを生成する復号キー作成部と、
該復号キーにより前記暗号化コンテンツデータを復号する第2処理部と
を有することを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ管理方法。
【請求項11】
第1の機器と第2の機器とを接続することにより、コピーアットワンスの制限が付されたコンテンツのやり取りを行うコンテンツシステムであって、
コンテンツデータを記憶する記憶部と、
該コンテンツデータを前記第2の機器において再生可能な形式にフォーマット変換する変換部と、
変換したコンテンツデータを前記第2の機器の記憶部にコピーするコピー処理部と、
前記変換したコンテンツデータに基づいて暗号化キーを生成する暗号キー生成部と、
生成した前記暗号化キーにより前記第1の機器に記憶されているコンテンツデータを暗号化して暗号化コンテンツデータを生成し、元のコンテンツデータを削除する第1処理部と
を有することを特徴とするコンテンツ管理システム。
【請求項12】
前記変換したコンテンツデータに基づいて復号キーを生成する復号キー作成部と、
前記変換されたコンテンツデータを削除し、該復号キーにより前記暗号化コンテンツデータを復号し、元の暗号化されたコンテンツデータを削除する第2処理部と
を有することを特徴とする請求項11に記載のコンテンツ管理システム。
【請求項13】
第1の機器と第2の機器とを接続することにより、コピーアットワンスの制限が付されたコンテンツのやり取りを行うコンテンツ管理システムであって、
コンテンツデータを記憶する記憶部と、
該コンテンツデータを前記第2の機器において再生可能な形式にフォーマット変換する変換部と、
変換したコンテンツデータを前記第2の機器の記憶部にコピーするコピー処理部と、
前記第2の機器に固有のデータに基づいて暗号化キーを生成する暗号キー生成部と、
生成した前記暗号化キーにより前記第1の機器に記憶されているコンテンツデータを暗号化して暗号化コンテンツデータを生成し、元のコンテンツデータを削除する第1処理部と
を有することを特徴とするコンテンツ管理システム。
【請求項14】
前記固有のデータに基づいて復号キーを生成する復号キー生成部と、前記変換されたコンテンツデータを削除し、該復号キーにより前記暗号化コンテンツデータを復号し、元の暗号化のコンテンツデータを削除する第2処理部と
を有することを特徴とする請求項13に記載のコンテンツ管理システム。
【請求項15】
第1の機器と第2の機器とを接続することにより、コピーアットワンスの制限が付されたコンテンツのやり取りを行うコンテンツ管理システムであって、
コンテンツデータを記憶する記憶部と、
該コンテンツデータを前記第2の機器において再生可能な形式にフォーマット変換する変換部と、
変換したコンテンツデータを前記第2の機器の記憶部にコピーするコピー処理部と、
暗号化キー/復号キーを生成する暗号化キー/復号キー生成部と、
生成した前記暗号化キーにより前記第1の機器に記憶されているコンテンツデータを暗号化して暗号化コンテンツデータを生成し、元のコンテンツデータを削除するとともに、前記復号キーを前記第2の機器にムーブし、前記暗号化キーを削除する第1処理部と
を有することを特徴とするコンテンツ管理システム。
【請求項16】
前記復号キーをムーブにより受け取り、該復号キーにより前記暗号化コンテンツデータを復号し、元の暗号化されたコンテンツデータを削除する第2処理部
を有することを特徴とする請求項15に記載のコンテンツ管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2007−128278(P2007−128278A)
【公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−320332(P2005−320332)
【出願日】平成17年11月4日(2005.11.4)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】