説明

デジタルカメラ

【課題】薄型デジタルカメラのホールド性を高める。
【解決手段】幅方向および高さ方向に延設された前後面によりカメラボディ1が形成され、このカメラボディ1の前面に被写体光束が入射する窓部7が設けられ、後面に撮影画像を表示するための表示モニタ15が配設され、上面に撮影時に操作される操作部材9,10が配設されるとともに、カメラボディ内には、窓部7から入射した被写体光束を撮像素子に導くための撮影光学系を支持するレンズ鏡筒41が収容され、かつ、表示モニタ15に対して略平行に基板44、板状のバッテリ45、およびメモリカード46がそれぞれ収容され、レンズ鏡筒41の大きさによりカメラボディ1の最大厚さが規定される。カメラボディ1の側端部の前後面には、カメラボディ1を把持するための把持部2b,3aがそれぞれ形成され、このうち前面側の把持部2bは、凹状に形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯性に優れた薄型形状のデジタルカメラに関する。
【背景技術】
【0002】
カメラボディの側端部に厚みのあるグリップ部を設け、撮影時のホールド性を高めるようにしたデジタルカメラが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2000−231148号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、携帯性を優先させた薄型形状のカメラには、厚みのあるグリップ部を設けることができず、ホールド性に問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、幅方向および高さ方向に延設された前後面によりカメラボディが形成され、このカメラボディの前面に被写体光束が入射する窓部が設けられ、後面に撮影画像を表示するための表示モニタが配設され、上面に撮影時に操作される操作部材が配設されるとともに、カメラボディ内には、窓部から入射した被写体光束を撮像素子に導くための撮影光学系を支持するレンズ鏡筒が収容され、かつ、表示モニタに対して略平行に電子回路実装基板、板状のバッテリ、およびメモリ用カードがそれぞれ収容され、レンズ鏡筒の大きさによりカメラボディの最大厚さが規定されるデジタルカメラに適用され、カメラボディの側端部の前後面には、カメラボディを把持するための把持部がそれぞれ形成され、このうち前面側の把持部は、凹状に形成されることを特徴とする。
前面側の把持部を、カメラボディの前面側縁部から幅方向にかけて高さ方向にわたり傾斜して形成することが好ましい。
カメラボディの後面側の把持部には、撮影者がカメラボディを親指で保持するための凹部を設けることもできる。
撮影光学系を、窓部から入射した被写体光束を高さ方向に屈折させる屈折光学系として構成し、カメラボディ内のレンズ鏡筒の幅方向側方に、高さ方向に縦長のストロボ用コンデンサを並設することもできる。
窓部を開閉可能な開閉部材が配設されるとともに、レンズ鏡筒とコンデンサの間に、開閉部材を駆動する駆動ユニットを配設してもよい。
カメラボディの前面を、幅方向に略S字形状に形成してもよい。
カメラボディの前面の把持部を、最大厚さを規定する領域からレリーズ釦側にかけて緩やかに厚みが薄くなり、その後、カメラボディ側端部側にかけて緩やかに厚みが厚くなるように形成することもできる。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、カメラの厚さを薄型に保った状態で、撮影時のホールド性を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、図1〜図6を参照して本発明によるデジタルカメラの実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るデジタルカメラを正面(前側)から見た斜視図であり、図2は、背面(後側)から見た斜視図である。なお、以下では図示のようにデジタルカメラの上下左右方向および前後方向を定義し、この定義にしたがって各部の配置を説明する。
【0008】
このカメラは、高さ方向(上下方向)よりも幅方向(左右方向)が長く、かつ厚さ(前後方向長さ)が薄い薄型カメラであり、その前後面、上下面、および左右側面は、それぞれが互いに略平行に形成され、全体が略直方体形状をなしている。この種のカメラは、携帯性を優先したものであるため、カメラの側端部にカメラを保持するための比較的厚みのあるグリップ部を設けることができず、十分なホールド性を得ることが難しい。そこで、本実施の形態では、カメラの薄型形状を維持しつつ、ホールド性を高めるため、以下のようにカメラボディを構成する。
【0009】
カメラボディ1は、略矩形状の前後一対の前カバー2および後カバー3と、左右一対のサイドカバー4,5とを有する。前カバー2は主に曲面部2a,2bにより形成されるが、この点については後述する。
【0010】
カメラボディ1の前面左上部には、ストロボ発光部6、撮影レンズ用の窓部7、AF補助光用の発光部8がそれぞれ左右方向に並んで設けられている。カメラボディ1の上面右側にはレリーズ釦9、ズームレバー10、電源釦11がそれぞれ左右方向に並んで設けられ、上面左側にはファンクション釦12が設けられている。ズームレバー10は左右方向に傾動可能なレバーであり、レバー10を右方に傾けると、ボディ1内の撮影光学系のズームアップを指令し、左方に傾けるとズームダウンを指令する。
【0011】
カメラボディ1の後面には、上下方向ほぼ全域にわたり、かつ左側に寄せて所定サイズのLCDモニタ15が配設されている。LCDモニタ15には撮影画像や再生画像、メニュー画像等の各種画像が表示される。なお、LCDモニタ15をできるだけ大型化するため、後面にファインダは設けられておらず、撮影者はLCDモニタ15を見ながら撮影を行う。
【0012】
LCDモニタ15の右側であるカメラボディ1の右後面3aには、再生釦16、モード釦17、メニュー釦18が上下方向に並べて配置され、メニュー釦18の右隣には消去釦19が配置されている。撮影者は、再生釦16の操作により撮影時に撮影画像を再生するとともに、モード釦17の操作により撮影モードを切り換え、任意の撮影モードを選択する。また、メニュー釦18の操作により撮影条件等の設定を行い、消去釦19の操作により再生画像を消去する。
【0013】
メニュー釦18と消去釦19の下方には、マルチセレクタ20が配設されている。マルチセレクタ20は、略円形状の回転部材21と、回転部材21の中心部に配置された押圧部材22とを有し、撮影時には回転部材21を回転させて撮影シーンモード等を選択し、押圧部材22の操作により決定する。なお、右カバー5にはストラップの取付部23が設けられている。
【0014】
右後面3aの右上、すなわち消去釦19の上方かつ再生釦16とモード釦17の右方には、撮影者が右手親指によりカメラボディ1を保持するための凹部30が設けられている。凹部30は、平面状の底面部31と、底面部31から右後面3aにかけて緩やかに立ち上がった側壁部32とにより構成され、底面部31には、撮影者の指の滑りを防止するために突起部31aが設けられている。側壁部32は、図5に示すように撮影者がカメラボディ1を保持したときに、親指の腹の部分が密着するように曲面状に形成されている。凹部30と解除釦19の間には、ストロボのチャージ状態等を報知するためのLED33が配設されている。
【0015】
図3は、図2の矢視III図であり、図4は、図2のIII-III線断面図である。図3に示すように前カバー2は、カバー2の左側にて前方になだらかに膨出した曲面部2aと、右側にて後方になだらかに凹んだ曲面部2bとを有する。曲面部2aと曲面部2bとは、接合部2eにより段差なく接続され、カメラボディ1の前面は、全体が左右方向に略S字形状をなしている。このため、カメラボディ1の厚さは、曲面部2aの左右方向中央付近の領域2c(以下、厚肉部と称する)で最も厚く、曲面部2bの左右方向中央付近の領域2d(以下、薄肉部と称する)で最も薄い。
【0016】
すなわち、前カバー2の前面は、左側縁部2fから厚肉部2cにかけて前方に傾斜して緩やかに厚みが厚くなり、その後、厚肉部2cから薄肉部2dにかけて後方に傾斜して緩やかに厚みが薄くなり、さらにその後、薄肉部2dから右側縁部2gにかけて前方に傾斜して緩やかに厚みが厚くなっている。なお、曲面部2aの曲率半径は曲面部2bの曲率半径よりも大きい。
【0017】
一方、後カバー3は、LCDモニタ15が配置される範囲では左右方向にほぼフラットに形成され、右後面3aでは右側に行くほど前方に傾斜して形成されている。このため前カバー2の薄肉部2dの右側と後カバー3の右後面3aとは互いに同方向に傾斜し、略平行となっている。このカメラボディ1の右側の前後面は、撮影者がカメラを把持する際の把持部を構成する。
【0018】
図4に示すようにLCDモニタ15の前側には、レンズ鏡筒41と、バリアユニット42と、ストロボ用メインコンデンサ43とが左右方向に並べて配置されている。バリアユニット42,メインコンデンサ43とLCDモニタ15との間には、電子部品実装基板44が介装され、基板44はカメラボディ内の右端部にまで延設されている。メインコンデンサ43は縦長の略円柱形状であり、その右方かつ基板44の前方には、薄型形状のバッテリ45と、メモリカード46とが前後に並べて配置されている。バッテリ45とメモリカード46は、カメラボディ1の下面に設けられた開閉可能な蓋47(図1)を介し、カメラボディ内に挿脱可能である。
【0019】
レンズ鏡筒41はカメラボディ前面の窓部7(図1)から下方にかけて延設され、レンズ鏡筒41内には撮影光学系としての撮影レンズが支持される。撮影光学系は屈折光学系であり、窓部7から入射した被写体光束は下方に屈折し、レンズ鏡筒内の撮影レンズを通過して図示しないCCDなどの撮像素子に受光される。
【0020】
窓部7には、バリアユニット42により駆動される開閉可能なバリア羽根48(図1)が設けられている。バリア羽根48はレンズ鏡筒41の前方に設けられるため、バリアユニット42の前端部はレンズ鏡筒41よりも前方に突出し、バリアユニット42はレンズ鏡筒41とともに厚肉部2aに配置されている。レンズ鏡筒41はカメラボディ内で最も厚みのある部品であり、レンズ鏡筒41の大きさによりカメラの最大厚さが規定される。
【0021】
基板44にはメモリカード46が近接して配置され、メモリカード46にはバッテリ45が近接して配置されている。すなわちバッテリ45とメモリカード46はできるだけ後側に寄せて配置され、バッテリ45の前面に前カバー2を湾曲させて近接することにより薄肉部2bを形成している。メインコンデンサ43は、基板44からバッテリ45の前面までの長さよりも厚みのある部品であり、厚肉部2aから薄肉部2bにかけての傾斜面の内側に、メインコンデンサ43が配置されている。
【0022】
図5,6は、撮影時のカメラの把持状態を示す図である。撮影者は右手の中指と薬指と小指を折り曲げ、親指との間でカメラボディ1の右側端部を挟むようにして、カメラボディ1を把持する。このとき、親指の腹の部分で凹部30を保持し、主に中指により薄肉部2dを保持する。この状態で人差し指によってズームレバー10やレリーズ釦9を操作して撮影を行う。
【0023】
この場合、カメラボディ1の前面は薄肉部2dから右側縁部2gにかけて傾斜しているので、カメラボディ1を把持したときのグリップ力を高めることができ、ホールド性が向上する。また、カメラボディ1の右後面3aが右側端にかけて前方に傾斜し、上端の凹部30に親指が当接するので、後面側の保持力も高めることができる。このとき親指の腹は、凹部30の底面部31と側壁部32とに当接するため、カメラボディ後面には図6の矢印Aで示すように左前方に保持力が作用する。一方、カメラボディ前面には、図6の矢印Bで示すように右後方に保持力が作用する。このため、カメラボディ1の前後面には互いに対向した方向に挟持力が作用することとなり、回転力(偶力)が作用することなく、カメラを安定して保持できる。
【0024】
以上の実施の形態によれば、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)カメラボディ1の前面右側を曲面部2bにより凹状に形成するので、カメラボディ1の側端部に厚みのあるグリップ部を設けることなく、カメラを右手で把持した場合のグリップ力を高めることができる。
(2)右後面3aの上端部に凹部30を設けるので、親指の位置をしっかりと固定することができ、ホールド性が高まる。
(3)カメラボディ1の前面を右側縁部2gから薄肉部2dにかけて傾斜して形成するので、撮影者の指がボディ前面に密着し、ホールド性がよい。
(4)カメラボディ1の前面を平坦面としたものよりも、ボディ剛性が高い。
【0025】
(5)凹部30の親指の力の向き(矢印A)と対向する向き(矢印B)に保持力が作用するようにカメラボディ1を形成したので、カメラボディ1を把持した際に回転力が作用することなく、安定してカメラを保持することができる。
(6)厚肉部2cから薄肉部2dへの傾斜面の内側にメインコンデンサ43を配置するので、カメラボディ内に略円柱状のものを効率よく配置することができる。
(7)レンズ鏡筒41とメインコンデンサ43の間にバリアユニット42を配置するので、比較的厚みのある部品がカメラボディ左側の曲面状の厚肉部2cにまとめて配置され、カメラボディ右側の薄肉化が可能となる。
(8)カメラボディ1の前面の左側端部2fを厚肉部2cより薄くしたので、カメラカバーからの出し入れが容易である。
【0026】
なお、上記実施の形態では、曲面部2a,2bによりカメラボディ1の前面を形成し、左右方向に略S字形状としたが、少なくともカメラボディ1の前面に凹状の把持部を形成するのであれば、前面の形状はこれに限らない。例えば平面同士を接続して、あるいは平面と曲面とを接続してカメラボディ1の前面を形成してもよい。カメラボディ前面の薄肉部2dから右側縁部2gにかけて傾斜面を形成したが、把持部を傾斜面以外により形成してもよい。カメラボディ1の右後面3aの上端部に、カメラボディ1を親指で保持するための凹部30を設けたが、凹部30の形状は上述したものに限らず、把持部に凹部以外を形成してもよい。
【0027】
撮影光学系は屈折光学系以外でもよい。コンデンサ43を略円柱状としたが、コンデンサの形状はこれに限らない。レンズ鏡筒41は沈胴式でもよい。したがって、開閉部材としてのバリア羽根48および駆動ユニットしてのバリアユニット42の配置も上述したものに限らない。表示モニタをLCDモニタ15以外ととすることもできる。カメラボディ1の上面に撮影時に操作されるレリーズ釦9およびズームレバー10を配置したが、操作部材の配置はこれに限らない。カメラボディ内の種々の部品の配置、例えばバッテリ45、基板44、メモリカード46等の配置も上述したものに限定されない。
【0028】
すなわち、カメラボディ1内に基板、板状のバッテリ、およびメモリ用カードを表示モニタに対して略平行に配設し、レンズ鏡筒の大きさによりカメラボディ1の最大厚さが規定される薄型のデジタルカメラであれば、本発明を同様に適用することができる。このため、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態のデジタルカメラに限定されない。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記実施形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係になんら限定も拘束もされない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラを正面から見た斜視図。
【図2】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラを背面から見た斜視図。
【図3】図2の矢視III図。
【図4】図2のIV-IV線断面図。
【図5】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラを保持した状態を示す側面図および正面図。
【図6】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラを保持した状態を示す上面図。
【符号の説明】
【0030】
1 カメラボディ
2 前カバー
2a,2b 曲面部
2c 厚肉部
2d 薄肉部
3 後カバー
3a 右後面
30 凹部
41 レンズ鏡筒
42 バリアユニット
43 メインコンデンサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
幅方向および高さ方向に延設された前後面によりカメラボディが形成され、このカメラボディの前面に被写体光束が入射する窓部が設けられ、後面に撮影画像を表示するための表示モニタが配設され、上面に撮影時に操作される操作部材が配設されるとともに、前記カメラボディ内には、前記窓部から入射した被写体光束を撮像素子に導くための撮影光学系を支持するレンズ鏡筒が収容され、かつ、前記表示モニタに対して略平行に電子回路実装基板、板状のバッテリ、およびメモリ用カードがそれぞれ収容され、前記レンズ鏡筒の大きさにより前記カメラボディの最大厚さが規定されるデジタルカメラにおいて、
前記カメラボディの側端部の前後面には、カメラボディを把持するための把持部がそれぞれ形成され、このうち前面側の把持部は、凹状に形成されることを特徴とするデジタルカメラ。
【請求項2】
請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
前記前面側の把持部は、前記カメラボディの前面側縁部から幅方向にかけて高さ方向にわたり傾斜して形成されることを特徴とするデジタルカメラ。
【請求項3】
請求項1または2に記載のデジタルカメラにおいて、
前記カメラボディの後面側の把持部には、撮影者がカメラボディを親指で保持するための凹部を設けたことを特徴とするデジタルカメラ。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載のデジタルカメラにおいて、
前記撮影光学系は、前記窓部から入射した被写体光束を高さ方向に屈折させる屈折光学系を構成し、前記カメラボディ内の前記レンズ鏡筒の幅方向側方に、高さ方向に縦長のストロボ用コンデンサを並設することを特徴とするデジタルカメラ。
【請求項5】
請求項4に記載のデジタルカメラにおいて、
前記窓部を開閉可能な開閉部材が配設されるとともに、前記レンズ鏡筒と前記コンデンサの間に、前記開閉部材を駆動する駆動ユニットが配設されることを特徴とするデジタルカメラ。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載のデジタルカメラにおいて、
前記カメラボディの前面は、幅方向に略S字形状に形成されることを特徴とするデジタルカメラ。
【請求項7】
請求項1〜5のいずれか1項に記載のデジタルカメラにおいて、
前記操作部材はレリーズ釦を含み、
前記カメラボディの前面の把持部は、前記最大厚さを規定する領域から前記レリーズ釦側にかけて緩やかに厚みが薄くなり、その後、カメラボディ側端部側にかけて緩やかに厚みが厚くなるように形成されることを特徴とするデジタルカメラ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−221671(P2007−221671A)
【公開日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−42525(P2006−42525)
【出願日】平成18年2月20日(2006.2.20)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】