説明

コンピュータ装置の安全性の管理方法

【課題】 コンピュータ装置の安全性の管理方法を提供する。
【解決手段】 コンピュータ装置に適用する管理方法であって、前記コンピュータ装置の電源をオンにするステップ、前記コンピュータ装置の基本入出力システムにより起動検証プロセスを行うステップ、前記起動検証プロセスの実行結果に基づいて起動検証を通過するかどうか判断するステップ、前記起動検証を通過した場合、前記コンピュータ装置のオペレーションシステムをオンにするステップ、及び前記起動検証を通過しない場合、前記コンピュータ装置をオフにするステップを含む管理方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータ装置の管理方法に関し、特に、コンピュータ装置の安全性の管理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
コンピュータの安全性の管理に関し、従来のコンピュータのロック装置は、主にハードウェアロックの技術とソフトウェアロックの技術の2種類に分かれる。ハードウェアロックの技術では、他の設備(例えば、インターフェースカードまたはスマートカード)とそれに対応するインストールが必要である。ハードウェアロックの技術は、より高い安全性を有するが追加の設備とインストールは、よりコスト高となる。もう一方のソフトウェアロックの技術では、外付けの接続装置(例えばUSBストレージ)を用いて認証を保存し、オペレーティングシステムが起動後にこの認証が合法かどうかを検証する。ソフトウェアロックの技術は、操作が便利で且つコストも低いが解除され易い。例えば、コンピュータ装置の起動ハードディスクを換える、またはソフトウェアオペレーティングシステムにセーフモードで入るなど、いずれもソフトウェアロックを解除することができる。
【0003】
よって、その操作が便利でより低コストで、且つより高い安全性を提供するコンピュータ装置の安全性の管理方法を提供することが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−159926号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
コンピュータ装置の安全性の管理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
コンピュータ装置に適用する管理方法であって、コンピュータ装置の電源をオンにするステップ、コンピュータ装置の基本入出力システムにより起動検証プロセスを行うステップ、起動検証プロセスの実行結果に基づいて起動検証を通過するかどうか判断するステップ、起動検証を通過した場合、コンピュータ装置のオペレーションシステムをオンにするステップ、及び起動検証を通過しない場合、コンピュータ装置をオフにするステップを含む。
【0007】
いくつかの実施例では、この管理方法は、オペレーションシステムをオンにした後、モニター検証プロセスを行うステップ、モニター検証プロセスの実行結果に基づいてモニター検証を通過するかどうか判断するステップ、モニター検証を通過した場合、コンピュータ装置の電源はオンを持続し、且つモニター検証プロセスを再度行うステップ、及びモニター検証を通過しない場合、コンピュータ装置の電源をオフにするかまたはコンピュータ装置の少なくとも1つの機能操作をロックし、モニター検証プロセスを再度行うステップを更に含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明の管理方法によれば、オペレーティングシステムに入ることができず、且つキーKEYが基本入出力システムメモリ12に保存され、盗用または改竄され難いため、より高いコンピュータ装置の安全性を提供することができる。また、外付けの接続装置を用いて認証CERTを保存するため、エンドユーザーにとっては、より便利で且つより低いコストとなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施例に基づいたコンピュータ装置とシステムを行う概略図を表している。
【図2】本発明の実施例に基づいた管理方法の流れ図を表している。
【図3A】本発明の実施例に基づいた起動検証プロセスを行う流れ図を表している。
【図3B】本発明の実施例に基づいた起動検証プロセスを行う流れ図を表している。
【図4A】本発明の実施例のモニター検証プロセスを行う流れ図を表している。
【図4B】本発明の実施例のモニター検証プロセスを行う流れ図を表している。
【図5】本発明の実施例に基づいたモニター検証プロセスで通過しなかった後の操作方法の流れ図を表している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明についての目的、特徴、長所が一層明確に理解されるよう、以下に実施形態を例示し、図面を参照しながら、詳細に説明する。
【実施例】
【0011】
図1は、本発明の実施例に基づいたコンピュータ装置とシステムを行う概略図を表している。図1を参照下さい。コンピュータ装置は、基本入出力システム(BIOS)10とオペレーションシステム(OS)11を有する。図2は、本発明の実施例に基づいた管理方法の流れ図を表している。以下、図1と図2と合わせて管理方法の実施例を説明する。先ず、コンピュータ装置の電源をオンにした後(ステップS20)、基本入出力システム10により起動検証プロセスP10を行う(ステップS21)。続いて基本入出力システム10は、起動検証プロセスP10の実行結果に基づいて起動検証を通過するかどうか判断する(ステップS22)。起動検証を通過した場合、コンピュータ装置のオペレーションシステム11をオンにする(ステップS23)。起動検証を通過しない場合、コンピュータ装置をオフにする(ステップS24)。オペレーションシステム11をオンにした後、オペレーションシステム11により、モニター検証プロセスP11を行う(ステップS25)。続いてオペレーションシステム11は、モニター検証プロセスP11の実行結果に基づいてモニター検証を通過するかどうか判断する(ステップS26)。モニター検証を通過した場合、コンピュータ装置の電源はオンを持続し(ステップS27)、且つオペレーションシステム11は、モニター検証プロセスP11を再度行う(ステップS25)。この実施例では、オペレーションシステム11は、モニター検証プロセスP11を持続して実行、または定期的に実行することができる。モニター検証を通過しない場合、コンピュータ装置の電源をオフにするかまたはコンピュータ装置の電源をオフにせずにオペレーションシステム11によってコンピュータ装置の少なくとも1つの機能操作をロックし(ステップS28)、持続的な、または定期的な方式で再度モニター検証プロセスP11を行う(ステップS25)。この実施例では、コンピュータ装置のオペレーション機能は、キーボード、マウス、モニターに関する電源の使用または供給などを含む。例えば、モニター検証を通過しない場合、キーボード及び/またはマウスの使用をロック、及び/または電源をモニターに供給するのを停止することができる。コンピュータ装置のオペレーション機能は、特定のアプリケーションプログラムも含む。例えば、モニター検証を通過しない場合、ブラウザー及び/またはメールデリバリーソフトなどをロックする。
【0012】
図3Aと図3Bは、図2の起動検証プロセスP10のステップS21を行う詳細の流れ図を表している。図1と図3Aを参照下さい。コンピュータ装置の電源をオンにした後、基本入出力システム10は、基本入出力システムメモリ12にキーKEYが保存されているかどうか判断する(ステップS30)。この実施例では、基本入出力システムメモリ12にキーKEYが保存されていない場合、ステップS22で基本入出力システム10は、起動検証を通過するか判断し、続いてコンピュータ装置のオペレーティングシステム11を起動する(ステップS23)。
【0013】
基本入出力システムメモリ12がキーKEYを保存している場合、基本入出力システム10は、続いてコンピュータ装置に接続した外部装置13を有するかどうかを判断する(ステップS31)。この実施例では、この外部装置13は、USBストレージであることができ、且つ認証CERTの保存に用いられる。基本入出力システムメモリ12が保存したキーと外部装置13が保存した認証CERTは、コンピュータ装置が前回にオペレーティングシステム11を起動した時に、オペレーティングシステム11がキー/認証生成プロセスP12を行って生じ、得たものである。
【0014】
ステップS31の判断の結果は、図2の起動検証を通過するかどうか判断する(ステップS22)1つの基準となる。コンピュータ装置に接続された外部装置13を有さない場合、ステップ22で基本入出力システム10は、起動検証を通過しないと判断し、コンピュータ装置をオフにする(ステップS24)。
【0015】
コンピュータ装置に接続された外部装置13を有した場合、この外部装置13からその中に保存された認証CERTを読み取る(ステップS32)。外部装置13に保存された認証CERTを読み取った後、基本入出力システム10は、キーKEYと認証CERTを比較し、キーKEYと認証CERTが適合するかどうか判断する(ステップS33)。ステップS33の判断の結果は、図2の起動検証を通過するかどうか判断する(ステップS22)1つの基準となる。キーKEYと認証CERTが適合した場合、ステップ22の基本入出力システム10は、起動検証を通過すると判断し、続いてコンピュータ装置のオペレーションシステム11をオンにする(ステップS23)。キーKEYと認証CERTが適合しない場合、ステップS31に戻る。基本入出力システム10は、コンピュータ装置に接続し、且つ認証を読み取られていない外部装置を有するかどうかを判断する。コンピュータ装置に接続し、且つ認証を読み取られていない外部装置13を有した場合、ステップS32とS33を繰り返す。
【0016】
この実施例では、ステップS30の後、ステップS31でコンピュータ装置に接続された外部装置を有さないと判断、またはステップS33の後、ステップS31でコンピュータ装置に接続し、且つ認証を読み取られていない外部装置を有さないと判断した場合、ステップS22の基本入出力システム10は、起動認証を通過しないと判断し、続いてコンピュータ装置をオフにする(ステップS24)。
【0017】
もう一つの実施例では、ステップS31でコンピュータ装置に接続された外部装置を有さないと判断、またはコンピュータ装置に接続し、且つ認証を読み取られていない外部装置を有さないと判断した場合、基本入出力システム10は、基本入出力システムメモリ12が起動パスワードPWを保存するかどうかを判断する(ステップS34)。ステップS34の判断の結果は、図2の起動検証を通過するかどうか判断する(ステップS22)もう1つの基準となる。基本入出力システムメモリ12が起動パスワードPWを保存していない場合、ステップ22の基本入出力システム10は、起動検証プロセスP10を通過しないと判断し、コンピュータ装置をオフにする(ステップS24)。
【0018】
基本入出力システムメモリ12が起動パスワードPWを保存した場合、ユーザーに入力インターフェースを通して入力パスワードを提供するように要求する(ステップS35)。続いて、基本入出力システム10は、起動パスワードPWと入力パスワードを比較し、この両者が適合するかどうか判断する(ステップS36)。ステップS36の判断の結果は、図2の起動検証を通過するかどうか判断する(ステップS22)もう1つの基準となる。起動パスワードPWと入力パスワードが適合した場合、ステップ22で基本入出力システム10は、起動検証を通過すると判断し、続いてコンピュータ装置のオペレーションシステム11をオンにする(ステップS23)。起動パスワードPWと入力パスワードが適合しない場合、ステップ22で基本入出力システム10は、起動検証を通過しないと判断し、コンピュータ装置をオフにする(ステップS24)。この実施例では、オペレーションシステム11が起動パスワードPWと入力パスワードの適合によってオンにされても、オペレーションシステム11は、入力パスワードを提供したユーザーが比較的低い権限を有するものと判断ができるため、コンピュータ装置の少なくとも1つの機能操作をロックする。
【0019】
図4Aと図4Bは、図2のモニター検証プロセスP11を行うステップS25の詳細を表す流れ図を表している。図1と図4A〜図4Bを参照下さい。オペレーションシステム11をオンにした後、オペレーションシステム11は、基本入出力システムメモリ12がキーKEYを保存したかどうかを判断する(ステップS40)。この実施例では、図3Aと図3BのステップS30で基本入出力システムメモリ12がキーKEYを保存していないのを判断し、更にオペレーションシステム11をオンにする状況である。この時、基本入出力システムメモリ12は、キーKEYを保存しておらず、ステップ26でオペレーションシステム11は、モニター検証を通過すると判断する。続いて、コンピュータ装置の電源はONのままで(ステップS27)、且つオペレーションシステム11がモニター検証プロセスP11を再度行う(ステップS25)。
【0020】
基本入出力システムメモリ12がキーKEYを保存した場合、オペレーションシステム11は、コンピュータ装置に接続された外部装置13を有するかどうかを判断する(ステップS41)。ステップ41の判断の結果は、図2のモニター検証を通過するかどうか判断する(ステップS26)1つの基準となる。コンピュータ装置に接続された外部装置13を有さない場合、ステップ26でオペレーションシステム11は、モニター検証を通過しないと判断し、コンピュータ装置の電源をオフにする。またはコンピュータ装置の電源をオフにせずに、オペレーションシステム11によってコンピュータ装置の少なくとも1つの機能操作をロックし(ステップS28)、モニター検証プロセスP11を再度行う(ステップS25)。
【0021】
コンピュータ装置に接続された外部装置13を有した場合、この外部装置13からその中に保存された認証CERTを読み取る(ステップS42)。外部装置13に保存された認証CERTを読み取った後、オペレーションシステム11は、キーKEYと認証CERTを比較し、キーKEYと認証CERTが適合するかどうか判断する(ステップS43)。ステップS43の判断の結果は、図2のモニター検証を通過するかどうか判断する(ステップS26)もう1つの基準となる。キーKEYと認証CERTが適合した場合、ステップ26でオペレーションシステム11は、モニター検証を通過すると判断し、続いてコンピュータ装置の電源はオンを持続し(ステップS27)、且つオペレーションシステム11は、モニター検証プロセスP11を再度行う(ステップS25)。この実施例では、コンピュータ装置の少なくとも1つの機能操作が既に事前にロックされた時、モニター検証を通過すると判断した場合、ステップ27で、コンピュータ装置の電源をオンに持続するとともに、ロックされた機能操作も同時に解除する。
【0022】
キーKEYと認証CERTが適合しない場合、ステップS41に戻る。オペレーションシステム11は、コンピュータ装置に接続し、且つ認証を読み取られていない外部装置を有するかどうかを判断する。コンピュータ装置に接続し、且つ認証を読み取られていない外部装置13を有した場合、ステップS42とS43を繰り返す。
【0023】
この実施例では、ステップS40の後、ステップS41でコンピュータ装置に接続された外部装置を有さないと判断、またはステップS43の後、ステップS41でコンピュータ装置に接続し、且つ認証を読み取られていない外部装置を有さないと判断した場合、ステップ26で基本入出力システム10は、モニター検証を通過しないと判断し、続いてコンピュータ装置の電源をオフにする。またはコンピュータ装置の電源をオフにせずに、オペレーションシステム11によってコンピュータ装置の少なくとも1つの機能操作をロックし(ステップS28)、モニター検証プロセスP11を再度行う(ステップS25)。
【0024】
一実施例では、オペレーションシステム11のいくつかのアプリケーションプログラム(例えば定時ロックプログラム)は、モニター検証の通過に基づいて行わなければならない。ユーザーは、アプリケーションプログラムインターフェース14を通してモニターアプリケーションを通過する状況で設定することができる。オペレーションシステム11の起動を持続する時間が既定の長さを超えた時、モニター検証プロセスP11の通過は無効と見なされるため、オペレーションシステム11の起動を持続する時間が既定の長さを超えた時、定時ロックプログラムは超えているものと判定し、コンピュータ装置の一部の機能操作をロックする。
【0025】
図1と図4A〜図4Bを参照下さい。ステップS43でキーKEYと認証CERTが適合すると判断した場合、オペレーションシステム11は、リターンパス経路を有するかどうかを判断する(ステップS44)。リターンパスの機能を有さない場合、ステップ26でオペレーションシステム11は、モニター検証を通過すると判断する。続いて、コンピュータ装置の電源はONのままで(ステップS27)、且つオペレーションシステム11がモニター検証プロセスP11を再度行う(ステップS25)。
【0026】
リターンパスを有した場合、特定のアプリケーションプログラム15によりモニター検証の通過が有効かどうかを判断する(ステップS45)。モニター検証の通過が有効だと判断した場合、ステップ26でオペレーションシステム11はモニター検証を通過すると判断する。続いて、コンピュータ装置の電源はONのままで(ステップS27)、且つオペレーションシステム11がモニター検証プロセスP11を再度行う(ステップS25)。モニター検証の通過が有効でない場合、ステップ26でオペレーションシステム11はモニター検証を通過しないと判断し、コンピュータ装置の電源をオフにする。またはコンピュータ装置の電源をオフにせずに、オペレーションシステム11によってコンピュータ装置の少なくとも1つの機能操作をロックし(ステップS28)、モニター検証プロセスP11を再度行う(ステップS25)。
【0027】
図5は、図2のステップS28の詳細を表す流れ図を表している。図2と図5を参照下さい。ステップS26でオペレーションシステム11がモニター検証を通過しないと判断した時、プロセスはステップS28に進む。先ず、オペレーションシステム11がコンピュータ装置の電源をオフにするかどうか判断する(ステップS50)。コンピュータ装置の電源をオフにしない場合、オペレーションシステム11は、コンピュータ装置の少なくとも1つの操作機能をロックし、モニター検証プロセスP11を再度行う(ステップS51)。その逆では、コンピュータ装置の電源をオフにする(ステップS52)。
【0028】
この実施例では、モニター検証プロセスP11を通過しない時、操作機能がロックされるようにアプリケーションプログラムインターフェース14を通してアプリケーションプログラムにより設定することができる。
【0029】
上述で分かるように、コンピュータ装置の電源をオンにした後、まず、基本入出力システム10により起動検証プロセスP10を行い、コンピュータ装置の安全性に対してチェックを行う。起動検証プロセスP10を通過しない場合、オペレーションシステム11をオンにできず、起動ハードディスクを換えてもオペレーティングシステムに入ることができない。また、キーKEYは、基本入出力システムメモリ12に保存され、盗用または改竄され難いため、本発明の実施例の管理方法は、より高いコンピュータ装置の安全性を提供する。また、外付けの接続装置を用いて認証CERTを保存するため、エンドユーザーにとっては、より便利で且つより低いコストとなる。
【0030】
以上、本発明の好適な実施例を例示したが、これは本発明を限定するものではなく、本発明の精神及び範囲を逸脱しない限りにおいては、当業者であれば行い得る少々の変更や修飾を付加することが可能である。従って、本発明が請求する保護範囲は、特許請求の範囲を基準とする。
【符号の説明】
【0031】
10 基本入出力システム(BIOS)
11 オペレーションシステム(OS)
12 基本入出力システムメモリ
13 外部装置
14 アプリケーションプログラムインターフェース
15 アプリケーションプログラム
P10 起動検証プロセス
P11 モニター検証プロセス
S20〜S28、S30〜S36、S40〜S45、S50〜S52 ステップ



【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置に適用する管理方法であって、
前記コンピュータ装置の電源をオンにするステップ、
前記コンピュータ装置の基本入出力システムにより起動検証プロセスを行うステップ、
前記起動検証プロセスの実行結果に基づいて起動検証を通過するかどうか判断するステップ、
前記起動検証を通過した場合、前記コンピュータ装置のオペレーションシステムをオンにするステップ、及び
前記起動検証を通過しない場合、前記コンピュータ装置をオフにするステップを含む管理方法。
【請求項2】
前記起動検証プロセスを行うステップは、
前記コンピュータ装置の基本入出力システムメモリがキーを保存しているかどうかを判断するステップ、
前記基本入出力システムメモリが前記キーを保存している場合、前記コンピュータ装置に接続した、認証を保存する外部装置を有するかどうかを判断するステップ、
前記コンピュータ装置に接続した前記外部装置を有した場合、前記外部装置から前記認証を読み取るステップ、及び
前記キーと前記認証を比較し、前記キーと前記認証が適合するかどうかを判断するステップを含み、
前記キーと前記認証が適合するかどうかの判断の結果は、前記起動検証を通過するかどうかを判断するステップの基準となる請求項1に記載の管理方法。
【請求項3】
前記起動検証を通過するかどうかを判断するステップは、
前記キーと前記認証が適合した場合、前記起動検証を通過すると判断するステップを含む請求項2に記載の管理方法。
【請求項4】
前記起動検証プロセスを行うステップは、
前記キーと前記認証が適合しない場合、前記コンピュータ装置に接続した、もう1つの認証を保存するもう1つの外部装置を有するかどうか判断するステップ、
前記コンピュータ装置に接続した前記もう1つの外部装置を有した場合、前記もう1つの外部装置から前記もう1つの認証を読み取るステップ、及び
前記キーと前記もう1つの認証を比較し、前記キーと前記もう1つの認証が適合するかどうかを判断するステップを更に含む請求項2に記載の管理方法。
【請求項5】
前記起動検証を通過するかどうかを判断するステップは、
前記コンピュータ装置に接続した前記もう1つの外部装置を有しない場合、前記起動検証を通過しないと判断するステップを含む請求項4に記載の管理方法。
【請求項6】
前記起動検証を通過するかどうかを判断するステップは、
前記コンピュータ装置に接続した前記外部装置を有しない場合、前記起動検証を通過しないと判断するステップを含む請求項2に記載の管理方法。
【請求項7】
前記起動検証プロセスを行うステップは、
前記コンピュータ装置に接続した前記外部装置を有しない場合、基本入出力システムメモリに起動パスワードが保存されているかどうか判断するステップ、
前記起動パスワードを有する場合、入力パスワードを提供するステップ、及び
前記起動パスワードと前記入力パスワードを比較し、前記起動パスワードと前記入力パスワードが適合するかどうか判断するステップを更に含む請求項2に記載の管理方法。
【請求項8】
前記起動検証を通過するかどうかを判断するステップは、
前記起動パスワードと前記入力パスワードが適合した場合、前記起動検証を通過すると判断するステップ、及び
前記起動パスワードと前記入力パスワードが適合しない場合、前記起動検証を通過しないと判断するステップを含む請求項7に記載の管理方法。
【請求項9】
前記起動検証を通過するかどうかを判断するステップは、
前記起動パスワードを有さない場合、前記起動検証を通過しないと判断するステップを含む請求項7に記載の管理方法。
【請求項10】
前記オペレーションシステムをオンにした後、モニター検証プロセスを行うステップ、
前記モニター検証プロセスの実行結果に基づいてモニター検証を通過するかどうか判断するステップ、
前記モニター検証を通過した場合、前記コンピュータ装置の前記電源はオンを持続し、且つ前記モニター検証プロセスを再度行うステップ、及び
前記モニター検証を通過しない場合、前記コンピュータ装置の前記電源をオフにするか、または前記コンピュータ装置の少なくとも1つの機能操作をロックし、前記モニター検証プロセスを再度行うステップを更に含む請求項1に記載の管理方法。
【請求項11】
前記コンピュータ装置の前記電源をオフにするか、または前記コンピュータ装置の前記少なくとも1つの機能操作をロックするステップは、
前記コンピュータ装置の前記電源をオフにするかどうかを判断するステップ、及び
前記コンピュータ装置の前記電源をオフにしない場合、前記コンピュータ装置の前記少なくとも1つの操作機能をロックし、前記モニター検証プロセスを再度行うステップを含む請求項10に記載の管理方法。
【請求項12】
前記モニター検証プロセスを行うステップは、
前記コンピュータ装置のメモリがキーを保存しているかどうかを判断するステップ、
前記メモリが前記キーを保存している場合、前記コンピュータ装置に接続した、認証を保存する外部装置を有するかどうかを判断するステップ、
前記コンピュータ装置に接続した前記外部装置を有した場合、前記外部装置から前記認証を読み取るステップ、及び
前記キーと前記認証を比較し、前記キーと前記認証が適合するかどうかを判断するステップを含む請求項10に記載の管理方法。
【請求項13】
前記モニター検証を通過するかどうかを判断するステップは、
前記キーと前記認証が適合した場合、前記起動検証を通過すると判断するステップを含む請求項12に記載の管理方法。

【請求項14】
前記モニター検証プロセスを行うステップは、
前記キーと前記認証が適合しない場合、前記コンピュータ装置に接続した、もう1つの認証を保存する前記もう1つの外部装置を有するかどうか判断するステップ、
前記コンピュータ装置に接続した前記もう1つの外部装置を有した場合、前記もう1つの外部装置から前記認証を読み取るステップ、及び
前記キーと前記もう1つの認証を比較し、前記キーと前記もう1つの認証が適合するかどうかを判断するステップを更に含む請求項12に記載の管理方法。
【請求項15】
前記モニター検証を通過するかどうかを判断するステップは、 前記コンピュータ装置に接続した前記もう1つの外部装置を有しない場合、前記モニター検証を通過しないと判断するステップを含む請求項14に記載の管理方法。
【請求項16】
前記モニター検証を通過するかどうかを判断するステップは、
前記コンピュータ装置に接続した前記外部装置を有しない場合、前記モニター検証を通過しないと判断するステップを含む請求項12に記載の管理方法。
【請求項17】
前記コンピュータ装置の前記電源をオンに持続するステップは、
前記コンピュータ装置の前記少なくとも1つの機能操作が既に事前にロックされた時、前記モニター検証を通過した場合、ロックされた前記少なくとも1つの機能操作を解除するステップを含む請求項10に記載の管理方法。
【請求項18】
前記モニター検証プロセスを行うステップは、
前記モニター検証を通過した場合、リターンパス経路を有するかどうかを判断するステップ、
前記リターンパス経路を有する場合、アプリケーションプログラムにより前記モニター検証の通過が有効かどうかを判断し、前記アプリケーションプログラムが前記モニター検証の通過が有効だと判断した場合、
前記モニター検証を通過するかどうかを判断するステップで、前記モニター検証を通過すると判断するステップ、
前記アプリケーションプログラムが前記モニター検証の通過が有効でないと判断した場合、前記モニター検証を通過するかどうかを判断するステップで、前記モニター検証を通過しないと判断するステップ、及び
前記リターンパスの機能を有さない場合、前記モニター検証を通過するかどうかを判断するステップで、前記モニター検証を通過すると判断するステップを含む請求項10に記載の管理方法。



【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−53730(P2011−53730A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−199288(P2009−199288)
【出願日】平成21年8月31日(2009.8.31)
【出願人】(502361706)技嘉科技股▲ふん▼有限公司 (111)
【Fターム(参考)】