説明

ジヒドロピリミドピリミジン誘導体

本発明は、一般式(I)
【化1】


によって表される化合物等に関する。
式中、Arは置換基を有していてもよい、アリール基又はヘテロアリール基を意味し;Rは水素原子を意味するか、置換基を有していてもよい、C1−C6アルキル基、アリール基、アラルキル基又はヘテロアリール基を意味し;Rはアラルキル基又は式(a):
【化1】


で表される基を意味し;Rは水素原子又はC1−C6アルキル基を意味する。
本発明の化合物は、優れたWee1キナーゼ阻害作用を有することから医薬の分野、特に各種がん治療の分野において有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)
【化1】

[式中、
Arはハロゲン原子、C1−C6アルキル基、ハロ−C1−C6アルキル基、ヒドロキシ−C1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシ基、C2−C7アルカノイル基、ヒドロキシ−C1−C6アルキルアミノ基、カルバモイル基、ヒドロキシ−C1−C6アルキルカルバモイル基、C1−C6アルキル基で置換されていてもよいヘテロアリール基及び−Q−A−Q−A(R1a)R1bで表される基からなる群より選択される置換基を有していてもよい、アリール基又はヘテロアリール基を意味し;
は単結合、酸素原子若しくは硫黄原子を意味するか、又はC1−C6アルキル基で置換されていてもよいイミノ基を意味し;
は窒素原子を意味するか、又は水酸基、C1−C6アルキル基若しくはヒドロキシ−C1−C6アルキル基で置換されていてもよいメチン基を意味し;
は単結合、カルボニル基又はC1−C6アルキル基で置換されていてもよいメチレン基を意味し;
は単結合又はC1−C6アルキル基で置換されていてもよい、エチレン基又はトリメチレン基を意味し;
1a及びR1bは、それぞれ独立して、水素原子、C1−C6アルキル基若しくはヒドロキシ−C1−C6アルキル基を意味するか、又は一緒になってC1−C6アルキレン基を意味し、ここで該C1−C6アルキレン基を構成する1若しくは2以上のメチレン基は、それぞれ独立して、酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、カルボニル基、ビニレン基若しくは−N(R1c)−で表される基で置き換えられていてもよく、又は、水酸基、C1−C6アルキル基若しくは−R10cで表される基で置換されていてもよく;
1cは水素原子、ホルミル基、C2−C6アルケニル基又は−Q−A(R1d)R1eで表される基を意味し;
10cは−Q30−A30(R10d)R10eで表される基を意味し;
及びA30は、それぞれ独立して、窒素原子を意味するか、又は水酸基、C1−C6アルキル基若しくはヒドロキシ−C1−C6アルキル基で置換されていてもよいメチン基を意味し;
及びQ30は、それぞれ独立して、単結合又はC1−C6アルキレン基を意味し、ここで該C1−C6アルキレン基を構成する1若しくは2以上のメチレン基は、それぞれ独立して、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、スルフィニル基若しくはスルホニル基で置き換えられていてもよく、又は、ハロゲン原子、シアノ基、水酸基若しくはC1−C6アルキル基で置換されていてもよく;
1d及びR1eは、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、水酸基、C1−C6アルキル基若しくはヒドロキシ−C1−C6アルキル基を意味するか、又は一緒になってC1−C6アルキレン基を意味し、ここで該C1−C6アルキレン基を構成する1若しくは2以上のメチレン基は、それぞれ独立して、酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、カルボニル基、ビニレン基若しくは−N(R1f)−で表される基で置き換えられていてもよく、又は、水酸基若しくはC1−C6アルキル基で置換されていてもよく;
1f及びR10fは、それぞれ独立して、水素原子、C1−C6アルキル基、ハロ−C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基又はC2−C7アルカノイル基を意味し;
10d及びR10eは、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、水酸基、C1−C6アルキル基若しくはヒドロキシ−C1−C6アルキル基を意味するか、又は一緒になってC1−C6アルキレン基を意味し、ここで該C1−C6アルキレン基を構成する1若しくは2以上のメチレン基は、それぞれ独立して、酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、カルボニル基、ビニレン基若しくは−N(R10f)−で表される基で置き換えられていてもよく、又は、水酸基若しくはC1−C6アルキル基で置換されていてもよく;
は水素原子を意味するか、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、C1−C6アルコキシ基、C3−C6シクロアルキル基、C2−C7アルカノイル基及びC1−C6アルキルスルホニル基からなる群より選択される置換基を有していてもよいC1−C6アルキル基を意味するか、又はハロゲン原子、水酸基、シアノ基、アミノ基、C1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシ基、ハロ−C1−C6アルキル基及びヒドロキシ−C1−C6アルキル基からなる群より選択される置換基を有していてもよい、アリール基、アラルキル基若しくはヘテロアリール基を意味し;
は無置換のアラルキル基を意味するか、又は式(a)
【化2】

で表される基を意味し;
2aはハロゲン原子、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、カルバモイル基、C1−C6アルキル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6アルコキシ基、ハロ−C1−C6アルキル基、ヒドロキシ−C1−C6アルキル基又はC1−C6アルコキシ−C1−C6アルキル基を意味し;
T、U、V及びWは、それぞれ独立して、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、カルバモイル基、C1−C6アルキル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6アルコキシ基、ハロ−C1−C6アルキル基、ヒドロキシ−C1−C6アルキル基及びC1−C6アルコキシ−C1−C6アルキル基からなる群より選択される置換基を有してもよいメチン基又は窒素原子であって、そのうち少なくとも2つが該メチン基を意味し;
は水素原子又はC1−C6アルキル基を意味する]で表される化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはN−オキシド誘導体。
【請求項2】
一般式(I−1)
【化3】

[式中、
は単結合、酸素原子若しくは硫黄原子を意味するか、又はC1−C6アルキル基で置換されていてもよいイミノ基を意味し;
は窒素原子を意味するか、又は水酸基、C1−C6アルキル基若しくはヒドロキシ−C1−C6アルキル基で置換されていてもよい、メチン基を意味し;
は単結合、カルボニル基又はC1−C6アルキル基で置換されていてもよいメチレン基を意味し;
は単結合又はC1−C6アルキル基で置換されていてもよい、エチレン基又はトリメチレン基を意味し;
1a及びR1bは、それぞれ独立して、水素原子、C1−C6アルキル基若しくはヒドロキシ−C1−C6アルキル基を意味するか、又は一緒になってC1−C6アルキレン基を意味し、ここで該C1−C6アルキレン基を構成する1若しくは2以上のメチレン基は、それぞれ独立して、酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、カルボニル基、ビニレン基若しくは−N(R1c)−で表される基で置き換えられていてもよく、又は、水酸基、C1−C6アルキル基若しくは−R10cで表される基で置換されていてもよく;
1cは水素原子、ホルミル基、C2−C6アルケニル基又は−Q−A(R1d)R1eで表される基を意味し;
10cは−Q30−A30(R10d)R10eで表される基を意味し;
及びA30は、それぞれ独立して、窒素原子を意味するか、又は水酸基、C1−C6アルキル基若しくはヒドロキシ−C1−C6アルキル基で置換されていてもよいメチン基を意味し;
及びQ30は、それぞれ独立して、単結合又はC1−C6アルキレン基を意味し、ここで該C1−C6アルキレン基を構成する1若しくは2以上のメチレン基は、それぞれ独立して、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、スルフィニル基若しくはスルホニル基で置き換えられていてもよく、又は、ハロゲン原子、シアノ基、水酸基若しくはC1−C6アルキル基で置換されていてもよく;
1d及びR1eは、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、水酸基、C1−C6アルキル基若しくはヒドロキシ−C1−C6アルキル基を意味するか、又は一緒になってC1−C6アルキレン基を意味し、ここで該C1−C6アルキレン基を構成する1若しくは2以上のメチレン基は、それぞれ独立して、酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、カルボニル基、ビニレン基若しくは−N(R1f)−で表される基で置き換えられていてもよく、又は、水酸基若しくはC1−C6アルキル基で置換されていてもよく;
1f及びR10fは、それぞれ独立して、水素原子、C1−C6アルキル基、ハロ−C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基又はC2−C7アルカノイル基を意味し;
10d及びR10eは、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、水酸基、C1−C6アルキル基若しくはヒドロキシ−C1−C6アルキル基を意味するか、又は一緒になってC1−C6アルキレン基を意味し、ここで該C1−C6アルキレン基を構成する1若しくは2以上のメチレン基は、それぞれ独立して、酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基、スルホニル基、カルボニル基、ビニレン基若しくは−N(R10f)−で表される基で置き換えられていてもよく、又は、水酸基若しくはC1−C6アルキル基で置換されていてもよく;
は水素原子を意味するか、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、C1−C6アルコキシ基、C3−C6シクロアルキル基、C2−C7アルカノイル基及びC1−C6アルキルスルホニル基からなる群より選択される置換基を有していてもよいC1−C6アルキル基を意味するか、又はハロゲン原子、水酸基、シアノ基、アミノ基、C1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシ基、ハロ−C1−C6アルキル基及びヒドロキシ−C1−C6アルキル基からなる群より選択される置換基を有していてもよい、アリール基、アラルキル基若しくはヘテロアリール基を意味し;
は無置換のアラルキル基を意味するか、又は式(a)
【化4】

で表される基を意味し;
2aはハロゲン原子、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、カルバモイル基、C1−C6アルキル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6アルコキシ基、ハロ−C1−C6アルキル基、ヒドロキシ−C1−C6アルキル基又はC1−C6アルコキシ−C1−C6アルキル基を意味し;
T、U、V及びWは、それぞれ独立して、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、カルバモイル基、C1−C6アルキル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6アルコキシ基、ハロ−C1−C6アルキル基、ヒドロキシ−C1−C6アルキル基及びC1−C6アルコキシ−C1−C6アルキル基からなる群より選択される置換基を有してもよいメチン基又は窒素原子であって、そのうち少なくとも2つが該メチン基を意味し;
及びRは、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、ハロ−C1−C6アルキル基、ヒドロキシ−C1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシ基、C2−C7アルカノイル基、ヒドロキシ−C1−C6アルキルアミノ基、カルバモイル基又はヒドロキシ−C1−C6アルキルカルバモイル基を意味する]で表される請求項1記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはN−オキシド誘導体。
【請求項3】
が式(a)で表される基であり、R2aがハロゲン原子であり、かつTがハロゲン原子又はC1−C6アルキル基で置換されたメチン基である請求項2記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはN−オキシド誘導体。
【請求項4】
が水素原子であるか、又はハロゲン原子若しくは水酸基で置換されていてもよいC1−C6アルキル基である請求項2又は3記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはN−オキシド誘導体。
【請求項5】
が2,6−ジクロロフェニル基又は2−クロロ−6−メチルフェニル基である請求項3記載の化合物、その薬学的に許容される塩又はN−オキシド誘導体。
【請求項6】
が水素原子である請求項4記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはN−オキシド誘導体。
【請求項7】
−Q−A−Q−A(R1a)R1bで表される基において、
(i)A、Q及びQが単結合であり、Aが窒素原子であり、かつR1a及びR1bが一緒になってC1−C6アルキレン基を意味し、ここで該C1−C6アルキレン基を構成する1若しくは2のメチレン基が、それぞれ独立して、酸素原子、スルホニル基、カルボニル基若しくは−N(R1c)−で表される基で置き換えられていてもよく、又は、水酸基で置換されていてもよい基であるか、
(ii)A、Q及びQが単結合であり、Aが窒素原子であり、かつR1a及びR1bが一緒になってC1−C6アルキレン基を意味し、ここで該C1−C6アルキレン基を構成する1若しくは2のメチレン基が、それぞれ独立して、水酸基、C1−C6アルキル基若しくは−R10cで置換されていてもよい基であるか、
(iii)A、Q及びQが単結合であり、Aが水酸基で置換されていてもよい、メチン基であり、かつR1a及びR1bが一緒になってC1−C6アルキレン基を意味し、ここで該C1−C6アルキレン基を構成する1のメチレン基が−N(R1c)−で表される基で置き換えられた基であるか、
(iv)Aが酸素原子であり、Aがメチン基であり、Q及びQが単結合であり、かつR1a及びR1bが一緒になってC1−C6アルキレン基を意味し、ここで該C1−C6アルキレン基を構成する1のメチレン基が−N(R1c)−で表される基で置き換えられた基であるか、
(v)Aが酸素原子であり、Aが窒素原子であり、Qが単結合であり、Qがエチレン基又はトリメチレン基であり、かつR1a及びR1bが、それぞれ独立して、C1−C6アルキル基であるか、又は
(vi)A及びQが単結合であり、Aが窒素原子であり、Qがメチレン基であり、かつR1a及びR1bが一緒になってC1−C6アルキレン基を意味し、ここで該C1−C6アルキレン基を構成する1のメチレン基が−N(R1c)−で表される基で置き換えられた基である、請求項2記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはN−オキシド誘導体。
【請求項8】
が水素原子又は水酸基で置換されていてもよいC1−C6アルキル基であり、Rが2,6−ジクロロフェニル基又は2−クロロ−6−メチルフェニル基であり、かつ、−Q−A−Q−A(R1a)R1bで表される基が式(aa1’)
【化5】

で表される基から選択される基である、請求項2記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはN−オキシド誘導体。
【請求項9】
1cが水素原子又は−Q−A(R1d)R1eで表される基であって、ここで−Q−A(R1d)R1eで表される基において、
(i)Aが水酸基若しくはC1−C6アルキル基で置換されていてもよいメチン基であり、Qが単結合であり、かつR1d及びR1eが、それぞれ独立して、水素原子若しくはC1−C6アルキル基であるか、
(ii)Aがメチン基であり、Qが単結合若しくはC1−C6アルキレン基であり、かつR1d及びR1eが一緒になってC1−C6アルキレン基を意味し、ここで該C1−C6アルキレン基を構成する1のメチレン基が−N(R1f)−で表される基で置き換えられていてもよい基であるか、
(iii)Aが水酸基若しくはC1−C6アルキル基で置換されていてもよいメチン基であり、QがC1−C6アルキレン基であり、ここで該C1−C6アルキレン基を構成する1若しくは2のメチレン基が、それぞれ独立して、酸素原子、カルボニル基若しくはスルホニル基で置き換えられていてもよく、又は、水酸基で置換されていてもよい基であり、かつR1d及びR1eが、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基若しくはC1−C6アルキル基であるか、又は
(iv)Aが窒素原子であり、QがC1−C6アルキレン基であり、ここで該C1−C6アルキレン基を構成する1のメチレン基がカルボニル基で置き換えられた基であり、かつR1d及びR1eが、それぞれ独立して、水素原子若しくはC1−C6アルキル基である、請求項8記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはN−オキシド誘導体。
【請求項10】
以下の化合物である請求項1記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(1)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(2)3−(2−クロロ−6−メチルフェニル)−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(3)3−(2,6−ジクロロフェニル)−1−メチル−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(4)3−(2,6−ジクロロフェニル)−1−メチル−7−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(5)3−(2,6−ジクロロフェニル)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(6)3−(2,6−ジクロロフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(7)3−(2,4−ジクロロピリジン−3−イル)−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(8)3−(2,6−ジクロロフェニル)−1−エチル−7−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(9)7−{[4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−3−メチルフェニル]アミノ}−3−(2,6−ジクロロフェニル)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(10)7−({4−[4−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)−3−(2,6−ジクロロフェニル)−1−メチルピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(11)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−({4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(12)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−[(4−{4−[(ジメチルアミノ)アセチル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(13)3−(2−クロロフェニル)−1−メチル−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(14)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(15)7−{[4−(1−アセチルピペリジン−4−イル)フェニル]アミノ}−3−(2,6−ジクロロフェニル)−1−メチルピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(16)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−{[4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−3−メチルフェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(17)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−{[4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−3−メチルフェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(18)7−{[4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−1−エチル−3−(2,6−ジクロロフェニル)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(19)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−({4−[4−(ジフルオロアセチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(20)3−(2−クロロフェニル)−7−{[3−メチル−4−(ピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(21)7−{[4−(4−アセチルピペリジン−1−イル)フェニル]アミノ}−3−(2,6−ジクロロフェニル)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(22)3−(2−クロロフェニル)−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(23)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−({4−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]フェニル}アミノ)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(24)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−({4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(25)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−({4−[4−(2−ヒドロシキプロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル]フェニル}アミノ)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(26)7−{[4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−3−(2,6−ジクロロフェニル)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(27)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−({4−[4−(メトキシアセチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(28)7−{[4−(4−アセチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル]アミノ}−3−(2,6−ジクロロフェニル)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(29)2−[4−(4−{[6−(2,6−ジクロロフェニル)−5,7−ジオキソ−5,6,7,8−テトラヒドロピリミド[4,5−d]ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペラジン−1−イル]−N,N−ジメチルアセトアミド;
(30)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−(フェニルアミノ)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(31)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−{[4−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(32)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−({4−[4−(ヒドロキシアセチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(33)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−({4−[4−(2−メトキシ−2−メチルプロピオニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(34)エチル 1−(4−{[6−(2,6−ジクロロフェニル)−5,7−ジオキソ−5,6,7,8−テトラヒドロピリミド[4,5−d]ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペリジン−4−カルボキシレート;
(35)4−(4−{[6−(2,6−ジクロロフェニル)−5,7−ジオキソ−5,6,7,8−テトラヒドロピリミド[4,5−d]ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペラジン−1−カルボアルデヒド;
(36)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−({4−[4−(メトキシアセチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)−1−メチルピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(37)3−[2−クロロ−6−(ヒドロキシメチル)フェニル]−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(38)3−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(39)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−({4−[3−(2−ヒドロキシエトキシ)アゼチジン−1−イル]フェニル}アミノ)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(40)7−{[4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−3−メチルフェニル]アミノ}−3−(2−クロロフェニル)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(41)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−({4−[3−(ジメチルアミノ)プロポキシ]フェニル}アミノ)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2、4(1H、3H)−ジオン;
(42)3−(2−クロロフェニル)−1−エチル−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(43)3−(2−クロロ−6−メチルフェニル)−7−({4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(44)3−(2,6−ジクロロフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−7−({4−[4−(メトキシアセチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(45)3−(2−クロロフェニル)−7−{[4−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(46)3−(2,6−ジフルオロフェニル)−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(47)3−[2−(メトキシメチル)−6−メチルフェニル]−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(48)3−[2−(ヒドロシキメチル)−6−メチルフェニル]−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(49)3−(2−ヨードフェニル)−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(50)3−(2,6−ジクロロフェニル)−7−({4−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル}アミノ)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(51)3−(2−クロロフェニル)−7−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(52)3−(2−クロロフェニル)−7−({4−[4−(プロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(53)3−(2−クロロフェニル)−7−{[3−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(54)1−エチル−3−[2−(フルオロメチル)−6−メチルフェニル]−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(55)3−(3,5−ジクロロピリジン−4−イル)−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(56)3−(2−メトキシ−6−メチルフェニル)−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(57)3−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(58)7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−3−(2−メチルフェニル)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(59)7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−3−(2−ニトロフェニル)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(60)tert−ブチル 4−(4−{[6−(2−クロロフェニル)−5,7−ジオキソ−5,6,7,8−テトラヒドロピリミド[4,5−d]ピリミジン−2−イル]アミノ}−2−メチルフェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート;
(61)3−(2−クロロフェニル)−7−({4−[4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アミノ)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(62)2−[7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−2,4−ジオキソ−1,4−ジヒドロピリミド[4,5−d]ピリミジン−3(2H)−イル]ベンゾニトリル;
(63)3−(2−メトキシフェニル)−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(64)2−[7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−2,4−ジオキソ−1,4−ジヒドロピリミド[4,5−d]ピリミジン−3(2H)−イル]ベンズアミド;
(65)3−ベンジル−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(66)3−(2−クロロフェニル)−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−1−(ピリジン−2−イル)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(67)3−(2−クロロピリジン−3−イル)−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(68)3−(2−クロロフェニル)−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(69)7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−3−(2−フェニルエチル)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(70)3−(2,5−ジクロロフェニル)−7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(71)7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−3−(3−メチルピリジン−2−イル)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、又は
(72)7−{[3−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−3−[2−(メチルスルホニル)フェニル]ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン。
【請求項11】
治療的に有効量の請求項1記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはN−オキシド誘導体及び薬学的に許容され得る担体又は希釈剤を含んでなる医薬組成物。
【請求項12】
請求項11記載の医薬組成物を含んでなる抗がん剤。
【請求項13】
がん治療において同時に、別々に、又は順次に投与するための組み合わせ製剤であって、以下の(a)及び(b)の2つの別個の製剤を含んでなる組み合わせ製剤。
(a)薬学的に許容し得る担体又は希釈剤と一緒に、上記一般式(I)で示される化合物、又はその薬学的に許容し得る塩若しくはN−オキシド誘導体を含む製剤、並びに
(b)薬学的に許容し得る担体又は希釈剤と一緒に、抗がん性アルキル化剤、抗がん性代謝拮抗剤、抗がん性抗生物質、植物由来抗がん剤、抗がん性白金配位化合物、抗がん性カンプトテシン誘導体、抗がん性チロシンキナーゼ阻害剤、モノクローナル抗体、インターフェロン、生物学的応答調節剤、及びその他抗がん剤からなる群から選択される抗がん剤、又はその薬学的に許容し得る塩若しくはN−オキシド誘導体を含む製剤;
ここで、抗がん性アルキル化剤は、ナイトロジェンマスタード N−オキシド、シクロホスファミド、イホスファサミド、メルファラン、ブスルファン、ミトブロニトール、カルボコン、チオテパ、ラニムスチン、ニムスチン、テモゾロミド又はカルムスチンであり、
抗がん性代謝拮抗剤は、メトトレキサート、6−メルカプトプリンリボシド、メルカプトプリン、5−フルオロウラシル、テガフール、ドキシフルリジン、カルモフール、シタラビン、シタラビンオクホスファート、エノシタビン、S−1、ゲムシタビン、フルダラビン又はペメトレクスド ジソディウムであり、
抗がん性抗生物質は、アクチノマイシンD、ドキソルビシン、ダウノルビシン、ネオカルチノスタチン、ブレオマイシン、ペプロマイシン、マイトマイシンC、アクラルビシン、ピラルビシン、エピルビシン、ジノスタチンスチマラマー、イダルビシン、シロリムス、又はバルルビシンであり、
植物由来抗がん剤は、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシン、エトポシド、ソブゾキサン、ドセタキセル、パクリタキセル、又はビノレルビンであり、
抗がん性白金配位化合物は、シスプラチン、カルボプラチン、ネダプラチン、又はオキザリプラチンであり、
抗がん性カンプトテシン誘導体は、イリノテカン、トポテカン、又はカンプトテシンンであり、
抗がん性チロシンキナーゼ阻害剤は、ゲフィチニブ、イマチニブ、又はエルロチニブであり、
モノクローナル抗体は、セツキシマブ、ベバシズマブ、リツキシマブ、アレムツズマブ又はトラスツズマブであり、
インターフェロンは、インターフェロンα、インターフェロンα−2a、インターフェロンα−2b、インターフェロンβ、インターフェロンγ−1a、又はインターフェロンγ−n1であり、
生物学的応答調節剤は、クレスチン、レンチナン、シゾフィラン、ピシバニール、又はウベニメクスであり、そして、
その他抗がん剤は、ミトキサントロン、L−アスパラギナーゼ、プロカルバジン、ダカルバジン、ヒドロキシカルバミド、ペントスタチン、トレチノイン、アレファセプト、ダルベポエチン アルファ、アナストロゾール、エキセムスタン、ビカルタミド、リュープロレリン、フルタミド、フルベストラント、ペガプタニブ オクタソディウム、デニリューキン ジフティトクス、アルデスリューキン、チロトロピン アルファ、アルセニック トリオキシド、ボルテゾミブ、カペシタビン、又はゴセレリンである。
【請求項14】
薬学的に許容される担体又は希釈剤と一緒に、請求項1記載の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩若しくはN−オキシド誘導体、並びに抗がん性アルキル化剤、抗がん性代謝拮抗剤、抗がん性抗生物質、植物由来抗がん剤、抗がん性白金配位化合物、抗がん性カンプトテシン誘導体、抗がん性チロシンキナーゼ阻害剤、モノクローナル抗体、生物学的応答調節剤、及びその他抗がん剤(ここで、各抗がん剤の定義は、請求項13の記載と同じである)からなる群から選択される抗がん剤又はその薬学的に許容し得る塩を含んでなる医薬組成物。
【請求項15】
請求項11記載の医薬組成物を含んでなる放射線増感剤。
【請求項16】
請求項11記載の医薬組成物を含んでなる、抗がん性アルキル化剤、抗がん性代謝拮抗剤、抗がん性抗生物質、植物由来抗がん剤、抗がん性白金配位化合物、抗がん性カンプトテシン誘導体、抗がん性チロシンキナーゼ阻害剤、モノクローナル抗体、生物学的応答調節剤、及びその他抗がん剤(ここで、各抗がん剤の定義は、請求項13の記載と同じである)からなる群から選択される抗がん剤、又はその薬学的に許容し得る塩の増感剤。
【請求項17】
抗がん剤を製造するための請求項1記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはN−オキシド誘導体の使用。

【公表番号】特表2012−511501(P2012−511501A)
【公表日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−525313(P2011−525313)
【出願日】平成21年12月9日(2009.12.9)
【国際出願番号】PCT/JP2009/070932
【国際公開番号】WO2010/067888
【国際公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【出願人】(595152759)MSD株式会社 (22)
【Fターム(参考)】