説明

サンレスタンニング基質

本発明は、着色の速度を調節し、および/または皮膚上の着色を調節またはカスタマイズする、1以上のサンレスタンニング増強剤を有するサンレスタンニング基質を提供する。本発明はさらに、皮膚に対する1以上のサンレスタンニング活性物質または活性剤の適用前、適用と同時、適用後、またはこれらの任意の組み合わせの時点で、本発明のサンレスタンニング基質を使用する工程を含む、サンレスタンニングの方法を提供する。本発明はまた、1以上のサンレスタンニング基質を含むサンレスタンニングキットを提供する。

【発明の詳細な説明】
【発明の背景】
【0001】
1.発明の分野
本発明は、サンレスタンニング基質に関する。より具体的には、本発明は、皮膚に適用したとき、均一で、より強く、より長持ちし、かつ自然にみえるとともに、より予測可能、すなわちカスタマイズされた色の特性をもつ日焼け色を迅速に提供する1以上の成分を含むサンレスタンニング基質に関する。
【0002】
2.関連技術の説明
シェーリング・プラウの米国特許第5,645,822号および第5,750,092号ならびに欧州特許出願第0 547 864 A1号は、サンレスタンニングを提供するための試みについて記載している。しかしながら、これらのおよび他のアプローチにはいくつかの欠点がある。
【0003】
皮膚のサンレスタンニングに現在使用されているものは、そのものに存在する活性化学物質と皮膚アミノ酸との反応に基づいている。このような化学物質は当業者に周知であり、アルデヒド基を有する化合物、あるいはケトン基を有する化合物、例えばジヒドロアセトンが含まれる。
【0004】
例として、DHAは、既知の機構(すなわち、メイラード反応)によって、皮脂および角皮層にあるアミノ酸と反応させることにより、皮膚に褐色を与える。
【0005】
さらに、アミノ酸の配置および性質は、皮膚の表面上で均一ではなく、そのため、得られた色の輝度および陰影は、処理を施した皮膚上で一つの場所から他の場所にかけて変化することがあり、その結果、皮膚には不均一さおよび/または不自然さが付与されてしまう。
【0006】
さらにまた、皮膚色になるのに必要な時間が長すぎる場合がある。これは、汗をかいたり、衣服と接触した結果として皮膚表面のDHA濃度が低下することによる。その結果、皮膚には不均一な着色がもたらされる。
【0007】
従って、当業者に既知の処方と比較して素早く効果が表われ、長期間にわたって効果が持続するサンレスタンニング組成物で処理を施した皮膚表面全体にわたって均一かつ自然なサンレスタンを得ることが非常に望まれている。
【0008】
従って、消費財および化粧品産業において、優れたタンニングのパフォーマンスを与え、かつタンニングのために太陽の紫外線を浴びる必要もないサンレスタンニング製品への要求がある。
【発明の要約】
【0009】
本発明の目的は、1以上のサンレスタンニング増強剤を有するサンレスタンニング基質を提供することである。
【0010】
本発明の他の目的は、布、ワイプ、タオル、濡れナプキン、スポンジ、泡、バッティング、パフ、およびこれらの任意の組み合わせの形態にあるサンレスタンニング基質を提供することである。
【0011】
本発明のさらなる他の目的は、皮膚上の着色の速度を調節する1以上のサンレスタンニング増強剤を有するサンレスタンニング基質を提供することである。
【0012】
本発明のさらなる目的は、皮膚上の着色を調節および/またはカスタマイズする1以上のサンレスタンニング増強剤を有するサンレスタンニング基質を提供することである。
【0013】
本発明のさらなる目的は、皮膚に対してサンレスタンニングの活性を適用する前、サンレスタンニングの活性を適用すると同時に、および/またはサンレスタンニングを適用した後、1以上のサンレスタンニング増強剤を有するサンレスタンニング基質を使用する工程を有するサンレスタンニングの方法を提供することである。
【0014】
本発明のさらなる目的は、サンレスタンニング活性組成物および1以上のサンレスタンニング増強剤を有するサンレスタンニング基質を含むサンレスタンニングキットを提供することである。
【0015】
従って、本発明は、皮膚上の着色の速度を調節し、および/または皮膚上の着色を調節および/またはカスタマイズする、1以上のサンレスタンニング増強剤を有するサンレスタンニング基質を提供する。前記基質は、皮膚に対する1以上のサンレスタンニング活性剤または薬剤の適用前、適用と同時、適用後、またはこれらの任意の組み合わせの時点に使用することができる。
【0016】
本発明はさらに、皮膚に対する1以上のサンレスタンニング活性剤または薬剤の適用前、適用と同時、適用後、またはこれらの任意の組み合わせの時点のいずれかにおいて、本発明のサンレスタンニング基質を使用する工程を含むサンレスタンニングの方法を提供する。前記方法の結果として、着色の速度および/または色または色質が、ユーザーによって調節可能となる。
【0017】
本発明はまた、サンレスタンニングキットを提供する。前記キットは、1以上のサンレスタンニング増強剤を有するサンレスタンニング活性剤または薬剤およびサンレスタンニング基質を含む。前記キットは、ユーザーが皮膚上の着色の速度および/または皮膚上の色または色質を制御または調節することを可能にする。
【0018】
本発明のこれらのおよび他の目的および利点は、サンレスタンニング組成物の使用および本発明によるサンレスタンニングの方法によって達成され、効果的なサンレスタンニングを提供する。
【発明の詳細な説明】
【0019】
本発明は、皮膚上の着色の速度を調節し、および/または皮膚上の着色を調節および/またはカスタマイズする、1以上のサンレスタンニング増強剤を有するサンレスタンニング基質を提供する。前記基質は、皮膚に対する1以上のサンレスタンニング活性剤または薬剤の適用前、適用と同時、適用後、またはこれらの任意の組み合わせの時点に使用することができる。
【0020】
本発明の使用に適した基質には、これらに限定されないが、布、ワイプ、タオル、濡れナプキン、スポンジ、泡、バッティング、パフ、またはこれらの任意の組み合わせが含まれる。
【0021】
前記基質は、織布、不織布、またはこれらの任意の組み合わせである繊維状シート材料から形成されてもよい。
【0022】
基質を形成しうる繊維は、天然、合成またはこれらの混合物とすることができる。本明細書中の基質を作製する適切な天然の繊維には、例えば、木材パルプ、羊毛、絹、ジュート、麻、綿、リネン、サイザル、ラミーまたはこれらの任意の組み合わせが含まれる。本明細書中の基質を作製することができる適切な合成繊維には、レーヨン、セルロースエステル、ポリビニル誘導体、ポリオレフィン、ポリアミド、酢酸塩、アクリル樹脂、モドアクリル繊維、ポリエステル、ウレタンフォームまたはこれらの任意の組み合わせが含まれる。これらの合成材料のうちのいくつかの適切な例には、アクリル、例えばアクリラン、クレズラン、およびアクリロニトリル系繊維、オーロン;セルロースエステル繊維、例えば、酢酸セルロース、アメル(amel)およびアセル(acele);ポリアミド、例えばナイロン(例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610など);ポリエステル、例えばフォルトレル(fortrel)、コーデル、およびポリエチレン テレフタレート 繊維、ダクロン;ポリオレフィン、例えばポリプロピレン、ポリエチレン;ポリ酢酸ビニル繊維;ポリウレタンフォーム、またはこれらの任意の組み合わせが含まれる。 これらのおよび他の適切な繊維、およびこれらから作製された不織布の材料は、一般的にはRiedel, "Nonwoven Bonding Methods and Materials," Nonwoven World (1987); The Encyclopedia Americana, vol. 11, pp. 147-153, and vol. 26, pp. 566-581 (1984); 米国特許第4,891,227号, to Thaman et al., issued Jan. 2, 1990および米国特許第4,891,228号に記載されており、これらの内容は、参照によって本明細書中に組み込まれる。
【0023】
例えば、不織布の繊維状シート材料は、融解ブロー(meltblown)、共形成、エアレイド(air-laid)、化学的に結合、結合カード化されたウェブ材料、ハイドロエンタングルな材料(hydroentangled materials)、およびこれらの組み合わせであってもよい。前記繊維は、摩擦および/または粘着および/または接着によって結合した、一方向またはランダムに配向した繊維であってもよい。
上述した繊維はまた、織られ、編まれ、房をつけ、あるいは縫われていてもよく、本発明における使用のためのウーブン基質を形成する。
【0024】
本発明のサンレスタンニング基質は、1以上のサンレスタンニング増強剤を含む。1以上の増強剤は、皮膚上の着色の速度を調節し、および/または皮膚上に着色する色を調節するという所望の結果を達成する任意の手法および/または量において基質内および/または上に含まれ、および/または配置されてもよい。好ましくは、1以上のタンニング増強剤は、増強組成物中に処方され、すなわち、当業者に既知の任意の適切な手法において基質の任意の部位に適用および/または付加する。
【0025】
本発明において使用されうる適切なサンレスタンニング増強剤には、これらに限定されないが、第一級アミン、オリゴマーのシロキサン、アミノ酸、ポリアミン、アミド、ペプチド、タンパク質、アンホグリシナート、またはこれらの任意の組み合わせが含まれる。
【0026】
本発明の一実施態様において、1以上のサンレスタンニング増強剤は、以下の式によって表わされた1以上のアンホグリシナートである:
【化1】

【0027】
式中、RC=O基は、特定の油および油の混合物から誘導された脂肪酸残基を表わす。
【0028】
従って、Rは、直鎖または枝分かれしたC10〜C24アルキル、これらの間の任意の範囲、またはこれらの任意の混合物とすることができ;Mは、アルキル金属、例えば、Li、Na、KおよびCsであり;nは2〜6の整数である。
【0029】
本発明による一実施態様において、nは2であり、1以上のアンホグリシナートは以下の式によって表わされる:
【化2】

【0030】
式中、Rは、C12〜C22アルキルである。他の実施態様において、RはC14〜C20アルキル基である。さらに他の実施態様において、Rは、直鎖および枝分かれしたC10〜C24アルキルおよびこれらの間の任意の範囲から選択されたアルキルの混合物である。
【0031】
1以上のアンホグリシナートは、ナトリウム オリーブ アンホアセタート、ナトリウム ヒマワリ種子 アンホアセタート、ナトリウム カカオバター アンホアセタート、ナトリウム ゴマ アンホアセタート、ナトリウム スイートアーモンド アンホアセタート、ナトリウム カプロアンホアセタート、ナトリウム カプリロアンホアセタート、ナトリウム イソステアロアンホアセタート、ナトリウム ラウロアンホアセタート、ナトリウム ミリストアンホアセタート、ナトリウム オレオアンホアセタート、ナトリウム パームアンホアセタート、ナトリウム ピーナッツアンホアセタート、ナトリウム リシノレオアンホアセタート、ナトリウム ステアロアンホアセタート、ナトリウムタロウアンホアセタート、ナトリウム ウンデシレンアンホアセタート、ナトリウム コムギ麦芽 アンホアセタート、ナトリウム ココイル グリシナート(Amilite GCS-11、Ajinomoto)、またはこれらの任意の混合物とすることができる。これらの化合物は、一般的には様々な供給元から入手可能であり、あるいは当業者にとって既知の方法によって調製することができる。
【0032】
商業的に利用可能であり、かつ本発明における使用に適した特定のアンホグリシナートには、以下のものが含まれる:
ナトリウム オリーブ アンホアセタート(CAS番号:252750-70-1)。商品名:Kamapure Olive (Kama International社), Vamasoft olive (VaMa Farma Cosmetica, Italy);
ナトリウム ヒマワリ種子 アンホアセタート (CAS番号:252768-55-3)。商品名: Kamapure Sunflowers (Kama International社);
ナトリウム カカオバター アンホアセタート (CAS番号:252768-69-9)。商品名:Kamapure Cocoa (Kama International社);
ナトリウム ゴマ アンホアセタート。商品名:Kamapure Sesame (Kama International社);
ナトリウム スイートアーモンド アンホアセタート (CAS番号252768-53-1)。商品名:Kamapure Sweet Almond (Kama International社);および
ナトリウム ココイル グリシナート(Amilite GCS-11, Ajinomoto)。
【0033】
技術用語または商品名 対 上述のいくつかのINCI名を、以下にリストした:
【表1−1】

増強組成物が1以上のサンレスタンニング増強剤のみを含むことが想定される場合(すなわち、前記組成物の全重量の100重量%)、増強組成物は、1以上の化粧品として許容可能なビヒクルをさらに含んでいてもよい。1以上の化粧品として許容可能なビヒクルは、増強組成物の全重量に基づいた約99.5重量%以下の量において存在していてもよい。
【0034】
一実施態様において、1以上のサンレスタンニング増強剤は、増強組成物の全重量に基づいた約0.1重量%〜約50重量%の量において存在する。 他の実施態様において、1以上のサンレスタンニング増強剤は、増強組成物の全重量に基づいた約0.1重量%〜約30重量%の量において存在する。他の実施態様において、1以上のサンレスタンニング増強剤は、増強組成物の全重量に基づいた約1重量%〜約10重量%の量において存在する。さらに他の実施態様において、1以上のサンレスタンニング増強剤は、増強組成物の全重量に基づいた約1重量%〜約2重量%の量において存在する。
【0035】
本発明の文脈において、用語「化粧品として許容可能なビヒクル」または「適切なビヒクル」は、ヒト組織との直接、安全な接触における使用に適した薬剤、化粧品または薬物のための任意のビヒクルを意味する。例には、これらに限定されないが、溶液、エマルジョン、分散液、ゲルまたはこれらの任意の組み合わせが含まれる。
【0036】
増強組成物にはさらに、一以上の追加の成分、これらに限定されるわけではないが、糖、ケト糖、界面活性剤、ポリマー、柔軟剤、モイスチャライザー、防水剤、ビタミン、スイートオレンジ シトロフラボノイド、ヘスペリチン、オゾン付加イースト溶解物(ozone stressed yeast lysate)、サッカロミセス セレビシア酵素ろ過溶解物(Saccharomyces cerevisiae ferment filtrate lysate)、ジメチル スルホンおよびメチル スルホンとしても知られるメチルスルホニルメタン(MSM)、UVフィルタ、皮膚浸透薬剤、またはこれらの任意の組み合わせが含まれていてもよい。
【0037】
増強組成物中に含まれうる適切なUVフィルターには、これらに限定されないが、1以上の以下のものが含まれる: ジベンゾイルメタン、オキシベンゾン、スリソベンゾン、ジオキシベンゾン、メンチル アントラニラート、パラ アミノ安息香酸 (PABA)エステル、ベンゾフェノン-3、ブチルジベンゾイルメタン (Parsol 1789)、ジメチル シンナマート、オクチル メトキシシンナマート、DEA メトキシシンナマート、オクトクリレン、ドロメトリゾール トリシロキサン、オクチル サリシラート、ホモメンチル サリシラート、オクチル ジメチル PABA、TEA サリシラート、4-メチル ベンジリデン カンファー、3-ベンジリデン カンファー、ベンジリデン カンファー スルホン酸エステル、オクチルトリアゾン、フェニルベンゾイミダゾール スルホン酸エステル、テレフタリジエン ジカンファー スルホン酸エステル、ジ-t-ブチル ヒドロキシベンジリデン カンファー、エチル PABA、ブチルメトキシ ジベンゾイルメタン (アボベンゾン)、テレフタリジエン メチレン ビス-ベンゾトリアゾイル テトラメチルブチル-フェノール、ジエチルヘキシル-2,6-ナフタラート、ビス-エチルヘキシルオキシフェノール メトキシフェノール トリアジン、ヒドロキシ メチルフェニル ベンゾトリアゾール、メチレン ビス-ベンゾトリアゾイルテトラメチルブチルフェノール、ビス-エチルヘキシルオキシフェノール メトキシフェノール トリアジン、ヒドロキシベンゾフェノン、ベンゾトリアゾール、ジベンゾイルメタン、オキサニリド、ヒドロキシ シンナマート、油分散性チタンジオキシド、油分散性亜鉛オキシド、シリコーン-アンカーサンスクリーン、パラ アミノ安息香酸 (PABA)、サリチル酸、TEA サリシラート、ベンジリデン カンファー スルホン酸、フェニル ベンゾイミダゾール スルホン酸、テレフタリジエン ジカンファー スルホン酸、ヒドロキシ ケイ皮酸、これらの任意の誘導体、またはこれらの任意の組み合わせ。
【0038】
本発明の増強組成物に含まれうる他の適切な成分には、これらに限定されないが、以下のものが含まれる:酸化防止剤、例えば、エリソルビン酸、ナトリウム メタビスルフィット、ナトリウム スルフィット、ローズマリー抽出液、トコフェロール、トコトリエンを含むトコフェロールの誘導体、カロテン、カロテノイド、ルテインまたはルテインエステル、フェノール性酸化防止剤、ビオフラボノイド、プラント抽出液、またはこれらの任意の組み合わせ;
角質溶解薬剤、例えば、サリチル酸、レゾルシノール、有機酸のペルオキシド、またはこれらの任意の組み合わせ;
抗炎症剤、例えば、ステロイドおよび非ステロイド性の抗炎症剤、抗炎症性の活性を実証したプラント抽出液、またはこれらの任意の組み合わせ;
ビタミン、例えば、ビタミンK、ビタミンC、レチノール(ビタミンA)、トコフェロールまたはこれらの任意の組み合わせ;
皮膚軟化剤、例えば、セテアリールオクタノエート、オクチルパルミタート、ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、グリセリル モノステアリン酸塩、ワセリン、カプリルトリグリセリド、カプリントリグリセリド、シャエ(shae)バター、シリコーン油、またはこれらの任意の組み合わせ;
湿潤剤、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ペンチレングリコール、カプリルイルグリコール、ヘキシレングリコール、ブチレングリコール、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸の一以上の誘導体、またはこれらの任意の組み合わせ;
皮膚浸透増強剤、例えば、オゾン、SEPA、ブチレン グリコール、不飽和脂肪酸のcis-異性体、またはこれらの任意の組み合わせ;
乳化剤、例えば、グリセリルステアラート、セテアリールアルコール、セチルアルコール、PEG-40ステアラート、またはこれらの任意の組み合わせ;
増粘剤、例えば、キサンガム、カルボマー、粘土、ヒドロキシエチルセルロース、またはこれらの任意の組み合わせ;
保存剤、例えば、アルキルパラベン、アルコール、安息香酸の塩、ソルビン酸の塩、またはこれらの任意の組み合わせ;
表面処理または疎水性に修飾された着色剤、またはこれらの任意の組み合わせを含む着色剤、例えば、合成および天然着色剤;
有機酸およびこれらの誘導体、例えばクエン酸、グリコール酸、グルタミン酸、グルコ デルタ ラクトンまたはこれらの任意の組み合わせ;
キレート試薬、例えば、ニナトリウム EDTA;
pH調節剤、例えば、酸、塩基または緩衝液(約3.0〜約7.5にpHを調節して維持するためのもの);および/または
フレグランス。
【0039】
上述した1以上の追加の成分は、増強組成物の全重量に基づいた約50重量%以下の量において存在していてもよい。一実施態様において、1以上の追加の成分は、増強組成物の全重量に基づいた約1重量%〜約45重量%の量において存在していてもよい。さらなる実施態様において、1以上の追加の成分は、増強組成物の全重量に基づいた約5重量%〜約30重量%の量において存在していてもよい。
【0040】
増強組成物は、有機溶剤ベース、水ベースにすることができ、あるいはエマルジョンにすることができる。
【0041】
本発明の他の実施態様において、サンレスタンニング基質には、1以上のサンレスタンニング増強剤および1以上のサンレスタンニング活性剤を有する増強組成物が含まれる。
【0042】
本発明における使用に適したサンレスタンニング活性剤には、これらに限定されないが、DHA、メラニン、マハカンニ(mahakanni)(エクリプタ アルバ(eclipta alba)、エリトルロース、またはこれらの任意の組み合わせが含まれる。本発明による一実施態様において、サンレスタンニング活性剤はDHAである。
【0043】
1以上のサンレスタンニング活性剤は、増強組成物の全重量の約0.5重量%〜約10重量%の量において本発明の増強組成物中に存在してもよい。一実施態様において、1以上のサンレスタンニング活性剤は、約1重量%〜約7.5重量%の量において増強組成物中において存在してもよい。他の実施態様において、1以上のサンレスタンニング活性剤は、増強組成物の全重量の約1.5重量%〜約5重量%の量において存在してもよい。
【0044】
1以上のサンレスタンニング活性剤を含まない上述した増強組成物と同様に、サンレスタンニング増強剤およびサンレスタンニング活性剤の両方を含む増強組成物には、上述したこれらの追加の成分が含まれていてもよい。
【0045】
本発明はさらに、皮膚に対する1以上のサンレスタンニング活性剤または薬剤の適用前、適用と同時、適用後、またはこれらの任意の組み合わせのいずれかによって、本発明のサンレスタンニング基質を使用する工程を含むサンレスタンニングの方法を提供する。前記方法の結果として、着色の速度および/または色または色質をユーザーによって調節することができる。
【0046】
例として、サンレスタンニング活性剤、例えば、DHAは、アミノ酸、アミン、ポリアミン、アミド、ペプチドおよびタンパク質と反応し、茶色がかった色を与える。しかしながら、皮膚に対する1以上のサンレスタンニング活性剤の適用前、適用後、または適用と同時に、1以上のサンレスタンニング増強剤を有するサンレスタンニング基質を使用することによって、1以上のサンレスタンニング活性剤による皮膚の着色を増強および促進することができることは、本発明の予期せぬ発見である。
【0047】
本発明の一実施態様において、サンレスタンニング方法には、(a)1以上のサンレスタンニング活性剤を皮膚に適用する工程と、(b)1以上のサンレスタンニング増強剤を有するサンレスタンニング基質を皮膚に接触させる工程が含まれる。
【0048】
本発明の他の実施態様において、サンレスタンニング方法には、(a)1以上のサンレスタンニング増強剤を有するサンレスタンニング基質を皮膚に接触させる工程と、(b)1以上のサンレスタンニング活性剤を皮膚に適用する工程が含まれる。
【0049】
本発明の他の実施態様において、サンレスタンニング方法には、1以上のサンレスタンニング増強剤および1以上のサンレスタンニング活性剤を有するサンレスタンニング基質を皮膚に接触させる工程が含まれる。
【0050】
留意すべき点として、上述した本発明のサンレスタンニング方法において記載された工程は、満足のいくタンニング色が皮膚上で得られるまで、適宜、任意の順序で任意の回数だけ繰り返すことができる。
【0051】
増強組成物中のサンレスタンニング活性剤および/またはサンレスタンニング増強剤の濃度に依存して、着色が、典型的には、増強組成物が皮膚に適用された後4〜6分以内に開始される。従って、本発明の方法は、既知の処方よりも速い速度で全ての処理された皮膚の表面上で均一かつ自然なサンレスタンを提供する。
【0052】
本発明はまた、サンレスタンニングキットを提供する。一実施態様において、前記キットには、1以上のサンレスタンニング増強剤を有する1以上のサンレスタンニング基質が含まれる。このキットは、1以上のサンレスタンニング活性剤を有する製品を個別に提供する消費者によって使用されてもよい。
【0053】
本発明の他の実施態様において、前記キットには、2つの別個の成分、すなわち、1以上のサンレスタンニング増強剤を有する第1の成分;および1以上のサンレスタンニング活性剤を有する第2の成分が含まれていてもよい。一実施態様において、第1の成分は、本発明による1以上のサンレスタンニング基質である。留意すべき点として、第2の成分にも、上述したように、1以上のサンレスタンニング基質が含まれていてもよく、あるいは1以上のサンレスタンニング活性剤のための任意の他の適切な容器/送達デバイス/ディスペンサーであってもよい。
【0054】
本発明のさらなる他の実施態様において、前記キットには、1以上のサンレスタンニング活性剤および1以上のサンレスタンニング増強剤の組み合わせで1以上のサンレスタンニング基質が含まれる。
【0055】
上述したキット各々について、ユーザーは、皮膚上の着色の速度を制御または調節し、および/または皮膚上に着色された色または色質を制御または調節することができる。
【0056】
以下の例は、本発明の斬新さの例証である。以下の例は、本発明を少しでも制限しているものとして解釈されるべきではない。
【0057】
例1
インビトロ試験
表1に示された5%のDHA(5g)を含む商業的に入手可能なサンレスタンナーと異なるアンホグリシナート(0.2g)とを組み合わせた後、DHAおよび異なるアンホグリシナートを含むモデル系における着色について評価した。
【0058】
モデル系を、均一になるまで混合し、23℃で保持した。各系における着色の開始までの時間と色の変化をモニターした。
【0059】
色の読み取りを、次の設定を備えたミノルタ分光測光器を使用して行った:
Reflectance Setting, SCI + SCE Specular Component, MAV (8mm) Measurement Area、 および 100% Full UV Setting。
【0060】
次のCIELABパラメーターを測定し、モデル系における色およびその変化を評価した。
【0061】
デルタL*(明度/暗度差);デルタC*(全色度差(total chroma difference));デルタa*は赤色/緑色差を示し;デルタb*は黄色/青色差であり;デルタE*(全色差(total color difference))は、初期および着色時のL*、a*およびb*間の差を積算(integrate)して得る。
【0062】
表1に示されたデータは、DHAと組み合わせた異なるアンホグリシナート(アンホアセタート)が、急速な着色をもたらし(5分以内に開始される着色)、また、モデル系において異なる色を生成することができることを示している。
【表1−2】

デルタL*値(明度/暗度)、デルタC*(全色度差)およびデルタa*(赤色/緑色の座標)およびデルタb*(黄色/青色)における差異は、非常に明白であった。異なるアンホアセタートに起因した全色差(デルタE*)は、3〜12の範囲内において変化した。
【0063】
ナトリウムオリーブアンホアセタートは、最も劇的な全色度差をもたらし(12.34のデルタE*)、続いてナトリウム スイートアーモンドアンホアセタートが続いた(9.39のデルタE*を示す)。これらの結果は、アンホアセタート構造中の脂肪酸の性質がDHAおよび特定のアンホアセタートを含むモデル系において着色および色特性に影響を与えることができることを示している。
【0064】
例2
インビボ試験
商業的に利用可能なサンレスタンニング製品の適用後に着色された皮膚の色、5%DHAを含むマウス(対照)を、対照の適用後に着色された皮膚の色と比較し、続いて、表2に示された選択されたアンホグリシナート(アンホアセタート)の25%水溶液を適用した。
【0065】
タイプ1〜2の皮膚をもつパネリストを使用した。これらの前腕を、優しく剥離し、すすぎ、乾燥させた。 各前腕上の指定された領域の初期読み取り(基礎読み取り)を、以下の設定をもつミノルタ分光測光器によって行った:
Reflectance Setting, SCI + SCE Specular Component, MAV (8mm) Measurement Area, および 100% Full UV.
次のCIELABパラメーターを測定し、皮膚の色およびこれらの変化を評価した:デルタL*(明度/暗度差); デルタC*(色度差); デルタa*は赤色/緑色差を示す;デルタb*は黄色/青色差である; デルタE*(全色差)は、初期および着色時のL*、a*およびb*間の差を積算して得る。
【0066】
サンレスタンナーの4mg/cm2投与を前腕に適用し、フィンガー-コットを使用して皮膚に優しくすり込んだ。
【0067】
塗布の10分後、2mg/cm2の溶液の試験対象のアンホグリシナートを、指定の領域(12平方cm)上に塗り、皮膚に優しくすり込んだ。色測定を適用後14時間後にミノルタの分光測光器を使用して再び行った。
【0068】
黒線としてグラフ(図1および2)に表示されたタンおよび色調データの「ナチュラルユニバース」を、Estee Lauder (Muizzuddin N, Marenus K, Maes D. サンタン 対 ジヒドロキシアセトンでのサンレスタンニングの色調). Skin Research and Technology 2000; 6: 199-204) によって行なわれた研究から得た。色の「ナチュラルユニバース」を、天然のサンタンから達成された色によって決定した。
【0069】
表2、図1および図2を参照すると、DHAと組み合わされた異なるアンホグリシナートが、DNA含有処方のみによって生み出される色(対照)とは異なる様々な皮膚の色調を生み出すことができることは明らかである。
【0070】
図において、CIELAB色空間モデルを利用した。広く容認されたCIELAB色空間は、皮膚色を評価するために化粧品産業内で使用されている。 CIELAB色空間は3次元空間であり、すべての色が示されている。空間内の任意の色の位置は、その色座標によって決定される: L*、a*およびb*、ここで:
L* - 明度/暗度座標;
a* - 赤色/緑色座標、+a*は赤色を示し、-a*は緑色を示す;
b* - 黄色/青色座標、+b*は黄色を示し、および-b*は青色を示す。
【0071】
CIELABの全色度差は、デルタEとして表わすことができる色と色の位置の間の距離であり、ここで:
デルタE* = (デルタL*2 + デルタa*2 + デルタb*2)1/2
【0072】
デルタE*は、最初の皮膚(サンプル)の色と着色された皮膚(サンプル)の色のL*、a*、およびb*間の差異を積算して得た全色差(total color difference)である。
【0073】
C*は、色度座標であり:C*=[(a*)2+(b*)2]1/2、および
デルタC*は、最初の色と着色後の色との間の全色度差(total chroma difference)である。デルタL*は、明度/暗度差を示す。
【0074】
デルタL*の正の値(+)は、着色された色が初期値よりも明るいことを意味し、負(-)のデルタL*は、着色された色が初期値よりも暗いことを意味する。デルタa*は、赤色/緑色差を示す。デルタa*の正の値(+)は、着色された色が初期値よりもより赤色である(またはより緑色度が少ない)ことを意味し、負(-)のデルタa*の値は、着色された色が初期値よりもより赤色度が少ない(またはより緑色である)ことを意味する。デルタb*は、黄色/青色差を示す。 デルタb*のプラスの値(+)は、着色された色が初期値よりもより黄色である(またはより青色度が少ない)ことを意味し、負(-)のデルタa*の値は、着色された色が初期値よりもより黄色度が少ない(またはより青色である)ことを意味する。
【0075】
図1は、デルタC* 対 デルタL*のCIELABプロットである。図1は、DHA製品単独またはアンホアセタートと組み合わして処理された皮膚の全色度および明度の変化を示す。
【0076】
天然のサンタン(または実際の日光曝露)から達成される皮膚色によって決定された「ナチュラルユニバース」の色が、参照として本発明中において使用される。
【0077】
図1を参照すると、 ナトリウム スイートアーモンド アンホアセタート(dL* 2.95; dC* 3.27)、ナトリウム ココイル グリシナート(dL* 1.86; dC* 3.74)、ナトリウム ヒマワリ種子 アンホアセタート(dL* 3.28;dC* 3.73)、およびナトリウム ゴマ アンホアセタート(dL* 1.14;dC* 2.73) と組み合わせたサンレスタンナーの使用で達成された日焼け色は、それぞれ異なるものの、実際の日光への曝露後に着色され、黒線として図1に示された、この「ナチュラルユニバース」の色特性(dL*およびdC*)の範囲内にある。
【0078】
興味深いことに、対照 (dL* 0.44;dC* 4.63) によってもたらされた皮膚の色調は、「ナチュラルユニバース」の色の外側であった。
【0079】
図2を参照すると、デルタb* 対 デルタa*のCIELABプロットであることがわかる。これは、図2は、DHA製品単独またはアンホアセタートと組み合わせて処理された皮膚の色特性を示している。 デルタb*およびデルタa*の値は、ナトリウム スイートアーモンド アンホアセタート(db* 2.55; da*2.44)、ナトリウム ココイル グリシナート(db* 3.41;da* 1.56)、ナトリウム ヒマワリ種子 アンホアセタート(db* 3.25;da* 1.98)、ナトリウム ゴマ アンホアセタート(db* 2.11;da* 2.17)およびナトリウム オリーブ アンホアセタート(db* 4.45;da* 3.05)と組み合わされたサンレスタンナーの使用で達成されたタンが、対照 (db* 4.3; da* 1.71) によって誘導された色の変化とは異なり、実際の日光による曝露後の皮膚上に着色され、黒線として図2上に示された、この「ナチュラルユニバース」の色特性 (db*およびda*)の範囲内にあることを示している。
【0080】
表2は、サンレスタンナー単独およびアンホアセタートと組み合わせた適用後に着色された皮膚の色調における差を示す。
【表2】

【0081】
上述したこれらの知見は、アンホアセタート構造内の脂肪酸の性質が、サンレスタンニング活性剤(例えばDHA)を含む製品が特定のアンホアセタートと組み合わされて使用されるときに皮膚色の着色および皮膚色の特性に影響を与えるうることを示している。これは予期せぬことであり、有用な発見である。
【0082】
様々なDHA含有およびアンホグリシナート含有タイプの処方は、異なる送達系およびパッケージ、例えばクリーム、ローション、溶液、スプレー/ワイプ、2重チャンバーチューブおよびエアゾール中のサンレスタンニング系において使用することができる。サンレスタンニング系の一部として使用することができるアンホグリシナートを含む組成物は、2つの化粧品処方を含む。1つはDHAを含み、1つは1以上のアンホグリシナートをを含む。これらは使用時に混合してもよいし、皮膚に順番につけてもよい。この場合、交互につけっぱなしでもよいし、洗い落とす処方であってもよい。
【0083】
例3
アンホグリシナートを含み、サンレスタンニング活性成分を含まない組成物が、以下に例証される。
【表3】

【0084】
アンホグリシナートは、一以上の以下のものとすることができる:ナトリウム オリーブ アンホアセタート、ナトリウム ヒマワリ種子 アンホアセタート、ナトリウム カカオバター アンホアセタート、ナトリウム ゴマ アンホアセタート、ナトリウム スイートアーモンド アンホアセタート、ナトリウム カプロアンホアセタート、ナトリウム カプリロアンホアセタート、ナトリウム イソステアロアンホアセタート、ナトリウムラウロアンホアセタート、ナトリウム ミリストアンホアセタート、ナトリウムオレオアンホアセタート、ナトリウムパルムアンホアセタート、ナトリウムピーナッツアンホアセタート、ナトリウム リシノレオアンホアセタート、ナトリウム ステアロアンホアセタート、ナトリウムタロウアンホアセタート、ナトリウム ウンデシレンアンホアセタート、ナトリウム コムギ麦芽 アンホアセタート、ナトリウム ココイルグリシナート、またはこれらの任意の混合物。
【0085】
有利には、例3において例証された組成物は、独立したサンレスタンニング増強製品として提供されてもよいし、あるいはサンレスタンニングキットの増強成分として提供されてもよい。増強組成物は、皮膚に対する1以上のサンレスタンニング活性剤の適用前、適用と同時、または適用後に適用することができる。
【0086】
例4
1-成分処方を、以下のように調製した:
室温において、DHAを水に加え、溶解するまで混合した。 ヒドロキシエチルアクリラート/ナトリウム(および)アクリロイルジメチルタウラート コポリマー(および)スクアラン(および)ポリソルベート-60を、激しく撹拌しながら加え、10〜15分間にわたって混合を継続した。PPG-11ステアリールエーテルをその後にゆるやかに加え、続けてアンホグリシナート、保存剤およびフラグランスをゆるやかに加えた。
【0087】
1-成分処方
この組成物は、直接の使用のために一度全ての成分を混合した後、直ちに形成される。
【0088】
成分: 重量%(Wt%):
水 Q.s.-100.00
ジヒドロアセトン 1-10
ヒドロキシエチルアクリラート/ナトリウム(および)
アクリロイルジメチルタウラート コポリマー(および)
スクアラン(および)ポリソルベート-60 2-3
PPG-11 ステアリール エーテル 4-6
アンホグリシナート 1-2
保存剤a 0.5-1
フラグランス 0-0.2
保存剤a:フェノキシエタノール(および)メチルパラベン(および)エチルパラベン(および)プロピルパラベン(および)、ブチルパラベン(および)イソブチルパラベン
【0089】
例5
2つの成分処方を、以下のように調製した:
フェーズAおよびBの成分を、2つの分離した容器内で組み合わせ、70〜75℃で混合しながら均一になるまで加熱し、70〜75℃で均質化して組み合わせた。組み合わされたフェーズを、混合して40℃まで冷却した。フェーズCを、40℃で混合しながら均一になるまで加えた。
【0090】
この組成物は、2つの成分処方として形成された:
成分A(2つの成分処方のうち第一の成分である)および成分B(2つの成分処方のうち第二の成分である)。
【0091】
成分Aおよび成分Bは、使用直前に混合され、直接の使用のために全ての必要な成分を有する最終組成物を生成する。
【0092】
その後、最終組成物は、混合後に直ちに適用される。
【0093】
成分A
フェーズA: 重量%:
グリセリルステアラート(および)
PEG-100ステアラート 3-4
カプリル カプリントリグリセリド 3.5-4.5
C12-15アルキルベンゾエート 2-3
セチルアルコール 2-3
PEG-7グリセリルココエート 0.3-0.5
ジメチコーン 0.3-1
ステアリン酸 0.6-1
ペトロラタム 0-1.2
ステアリールアルコール 1.9-2.1
ステアレース-2 0.2-0.3
ステアレース-20 0.3-0.4
トコフェロール 0.1-0.5
保存剤a 0.5-1
【0094】
フェーズB:
水 Qs-100
アロエジュース 0.1-1
二ナトリウムEDTA 0.05-0.1
【0095】
フェーズC:
水 10-12
プロピレングリコール 3-5
ジヒドロアセトン 1-10
フラグランス 0-0.3
クエン酸 pH3.5-4.5までのQs
保存剤a:フェノキシエタノール(および)メチルパラベン(および)エチルパラベン(および)プロピルパラベン(および)、ブチルパラベン(および)イソブチルパラベン
【0096】
成分B
フェーズA: 重量%
グリセリル ステアラート(および)
PEG-100ステアラート 3-4
カプリル カプリントリグリセリド 3.5-4.5
C12-15アルキルベンゾエート 2-3
セチルアルコール 2-3
PEG-7グリセリルココエート 0.3-0.5
ジメチコーン 0.3-1
ステアリン酸 0.6-1
ペトロラタム 0-1.2
ステアリールアルコール 1.9-2.1
ステアレース-2 0.2-0.3
ステアレース-20 0.3-0.4
トコフェロール 0.1-0.5
保存剤a 0.5-1
【0097】
フェーズB:
水 Qs-100.00
アロエジュース 0.1-1
二ナトリウムEDTA 0.05-0.1
【0098】
フェーズC:
水 10-12
プロピレングリコール 3-5
アンホグリシナート 1-10
フラグランス 0-0.3
クエン酸 pH3.5-4.5までのQs
保存剤a:フェノキシエタノール(および)メチルパラベン(および)エチルパラベン(および)プロピルパラベン(および)、ブチルパラベン(および)イソブチルパラベン。
【0099】
有利には、2成分製品、例えば、上述した例5において例証されたものは、サンレスタンニングキットにおいて消費者に提供されてもよい。これらは、成分Aを含む1以上のサンレスタンニング基質と、これとは別個の成分Bを含む1以上のサンレスタンニング基質を含む。成分Aおよび成分Bは、その後に任意の順序、頻度および/または量において消費者によって皮膚に適用され、所望のサンレスタンを達成する。
【0100】
理解すべき点として、各例における上述した処方は、本命最初中に記載されたように、本発明による1以上のサンレスタンニング基質に分散および/または添加されうる。
【0101】
本発明の1実施態様において、増強組成物は、基質当り約0.5グラム〜約30グラムの量において基質に添加してもよい。基質に添加された実際の量は、使用される基質の種類、使用される基質の大きさ、および/または処理される皮膚の表面領域にある程度依存してもよい。
【0102】
上述した記載が本発明の例証に過ぎないことを理解すべきである。様々な代替および修飾が、本発明の範囲および本明細書中に示されたクレームの範囲から離れることなく当業者によって考案されうる。
【図面の簡単な説明】
【0103】
【図1】図1は、デルタC*対デルタL*のCIELABプロットである。それは、DHA製品単独で処理された場合と、本発明の実施態様による、アンホアセタートと組み合わせて処理された場合の皮膚の全色度および明度の勾配を表している。
【図2】図2は、デルタb*対デルタa*のCIELABプロットである。DHA製品単独で処理された場合と、本発明の実施態様による、アンホアセタートと組み合わせて処理された場合の皮膚の色特性を表わしている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上のサンレスタンニング増強剤を含む増強組成物を有するサンレスタンニング基質。
【請求項2】
前記基質が、布、ワイプ、タオル、濡れナプキン、スポンジ、泡、バッティング、パフ、およびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載のサンレスタンニング基質。
【請求項3】
前記1以上のサンレスタンニング増強剤が、第一級アミン、オリゴマー シロキサン、アミノ酸、ポリアミン、アミド、ペプチド、タンパク質、アンホグリシナート、およびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載のサンレスタンニング基質。
【請求項4】
前記1以上のサンレスタンニング増強剤が、以下の式によって表わされる一以上のアンホグリシナートである、請求項1に記載のサンレスタンニング基質:
【化1】

式中、Rは、直鎖または枝分かれしたC10〜C24アルキル、これらの間の任意の範囲、またはこれらの任意の混合物であり;Mはアルカリ金属であり;およびnは2〜6の整数である。
【請求項5】
前記一以上のアンホグリシナートが、以下の式によって表わされる請求項4に記載のサンレスタンニング基質:
【化2】

式中、RはC12〜C22アルキルであるか;RはC14〜C20アルキルであるか;Rは直鎖および枝分かれしたC10〜C24アルキルおよびこれらの間の任意の範囲から選択されたアルキルの混合物である。
【請求項6】
前記一以上のアンホグリシナートが、ナトリウム オリーブ アンホアセタート、ナトリウム ヒマワリ種子 アンホアセタート、ナトリウム カカオバター アンホアセタート、ナトリウム ゴマ アンホアセタート、ナトリウム スイートアーモンド アンホアセタート、ナトリウム カプロアンホアセタート、ナトリウム カプリロアンホアセタート、ナトリウム イソステアロアンホアセタート、ナトリウム ラウロアンホアセタート、ナトリウム ミリストアンホアセタート、ナトリウム オレオアンホアセタート、ナトリウム パームアンホアセタート、ナトリウム ピーナッツアンホアセタート、ナトリウム リシノレオアンホアセタート、ナトリウム ステアロアンホアセタート、ナトリウムタロウアンホアセタート、ナトリウム ウンデシレンアンホアセタート、ナトリウム コムギ麦芽 アンホアセタート、ナトリウム ココイル グリシナート、およびこれらの任意の混合物からなる群から選択される、請求項5に記載のサンレスタンニング基質。
【請求項7】
前記1以上のサンレスタンニング増強剤が、前記増強組成物の全重量に基づいた約100重量%以下の量において存在する、請求項1に記載のサンレスタンニング基質。
【請求項8】
前記1以上のサンレスタンニング増強剤が、前記増強組成物の全重量に基づいた約0.1重量%〜約50重量%の量において存在する、請求項1に記載のサンレスタンニング基質。
【請求項9】
前記増強組成物が、1以上の化粧品として許容可能なビヒクルをさらに含む、請求項1に記載のサンレスタンニング基質。
【請求項10】
前記1以上の化粧品として許容可能なビヒクルが、前記増強組成物の全重量に基づいた約99.5重量%以下の量において存在する、請求項9に記載のサンレスタンニング基質。
【請求項11】
前記増強組成物が、糖、ケト糖、界面活性剤、ポリマー、柔軟剤、モイスチャライザー、防水剤、ビタミン、スイートオレンジ シトロフラボノイド、ヘスペリチン、オゾン付加イースト溶解物、サッカロミセス セレビシア酵素ろ過溶解物、メチルスルホニルメタン、UVフィルタ、皮膚浸透薬剤、酸化防止剤、角質溶解剤、抗炎症剤、 皮膚軟化剤、湿潤剤、皮膚浸透増強剤、乳化剤、増粘剤、保存剤、着色剤、有機酸、有機酸誘導体、キレート剤、pH調節剤、フラグランス、およびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択された1以上の追加の成分をさらに含む、請求項1に記載のサンレスタンニング基質。
【請求項12】
前記1以上の追加の成分が、前記増強組成物の全重量に基づいた約50重量%以下の量において存在する、請求項11に記載のサンレスタンニング基質。
【請求項13】
前記1以上の追加の成分が、前記増強組成物の全重量に基づいた約1重量%〜約45重量%の量において存在する、請求項11に記載のサンレスタンニング基質。
【請求項14】
前記増強組成物が、1以上のサンレスタンニング活性剤をさらに含む、請求項1に記載のサンレスタンニング基質。
【請求項15】
前記1以上のサンレスタンニング活性剤が、DHA、メラニン、マハカンニ(エクリプタ アルバ)、エリトルロース、およびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項14に記載のサンレスタンニング基質。
【請求項16】
前記1以上のサンレスタンニング活性剤が、前記増強組成物の全重量の約0.5重量%〜約10重量%の量において前記増強組成物中に存在する、請求項14に記載のサンレスタンニング基質。
【請求項17】
前記1以上のサンレスタンニング活性剤が、前記増強組成物の全重量の約1.5重量%〜約5重量%の量において前記増強組成物中に存在する、請求項14に記載のサンレスタンニング基質。
【請求項18】
以下の工程を含むサンレスタンニングの方法:
1以上のサンレスタンニング増強剤を含む増強組成物を有するサンレスタンニング基質を提供する工程と;
皮膚に対する1以上のサンレスタンニング活性剤の適用前、適用と同時、適用後、またはこれらの任意の組み合わせのいずれかの時点において、前記皮膚の領域を前記サンレスタンニング基質に接触させる工程。
【請求項19】
ユーザによって着色の速度および/または色質を調節する工程をさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記皮膚の領域が、前記1以上のサンレスタンニング活性剤を前記皮膚に適用した後、前記サンレスタンニング基質と接触する、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記皮膚の領域が、前記1以上のサンレスタンニング活性剤を前記皮膚に適用する前に、前記サンレスタンニング基質と接触する、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
前記皮膚の領域が、前記1以上のサンレスタンニング活性剤の前記皮膚への適用と同時に、前記サンレスタンニング基質と接触する、請求項18に記載の方法。
【請求項23】
前記増強組成物が、前記1以上のサンレスタンニング活性剤をさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記1以上のサンレスタンニング活性剤が、前記サンレスタンニング基質以外の別個のアプリケーション手段から前記皮膚に適用される、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記方法の工程が、所望のタンニング色が前記皮膚上に得られるまで、任意の回数および/または任意の順序で繰り返される、請求項18に記載の方法。
【請求項26】
着色が、接触工程後、約4分〜約6分である請求項18に記載の方法。
【請求項27】
前記基質が、布、ワイプ、タオル、濡れナプキン、スポンジ、泡、バッティング、パフ、およびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項28】
前記1以上のサンレスタンニング増強剤が、第一級アミン、オリゴマーのシロキサン、アミノ酸、ポリアミン、アミド、ペプチド、タンパク質、アンホグリシナートおよびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項29】
前記1以上のサンレスタンニング増強剤が、以下の式によって表わされる1以上のアンホグリシナートである、請求項18に記載の方法:
【化3】

式中、Rは、直鎖または枝分かれしたC10〜C24アルキル、これらの間の任意の範囲、またはこれらの任意の混合物であり;Mはアルカリ金属であり;およびnは2〜6の整数である。
【請求項30】
前記1以上のアンホグリシナートが、以下の式によって表わされる、請求項29に記載の方法:
【化4】

式中、RはC12〜C22アルキルであるか;RはC14〜C20アルキルであるか;Rは直鎖および枝分かれしたC10〜C24アルキルおよびこれらの間の任意の範囲から選択されたアルキルの混合物である。
【請求項31】
前記1以上のアンホグリシナートが、ナトリウム オリーブ アンホアセタート、ナトリウム ヒマワリ種子 アンホアセタート、ナトリウム カカオバター アンホアセタート、ナトリウム ゴマ アンホアセタート、ナトリウム スイートアーモンド アンホアセタート、ナトリウム カプロアンホアセタート、ナトリウム カプリロアンホアセタート、ナトリウム イソステアロアンホアセタート、ナトリウム ラウロアンホアセタート、ナトリウム ミリストアンホアセタート、ナトリウム オレオアンホアセタート、ナトリウム パームアンホアセタート、ナトリウム ピーナッツアンホアセタート、ナトリウム リシノレオアンホアセタート、ナトリウム ステアロアンホアセタート、ナトリウムタロウアンホアセタート、ナトリウム ウンデシレンアンホアセタート、ナトリウム コムギ麦芽 アンホアセタート、ナトリウム ココイル グリシナート、およびこれらの任意の混合物からなる群から選択される、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記1以上のサンレスタンニング増強剤が、前記増強組成物の全重量に基づいた約100重量%以下の量において存在する、請求項18に記載の方法。
【請求項33】
前記1以上のサンレスタンニング増強剤が、前記増強組成物の全重量に基づいた約0.1重量%〜約50重量%の量において存在する、請求項18に記載の方法。
【請求項34】
前記増強組成物が、1以上の化粧品として許容可能なビヒクルをさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項35】
前記1以上の化粧品として許容可能なビヒクルが、前記増強組成物の全重量に基づいた約99.5重量%以下の量において存在する、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記増強組成物が、糖、ケト糖、界面活性剤、ポリマー、柔軟剤、モイスチャライザー、防水剤、ビタミン、スイートオレンジ シトロフラボノイド、ヘスペリチン、オゾン付加イースト溶解物、サッカロミセス セレビシア酵素ろ過溶解物、メチルスルホニルメタン、UVフィルタ、皮膚浸透薬剤、酸化防止剤、角質溶解剤、抗炎症剤、 皮膚軟化剤、湿潤剤、皮膚浸透増強剤、乳化剤、増粘剤、保存剤、着色剤、有機酸、有機酸誘導体、キレート剤、pH調節剤、フラグランス、およびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択された1以上の追加の成分をさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項37】
前記1以上の追加の成分が、増強組成物の全重量に基づいた約50重量%以下の量において存在する、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記1以上の追加の成分が、前記増強組成物の全重量に基づいた約1重量%〜約45重量%の量において存在する、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記1以上のサンレスタンニング活性剤が、DHA、メラニン、マハカンニ(エクリプタ アルバ)、エリトルロースおよびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項23に記載の方法。
【請求項40】
前記1以上のサンレスタンニング活性剤が、前記増強組成物の全重量の約0.5重量%〜約10重量%の量において前記増強組成物中に存在する、請求項23に記載の方法。
【請求項41】
1以上のサンレスタンニング増強剤を有する1以上のサンレスタンニング基質を含む、サンレスタンニングキット。
【請求項42】
前記一以上の基質が、布、ワイプ、タオル、濡れナプキン、スポンジ、泡、バッティング、パフ、およびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項41に記載のキット。
【請求項43】
前記1以上のサンレスタンニング増強剤が、第一級アミン、オリゴマーのシロキサン、アミノ酸、ポリアミン、アミド、ペプチド、タンパク質、アンホグリシナートおよびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項41に記載のキット。
【請求項44】
前記1以上のサンレスタンニング増強剤が、以下の式によって表わされる一以上のアンホグリシナートである、請求項41に記載のキット:
【化5】

式中、Rは、直鎖または枝分かれしたC10〜C24アルキル、これらの間の任意の範囲、またはこれらの任意の混合物であり;Mはアルカリ金属であり;およびnは2〜6の整数である。
【請求項45】
以下のものを含むサンレスタンニングキット:
1以上のサンレスタンニング増強剤を含む第1の成分と;
1以上のサンレスタンニング活性剤を含む第2の成分。
【請求項46】
前記第1の成分が1以上のサンレスタンニング基質である、請求項45に記載のキット。
【請求項47】
前記1以上の基質が、布、ワイプ、タオル、濡れナプキン、スポンジ、泡、バッティング、パフ、およびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項46に記載のキット。
【請求項48】
前記1以上のサンレスタンニング増強剤が、第一級アミン、オリゴマーのシロキサン、アミノ酸、ポリアミン、アミド、ペプチド、タンパク質、アンホグリシナートおよびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項45に記載のキット。
【請求項49】
前記1以上のサンレスタンニング増強剤が、以下の式によって表わされる一以上のアンホグリシナートである、請求項45に記載のキット:
【化6】

式中、Rは、直鎖または枝分かれしたC10〜C24アルキル、これらの間の任意の範囲、またはこれらの任意の混合物であり;Mはアルカリ金属であり;およびnは2〜6の整数である。
【請求項50】
前記1以上のサンレスタンニング活性剤が、DHA、メラニン、マハカンニ(エクリプタ アルバ)、エリトルロースおよびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項45に記載のキット。
【請求項51】
前記1以上の基質が、1以上のサンレスタンニング活性剤および1以上のサンレスタンニング増強剤を含む、1以上のサンレスタンニング基質を含むサンレスタンニングキット。
【請求項52】
前記1以上の基質が、布、ワイプ、タオル、濡れナプキン、スポンジ、泡、バッティング、パフ、およびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項51に記載のキット。
【請求項53】
前記1以上のサンレスタンニング増強剤が、第一級アミン、オリゴマーのシロキサン、アミノ酸、ポリアミン、アミド、ペプチド、タンパク質、アンホグリシナートおよびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項51に記載のキット。
【請求項54】
前記1以上のサンレスタンニング増強剤が、以下の式によって表わされる1以上のアンホグリシナートである、請求項51に記載のキット:
【化7】

式中、Rは、直鎖または枝分かれしたC10〜C24アルキル、これらの間の任意の範囲、またはこれらの任意の混合物であり;Mはアルカリ金属であり;およびnは2〜6の整数である。
【請求項55】
前記1以上のサンレスタンニング活性剤が、DHA、メラニン、マハカンニ(エクリプタ アルバ)、エリトルロースおよびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項51に記載のキット。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2009−500349(P2009−500349A)
【公表日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−519659(P2008−519659)
【出願日】平成18年6月30日(2006.6.30)
【国際出願番号】PCT/US2006/025829
【国際公開番号】WO2007/005740
【国際公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【出願人】(500365915)プレイテックス プロダクツ インコーポレーテッド (56)
【Fターム(参考)】