タッチパネル式の操作表示装置
【課題】 限られた表示画面であっても効率的にメニューキーを表示するとともに操作が容易なタッチパネル式の操作表示装置を提供する。
【解決手段】 機器の動作モードを設定操作する複数のメニューキーが表示画面11に表示されるタッチパネル式の操作表示装置1であって、周方向に複数の領域に分割され、各分割領域に異なるメニューキー14が所定の順序で割り付けられた仮想的に無端の帯状領域18を所定の方向視で表示するメニューキー表示手段と、前記表示画面11に表示された前記帯状領域18以外の領域に、選択されたメニューに対応して選択可能なサブメニューキー19を表示するサブメニューキー表示手段と、前記帯状領域を一方向または他方向の何れかに回転表示させる回転操作キー17を備えて構成される。
【解決手段】 機器の動作モードを設定操作する複数のメニューキーが表示画面11に表示されるタッチパネル式の操作表示装置1であって、周方向に複数の領域に分割され、各分割領域に異なるメニューキー14が所定の順序で割り付けられた仮想的に無端の帯状領域18を所定の方向視で表示するメニューキー表示手段と、前記表示画面11に表示された前記帯状領域18以外の領域に、選択されたメニューに対応して選択可能なサブメニューキー19を表示するサブメニューキー表示手段と、前記帯状領域を一方向または他方向の何れかに回転表示させる回転操作キー17を備えて構成される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機器の動作モードを設定操作する複数のメニューキーが表示画面に表示されるタッチパネル式の操作表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、複写機の高機能化に伴って、その機能の動作モードを設定操作するメニューキーも増加している。それに対し、メニューキーを表示する表示画面は、コスト増加や、複写機の構成上の理由により、そのサイズを大きくするのは容易では無く、メニューキーの全てを効率的に表示することが困難となる場合がある。そのため、ユーザーにとって操作しにくいものとなっていた。
【0003】
そこで、このような問題を解決するものとして、すべてのメニューキーを同時に表示画面に表示出来ない場合に、メニューキーの一部分を表示画面に表示し、メニューキーをスクロール操作していくことで順次表示させ、すべてのメニューキーが選択出来る特許文献1に記載のものや、メニューキーを階層化し、上位階層から下位階層に順に更新表示させ、上位の階層のメニューキーを選択するとその下位の階層のサブメニューキーが表示され選択することができるものがある。
【特許文献1】特開平8−95439号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述したスクロール操作し直接選択するものでは、ユーザーが設定したいメニューキーを見逃した場合や、設定済みのメニューキーを再度設定し直したい場合に、例えば、探しているメニューキーが一端部付近にあり、現在のスクロール位置が他端部付近にある場合には、わざわざ他端部から一端部までスクロールしなければならず、そのため操作が煩雑になり、探していたメニューキーを見落としてしまうという虞があった。
【0005】
また、上述した下位の階層のサブメニューキーが表示され選択されるものでは、サブメニュー選択後に下位の階層から上位の階層に戻るためのキー入力操作等が必要になり操作が煩雑になるという問題もあった。
【0006】
本発明は、上述の従来欠点に鑑み、限られた表示画面であっても効率的にメニューキーを表示するとともに操作が容易なタッチパネル式の操作表示装置を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の目的を達成するため、本発明によるタッチパネル式の操作表示装置の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項1に記載した通り、機器の動作モードを設定操作する複数のメニューキーが表示画面に表示されるタッチパネル式の操作表示装置であって、周方向に複数の領域に分割され、各分割領域に異なるメニューキーが所定の順序で割り付けられた仮想的に無端の帯状領域を所定の方向視で表示するメニューキー表示手段と、前記表示画面に表示された前記帯状領域以外の領域に、選択されたメニューに対応して選択可能なサブメニューキーを表示するサブメニューキー表示手段と、前記帯状領域を一方向または他方向の何れかに回転表示させる回転操作キーとを備えてある点にある。
【0008】
上述の構成によれば、メニューキーが、仮想的に無端の帯状領域に所定の順序で割り付けられ、前記帯状領域が一方向または他方向の何れかに回転表示されるので、ユーザーが一度設定したメニューキーについて再度設定し直したい場合や、探していたメニューキーを見逃しても、前記帯状領域を一方向または他方向に回転させることにより、再び表示させることができるのである。
【0009】
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一の特徴構成に加えて、前記メニューキー表示手段は、前記分割領域に割り付けられたメニューキーに対応して設定されたサブメニューを前記分割領域に表示するように構成してある点にある。
【0010】
上述の構成によれば、一度設定されたサブメニューがメニューキーに対応して表示されるので、メニューキーを見れば、その設定内容も同時に確認することが出来、ユーザーが設定内容を確認したいときは、メニューキーを探すことで設定内容を容易に確認できる。
【0011】
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第一または第二の特徴構成に加えて、前記回転操作キーで回転表示される前記帯状領域が所定位置に停止したときに、停止位置に対応した前記メニューキーを自動選択する自動選択手段を設けてある点にある。
【0012】
上述の構成によれば、停止位置に対応した前記メニューキーが自動選択されるので、選択のためにメニューキーを押さずとも、前記回転操作キーのみを操作することでメニューキーが選択され、ユーザーのキー操作が軽減される。
【0013】
同第四の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、上述の第一から第三の何れかの特徴構成に加えて、前記メニューキー表示手段で表示される分割領域のサイズを切替設定するサイズ切替手段を設けてある点にある。
【0014】
上述の構成によれば、ユーザーがより多くのメニューキーを表示したいときは分割領域を小さくし、また見やすいものを望む場合には分割領域を大きくすることができ、ユーザーの希望する大きさでメニューキーを表示することができるのである。
【0015】
同第五の特徴構成は、同請求項5に記載した通り、上述の第一から第四の何れかの特徴構成に加えて、前記メニューキー表示手段で表示される分割領域の相対位置を認識可能なスケール表示手段を設けてある点にある。
【0016】
上述の構成によれば、ユーザーは現在表示されるメニューキーが前記帯状領域のどの位置にあるか容易に認識することができ、選択したいメニューキーを探し易くなるのである。
【発明の効果】
【0017】
以上説明した通り、本発明によれば、限られた表示画面であっても効率的にメニューキーを表示するとともに操作が容易なタッチパネル式の操作表示装置を提供することができるようになった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下に本発明によるタッチパネル式の操作表示装置1が複写機に搭載された場合の実施の形態を説明する。図1に示すように、前記操作表示装置1は所定のプログラムに基づいて表示制御する表示制御CPU2と、前記所定のプログラムが格納されるROM3と、ワーキングエリアとしてのRAM4と、液晶表示画面11を構成する液晶表示部12への表示データを展開するVRAM5と、前記VRAM5の表示データに基づいて前記液晶表示部12を駆動する液晶ドライバ7と、ユーザーが押下したタッチパネル13の位置を検出する位置検出部8と、プリントキーの背面に配置されたプリントキーバックライト51等、LED等で構成される個別の表示素子に対するドライバ回路9と、プリントキー50や数値キー60等の操作信号を入力するバッファ回路10と、前記バッファ回路10等と前記表示制御CPU2との間の設けた入出力ポート6等を備えて構成され、前記表示制御CPU2は複写機本体制御部200と通信ラインを介して接続される。
【0019】
前記表示画面11は、液晶表示部12と、前記液晶表示部12の表面に配置された透明電極でなるタッチパネル13を備えて構成される。前記タッチパネル13が押下されると、前記位置検出部8で検出された位置情報が前記入出力ポート6を介して前記表示制御CPU2に入力され、前記CPU2により前記VRAM5に展開されている表示データに基づいてどのキーが選択されたかが判断される。前記液晶ドライバ7は前記VRAM5に展開された表示データに基づいて前記液晶表示部12を駆動する。これらの動作により、前記表示画面11にキー入力があると前記プログラムに基づいて前記表示画面11の表示が更新制御されるように構成されている。
【0020】
図4に示すように、前記操作表示装置1には、上述した表示画面11に加えて、コピー枚数等を設定する数値キー60、複写動作を起動するプリントキー50、初期設定画面を起動する初期設定スイッチ90等が配置されている。
【0021】
図4、図5、図6、図7に示すように、前記表示画面11上の下部領域には略円筒状のエンドレスの帯状領域18が表示され、その帯状領域18の表示面側を長手方向に沿って3分割した分割領域に複数のメニューキー14が割り付け配置される。前記メニューキー14の下側領域14aにメニュー項目(用紙、倍率等)が表示され、上側領域14bに前記メニュー項目に対応して設定されたサブメニュー項目(A4タテ、自動倍率設定等)が表示される。前記帯状領域18の上部領域には選択された前記メニューキー14に対応するメニュー項目の詳細設定を行うためのサブメニューキー表示領域16が設けられ、そのために必要なサブメニューキー19が表示される。ここで、初期状態において、前記上側領域14bのサブメニュー項目にはデフォルト値が表示される。尚、前記帯状領域18の表示面側の分割数は、3分割されるものに限定されるものでなく、長手方向に4分割されるものや、5分割されるもの等任意の分割数で適宜設計されるものである。
【0022】
前記帯状領域18の両端には回転操作キー17が配置され、左側の前記回転操作キー17を押下すると前記帯状領域18に表示された前記メニューキー14が左周りに回転するように表示され、右側の前記回転操作キー17を押下すると前記帯状領域18に表示された前記メニューキー14が右周りに回転するように表示され、一周すると同一のメニューキー14が再度表示されるようになる。
【0023】
前記回転操作キー17のいずれかが一回押下されると表示されているメニューキー14が一分割領域の幅分だけ左または右方向に回転するように構成されるものや、前記回転操作キー17が一回押下されると、表示されている前記メニューキー14が全て次のメニューキー14に、つまり、三分割領域の幅分だけ左または右方向に回転するように構成されるものでも良い。
【0024】
前記回転操作キー17が所定時間連続して押下されると、その後は所定の回転速度で前記メニューキー14が連続的に回転表示し続け、また、連続して押下される時間が前記所定時間を超えると、回転速度をさらに上げて前記メニューキー14が回転表示されるよう制御される。
【0025】
前記回転操作キー17が単発的に押下される場合には、操作のオンエッジでメニューキー14が回転表示され、前記回転操作キー17が連続して押下され続ける場合には、押下開始から所定時間経過後に回転を開始し、操作のオフエッジで回転表示が停止するよう制御される。
【0026】
図2に示すように、前記表示制御CPU2により制御される前記操作表示装置1を、本発明を中心とした機能ブロックに分けて説明すると、前記ROM3に格納されたメニューテーブル20と、前記メニューキー14を前記表示画面11に表示制御するメニューキー表示手段30と、選択された前記メニューキー14に対応する前記サブメニューキー19を前記サブメニューキー表示領域16に表示するサブメニューキー表示手段40を備えて構成される。
【0027】
前記メニューテーブル20にはプリント動作の設定項目として、用紙サイズ、読取濃度、排紙処理(ソート等)、倍率等のメニューと、各メニューの詳細な設定項目として、例えば用紙に対応するものとして、A3、A4縦、A4横、A5、B4等のサブメニューが関連付けされて格納されている。
【0028】
前記メニューキー表示手段30は、割付処理部31と、回転処理部32と、操作検知部33と、サブメニューキー表示部16とを備えて構成される。
【0029】
前記割付処理部31は図4に示す帯状領域18の各分割領域に各メニューキー14を所定の順序で割り付けて表示制御し、前記回転処理部32は前記回転操作キー17の操作に応答して前記帯状領域18に割り付けられた前記メニューキー14が左または右方向に回転するように表示切替制御する。
【0030】
図2に示すように、前記操作検知部33は前記メニューキー14に対する選択操作がなされるとそれを検知し、前記サブメニューキー表示手段40を起動する。前記サブメニューキー表示手段40は、前記メニューテーブル20を参照して、選択されたメニュー項目に対応するサブメニューキー19をサブメニューキー表示領域16に表示制御し、選択操作されたサブメニューキー19情報をサブメニュー表示部34に送信する。前記サブメニュー表示部34は前記メニューキー14の上側領域14bに前記メニュー項目に対応して設定された前記サブメニュー項目を表示制御する。
【0031】
上述の構成により、オペレータが、前記回転操作キー17を操作して前記帯状領域18に表示された複数のメニューキー14を回転させることにより目的とするメニューキー14が表示され、当該メニューキー14を選択操作することでサブメニューキー表示領域16に、選択されたメニューキー14に対応するサブメニューキー19が表示され、さらに目的とするサブメニューキーを選択操作することにより各メニューの詳細な設定が行なわれるのである。
【0032】
以下に本発明によるメニュー項目の選択操作を、例として用紙をA3、倍率を141%、濃度を6段階中2番目に濃い濃度に設定する条件でコピー動作を実行する場合について、図3のフローチャートに基づいて説明する。
【0033】
オペレータが前記メニューキー14の中から用紙キーを選択すると(S1)、図5(a)に示すように、前記サブメニューキー表示領域16に前記用紙キーに対応した前記サブメニューキー19が表示される。図5(b)に示すように、オペレータが前記サブメニューキー19からA3を選択すると前記メニューキー14の上部領域14bにサブメニューのA4が表示される(S2)。
【0034】
次に、前記メニューキー14の中から倍率キーを選択すると(S3)、図6(a)に示すように、前記サブメニューキー表示領域16に前記倍率キーに対応するサブメニューキー19が表示される。図6(b)に示すように、オペレータが前記サブメニューキー19から拡大コピーの倍率141%を選択すると前記メニューキー14の上部領域14bにサブメニューの141%が表示される(S4)。
【0035】
次に濃度を設定したい場合には、右側の前記回転操作キー17を操作して前記帯状領域18を回転操作させて所望の濃度キーを表示させる(S5)。図7(a)に示すように、オペレータが前記メニューキー14の中から濃度キーを選択し(S6)、図7(b)に示すように、前記サブメニューキー表示領域16に表示されたサブメニューキー19から6段階中2番目に濃い濃度に設定する濃度キーを選択すると、選択された濃度が前記メニューキー14の上部領域14bに表示される(S7)。
【0036】
このようにしてメニューの設定入力が終了し、前記プリントキー50を押下することにより設定されたメニューの下でコピーが開始される(S8)。
【0037】
以上説明したように、本発明によれば限られた表示画面であっても効率的にメニューキーを表示するとともに操作が容易なタッチパネル式の操作表示装置が実現できるようになった。さらに、メニューキー14がエンドレスの帯状領域18に割り付けられ、一回転でメニューキーが元の表示状態に戻るように表示制御されるので、設定を望むメニューキーを容易に見つけ出すことができるという利点があり、選択されたメニューの詳細を設定するためにサブメニューキーを大きな表示領域に表示できるので、設定操作も極めて円滑に行なうことができるようになった。
【0038】
以下に別実施の形態を説明する。上述した実施形態では、前記メニューキー14を押下することにより前記メニューキー14が選択されるものであったが、例えば、図8に示すように、前記帯状領域18の下部中央にポインタ70を表示し、前記ポインタ70の指示位置に対応するメニューキー14が自動選択される自動選択手段を設けて構成し、前記回転操作キー17を操作して前記帯状領域18を回転表示させ、選択したい前記メニューキー14を前記ポインタ70の指す位置に合わせることで、自動的に前記メニューキー14が選択されるように構成するものであっても良い。
【0039】
上述した実施形態では、前記帯状領域18は、図4、図5、図6、図7に示すように、横に回転するドラム状のもので構成されていたが、前記帯状領域18の態様はこれに限られるものではなく図9に示すように単に長方形のものや、図10に示すように前記帯状領域18が縦に回転するものであっても良い。
【0040】
また、前記操作表示装置1に、サイズ切替手段35(図2中、破線で示される)を設けて、図11に示すように、前記サイズ切替手段35により同一画面で帯状領域18に表示されるメニューキー14の数を異ならせるように切替表示可能に構成するものであっても良い。例えば、オペレータにより図4に示す初期設定キー90が操作されたときに、初期設定画面が起動され、初期設定画面に表示される前記メニューキー14の表示サイズ設定キーが選択操作されると複数の表示サイズ設定項目が表示されるように構成し、それらから望むサイズが選択されると、サイズ切替手段35により表示される前記メニューキー14のサイズが変更されるように構成することができる。これにより情報(メニューキー)の表示数を可変にできるので、オペレータの好みに合った表示態様で表示操作可能になる。例えば、手馴れたオペレータであれば一度に多くのメニューキーを表示させることで迅速に設定操作可能にし、目の不自由なオペレータであれば、メニューキーの表示数は少ないものの文字等を大きく表示させることで操作を容易に行なうことができるようになるのである。
【0041】
上述のタッチパネル式の操作表示装置1に、表示されているメニューキー14の前記帯状領域18の中での相対位置を認識可能にするスケール表示手段36(図2中、破線で示される)を備えるものであっても良い。図12に示すように、前記スケール表示手段36は、前記メニューキー14が割付配置された帯状領域18の全域を表す直線のスケール81と、表示されているメニューキーが前記スケール81のどの位置にあるかを示すマーカー82とで構成され、前記回転操作キー17を操作して前記帯状領域18を回転させると、それに合わせて前記マーカー82の位置が変化するように表示制御するように構成するものである。これにより、ユーザーは現在表示される前記メニューキー14が前記帯状領域18のどの位置にあるか容易に認識することができ、選択したい前記メニューキー14を探し易くなるのである。
【0042】
また、前記スケール表示手段36により表示されるスケール81は図12に示される直線上の表示態様に限定されるものでなく、円形スケールや楕円形スケール等表示態様は適宜設定されるものである。
【0043】
上述した何れかの実施形態に加えて、前記メニューキー表示手段30に、前記メニューキー14が割付配置された帯状領域18を掲示板として使用し、任意のメッセージを表示するメッセージ表示手段を設け、複写機として使用されていないときに任意のメッセージを表示するように構成するものであってもよい。例えば、操作表示装置に対して所定時間何の操作もなされないときに、設定されたメニューを初期メニューに復帰させるオートリセット機能(複写機本体制御部からオートリセット信号が入力される)の作動に同期してメッセージ表示手段が起動して、前記帯状領域にメッセージを固定表示するか或いは移動表示するのである。メッセージは、「トナーを補給してください。」といった複写機のメンテナンス情報、或いは、任意の広告メッセージが表示されるように構成することができる。広告メッセージの場合には、募集したスポンサーからの広告メッセージを書き換え可能な記憶手段に記憶し、前記メッセージ表示手段が読み出して表示させるように構成することができる。前記記憶手段に記憶されたメッセージをオンラインで更新可能に構成することにより定期的に変更することも可能である。
【0044】
上述した実施形態では、本発明によるタッチパネル式の操作表示装置を複写機に搭載したものを説明したが、搭載される機器はこれに限定されるものではなく、スキャナ等複数のメニューを設定する必要のある任意の機器に搭載できることはいうまでも無い。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】操作表示装置の構成を説明する図
【図2】操作表示装置の制御ブロック構成図
【図3】フローチャート
【図4】操作表示装置の平面図
【図5】表示画面の動作を説明する図
【図6】表示画面の動作を説明する図
【図7】表示画面の動作を説明する図
【図8】別実施形態における自動選択手段を説明する図
【図9】別実施形態における帯状領域を説明する図
【図10】別実施形態における帯状領域を説明する図
【図11】別実施形態におけるサイズ切替手段を説明する図
【図12】別実施形態におけるスケール表示手段を説明する図
【符号の説明】
【0046】
1:操作表示装置
11:表示画面
14:メニューキー
15:サブメニュー
17:回転操作キー
18:帯状領域
30:メニューキー表示手段
35:サイズ切替手段
36:スケール表示手段
40:サブメニューキー表示手段
【技術分野】
【0001】
本発明は、機器の動作モードを設定操作する複数のメニューキーが表示画面に表示されるタッチパネル式の操作表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、複写機の高機能化に伴って、その機能の動作モードを設定操作するメニューキーも増加している。それに対し、メニューキーを表示する表示画面は、コスト増加や、複写機の構成上の理由により、そのサイズを大きくするのは容易では無く、メニューキーの全てを効率的に表示することが困難となる場合がある。そのため、ユーザーにとって操作しにくいものとなっていた。
【0003】
そこで、このような問題を解決するものとして、すべてのメニューキーを同時に表示画面に表示出来ない場合に、メニューキーの一部分を表示画面に表示し、メニューキーをスクロール操作していくことで順次表示させ、すべてのメニューキーが選択出来る特許文献1に記載のものや、メニューキーを階層化し、上位階層から下位階層に順に更新表示させ、上位の階層のメニューキーを選択するとその下位の階層のサブメニューキーが表示され選択することができるものがある。
【特許文献1】特開平8−95439号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述したスクロール操作し直接選択するものでは、ユーザーが設定したいメニューキーを見逃した場合や、設定済みのメニューキーを再度設定し直したい場合に、例えば、探しているメニューキーが一端部付近にあり、現在のスクロール位置が他端部付近にある場合には、わざわざ他端部から一端部までスクロールしなければならず、そのため操作が煩雑になり、探していたメニューキーを見落としてしまうという虞があった。
【0005】
また、上述した下位の階層のサブメニューキーが表示され選択されるものでは、サブメニュー選択後に下位の階層から上位の階層に戻るためのキー入力操作等が必要になり操作が煩雑になるという問題もあった。
【0006】
本発明は、上述の従来欠点に鑑み、限られた表示画面であっても効率的にメニューキーを表示するとともに操作が容易なタッチパネル式の操作表示装置を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の目的を達成するため、本発明によるタッチパネル式の操作表示装置の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項1に記載した通り、機器の動作モードを設定操作する複数のメニューキーが表示画面に表示されるタッチパネル式の操作表示装置であって、周方向に複数の領域に分割され、各分割領域に異なるメニューキーが所定の順序で割り付けられた仮想的に無端の帯状領域を所定の方向視で表示するメニューキー表示手段と、前記表示画面に表示された前記帯状領域以外の領域に、選択されたメニューに対応して選択可能なサブメニューキーを表示するサブメニューキー表示手段と、前記帯状領域を一方向または他方向の何れかに回転表示させる回転操作キーとを備えてある点にある。
【0008】
上述の構成によれば、メニューキーが、仮想的に無端の帯状領域に所定の順序で割り付けられ、前記帯状領域が一方向または他方向の何れかに回転表示されるので、ユーザーが一度設定したメニューキーについて再度設定し直したい場合や、探していたメニューキーを見逃しても、前記帯状領域を一方向または他方向に回転させることにより、再び表示させることができるのである。
【0009】
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一の特徴構成に加えて、前記メニューキー表示手段は、前記分割領域に割り付けられたメニューキーに対応して設定されたサブメニューを前記分割領域に表示するように構成してある点にある。
【0010】
上述の構成によれば、一度設定されたサブメニューがメニューキーに対応して表示されるので、メニューキーを見れば、その設定内容も同時に確認することが出来、ユーザーが設定内容を確認したいときは、メニューキーを探すことで設定内容を容易に確認できる。
【0011】
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第一または第二の特徴構成に加えて、前記回転操作キーで回転表示される前記帯状領域が所定位置に停止したときに、停止位置に対応した前記メニューキーを自動選択する自動選択手段を設けてある点にある。
【0012】
上述の構成によれば、停止位置に対応した前記メニューキーが自動選択されるので、選択のためにメニューキーを押さずとも、前記回転操作キーのみを操作することでメニューキーが選択され、ユーザーのキー操作が軽減される。
【0013】
同第四の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、上述の第一から第三の何れかの特徴構成に加えて、前記メニューキー表示手段で表示される分割領域のサイズを切替設定するサイズ切替手段を設けてある点にある。
【0014】
上述の構成によれば、ユーザーがより多くのメニューキーを表示したいときは分割領域を小さくし、また見やすいものを望む場合には分割領域を大きくすることができ、ユーザーの希望する大きさでメニューキーを表示することができるのである。
【0015】
同第五の特徴構成は、同請求項5に記載した通り、上述の第一から第四の何れかの特徴構成に加えて、前記メニューキー表示手段で表示される分割領域の相対位置を認識可能なスケール表示手段を設けてある点にある。
【0016】
上述の構成によれば、ユーザーは現在表示されるメニューキーが前記帯状領域のどの位置にあるか容易に認識することができ、選択したいメニューキーを探し易くなるのである。
【発明の効果】
【0017】
以上説明した通り、本発明によれば、限られた表示画面であっても効率的にメニューキーを表示するとともに操作が容易なタッチパネル式の操作表示装置を提供することができるようになった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下に本発明によるタッチパネル式の操作表示装置1が複写機に搭載された場合の実施の形態を説明する。図1に示すように、前記操作表示装置1は所定のプログラムに基づいて表示制御する表示制御CPU2と、前記所定のプログラムが格納されるROM3と、ワーキングエリアとしてのRAM4と、液晶表示画面11を構成する液晶表示部12への表示データを展開するVRAM5と、前記VRAM5の表示データに基づいて前記液晶表示部12を駆動する液晶ドライバ7と、ユーザーが押下したタッチパネル13の位置を検出する位置検出部8と、プリントキーの背面に配置されたプリントキーバックライト51等、LED等で構成される個別の表示素子に対するドライバ回路9と、プリントキー50や数値キー60等の操作信号を入力するバッファ回路10と、前記バッファ回路10等と前記表示制御CPU2との間の設けた入出力ポート6等を備えて構成され、前記表示制御CPU2は複写機本体制御部200と通信ラインを介して接続される。
【0019】
前記表示画面11は、液晶表示部12と、前記液晶表示部12の表面に配置された透明電極でなるタッチパネル13を備えて構成される。前記タッチパネル13が押下されると、前記位置検出部8で検出された位置情報が前記入出力ポート6を介して前記表示制御CPU2に入力され、前記CPU2により前記VRAM5に展開されている表示データに基づいてどのキーが選択されたかが判断される。前記液晶ドライバ7は前記VRAM5に展開された表示データに基づいて前記液晶表示部12を駆動する。これらの動作により、前記表示画面11にキー入力があると前記プログラムに基づいて前記表示画面11の表示が更新制御されるように構成されている。
【0020】
図4に示すように、前記操作表示装置1には、上述した表示画面11に加えて、コピー枚数等を設定する数値キー60、複写動作を起動するプリントキー50、初期設定画面を起動する初期設定スイッチ90等が配置されている。
【0021】
図4、図5、図6、図7に示すように、前記表示画面11上の下部領域には略円筒状のエンドレスの帯状領域18が表示され、その帯状領域18の表示面側を長手方向に沿って3分割した分割領域に複数のメニューキー14が割り付け配置される。前記メニューキー14の下側領域14aにメニュー項目(用紙、倍率等)が表示され、上側領域14bに前記メニュー項目に対応して設定されたサブメニュー項目(A4タテ、自動倍率設定等)が表示される。前記帯状領域18の上部領域には選択された前記メニューキー14に対応するメニュー項目の詳細設定を行うためのサブメニューキー表示領域16が設けられ、そのために必要なサブメニューキー19が表示される。ここで、初期状態において、前記上側領域14bのサブメニュー項目にはデフォルト値が表示される。尚、前記帯状領域18の表示面側の分割数は、3分割されるものに限定されるものでなく、長手方向に4分割されるものや、5分割されるもの等任意の分割数で適宜設計されるものである。
【0022】
前記帯状領域18の両端には回転操作キー17が配置され、左側の前記回転操作キー17を押下すると前記帯状領域18に表示された前記メニューキー14が左周りに回転するように表示され、右側の前記回転操作キー17を押下すると前記帯状領域18に表示された前記メニューキー14が右周りに回転するように表示され、一周すると同一のメニューキー14が再度表示されるようになる。
【0023】
前記回転操作キー17のいずれかが一回押下されると表示されているメニューキー14が一分割領域の幅分だけ左または右方向に回転するように構成されるものや、前記回転操作キー17が一回押下されると、表示されている前記メニューキー14が全て次のメニューキー14に、つまり、三分割領域の幅分だけ左または右方向に回転するように構成されるものでも良い。
【0024】
前記回転操作キー17が所定時間連続して押下されると、その後は所定の回転速度で前記メニューキー14が連続的に回転表示し続け、また、連続して押下される時間が前記所定時間を超えると、回転速度をさらに上げて前記メニューキー14が回転表示されるよう制御される。
【0025】
前記回転操作キー17が単発的に押下される場合には、操作のオンエッジでメニューキー14が回転表示され、前記回転操作キー17が連続して押下され続ける場合には、押下開始から所定時間経過後に回転を開始し、操作のオフエッジで回転表示が停止するよう制御される。
【0026】
図2に示すように、前記表示制御CPU2により制御される前記操作表示装置1を、本発明を中心とした機能ブロックに分けて説明すると、前記ROM3に格納されたメニューテーブル20と、前記メニューキー14を前記表示画面11に表示制御するメニューキー表示手段30と、選択された前記メニューキー14に対応する前記サブメニューキー19を前記サブメニューキー表示領域16に表示するサブメニューキー表示手段40を備えて構成される。
【0027】
前記メニューテーブル20にはプリント動作の設定項目として、用紙サイズ、読取濃度、排紙処理(ソート等)、倍率等のメニューと、各メニューの詳細な設定項目として、例えば用紙に対応するものとして、A3、A4縦、A4横、A5、B4等のサブメニューが関連付けされて格納されている。
【0028】
前記メニューキー表示手段30は、割付処理部31と、回転処理部32と、操作検知部33と、サブメニューキー表示部16とを備えて構成される。
【0029】
前記割付処理部31は図4に示す帯状領域18の各分割領域に各メニューキー14を所定の順序で割り付けて表示制御し、前記回転処理部32は前記回転操作キー17の操作に応答して前記帯状領域18に割り付けられた前記メニューキー14が左または右方向に回転するように表示切替制御する。
【0030】
図2に示すように、前記操作検知部33は前記メニューキー14に対する選択操作がなされるとそれを検知し、前記サブメニューキー表示手段40を起動する。前記サブメニューキー表示手段40は、前記メニューテーブル20を参照して、選択されたメニュー項目に対応するサブメニューキー19をサブメニューキー表示領域16に表示制御し、選択操作されたサブメニューキー19情報をサブメニュー表示部34に送信する。前記サブメニュー表示部34は前記メニューキー14の上側領域14bに前記メニュー項目に対応して設定された前記サブメニュー項目を表示制御する。
【0031】
上述の構成により、オペレータが、前記回転操作キー17を操作して前記帯状領域18に表示された複数のメニューキー14を回転させることにより目的とするメニューキー14が表示され、当該メニューキー14を選択操作することでサブメニューキー表示領域16に、選択されたメニューキー14に対応するサブメニューキー19が表示され、さらに目的とするサブメニューキーを選択操作することにより各メニューの詳細な設定が行なわれるのである。
【0032】
以下に本発明によるメニュー項目の選択操作を、例として用紙をA3、倍率を141%、濃度を6段階中2番目に濃い濃度に設定する条件でコピー動作を実行する場合について、図3のフローチャートに基づいて説明する。
【0033】
オペレータが前記メニューキー14の中から用紙キーを選択すると(S1)、図5(a)に示すように、前記サブメニューキー表示領域16に前記用紙キーに対応した前記サブメニューキー19が表示される。図5(b)に示すように、オペレータが前記サブメニューキー19からA3を選択すると前記メニューキー14の上部領域14bにサブメニューのA4が表示される(S2)。
【0034】
次に、前記メニューキー14の中から倍率キーを選択すると(S3)、図6(a)に示すように、前記サブメニューキー表示領域16に前記倍率キーに対応するサブメニューキー19が表示される。図6(b)に示すように、オペレータが前記サブメニューキー19から拡大コピーの倍率141%を選択すると前記メニューキー14の上部領域14bにサブメニューの141%が表示される(S4)。
【0035】
次に濃度を設定したい場合には、右側の前記回転操作キー17を操作して前記帯状領域18を回転操作させて所望の濃度キーを表示させる(S5)。図7(a)に示すように、オペレータが前記メニューキー14の中から濃度キーを選択し(S6)、図7(b)に示すように、前記サブメニューキー表示領域16に表示されたサブメニューキー19から6段階中2番目に濃い濃度に設定する濃度キーを選択すると、選択された濃度が前記メニューキー14の上部領域14bに表示される(S7)。
【0036】
このようにしてメニューの設定入力が終了し、前記プリントキー50を押下することにより設定されたメニューの下でコピーが開始される(S8)。
【0037】
以上説明したように、本発明によれば限られた表示画面であっても効率的にメニューキーを表示するとともに操作が容易なタッチパネル式の操作表示装置が実現できるようになった。さらに、メニューキー14がエンドレスの帯状領域18に割り付けられ、一回転でメニューキーが元の表示状態に戻るように表示制御されるので、設定を望むメニューキーを容易に見つけ出すことができるという利点があり、選択されたメニューの詳細を設定するためにサブメニューキーを大きな表示領域に表示できるので、設定操作も極めて円滑に行なうことができるようになった。
【0038】
以下に別実施の形態を説明する。上述した実施形態では、前記メニューキー14を押下することにより前記メニューキー14が選択されるものであったが、例えば、図8に示すように、前記帯状領域18の下部中央にポインタ70を表示し、前記ポインタ70の指示位置に対応するメニューキー14が自動選択される自動選択手段を設けて構成し、前記回転操作キー17を操作して前記帯状領域18を回転表示させ、選択したい前記メニューキー14を前記ポインタ70の指す位置に合わせることで、自動的に前記メニューキー14が選択されるように構成するものであっても良い。
【0039】
上述した実施形態では、前記帯状領域18は、図4、図5、図6、図7に示すように、横に回転するドラム状のもので構成されていたが、前記帯状領域18の態様はこれに限られるものではなく図9に示すように単に長方形のものや、図10に示すように前記帯状領域18が縦に回転するものであっても良い。
【0040】
また、前記操作表示装置1に、サイズ切替手段35(図2中、破線で示される)を設けて、図11に示すように、前記サイズ切替手段35により同一画面で帯状領域18に表示されるメニューキー14の数を異ならせるように切替表示可能に構成するものであっても良い。例えば、オペレータにより図4に示す初期設定キー90が操作されたときに、初期設定画面が起動され、初期設定画面に表示される前記メニューキー14の表示サイズ設定キーが選択操作されると複数の表示サイズ設定項目が表示されるように構成し、それらから望むサイズが選択されると、サイズ切替手段35により表示される前記メニューキー14のサイズが変更されるように構成することができる。これにより情報(メニューキー)の表示数を可変にできるので、オペレータの好みに合った表示態様で表示操作可能になる。例えば、手馴れたオペレータであれば一度に多くのメニューキーを表示させることで迅速に設定操作可能にし、目の不自由なオペレータであれば、メニューキーの表示数は少ないものの文字等を大きく表示させることで操作を容易に行なうことができるようになるのである。
【0041】
上述のタッチパネル式の操作表示装置1に、表示されているメニューキー14の前記帯状領域18の中での相対位置を認識可能にするスケール表示手段36(図2中、破線で示される)を備えるものであっても良い。図12に示すように、前記スケール表示手段36は、前記メニューキー14が割付配置された帯状領域18の全域を表す直線のスケール81と、表示されているメニューキーが前記スケール81のどの位置にあるかを示すマーカー82とで構成され、前記回転操作キー17を操作して前記帯状領域18を回転させると、それに合わせて前記マーカー82の位置が変化するように表示制御するように構成するものである。これにより、ユーザーは現在表示される前記メニューキー14が前記帯状領域18のどの位置にあるか容易に認識することができ、選択したい前記メニューキー14を探し易くなるのである。
【0042】
また、前記スケール表示手段36により表示されるスケール81は図12に示される直線上の表示態様に限定されるものでなく、円形スケールや楕円形スケール等表示態様は適宜設定されるものである。
【0043】
上述した何れかの実施形態に加えて、前記メニューキー表示手段30に、前記メニューキー14が割付配置された帯状領域18を掲示板として使用し、任意のメッセージを表示するメッセージ表示手段を設け、複写機として使用されていないときに任意のメッセージを表示するように構成するものであってもよい。例えば、操作表示装置に対して所定時間何の操作もなされないときに、設定されたメニューを初期メニューに復帰させるオートリセット機能(複写機本体制御部からオートリセット信号が入力される)の作動に同期してメッセージ表示手段が起動して、前記帯状領域にメッセージを固定表示するか或いは移動表示するのである。メッセージは、「トナーを補給してください。」といった複写機のメンテナンス情報、或いは、任意の広告メッセージが表示されるように構成することができる。広告メッセージの場合には、募集したスポンサーからの広告メッセージを書き換え可能な記憶手段に記憶し、前記メッセージ表示手段が読み出して表示させるように構成することができる。前記記憶手段に記憶されたメッセージをオンラインで更新可能に構成することにより定期的に変更することも可能である。
【0044】
上述した実施形態では、本発明によるタッチパネル式の操作表示装置を複写機に搭載したものを説明したが、搭載される機器はこれに限定されるものではなく、スキャナ等複数のメニューを設定する必要のある任意の機器に搭載できることはいうまでも無い。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】操作表示装置の構成を説明する図
【図2】操作表示装置の制御ブロック構成図
【図3】フローチャート
【図4】操作表示装置の平面図
【図5】表示画面の動作を説明する図
【図6】表示画面の動作を説明する図
【図7】表示画面の動作を説明する図
【図8】別実施形態における自動選択手段を説明する図
【図9】別実施形態における帯状領域を説明する図
【図10】別実施形態における帯状領域を説明する図
【図11】別実施形態におけるサイズ切替手段を説明する図
【図12】別実施形態におけるスケール表示手段を説明する図
【符号の説明】
【0046】
1:操作表示装置
11:表示画面
14:メニューキー
15:サブメニュー
17:回転操作キー
18:帯状領域
30:メニューキー表示手段
35:サイズ切替手段
36:スケール表示手段
40:サブメニューキー表示手段
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器の動作モードを設定操作する複数のメニューキーが表示画面に表示されるタッチパネル式の操作表示装置であって、
周方向に複数の領域に分割され、各分割領域に異なるメニューキーが所定の順序で割り付けられた仮想的に無端の帯状領域を所定の方向視で表示するメニューキー表示手段と、前記表示画面に表示された前記帯状領域以外の領域に、選択されたメニューに対応して選択可能なサブメニューキーを表示するサブメニューキー表示手段と、前記帯状領域を一方向または他方向の何れかに回転表示させる回転操作キーとを備えてあるタッチパネル式の操作表示装置。
【請求項2】
前記メニューキー表示手段は、前記分割領域に割り付けられたメニューキーに対応して設定されたサブメニューを前記分割領域に表示するように構成してある請求項1記載のタッチパネル式の操作表示装置。
【請求項3】
前記回転操作キーで回転表示される前記帯状領域が所定位置に停止したときに、停止位置に対応した前記メニューキーを自動選択する自動選択手段を設けてある請求項1または2記載のタッチパネル式の操作表示装置。
【請求項4】
前記メニューキー表示手段で表示される分割領域のサイズを切替設定するサイズ切替手段を設けてある請求項1から3の何れかに記載のタッチパネル式の操作表示装置。
【請求項5】
前記メニューキー表示手段で表示される分割領域の相対位置を認識可能なスケール表示手段を設けてある請求項1から4の何れかに記載のタッチパネル式の操作表示装置。
【請求項1】
機器の動作モードを設定操作する複数のメニューキーが表示画面に表示されるタッチパネル式の操作表示装置であって、
周方向に複数の領域に分割され、各分割領域に異なるメニューキーが所定の順序で割り付けられた仮想的に無端の帯状領域を所定の方向視で表示するメニューキー表示手段と、前記表示画面に表示された前記帯状領域以外の領域に、選択されたメニューに対応して選択可能なサブメニューキーを表示するサブメニューキー表示手段と、前記帯状領域を一方向または他方向の何れかに回転表示させる回転操作キーとを備えてあるタッチパネル式の操作表示装置。
【請求項2】
前記メニューキー表示手段は、前記分割領域に割り付けられたメニューキーに対応して設定されたサブメニューを前記分割領域に表示するように構成してある請求項1記載のタッチパネル式の操作表示装置。
【請求項3】
前記回転操作キーで回転表示される前記帯状領域が所定位置に停止したときに、停止位置に対応した前記メニューキーを自動選択する自動選択手段を設けてある請求項1または2記載のタッチパネル式の操作表示装置。
【請求項4】
前記メニューキー表示手段で表示される分割領域のサイズを切替設定するサイズ切替手段を設けてある請求項1から3の何れかに記載のタッチパネル式の操作表示装置。
【請求項5】
前記メニューキー表示手段で表示される分割領域の相対位置を認識可能なスケール表示手段を設けてある請求項1から4の何れかに記載のタッチパネル式の操作表示装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2006−24144(P2006−24144A)
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−203824(P2004−203824)
【出願日】平成16年7月9日(2004.7.9)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年7月9日(2004.7.9)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】
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