説明

ステータハウジングセグメントのための溶接されたマニホールド

【課題】電気機械のステータハウジングへの改良及び単純化されたマニホールド接続を提供する。
【解決手段】冷却チャネル104を備えるステータハウジングセグメント101が設けられており、冷却チャネル104が、ステータハウジングセグメント101の軸方向前面112に開口を有しており、ステータハウジングセグメント101を強化するために軸方向前面112に取り付けられた板102が設けられており、冷却チャネル104に冷却流体を供給するための供給システム108が設けられており、マニホールドセグメント103は、マニホールドセグメント103と板102との間に冷却流体のための案内チャネル107を形成するために板102に溶接されており、板102は、冷却チャネル104と案内チャネル107とを接続するための貫通孔を有しており、供給システム108は案内チャネル107に接続されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気機械、特に風車のための発電機のためのステータシステムに関する。さらに、本発明は、電気機械、特に風車の発電機のステータを製造する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
風車のための発電機等の電気機械において、機械エネルギを電気エネルギに変換する際、又はその逆に変換する際に熱が発生される。熱は、ステータの巻線を形成する銅導体においてジュール損失によって発生される。ホットスポット及び絶縁摩耗を回避するために、発生された熱は除去されなければならない。
【0003】
ステータハウジング及び取り付けられた巻線は、概して、空気をステータ内に吹き付けることによって冷却される。ステータハウジングの軸方向端部セクションにおいて、巻線が突出しており、半分のループを形成している。巻線の突出した半分のループは、ステータ巻線の端部巻線を形成している。ステータ巻線は、例えばロータとステータとの間の空隙において又はステータハウジングの半径方向に延びたダクトを通じて、巻線に空気を吹き流すことによって冷却される。液体冷却を提供するためにステータハウジングに冷却管又は中空の銅ストレインを取り付けることも知られている。ステータハウジングに取り付けられた巻線の導体セクションは、これにより冷却される。
【0004】
ステータの前面において、ステータハウジングのステータ積層体を強化する、特に締め付けるための圧力板が取り付けられている。さらに、圧力板の締付力に影響することなく、冷却流体のための接続部がステータハウジングに取り付けられなければならない。
【0005】
特に、冷却流体を供給するための冷却管は、ステータ巻線に冷却エネルギを伝達するためにステータハウジングセグメントに取り付けられている。ステータハウジングの前面にマニホールドが取り付けられており、冷却流体が、冷却管へ又は冷却管から供給システムへ供給されるようになっている。慣用的な設計において、ステータハウジングセグメントへの圧力板の取付けとマニホールドの取付けとを同時に組み合わせることは複雑である。
【0006】
国際公開第2007/090803号は、電気機械のための冷却装置を開示している。ステータは、互いに締め付けられた複数のコアシートから成り、ステータの積層束が形成される。それぞれのコアシートは、冷却管及びステータ巻線を支持するために、軸方向のチャネルを有する凹所と溝とを有している。
【0007】
独国特許出願公開第2515340号明細書は、巻線を保持するための溝が形成されている電気機械のステータハウジングを開示している。ステータハウジングは、冷却チャネルを有している。
【0008】
特開昭56−068242号は、絶縁体から形成された冷却管が、ステータハウジングを貫通する冷却穴に挿入されている、電気機械のための水冷式ステータを開示している。
【0009】
欧州特許出願公開第1168571号明細書は、複数の巻線スロットを備えたステータハウジングを開示している。巻線は、導管を通じて冷媒を循環させるための内部導管を有している。
【0010】
欧州特許出願公開第1499001号明細書は、外部冷却装置に接続されてよい、軸方向に延びた冷却チャネルを有するステータハウジングを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】国際公開第2007/090803号
【特許文献2】独国特許出願公開第2515340号明細書
【特許文献3】特開昭56−068242号
【特許文献4】欧州特許出願公開第1168571号明細書
【特許文献5】欧州特許出願公開第1499001号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の課題は、電気機械のステータハウジングへの改良及び単純化されたマニホールド接続を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前記課題は、電気機械、特に風車の発電機のためのステータハウジングシステム、及び電気機械、特に風車の発電機のためのステータシステムによって解決される。
【0014】
本発明の第1の態様によれば、電気機械、特に風車の発電機のためのステータシステムが提供される。ステータシステムは、冷却チャネルを備えたステータハウジングセグメントを有しており、前記冷却チャネルは、ステータハウジングセグメントの軸方向前面に開口を有している。さらに、ステータシステムは、ステータハウジングを強化する(例えば締め付ける)ために軸方向前面に取り付けられた板を有している。さらに、ステータシステムは、冷却チャネルに冷却流体を供給するための供給システムを有している。さらに、ステータシステムは、マニホールドセグメントを有しており、このマニホールドセグメントは、マニホールドセグメントと板との間に冷却流体のための案内チャネルを形成するために板に溶接されている。板は、冷却チャネルの開口と案内チャネルとを接続するための貫通孔を有している。供給システムは案内チャネルに接続されている。
【0015】
本発明の別の態様によれば、電気機械、特に風車の発電機のためのステータシステムを製造する方法が提供される。ステータハウジングセグメントの軸方向前面において開口を有する冷却チャネルを備えたステータハウジングセグメントが形成される。ステータハウジングセグメントを強化するために、すなわち締め付けるために、軸方向前面に板が取り付けられる。マニホールドセグメントは、マニホールドセグメントと板との間に冷却流体のための案内チャネルを形成するために板に溶接される。板は、冷却チャネルの開口と案内チャネルとを接続するための貫通孔を有している。冷却流体を供給するための供給システムは案内チャネルに接続されている。マニホールドは、ステータハウジングセグメントの冷却チャネルと供給システムとの間の冷却流体の接続を生ぜしめるための案内チャネルを形成する。マニホールドは、板とマニホールドセグメントの表面との間に案内チャネルを形成するために板に取り付けられる複数のマニホールドセグメントから成ってよい。案内チャネルには、供給管又は供給システムへのその他の供給接続部が接続可能である。
【0016】
ステータハウジングセグメントは、発電機のステータの個々のセグメント若しくは完全なハウジングを形成している。ハウジングセグメントがステータハウジングのセグメントである場合、ステータハウジング、すなわちステータ積層体を形成するために複数のハウジングセグメントが互いに取付け可能である。ステータのハウジングセグメントは電気機械のロータの軸の周囲に延びている。これにより、ハウジングセグメントは、軸の周囲に周方向に円形に湾曲して延びていてよい。さらに、ハウジングセグメントは長手方向を有しており、この長手方向は軸の軸方向に対して実質的に平行である。ハウジングセグメントは、ステータ積層体が形成されるように軸方向に沿って互いに固定された複数のシートエレメントを有していてよい。ステータ積層体はハウジングセグメントを形成している。渦電流を回避するために、シートは互いに電気的に絶縁されている。ステータハウジングセグメントはさらに内面と外面とを有しており、内面は外面よりも半径方向で見て軸により近く配置されている。
【0017】
ステータハウジングセグメントは、縁部において、軸に関する軸方向で、軸方向前面を有している。軸方向前面には、それぞれの板(圧力板又はフィンガ板とも呼ばれる)が取り付けられている。軸方向前面に取り付けられた板と、軸方向でステータハウジングセグメントの反対側の端部に配置された別の軸方向前面とは、ビームによって結合されている。これにより、両方の板は、軸方向に沿って互いに締め付けられ、これにより、板は、ステータハウジングセグメント、すなわちステータハウジングセグメントのシートを締め付けるようになっている。言い換えれば、板は、ステータハウジングセグメントを強化し、締め付ける。
【0018】
ステータの巻線は、概して、ステータハウジングセグメントの内面又は外面に取り付けられている。例えば、巻線は、内面又は外面に形成されたスロットに取り付けられていてよく、これらのスロットは、概して、軸の軸方向に沿って延びている。
【0019】
供給システムは、冷却流体ポンプ及び/又は冷却流体貯蔵部等の、電気機械の外部装置を有していてよい。さらに、供給システムは、冷却流体をステータハウジングセグメントへ又はステータハウジングセグメントから供給する供給チャネル又は供給管を有している。供給チャネルは、板に別個に取り付けられるか、又はステータハウジングセグメントに一体に形成されていてよい。言い換えれば、ステータハウジングセグメントは、マニホールドセグメントと供給システムとの間で冷却流体を案内する一体の供給チャネルを有していてよい。
【0020】
本発明によれば、マニホールドセグメントは、案内チャネルを形成するために板に溶接されている。板にマニホールドセグメントを溶接することによって、マニホールドセグメント、ひいては案内チャネルの様々な好ましい態様が設計されてよい。さらに、板にマニホールドセグメントを溶接することによって、案内チャネルと環境との間の高い漏れ防止性が達成される。さらに、板にマニホールドセグメントを溶接する場合、板とマニホールドセグメントとは、板がステータハウジングセグメントに取り付けられる前に予め組み立てられてよい。これにより、より経済的で迅速な製造プロセスが達成される。
【0021】
別の典型的な実施の形態によれば、ステータシステムは、さらに、冷却チャネルに挿入された冷却管と、板の貫通孔とを有している。ステータハウジングセグメントの冷却チャネルは、単にステータハウジングセグメント内の溝又は貫通孔によって形成されていてよい。択一的に、本発明の典型的な実施の形態によれば、別個の冷却管が冷却チャネルに挿入されていてよい。例えば、冷却管は、プラスチック材料、又は好ましい流れ特性及び製造特性を提供するその他の材料から形成されていてよい。冷却管は、例えば冷却管と冷却チャネルとの間に樹脂層を配置することによって冷却チャネルに固定されていてよい。これにより、冷却管とステータハウジングセグメントとの結合が改良される。
【0022】
さらに、冷却管は、板を貫通して案内チャネル内へ延びていてよく、これにより、例えば、漏れ防止性を提供するために板とステータハウジングセグメントとの間に別のシール手段が配置される必要がない。
【0023】
特に、別の典型的な実施の形態によれば、冷却管は、案内チャネルにおける管開口を有している。冷却管は、さらに、拡開部を有しており、これにより、管開口において、冷却チャネルと案内チャネルとの間のシールされた接続が形成されている。
【0024】
本発明の別の典型的な実施の形態によれば、マニホールドセグメントは、突出部(フィン)を有しており、これらの突出部は冷却空気に曝されることができる。突出部は、マニホールドセグメントの外面に形成されており、ステータシステムの環境への方向に延びている。突出部は、突出部を備えない単純な平坦な面と比較して、環境に接するより大きな面を形成する。従って、案内チャネルと、マニホールドセグメントの壁部と、環境の冷却空気との間の熱的接触、ひいては熱伝達率が、改善される。従って、突出部によって、案内チャネルを流過する冷却流体が、突出部を流過する冷却空気によってより効率的に冷却されてよい。
【0025】
本発明の別の典型的な実施の形態によれば、マニホールドセグメントは、外側マニホールドセグメントであり、案内チャネルは、外側案内チャネルである。ステータシステムは、さらに、内側マニホールドセグメントを有しており、この内側マニホールドセグメントは、外側マニホールドセグメントと板との間においてこの板に取り付けられており、これにより、内側マニホールドセグメントは、内側マニホールドセグメントと板との間における冷却流体のための内側案内チャネルを形成している。冷却流体のための外側案内チャネルは、板と、内側案内チャネル(の外側表面)と、外側案内チャネルとの間に形成されている。
【0026】
言い換えれば、内側マニホールドセグメントは、外側マニホールドセグメントの内部に収容されていてよい。これにより、板の表面と、内側マニホールドセグメントの内側表面との間に、冷却流体を案内するための内側案内チャネルが形成されており、これに対して、板と、内側案内セグメントの外側表面と、外側マニホールドセグメント(の内側表面)との間に、外側案内チャネルが形成されている。内側案内チャネルを流過する冷却流体は、外側案内チャネルを流過する冷却流体から分離されている。従って、内側案内チャネルの中の冷却流体の流れ方向及び体積は、外側案内チャネルの冷却流体のものとは異なっていてよい。従って、冷却流体のより柔軟性のある循環が達せられてよい。内側マニホールドセグメント及び外側マニホールドセグメントは板に予め組み付けられてよく、これにより、複雑な冷却流体循環の場合にも、1つの板・マニホールドアセンブリが、1つの作業工程においてステータハウジングセグメントに取り付けられる。ステータハウジングセグメントに対するその他の変更は不要である。
【0027】
別の典型的な実施の形態によれば、ステータハウジングセグメント冷却チャネルは第1の冷却チャネルである。ステータハウジングセグメントは、別の第1の冷却チャネルと、第2の冷却チャネルと、第3の冷却チャネルとを有している。板は、
a)第1の冷却チャネルと外側案内チャネルとの間の接続及び別の第1の冷却チャネルと外側案内チャネルとの間の接続
b)第2の冷却チャネルと内側案内チャネルとの間の接続及び第3の冷却チャネルと内側案内チャネルとの間の接続
を提供するための貫通孔を有している。
【0028】
従って、典型的な実施の形態によって、内側マニホールドセグメントは、第2の冷却チャネルと第3の冷却チャネルとを接続するための内側案内チャネルを形成している。内側マニホールドセグメントは、外側マニホールドセグメント内に収容されている。外側マニホールドセグメントは、第1の冷却チャネルを別の第1の冷却チャネルに接続するための外側冷却チャネルを形成している。従って、2つの別個の冷却流体循環、つまり第2の冷却チャネルの間の冷却流体循環と、第1の冷却チャネルの間の冷却流体循環とが提供されてよい。従って、冷却流体のためのより複雑で柔軟性のある循環が達成される。
【0029】
特に、別の典型的な実施の形態によれば、第2の冷却チャネル及び第3の冷却チャネルは、互いに隣り合ってステータハウジングセグメントに配置されている。第1の冷却チャネル及び別の第1の冷却チャネルは、第1の冷却チャネルと別の第1の冷却チャネルとの間に第2の冷却チャネル及び第3の冷却チャネルが配置されるように、ステータハウジングセグメントに配置されている。
【0030】
冷却チャネルは、概して、互いの間にステータハウジングセグメントに沿って実質的に平行に延びていてよい。特に、冷却チャネルは、概して、電気機械のロータの軸の軸線に対して実質的に平行に延びている。冷却チャネルは、ステータハウジングに沿って軸に関して円周方向に分配されている。
【0031】
別の典型的な実施の形態によれば、ステータシステムはさらに、別の板を有している。ステータハウジングセグメントは、別の板が取り付けられた別の軸方向前面を有している。別の内側案内チャネルを形成するための別の内側マニホールドセグメントと、別の案内チャネルを形成するための別の外側マニホールドセグメントとは、別の板に取り付けられている。ステータハウジングセグメントは、別の板が取り付けられた別の軸方向前面を有している。別の内側案内チャネルと別の外側チャネルとは、
a)第1の冷却チャネル及び/又は別の第1の冷却チャネルを
b)第2の冷却チャネル及び/又は第3の冷却チャネルと接続するために形成されている。
【0032】
従って、上記の典型的な実施の形態によって、別の内側マニホールド及び別の外側マニホールドセグメントに対する内側マニホールド及び外側マニホールドの配置は、1つの冷却チャネルによって円周方向にずらされている。言い換えれば、外側マニホールドセグメントの外側案内チャネルは、ステータハウジングセグメントの軸方向前面において、第1の冷却チャネルと別の第1の冷却チャネルとを接続しており、内側マニホールドセグメントの内側案内チャネルは、第2の冷却チャネルと第3の冷却チャネルとを接続している。ステータハウジングセグメントの別の軸方向前面において、ステータハウジングセグメントの軸方向前面と比較して、別の外側冷却チャネルは、(別の)第1の冷却チャネルを第2の冷却チャネル又は第3の冷却チャネルに接続しており、別の内側マニホールドセグメントの別の内側案内チャネルは、もう一つの(別の)第1の冷却チャネルを別の第2の冷却チャネル又は第3の冷却チャネルと接続している。従って、ステータハウジングセグメントの円周方向で(すなわち幅に沿って)、円周方向に配置された冷却チャネルに沿って冷却流体流が発生させられ、冷却チャネルは、冷却流体のための、ステータハウジングセグメントに沿った蛇行経路を提供する。
【0033】
別の典型的な実施の形態によれば、供給システムは、外側案内チャネルへ又は外側案内チャネルから冷却流体を供給するための外側案内チャネルに接続された供給管を有している。さらに、別の供給管は、外側案内チャネルへ又は外側案内チャネルから冷却流体を供給するための別の案内チャネルに接続されていてよい。
【0034】
別の典型的な実施の形態によれば、供給管はステータハウジングセグメント内に一体に形成されている。供給管は、ステータハウジングセグメント内のボアホールによって形成されていてよく、供給システムに対するステータハウジングセグメントの一体の境界面が達成されてよい。
【0035】
本発明によって、冷却チャネルのための共通のマニホールドが板に溶接されている。付加的に、(第2の)冷却チャネルのための共通の第2のマニホールドセグメントも板に取り付けられている(例えば溶接されている)。従って、板に別の部品及び部材が取り付けられなくてもよい。板と、ステータハウジングセグメントの前面との間には、ステータハウジングセグメントと板との間の漏れ防止性を得るために樹脂が配置されていてよい。従って、板とステータハウジングセグメントとの間の溶接は不要である。
【0036】
板は、さらに、供給接続部、すなわち主入口/出口接続孔を有しており、主入口/出口接続孔は、案内チャネル(すなわち外側案内チャネル)と供給システムとの間の接続を形成する。特に、冷却チャネルが板に取り付けられているので、供給システムの供給管は、板の同じ側の表面に取り付けられていてよい。従って、供給管は、軸方向で板の反対側に取り付けられる必要がなく、より簡素な設計を達成可能である。
【0037】
発明の実施の形態は、様々な主体に関して説明されてきた。特に、幾つかの実施の形態は、装置形式の請求項に関して説明されており、他の実施の形態は、方法形式の請求項に関して説明されてきた。しかしながら、当業者は、上記説明及び下記説明より、そうでないことが断られない限り、1つの形式の主体に属する特徴のあらゆる組み合わせに加え、異なる主体に関連する特徴のあらゆる組み合わせ、特に装置形式の請求項の特徴と、方法形式の請求項の特徴とのあらゆる組合せも、本願によって開示されているものと考えられる。
【0038】
本発明の上記で説明した態様及びその他の態様は、以下に説明される実施の形態の例より明らかであり、実施の形態の例に関連して説明される。発明は、実施の形態の例に関して以下にさらに詳細に説明されるが、発明はそれに限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の典型的な実施の形態によるステータシステムを示す概略図である。
【図2】本発明の典型的な実施の形態による突出部を有するマニホールドを備えたステータハウジングセグメントを示す概略図である。
【図3】本発明の典型的な実施の形態による、板及び別の板を備えたステータシステムを示す概略図である。
【図4】本発明の典型的な実施の形態による、内側マニホールド及び外側マニホールドを備えたステータシステムを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
図面に示す実例は概略的である。それぞれ異なる図面において、同類又は同一の構成要素には同じ参照符号が付されている。
【0041】
図1は、電気機械、特に風車の発電機のためのステータシステム100を示している。ステータシステム100は、ステータハウジングセグメント101と、板102と、供給システム108と、マニホールドセグメント103とを有している。ステータハウジングセグメント101は、冷却チャネル104を有しており、この冷却チャネル104は、ステータハウジングセグメント101の軸方向前面112において開口を有している。板102は、ステータハウジングセグメント101を締め付けるために軸方向前面112に取り付けられている。供給システム108は、冷却チャネル104に冷却流体を供給する。マニホールドセグメント103は、マニホールドセグメント103と板102との間に冷却流体のための案内チャネル107を形成するために板102に溶接されている。板102は、冷却チャネル104の開口と案内チャネル107とを接続するための貫通孔を有している。供給システム108は案内チャネル107に接続されている。
【0042】
図1に示したように、冷却チャネル104はステータハウジングセグメント101に取り付けられている。冷却チャネル104は、互いにほぼ平行に、例えば電気機械のロータの軸111に対して平行に延びている。ステータハウジングセグメント101は、軸111に関して軸方向で端部に形成された軸方向前面112を有している。軸方向前面112には板102が取り付けられている。板102は、冷却チャネル104をマニホールドセグメント103の案内チャネル107に接続するためのそれぞれの貫通孔を有している。マニホールドセグメント103は板102に溶接されている。図1は、溶接結合部分を強調するために、溶接されたスポット109を示している。マニホールドセグメント103は、ステータハウジングセグメント101の軸方向前面112に取り付けられた板102の側とは反対側に位置する板102の表面に溶接されている。
【0043】
マニホールドセグメント103と板102とによって形成された案内チャネル107は、供給システム108と冷却チャネル104とを接続している。従って、板102は、冷却チャネル104と案内チャネル107とを流体通流可能に接続するために冷却チャネル104に対応配置された複数のそれぞれの貫通孔を有していてよい。案内チャネル107には、供給システム108への接続部が形成されている。
【0044】
さらに、図1から分かるように、冷却チャネル104内には、例えばプラスチック材料から形成された冷却管106が挿入されていてよい。冷却管106は、板102を貫通して案内チャネル107内へ延びていてよい。案内チャネル107内における冷却管106の開口セクションにおいて、冷却管106は、漏れ防止性を改善するために拡開部110を有していてよい。従って、案内チャネル107内へ延びた冷却管106を使用することにより、十分な物理的結合と漏れ防止性とが達成されるように、板102をステータハウジングセグメント101に樹脂によって接着することで十分である。さらに、冷却管106は、板102に溶接される必要がないので、ステータハウジングセグメント101と比較して高い熱膨張率を有する材料が使用されてよい。
【0045】
冷却管106をそれぞれの冷却チャネル104内に固定するために、冷却管106と冷却チャネル104との間に樹脂層105が配置されてよい。
【0046】
供給システム108は、案内チャネル107に冷却流体を供給するか、又は冷却流体を案内チャネル107から排出する。
【0047】
図2は、本発明によるステータシステム100の典型的な実施の形態をより詳細に示している。ステータハウジングセグメント101の外面には、ステータ巻線205が取り付けられている。従って、ステータハウジングセグメント101は、軸111に対してほぼ平行に延びたスロットを有していてよく、これらのスロットにステータ巻線205が挿入されていてよい。巻線205は、ステータハウジングセグメント101から出る時にはループに沿って延びていてよい。ステータハウジングセグメント101の外側においてループに沿って延びた巻線205のこのセクションは、端部巻線206と呼ばれてよい。
【0048】
さらに、漏れ防止性を改善するために冷却管106と板102の貫通孔との間にシール201が配置されていてよい。
【0049】
図2に示したように、マニホールドセグメント103は、例えばマニホールドセグメント103の表面からステータシステム100の環境まで軸方向に延びた突出部(フィン)202を有している。従って、突出部202は、ステータシステム100の周囲空気に曝され、これにより、改善された冷却効率が達成されてよい。
【0050】
さらに、板102は、さらに、供給システム108を案内チャネル107に接続するための供給接続部207として働く別の貫通孔を有している。
【0051】
板102は第1の面を有しており、この第1の面において板102はステータハウジングセグメント101に取り付けられている。さらに、板102は、(第1の面とは反対側の)第2の面を有しており、この第2の面にマニホールドセグメント103が溶接されている。供給接続部207は第1の面に形成されている。従って、板への冷却チャネル104の接続部と、供給管204の供給接続部207とは、同じ(第1の)面に配置されている。従って、供給接続部207は、保守しやすく、ステータシステム100の設計はよりコンパクトである。供給接続部207は、好適には、冷却管204がハウジングセグメント101の外面に沿って延びているように配置されている。
【0052】
案内チャネル107には、1つ又は複数の供給管204が接続されていてよい。板102の(第2の)反対側においては、マニホールドセグメント103のみが溶接されている。従って、供給管204は、板102の第2の(外側の)面に沿って延びている必要はない。
【0053】
従って、供給接続部207は、保守可能な接続部203を有していてよく、これにより、供給管204との交換可能な接続が形成可能である。保守可能な接続部203は、例えば、溶接されたスポット109によって示されているように、板102の第1の側に溶接された環状接続部であってよい。さらに、保守可能な接続部203によって、例えば、プラスチック供給管204を、鋼から形成された板102に接続することが可能である。言い換えれば、供給接続部207によって、鋼対プラスチック接続が形成可能である。さらに、保守可能な接続部203は、供給管204と板102との取外し可能な接続を提供する。
【0054】
図3は、ステータシステム100の別の典型的な実施の形態を示しており、この場合、ステータハウジングセグメント101の互いに反対側の軸方向前面112,305において板102,302が取り付けられている。
【0055】
ステータハウジングセグメント101の左側の軸方向前面112には、マニホールド103が溶接された板102が取り付けられている。マニホールドセグメント103は案内チャネル107を形成している。板102を貫通した貫通孔によって形成された供給接続部207は、供給管204と案内チャネル107とを接続している。図3に示された典型的な実施の形態において、供給管204は冷却流体を案内チャネル107内へ、ひいては冷却チャネル104内へ供給する。冷却チャネル104を流過する冷却流体はステータ巻線205を冷却する。端部巻線206は、包囲する冷却空気によって冷却されてよい。
【0056】
図3に示されたステータハウジングセグメント101の右側において、別の板302がステータハウジングセグメント101の別の軸方向前面305に取り付けられている。別の板302には、別の案内チャネル304を形成するために別のマニホールド303が取り付けられている。別の板302は、別の供給管301を別の案内チャネル304に接続するための別の貫通孔を有している。図3に示したように、冷却流体は冷却チャネル104から別の案内チャネル304へ、さらに別の供給管301へ流れる。従って、別の供給管301は、冷却流体を別の案内チャネル304から供給システム108へ排出する。供給システム108は、例えば冷却流体を冷却し、冷却された冷却流体を供給管204を通じて案内チャネル107へ圧送する。従って、冷却循環が形成される。
【0057】
図4は、本発明の別の典型的な実施の形態を示しており、この場合、冷却流体が、ステータハウジングセグメント101の幅に沿って軸111の周囲において円周方向に蛇行状に流れる様子が示されている。ステータハウジングセグメント101は、第1の冷却チャネル401と、第2の冷却チャネル402と、別の第1の冷却チャネル403と、第3の冷却チャネル404とを有している。それぞれの冷却チャネル401,402,403,404は、板102と、別の板302との間の流体通流可能な接続を形成しており、軸111の軸方向に対して実質的に平行に延びている。板102には、図4の典型的な実施の形態においては外側のマニホールドセグメント103であるマニホールドセグメント103が溶接されている。さらに、内側のマニホールドセグメント406は板102に取り付けられている(例えば溶接されている)。外側のマニホールドセグメント103は、内側のマニホールドセグメント406を包囲しており、収容している。従って、外側のマニホールドセグメント130は、板102と、内側のマニホールドセグメント406の表面と、マニホールドセグメント103との間に外側案内チャネル107を形成している。内側マニホールドセグメント406は、内側マニホールドセグメント406と板102との間に形成された内側案内チャネル405を形成している。
【0058】
図4に示したように、内側案内チャネル405は、互いに隣り合った冷却チャネル、すなわち第2の冷却チャネル402と第3の冷却チャネル404とを接続している。
【0059】
外側案内チャネル107は、第1の冷却チャネル401と、別の第1の冷却チャネル403と、供給システム108とを接続している。
【0060】
ステータハウジングセグメント101の円周方向に沿って、第1の冷却チャネル401と別の第1の冷却チャネル403とは、互いに、第1の冷却チャネル401と別の第1の冷却チャネル403との間に第2の冷却チャネル402及び第3の冷却チャネル404が配置されるように、配置されている。
【0061】
さらに、図4から分かるように、軸方向前面112に関してステータハウジングセグメント101の反対側の別の軸方向前面305において、別の板302が取り付けられている。別の板302には、別の外側案内チャネル409を形成するために別の外側マニホールドセグメント407が取り付けられている。さらに、別の板302には、別の内側案内チャネル410を形成するために別の内側マニホールドセグメント408が取り付けられている。別の外側案内チャネルには、例えば冷却流体を排出するために、供給システム108が接続可能である。
【0062】
図4から分かるように、別の内側案内チャネル410は、第1の冷却チャネル410と第2の冷却チャネル402とを接続している。さらに、もう一つの別の内側マニホールドセグメント408は、別の第1の冷却チャネル403をもう一つの第2の冷却チャネル402に接続している。別の外側案内チャネル409は、それぞれ第3の冷却チャネルを供給システム108に接続している。
【0063】
従って、図4に示した配列によって、冷却流体の効率的な循環が、マニホールドセグメント103,406,407,408の単純な構成によって達成される。例えば、図4に示したように、冷却流体は、供給システム108によって外側案内チャネル107へ供給されてよい。冷却流体は、第1の冷却チャネル401と別の第1の冷却チャネル403とを通って別の板302へ流れる。
【0064】
別の板302において、別の内側マニホールドセグメント408は冷却流体を(別の)第1の冷却チャネル401,403から第2の冷却チャネル402へ案内する。第2の冷却チャネル402において、冷却流体は別の板302から板102へ流れる。板102において、内側マニホールドセグメント406が内側案内チャネル405を形成するために取り付けられており、内側案内チャネル405は第2の冷却チャネル402と第3の冷却チャネル404とを接続しており、これにより、冷却流体は再び別の板302へ流れる。別の板302において、冷却流体は第3の冷却チャネル404から、別の外側マニホールドセグメント407の別の外側案内チャネル409へ流れ、別の外側案内チャネル409から供給システム108へ排出されてよい。供給システム108は、冷却流体を冷却し、冷却流体を再び外側マニホールドセグメント103の外側案内チャネル107へ供給する。これにより、冷却流体のための効率的な冷却回路が達成される。
【0065】
言い換えれば、冷却流体は、別の外側案内チャネル409を通じて供給システム108へ排出される前に、3つの冷却チャネル401,402,404を通じて例えば3回ステータハウジングセグメント101を横断する。さらに、別の内側のマニホールドセグメントが内側マニホールドセグメント406によって収容され、かつ外側のマニホールドセグメント103が内側マニホールドセグメント406及び別の内側マニホールドセグメントを収容するように、別の内側マニホールドセグメントを板102に取り付けることも可能である。
【0066】
別の典型的な実施の形態において、内側マニホールドセグメント406は、2つ以上の冷却チャネル402を接続していてもよく、別の板302に取り付けられた別の内側マニホールドセグメント408は、複数の第1及び第2の冷却チャネル401,402を接続していてもよい。これにより、冷却流体は、別の外側案内チャネル409に冷却流体を供給する第3の冷却チャネル404を流過する前に、板102と別の板302との間を4回以上流過する。別の外側案内チャネル409から、冷却流体は供給システム108へ排出される。
【0067】
「含む」との用語はその他の構成要素又はステップを排除せず、単数の記載は複数を排除しない。それぞれ異なる実施の形態に関連して説明された構成要素は組み合わされてもよい。請求項に記載の参照符号は、請求項の範囲を限定すると解釈されるべきではない。
【符号の説明】
【0068】
100 ステータシステム、 101 ステータハウジングセグメント、 102 板、 103 マニホールドセグメント、 104 冷却チャネル、 105 樹脂層、 106 冷却管、 107 案内チャネル、 108 供給システム、 109 溶接されたスポット、 111 軸、 112 軸方向前面、 202 突出部、 203 保守可能な接続部、 204 冷却管、 205 ステータ巻線、 206 端部巻線、 207 供給接続部、 302 別の板、 303 別のマニホールド、 304 別の案内チャネル、 305 別の軸方向前面、 401,402,403,404 冷却チャネル、 405 内側案内チャネル、 406 内側マニホールドセグメント、 407 別の外側マニホールドセグメント、 408 別の内側マニホールドセグメント、 409 別の外側案内チャネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気機械、特に風車の発電機のためのステータシステム(100)において、
冷却チャネル(104)を備えるステータハウジングセグメント(101)が設けられており、前記冷却チャネル(104)が、ステータハウジングセグメント(101)の軸方向前面(112)に開口を有しており、
前記ステータハウジングセグメント(10)を強化するために軸方向前面(112)に取り付けられた板(102)が設けられており、
前記冷却チャネル(104)に冷却流体を供給するための供給システム(108)が設けられており、
マニホールドセグメント(103)が設けられており、該マニホールドセグメントは、該マニホールドセグメント(103)と板(102)との間に冷却流体のための案内チャネル(107)を形成するために板(102)に溶接されており、
該板(102)は、冷却チャネル(104)の開口と案内チャネル(107)とを接続するための貫通孔を有しており、
供給システム(108)は案内チャネル(107)に接続されていることを特徴とする、電気機械、特に風車の発電機のためのステータシステム。
【請求項2】
前記冷却チャネル(104)と前記板(102)の貫通孔とに挿入された冷却管(106)が設けられている、請求項1記載のステータシステム(100)。
【請求項3】
前記冷却管(106)は、案内チャネル(107)へ開口した管を含み、
前記冷却管(106)が、さらに、冷却チャネル(104)と案内チャネル(107)との間のシールされた接続を提供するために、管開口において拡開部(110)を有する、請求項2記載のステータシステム(100)。
【請求項4】
前記マニホールドセグメント(103)が、少なくとも1つの突出部(202)を有しており、該突出部(202)が冷却空気に曝されることができる、請求項1から3までのいずれか1項記載のステータシステム(100)。
【請求項5】
前記マニホールドセグメント(103)が外側マニホールドセグメント(103)であり、前記案内チャネル(107)が外側案内チャネル(107)であり、
ステータシステム(100)がさらに、
外側マニホールドセグメント(103)と前記板(102)との間において該板(102)に取り付けられた内側マニホールドセグメント(406)を有しており、該内側マニホールドセグメント(406)が、内側マニホールドセグメント(406)と板(102)との間に冷却流体のための内側案内チャネル(405)を形成しており、
冷却流体のための外側案内チャネル(107)は、板(102)と、内側案内チャネル(405)と、外側案内チャネル(107)との間に配置されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のステータシステム(100)。
【請求項6】
前記ステータハウジングセグメント(101)の冷却チャネル(104)が、第1の冷却チャネル(401)であり、
前記ステータハウジングセグメント(101)が、別の第1の冷却チャネル(403)と、第2の冷却チャネル(402)と、第3の冷却チャネル(404)とを有しており、
前記板(102)は、
a)第1の冷却チャネル(401)と外側案内チャネル(107)との間の接続及び別の第1の冷却チャネル(403)と外側案内チャネル(107)との間の接続と、
b)第2の冷却チャネル(402)と内側案内チャネル(405)との間の接続及び第3の冷却チャネル(404)と内側案内チャネル(405)との間の接続と、
を提供するための貫通孔を有する、請求項5記載のステータハウジングシステム。
【請求項7】
前記第2の冷却チャネル(402)と、前記第3の冷却チャネル(404)とは、互いに隣り合ってステータハウジングセグメント(101)に配置されており、
前記第1の冷却チャネル(401)と、前記別の第1の冷却チャネル(403)とは、第1の冷却チャネル(401)と別の第1の冷却チャネル(403)との間に第2の冷却チャネル(402)及び第3の冷却チャネル(404)が配置されるように、配置されている、請求項6記載のステータハウジングシステム。
【請求項8】
別の板(302)と、
別の内側案内チャネル(410)を形成するために前記別の板(302)に取り付けられた別の内側マニホールドセグメント(408)と、
別の外側案内チャネル(409)を形成するために前記別の板(302)に取り付けられた別の外側マニホールドセグメント(407)と、が設けられており、
ステータハウジングセグメント(101)が、前記別の板(302)が取り付けられた別の軸方向前面(305)を有しており、
前記別の内側案内チャネル(410)と、前記別の外側案内チャネル(409)とが、
a)第1の冷却チャネル(401)及び/又は別の第1の冷却チャネル(403)を、
b)第2の冷却チャネル(402)及び/又は第3の冷却チャネル(404)に
接続するために形成されている、請求項7記載のステータシステム(100)。
【請求項9】
前記供給システム(108)が、外側案内チャネル(107)と供給システム(108)との間に冷却流体を供給するために外側案内チャネル(107)に接続された供給管(204)を有する、請求項1から8までのいずれか1項記載のステータシステム(100)。
【請求項10】
前記供給管(204)は、ステータハウジングセグメント(101)内に一体に形成されている、請求項9記載のステータシステム(100)。
【請求項11】
電気機械、特に風車の発電機のためのステータシステムを製造する方法において、
ステータハウジングセグメント(101)の軸方向前面(112)に開口を有する冷却チャネル(104)を備えたステータハウジングセグメント(101)を形成し、
該ステータハウジングセグメント(101)を強化するために軸方向前面(112)に板(102)を取り付け、
マニホールドセグメント(103)と板(102)との間に冷却流体のための案内チャネル(107)を形成するために前記板(102)にマニホールドセグメント(103)を溶接し、
前記板(102)は、冷却チャネル(104)の開口と案内チャネル(107)とを接続するための貫通孔を有しており、
冷却流体を供給するための供給システム(108)を前記案内チャネル(107)に接続することを特徴とする、電気機械、特に風車の発電機のためのステータシステムを製造する方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−100524(P2012−100524A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−238928(P2011−238928)
【出願日】平成23年10月31日(2011.10.31)
【出願人】(390039413)シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト (2,104)
【氏名又は名称原語表記】Siemens Aktiengesellschaft
【住所又は居所原語表記】Wittelsbacherplatz 2, D−80333 Muenchen, Germany
【Fターム(参考)】