説明

シール装置

【課題】アブレイダブル部材を利用した回転機械のシール装置において、起動時及び停止時の効率向上とともに起動及び停止時間の短縮化を図ること。
【解決手段】タービンロータ1の外周に位置するようにケーシング2に保持されたリング部材10と、このリング部材10又はタービンロータ1においてリング部材10と対向する部分のいずれか一方に取り付けられたシールフィン6と、リング部材10又はタービンロータ1のいずれか一方においてシールフィン6と対向する部分に設置されたアブレイダブル部材4とを備え、リング部材10をロータ軸方向に移動可能にケーシング2に保持する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は蒸気タービン又はガスタービン等の回転機械のシール装置に関する。
【背景技術】
【0002】
蒸気タービン又はガスタービン等の回転機械において、静止部と回転部(タービンロータ)の間隙を通る作動流体(蒸気やガス等)の漏れを防止するシール装置としては、その静止部及び回転部にシールリング及びシールフィンを取り付けたものがある。シール装置におけるシール間隙(シールリングとシールフィンの間隙)を小さくすると作動流体の漏えいが防止できるので、タービンの効率を向上させることができる。
【0003】
シール間隙を小さくする技術としては、静止部及び回転部のシール部材のうち一方に切削性の良いアブレイダブル部材を使用しつつ他方のシール部材にシールフィンを取り付けることでシールフィンでアブレイダブル部材を切削可能な構成とし、2つのシール部材の間に適正なシール間隙が形成されるようにしたものがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−228013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、タービンの起動時及び停止時には、静止部と回転部の間にロータ軸方向の熱伸び差が生じる。これは、上記技術のようにアブレイダブル部材を使用する場合も同様で、アブレイダブル部材が切削される範囲が熱伸び差に付随してロータ軸方向に広くなるため、シール間隙がロータ軸方向に広がってしまう。
【0006】
このようにアブレイダブル部材が切削される範囲が広がることを防ぐ方法としては、起動時及び停止時に静止部側のシール部材をロータ径方向の外側に一時的に移動することで、アブレイダブル部材の切削を抑制するものがある。しかし、この方法では起動時及び停止時の作動流体の漏れが増大するので、起動時及び停止時の効率が低下するとともに起動及び停止時間も長くなってしまう。
【0007】
本発明の目的は、アブレイダブル部材を利用した回転機械のシール装置において、起動時及び停止時の効率向上とともに起動及び停止時間の短縮化を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記目的を達成するために、回転体と静止体の間に設置されるシール装置であって、前記回転体の外周に位置するように前記静止体に保持されたリング部材と、このリング部材又は前記回転体において前記リング部材と対向する部分のいずれか一方に取り付けられたシールフィンと、前記リング部材又は前記回転体のいずれか一方において前記シールフィンと対向する部分に設置されたアブレイダブル部材とを備え、前記リング部材は、前記回転体の軸方向に移動可能に前記静止体に保持されているものとする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、起動時及び停止時の熱伸び差によるアブレイダブル部材の切削が抑制されるので、起動時及び停止時の効率を向上できるとともに起動及び停止時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるシール装置の概略図。
【図2】図1に示すシール装置におけるアブレイダブル部材付近の拡大図。
【図3】本発明の実施の形態に係る比較例におけるアブレイダブル部材付近の拡大図。
【図4】本発明の第2の実施の形態であるシール装置の概略図。
【図5】本発明の第3の実施の形態であるシール装置の概略図。
【図6】本発明の第4の実施の形態であるシール装置の概略図。
【図7】本発明の第5の実施の形態であるシール装置の概略図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0012】
図1は本発明の第1の実施の形態であるシール装置の概略図であり、図2は図1に示すシール装置におけるアブレイダブル部材4付近の拡大図である。本実施の形態に係るシール装置は、図1に示すように、回転体であるタービンロータ1と静止体であるケーシング2の間に設置されており、リング部材10と、シールフィン6と、シールフィン6と対向する部分に設置されたアブレイダブル部材4を備えている。
【0013】
リング部材10は、タービンロータ1を外周から取り囲む環状の部材であり、ケーシング2の内周側に設けた環状溝11内に収納されている。リング部材10におけるタービンロータ1の軸方向(以下において「ロータ軸方向」と称することがある)に位置する2つの面には、それぞれ、ロータ軸方向に伸縮するばね体3a,3bが取り付けられており、ばね体3a,3bは、環状溝11内においてリング部材10を支持している。すなわち、リング部材10は、作用する力に応じてロータ軸方向に移動可能にばね体3a,3bによって保持されている。
【0014】
タービンロータ1においてリング部材10と対向する部分には、複数列のシールフィン6が取り付けられている。本実施の形態におけるシールフィン6は、タービンロータ1に取り付けられた動翼7の先端部(より具体的には、動翼7において、タービンロータ1の径方向(以下において「ロータ径方向」と称することがある)の最も外側に位置する面)に取り付けられている。
【0015】
リング部材10においてシールフィン6と対向する面(リング部材10の内周面)には、切削性の良いアブレイダブル部材4が設置されている。アブレイダブル部材4は、図2に示すようにシールフィン6の形状に合わせて形成されている。このようにアブレイダブル部材4を設置すると、たとえタービンの運転中に何らかの要因でアブレイダブル部材4とシールフィン6が接触しても、シールフィン6によってアブレイダブル部材4が容易に切削されるので、曲がり変形に至るような発熱は生じない。そのため、アブレイダブル部材4を用いない従来のシール構造と比較して、シール間隙(アブレイダブル部材4とシールフィン6の間隙)を小さくすることができる。
【0016】
ここで本実施の形態に係る効果の理解を容易にするための比較例について説明する。図3は、本発明の実施の形態の比較例におけるアブレイダブル部材4付近の拡大図である。なお、先の図と同じ部分には同じ符号を付して説明は省略する(後の図も同様とする)。
【0017】
この比較例に係るシール装置は、上記の実施の形態と異なり、ロータ軸方向への移動が不可能なリング部材を備えている。このようなリング部材にシールフィン6の形状に対応したアブレイダブル部材4を設置して、タービンを起動又は停止させると、ケーシング2とタービンロータ1の熱伸び差に付随して、アブレイダブル部材4に対してシールフィン6がロータ軸方向に相対的に移動することになるので、アブレイダブル部材4がシールフィン6に切削されてしまう。そのため、図3に示すようにシール間隙がロータ軸方向に広がり、起動時及び停止時の効率が減少してしまうという課題があった。このようにシール間隙が広がることを防ぐ方法としては、起動時及び停止時にリング部材をロータ径方向の外側に一時的に移動するものがある。しかし、この方法では起動時及び停止時のシールができず作動流体の漏れが増大するので、起動時及び停止時の効率が低下するとともに起動及び停止時間も長くなってしまう。
【0018】
これに対して、本実施の形態に係るシール装置は、ばね体3a,3bによってロータ軸方向に移動可能に保持されたリング部材10を備えている。このようにリング部材10をばね体3a,3bを介して支持すると、熱伸び差に付随してシールフィン6が移動しても、そのシールフィン6から作動流体の流れの層を介してアブレイダブル部材4に力が伝達されて、シールフィン6の移動に応じてリング部材10がアブレイダブル部材4の形状を保持した状態でロータ軸方向に移動する。そのため、タービンの起動時及び停止時の熱伸び差が発生しても、アブレイダブル部材4がロータ軸方向に切削されることが抑制されるので、起動から定常運転を経て停止に至るまで一貫してシール間隙を小さく保持することができる。したがって、本実施の形態によれば、起動時及び停止時のタービン効率を向上できるとともに、タービンの起動及び停止の完了に要する時間を短縮することができる。また、本実施の形態によれば、切削されるアブレイダブル部材4が減少し、アブレイダブル部材4の設置範囲と劣化速度を抑制できるので、イニシャルコスト及びランニングコストを削減することができる。
【0019】
なお、本実施の形態では、リング部材10を2つのばね体3a,3bで支持したが、熱伸び差に応じたリング部材10の位置制御が可能であれば、そのうちの一方のばね体を廃し、そのばね体を廃した側が自由端となるようにリング部材10を支持しても良い。
【0020】
図4は本発明の第2の実施の形態であるシール装置の概略図である。この図に示すシール装置は、シールフィン6が取り付けられたリング部材10と、アブレイダブル部材4が設置された動翼7を備える点で先の実施の形態と異なる。このようにシールフィン6とアブレイダブル部材4を設置する対象を逆転させても、熱伸び差に応じてリング部材10を移動させることができるので、第1の実施の形態と同様の効果を発揮することができる。
【0021】
図5は本発明の第3の実施の形態であるシール装置の概略図である。この図に示すシール装置は、第1の実施の形態に係るばね体3a,3bに代えて、形状記憶合金31a,31bを介してリング部材10を保持している点に特徴がある。
【0022】
形状記憶合金31a,31bは、加熱されると記憶された縮んだ状態に変形するもので、雰囲気温度に応じて伸縮しリング部材10をロータ軸方向に移動させる駆動手段として作用する。形状記憶合金31a,31bは、リング部材10に作用する振動等を吸収する観点から、コイルばね状に形成することが好ましい。
【0023】
環状溝11内において形状記憶合金31a,31bが位置する部分には、形状記憶合金31a,31bを加熱する加熱手段として熱媒体供給管15a,15bが接続されている。熱媒体供給管15a,15bの他端は熱媒体の供給源と接続されており、その熱媒体によって形状記憶合金31a,31bの加熱が可能になっている。熱媒体供給管15a,15b内を流通させる熱媒体としては例えばタービンロータ1の作動流体がある。すなわち、本実施の形態に係るシール装置の設置対象が蒸気タービンである場合には、作動流体である蒸気を流通させれば良い。また、熱媒体供給管15a,15bには、流量調節弁16a,16bが設置されている。流量調節弁16a,16bで熱媒体の流量を調節すると、形状記憶合金31a,31bの温度が調節でき、これらの長さを調節できるので、タービンロータ1とケーシング2の熱伸び差に応じてリング部材10を所望の位置に移動させることができる。
【0024】
上記のように構成されるシール装置において、流量調節弁16a,16bを適宜開閉してこれらの温度を調節して形状記憶合金31a,31bの長さを調節すると、タービンロータ1とケーシング2の熱伸び差に応じてリング部材10をロータ軸方向に移動させることができる。したがって、本実施の形態によっても、起動時及び停止時のタービン効率を向上できるとともに、タービンの起動及び停止の完了に要する時間を短縮することができる。特に、本実施の形態のようにリング部材10を移動させると、第1の実施の形態の場合と比較して、アブレイダブル部材4に作用する力を軽減することができるので、アブレイダブル部材4が切削される範囲をより小さくすることができる。
【0025】
なお、本実施の形態では、リング部材10を2つの形状記憶合金31a,31bで支持したが、熱伸び差に応じたリング部材10の位置制御が可能であれば、そのうちの一方の形状記憶合金をばね体に代替しても良いし、ロータ軸方向の一方側が自由端となるようにリング部材10を支持しても良い。
【0026】
図6は本発明の第4の実施の形態であるシール装置の概略図である。この図に示すシール装置は、第3の実施の形態に係る形状記憶合金31a,31bに代えて、モータ33でリング部材10をロータ軸方向に移動している点に特徴がある。
【0027】
この図に示すリング部材10は、リング部材10をロータ軸方向に付勢するばね体3bと、そのばね体3bの付勢力に対抗してリング部材10を支持する支持部材32によって支持されている。支持部材32は、モータ33(駆動装置)によって回転することでロータ軸方向に進退するねじ34の先端部に固定されている。タービンロータ1とケーシング2の熱伸び差に応じてモータ33を駆動させてねじ34を進退させると、支持部材32がロータ軸方向に移動して、リング部材10がロータ軸方向に移動される。
【0028】
上記のように構成されるシール装置においても、モータ33を適宜駆動して支持部材32の位置を調節すると、タービンロータ1とケーシング2の熱伸び差に応じてリング部材10をロータ軸方向に移動させることができる。したがって、本実施の形態によって、起動時及び停止時のタービン効率を向上できるとともに、タービンの起動及び停止の完了に要する時間を短縮することができる。特に、本実施の形態のようにモータ33によってリング部材10を移動させると、第3の実施の形態の場合と比較して、熱伸び差に応じて正確にリング部材10を移動させることができる。
【0029】
図7は本発明の第5の実施の形態であるシール装置の概略図である。この図に示すシール装置は、制御装置20を用いて熱伸び差に応じて自動的にリング部材10をロータ軸方向に移動している点に特徴がある。
【0030】
この図に示すシール装置は、タービンロータ1とケーシング2の熱伸び差を検出する熱伸び差検出センサ8(熱伸び差検出手段)と、形状記憶合金31a,31bを加熱冷却する加熱冷却装置9a,9bと、熱伸び差検出センサ8の検出値に基づいて加熱冷却装置9a,9bを制御する制御装置20を備えている。
【0031】
本実施の形態における熱伸び差検出センサ8は、図7に示すように環状溝11の入口に設置されており、そこからタービンロータ1に取り付けられたシールフィン6までの距離に基づいて熱伸び差を検出している。例えば、熱伸び差がゼロのときのシールフィン6までの距離を基準とし、当該基準距離と実際の検出距離とを比較すれば熱伸び差を検出することができる。また、熱伸び差検出センサ8は、制御装置20と接続されており、検出した熱伸び差を出力している。
【0032】
加熱冷却装置9a,9bは、環状溝11内において形状記憶合金31a,31bが位置する部分に設置されている。加熱冷却装置9a,9bは、制御装置20と接続されており、制御装置20からの制御信号に基づいて形状記憶合金31a,31bの加熱冷却を行っている。
【0033】
上記のように構成されるシール装置において、熱伸び差検出センサ8によって熱伸び差が検出されたら、制御装置20は、その熱伸び差をアブレイダブル部材4に対するシールフィン6の相対移動量とし、リング部材10をロータ軸方向に移動することでその相対移動量が小さくなるように(例えば、ゼロに近づくように)加熱冷却装置9a,9bを制御する。この制御の具体例としては、熱伸び差検出センサ8の検出値(熱伸び差)ごとに相対移動量がゼロに近づくような加熱冷却装置9a,9bの目標出力をそれぞれ設定しておき、実際に検出された熱伸び差及びこれに対応する目標出力に基づいて形状記憶合金31a,31bを加熱又は冷却することで、相対移動量がゼロに近づくようにリング部材10をロータ軸方向に移動する方法がある。このようにシール装置を構成すれば、タービンロータ1とケーシング2の熱伸び差に応じてリング部材10をロータ軸方向に自動的に移動させることができる。したがって、本実施の形態においても、起動時及び停止時のタービン効率を向上できるとともに、タービンの起動及び停止の完了に要する時間を短縮することができる。
【0034】
なお、形状記憶合金31a,31bの温度をさらに正確に制御することでリング部材10の位置を正確に制御したい場合には、環状溝11内における加熱冷却装置9a,9bの近傍又は形状記憶合金31a,31b等に温度センサを設置し、当該温度センサの検出値を制御装置20にフィードバックしながら加熱冷却装置9a,9bの出力を制御すれば良い。
【0035】
また、本実施の形態では、形状記憶合金31a,31bの加熱手段として、加熱冷却装置9a,9bを用いたが、これに代えて第3の実施の形態に係る熱媒体供給管15a,15bを設置し、流量調節弁16a,16bを制御することで形状記憶合金31a,31bの長さを制御するようにしても良い。
【0036】
さらに、上記各実施の形態では、動翼7の先端とケーシング2の間に設置されるシール装置を例に挙げて説明したが、この他にも、タービンロータ1のシャフトとケーシング2の間や、タービンロータ1のシャフトと静翼の間等、回転機械における回転体と静止体の間をシールするものであれば本発明の適用が可能であることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0037】
1 タービンロータ
2 ケーシング
3 ばね体
4 アブレイダブル部材
6 シールフィン
7 動翼
9 加熱冷却装置
10 リング部材
15 熱媒体供給管
16 流量調節弁
20 制御装置
31 形状記憶合金
32 支持部材
33 モータ(駆動装置)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転体と静止体の間に設置されるシール装置であって、
前記回転体の外周に位置するように前記静止体に保持されたリング部材と、
このリング部材において前記回転体と対向する部分又は前記回転体において前記リング部材と対向する部分のいずれか一方に取り付けられたシールフィンと、
前記リング部材又は前記回転体のいずれか一方において前記シールフィンと対向する部分に設置されたアブレイダブル部材とを備え、
前記リング部材は、前記回転体の軸方向に移動可能に前記静止体に保持されていることを特徴とするシール装置。
【請求項2】
回転体と静止体の間に設置されるシール装置であって、
前記回転体の外周に位置するように前記静止体に保持されたリング部材と、
このリング部材において前記回転体と対向する部分又は前記回転体において前記リング部材と対向する部分のいずれか一方に取り付けられたシールフィンと、
前記リング部材又は前記回転体のいずれか一方における前記シールフィンと対向する部分に設置されたアブレイダブル部材と、
前記回転体と前記静止体の熱伸び差に応じて、前記リング部材を前記回転体の軸方向に移動する駆動手段とを備えることを特徴とするシール装置。
【請求項3】
請求項2に記載のシール装置において、
前記駆動手段として、
雰囲気温度に応じて伸縮し前記リング部材を前記回転体の軸方向に移動させる形状記憶合金と、
前記形状記憶合金を加熱する加熱手段とを備えることを特徴とするシール装置。
【請求項4】
請求項2に記載のシール装置において、
前記駆動手段として、
前記リング部材を前記回転体の軸方向に付勢するばねと、
このばねの付勢力に対抗して前記リング部材を支持する支持部材と、
前記支持部材を前記回転体の軸方向に移動させる駆動装置とを備えることを特徴とするシール装置。
【請求項5】
請求項2に記載のシール装置において、
前記回転体と前記静止体の熱伸び差を検出する熱伸び差検出手段と、
この熱伸び差検出手段で検出された熱伸び差に基づいて、前記アブレイダブル部材に対する前記シールフィンの相対移動量が小さくなるように前記駆動手段を動作させる制御装置とを備えることを特徴とするシール装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2011−137512(P2011−137512A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−297812(P2009−297812)
【出願日】平成21年12月28日(2009.12.28)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】