説明

ソフトウェアダウンロード方法及びシステム

【課題】ソフトウェアダウンロード方法及びシステムを提供する。
【解決手段】ソフトウェアダウンロード方法は、ソフトウェアオリジネータからソフトウェアファイル及びそのソフトウェアファイルと関連付けられているメタデータを受信して、ソフトウェアの利用可能性(Availability)を通知するための通知サービス(Notification Service)のために前記メタデータを使用して、遠隔構成管理サーバを用いて消費者ドメインの配信ネットワークゲートウェイ(Delivery Network Gateway)またはIPTV端末機能(IPTV Terminal Function)に通知サービスを提供して、ソフトウェアファイルをIPネットワークを介して配信できるように準備した後、そのソフトウェアファイルを前記ゲートウェイまたは前記IPTV端末機能にユニキャストまたはマルチキャストする。従って、IPTVサービスの際、消費者ドメイン内のデバイスのサービスソフトウェアの構成または更新が必要な場合、該当デバイスに関連ソフトウェアをダウンロードすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソフトウェアダウンロード方法及びシステムに関し、IPTVシステムから消費者ドメインのデバイスにサービスモジュールの構成または更新に必要なソフトウェアを効率的に提供することができるソフトウェアダウンロード技術に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、有線または無線通信ネットワークを用いたデジタルTVサービスが普遍化されている。デジタルTVサービスは、既存のアナログ放送サービスでは提供できなかった多様なサービスを提供することができる。例えば、デジタルTVサービスの一種類であるインターネットプロトコルテレビ(Internet Protocol Television;IPTV)サービスの場合、ユーザが視聴プログラムの種類、視聴時間などを能動的に選択することができるようにする双方向性を提供する。IPTVサービスは、このような双方向性に基づいて多様な付加サービス、例えば、インターネット検索、ホームショッピング、オンラインゲームなどを提供することもできる。
【0003】
このようなIPTVサービスのためには、ユーザ側は、IPTVデバイスを備えなければならない。IPTVデバイスは、IPTVサービスの提供を受けるための機能を備えるデバイスであり、例えば、IPTVセットトップボックスなどを含んでもよい。IPTVデバイスは、双方向サービスをサポートするソフトウェアを搭載して、そのソフトウェアに基づいてサービスクライアントとしての機能を実行する。例えば、IPTVデバイスは、IPネットワークを介してサービスプロバイダと情報を送受信しながら、サービスプロバイダに放送コンテンツの送信を要求してサービスプロバイダから受信される放送信号を標準TV信号に変換してディスプレイ装置であるTV受像機に送信することができる。
【0004】
また、最近、このようなIPTVデバイスを家庭内のホームネットワーク環境と関連付けてIPTVサービスの提供領域を拡大している。例えば、IPTVデバイス及びホームネットワークデバイスを含むドメイン(Domain)を構成して、サービスプロバイダから提供されるコンテンツをドメイン内で共有できるようにすることである。この場合、IPTVコンテンツは、ユーザの所望する多様なデバイスで格納及び再生が可能になる。
【0005】
IPTVサービスを効率的に運営するためにはユーザのドメイン内のデバイスをサーバ側で安定して管理できなければならない。例えば、IPTVシステムは、サービスステージのサーバを用いてユーザのデバイスを遠隔管理できるサービスを提供することが要求されることがある。このような遠隔管理サービスのためには、システム構成要素を定義し、その構成要素を用いた多様なシナリオを提示できなければならない。従って、該当分野と関連付けられている技術の開発が至急要求されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする技術的課題は、IPTVシステムから消費者ドメインのデバイスに構成または更新に必要なソフトウェアを提供することができるIPTVシステムのソフトウェアダウンロード方法及びシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような技術的課題を解決するために、本発明は、一側面(Aspect)において、ソフトウェアダウンロード方法を提供する。前記ソフトウェアダウンロード方法は、ソフトウェアオリジネータからソフトウェアファイル及びそのソフトウェアファイルと関連付けられているメタデータを受信する段階と、ソフトウェアの利用可能性(Availability)を通知するための通知サービス(Notification Service)のために前記メタデータを使用する段階と、遠隔構成管理サーバを用いて消費者ドメインの配信ネットワークゲートウェイ(Delivery Network Gateway)またはIPTV端末機能(IPTV Terminal Function)に前記通知サービスを提供する段階と、前記ソフトウェアファイルをIPネットワークを介して配信できるように準備する段階と、前記準備されたソフトウェアファイルを前記配信ネットワークゲートウェイまたは前記IPTV端末機能にユニキャストまたはマルチキャストする段階と、を含む。前記メタデータを使用する段階は、前記通知サービスのための新しいエントリを追加するために前記メタデータを使用する段階を含んでもよい。
【0008】
前記ソフトウェアダウンロード方法は、前記受信されたソフトウェアファイル及びそのソフトウェアファイルと関連付けられているメタデータを格納する段階と、前記メタデータを前記ソフトウェアファイルのフォーマッティング及びパッケージングに使用する段階と、をさらに含んでもよい。
【0009】
前記ソフトウェアダウンロード方法は、前記遠隔構成管理サーバを用いて、ダウンロード管理のための前記消費者ドメインの配信ネットワークゲートウェイでシグナリングを実行する段階をさらに含んでもよい。
【0010】
また、前記ソフトウェアダウンロード方法は、前記IPTV端末機能の構成及びダウンロード管理のためのIPTV端末機能でシグナリングを実行する段階をさらに含んでもよい。前記ソフトウェアダウンロード方法は、前記遠隔構成管理サーバとシグナリングし、前記メタデータを送受信する段階をさらに含んでもよい。
【0011】
前記通知サービスを提供する段階は、前記ソフトウェアをダウンロードすることができる統一資源位置指定子(Uniform Resource Locator;URL)を前記ネットワークゲートウェイまたはIPTV端末機能に提供する段階を含んでもよい。また、前記準備段階は、フラグメンティング(Fragmenting)、ヘッダ追加(Adding Header)及び配信フォーマットと互換可能なパラメータの追加(Adding Parameter Compatible with Delivery Format)のうち少なくともいずれか一つを実行することができる。
【0012】
一方、前述した技術的課題を解決するために、本発明は、他の側面において、ソフトウェアダウンロードシステムを提供する。前記ソフトウェアダウンロードシステムは、ソフトウェアオリジネータからソフトウェアファイル及びそのソフトウェアファイルと関連付けられているメタデータを受信して、前記ソフトウェアファイルをIPネットワークを介して配信できるように準備して、前記準備されたソフトウェアファイルを消費者ドメインの配信ネットワークゲートウェイまたはIPTV端末機能に送信するソフトウェアダウンロードサーバと、前記ソフトウェアダウンロードサーバとシグナリングし、前記メタデータに基づいて前記ソフトウェアのダウンロードのための通知サービスを前記配信ネットワークゲートウェイまたは前記IPTV端末機能に提供する遠隔構成管理サーバと、を含んでもよい。
【0013】
前記ソフトウェアダウンロードサーバは、前記遠隔構成管理サーバと前記メタデータとを関連付けることができる。また、前記通知サービス(Notification Service)のための新しいエントリを追加するために前記メタデータを使用することができる。
【発明の効果】
【0014】
以上、説明した通り、本発明によると、IPTVサービスの際、消費者ドメイン内のデバイスのサービスソフトウェアの構成または更新が必要な場合、該当デバイスに関連ソフトウェアを効率的にダウンロードすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】IPTVサービスのためのシステム構成を示すブロック図であり、IPTVシステムを論理ドメインに分類した例を示す。
【図2】IPTVシステムの遠隔デバイス管理と関連付けられているシステムの構成を示すブロック図である。
【図3】ソフトウェアダウンロードサービスを提供するためのシステム構成と各構成要素との間の接続関係を示す例示図である。
【図4】本発明の好ましい実施例にともなうソフトウェアダウンロード手順を説明するためのフローチャートである。
【図5】CASシステムとDRMシステムとの間の連携動作を説明するための例示図である。
【図6】CMUI及びRMIを用いたCASシステム及びDRMシステムの連携シナリオを説明するためのフローチャートである。
【図7】IPTVシステムにおいてデバイスにポリシ情報を配信するシナリオを説明する例示図である。
【図8】IPTVシステムにおいてデバイスにポリシ情報を配信する他のシナリオを説明する例示図である。
【図9】IPTVシステムにおいてポリシ情報を更新するシナリオを説明するための例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明が属する分野の通常の知識を有する者が本発明を容易に実施できるように、本発明の好ましい実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。以下に説明する本発明の好ましい実施例では、内容の明瞭性のために特定の技術用語を使用する。然しながら、本発明はその選択された特定用語に限定されるものではなく、各々の特定用語が類似の目的を達成するために類似の方式で動作する全ての技術的同意語を含むことを予め明らかにする。
【0017】
図1は、IPTVサービスのためのシステム構成を示すブロック図であり、IPTVシステムを論理ドメインに分類した例を示す。
【0018】
図1に示したように、IPTVシステムは、コンテンツプロバイダドメイン(Content Provider Domain)(1)、サービスプロバイダドメイン(Service Provider Domain)(3)、ネットワークプロバイダドメイン(Network Provider Domain)(5)、及び消費者ドメイン(Consumer Domain)(7)を含んでもよい。前記各ドメインのシステム構成は、実施環境に応じて多様な構成が可能である。例えば、各々のドメインは、複数のシステム(例えば、サーバ、デバイス、ネットワーク、ソフトウェアモジュール等)を含んでもよく、または特定システムが複数のドメインを含んでもよい。
【0019】
コンテンツプロバイダドメイン(1)は、少なくとも一つのコンテンツプロバイダを含んでもよい。コンテンツプロバイダは、コンテンツやコンテンツ資産(Assets)を所有したり、またはコンテンツやコンテンツ資産の販売のためのライセンスを有したりするエンティティを意味してもよい。コンテンツプロバイダは、サービスプロバイダにコンテンツを提供することができる。通常のIPTVサービスで消費者にとって実質的な一次提供者(primary source)は、サービスプロバイダであるが、場合によっては、コンテンツの権限管理及び保護のためにコンテンツプロバイダと消費者とが直接関連付けられてもよい。
【0020】
サービスプロバイダドメイン(3)は、少なくとも一つのサービスプロバイダを含んでもよい。サービスプロバイダは、コンテンツプロバイダからコンテンツまたはコンテンツ資産の提供を受けて消費者にサービスを提供するエンティティを意味してもよい。サービスプロバイダ及びコンテンツプロバイダは、同じ事業者によって管理及び運営されてもよく、または異なる事業者によって管理及び運営されてもよい。
【0021】
ネットワークプロバイダドメイン(5)は、少なくとも一つのネットワークプロバイダを含んでもよい。ネットワークプロバイダは、IPTVサービスのためにサービスプロバイダと消費者を接続させるエンティティ、例えば、配信システム(Delivery System)を意味してもよい。前記配信システムは、多様なネットワーク技術を使用した接続ネットワークと、コアまたはバックボーンネットワークなどを含んでもよい。前記ネットワークプロバイダは、有線または無線配信システムを提供することができる。
【0022】
消費者ドメイン(7)は、IPTVサービスを消費するドメインを意味してもよい。消費者ドメイン(7)は、多様なエンティティで構成されてもよい。例えば、消費者ドメインは、狭い意味で、コンテンツを受信、格納、レンダリング及びホームデバイスに配信できるIPTVセットトップボックスを意味してもよいが、広い意味で、IPTVセットトップボックス、ホームデバイス、ネットワークゲートウェイなどを含む1つまたは複数(one or more)のホームネットワークを含んでもよい。また、消費者ドメインは、モバイルデバイスなどのような無線デバイスをさらに含んでもよい。この場合、消費者ドメイン内のエンティティは、サービスプロバイダから提供されるコンテンツなどを共有することもできる。本実施例では広い意味の消費者ドメインを例示して説明する。
【0023】
IPTVシステムは、効果的なサービスのために消費者ドメイン内のデバイスを遠隔管理することができる。IPTVシステムの遠隔デバイス管理(Remote Device Management)は、消費者ドメイン内の配信ネットワークゲートウェイ(Delivery Network Gateway;DNG)及びIPTV端末機能(IPTV Terminal Function;ITF)デバイスをその管理対象にすることができる。このような遠隔デバイス管理は、ソフトウェアダウンロード(Software Download)、遠隔診断(Remote Diagnostics)、セキュリティ管理(Security Management)、状態モニタリング(Status Monitoring)、パラメータのプロビジョニング(Provisioning of Parameters)などを含んでもよい。
【0024】
図2は、IPTVシステムの遠隔デバイス管理と関連付けられているシステムの構成を示すブロック図である。
【0025】
図2に示したように、遠隔デバイス管理のためにサーバ側にはソフトウェアダウンロードサーバ(Software Download Server;SDS)(10)、遠隔構成管理サーバ(Remote Configuration and Management Server;RCMS)(20)を備える。
【0026】
ソフトウェアダウンロードサーバ(10)は、遠隔構成管理サーバ(20)の制御に応じて、配信ネットワークゲートウェイ(Delivery Network Gateway;DNG)(44)またはIPTV端末機能(IPTV Terminal Function;ITF)(48)の初期構成または更新に必要なソフトウェアを、伝送ネットワーク(Transport Network)(30)を介して配信ネットワークゲートウェイ(44)またはIPTV端末機能(48)にダウンロードする。遠隔構成管理サーバ(20)は、前記言及した遠隔デバイス管理サービス、例えば、ソフトウェアダウンロード、遠隔診断、セキュリティ管理、状態モニタリングなどを制御及び管理することができる。
【0027】
一方、ユーザ側には、消費者ドメイン(40)が構成される。消費者ドメイン(40)は、少なくとも一つのホームネットワーク(42)を含んでもよい。ホームネットワーク(42)内には配信ネットワークゲートウェイ(44)及びIPTV端末機能(48)などが備えらえる。
【0028】
配信ネットワークゲートウェイ(44)は、ホームネットワーク(42)を外部のIP通信ネットワークとインターフェースする機能を実行することができる。例えば、配信ネットワークゲートウェイ(44)は、外部のソフトウェアダウンロードサーバ(10)または遠隔構成管理サーバ(20)から伝送ネットワーク(30)を介して送信されるデータを受信して処理した後、ホームネットワーク(42)の該当エンティティに送信して、ホームネットワーク(42)内のエンティティから送信されるデータを処理して伝送ネットワーク(30)に送信することができる。配信ネットワークゲートウェイ(44)は、独自のデバイスであってもよく、またはIPTVデバイスなどに含まれる機能モジュールであってもよい。
【0029】
IPTV端末機能(48)は、IPTVサービスの提供を受けるための機能を実行するモジュールを意味してもよい。このようなIPTV端末機能(48)は、コンテンツを格納するためのストレージコンポーネント(Storage Component)、コンテンツを再生するためのレンダリングコンポーネント(Rendering Component)と連携できる。IPTV端末機能(48)は、独自のデバイスであってもよく、またはストレージコンポーネントやレンダリングコンポーネントに含まれるソフトウェアであってもよい。IPTV端末機能(48)と配信ネットワークゲートウェイ(44)との間にはホームネットワークセグメント(Home Network Segment;HNS)(46)が備えられてもよい。
【0030】
図3は、ソフトウェアダウンロードサービスを提供するためのシステム構成と各構成要素との間の接続関係を示す例示図である。
【0031】
図3を参照すると、ソフトウェアダウンロードサービスとは、消費者ドメイン内のエンティティ、例えば、配信ネットワークゲートウェイ(44)、IPTV端末機能(48)などの構成及び更新のために、サーバ側から該当エンティティに構成または更新と関連付けられているソフトウェアファイルをダウンロードするサービスを意味してもよい。このとき、本発明ではソフトウェアダウンロードサービスの際、配信ネットワークゲートウェイ(44)とIPTV端末機能(48)を別個のエンティティと見做すことができる。従って、配信ネットワークゲートウェイ(44)へのダウンロードとIPTV端末機能(48)へのダウンロードは区別される。
【0032】
前記ソフトウェアは、IPTVサービスと関連付けられている実行可能な(Executable)アプリケーション、モジュール、ソフトウェアイメージ、プロファイルファイル(Profile File)、コンテンツなどを含んでもよい。このようなソフトウェアは、IPTV端末機能(48)または配信ネットワークゲートウェイ(44)にダウンロードされた後、該当デバイスのリブート(Re-boot)を行わずに実行可能になるようにすることが好ましい。
【0033】
ソフトウェアオリジネータ(Software Originator)(60)は、配信ネットワークゲートウェイ(44)またはIPTV端末機能(48)の製造業者(Manufacturer)または独立的なソフトウェアベンダ(Vendor)である。ソフトウェアオリジネータ(60)は、遠隔構成管理を制御するプロバイダ、例えば、ソフトウェアダウンロードサービスのネットワークオペレータの役割をする遠隔構成管理サーバ(20)とビジネス・ツー・ビジネス関係(Business Relationship)を形成することができる。即ち、ソフトウェアオリジネータ(60)は、遠隔構成管理サーバ(20)とビジネスインターフェース(Business Interface)を介して連携する。例えば、ソフトウェアオリジネータ(60)及び遠隔構成管理サーバ(20)は、ビジネス的な協力関係に基づいてソフトウェアダウンロードに必要な情報をお互いに交換することができる。
【0034】
遠隔構成管理サーバ(20)は、ソフトウェアダウンロードを制御して管理する機能を実行する。遠隔構成管理サーバ(20)は、前述のようにソフトウェアオリジネータ(60)とビジネスインターフェースを介して連携する。また、遠隔構成管理サーバ(20)は、ソフトウェアダウンロードを制御するために遠隔ダウンロードサーバ(10)と決められたプロトコルに基づいてシグナリングし、ダウンロードするソフトウェアファイルと関連付けられているメタデータを遠隔ダウンロードサーバ(10)と交換することができる。
【0035】
一方、遠隔構成管理サーバ(20)は、配信ネットワークゲートウェイ(44)またはIPTV端末機能(48)とシグナリングしながら、ソフトウェアの構成またはダウンロードを管理することができる。このとき、遠隔構成管理サーバ(20)と配信ネットワークゲートウェイ(44)との間または遠隔構成管理サーバ(20)とIPTV端末機能(48)との間は、デジタル加入者線(Digital Subscriber Line;DSL)の遠隔管理基準であるテクニカルレポート069(Technical Report-069;TR−069)などに基づいてシグナリングすることができる。
【0036】
また、遠隔構成管理サーバ(20)は、ソフトウェアダウンロードサーバ(10)と連携して配信ネットワークゲートウェイ(44)またはIPTV端末機能(48)に通知サービス(Notification Service)を提供することもできる。
【0037】
前記通知サービスは、ソフトウェアの利用可能性(Availability)を配信ネットワークゲートウェイ(44)またはIPTV端末機能(48)に知らせるサービスを意味してもよい。例えば、遠隔構成管理サーバ(20)は、配信ネットワークゲートウェイ(44)またはIPTV端末機能(48)にダウンロードするソフトウェア、更新ソフトウェアなどを知らせたり、ダウンロードまたは更新インテンションを要請したりすることができる。
【0038】
このとき、遠隔構成管理サーバ(20)は、該当ソフトウェアファイルをダウンロードすることができるサーバ(即ち、ソフトウェアダウンロードサーバ(10))の接続情報を配信ネットワークゲートウェイ(44)またはIPTV端末機能(48)に提供することもできる。例えば、遠隔構成管理サーバ(20)は、通知サービスの際、該当ソフトウェアをダウンロードすることができるサーバの統一資源位置指定子(Uniform Resource Locator;URL)またはURLリストを配信ネットワークゲートウェイまたはIPTV端末機能に提供することができる。
【0039】
また遠隔構成管理サーバ(20)は、通知サービスのためにソフトウェアのメタデータをソフトウェアダウンロードサーバ(10)から提供されることがあり、通知サービスの際、配信ネットワークゲートウェイ(44)またはIPTV端末機能(48)にそのメタデータの少なくとも一部分を知らせることができる。
【0040】
ソフトウェアダウンロードサーバ(10)は遠隔構成管理サーバ(20)と連携しながら、遠隔構成管理サーバ(20)の制御に応じてソフトウェアオリジネータ(60)からソフトウェアファイル及びそのソフトウェアファイルと関連付けられているメタデータを受信及び格納して、これを配信に適するように処理した後、配信ネットワークゲートウェイ(44)またはIPTV端末機能(48)にユニキャスト配信またはマルチキャスト配信する。ソフトウェアダウンロードサーバ(10)は、ソフトウェアダウンロードサービスに必要なコンポーネントを含む論理エンティティを意味してもよい。ソフトウェアダウンロードサーバ(10)内のコンポーネントは、物理的に一緒に位置(Co-Located)することが好ましいが、これは限定的な意味ではない。ソフトウェアダウンロードサーバ(10)は、サービスプロバイダドメインまたはネットワークプロバイダドメインなどに含まれてもよい。
【0041】
このようなソフトウェアダウンロードサーバ(10)は、ソフトウェアダウンロードマネージャ(Software Download Manager)(12)、ソフトウェアストレージ(Software Storage)(11)、配信準備モジュール(Distribution Preparation Module)(13)、ユニキャスト配信モジュール(Unicast Delivery Module)(14)、マルチキャスト配信モジュール(Multicast Delivery Module)(15)などのコンポーネントを含んでもよい。
【0042】
ソフトウェアダウンロードマネージャ(12)は、ソフトウェアファイル及びそのソフトウェアファイルと関連付けられているメタデータの受信及び格納を調整する(Coordinate)。前記メタデータは、通知サービスのための新しいエントリの追加に使われてもよく、配信準備モジュールによるソフトウェアファイルのフォーマッティング(Formatting)またはパッケージング(Packaging)に使われてもよい。
【0043】
このようなソフトウェアダウンロードマネージャ(12)は、遠隔構成管理サーバ(20)と決められたプロトコルに応じてシグナリングし、メタデータを交換することができる。また、ソフトウェアダウンロードマネージャ(12)はソフトウェアオリジネータ(60)から特定ソフトウェアを含むソフトウェアファイル及びそのソフトウェアファイルと関連付けられたメタデータを受信してソフトウェアストレージ(11)に格納することができる。
【0044】
ソフトウェアストレージ(11)は、ソフトウェアオリジネータ(60)から受信したソフトウェアを持続的に格納することができる格納空間を提供する。配信準備モジュール(13)は、前記ソフトウェアファイルをIPネットワークを介して配信するための準備機能を実行することができる。前記準備機能は、フラグメンティング(Fragmenting)、ヘッダ付加(Adding Header)、配信フォーマットと互換可能なパラメータの付加(Adding Parameters Compatible with Delivery Format)などを含んでもよい。配信準備モジュール(13)によって準備されたソフトウェアファイルはユニキャスト配信モジュール(14)またはマルチキャスト配信モジュール(15)によって配信ネットワークゲートウェイ(44)またはIPTV端末機能(48)に配信される。
【0045】
ユニキャスト配信モジュール(14)は、データソースであるソフトウェアダウンロードサーバ(10)と、シンクポイントである配信ネットワークゲートウェイ(44)またはIPTV端末機能(48)との間に1対1の対応関係による配信がされるようにユニキャスト配信機能を提供することによって、ソフトウェアファイルを配信ネットワークゲートウェイ(44)またはIPTV端末機能(48)に送信できる。マルチキャスト配信モジュール(15)は、データソースであるソフトウェアダウンロードサーバ(10)と、シンクポイント間に1対Nの対応関係による配信がされるようにマルチキャスト配信機能を提供することによってソフトウェアファイルを配信ネットワークゲートウェイ(44)またはIPTV端末機能(48)に配信することができる。
【0046】
図4は、本発明の好ましい実施例にともなうソフトウェアダウンロード手順を説明するためのフローチャートであり、消費者ドメインのIPTV端末機能(48)にソフトウェアをダウンロードする手順を示している。
【0047】
図3ないし図4を参照すると、まず、ソフトウェアダウンロードサービスはソフトウェアオリジネータ(60)、遠隔構成管理サーバ(20)、IPTV端末機能(48)のうちいずれか一つから開始(Initiating)されることがある(段階:S1)。
【0048】
例えば、遠隔構成管理サーバ(20)は、ソフトウェアオリジネータ(60)及びIPTV端末機能(48)と通信しながら、IPTV端末機能(48)にソフトウェアをダウンロードする必要がある場合、ソフトウェアダウンロードサーバ(10)を制御してソフトウェアダウンロードサービスを開始することができる。一方、ソフトウェアオリジネータ(60)がIPTVサービスのための新しいソフトウェアまたはソフトウェア更新が必要な場合、ビジネス・ツー・ビジネス関係にある遠隔構成管理サーバ(20)にIPTV端末機能(48)へのソフトウェアダウンロードを要求したり、またはIPTV端末機能(48)が遠隔構成管理サーバ(20)と通信しながら特定ソフトウェアのダウンロードが必要な場合、遠隔構成管理サーバ(20)にソフトウェアダウンロードサービスを要求したりすることもできる。この場合、遠隔構成管理サーバ(20)は、前記要求に応答してソフトウェアダウンロードサーバ(10)を制御することができる。
【0049】
ソフトウェアダウンロードのために、遠隔構成管理サーバ(20)は、ソフトウェアダウンロードサーバ(10)と決められたプロトコルに応じてシグナリングしながら、ソフトウェアダウンロードサーバ(10)を制御することができる。また、遠隔構成管理サーバ(20)は、IPTV端末機能(48)と決められたプロトコルに応じてシグナリングしながらソフトウェアのダウンロードを管理(Managing)することができる。
【0050】
まず、遠隔構成管理サーバ(20)は、ソフトウェアダウンロードサーバ(10)に特定ソフトウェアのダウンロードを要求する。このとき、遠隔構成管理サーバ(20)は、該当ソフトウェアの識別情報をソフトウェアダウンロードサーバ(10)に提供することができる。すると、ソフトウェアダウンロードサーバ(10)は、前記要求に応答してソフトウェアオリジネータ(60)から該当ソフトウェアを含むソフトウェアファイル及びそのソフトウェアファイルと関連付けられているメタデータを各々受信した後、格納することができる(段階:S2)。
【0051】
ソフトウェアダウンロードサーバ(10)は、通知サービスのための新しいエントリ(Entry)を追加するために前記メタデータを使用することができる。例えば、ソフトウェアダウンロードサーバ(10)は、遠隔構成管理サーバ(20)から通知サービスのために必要な情報が要求される場合、メタデータを使用して該当情報を提供することができる。例えば、ソフトウェアダウンロードサーバ(10)は、メタデータの少なくとも一部分を遠隔構成管理サーバ(20)に提供することができる。
【0052】
前記メタデータに基づいて、遠隔構成管理サーバ(20)はIPTV端末機能(48)に通知サービスを提供することができる(段階:S3)。前述のように、通知サービスは、ソフトウェアの利用可能性を通知するサービスを意味してもよい。例えば、遠隔構成管理サーバ(20)は、送信IPTV端末機能(48)にソフトウェアがダウンロードされることを知らせたり、ダウンロードインテンションを要請したりすることもできる。もし、IPTV端末機能(48)が該当ソフトウェアのダウンロードを拒否した場合、ソフトウェアダウンロード手順を中止することもできる。
【0053】
一方、遠隔構成管理サーバ(20)は、通知サービスの際、該当ソフトウェアをダウンロードすることができるサーバの統一資源位置指定子(Uniform Resource Locator;URL)またはURLリストを配信ネットワークゲートウェイまたはIPTV端末機能に提供することもできる。このような通知サービスは、遠隔構成管理サーバ(20)とIPTV端末機能(48)との間で決めているプロトコル、例えば、TR-069などに基づいて実行されてもよい。
【0054】
ソフトウェアダウンロードサーバ(10)は、格納されたソフトウェアファイルをIPネットワークを介して配信するための準備手順を実行する(段階:S4)。例えば、ソフトウェアダウンロードサーバ(10)は、フラグメンティング(Fragmenting)、ヘッダ付加(Adding Header)、配信フォーマットと互換可能なパラメータの付加(Adding Parameters Compatible with Delivery Format)などを実行することができる。前記準備手順が完了した場合、ソフトウェアダウンロードサーバ(10)は、準備されたソフトウェアファイルをIPTV端末機能(48)にユニキャストまたはマルチキャスト方式を介して配信する(段階:S5)。すると、IPTV端末機能(48)は、前記ソフトウェアをダウンロードすることができる。
【0055】
以上、ソフトウェアをIPTV端末機能(48)にダウンロードするソフトウェアダウンロード手順を説明した。前述した通り、ソフトウェアダウンロードは、遠隔構成管理サーバ(20)によって制御されてソフトウェアダウンロードサーバ(20)によって実行されてもよい。ソフトウェアダウンロードの際、配信されるデータは、遠隔構成管理サーバ(20)によって認証されることが好ましい。一方、ソフトウェアを配信ネットワークゲートウェイ(44)にダウンロードする場合にも前述したソフトウェアダウンロード手順を同じ概念として実行することができる。
【0056】
一方、IPTVシステムの安定的且つ信頼性あるサービスのためにはIPTVコンテンツを安全に保護しなければならない。このために、サービスプロバイダドメインから消費者ドメインへコンテンツを送信する時は、サービス保護システム、例えば、コンディショナルアクセスシステム(Conditional Access System;CAS)を使用してコンテンツを保護することができる。消費者ドメインに送信されたコンテンツは、IPTV受信デバイス(IPTV Receiving Device)、例えば、IPTVセットトップボックスを介して格納、レンダリングされてもよく、ホームデバイスに再配信されることによって消費者ドメイン内で共有されてもよい。消費者ドメイン内でコンテンツを安全に共有するためにはコンテンツ保護システム、例えば、デジタル著作権管理(Digital Rights Management;DRM)システムが使われてもよい。従って、サービス保護システムとコンテンツ保護システムとの間の円滑な連携構造が必要である。
【0057】
以下、サービス保護システムとコンテンツ保護システムとの間の連携と関連付けられている実施例を説明する。以下の実施例において、サービス保護システムはCASシステムであり、コンテンツ保護システムはDRMシステムであると仮定して説明する。
【0058】
図5は、CASシステムとDRMシステムとの間の連携動作を説明するための例示図である。
【0059】
図5に示したように、まず、サービスプロバイダドメインのプロビジョニングサーバ(71)は、IPTV受信デバイス(80)と決められたプロトコルに応じて連携してプロビジョニングパラメータを設定する(段階:S11)。例えば、DRLのTR-069などのようなプロビジョニングプロトコル(Set Parameter Values RPC)を介して、サービスプロバイダは、サービスプロバイダ権限情報(SP Rights Information)の署名(Signing)方法を設定及び認証することができる。
【0060】
また、CASサーバ(72)及びCASクライアント(89)の連携によるCAS機能が実行されて、サービスされるコンテンツを権限制御メッセージ(Entitlement Control Message;ECM)、権限管理メッセージ(Entitlement Management Message;EMM)、「コピー制御情報(Copy Control Information;CCI)」等を介して保護及び保護解除する(段階:S12)。また、ミドルウェア(87)からコンテンツの格納要求があれば(段階:S13)、セキュリティ連携システム(81)は、サービスプロバイダ権限情報を使用して特定チャネルを介してサービスプロバイダ権限(SP Rights)を取得することができる(段階:S14)。例えば、セキュリティ連携システム(81)がURL情報形態でサービスプロバイダ権限情報の提供を受けた場合、セキュリティ連携システム(81)は、例えば、OOBチャネルを介してサービスプロバイダ権限ストレージ(SP Rights Storage)(73)に接続してサービスプロバイダ権限を取得することができる。
【0061】
前記取得したサービスプロバイダ権限にコンテンツ格納権限が付与されている場合、セキュリティ連携システム(81)は、DRMクライアント(83)にDRMパッケージングを要求する(段階:S15)。DRMクライアント(83)は、パッケージングに必要なコンテンツ暗号化鍵(Content Encryption Key;CEK)を暗号化エンジン(89)に伝達して、暗号化を要求する(段階:S16)。
【0062】
暗号化エンジン(89)が、DRMクライアント(83)が要求した任務を実行した後、パーソナルビデオレコーダ(Personal Video Recorder;PVR)ストレージ(85)は、暗号化されたコンテンツを格納する(段階:S17)。すると、セキュリティ連携システム(81)は、PVRストレージ(85)に格納されて暗号化されたコンテンツをホームデバイス(90)に再配信することがきる(段階:S18)。このとき、ホームデバイス(90)のDRMクライアント(92)がセキュリティ連携システム(81)のDRMクライアント(83)と異なる種類のDRMの場合、DRM相互運用システム(DRM Interoperable System)を用いてコンテンツを再配信することもでき、またはホームデバイス(90)に同じDRMクライアントをダウンロードさせてから、コンテンツを再配信することもできる。
【0063】
一方、前述した実施例では、サービスプロバイダ側でサービスプロバイダ権限情報を提供して、そのサービスプロバイダ権限情報に基づいて特定チャネルを介してサービスプロバイダ権限を取得するシナリオを説明したが、コンテンツの管理、使用、権限と関連付けられている情報は、多様な形態で定義することができて、多様な方法によって伝達及び処理することができる。以下、コンテンツ管理/ユーセージ情報(Content Management/Usage Information;CMUI)及び権限管理情報(Rights Management Information;RMI)の概念を定義し、その構造及び処理シナリオを説明する。
【0064】
図6は、CMUI及びRMIを用いたCASシステム及びDRMシステムの連携シナリオを説明するためのフローチャートである。
【0065】
図6に示したように、まず、サービスプロバイダは、CMUI及びRMIをIPTV受信デバイスに伝達することができる(S21orS22orS23)。CMUIとは、コンテンツに対する管理及び使用情報を有するコンテンツメタデータを意味してもよい。RMIは、コンテンツの権限情報を有するコンテンツメタデータを意味してもよい。前記CMUI及びRMIの詳細な構造は、後で詳細に説明する。
【0066】
サービスプロバイダは、電子番組ガイド(Electronic Program Guide;EPG)またはサービス情報(Service Information;SI)のディスクリプタ(Descriptor)のうちの1つとしてCMUIまたはRMIをIPTV受信デバイスに伝達することもでき(段階:S21)、CAシステムのプライベートデータ(Private Data)領域を介してCMUIまたはRMIを伝達することもでき(段階:S22)、または特定チャネルを介して直接IPTV受信デバイスにCMUIまたはRMIを伝達することもできる(段階:S23)。
【0067】
伝達されたCMUI及びRMIは、セキュリティのために完全性検証及び認証過程を介した後、CASモジュールに伝達される(段階:S24)。CASモジュールは、CMUI情報に基づいて該当コンテンツの使用を制御してDRMモジュールとの連携方法を判断できる(段階:S25)。CASインターフェースモジュール(CAS I/F Module)は、連携するコンテンツのRMIに基づいて権限情報の伝達及び変換を決定する(段階:S26)。
【0068】
CASインターフェースモジュールからDRMインターフェースモジュール(DRM I/F Module)にCMUIが配信されれば、DRMインターフェースモジュールは、これをDRMモジュールに提供することができる(段階:S27)。DRMモジュールは、提供されたCMUIをコンテンツ管理及び使用のための基本情報として使用することができる。場合によって、DRMモジュールは、サービスプロバイダと通信してコンテンツ権限情報をさらに獲得することもできる(段階:S28)。
【0069】
前記CMUIは、次のようなフィールドを含んでもよい。
−“length”:CMUI構造内の“length”フィールド以後のバイト数を示す。
−“Viewable”:コンテンツビューが可能か否かを示す。
−“View Control”:コンテンツビューに関する制御情報を示す。表1に示すような値及び意味を有してもよい。
【0070】
【表1】

【0071】
−“storable”:コンテンツ格納が可能か否かを示す。
−“Store Control”:コンテンツ格納に対する制御情報(CCIベース)を示す。表2に示すような値及び意味を有してもよい。
【0072】
【表2】

【0073】
−“distributable”:コンテンツの配信が可能か否かを示す。
−“distribute control:コンテンツ配信に対する制御情報を示す。表3に示すような値及び意味を有してもよい。
【0074】
【表3】

【0075】
−“outputable”:コンテンツ出力端子への出力が可能か否かを示す。これはコンテンツビュー機能と区別する必要がある。
−“output control”:コンテンツ出力端子への出力に対する制御情報を示す。表4に示すような値及び意味を有してもよい。
【0076】
【表4】

【0077】
−“derivative”:コンテンツ2次変更が可能か否かを示す。これはコンテンツ格納機能と区別する必要がある。
−“derivative control”:コンテンツ2次変更に対する制御情報を示す。表5に示すような値及び意味を有してもよい。
【0078】
【表5】

【0079】
−“secure clock option”:コンテンツ保護のためのセキュリティクロック使用オプションを示す。次の表6に示すような値及び意味を有してもよい。
【0080】
【表6】

【0081】
−“view start date”:コンテンツビューの開始日付を示す。
−“view end date”:コンテンツビューの終了日付を示す。
−“view count”:コンテンツのビュー回数を示す。
−“view domain id”:コンテンツビューのためのドメイン識別子を示す。
−“view domain entry point length”:コンテンツビューのためのドメインエントリポイントの名前の長さを示す。
−“view domain entry point byte”:コンテンツビューのためのドメインエントリポイントの名前の構成バイトを示す。
−“distribute domain id”:コンテンツ配信のためのドメイン識別子を示す。
−“distribute domain entry point length”:コンテンツ配信のためのドメインエントリポイントの名前の長さを示す。
−“distribute domain entry point byte”:コンテンツ配信のためのドメインエントリポイントの名前の構成バイトを示す。
−“content transformable”:コンテンツの変換が可能か否かを示す。
−“right transformable”:権限情報の変換が可能か否かを示す。
−“area id or area information”:領域識別子または特定領域情報を示す。
−“derivative domain id”:コンテンツの2次変更のためのドメイン識別子を示す。
−“derivative domain entry point length”:コンテンツの2次変更のためのドメインエントリポイントの名前の長さを示す。
−“derivative domain entry point byte”:コンテンツの2次変更のためのドメインエントリポイントの名前の構成バイトを示す。
−“secure clock entry point length”:セキュリティクロックエントリポイント(例えば、遠隔時間サーバ)の名前の長さを示す。
−“secure clock entry point byte”:セキュリティクロックエントリポイントの名前の構成バイトを示す。
−“enable revocation”:コンテンツに対するリボケーション機能が可能か否かを示す。
−“revocation entrypoint”:リボケーション管理のためのエントリポイントを示す。
−“remote”:コンテンツがnPVRまたは遠隔管理コンテンツであるか否かを示す。
−“remote entrypoint”:nPVRまたは遠隔管理のためのコンテンツアクセスエントリポイントを示す。
【0082】
一方、RMIのフィールド構成は、次の表7に示す通りである。
【0083】
【表7】

【0084】
前記RMIに含まれたフィールドは、次の通りである。
−“length”:Right Management Information構造内の“length”フィールド以後のバイト数を示す。
−“content identifier length”: “content identifier byte”のバイト数を示す。
−“content identifier byte”:コンテンツ識別子バイトを示す。
−“exportable”:コンテンツ権限情報の外部連携が可能か否かを示す。
−“downscalable”:コンテンツ権限情報の縮小が可能か否かを示す。
−“upscalable”:コンテンツ権限情報の拡張が可能か否かを示す。
【0085】
以下、デバイスでセキュリティ連携時に必要なポリシ(Policy)情報を取得するためのシナリオを説明する。デバイスにセキュリティ連携モジュール、例えば、CAS-DRM連携モジュールがインストールされれば、デバイスは、ポリシ情報プロバイダから提供されるポリシパラメータ値の伝達を受けることができる。
【0086】
図7は、IPTVシステムにおいてデバイスにポリシ情報を配信するシナリオを説明する例示図である。
【0087】
図7に示したように、まず、CAS-DRM連携モジュールがインストールされたデバイス(110)は、該当連携モジュールの構成情報を検査する。このとき、デバイス(110)は、自分の保有したモジュール、インターフェース、能力情報など、ポリシパラメータの設定が必要な対象のリストを生成することができる。
【0088】
また、デバイス(110)は、生成されたリストに明示された情報に基づいてポリシ情報プロバイダ(100)のポリシ情報提供インターフェースを呼び出してポリシパラメータ値の配信を要求することができる(段階:S41)。このとき、デバイス(110)は、CAS-DRM連携モジュールの初期設置時に定義されたポリシ情報プロバイダ(100)のURLを使用することができる。
【0089】
ポリシ情報プロバイダ(100)は、要求されたモジュール、インターフェース能力情報などポリシパラメータ値の設定が必要な対象に対応するポリシパラメータ値をポリシ情報提供インターフェースの応答に含ませてデバイス(110)に回答する(段階:S42)。すると、デバイス(110)のポリシ適用モジュール(111)は、ポリシパラメータ値を受信して適用することができる。
【0090】
一方、前述した通り、初期設定値を正常に適用した場合であるとしても、サービス事業者の運営ポリシが変更された場合、更新インターフェースを使用したポリシ情報の更新が可能である。
【0091】
図8は、IPTVシステムにおいてデバイスにポリシ情報を配信する他のシナリオを説明する例示図である。
【0092】
図8に示したように、CAS-DRM連携モジュールが設置されたデバイス(110)がサービス領域に配置される場合、ポリシ情報プロバイダ(100)は、これを認知して該当デバイス(110)が所有するモジュール、インターフェース、能力情報などの構成要素を点検するためにデバイス(110)に設定情報を要求する(段階:S51)。
【0093】
要求情報を受信したデバイス(110)は、デバイス(110)の構成情報を該当要求に対する応答として回答する(段階:S52)。回答情報を受信したポリシ情報プロバイダ(100)は、デバイス(110)から提供された構成情報のうちポリシパラメータ値の設定が必要な部分のみを選択して、クライアントポリシ情報更新インターフェースを呼び出して該当デバイス(110)に対するポリシ情報値を配信する(段階:S53)。すると、デバイス(110)のポリシ適用モジュール(111)は、ポリシパラメータ値を受信して適用することができる。
【0094】
一方、サービス運営中にデバイス(110)の構成情報が変更されたり、サービス事業者のポリシが変更されたりした場合、以下に説明するポリシ情報更新手順に応じてポリシ設定値をデバイス(110)に配信することができる。
【0095】
図9は、IPTVシステムにおいてポリシ情報を更新するシナリオを説明するための例示図である。
【0096】
図9に示したように、最初のポリシ情報プロバイダ(100)は、デバイス(110)がサービス領域に配置された時、そのデバイス(110)の変更された構成情報を受信することができるイベント加入手順を実行する(段階:S61)。
【0097】
以後、サービス運営中にデバイス(110)の構成情報が変更される場合、デバイス(110)は、新しく追加または削除された構成情報をポリシ情報プロバイダ(100)にイベントを使用して提供することができる(段階:S62)。ポリシ情報プロバイダ(100)は、デバイス(110)の追加または削除された構成情報を確認した後、新しく適用されるポリシパラメータ値をデバイス(110)に配信することができる(段階:S63)。すると、デバイス(110)のポリシ適用モジュール(111)は、該当ポリシパラメータ値を適用することができる。
【0098】
以上、本発明に対してその好ましい実施例を図面を参照して説明したが、該当技術分野において熟練された当業者は、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想及び領域から外れない範囲内で本発明を多様に修正及び変更させて実施できることを理解することができる。従って、本発明の今後の実施例の変更は、本発明の技術を外れることができない。
【符号の説明】
【0099】
10 ソフトウェアダウンロードサーバ
11 ソフトウェアストレージ
12 ソフトウェアダウンロードマネージャ
13 配信準備モジュール
14 ユニキャスト配信モジュール
15 マルチキャスト配信モジュール
20 遠隔構成管理サーバ
30 伝送ネットワーク
44 配信ネットワークゲートウェイ
48 IPTV端末機能
60 ソフトウェアオリジネータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソフトウェアオリジネータからソフトウェアファイル及び該ソフトウェアファイルと関連付けられているメタデータを受信する段階と、
ソフトウェアの利用可能性を通知するための通知サービスのために前記メタデータを使用する段階と、
遠隔構成管理サーバを用いて消費者ドメインの配信ネットワークゲートウェイまたはIPTV端末機能に前記通知サービスを提供する段階と、
前記ソフトウェアファイルをIPネットワークを介して配信できるように準備する段階と、
前記準備されたソフトウェアファイルを前記配信ネットワークゲートウェイまたは前記IPTV端末機能にユニキャストまたはマルチキャストする段階と、
を含むことを特徴とするソフトウェアダウンロード方法。
【請求項2】
前記メタデータを使用する段階は、
前記通知サービスのための新しいエントリを追加するために前記メタデータを使用する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載のソフトウェアダウンロード方法。
【請求項3】
前記受信されたソフトウェアファイル及び前記ソフトウェアファイルと関連付けられているメタデータを格納する段階と、
前記メタデータを前記ソフトウェアファイルのフォーマッティング及びパッケージングに使用する段階と、
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のソフトウェアダウンロード方法。
【請求項4】
前記遠隔構成管理サーバを用いて、ダウンロード管理のための前記消費者ドメインの配信ネットワークゲートウェイでシグナリングを実行する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のソフトウェアダウンロード方法。
【請求項5】
前記IPTV端末機能の構成及びダウンロード管理のための前記IPTV端末機能でシグナリングを実行する段階をさらに含むことを特徴をする請求項1に記載のソフトウェアダウンロード方法。
【請求項6】
前記遠隔構成管理サーバとシグナリングし、前記メタデータを送受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のソフトウェアダウンロード方法。
【請求項7】
前記通知サービスを提供する段階は、前記ソフトウェアをダウンロードすることができるURLを前記ネットワークゲートウェイまたはIPTV端末機能に提供する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載のソフトウェアダウンロード方法。
【請求項8】
前記準備段階は、フラグメンティング、ヘッダ追加、及び配信フォーマットと互換可能なパラメータの追加のうち少なくともいずれか一つを実行することを特徴とする請求項1に記載のソフトウェアダウンロード方法。
【請求項9】
ソフトウェアオリジネータからソフトウェアファイル及び該ソフトウェアファイルと関連付けられているメタデータを受信して、前記ソフトウェアファイルをIPネットワークを介して配信できるように準備して、前記準備されたソフトウェアファイルを消費者ドメインの配信ネットワークゲートウェイまたはIPTV端末機能に送信するソフトウェアダウンロードサーバと、
前記ソフトウェアダウンロードサーバとシグナリングし、前記メタデータに基づいて前記ソフトウェアのダウンロードのための通知サービスを前記配信ネットワークゲートウェイまたは前記IPTV端末機能に提供する遠隔構成管理サーバと、を含むことを特徴とするソフトウェアダウンロードシステム。
【請求項10】
前記ソフトウェアダウンロードサーバは、前記遠隔構成管理サーバと前記メタデータとを関連付けて、前記通知サービスのための新しいエントリを追加するために前記メタデータを使用することを特徴とする請求項9に記載のソフトウェアダウンロードシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2011−504258(P2011−504258A)
【公表日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−531956(P2010−531956)
【出願日】平成20年10月17日(2008.10.17)
【国際出願番号】PCT/KR2008/006147
【国際公開番号】WO2009/057904
【国際公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【出願人】(502032105)エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド (2,269)
【Fターム(参考)】